JP2800257B2 - 装飾衛生陶器の製造方法 - Google Patents
装飾衛生陶器の製造方法Info
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- JP2800257B2 JP2800257B2 JP1106721A JP10672189A JP2800257B2 JP 2800257 B2 JP2800257 B2 JP 2800257B2 JP 1106721 A JP1106721 A JP 1106721A JP 10672189 A JP10672189 A JP 10672189A JP 2800257 B2 JP2800257 B2 JP 2800257B2
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- polishing
- decorative
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/4578—Coating or impregnating of green ceramics or unset concrete
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は装飾衛生陶器、詳しくは化粧液又は釉薬によ
り斑点模様を付け、自然石のような外観,質感を有する
ようにした衛生陶器の製造方法に関する。
り斑点模様を付け、自然石のような外観,質感を有する
ようにした衛生陶器の製造方法に関する。
<従来の技術> 従来、化粧液又は釉薬により斑点模様を付ける方法と
しては、特開昭52−47016号公報や特開昭53−51219号公
報の記載により知られるように円筒中に釉薬を入れ円筒
を回転して細孔から釉薬を散布する方法、釉薬を線状に
流下させ圧縮空気を横から吹きつけて散布する方法、釉
薬槽中に針を入れて高速で釉薬をはじき飛ばして散布す
る方法、釉薬を櫛状に流下しながら振動を与える方法、
ローラースポンヂで塗布する方法、スクリーン印刷によ
り方法など種々の方法がある。
しては、特開昭52−47016号公報や特開昭53−51219号公
報の記載により知られるように円筒中に釉薬を入れ円筒
を回転して細孔から釉薬を散布する方法、釉薬を線状に
流下させ圧縮空気を横から吹きつけて散布する方法、釉
薬槽中に針を入れて高速で釉薬をはじき飛ばして散布す
る方法、釉薬を櫛状に流下しながら振動を与える方法、
ローラースポンヂで塗布する方法、スクリーン印刷によ
り方法など種々の方法がある。
<発明が解決しようとする課題> しかし乍ら、上記特開昭52−47016号公報、特開昭53
−51219号公報に記載された各種の斑点施釉法は、いず
れもタイルなどの平板には適用できるが、衛生陶器のよ
うな複雑な形状のものの全面にほぼ同じように施釉する
ことは難しく、不可能に近い。
−51219号公報に記載された各種の斑点施釉法は、いず
れもタイルなどの平板には適用できるが、衛生陶器のよ
うな複雑な形状のものの全面にほぼ同じように施釉する
ことは難しく、不可能に近い。
また、上記従来の方法では、仮に施釉できたとしても
釉表面が凹凸となり、釉肌か良くない。
釉表面が凹凸となり、釉肌か良くない。
尚、肌を良くするために最表層に全面施釉をすること
も考えられるが、完全に良くすることはできない。
も考えられるが、完全に良くすることはできない。
従って、上記従来の方法では自然石のような外観,質
感を有する衛生陶器を製造することはできない。
感を有する衛生陶器を製造することはできない。
本発明は、従来技術が有する上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とする処は、一般に複雑な形状の
ものが多い衛生陶器であっても、自然石に近い外観,質
感を有するようにすることができる方法を提供せんとす
るものである。
れたもので、その目的とする処は、一般に複雑な形状の
ものが多い衛生陶器であっても、自然石に近い外観,質
感を有するようにすることができる方法を提供せんとす
るものである。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために本発明の装飾衛生陶器の製
造方法にあっては、素地土と顔料を混合し、焼成した焼
成体を粉砕して得た粗粒状の発色粒を混合した化粧液ま
たは釉薬を陶器素地成形品に施して焼成し、焼成後表面
を研磨するものであり、斑点模様と研磨の組合せにより
自然石に近い外観,質感を出す。
造方法にあっては、素地土と顔料を混合し、焼成した焼
成体を粉砕して得た粗粒状の発色粒を混合した化粧液ま
たは釉薬を陶器素地成形品に施して焼成し、焼成後表面
を研磨するものであり、斑点模様と研磨の組合せにより
自然石に近い外観,質感を出す。
この発明において、衛生陶器の素地成形品の成形方法
は、特に限定されるものではなく、いかなる成形方法で
も用いる事ができる。例えば板状品では乾式プレス、管
状品では押出成形、複雑な形状を持つ製品では塑性プレ
ス、鋳込成形等を用いる事ができる。
は、特に限定されるものではなく、いかなる成形方法で
も用いる事ができる。例えば板状品では乾式プレス、管
状品では押出成形、複雑な形状を持つ製品では塑性プレ
ス、鋳込成形等を用いる事ができる。
また、衛生陶器の素地成形品の表面に発色剤を含む着
色体を混合した化粧液又は釉薬を施す方法も特に限定さ
れる必要はなく、成形品の形状や模様パターン等に応じ
てスプレー,刷毛塗り,ディッピング等を任意に選択し
て用いる事ができる。
色体を混合した化粧液又は釉薬を施す方法も特に限定さ
れる必要はなく、成形品の形状や模様パターン等に応じ
てスプレー,刷毛塗り,ディッピング等を任意に選択し
て用いる事ができる。
成形品焼成後の研磨にはダイヤモンドサンダーの使用
があげられるが、目的とする表面の仕上げ状態によりサ
ンダーの目の荒さを変え、表面を光沢面にするときに
は、3,000番以上の細かい目のサンダーを用い、半光沢
面ないしマット面にするときには1,000番目以上の目の
荒いサンダーを用いる。
があげられるが、目的とする表面の仕上げ状態によりサ
ンダーの目の荒さを変え、表面を光沢面にするときに
は、3,000番以上の細かい目のサンダーを用い、半光沢
面ないしマット面にするときには1,000番目以上の目の
荒いサンダーを用いる。
<作 用> 以上のように構成した装飾衛生陶器の製造方法では、
素地土と顔料を混合し、焼成した焼成体を粉砕して得た
粗粒状の発色粒を混合した化粧液または釉薬を陶器素地
成形品に施す工程により、衛生陶器の表面に斑点模様が
施され、焼成後の成形品を研磨する工程により釉肌が平
滑にされる。そして、研磨と斑点模様の組合せにより自
然石に近い石目調模様に仕上げられる。また、研磨に際
し使用されるサンダーが3,000番以上であるときには表
面が光沢面となり、1,000番以下では半光沢面ないしマ
ット面となる。
素地土と顔料を混合し、焼成した焼成体を粉砕して得た
粗粒状の発色粒を混合した化粧液または釉薬を陶器素地
成形品に施す工程により、衛生陶器の表面に斑点模様が
施され、焼成後の成形品を研磨する工程により釉肌が平
滑にされる。そして、研磨と斑点模様の組合せにより自
然石に近い石目調模様に仕上げられる。また、研磨に際
し使用されるサンダーが3,000番以上であるときには表
面が光沢面となり、1,000番以下では半光沢面ないしマ
ット面となる。
<実施例> (実施例1) 黒ステイン(Fe,Cr,Ni系)と、素地土を1:1の重量
比で混合し、釉焼窯で焼成して黒色焼結体を得た。
比で混合し、釉焼窯で焼成して黒色焼結体を得た。
上記焼結体を粉砕して、粒径0.1〜0.4mmφの粗粒を
篩別けして、これを発色粒として灰色釉薬の乾燥重量10
0に対して10重量%混合し、斑点釉薬とした。
篩別けして、これを発色粒として灰色釉薬の乾燥重量10
0に対して10重量%混合し、斑点釉薬とした。
洗面器に成形した半乾燥素地成形品に前記斑点釉薬
を口径5mmのスプレーガンで施釉した。
を口径5mmのスプレーガンで施釉した。
乾燥後釉焼窯で焼成した。
釉焼後の表面の肌は凹凸が大きかった。
これをダイヤモンドサンダーの3,000番で研磨し
た。
た。
表面光沢の良好な灰色地に黒色の斑点模様の洗面
器が得られた。
器が得られた。
(実施例2) 灰色釉薬の代りに化粧液を使用した以外は上記実施例
1と同様の方法で洗面器を製造した。
1と同様の方法で洗面器を製造した。
ベージュ地に黒色斑点模様のある表面光沢良好な無釉
の斑点模様の洗面器が得られた。
の斑点模様の洗面器が得られた。
(実施例3) 研磨にダイヤモンドサンダーの400番を使った以外は
前記実施例1と同様の方法で洗面器を製造した。
前記実施例1と同様の方法で洗面器を製造した。
半光沢表面で釉のかかった灰色地に黒色斑点模様の洗
面器が得られた。
面器が得られた。
(実施例4) 研磨にダイヤモンドサンダーの400番を使った以外は
前記実施例2と同様の方法で洗面器を製造した。
前記実施例2と同様の方法で洗面器を製造した。
半光沢表面で、ベージュ地に黒色斑点模様のある無釉
の洗面器を得た。
の洗面器を得た。
<効 果> 本考案は以上のように構成したから以下に記載するよ
うな効果を奏する。
うな効果を奏する。
(1)素地土と顔料を混合し、焼成した焼結体を粉砕し
て得た粗粒状の発色粒を混合した化粧液または釉薬を陶
器素地成形品に施すことにより斑点模様をつけるので、
複雑な形状のものが多い衛生陶器であるにもかかわら
ず、全面にほぼ同じように斑点模様を表わすことができ
る。
て得た粗粒状の発色粒を混合した化粧液または釉薬を陶
器素地成形品に施すことにより斑点模様をつけるので、
複雑な形状のものが多い衛生陶器であるにもかかわら
ず、全面にほぼ同じように斑点模様を表わすことができ
る。
(2)焼成後表面を研磨するので、釉肌を平滑で良好な
肌合となすことができる。
肌合となすことができる。
(3)全面への均等な斑点模様付けと研磨を併用し、し
かも斑点模様付けのために素地成形品に施す化粧液又は
釉薬には、素地土と顔料を混合して焼成した焼結体を粉
砕して得た粗粒状の発色粒を混合したので、研磨するこ
とにより発色粒の研磨された表面と釉薬自体の研磨表面
が混在して表出し、自然石の外見に近い落ちついた外
観,質感の装飾が得られる。
かも斑点模様付けのために素地成形品に施す化粧液又は
釉薬には、素地土と顔料を混合して焼成した焼結体を粉
砕して得た粗粒状の発色粒を混合したので、研磨するこ
とにより発色粒の研磨された表面と釉薬自体の研磨表面
が混在して表出し、自然石の外見に近い落ちついた外
観,質感の装飾が得られる。
(4)研磨工程において研磨材の荒さを選択することに
より光沢面,半光沢面,マット面等任意の表面状況を得
ることができる。
より光沢面,半光沢面,マット面等任意の表面状況を得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 41/80 - 41/91
Claims (3)
- 【請求項1】素地土と顔料を混合し、焼成した焼結体を
粉砕して得た粗粒状の発色粒を混合した化粧液または釉
薬を陶器素地成形品に施す工程と、上記化粧液または釉
薬を施した成形品を焼成する工程と、焼成後表面を研磨
する工程とを備えることを特徴とする装飾衛生陶器の製
造方法。 - 【請求項2】焼成品の表面を研磨する工程において、サ
ンダー3,000番以上で研磨して表面光沢を出すことを特
徴とする請求項(1)記載の装飾衛生陶器の製造方法。 - 【請求項3】焼成品の表面を研磨する工程において、サ
ンダー1,000番以下で研磨して表面を半光沢ないしマッ
ト面とすることを特徴とする請求項(1)記載の装飾衛
生陶器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1106721A JP2800257B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 装飾衛生陶器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1106721A JP2800257B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 装飾衛生陶器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02283681A JPH02283681A (ja) | 1990-11-21 |
JP2800257B2 true JP2800257B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14440817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1106721A Expired - Lifetime JP2800257B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 装飾衛生陶器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800257B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1052710C (zh) * | 1997-11-19 | 2000-05-24 | 广东佛陶集团股份有限公司石湾建华陶瓷厂 | 多彩胎体高温釉下彩卫生洁具陶瓷及其制造工艺 |
WO2000030994A1 (fr) * | 1998-11-20 | 2000-06-02 | Yang De Ning | Porcelaine coloree a aspect granule obtenue par injection et son procede d'obtention |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5722187A (en) * | 1980-07-12 | 1982-02-05 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of ceramic product with spot pattern |
JPS5950619B2 (ja) * | 1980-09-30 | 1984-12-10 | 東陶機器株式会社 | 陶磁器の装飾技法 |
JPS60235776A (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-22 | 株式会社イナックス | 斑点模様を有する焼物体及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-04-25 JP JP1106721A patent/JP2800257B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02283681A (ja) | 1990-11-21 |
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