JPS60235776A - 斑点模様を有する焼物体及びその製造方法 - Google Patents

斑点模様を有する焼物体及びその製造方法

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JPS60235776A
JPS60235776A JP8881684A JP8881684A JPS60235776A JP S60235776 A JPS60235776 A JP S60235776A JP 8881684 A JP8881684 A JP 8881684A JP 8881684 A JP8881684 A JP 8881684A JP S60235776 A JPS60235776 A JP S60235776A
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片山 良三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、焼物体及びその製造方法に関するものであっ
て、焼物体の釉層内には、顔料塊が深浅差をもって散在
する如きi[な斑点模様が施されている新規な焼物体及
びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る焼物体の要旨は、表面に釉層が形成されて
なる焼物体であって、釉層内には任意の形状を保った状
態の顔料塊が平面的に多数散在され、該顔料塊には釉層
の深さ位置に深浅差のあるものが存在することである。
また、本発明に係る焼物体のwJ造方法の要旨は、焼物
素体に施釉、焼成して釉層を有する焼物体を得る方法に
おいて、焼成前釉内に適宜の顔料粒を混合攪拌して釉粒
原料を得、該釉粒原料を焼成前釉と顔料粒とが相互に融
化可能な温度で0焼して顔料埋入釉粒を造粒する造粒工
程と、焼物素体の表面に前記顔料埋入釉粒と地塗焼成前
軸とを施す施釉工程と、この施釉された焼物素体を顔料
埋入釉粒が再び融化し且つ地塗焼成前軸が固溶化する温
度で本焼する焼成工程とを経て釉層内の厚さ域全部に多
数の顔料塊が散在する斑点模様を得ることである。
以下本発明を詳説すると次のとおりである。
本発明方法は、造粒工程と施釉工程と焼成工程とを経て
なされるものである。
造粒工程は、顔料埋入釉粒を製造する工程であって、そ
の内容は更に第1工程、第2工程、第3工程の3段階で
構成されている。
ffi!工程は、焼成前軸内に適宜の顔料粒を混合攪拌
して釉粒原料を準備するものである。にのときの焼成前
軸の作用は、その実施例における各態様に応む、てit
hに異なるものである。例えば、顔料粒の発色濃廣や彩
度を調整したり、蝶結作用を営んだりする場合である。
この蝶結作用というのは、本方法の終段で施す楔掛瑣(
後述する壇1塊式jfi51iと間しものであるが、前
記の釉粒原料内に含まれる廣威血雅との混同を避けるた
めに、ここではJkjJWと仮称して説明することにす
る)が固溶化するtlA度と、前記顔料粒が融化する温
度との差が大きい場合において、この温度差の中間域に
融点を有する前記焼成前軸を選択したときに、該焼成前
軸がAiT紀後掛釉と顔料粒とを相互に結合させる如く
作用することをいう。従って、上記焼成前軸の種類及び
その性質は、顔料、後掛釉の品種、或いは焼成温度等の
製造条件によって種々のものが考えられる。
第2工程は、前記の如くして得られた釉粒原料を、焼成
前軸と顔料粒とが相互に融化可能な温度で■焼する。
第3工程は、造粒工程内における最終段階工程であって
、前記第2工程によって得られた焙焼物を、適宜の造粒
機に装填して造粒する。この第3工程において、前記第
2工程の鍜焼時に一旦溶融した顔料粒は、焼成前軸との
間で相互拡散し、その輪郭がぼやける如く融和して、再
び粒状化する。
従って、この第3工程によって造粒されたものは、粒状
の軸内に、顔料粒が複数の塊状になって存在するように
なる。これを顔料埋入釉粒とする。
施釉工程は、前記造粒工程によって得られた顔料埋入釉
粒と地塗焼成前軸(前記造粒I!’i!で後■)釉と仮
称して説明したもの)とを、焼物素体の表面に施すもの
であって、その施釉方法には、3通りある。その1つは
、焼物素体の表面にii!!塗焼成前釉を塗布してから
、その上に釉粒を振りtt+けるもの、また、もう1つ
は、焼物素体の表面に予め釉t1χを振り?3)けてお
いてから、地塗焼成前軸を塗布中ろもの、更に最後の1
一つは、地塗焼成前軸と1111粒とをjR合して、こ
の混合軸を焼物素体表面に塗布するものである。
焼成工程は、前記施釉工程によって施釉された焼物素体
を、顔料埋入釉粒が再び融化し、且っ地塗焼成前軸が固
溶化する温度で焼成する。
このように構成されてなる本発明方法のうち、施釉工程
及び焼成工程時における釉層形成の過程を、第1図に基
づいて説明すると次の通りである。
尚、同図中における符号1は焼物素体、また1′は焼物
体であって、夫々の表面部分を拡大して示す側断面図で
ある。
第t[R+(イ)は、焼物素体1の表面に、地や焼成前
軸2が塗布された状態を示す。同図(ロ)は、焼物素体
1の釉塗布表面2Bの全面に、顔料塊3人釉粒4が振り
掛けられた状態を示す。該釉粒4内の顔料塊3各個は、
大小様々な粒径を有している。
同図(ハ)は、地塗焼成前軸2及び釉粒4が施された焼
物素体lの焼成中を示す。同図(ニ)は、焼成後の焼物
体1′を示すものであって、釉粒4に含まれていた釉と
、その他の釉2とが互いに融化しあって一体的に釉M5
を形成している。従って、前記釉粒4内に含有されてい
たan料塊3は、この釉W45内で深浅差をもって散在
する如く残留する。
第2図は、焼成工程中における焼成温度を低く設定した
場合の焼物体1′の側断面図を示すものである。同図に
示す如く、焼物体1′の表面は、釉粒各個に含まれる釉
の固溶化は少なく、その焼成後にも釉粒が集結した如く
凹凸面となる。
次に、本発明方法に基づいて、焼物体をタイルとし、て
行った実験につき、その具体的な数値等をあげて記載し
てお(。
(実施例1) まず、顔料埋入釉粒を製造する。
顔料としては、トルコ青、プラセオジウAi及び日内産
業■製の商品名:陶試紅の3色の原色顔料を用意した。
そして、この3色の原色顔料を、夫々I:’2二3のv
Ii量割合で混合し、これを顔料とした。
焼成前釉は、透明光沢の無鉛フリットと蛙目粘土との混
合比が90重量部対6重量部になる比率のものを用意し
た。
前記焼成前釉100jiI量部に対して、lIn料40
重量部を加え、これを釉粒原料とする。該釉粒原料を8
00℃で■焼した後、スプレードライヤーで乾燥粉砕し
て、24〜100メソシj、程度の粒状とし、この中か
ら80メツシユ前後のものを抽出し、てこれを顔料埋入
釉粒とした。
本実施例1では、前記釉粒に絵具を混入さセた。該絵具
は、釉薬とベヒクル(展色剤)と顔料とからなる。
釉薬としては、焼成後に透明な光沢を発する適宜の透明
光沢釉を用意した。
ベヒクルとし才は、ポリエチレングリコールを用意した
顔料としては、日内産業−の商品名:シルコツトを用意
した。該シルコツトは、焼成後に白色を発色する6 そして上記絵具を混合する場合は、前記の如き各原料を
、前記釉粒に対して各別に混合してゆくという方法をと
った。
そして、その配合割合は、前記釉粒8重量部に対して、
釉薬100重景重量ベヒクル60重量部、顔料5重量部
である。
次にタイル素体の表面に、前記の如(して得られた釉粒
と絵具との混合物を施すわけであるが、その前に、予め
タイル素体表面に地塗焼成前軸を塗布した。そして、こ
のタイル素体の釉塗布面上に、20メツシユの目開きの
絵付は用スクリーン版をセントし、該スクリーン版十に
前記混合物を刷り付けた。そして、このタイル素体を、
1ioo℃の温度に制御されたローラーハースキルン内
に装入して1時間の焼成を行った。
このように本実施例1によって得られたタイルは、その
釉層内に、任意の形状を保った状態の3色の顔料塊が、
平面的に多数散在され、しかも、顔料塊各個には、釉層
の深さ位置に深浅差が存在していた。
(実施例2〕 顔料としては、日陶産業陣の商品名;陶試紅を用意した
焼成前釉としては、焼成後に光沢を発し、前記rnn精
粒互いに融化しやすい性質のブライト釉を用意した。
前記釉粒の製造方法を説明する。
まず、100重量部の焼成前釉に対して、40重量部の
顔料と10重量部の硬度補強材(アクリルエマルジョン
樹脂)とを加え、これを釉粒原料とする。該釉粒原料を
1000℃で酢焼して、その後転勤造粒機にかけ、平均
粒径が3窮−〜0,25糟−(約60メノシj)の顔料
埋入釉粒を得た。
この実施例2における釉粒においても、前記実施例1で
用いた絵具と同様に、釉薬とベヒクルと顔料との構成か
らなる絵具を混入することにした。但し、その成分内容
は少し変更し、前記釉薬には、焼成後に艶消しとなる適
宜のマット釉を用いた。
そして、本実施例2についても、前記絵具の各原料を、
前記釉粒に対して各別に混合していった。この配合割合
は、釉粒8重量部に対して、釉薬100重量部、ベヒク
ル60重量部、顔料5重量部である。
次に、タイル素体表面に、地塗焼成ii1釉を塗布し、
更に、前記の如くして得られた釉粒と絵具との混合物を
絞り出し法によって4〜5f賞の塗布厚さに絵付けした
。そして、このタイル素体を1100℃の温度に制御さ
れたローラーハースキルン内に1時間装入して焼成した
このように本実施例2によって得られたタイルは、艶消
し模様の一部分に光沢のあるデザインになった。
これら実施例1及び実施例2によって自ら理解できるよ
うに、本焼物体及び本発明方法は、混入原料の種類や焼
成温度等の諸条件を複合的に組み合わせてなるものであ
るから、本発明の要旨を逸脱しない限り、実施の態様に
応じた原¥4を混入するものや、その他の適宜製造手段
を用いて行うものであってもよい。また、焼物素体は、
器具、装飾品等、何であってもよいことは勿論である。
更に、釉粒及び地塗焼成前軸を施す部分は、焼物素体の
施釉域中において、その一部分を占めるようなものであ
ってもよく、その他の施釉域には従来と同様な絵付け、
施釉を施し、ておけば、尚−旧の意匠効果が得られる。
以、ヒの説明で明らかなように、本発明に係る顔料塊に
よる斑点模様を有する焼物体及びその製造方法によれば
、焼物体の釉層内には、任急の形状を保った状態の顔料
塊が平面的に多数散在され、しかもこの顔料塊各個には
、釉層の深さ位置に深浅茅のあるものが存在する如き意
匠的に審美な表面模様が得られる。
4 図面のffi@な6ぐ、明 第1図(イ)乃至(ニ)は本発明方法における施釉工程
及び焼成T程時の釉生成過程を示す拡大した側断面図、
第2図は焼成温度を低く設定した場合の焼物体を示す側
断面図である。
l・・・焼物素体 1′・・・焼物体 2・・・焼成前軸 3・・・顔料塊 4・・・釉粒 5・・・釉層 特許出廓人 伊奈製陶株式会社 代 押 人 弁理士 内田敏彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面に釉層が形成されてなる焼物体であって、釉層
    内には任意の形状を保った状態の顔料塊が平面的に多数
    散在され、該顔料塊には釉層の深さ位置に深浅差のある
    ものが存在することを特徴とする顔料塊による斑点模様
    を有する焼物体。 2、焼物素体に施釉、焼成して釉層を有する焼物体を得
    る方法において、焼成前釉内に適宜の顔料粒を混合攪拌
    して釉粒原料を得、該釉粒原料を焼成前釉と顔料粒とが
    相互に融化可能な温度で■焼して顔料埋入釉粒を造粒す
    る造粒工程と、焼物素体の表面に前記顔料埋入釉粒と地
    塗焼成前軸とを施す施釉工程と、この施釉された焼物素
    体を顔料埋入釉粒が再び融化し且っ地塗焼成前軸が固溶
    化する温度で本焼する焼成工程とを経て釉層内の厚さ域
    全部に多数の顔料塊が散在する斑点模様を得ることを特
    徴とする顔料塊による斑点模様を有する焼物体の製造方
    法。
JP8881684A 1984-05-02 1984-05-02 斑点模様を有する焼物体及びその製造方法 Granted JPS60235776A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190784A (ja) * 1987-02-03 1988-08-08 株式会社イナックス 湿式及び乾式方式による施釉方法
JPH02283681A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Toto Ltd 装飾衛生陶器の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190784A (ja) * 1987-02-03 1988-08-08 株式会社イナックス 湿式及び乾式方式による施釉方法
JPH031276B2 (ja) * 1987-02-03 1991-01-10 Inax Corp
JPH02283681A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Toto Ltd 装飾衛生陶器の製造方法

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