JP2800145B2 - 項目選択制御装置 - Google Patents

項目選択制御装置

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JP2800145B2 JP6469588A JP6469588A JP2800145B2 JP 2800145 B2 JP2800145 B2 JP 2800145B2 JP 6469588 A JP6469588 A JP 6469588A JP 6469588 A JP6469588 A JP 6469588A JP 2800145 B2 JP2800145 B2 JP 2800145B2
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敏 奥山
嘉久 水野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 座標入力装置の座標から入力領域を判別して項目を入
力する項目選択制御装置に関し、 オペレータの指示の形態によって発生する誤った項目
の入力を防止し、確実な入力を行うようにした項目選択
制御装置を提供することを目的とし、 指示した座標を入力する座標入力手段と、該座標入力
手段より入力した時間的に異なる複数の座標から多数決
によって入力座標の項目を決定する多数決論理回路とよ
りなるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はコンピュータ等の座標入力装置に係り、更に
詳しくは座標入力装置の座標から入力領域を判別して項
目を入力する項目選択制御装置に関する。
〔従来の技術〕
コンピュータ等の入力装置においては、その操作性を
向上させる目的として各種の方式が開発され、実用化さ
れている。この操作性を特によくするものとしてディス
プレイ前面に透明タッチパネルを設けディスプレイに入
力すべき項目を表示し、その項目の位置をオペレータが
タッチすることによって必要とする項目を入力する方式
がある。この方式は、例えばテンキーや各種の処理項目
をキーや項目別に表示し、そのキーや項目を入力できる
様にしたものであり、入力すべき項目を順次変更でき、
オペレータはそれに対応してタッチパネルをタッチする
ことによって目的の処理やキーデータを入力することが
でき、効率のよい操作を行うことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したようなディスプレイ上に透明タッチパネルを
設け、表示した項目の位置をタッチすることによって項
目データを入力する入力装置においては、オペレータが
操作する位置等において各検出座標のバラツキが発生す
る。例えばディスプレイ画面の上方から見た場合にはデ
ィスプレイ画面の位置を指示してもそれをタッチした部
分はディスプレイ画面上の上方にわずかに移動する。ま
た下方から見た場合には同様に下方に移動し誤差を発生
する。これはディスプレイとタッチパネルの間に間隔が
あるため視差が発生するからである。このような見る位
置によってタッチ検出座標のバラツキが発生するため、
重要な項目を指示する場合にオペレータが意図する処理
対象の項目が誤って選択されてしまう問題があった。
本発明は上記従来の欠点を解決するものでオペレータ
の指示の形態によって発生する誤った項目の入力を防止
し、確実な入力を行うようにした項目選択制御装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明のブロック図である。
座標入力手段1は例えばタッチパネルであり、オペレ
ータによりタッチした座標を入力する。
多数決論理回路2は前記座標入力手段1より入力する
時間的に異なる複数個の座標から多数決を求め、最大の
座標を有する項目を決定する。
座標入力手段1がタッチパネルであるならば、多数決
論理回路2はオペレータ等によって操作されたタッチ時
の座標とタッチ中の座標とタッチオフ時の座標の3つの
座標から各座標が指示する項目を求め、その求めた項目
のうち最も多く指示された項目を最終項目と決定する。
〔作用〕
オペレータが座標入力手段1を操作すると、その操作
に伴って時間的に異なる複数の座標が多数決論理回路2
に加わる。その複数の座標とは例えばタッチ時、即ちオ
ペレータがタッチパネルをタッチした時の座標、タッチ
中の座標、更にタッチ終了時に手を離した時の座標であ
る。これらの座標がどの項目を指示するかを多数決論理
回路2で求め、その指示した項目のうち、最も多く指示
されている項目を最終項目として決定する。タッチオ
ン、並びにタッチ中、そしてタッチオフの状態の時は常
にタッチする指の位置が変化することやまた、視差等の
影響によって生じた指示ミスや隣接するタッチ検出領域
の境界付近をタッチした場合の誤り選択の発生を低下さ
せることができる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。第2図
は本発明の構成図である。管理ユニット3はコンピュー
タシステムであり、表示制御信号をディスプレイ4に出
力し、目的の表示を行う。また、入力要求が発生した場
合には、ディスプレイ4にタッチする領域と、項目を指
示する表示を行う。タッチパネル5は前述のような入力
要求が発生した場合に、どの項目を指示したかを読取る
座標入力装置であり、オペレータがタッチした時の座
標、即ちタッチ座標を出力する。ディスプレイ4の前面
(表示面前面)にタッチパネル5が設けられた構造とな
っており、タッチパネル5は透明である。よってオペレ
ータはディスプレイ4に表示された項目領域をさわるこ
とによりその項目をタッチパネル5を介して入力するこ
とができる。
タッチパネル5はタッチ座標を出力するが、このタッ
チ座標には3種類の座標がある。タッチパネル5をオン
とした時点(タッチオン)でのタッチ座標、換言するな
らば、さわった時点でのタッチ座標である。また、タッ
チしている最中、すなわちタッチ中の座標、更にはタッ
チパネル5から指を離した、いわゆるタッチオフ時の座
標を出力する。これらの3種類のタッチ座標はタッチ座
標変換ユニット6に加わる。タッチ座標変換ユニット6
は座標/項目番号変換手段8と多数決手段7とより構成
される。
座標/項目番号変換手段8はメモリ等で構成されてお
り、タッチ座標がアドレスに加わり、データとしてその
座標に対応した項目のコードを出力する。ディスプレイ
4で表示される項目は常に一定とは限らず、入力要求が
発生した時点でそれぞれ項目が変化する。この変化に対
応し管理ユニット3は変化するたびに座標と項目番号の
関係を座標/項目番号変換手段8に記憶させる。前述し
たように、メモリであるタッチ座標は座標/項目番号変
換手段8のアドレスに加わっており、管理ユニット3か
ら座標/項目番号変換手段8に加わって記憶されたその
座標に対応したコードを、タッチパネル5からタッチ座
標が加るたびに出力する。多数決手段7は順次加わる項
目のコードから最も多いものを決定し、タッチパネル5
によって入力されたとして管理ユニット3に加える。
第3図はタッチ座標変換ユニット6の詳細な構成図で
ある。上述したように座標/項目番号変換手段8はメモ
リ(RAM)であり、タッチ座標のx,yがRAM81のアドレス
に加わっている。このRAM81はこの他にも管理ユニット
3からそのデータが書き換えられるように構成されてい
る。このRAMのアドレスに(タッチ座標)に対応して、
そのタッチ座標のコードが記憶されており、タッチパネ
ル5から3つの状態の座標が加わるたびにRAM81からは
そのコードを出力する。例えば順次C2,C1,C0と出力す
る。
多数決手段7は多数決論理回路71とシフトレジスタ7
3,72によって構成される。座標/項目番号変換手段8で
あるRAMの出力は順次シフトレジスタ73,72で3つの座標
のうち1つが加わるたびにシフトとする構成となってお
り、この3つが加わった時にシフトレジスタ72の出力は
C2、シフトレジスタ73の出力はC1、そしてRAMの出力はC
0となる。シフトレジスタ72が出力するコードC2はタッ
チオン時のコードであり、シフトレジスタ73が出力する
コードC1は連続してタッチしている最中のコードであ
り、RAMが出力しているコードC0はタッチオフ時のコー
ドである。これらのコードC2〜C0が加わる多数決論理回
路71はこれらの3つのうちから最も多いコードを求め、
その際も多いコードがオペレータによって指示されたコ
ードとして管理ユニット3に出力する。
第4図は多数決論理回路71の多数決論理図表である。
C2,C1がコードaであった場合、C0がa、b,cであっても
その出力はaと決定する。また、C2がa、C1がbであっ
た場合、C0がaであるならば、aを、C0がbであるなら
ばbを、C0がcであるならば、無出力とする。なお、図
表中−はデータを出力しないことを意味する。
さらにコードC2がa、C1がcであった場合には、C0
aのときはaを、C0がbであるならば無出力、C0がcで
あるならばcとする。また、他の場合も同様であり、結
果的にはC2,C1,C0がすべて同じか或いはこの3つのコー
ドのうち2つのコードが同一であった場合にはその同一
のコードをタッチパネル5で指示されたとして、管理ユ
ニット3に出力する。それ以外の場合には、C0,C2,C1,
コードC2,C1,C0がそれぞれ異なるコードであり、データ
を出力しないようにしている。一般にタッチパネル5を
タッチする場合、視差等は発生するが、タッチオン時と
タッチ中とタッチオフ時とは各項目を指示する位置によ
ってそれぞれ特有の座標の変化があり、これらの3つの
コードから多数決を求めることにより目的のコードを誤
りなく求めることができる。
例えば管理ユニット3に対し、電話番号を入力する場
合について説明する。
第5図はタッチパネルの座標の説明図である。この場
合、キーとして1,2,3,4,5,6,7,8,9,*,0,♯,の12種類
のキーがあるが、それらの領域をそれぞれ縦方向とX1
X2、横方向をY1〜Y3の座標で区切られているものとす
る。このように座標に組み入れ、RAM内にはこの座標に
対応したコードが格納される。下位アドレスをX軸方
向、上記アドレスをY軸方向とするならば、第6図に示
す座標とコード変換図表とからも明確なように、下位ア
ドレスは0〜X1未満、上位アドレスは0〜Y1未満である
ときには、コードは1のキーに対応したコードとなる。
X1からX2未満の下位アドレスで上位アドレスが0〜Y1
満であったときには、2のキーに対応したコードとな
る。以下同様に3,4,5,6と各タッチ座標が加わることに
よってこのメモリに格納されたコードが出力される。
このようなコード変換によって各座標のコードを求め
ることが出来る。そしてこの求められたコードはそれぞ
れ3つの状態のときすなわち、タッチ時、タッチ中、タ
ッチオフ時であるので、この3つの状態で多数決論理回
路71は最も最適と思われる項目を指示することができ
る。勿論視差がない場合にはすべて同じコードとなる。
以上述べたが多数決論理回路71におけるシフトレジス
タ72,73はシフトレジスタと限らず、例えば単なるディ
レイ回路でもよく、その場合にタッチ座標はタッチして
いる間の座標はすべて入力されることとなる。そしてこ
の入力されている間の特定の時間差における3つのコー
ドの求められた項目番号として多数決論理回路71から出
力される。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、タッチパネルをタ
ッチした、そのタッチにおいて最も適している項目を多
数決論理によって決定しているので、指示ミスの少ない
項目選択制御装置を得ることができ、オペレータの指示
の形態によって発生する誤った項目の入力を防止、確実
な入力を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の機能を示すブロック図、 第2図は本発明の一実施例の構成図、 第3図はタッチ座標変換ユニットの詳細な構成図、 第4図は多数決論理図表、 第5図はタッチパネルの座標説明図、 第6図は座標とコード変換図表である。 1……座標入力手段、 2……多数決論理回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 敏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 水野 嘉久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中条 孝文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−200336(JP,A) 特開 昭55−9223(JP,A) 特開 昭63−36323(JP,A) 特開 昭62−245328(JP,A) 特開 昭61−235935(JP,A) 特開 昭57−100567(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/02,3/03 G06K 9/00 G10L 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指タッチで指示した少なくともタッチオン
    時、タッチ中、タッチオフ時の座標を入力する座標入力
    手段(1)と、 前記座標入力手段(1)より入力した座標から選択され
    た項目を判別する座標/項目番号変換手段(8)と、 前記座標/項目番号変換手段(8)から出力される時間
    的に異なる複数の項目選択結果から多数決によって最多
    数の項目を最終の選択項目として決定する多数決論理回
    路(2)とよりなることを特徴とする項目選択制御装
    置。
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