JP2798499B2 - 感染症診断用プローブ - Google Patents

感染症診断用プローブ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、感染症患者の原因菌の検出および同定に有
用な感染症起因菌由来のプローブに関する。
〔背景技術〕
病理学的に、感染とは病原性の微生物(以下、「菌」
と称する)が生体内に侵入し、増殖の足がかりを確立す
ることを指し、生体内での菌の増殖に起因する発症は、
宿主の抵抗力と菌の毒力との相互関係に依存するもので
ある。
感染症の中でも、菌血症の治療方法の改善は急務とさ
れている。すなわち、菌血症は、特定の菌によるもので
はなく、種々の菌が血液中に出現、棲息することに端を
発するものであり、臨床的には40度近い高熱が2日以上
続くとその発病を疑われ、また、小児患者の場合は数
日、生体の抵抗力が弱まっている癌の末期患者の場合で
は一日ないし二日間放置すれば死に至る、という重症か
つ緊急な病気であるため、菌血症の治療方法の改善は急
務とされている。
感染症において、生体組織内では第一義的には好中
球、単球及びマクロファージ系の食細胞がその防御に働
いている。菌血症での血液中への菌の出現とは、優勢に
なった菌が食細胞組織から血液中に浸出したものと考え
られる。
菌血症は菌が血液中に浸出した状態であり、治療にお
いては、起因菌に感受性のある抗生物質を大量に投与す
る。ところが、抗生物質は一般に肝臓など臓器の機能を
低下させるため、有効でない抗生物質を危険な状態にあ
る患者に投与することは極力避けなければならない。
一般に、細胞の食菌力が菌の毒力に及ばず、菌が全身
の血流中に拡がる場合を菌血症(bactermia)と定義す
れば、菌の産生する毒素の働きで、重い症状を示す菌血
症を敗血症(sepsis)と称する。そして、sepsisの証
明、すなわち診断の確立には、(1)臨床症状、(2)
検体の培養、(3)検体に含まれる菌のグラム染色、お
よび(4)ショック状態の確認が必須であり、これらの
項目が確認されて初めて治療方針が決定される。したが
って、臨床現場においては、迅速かつ確実な菌の同定が
望まれているのである。
一般的には、検査室では菌血症を疑われた検体の菌の
検出・同定方法としては、カルチャー・ボトル法で陽性
の検体に限って、選択培地を用いて同定が行われてい
る。しかしながら、実際にはこれら血液検体からの菌の
培養の成功率は極めて低く、しかも、菌血症を疑われた
時点で、大量に抗生物質を投与されている場合には、た
とえば血液中に菌が含まれていても、増菌・増殖できな
い場合が多く、それ故、カルチャー・ボトル法で陽性に
なる割合は極めて少ない。
さらに、サブルーチンとしての方法に、菌体成分や菌
の代謝産物の機器分析法(辨野義己、「ガスクロマトグ
ラフィーによる細菌同定の迅速化」、臨床検査、vol.2
9,No.12,1985年11月、医学書院参照)、特異抗体を利用
した方法(特開昭60−224068号参照)、さらには、DNA
の特異性を利用したハイブリダイゼーションによる方法
(特表昭61−502376号)等があるが、いずれも、菌の分
離及び増菌培養を必須とされている。一方、感染症にお
ける食細胞の機能に着目したものとして、血液試料中の
白血球成分が集中しているバフィーコート(Buffy coa
t)の塗抹染色標本を検鏡する方法がある。一般に、バ
フィーコート標本で菌が検出される頻度は、成人菌血症
では耳朶血の頻度と同様に30%程度にとどまるが、新生
児の場合、10例中7例(70%)で菌を検出している報告
もあり、塗抹標本の検鏡により末梢血中菌の有無に関す
る情報は治療における大きな指針となっている。
上記従来技術においては、その前処理操作として、少
なくとも検体からの菌の選択的分離に1〜2日、増菌に
1日、固定操作に1日以上、合計で3〜4日は十分かか
り、現実にはこの培養を菌が発育するまで続けることに
なるので、カルチャー・ボトル法で陽性になった場合で
すら、前処理操作に一週間以上要する場合が多く、これ
がカルチャー・ボトル法で陽性を示した患者の死亡率を
押し上げる要因になっている。例えば、「感染症学雑
誌」,vol.58,No.2,pp.122,1984には、血液培養陽性率が
28.6%(163/569件)でも、その内死亡率が84.6%(138
/163件)にまで到っている旨が報告されている。
さらに、菌の培養時に患者の原因菌以外の菌が混入し
ても区別できない場合もある。例えば、菌血症の起因菌
の一つの表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidi
s)は、正常人の皮膚にも存在する菌であり、注射針を
皮膚に刺す時にこの菌を取り込んで検体中に混入するお
それもある。
そして重要なことは、前述した事情から、培養すべき
検体中の多くの菌は食細胞に取り込まれ、抗生物質投与
のため死んでいるか静止状態にあるため、培養条件下で
も増殖できる菌の数は少なく、臨床検体を用いた培養に
よる実際の菌の検出率は10%前後と、非常に低い。換言
すれば、臨床的に菌血症が疑われた患者の血液をさらに
一昼夜以上培養して検査しても結局、その90%は菌の存
在すら判明しないのが現状である。
このような状況から、現在は臨床的に敗血症を疑った
段階で、検出結果が出るのを待たずに治療、すなわち、
最も広範囲な種類の菌に有効な抗生物質を投与し、1、
2日間様子を見て、効果が現れないと別の抗生物質に切
換えるという試行錯誤的な方法に頼っているのである。
また、検体中の菌を染色により検出する方法では、生
体成分も菌と同様に染色されるため、検鏡して認められ
る形態によってのみ迅速に菌を判別するのは、熟練が必
要であり、判定が困難な場合もある。
このように、迅速・確実な診断が求められる疾患であ
るにもかかわらず、従来の診断法では十分対応できてい
なかったのが実情である。
〔発明の開示〕
本発明は上記当該技術分野が抱えている課題に鑑みて
完成されたものであり、その要旨とするところは、主要
な感染症原因菌が保有するDNAまたはRNAと特異的な反応
性を有するプローブであり、さらに、そのプローブが有
するDNAの塩基配列を解明し、遺伝子情報を提供するこ
とにある。
すなわち、本発明のプローブにより、例えば、食細胞
に取り込まれて破壊されつつある菌においてなお維持さ
れている感染症原因菌のDNAを検出することにより、菌
を培養・増殖せずに、感染症疾患の原因菌が迅速かつ確
実に検出できる。また、これらのプローブの塩基配列情
報を参照してプライマーをデザインすれば、ハイブリダ
イゼーションを行わなくとも、PCR法によりDNAの増幅に
より、感染症原因菌を同定することができる。
また、ハイブリダイゼーションに用いるプローブを非
放射性のもの、例えば、ビオチン化したプローブを用い
れば、放射性同位元素使用施設のない一般検査室でも光
学顕微鏡を用いて検出でき、検出作業が迅速、簡便に行
える。
〔図面の簡単な説明〕
第1図は、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球
菌)検出用プローブのHind III断片の制限酵素地図であ
る。
第2図は、Staphylococcus epidermidis(表皮ブドウ
球菌)検出用プローブのHind III断片の制限酵素地図で
ある。
第3図は、Enterococcus faecalis検出用プローブのH
ind III断片の制限酵素地図である。
第4図は、Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)検出用
プローブのHind III断片の制限酵素地図である。
第5図は、Escherichia coli(大腸菌)検出用プロー
ブのHind III断片の制限酵素地図である。
第6図は、Enterobacter cloacae(エンテロバクター
クロアカエ)検出用プローブ、およびKlebsiella pne
umonia(肺炎桿菌)のHind III断片の制限酵素地図であ
る。
〔発明を実施するための最良の形態〕
以下に、比較的発症頻度の高い感染症疾患起因菌、特
に敗血症起因菌として挙げられる、Staphylococcus aur
eus、Staphylococcus epidermidis、Enterococcus faec
alis、Pseudomonas aeruginosa、Escherichia coli、Kl
ebsiella pneumoniae、およびEnterobacter cloacae
(J.Infection,vol.26,pp.159−170(1993),J.Clin.Mi
crobiol.,vol.31.,pp.552−557(1993))の各起因菌に
由来するプローブの実施例を示す。
実施例1:感染症疾患起因菌由来DNAプローブの調製 (1)感染症疾患起因菌の分離 まず、目的とする疾病に罹患した感染患者から採取し
た血液を、血液培養法(BBCシステム:血液培養システ
ム・キット;ロシュ社製)および市販の同定用キット
(アピ20、アピスタフ、アピストレップ20;いずれもバ
イオ・メリュー社製)に適用し、当該各キットの使用説
明書に従って、各感染症疾患起因菌を分離、同定した。
(2)分離菌株が保有するGenomic DNAの抽出および精
製 上記(1)にて分離された菌株をBHI(Brain Heart I
nfusion)培地で一晩培養し、培養菌体を集菌して、リ
ゾチームの代わりにアクロモペプチダーゼを加えた上
で、Saito−Miura法(“Preparation of Transforming
Deoxyribonucleic Acid by Phenol Treatment",Bioche
m.Biophys.Acta.vol.72,pp.619−629)に従って、Genom
ic DNAを抽出し、この抽出して得られたDNAを制限酵素H
ind IIIで完全消化し、ベクターpBR322にランダムクロ
ーニングした。
(3)起源細菌種特異的プローブの選抜 次に、マニアティスのマニュアル(T.Maniatis,et a
l.,“Molecular Cloning(A Laboratory Manual)",Col
d Spring Harbour Laboratory(1982))に従い、得ら
れた各クローンを含むE.coilをsmall scale cultureで
培養して、それぞれのクローンを含むプラスミドを得
た。
これらプラスミドを、制限酵素Hind IIIで消化し、1
%アガロースゲル電気泳動(ミューピッド:コスモバイ
オ社製)で挿入体とプラスミドを完全に分離した後、サ
ザーントランスファー法により、ナイロンメンブラン
(ポールバイオダインA:ポール社製)に転写し、前述の
各菌種のクロモゾームDNAを32P−dCTP(アマシャム社
製)でニックトランスレーションラベルしたプローブと
クロスハイブリダイゼーションを行った。
このハイブリダイゼーションにて、各挿入体と交差せ
ず、起源種細菌由来のプローブとのみ交差するものを、
各感染症起因菌に特異的なDNA断片を含むプローブとし
て選択した。
なお、Escherichia coli、Klebsiella pneumoniaeお
よびEnterobacter cloacaeから調製されたプローブに関
しては、これらの菌が、敗血症の起因菌として同グルー
プ(腸内細菌、グラム陰性通気性杆菌)に属することか
ら(前出のJ.Infection,vol.26,pp.159−170(1993),
J.Clin.Microbiol.,vol.31.,pp.552−557(1993)を参
照)、上記した一連の特異性検定においても、上記三つ
の菌種相互間に交差反応が認められたことから、上記三
種の菌の一つの菌から調製した各プローブを、これらの
菌を縁類菌として一括検出するためのプローブとして位
置付けた。
そして、下記第1表に、以上の方法によって選抜され
た各菌種別のプローブ(プローブ信号)を列挙した。
同時に、上記各プローブの制限酵素地図を、第1図か
ら第6図にそれぞれ示した。
実施例2:各DNAプローブの種特異性の検定 各プローブと各種感染症原因菌株のDNAとの搬送性
を、以下の方法により検討した。
まず、検討対象菌株として、Staphylococcus aureu
s、Staphylococcus epidermidis、Enterococcus faecal
is、Pseudomonas aeruginosa、Escherichia coli、Kleb
siella pneumoniae、およびEnterobacter cloacaeの臨
床菌株を実施例1(1)に記載の方法に従って改めて分
離した。
次に、各臨床菌株を実施例1(2)に記載の方法に従
って、各菌株のDNAを抽出し、この抽出したDNAの一定量
(例えば、5μl)をナイロンフィルタにスポットし、
アルカリ変性したものをドット・ブロット・ハイブリダ
イゼーションの試料とした。そして、ビチオン(Bio−d
UTP,BRL社製)でラベルした各対象菌株由来のDNAプロー
ブを、前出のマニアティスのマニュアルに従い、45%ホ
ルムアミド、5×SSC、42℃の条件下で、終夜ハイブリ
ダイゼーションを実施した。
終夜ハイブリダイゼーションを終えた試料を、55℃に
て0.1×SSC、0.1%SDSによる20分間の洗浄を2回行った
後に、Streptavidin−ALP conjugates(BRL社製)で検
出・発色させ、ハイブリダイゼーションの状況を確認し
た。
各プローブと各臨床菌株のDNAとの反応性に関する実
験結果を、下記第2表(i)〜(vi)に示した。なお、
表中において、+の符号はハイブリダイズのシグナルが
検出されたことを、また、−の符号はハイブリダイズの
シグナルが検出されなかったことを示す。
上記表2から明らかなように、各プローブはいずれも
起源とする菌株(あるいはその類縁菌)が保有するDNA
に対してのみ反応性を示し、起源菌以外の菌株から得た
DNAには全く反応(ハイブリダイズ)を示さず、その種
特異性が確認された。
実施例3:塩基配列の解析 実施例1および2にて種特異性が確認された本発明の
DNAプローブ(計23本)の塩基配列を下記の方法に従っ
て決定した。
(1)プラスミドDNAの調製 サブクローンされた(塩基配列を決定すべき)挿入断
片をpGem−3Z(Promega)に含んだEscherichia coli K
−12,JM109形質転換体を、5mlのLuria−Bactani Medium
(bacto−tryptone,10g/1L;bacto−yeast extract,5g/1
L;NaCl,10g/1L;5N NaOHでpH7.0に調整)に植菌し、一晩
培養した。
培養液を遠心分離(5,000rpm,5min.)して集菌した。
沈澱物に2.5mg/mlの濃度でリゾチーム(Sigma)を含む5
0mMグルコース/50mM Tris−HCl(pH8.0)/10mM EDTA溶
液を100μl加え、室温で5分間放置した。得られた懸
濁液に1%の濃度でドデシル硫酸ナトリウム(Sigma)
を含む0.2M水酸化ナトリウム水溶液を加えて混合した。
5M酢酸カリウム水溶液(pH4.8)150μlをさらに加えて
混合し、15分間水冷した。
そして、遠心分離(15,000rpm,15min.)して得た上清
を、フェノール/CHCl3処理し、上清に2倍量のエタノー
ルを加え、さらに遠心分離(12,000rpm,5min.)して沈
澱を得た。この沈澱物を、10mM Tris−HCl(pH7.5)/0.
1mM EDTA溶液100μlに溶解し、10mg/ml RNaseA(Sigm
a)溶液を加え、室温で15分間放置した。
この調製物に0.1M酢酸ナトリウム水溶液(pH4.8)を3
00μl加え、フェノール/CHCl3処理し、上清にエタノー
ルを加えて沈澱を得た。この沈澱物を乾燥し、10μlの
蒸留水に溶解したものをDNA試料とした。
(2)塩基配列決定の前処理 塩基配列決定の前処理をAutoRead(登録商標)Sequen
cing Kit(Pharmasia)を用いて行った。
すなわち、鋳型となるDNAが32μl溶液中に5〜10μ
gの濃度になるように調整した。1.5mlのミニチューブ
(エッペンドルフ)に、鋳型DNA32μlを移し、2M水酸
化ナトリウム水溶液を8μl加えて穏やかに混合した。
そして、軽く遠心した後、室温で10分間放置した。
3M酢酸ナトリウム(pH4.8)7μlと蒸留水4μlを
加え、さらにエタノールを120μl加えて混合し、ドラ
イアイス上で15分間放置した。そして、15分間遠心分離
して沈澱したDNAを集め、注意しながら上清を除去し
た。得られた沈澱物を70%エタノールで洗浄し、10分間
遠心分離した。そして、注意しながら再度上清を除去
し、減圧条件下で沈澱物を乾燥した。
沈澱物を蒸留水10μlに溶解し、螢光性のプライマー
〔Fluorescent Primer,M13 Universal Primer;5′−Flu
orescein−d[CGACGTTGTAAAACGACGGCCAGT]−3′(1.
6pmol/μl;0.42A260 unit/ml);M13 Reverse Primer,
5′−Fluorescein−d[CAGGAAACAG CTATGAC]−3′
(2.1pmol/μl;0.42A260 unit/ml)〕2μl(0.42A260
unit/ml,4〜6pmol)とアニーリング用緩衝液2μlを
加え、穏やかに混合した。
そして、軽く遠心した後、65℃で5分間熱処理を行
い、素早く37℃条件下に置き、そこで10分間保温した。
保温後10分以上室温で放置し、軽く遠心した。そして、
延長用緩衝液1μlとジメチルスルホキシド3μlを加
えたものを試料とした。
4本のミニチューブにA、C、GおよびTと記入し、
それぞれのチューブにA Mix(ddATPをdATP、dCTP、c7dG
TPおよびdTTPと共に溶解したもの)、C Mix(ddCTPをdA
TP、dCTP、c7dGTPおよびdTTPと共に溶解したもの)、G
Mix(ddGTPをdATP、dCTP、c7dGTPおよびdTTPと共に溶解
したもの)およびT Mix(ddTTPをdATP、dCTP、c7dGTPお
よびdTTPと共に溶解したもの)を2.5μlずつ分注し
た。なお、それぞれの溶液は使用時までは氷中で保存
し、使用時には37℃で1分間以上保温してから使用し
た。
希釈したT7DNAポリメラーゼ(Pharmacia;6〜8units/2
μl)2μlをDNA試料に加え、ピペッティングもしく
は穏やかな混合により、完全に混合した。
混合後すぐに、この混合液を4.5μlずつ保温してお
いた4種の溶液に分注した。なお、分注に際しては新し
いチップを用いた。
37℃で5分間保温し、停止溶液を5μlずつそれぞれ
の反応液に加えた。
この分注においても、新しいチップを用いた。90℃で
2〜3分間保温し、すぐに氷中で冷却した。電気泳動に
は1レーンあたり4〜6μlを泳動した。
(3)塩基配列の決定 実施例1および2に開示した、Staphylococcus aureu
sあるいはStaphylococcus epidermidisに対して特異性
を有するプローブそれぞれの塩基配列の決定を、泳動温
度45℃、泳動時間6時間として、A.L.F.DNA Sequencer
システム(Pharmacia)を用いて行った。
そして、各感染症患者起因菌から調製された下記第3
表に列挙したプローブ(配列番号)の塩基配列を、添付
の配列表に示した。
これにより、各感染症疾患起因菌(あるいはその類縁
菌)に特異的な部位を含む遺伝子情報が明らかとなった
のである。
〔産業上の利用可能性〕
本発明のプローブを用いれば、例えば、食細胞に取り
込まれた感染症原因菌を増殖することなく直接検出し、
かつ菌を迅速にしかも正確に同定できる。すなわち、本
発明のプローブを用いた診断では、1回分の検体で菌の
同定まで行え、診断に要する時間を従来法の3〜4日
(検出される率は低い)から、約1〜2日と飛躍的に短
縮でき、しかもその検出率は格段と高い。それ故、菌血
症の治療に対して画期的な指針を与えるばかりでなく、
感染症患者に早期の内に有効な治療が実施でき、ひいて
は死亡率の低減も期待される。
また、感染症疾患起因菌の主要な菌に特異的に反応す
るプローブの塩基配列を明らかにしたことにより、これ
らプローブを人工的に調製することを可能とした。さら
に、解析した塩基配列の情報の一部を利用して作製した
プライマーを用いて、臨床検体に含まれる感染症原因菌
のDNAを、PCR法によって増幅して、原因菌の迅速な診断
に役立てることができる。
さらに、臨床検体に含まれるGenomic DNAの塩基配列
と本発明によって解析された塩基配列とを比較参照する
ことにより、感染症原因菌種の迅速な同定が行える。
上記したように、本発明は、所期の目的であった感染
症診断用プローブを提供するのみならず、PCR用プライ
マー作製の指針として、また臨床検体に含まれるGenomi
c DNAとの比較参照用に適した標準配列として優れた有
用性が期待され、さらには感染症疾患起因菌に特異的に
反応するプローブの今後の探究・開発における貴重な手
がかりをもたらすなどの優れた効果を奏するものであ
る。
また、本願出願にて開示した塩基配列は、臨床分離株
のGenomic DNAをランダムにクローニングして得られた
ものであり、それ故、本発明の塩基配列の有用性はその
相補鎖にまで及ぶものである。
さらに、野性株が保有するDNAに変異部分が存在する
ことは当然考えられるが、上記実施例の開示から明らか
なように、当該DNA変異部分が、感染症診断のためのハ
イブリダイゼーションへ利用する際の本発明プローブの
特異性、あるいは本願出願にて開示した塩基配列情報を
感染症の迅速診断を目的としたPCR法のプライマーをデ
ザインするために利用できる等の、本発明が奏する有用
性には何ら影響を与えるものではない。
配列表 配列番号:1 配列の長さ:8959 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス アウレウス(Staphyloco
ccus aureus) 株名:臨床分離株 SA−7 配列番号:2 配列の長さ:10207 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス アウレウス(Staphyloco
ccus aureus) 株名:臨床分離株 SA−24 配列番号:3 配列の長さ:2082 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス アウレウス(Staphyloco
ccus aureus) 株名:臨床分離株 SA−36 配列番号:4 配列の長さ:2885 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス アウレウス(Staphyloco
ccus aureus) 株名:臨床分離株 SA−77 配列番号:5 配列の長さ:2362 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス エピデルミディス(Stap
hylococcus epidermidis) 株名:臨床分離株 SE−3 配列番号:6 配列の長さ:8654 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス エピデルミディス(Stap
hylococcus epidermidis) 株名:臨床分離株 SE−22 配列番号:7 配列の長さ:5024 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス エピデルミディス(Stap
hylococcus epidermidis) 株名:臨床分離株 SE−32 配列番号:8 配列の長さ:3287 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:スタヒロコッカス エピデルミディス(Stap
hylococcus epidermidis) 株名:臨床分離株 SE−37 配列番号:9 配列の長さ:2291 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エンテロコッカス フェカーリス(Enteroco
ccus faecalis) 株名:臨床分離株 S2−1 配列番号:10 配列の長さ:3719 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エンテロコッカス フェカーリス(Enteroco
ccus faecalis) 株名:臨床分離株 S2−3 配列番号:11 配列の長さ:3480 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エンテロコッカス フェカーリス(Enteroco
ccus faecalis) 株名:臨床分離株 S2−7 配列番号:12 配列の長さ:2441 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エンテロコッカス フェカーリス(Enteroco
ccus faecalis) 株名:臨床分離株 S2−27 配列番号:13 配列の長さ:9515 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:シュードモナス アエルギノーザ(Pseudomo
nas aeruginosa) 株名:臨床分離株 P2−2 配列番号:14 配列の長さ:2471 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:シュードモナス アエルギノーザ(Pseudomo
nas aeruginosa) 株名:臨床分離株 P2−7 配列番号:15 配列の長さ:5247 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:シュードモナス アエルギノーザ(Pseudomo
nas aeruginosa) 株名:臨床分離株 P2−17 配列番号:16 配列の長さ:2812 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:シュードモナス アエルギノーザ(Pseudomo
nas aeruginosa) 株名:臨床分離株 P4−5 配列番号:17 配列の長さ:3615 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エシェリキア コリ(Escherichia coli) 株名:臨床分離株 EC−24 配列番号:18 配列の長さ:4954 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エシェリキア コリ(Escherichia coli) 株名:臨床分離株 EC−34 配列番号:19 配列の長さ:3796 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エシェリキア コリ(Escherichia coli) 株名:臨床分離株 EC−39 配列番号:20 配列の長さ:5541 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エシェリキア コリ(Escherichia coli) 株名:臨床分離株 EC−625 配列番号:21 配列の長さ:6317 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エンテロバクター クロアカエ(Enterobact
er cloacae) 株名:臨床分離株 ET−12 配列番号:22 配列の長さ:6914 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エンテロバクター クロアカエ(Enterobact
er cloacae) 株名:臨床分離株 ET−49 配列番号:23 配列の長さ:5975 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:クレブシエラ ニューモニエ(Klebsiella p
neumoniae) 株名:臨床分離株 KI−50
フロントページの続き (72)発明者 上原 啓嗣 兵庫県神戸市東灘区深江本町1丁目13― 20―310 (72)発明者 江田 宗司 大阪府東大阪市日下町3丁目1―5― 305 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12Q 1/68 C12N 15/00 - 15/90 G01N 33/53 - 33/535 G01N 33/566 WPI(DIALOG) BIOSIS(DIALOG) GenBank/EMBL/DDBJ(G ENETYX)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Staphylococcus aureus(スタヒロコッカ
    ス アウレウス)菌による感染症を診断するための感染
    症診断用プローブであって、前記プローブが、Staphylo
    coccus aureus菌が保有するDNAと特異的に反応し、か
    つ、Staphylococcus aureus菌のゲノミックDNAに含まれ
    る以下の塩基配列〜の少なくとも一つの塩基配列、
    すなわち、 の少なくとも一つの塩基配列からなる、ことを特徴とす
    る感染症診断用プローブ。
  2. 【請求項2】Staphylococcus epidermidis(スタヒロコ
    ッカス エピデルミディス)菌による感染症を診断する
    ための感染症診断用プローブであって、前記プローブ
    が、Staphylococcus epidermidis菌が保有するDNAと特
    異的に反応し、かつ、Staphylococcus epidermidis菌の
    ゲノミックDNAに含まれる以下の塩基配列〜の少な
    くとも一つの塩基配列、すなわち、 の少なくとも一つの塩基配列からなる、ことを特徴とす
    る感染症診断用プローブ。
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