JP2797604B2 - 気化装置 - Google Patents

気化装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油を燃料とする気化式液体燃料燃焼装置
の気化装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の気化式液体燃料燃焼装置の気化装置
は、第3図に示すように構成されていた。
第3図において、1はヒータ、2は気化筒、3は気化
筒蓋、4は混合気ノズル、5は燃焼ファン、6はモー
タ、7はロータ、8は給油ノズル、9は混合室、10はス
ロート部、11はバーナヘッド、12は給油ポンプ、13は燃
料タンクである。
ヒータ1に通電され気化筒2が所定温度まで上昇する
とモータ6が駆動され、燃焼ファン5およびロータ7が
回転する。燃料は給油ポンプ12によって燃料タンク13よ
り汲み上げられ、給油ノズル8を介して回転するロータ
7に吐出され、霧化される霧化された燃料は、気化筒2
の内壁にて気化されるとともに、燃焼ファン5によって
気化筒内に供給される燃焼空気と混合して濃い混合気と
なり、気化筒蓋3に開口した混合気ノズル4より噴出す
る。噴出した混合気は、エゼクタ効果によりスロート部
10周辺から混合空気を誘引しながら混合室9に入り混合
され、燃焼に最適な混合気となってバーナヘッド11より
噴出し、点火器(図示せず)により点火され燃焼され
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では混合気ノズル4
より噴出した濃い混合気は外周より混合空気が供給され
るために、スロート部10および混合室9における混合通
路長さが短い場合には混合が十分に行われずバーナヘッ
ド11における燃焼が不均一になるという課題があった。
また混合室9における混合性を改良するためには気化筒
2内に供給される気化空気を増加すると良いが、その場
合には気化空気による気化筒2の冷却が大きくなるとと
もに、気化筒2の混合空気通路への直接露出による放熱
のため、気化筒2の温度が低下しやすく燃料気化時おけ
るタールの生成・ヒータ1への通電量増加を招きやすい
という課題を有していた。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明の気化装置は、底
部に気化空気流入口が開口した気化筒に、中央に一個の
混合気流出口が開設された気化筒蓋を設け、混合気流出
口に対向して気化筒内に配設されモータにより回転され
る霧化盤と、それと一体の中空逆錐状で下端が気化筒下
端より下方に露出された回転カップを設け、気化筒と気
化筒蓋を覆う断熱カバーと、気化筒内と回転カップ内と
混合気流出口の外周に空気を供給する燃焼ファンを備え
るとともに、霧化円盤に多数のロータ空気口を開口した
ものである。
作用 本発明は上記構成によって、混合気流出口より噴出す
る混合気の内側に回転カップ内を通過し気化筒を経由し
ない空気が供給されることになり、混合気流出口の外周
より供給される少量の空気とともに混合室内に供給・混
合されるため均一な混合が容易に行われる。また回転カ
ップ通過空気は気化筒を経由しないため気化筒の冷却が
防止されるとともに、気化筒と気化筒蓋を覆う断熱カバ
ーにより気化筒の放熱が防止され、空気による気化筒温
度の低下が防止される。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。本実施例は本体内に2つの気化・燃焼系路を有する
ものであるが、説明の簡略化のために主に片側について
説明する。第1図において、14は本体でその内部はバー
ナベース15と仕切り板16とにより気化空気室17と1次空
気室18及び2次空気室19に区切られている。バーナベー
ス15には通気孔20および気化空気口21が開口しており、
気化空気口21の上方には気化筒22が取りつけられてい
る。気化筒22にはその底部に気化空気流入口23が開口さ
れ側壁にはヒータ24が埋設されており、上部開口部には
1個の混合気流出口25が開口した気化筒蓋26が取り付け
られている。また気化筒22および気化筒蓋26の外側は、
断熱材27を介して断熱カバー28によって覆われている。
気化筒22の内部には霧化円盤29およびそれの下面に若干
の隙間を介して一体に取りつけられた中空逆円錐状の回
転カップ30が設けられ、モータ31により回転されてい
る。霧化円盤29には中央のモータ軸取り付け部近傍に多
数のロータ空気口32が開口されており、回転カップ30の
下端に開口したロータ空気流入口33は気化筒22の底部よ
りも下方に露出している。34は給油ノズル、35は給油ポ
ンプ、36は燃料タンクである。仕切り板16には2次空気
口37と混合気流入口38が開口しており、仕切り板16と断
熱カバー28との間に混合空気通路39が形成されている。
40はバーナヘッド、41は混合容器、42は複数の2次空気
路、43は3次空気口、44は燃焼ファンである。
上記構成において、燃焼ファン44より供給された空気
は5つの系路に分けられる。すなわち第1は気化空気室
17より気化空気口21および気化空気流入口23を介して気
化筒22内を流入する気化空気。第2は同じく気化空気室
17よりロータ空気流入口33とロータ空気口32を介して混
合気流出口25に流出するロータ空気。第3は通気口20よ
り1次空気室18に流入し、混合空気通路39・混合気流入
口38を通り混合容器41内に流入する混合空気。第4は2
次空気口37より2次空気室19に流入し、2次空気路42を
介してバーナヘッド40上方に流出する2次空気。第5は
2次空気室19より、3次空気口43を介して流出する3次
空気である。また燃料は給油ポンプ35により燃料タンク
36から汲み上げられ、給油ノズル34を介して回転カップ
30の下端近傍の内周壁に吐出される。回転カップ30は霧
化円盤29とともにモータ31により回転されており、燃料
は遠心力により内周壁に沿って上方に搬送され、回転カ
ップ30の上端および霧化円盤29により霧化される。霧化
された燃料は、高温の気化筒22内壁にて気化され、気化
空気流入口23からの気化空気と混合し、高濃度の混合気
として混合気流出口25より上方へ流出する。この高濃度
の混合気は、ロータ空気口32から混合気の中央部に供給
されるロータ空気および混合空気通路39から混合気の外
周部に供給される混合空気とともに混合容器41内に流入
し、容易に混合されて燃焼に最適で均一な混合気となっ
てバーナヘッド40より流出し、点火器(図示せず)によ
り点火され燃焼する。一方、燃焼に必要な2次空気は2
次空気路42よりバーナヘッド40上方に供給され、完全燃
焼が行われる。
ここで、ロータ空気流入口33とロータ空気口32を介し
て混合気流出口25に流出するロータ空気は、気化筒22内
を通過しないため気化筒22を冷却しない。また気化筒蓋
26には1個の混合気流出口25が開口しているのみなの
で、先端における混合空気との接触面積が小さく気化筒
蓋26及びそれが取りつけられた気化筒22の混合空気によ
る冷却が少ない。さらに断熱材27および断熱カバー28
は、気化筒22および気化筒蓋26の1次空気室18内での空
気による冷却・放熱を防止し、気化筒22の温度低下を防
止している。
第2図は本発明の他の実施例を示したもので、第1図
における実施例との相異点は、霧化円盤29の上面にロー
タ空気ガイド45を霧化円盤29と一体に設けたものであ
る。
これによりロータ空気流入口33からのロータ空気は、
確実に気化筒蓋26内面に触れる事なく混合気流入口38に
流入することになり、ロータ空気により気化筒蓋26の冷
却を確実に防止できる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の気化装置は、
底部に気化空気流入口が開口した気化筒に、中央に一個
の混合気流出口が開設された気化筒蓋を設け、混合気流
出口に対向して気化筒内に配設され多数のロータ空気口
が設けられた霧化円盤と、それと一体の中空逆円錐状で
下端が気化筒下端より下方に露出した回転カップを設
け、気化筒と気化筒蓋をおおう断熱カバーと、気化筒内
と回転カップ内と混合気流出口の外周に空気を供給する
燃焼ファンを備えたために、気化筒からの混合気と燃焼
空気との気化容器内での混合が容易となり、バーナヘッ
ドにおける燃焼火炎が均一になるという効果がある。ま
た燃焼空気による気化筒の冷却が防止され、気化筒温度
を十分高く保持できるために、燃料の気化時におけるタ
ールの生成を防止できるばかりか気化筒を加熱するヒー
タの通電量を減少できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における気化装置の縦断面
図、第2図は本発明の他の実施例における気化装置の縦
断面図、第3図は従来の気化装置の断面図である。 22……気化筒、23……気化空気流入口、24……ヒータ、
25……混合気流出口、26……気化筒蓋、28……断熱カバ
ー、29……霧化円盤、30……回転カップ、31……モー
タ、32……ロータ空気口、44……燃焼ファン、45……ロ
ータ空気ガイド。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状で底部に気化空気流入口が開口し
    外周壁にヒータを備えた気化筒と、前記気化筒の上端に
    配設され中央に一個の混合気流出口が開口した気化筒蓋
    と、混合気流出口に対向して前記気化筒の内に配設され
    複数のロータ空気口が開口してモータにより回転される
    霧化盤と、前記霧化盤と一体の中空逆錐状で下端が気化
    筒下端より下方に露出した回転カップと、前記気化筒と
    気化筒蓋を覆う断熱カバーと、前記気化筒の内と前記回
    転カップ内と混合気流出口の外周に燃焼空気を供給する
    燃焼ファンを備えた気化装置。
  2. 【請求項2】霧化円盤の上部に取り付けられロータ空気
    口からの前記ロータ空気を混合気流出口に導くロータ空
    気ガイドを備えた特許請求の範囲第1項記載の気化装
    置。
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