JPH02272212A - 燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭等の給湯を行なう燃焼装置の構成に関す
るものである。

従来の技術 従来、この種の燃焼装置は、第２図のような構造になっ
ていた。

すなわち、１はヒータ、２は気化筒、３は気化筒フタ、
４は炎孔板、５は炎孔ネット、６は炎孔キャップ、７は
ロータ、８は振り切り板、９は混合羽根、１０は燃料供
給管、１１は断熱材、１２は燃焼ファン、１３はモータ
、１４は燃料供給ポンプ、１５は油受タンク、１６は気
化面である。

ヒータ１に通電され、気化筒２が所定温度まで上昇する
とモータ１３が駆動され、ロータ７、振り切り板８、混
合羽根９、燃焼ファン１２が回転する。

一方、燃料は燃料供給ポンプ１４により、油受タンク１
５から汲み上げられ、燃料供給管ＩＯを介してロータ７
上に供給されるとともに回転するロータ７および振り切
り板８の遠心力により、振り切り板８の外周部より均一
に飛散し、霧化される。霧化された燃料は、加熱された
気化筒２の内壁の気化面１６にて気化するとともに、燃
焼ファン１２によって供給される燃焼用空気と混合し、
混合気となる。

混合気は回転する混合羽１９により、更に均一に混合さ
れるとともに気化筒フタ３および炎孔板４を介して炎孔
ネット５より噴出し、点火器（図示せず）によって点火
され燃焼する。

以後燃焼火炎１７の熱を気化筒２の外周上端および気化
筒フタの上面が受け、気化面１６に伝えて、気化を促進
するので、ヒータの通電は停止される。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、気化筒２内に燃焼
用空気を導入するので、大きな能力を得るためには、多
量の燃焼用空気が気化筒２内に流入し、気化面１６を冷
却して、燃料が気化できなくなるという問題があった。

また、燃焼火炎１７の熱を気化面にフィードバックする
ためには、気化筒２の肉厚が大きくなり、かつ大能力を
得るために気化筒２の大きさも重量も大きくなるという
問題があり、そのために、気化筒２自身からの放熱ロス
の増加による消費電力の増大および立上り瞬間の延長と
いう問題があった。

そこで、本発明は、気化筒のコンパクト化を図り、かつ
大きな気化能力を得るとともに消費電力の低減を行なう
ことを目的としている。

課題を解決するための手段 そして上記目的を達成するために本発明は、気化器の上
方に搬送用空気通路を介して°、気化器と混合室および
炎孔を隔離させて設けるものである。

作用 本発明の燃焼装置は、上記構成により、気化器の放熱ロ
スが低減され、大きな気化能力が得られ、また気化器の
コンパクト化と消費電力の低減化が得られるものである
。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図において、１８はヒータ１９を内蔵させた気化器
で、この気化器１８の上部には混合気山口２０が設けら
れ、その下部には気化用空気入口２１が設けられている
。この気化用空気入口２１を介して、気化器１８内に平
板状の円板を用いた振切板２２や円錐状のロータ２３が
設けられている。振切板２２やロータ２３は、モータ軸
２４とモータ２５と連結されている。

ロータ２３の側面下方には間隙を有して燃料供給管２６
の一端が近接され、他端は燃料供給ポンプ２７に接続さ
れている。モータ２５の周囲には気化用空気室２８が設
けられ、箒の一部に気化用空気取入口２９が設けられて
いる。また気化器１８の周囲には断熱材３０を介して気
化器カバー３１が設けられている。

断熱材３０と気化器カバー３１には、混合気出口２０と
気化用空気入口２１が貫通させて設けである。この気化
器カバー３１と気化用空気室２８の周囲には、送風機３
２から連通ずる空気通路３３が設けられている。

気化器１８の混合気出口２０やその周囲の気化器カバー
３１の上方に間隙を有して設けられ、空気通路３３と連
通された搬送用空気通路３４を介して気化器１８と隔離
された混合室３５を設けている。混合室３５の底部には
、気化器１８の混合気出口２０に対向する位置に混合気
入口３６が設けられている。混合室３５内には、混合気
入口３６の上方に板状の混合板３７が設けられている。

混合室３５の上部には、複数個の２次空気噴出通路３８
により分割された炎孔３９が設けられている。２次空気
噴出通路３８は、混合室３５と連通させない構成に設け
られ、混合室３５の周囲に設けられ、空気通路３３や搬
送用空気通路３４と連通ずる２次空気通路４０と連通さ
れている。２次空気噴出回路３８の上部には複数個の２
次空気噴出孔４１が設けられている。４２は燃焼火炎、
４３は気化用空気、４４は搬送用空気、４５は２次空気
、４６は気化ガスである。

次に、この一実施例の構成における作用を説明する。ま
ず、燃料供給ポンプ２７の運転により、溶料が燃料供給
管２６を介してロータ２３に供給され、モータ２５の回
転によりモータ軸２４を介して２回転するロータ２３の
円錐状の側面に沿って上昇し、振切板２０から霧化され
て飛散し、気化器１８のヒータ１９により加熱された側
壁にて気化される。この気化ガス４６は、空気通路３３
から気化用空気取入口２９を介して気化用空気室２８に
流入した気化用空気４３が気化器１８の気化用空気人口
２１から流入することにより混合気山口２０から運び出
される。空気の大半は、送風機３２がら空気通路３３を
上昇し、搬送用空気４４と２次空気４５に分れる。搬送
用空気４４は、搬送用空気通路３４から混合室３５の混
合気入口３６に気化器１８の混合気出口２０から運び出
された気化ガス４６とともに流入し、混合板３７により
搬送用空気４４と気化ガス４６の混合が促進され、混合
室３５内を上昇し、炎孔３９に至り、点火器（図示無し
）により着火され燃焼を行なう、一方２次空気４５は、
混合室３５の周囲を上昇し、２次空気通路４０から２次
空気噴出通路３８に流入し、２次空気噴出孔４１から噴
出し、炎孔３９に形成する燃焼火炎４２を包み込み、火
炎長を短縮させ、高負荷燃焼を促進させる。

そして、気化器１８内には気化用空気４３だけが流入し
、大半は搬送用空気４４として、気化器１８の外側から
供給されるので、気化器１８が冷却されず、大きな気化
能力を得ることができる。また、気化器１８の周囲に断
熱材３０と気化器カバー３１を設けたので、気化器ＩＳ
からの放熱ロスも減少できる。気化器１８と炎孔３９を
隔離して設けたので、燃焼熱のフィードバックのための
気化器１８の肉厚等の増大が防止でき、気化器のコンパ
クト化が図れる。また、ヒータ１９のみによる加熱のた
め気化器１８の安定した正確な温度制御が行なうことが
でき耐久性も向上できる。更に、気化器１８のコンパク
ト化により、運転までの立上り時間が早くなり、消費電
力の低減も行なうことができる。

発明の効果 以上のように本発明は、気化器の上方に搬送空気通路を
介して、気化器と混合室を隔離させて設けたので、気化
に必要な気化用空気以外は、搬送用空気として、気化器
の外側から供給することになり、気化器の空気冷却が防
止され、大きな気化能力を得ることができるものである
。また、気化器は、炎孔とも隔離されて設けられたので
、燃焼熱の気化器へのフィードバックのために必要な肉
厚の増大等が必要なく、気化器のコンパクト化を図るこ
とができる。気化器のコンパクト化が図れるので、運転
開始までの立上り時間が早くなり、かつ消費電力の低減
も行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の燃焼装置の要部断面図、第
２図は従来の燃焼装置の部分断面図である。 １８・・・・・・気化器、２０・・・・・・混合気出口
、２１・・・・・・気化用空気入口、３４・・・・・・
搬送用空気通路、３５・・・・・・混合室、３６・・・
・・・混合気入口、３７・・・・・・混合板、３９・・
・・０．炎孔。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名、３９・′
＆顎

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 気化器と、前記気化器の底部に設けられた気化用空気入
   口と、前記気化器の上部に設けられた混合気出口と、前
   記気化器の上方に、搬送用空気通路を介して、前記気化
   器と隔離された混合室と、前記混合室の底部に設けられ
   、前記混合気出口と対向する混合気入口と、前記混合室
   内に設けられた混合板と、前記混合室の上部に設けられ
   た炎孔とを備えた燃焼装置。