JPH018817Y2 - - Google Patents

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JPH018817Y2
JPH018817Y2 JP7276084U JP7276084U JPH018817Y2 JP H018817 Y2 JPH018817 Y2 JP H018817Y2 JP 7276084 U JP7276084 U JP 7276084U JP 7276084 U JP7276084 U JP 7276084U JP H018817 Y2 JPH018817 Y2 JP H018817Y2
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burner
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、液体燃料燃焼装置に関し、さらに
詳しく言えば、家庭用石油暖房機等に用いられる
予熱着火方式の液体燃料燃焼装置におけるバーナ
部分の改良に関するものである。
[従来の技術] この種の液体燃料燃焼装置の多くは、気化室を
形成する筒状のバーナ体を有し、このバーナ体の
まわりに予熱用の電気ヒータを配設し、起動当初
はその電気ヒータにてバーナ体を加熱してロータ
より飛散される液体燃料をガス化して着火し、定
常燃焼移行後は、その燃焼炎によりヒートバツク
を受けてバーナ体を高温度に保持させるようにし
ている。その場合、従来においては、ヒートバツ
クを受ける部分、電気ヒータにより加熱される部
分および底部の油溜りとなる部分のすべてが鋳物
により一体成形されているため、熱容量および放
熱面積が大きく、したがつて、バーナ体を所定の
温度にまで予熱するのに4分〜5分程度の時間を
要していた。
[考案の目的] したがつて、この考案の目的は、予熱に要する
時間を大幅に短縮し得るようにした液体燃料燃焼
装置を提供することにある。
[考案の構成] 以下、この考案を添付図面に示された実施例を
参照しながら説明する。
第1図には、この考案を縦形構造とした場合の
実施例が示されている。すなわち、この実施例に
おいては、ほぼ垂直に延びていて図示しないモー
タにより回転される回転軸1を有し、この回転軸
1の内部には図示しない燃料タンク内に連通する
導油路2が設けられている。また、この回転軸1
には、図示されていないが送風手段としての送風
フアンが一体的に回転するように取付けられてお
り、その送風フアンのまわりに図示のようなケー
シング3が配設されている。このケーシング3の
上部には、内部に気化室6を形成する筒状のバー
ナ体4が断熱材5を介して設置されている。上記
気化室6とケーシング3とはそれらの中央部に形
成されている開口7により互いに連通している。
上記回転軸1はその開口7を貫通して気化室6内
に突出しており、その上端部にはロータ8が取付
けられている。
上記バーナ体4は、熱伝導率の低い材料である
例えばセラミツクもしくはステンレス等からなる
スペーサ10を介して同軸的に組合せられた鋳物
製の第1バーナ筒11と第2バーナ筒12とから
構成されている。この第1バーナ筒11はケーシ
ング3側、すなわち、ケーシング3内に設けられ
ている図示しない送風フアンより開口7を通して
気化室6内に送り込まれる空気流を基準とした場
合、その上流側に配置され、この第1バーナ筒1
1には予熱用の電気ヒータ13が周設されてい
る。これに対して、第2バーナ筒12は上記空気
流の下流側、すなわち、第1図において第1バー
ナ筒11の上方に位置し、この第2バーナ筒12
の上部には複数の炎孔14を有するバーナヘツド
15が設けられている。なお、この第2バーナ筒
12の下端には、回転軸1の方向に向けてゆるや
かな下り勾配となるように漏斗状に張り出す庇板
16が連設されている。
上記ロータ8は、導油路2から排出される液体
燃料を第2バーナ筒12の内壁面に向けて飛散さ
せる第1の回転板17と、この第1の回転板17
の下方にあつて、第2バーナ筒12の壁面を伝わ
つて滴下してくる液体燃料を第1バーナ筒11に
向けて飛散させる第2の回転板18とを含み、こ
の実施例においては、第1の回転板17のまわり
には、より広い範囲にわたつて液体燃料を拡散す
るための拡散板19が設けられている。また第2
の回転板18の中央部付近には複数の通風孔20
が穿設されている。
上記した構成において、図示しない燃焼スイツ
チをオンにすると、まず、電気ヒータ13に通電
され、第1バーナ筒11が加熱される。この第1
バーナ筒11が所定の温度(好ましくは270℃〜
280℃)まで加熱されると、図示しないモータが
起動して回転軸1が回転する。これにより、図示
しない送風フアンにて開口7を通して気化室6内
に空気が送り込まれるとともに、導油路2を介し
て液体燃料が第1の回転板17上に送り出され、
その遠心力によつて第2バーナ筒12の内壁面に
向けて霧状に吹付けられる。この状態において
は、第2バーナ筒12は加熱されていないため、
吹付けられた液体燃料は気化することなく庇板1
6を伝わつて第2の回転板18上に滴下し、その
回転板18にて第1バーナ筒11に吹付けられて
気化する。そして、気化された燃料は開口7から
の空気と混合されて混合気ガスとなり、バーナヘ
ツド15の炎孔14より噴出し、図示しない点火
栓にて点火される。このようにして、燃焼が始ま
ると、第2バーナ筒12はその燃焼炎によりヒー
トバツクを受けて次第に加熱され、その温度が十
分に高められると、第1の回転板17から飛散さ
れる液体燃料はこの第2バーナ筒12の内壁面に
て殆ど完全に気化されることになるため、電気ヒ
ータ13がオフにされる。
第2図には、この考案を横形構造とした場合の
実施例が示されている。なお、同図において上記
実施例と同一の部分には同一の参照符号を付し、
その説明は省略する。この横形構造において、上
記の縦形構造と異なる主な点は、ロータの構造に
ある。すなわち、回転軸1の端部にバーナヘツド
15側に向つて漸次拡径する截頭円錐状のコーン
30が取付けられ、このコーン30に対してロー
タ31が一体的に固着されているのであるが、こ
の場合、ロータ31はコーン30を伝わつてくる
液体燃料を第2バーナ筒12の内壁面に向けて吹
付ける第1の回転板32と、第2バーナ筒12か
らの未気化燃料をうけて第1バーナ筒11に向け
て吹付ける第2の回転板33とを含んでいる。な
お、第2の回転板33は複数の翼板34を介して
第1の回転板32に同軸的に保持されている。ま
た、この横形構造においては、第1の回転板32
と対向する第2バーナ筒12の内壁面12aは第
2の回転板33側に向けてラツパ状に拡径されて
いるとともに、この第2バーナ筒12には、第1
バーナ筒11によつて囲まれた気化室37に連通
する通路35が設けられている。
この横形構造の作用を説明する。まず、図示し
ない燃焼スイツチがONされると、電気ヒータ1
3に通電され、第1バーナ筒11が所定温度にま
で上昇すると、図示しないモータが起動する。燃
料パイプ36からコーン30上に供給された液体
燃料はその遠心力にてコーン30上を伝わつて第
1の回転板32に至り、そこから第2バーナ筒1
2に傾斜している内壁面12aに向けて吹付けら
れる。この状態においては、第2バーナ筒12は
加熱されていないため、液体燃料は気化すること
なくその内壁12aを伝わつて流下し、第2の回
転板33上に落下する。そして、その回転板33
の遠心力にて第1バーナ筒11に向けて吹付けら
れて気化し、開口7および第2の回転板33の背
面側を通つて送風される空気と混合された上で、
気化室37から通路35および気化室6を通つて
バーナヘツド15の炎孔14より噴出し、図示し
ない点火栓により点火されて燃焼が始まる。この
ように、この実施例においては、気化室37内に
て生成される混合気ガスが通路35を介してスム
ーズに排出されるため、呼吸現象(所謂脈燃)を
生ずることがなく、安定した燃焼炎が形成され
る。そして、以後は上記実施例と同様に定常燃焼
へと移行し、第2バーナ筒12はヒートバツクを
受けて適温に保持される。
[考案の効果] 上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、バーナ体4を起動当初電気ヒー
タ13により加熱される第1バーナ筒11と定常
燃焼時ヒートバツクにより加熱される第2バーナ
筒12とに分割し、かつ、それらの間にセラミツ
ク等からなる低熱伝導率のスペーサ10を介在さ
せた構成としたことにより、電気ヒータ13によ
る予熱時間を1分〜2分程度に大幅に短縮するこ
とができる。なお、第1バーナ筒11と第2バー
ナ筒12との双方にサーミスタ等の温度センサー
を設け、そのいずれかの温度が燃料気化温度
(270℃〜280℃)以上であるならば、装置の運転
スタートもしくは運転を続行するようにし、これ
に合せて電気ヒータ13をON−OFF制御すれ
ば、よりきめ細かな節電を行なうことができる。
また、第2バーナ筒12の下端には庇板16が設
けられているため、定常燃焼時において、燃料の
中に含まれる重質分が多かつたり、または気化面
に衝突した油滴が気化されない状態ではね返つて
しまつた場合でも、それらの未然物質が第2の回
転板18を直接落下してしまう虞れはない。さら
には、バーナ体4自体を薄形化することができる
等、その効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示した要部断
面図、第2図はこの考案の第2実施例を示した実
施例である。 図中、1は回転軸、3はケーシング、4はバー
ナ体、6は気化室、8はロータ、10はスペー
サ、11は第1バーナ筒、12は第2バーナ筒、
13はヒータ、15はバーナヘツド、16は庇
板、17,32は第1の回転板、18,33は第
2の回転板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に気化室を形成する筒状のバーナ体と、
    該バーナ体の外側に周設された予熱ヒータと、
    モータの回転軸に取付けられていて、上記気化
    室内において回転するロータと、上記ロータに
    液体燃料を供給する燃料供給手段と、上記気化
    室内に空気を送り込む送風手段とを備えてな
    り、上記ヒータにより加熱されている上記バー
    ナ体に向けて上記ロータにて上記液体燃料を飛
    散させて気化させ、その気化ガスに着火するよ
    うにした液体燃料燃焼装置において、 上記バーナ体は、低熱伝導率のスペーサを介
    して同軸的に組合せられた鋳物製の第1バーナ
    筒と第2バーナ筒とからなり、上記気化室内に
    送り込まれる空気流の上流側に位置する第1バ
    ーナ筒には上記予熱ヒータが取付られているこ
    とを特徴とする液体燃料燃焼装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記ロ
    ータは、上記第2バーナ筒内に配置されてい
    て、上記燃料供給手段から液体燃料が供給され
    る第1の回転板と、上記第1バーナ筒内にあつ
    て、上記第1バーナ筒から滴下する液体燃料を
    その内壁面に向けて飛散させる第2の回転板と
    を有していることを特徴とする液体燃料燃焼装
    置。 (3) 実用新案登録請求の範囲(1)または(2)におい
    て、上記第2バーナ筒の下端には、ゆるやかな
    下り勾配をもつて上記回転軸方向に張り出す庇
    板が連設されていることを特徴とする液体燃料
    燃焼装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記ス
    ペーサは、セラミツクもしくはステンレスから
    なることを特徴とする液体燃料燃焼装置。 (5) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記バ
    ーナ体は横形に配置されており、上記第1バー
    ナ筒によつて囲まれている気化室と、上記第2
    バーナ筒内に形成される気化室とは通路を介し
    て連通されていることを特徴とする液体燃料燃
    焼装置。 (6) 実用新案登録請求の範囲(5)において、上記第
    2バーナ筒には、上記第1バーナ筒側に向けて
    ラツパ状に拡径する内壁面が形成されているこ
    とを特徴とする液体燃料燃焼装置。
JP7276084U 1984-05-18 1984-05-18 液体燃料燃焼装置 Granted JPS60185825U (ja)

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JP7276084U JPS60185825U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 液体燃料燃焼装置

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JPS60185825U JPS60185825U (ja) 1985-12-09
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