JP2796261B2 - 桟橋ユニット及びそれを用いた浮き桟橋 - Google Patents

桟橋ユニット及びそれを用いた浮き桟橋

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JP2796261B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作製が比較的容易な合
成樹脂製の桟橋ユニットと、該桟橋ユニットを複数連結
して構成される浮き桟橋とに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な浮き桟橋は、図24に示すよう
に、長さ10m、幅2m程度の桟橋ユニット50をピン
結合によって必要数連結して構成されていた。すなわ
ち、桟橋ユニット50の長手方向の両端部に連結部5
1、52をそれぞれ設け、該連結部51、52をピン5
3にて連結することにより、複数の桟橋ユニット50、
50を連結していた。
【0003】このような構成の桟橋では、桟橋ユニット
50の寸法が非常に大きいために、成型装置を用いて機
械的に成型することは難しく、従って、FRP製の桟橋
ユニットではハンドレイアップ工法により作製してお
り、またコンクリート製の桟橋ユニットでは注形法によ
って作製していた。さらに、工場から岸壁までの桟橋ユ
ニットの輸送、搬送は非常に困難であり、重機を必要と
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を解
消するためになされたものであり、その目的とするとこ
ろは、成型装置を用いて機械的に作製することが可能
で、また搬送が容易である桟橋ユニットとそれを用いた
浮き桟橋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の浮き桟橋は、
橋ユニットが、該桟橋ユニットの隅部を近接して複数配
置され、各桟橋ユニットにおけるフレームの隅部に設け
た連結手段の近接するもの同士の間に亘って配設した連
結部材により、隣接する桟橋ユニットが連結されている
浮き桟橋であって、該桟橋ユニットは、上面が開口する
略箱状に形成され、上端部にフランジが外側方へ全周に
亘って延設されたフロートと、該フロートのフランジ上
に取り付けられる四角枠状のフレームと、該フレーム上
に配設されるデッキと、を有し、該フレームの隅部に、
隣接する桟橋ユニット同士を連結する連結手段が固定さ
れ、前記フレームは、連結片と、該連結片の外側端部よ
り上下方向へそれぞれ突設された上片と下片とを有し、
該フレームの角部において該連結片と上片、および連結
片と下片とで囲まれる上下の隅部にテーパー面を有する
連結手段がそれぞれ配設され、複数の桟橋ユニットが、
それぞれの角部が近接するように配置されて、各桟橋ユ
ニットの角部に設けられた連結手段にわたるよう連結部
材が該連結手段の外側に配設され、上側の連結部材から
下側の連結部材に通した締付ボルトの下端部にタッププ
レートが螺合されると共に、下側の連結部材に該タップ
プレートの共回りを防止し得るガイド部材が設けられ、
該締付ボルトの螺合により上下の各連結部材に設けた傾
斜片が上記連結手段のテーパー面に圧接されて隣接する
桟橋ユニットが互いに近接する方向へ締付けられてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0006】
【0007】
【作用】桟橋ユニットをフロートとフレームとデッキと
から構成することにより、各部材を、例えば、ガラス繊
維強化熱可塑性樹脂などで成型することができる。ま
た、桟橋ユニットのフレームの隅部に固定した連結手段
で、隣接する桟橋ユニットを相互に連結することによ
り、所望とする設計の浮き桟橋を構成することができる
と共に、人の荷重によって浮き桟橋が水上で大きく揺れ
動くこともない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0009】浮き桟橋Aは、図2乃至図4に示すよう
に、矩形状の桟橋ユニット1を複数連結して構成されて
いる。
【0010】このような浮き桟橋Aは、桟橋ユニット
1、1…の連結の仕方によって種々その形状を変更する
ことが可能であり、図2に示すように、例えば、横部同
士を連結した二個の桟橋ユニット1、1を縦方向に複数
連結すれば浮き桟橋Aの主道Bが形成され、該主道Bの
桟橋ユニット1の横部に他の桟橋ユニット1の側部を連
結すれば浮き桟橋Aの枝道Cが形成される。図中2は浮
き桟橋Aの側部の全周に設けられた防舷材である。
【0011】該桟橋ユニット1は、図1に示すように、
幅約1m、長さ約1m程度の上面が開口する四角箱状に
形成された樹脂製フロート10と、該フロート10上に
固定される四角枠状の樹脂製フレーム20と、該フレー
ム20上に配設されるデッキ30と、該デッキ30上に
配設される表面板4、と有する。
【0012】該フロート10は、図5〜図8に示すよう
に、上面が開口する略箱状のフロート本体12の上端部
よりフランジ11を外側方へ全周に亘って延設して構成
されている。該フランジ11には複数のボルト孔13が
穿設されている。フロート本体12の内面には、その底
部および側部に亘って補強用リブ14が突設されてい
る。リブ14の高さは、例えば20〜40mmとされて
いる。フロート本体12の底部に設けられたリブ14に
よってフロート本体12の底部の隅部には、バラスト収
容部5を形成するための収容位置5aが規定されてい
る。また、該収容部5を除く該フロート本体12の底部
内には発泡樹脂部6が充填されている。
【0013】フロート本体12内に発泡樹脂部6を設け
るには以下のようにして行われる。
【0014】図6に示すL字形の型枠7を上記フロート
10の底部の収容位置5a に配置して、型枠7のL字
形片71とフロート10の内側面との間で収容部5を形
成する。この型枠7の外面全面はビニールシート72で
覆われてそのシートの端部が型枠7の内側で粘着テープ
によって止められており、またその上部には取っ手73
が設けられている。フロート10の四隅に型枠7を配置
した状態で、フロート10の中央部内に発泡性樹脂を注
入して発泡硬化させ、発泡性樹脂の発泡が完了した後、
型枠7を発泡樹脂部6から抜き出すと、フロート10の
四隅部にバラスト収容部5が形成される。型枠7を発泡
樹脂部6から抜き出す際には、型枠7の外面を覆ってい
たビニールシート72のみが発泡樹脂部6に付着するこ
とにより、型枠7を発泡樹脂部6から離型性よく抜き出
すことができる。発泡性樹脂としては、2液タイプの硬
質発泡ウレタン樹脂を使用することができる。その発泡
倍率は30倍程度が好ましい。
【0015】このように、フロート10内に発泡樹脂部
6を設けることにより、フロート本体12が破損したよ
うな場合でも、該発泡樹脂部6でフロート10内部へ水
が進入するのを防止すると共に、仮にフロート10内へ
水が進入したとしても該発泡樹脂部6の浮力によってフ
ロート10に浮力を付与することができる。また、フロ
ート10の四隅に設けたバラスト収容部5にバラスト8
を入れることにより、フロート10の重心を調整でき、
水中での安定性を高めることができる。
【0016】該フロート10のフランジ11上に配設さ
れるフレーム20は、図9に示すように、繊維強化熱可
塑性樹脂(以下、FRTPという)などで略四角枠状に
形成されている。フレーム20は、水平片21と、該水
平片21の外側端部より鉛直方向へ延設された外側縦片
22と、水平片21の内側端部より鉛直方向へ延設され
た内側縦片23とを有している。該水平片21の四隅部
および側部にはボルト孔24が設けられている。
【0017】該フレーム20の上面に取り付けられるデ
ッキ30は、図15に示すように、FRTPなどでデッ
キ本体31の上面に格子状に多数のリブ32を突設して
形成されている。デッキ30は略四角形状に形成され、
その四隅には三角形状の切欠部33が欠設されている。
デッキ本体31にも上記ボルト孔34が設けられてい
る。該デッキ30上に取り付けられる表面板4は化粧用
に設けられ、図1に示すように、該デッキ30の形状に
対応するように形成されている。
【0018】次に、桟橋ユニット1の組み立て方法を説
明する。
【0019】図10〜図12に示すように、内部に発泡
樹脂部6が設けられたフロート10のフランジ11の内
側のコーナー部にブチルゴムなどよりなる帯状のパッキ
ン16を粘着させる。該パッキン16はフランジ11に
設けたボルト孔15より内側に配置する。さらに該パッ
キン16の外側位置においてフランジ11上にクッショ
ンゴム17を配置する。クッションゴム17にはボルト
孔18が設けられており、フランジ11のボルト孔13
に対応する位置に配置される。
【0020】次に、このフランジ11上に上記フレーム
20を、該フレーム20の外側縦片22がフランジ11
の外側に位置し、フレーム20の内側縦片23がフラン
ジ11の内側に位置するように載置する。これにより、
パッキン16およびクッションゴム17は、フロート1
0のフランジ11とフレーム20の水平片21との間で
圧縮される。
【0021】次に、図13、図14に示すように、フラ
ンジ11の内側縦片23の上端部に全周に亘って帯状の
ブチルゴムなどよりなるシールゴム25を粘着させ、ま
た水平片21上の適所にタップブロック26を配置し
て、図10に示すように、フロート10のフランジ11
下面より、カラー19を介してボルト27を該タップブ
ロック26に螺合する。カラー19は金属製であり締め
付けのゆるみを防止することができる。
【0022】次に、図13に示すように、フレーム20
の上面にデッキ30を載置してボルト28でフレーム2
0上の上記タップブロック26に螺合する。タップブロ
ック26の上部および下部にはそれぞれネジ溝が刻設さ
れている。その後、図16に示すように、デッキ30に
設けた切欠部33を通してフレーム20の水平片21上
に連結手段60を固定する。最後に、デッキ30上に表
面板4をビス止めして桟橋ユニット1が構成される。
【0023】次に、上記連結手段および複数の桟橋ユニ
ット1の連結構造について説明する。
【0024】フレーム20の隅部に固定される上記連結
手段60の構成は以下の通りである。連結手段60は金
属などの剛性を有する材料で形成され、図19に示すよ
うに、平面視がほぼ直角三角形状の突部61と、該突部
61の底部から水平方向へ延設されたフレーム20への
取付片62とを有する。該取付片62は該突部61の三
角形状の斜辺側に設けられている。その突部61の斜辺
側において、突部61の頂面より取付片62側へ向けて
下り傾斜するテーパー面63が形成されている。突部6
1の高さは、上記外側縦片22の突出高さよりやや小寸
法に形成されている。
【0025】一対の連結手段60、60がフレーム20
の隅部の水平片21の上下面にそれぞれ配設され、取付
片62に設けられたボルト孔64およびフレーム20に
設けたボルト孔24を通したボルト、ナットにより各連
結手段60はフレーム20に固定される。
【0026】桟橋ユニット1を連結するための連結部材
40には隣接する4つの桟橋ユニット1を固定するため
に使用する連結部材40Aと、隣接する2つの桟橋ユニ
ット1を固定するために使用する連結部材40Bとがあ
る。
【0027】連結部材40Aは、図20に示すように、
4つの傾斜片42を有し、連結部材40Aの中央部には
締付ボルト9(図4参照)の通孔41が形成されてい
る。なお、図20においては、連結部材40Aの下半分
が省略されている。この連結部材40Aは上記フレーム
20の隅部に固定された連結手段60の外面に配設され
るものであり、フレーム20の下側に配設される連結部
材40Aの外面にはガイドピン43が突設されている。
同様に、連結部材40Bは、図21に示すように、2つ
の傾斜片42と、垂直片44とを有し、連結部材40B
の該垂直片44の近傍位置には前記締付ボルト9の通孔
41が形成されている。この連結部材40Bにおいて
も、上記フレーム20の隅部に固定された連結手段60
の外面に配設されるものであり、フレーム20の下側に
配設される連結部材40Bの外面にはガイドピン43が
突設されている。
【0028】次に、上記構成の連結部材40Aを用い
て、桟橋ユニット1を連結する構成を説明する。
【0029】図3に示すように、上記桟橋ユニット1の
フレーム20の隅部の水平片21上下面に、それぞれ連
結手段60を固定し、このものを各桟橋ユニット1の隅
部が近接するように、つまり桟橋ユニット1の側部同士
が接するように集合する。次に、図4に示すように、上
側の連結部材40の通孔41から下側の連結部材40の
通孔41に締付ボルト9を通して、締付ボルト9の下端
部にタッププレート45を被挿する。タッププレート4
5には、タップ孔45aとガイド孔45bとが形成さ
れ、そのガイド孔45bに上記ガイドピン43を通した
状態でタップ孔45aに締付ボルト9を螺合することに
より、タッププレート45の共回りが防止される。締付
ボルト9の螺合に伴って上下の連結部材40、40間の
間隔が狭まるために、上下の連結部材40にそれぞれ設
けた傾斜片42、42…は上記連結手段60のテーパー
面63に圧接して隣接する桟橋ユニット1、1は互いに
接近し強固に連結されることになる。
【0030】その後、上記したように表面板4の切欠部
に化粧板34を配置しネジ止めして、桟橋ユニット1の
組み立てが完成する。
【0031】このように連結部材40Aを使用すること
により、複数、例えば、4つの桟橋ユニットの連結が同
時に行え、かつ連結手段のテーパー面と連結部材の傾斜
片との圧着を利用した締め付けで行うため工数が少な
い。また、連結部材40Bを使用することにより、図3
に示すように、端部での連結や図2に示す枝道Cに配さ
れる隣接する桟橋ユニットの連結を前同様に行うことが
できる。
【0032】上記防舷材2は次のようにして浮き桟橋の
フレーム20に取り付けられる。
【0033】図17及び図18に示すように、弾性な合
成樹脂材やゴムなどで形成される防舷材2に設けた通孔
47に、上部にフック部48を有する係止ボルト49を
通し、該フック部48をフレーム20の外側縦片22に
係止し、L型片66の通孔に該係止ボルト49の下部の
ネジ部を通して該L型片66の係止部67を上記フレー
ム20の外側縦片22の内側面に係止させ、この状態で
ナットを締め付けることにより、防舷材2は確実にフレ
ーム20に取り付けられる。
【0034】このように、本発明によれば、桟橋ユニッ
トを構成する各部材を機械的に作製することができるの
で、成型性が優れており、また桟橋ユニットを小寸法の
もので形成することができるので搬送が容易である。
【0035】また、桟橋ユニットのフランジが、荷重に
よって大きく揺れ動くことがないように互いに連結され
ているので、桟橋上を歩行する際に各桟橋ユニットが歩
行者の荷重によって大きく揺れ動くこともない。
【0036】さらに、桟橋ユニットの各部材をFRTP
で形成することにより、桟橋ユニット構成する各部材を
リサイクルすることができるので、大型海洋構造物の廃
棄物処理問題を解消することができる。
【0037】また、桟橋ユニットのフレーム部分で複数
の桟橋ユニットを連結する構成とすることにより、大荷
重に対する変位を減少して揺れ動きのない浮き桟橋を構
成することができる。詳細を以下に説明する。
【0038】図22に示すように、FRTPのスタンビ
ング成型により作製した一単位1.2m×1.05mの
浮き桟橋のフレーム20の角部の2箇所(a部分)で上
記した構成で連結した。このフレーム20を2箇所で連
結したモデルを用い、三点曲げで行った(b部分が荷重
である)。
【0039】その結果、図23に示すように、低荷重下
ではフレームの変位は小さいが、大荷重下ではフレーム
の変位は大きく、荷重を除去すると復元することがわか
った。それ故、FRTPからなるフレーム20を用いる
と、波による強い衝撃を受けても、本発明の浮き桟橋は
受けた波に追従して容易に変形する。よって、破損し難
く、大きな揺れ発生を抑制することができる。
【0040】
【発明の効果】このように、本発明によれば、桟橋ユニ
ットをフロートとフレームとデッキとから構成したの
で、各部材を、例えば、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂な
どで機械的に作製して生産性を高めることができる。ま
た、桟橋ユニットを小寸法に形成することができ、工場
から設置場所までの輸送、搬送が非常に便利となる。
【0041】さらに、桟橋ユニットのフレームに固定し
た連結手段で、隣接する桟橋ユニットを相互に連結した
ので、桟橋上を歩行する際でも浮き桟橋が歩行者の荷重
によって大きく揺動することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の桟橋ユニットの一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】本発明の浮き桟橋の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示した浮き桟橋の一部切欠斜視図であ
る。
【図4】図2に示した浮き桟橋を構成する桟橋ユニット
の斜視図である。
【図5】(a)は本発明の桟橋ユニットのフロートの斜
視図であり、(b)はその平面図である。
【図6】図5に示すフロートに発泡性樹脂部を形成する
ために使用する型枠の斜視図である。
【図7】フロートに発泡性樹脂部を形成する状態を示す
斜視図である。
【図8】(a)はフロートの平面図、(b)はフロート
の側面図、(c)はフロートの正面図である。
【図9】(a)はフレームの平面図、(b)はフレーム
の側面図、(c)はフレームの正面図である。
【図10】フロートにフレームを組み付ける状態を示す
分解斜視図である。
【図11】図10に示したフロートの要部斜視図であ
る。
【図12】図10に示すフロートにフレームを固定した
状態の要部断面図である。
【図13】フロートを固定したフレームにデッキを組み
付ける状態を示す分解斜視図である。
【図14】図13に示すフレームの要部斜視図である。
【図15】(a)はデッキの平面図、(b)はデッキの
側面図、(c)はデッキの正面図である。
【図16】フロートを固定したフレームにデッキを固定
した状態を示す斜視図である。
【図17】フレームに防舷材を取り付けるときの分解斜
視図である。
【図18】フレームに防舷材を取り付けた状態を示す断
面図である。
【図19】(a)は連結手段の一実施例の平面図、
(b)はその連結手段の側面図である。
【図20】(a)は連結部材の一実施例の平面図、
(b)はその連結部材の一部切欠正面図である。
【図21】(a)は連結部材の他の実施例の平面図、
(b)はその連結部材の正面図である。
【図22】フレームを2箇所で連結した状態を示す概略
図である。
【図23】解析モデル結果を示す図である。
【図24】従来の浮き桟橋を示し、(a)は浮き桟橋の
平面図、(b)はその浮き桟橋の正面図である。
【符号の説明】
1 桟橋ユニット 2 防舷材 4 表面板 5 バラスト収容部 6 発泡性樹脂部 10 フロート 11 フランジ 20 フレーム 22 外側縦片 30 デッキ 40 連結部材 60 連結手段 A 浮き桟橋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−136720(JP,A) 特開 昭62−82104(JP,A) 実開 平6−40011(JP,U) 実公 昭37−17848(JP,Y1) 実公 昭51−20199(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01D 15/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桟橋ユニットが、該桟橋ユニットの隅部
    を近接して複数配置され、各桟橋ユニットにおけるフレ
    ームの隅部に設けた連結手段の近接するもの同士の間に
    亘って配設した連結部材により、隣接する桟橋ユニット
    が連結されている浮き桟橋であって、 該桟橋ユニットは 、 上面が開口する略箱状に形成され、上端部にフランジが
    外側方へ全周に亘って延設されたフロートと、 該フロートのフランジ上に取り付けられる四角枠状のフ
    レームと、 該フレーム上に配設されるデッキと、を有し、 該フレームの隅部に、隣接する桟橋ユニット同士を連結
    する連結手段が固定され、前記フレームは、連結片と、該連結片の外側端部より上
    下方向へそれぞれ突設された上片と下片とを有し、 該フレームの角部において該連結片と上片、および連結
    片と下片とで囲まれる上下の隅部にテーパー面を有する
    連結手段がそれぞれ配設され、 複数の桟橋ユニットが、それぞれの角部が近接するよう
    に配置されて、各桟橋ユニットの角部に設けられた連結
    手段にわたるよう連結部材が該連結手段の外側に配設さ
    れ、上側の連結部材から下側の連結部材に通した締付ボ
    ルトの下端部にタッププレートが螺合されると共に、下
    側の連結部材に該タッププレートの共回りを防止し得る
    ガイド部材が設けられ、 該締付ボルトの螺合により上下の各連結部材に設けた傾
    斜片が上記連結手段のテーパー面に圧接されて隣接する
    桟橋ユニットが互いに近接する方向へ締付けられてい
    る、浮き桟橋
  2. 【請求項2】 前記フロート内の四隅にはバラスト収容
    部が形成され、該収容部を除く該フロート内には発泡樹
    脂部が配設されている請求項1記載の浮き桟橋
  3. 【請求項3】 前記フロートのフランジ上にパッキンを
    介して前記フレームが水密的に取り付けられ、該フレー
    ム上に別のパッキンを介して前記デッキが水密的に取り
    付けられている配設されている請求項1記載の浮き桟
  4. 【請求項4】 前記デッキ上には化粧用の表面板が載設
    されている請求項1記載の浮き桟橋
  5. 【請求項5】 前記フレームの外端部に鉛直方向の外面
    を有する取付片が設けられ、該取付片の外面に防舷材が
    取り付けられている請求項1記載の浮き桟橋
  6. 【請求項6】 前記フレームが繊維強化熱可塑性樹脂に
    て形成されている請求項1記載の浮き桟橋
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