JP2795847B2 - 2−ヒドロキシエチルメタクリレートのわずかに架橋したポリマーまたはコポリマー製のコンタクトあるいは眼内レンズおよびその製造法 - Google Patents
2−ヒドロキシエチルメタクリレートのわずかに架橋したポリマーまたはコポリマー製のコンタクトあるいは眼内レンズおよびその製造法Info
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- JP2795847B2 JP2795847B2 JP63003258A JP325888A JP2795847B2 JP 2795847 B2 JP2795847 B2 JP 2795847B2 JP 63003258 A JP63003258 A JP 63003258A JP 325888 A JP325888 A JP 325888A JP 2795847 B2 JP2795847 B2 JP 2795847B2
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- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、2−ヒドロキシエチルメタクリレートのわ
ずかに架橋したポリマーから、または2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートユニットが他の事実上非親水性モノ
マーのユニットより優っているような2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートのわずかに架橋したコポリマーから
のヒドロゲルコンタクトレンズまたは眼内レンズ、およ
びその製造法に関する。
ずかに架橋したポリマーから、または2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートユニットが他の事実上非親水性モノ
マーのユニットより優っているような2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートのわずかに架橋したコポリマーから
のヒドロゲルコンタクトレンズまたは眼内レンズ、およ
びその製造法に関する。
ヒドロゲルコンタクトレンズおよび眼内レンズは、そ
れを保持する生きている組織より柔らかい場合、最も許
容されることは公知である。しかし水の60〜90%の膨潤
能を有するとても柔らかいレンズは、強度が低く、取扱
いにより簡単に傷付いてしまう。膨潤能は、20℃の平衡
膨潤における水分含量と考えられている。さらに、光の
屈折率は、水分含量の増加と共に減少し、およびこれら
のヒドロゲル製のレンズは、屈折値を高くするためには
比較的厚くする必要がある。従って、角膜へ酸素がより
透過するという利点は、拡散路が長いので再びいくぶん
失われる。
れを保持する生きている組織より柔らかい場合、最も許
容されることは公知である。しかし水の60〜90%の膨潤
能を有するとても柔らかいレンズは、強度が低く、取扱
いにより簡単に傷付いてしまう。膨潤能は、20℃の平衡
膨潤における水分含量と考えられている。さらに、光の
屈折率は、水分含量の増加と共に減少し、およびこれら
のヒドロゲル製のレンズは、屈折値を高くするためには
比較的厚くする必要がある。従って、角膜へ酸素がより
透過するという利点は、拡散路が長いので再びいくぶん
失われる。
上記の目的のため、エチレングリコールジメタクリレ
ートが1パーセント以下架橋した2−ヒドロキシエチル
メタクリレート(HEMA)のポリマーが今まで最も用いら
れてきた。それは、とても良好な光学特性および十分な
機械的性質を有するが、それで製造されたレンズは、そ
の材料が角膜の表面より硬いため、完全に滑らかな場合
のみ許容される。従って、アルカリ性水酸化物でレンズ
の内面のある部分を部分的に鹸化することが提案され
た。鹸化された部分は、かなり膨潤性となり、角膜を刺
激せず、レンズを角膜の表面から離しこれにより涙の循
環が行なわれ、涙に溶けた酸素が眼の表面に十分供給さ
れうるようになる。
ートが1パーセント以下架橋した2−ヒドロキシエチル
メタクリレート(HEMA)のポリマーが今まで最も用いら
れてきた。それは、とても良好な光学特性および十分な
機械的性質を有するが、それで製造されたレンズは、そ
の材料が角膜の表面より硬いため、完全に滑らかな場合
のみ許容される。従って、アルカリ性水酸化物でレンズ
の内面のある部分を部分的に鹸化することが提案され
た。鹸化された部分は、かなり膨潤性となり、角膜を刺
激せず、レンズを角膜の表面から離しこれにより涙の循
環が行なわれ、涙に溶けた酸素が眼の表面に十分供給さ
れうるようになる。
しかし、局所的な強い膨潤は、上記の眼内レンズのす
べてに対し、レンズの設計に不適当である。本発明は、
ポリHEMAの光学特性を保ちながら、かなり膨潤した軟質
ゲルのとても薄い層で内面全体あるいは外面も軟化する
ことを望むレンズに関する。
べてに対し、レンズの設計に不適当である。本発明は、
ポリHEMAの光学特性を保ちながら、かなり膨潤した軟質
ゲルのとても薄い層で内面全体あるいは外面も軟化する
ことを望むレンズに関する。
本発明の主題は、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トのわずかに架橋したポリマー製の、または2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート成分が他の非親水性成分より
優勢であるような、わずかに架橋したコポリマー製のコ
ンタクトレンズ、または眼内レンズであり、親水性膨潤
性透過性表面層を含みおよびこの表面層より膨潤性の低
い内部を含み、表面層の膨潤能が、表面から内部に向
い、内部の膨潤能のレベルにまで連続的に減少すること
を特徴とする。表面層の膨潤能は、その表面において最
大98%であり、表面層の厚さは最大100μmである。本
発明に係るコンタクトレンズまたは眼内レンズは、表面
層がアルカリ性水酸化物により形成されることを特徴と
する。
トのわずかに架橋したポリマー製の、または2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート成分が他の非親水性成分より
優勢であるような、わずかに架橋したコポリマー製のコ
ンタクトレンズ、または眼内レンズであり、親水性膨潤
性透過性表面層を含みおよびこの表面層より膨潤性の低
い内部を含み、表面層の膨潤能が、表面から内部に向
い、内部の膨潤能のレベルにまで連続的に減少すること
を特徴とする。表面層の膨潤能は、その表面において最
大98%であり、表面層の厚さは最大100μmである。本
発明に係るコンタクトレンズまたは眼内レンズは、表面
層がアルカリ性水酸化物により形成されることを特徴と
する。
少なくとも50%の2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トユニットを含みおよびメタクリル並びにアクリル酸の
C1〜C6アルキルエステル、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、脂肪族カルボン酸のビニルエステル、スチ
レン、およびビニルカルバゾールを含んでなる非親水性
モノマーのユニットを最大50%含むコポリマーを用いる
ことが有利である。
トユニットを含みおよびメタクリル並びにアクリル酸の
C1〜C6アルキルエステル、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、脂肪族カルボン酸のビニルエステル、スチ
レン、およびビニルカルバゾールを含んでなる非親水性
モノマーのユニットを最大50%含むコポリマーを用いる
ことが有利である。
本発明に係るコンタクトレンズまたは眼内レンズの製
造法は、最終的に成形されたレンズを、このレンズが膨
潤しない塩のアルカリ性反応溶液で処理し、その後洗浄
することによりレンズからすべての可溶性物質を除去す
ることからなる。しかし、水または水溶液で一部膨潤す
るレンズを暖かい、塩のアルカリ性反応溶液に浸す方法
を用いてもよい。
造法は、最終的に成形されたレンズを、このレンズが膨
潤しない塩のアルカリ性反応溶液で処理し、その後洗浄
することによりレンズからすべての可溶性物質を除去す
ることからなる。しかし、水または水溶液で一部膨潤す
るレンズを暖かい、塩のアルカリ性反応溶液に浸す方法
を用いてもよい。
本発明に係る方法は、ポリHEMAがわずかにまたはほと
んど膨潤せず、およびそれ自体または上記アルカリ性水
酸化物のような強アルカリ化合物の添加によるアルカリ
反応を有するような塩の濃厚溶液を用いてポリHEMAのと
ても薄い表面層の部分的鹸化からなる。最終的に成形さ
れたレンズは、短時間、例えば数分間これらの温溶液に
浸され、次いで洗浄により塩およびアルカリ物質が除去
され、生理的食塩水に浸される。このレンズは、塩溶液
に浸漬される前に、キセロゲルの形状で全く膨潤しない
か、またはある程度膨潤を示してもよい。この加工は両
方の物質の間、すなわち、部分的に加水分解した表面層
とレンズの本体の間に望ましくない勾配が生じないよう
水または他の液体で平衡まで膨潤したレンズを用いるこ
とが適当であることがわかった。このとても薄く、かな
り膨潤した表面層は、厚い表面層が必要とするかなりの
変化勾配がなくても、レンズによく結合する。完全に膨
潤した状態の部分的に鹸化した層の厚さは、約10〜100
μmである。
んど膨潤せず、およびそれ自体または上記アルカリ性水
酸化物のような強アルカリ化合物の添加によるアルカリ
反応を有するような塩の濃厚溶液を用いてポリHEMAのと
ても薄い表面層の部分的鹸化からなる。最終的に成形さ
れたレンズは、短時間、例えば数分間これらの温溶液に
浸され、次いで洗浄により塩およびアルカリ物質が除去
され、生理的食塩水に浸される。このレンズは、塩溶液
に浸漬される前に、キセロゲルの形状で全く膨潤しない
か、またはある程度膨潤を示してもよい。この加工は両
方の物質の間、すなわち、部分的に加水分解した表面層
とレンズの本体の間に望ましくない勾配が生じないよう
水または他の液体で平衡まで膨潤したレンズを用いるこ
とが適当であることがわかった。このとても薄く、かな
り膨潤した表面層は、厚い表面層が必要とするかなりの
変化勾配がなくても、レンズによく結合する。完全に膨
潤した状態の部分的に鹸化した層の厚さは、約10〜100
μmである。
そのような薄い層が角膜への刺激を排除し、さらに、
膨潤状態ではとても小さく、顕微鏡によってのみ見るこ
とのできるレンズのむらを一様にし、それによって患者
をより楽にすることが明らかになった。
膨潤状態ではとても小さく、顕微鏡によってのみ見るこ
とのできるレンズのむらを一様にし、それによって患者
をより楽にすることが明らかになった。
水に可溶である多くの塩を、ポリHEMAは膨潤しない
が、一方膨潤する場合解膨潤する濃厚溶液に用いてもよ
い。例えば、そのような塩は、硫酸ナトリウムまたは燐
酸ナトリウム(通常の燐酸ナトリウム)のような強鉱酸
のアルカリ塩、アルカリ金属炭酸塩および炭酸水素塩、
ある種の有機酸のアルカリ塩、例えば酢酸ナトリウム、
である。また2種あるいはそれ以上の塩の混合物を用い
てもよい。アルカリ土類金属の塩、例えば塩化カルシウ
ムまたはマグネシウムも適用可能である。
が、一方膨潤する場合解膨潤する濃厚溶液に用いてもよ
い。例えば、そのような塩は、硫酸ナトリウムまたは燐
酸ナトリウム(通常の燐酸ナトリウム)のような強鉱酸
のアルカリ塩、アルカリ金属炭酸塩および炭酸水素塩、
ある種の有機酸のアルカリ塩、例えば酢酸ナトリウム、
である。また2種あるいはそれ以上の塩の混合物を用い
てもよい。アルカリ土類金属の塩、例えば塩化カルシウ
ムまたはマグネシウムも適用可能である。
アルカリ反応を行なうため、強塩基、例えば水酸化ナ
トリウムを加える。水溶液中でかなりアルカリ性である
この塩、例えば金属カルボン酸塩または燐酸ナトリウム
を強塩基を添加しないで用いてもよいが、反応時間が長
くなるのでこれは有利ではない。変化勾配が形成された
場合、その薄層に対し、レンズの光学特性がそれほど影
響されず、膨潤の差が大きくてもダメージをうけない完
全な結合となるようにという制限をうける。
トリウムを加える。水溶液中でかなりアルカリ性である
この塩、例えば金属カルボン酸塩または燐酸ナトリウム
を強塩基を添加しないで用いてもよいが、反応時間が長
くなるのでこれは有利ではない。変化勾配が形成された
場合、その薄層に対し、レンズの光学特性がそれほど影
響されず、膨潤の差が大きくてもダメージをうけない完
全な結合となるようにという制限をうける。
とても薄いかなり膨潤性の層の他の利点は、レンズと
眼の組織の間の摩擦係数を下げ、レンズが速く、および
自然に幾何学的中央位置につくことである。これは、短
期間取りはずした後すぐにもとになるので、この位置は
安定である。かなり膨潤性の表面は、表面の蛋白質およ
びその他透過性粒子の付着からレンズをまもり、そのた
めこのレンズは永久に透過性を保つ。この事実は、眼内
レンズにとって特に重要である。
眼の組織の間の摩擦係数を下げ、レンズが速く、および
自然に幾何学的中央位置につくことである。これは、短
期間取りはずした後すぐにもとになるので、この位置は
安定である。かなり膨潤性の表面は、表面の蛋白質およ
びその他透過性粒子の付着からレンズをまもり、そのた
めこのレンズは永久に透過性を保つ。この事実は、眼内
レンズにとって特に重要である。
加工は50℃以上の温度で行うことが有利であり、100
℃付近が最適であり、一方反応時間はとても短い方がよ
い。上限は、蒸気の泡がレンズ内に形成しレンズを傷つ
けるような温度である。しかし、この限界は、塩溶液の
沸点付近、すなわち120〜130℃では得られない。レンズ
の加工温度は、50℃から塩槽の沸点の間の温度と規定さ
れる。かなり膨潤性の高い層は、ヒドロゲルが塩の熱溶
液中でも膨潤しないので、そのような高温でさえも薄い
ままであるが、一方あらかじめ水または水溶液で膨潤し
た場合、解膨潤する。
℃付近が最適であり、一方反応時間はとても短い方がよ
い。上限は、蒸気の泡がレンズ内に形成しレンズを傷つ
けるような温度である。しかし、この限界は、塩溶液の
沸点付近、すなわち120〜130℃では得られない。レンズ
の加工温度は、50℃から塩槽の沸点の間の温度と規定さ
れる。かなり膨潤性の高い層は、ヒドロゲルが塩の熱溶
液中でも膨潤しないので、そのような高温でさえも薄い
ままであるが、一方あらかじめ水または水溶液で膨潤し
た場合、解膨潤する。
塩のアルカリ反応溶液による加工を高圧下、高温で行
う場合、ヒドロゲル中の蒸気泡の形成は容易に避けるこ
とができる。しかし、適当な結果は、大気圧下における
レンズの加工により容易に得られる。
う場合、ヒドロゲル中の蒸気泡の形成は容易に避けるこ
とができる。しかし、適当な結果は、大気圧下における
レンズの加工により容易に得られる。
例1 わずかに架橋したポリ−HEMA製の乾燥眼内レンズを、
水酸化ナトリウム5wt%および炭酸カリウム40wt%含む
水溶液に、溶液温度110℃で5分間浸漬する。次いでこ
のレンズを洗浄し、蒸留または脱イオン水中で平衡まで
膨潤させる。得られたレンズは、20〜30μmの厚さの表
面層に70〜98%の水を含み、一方レンズ本体の膨潤は、
当初の30〜40%のままである。表面層の膨潤能は、生理
食塩水に浸漬することにより60〜65%減少する。つまり
当初のヒドロゲルより50%高いだけである。レンズの表
面は加工前より実質的に平坦でありおよび軟らかく、光
学特性は変化していない。
水酸化ナトリウム5wt%および炭酸カリウム40wt%含む
水溶液に、溶液温度110℃で5分間浸漬する。次いでこ
のレンズを洗浄し、蒸留または脱イオン水中で平衡まで
膨潤させる。得られたレンズは、20〜30μmの厚さの表
面層に70〜98%の水を含み、一方レンズ本体の膨潤は、
当初の30〜40%のままである。表面層の膨潤能は、生理
食塩水に浸漬することにより60〜65%減少する。つまり
当初のヒドロゲルより50%高いだけである。レンズの表
面は加工前より実質的に平坦でありおよび軟らかく、光
学特性は変化していない。
例2 平衡まで水で膨潤した、わずかに架橋したポリHEMA製
のコンタクトを5分間、NaOHを10%含む、Na2SO4の飽和
溶液に入れ、100℃に加熱する。次いでこのレンズを洗
浄し、蒸留水を数回とり換える。得られた結果は、実質
的に例1と同じである。
のコンタクトを5分間、NaOHを10%含む、Na2SO4の飽和
溶液に入れ、100℃に加熱する。次いでこのレンズを洗
浄し、蒸留水を数回とり換える。得られた結果は、実質
的に例1と同じである。
例3 例1の方法をくり返し、アルカリ性水酸化物を加えな
いで炭酸カリウムの飽和溶液および水で膨潤したレンズ
を用い、塩槽の温度は沸騰が始まるまで上げ、加工時間
は10分に延長する。結果は例1と同じである。
いで炭酸カリウムの飽和溶液および水で膨潤したレンズ
を用い、塩槽の温度は沸騰が始まるまで上げ、加工時間
は10分に延長する。結果は例1と同じである。
例4 0.5%のエチレングリコールジメタクリレートで架橋
した、15%のメチルメタクリレートを有する85%のHEMA
のコポリマー製の眼内レンズを例1の加工に用いた。形
成した、かなり膨潤している表面層は透明のままであ
り、一方、この同じレンズを5%の熱を水酸化ナトリウ
ムに浸漬すると、白濁し、はっきり区切られた部分的に
鹸化した表面層を形成しないで、レンズの深さ全体に鹸
化が及んだ。
した、15%のメチルメタクリレートを有する85%のHEMA
のコポリマー製の眼内レンズを例1の加工に用いた。形
成した、かなり膨潤している表面層は透明のままであ
り、一方、この同じレンズを5%の熱を水酸化ナトリウ
ムに浸漬すると、白濁し、はっきり区切られた部分的に
鹸化した表面層を形成しないで、レンズの深さ全体に鹸
化が及んだ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 33:00 105:24) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02C 7/04 G02B 1/04 B29D 11/00
Claims (3)
- 【請求項1】2−ヒドロキシエチルメタクリレートのわ
ずかに架橋したポリマーまたはそのコポリマー製のコン
タクトレンズまたは眼内レンズであって、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート成分が、第二の非親水性成分よ
り優勢であり、前記レンズが親水性、膨潤性の透明な表
面層およびこの表面層よりも膨潤能の低い内部を含み、
この表面層の厚さが最大100μmであり、この表面層の
膨潤能が、その表面において最大98%であり、表面から
内部に向かって、内部の膨潤能のレベルまで連続的に低
下するコンタクトレンズまたは眼内レンズ。 - 【請求項2】前記表面層が、レンズ上においてアルカリ
性水酸化物により形成される、請求項1記載のコンタク
トレンズまたは眼内レンズ。 - 【請求項3】請求項1記載のコンタクトレンズまたは眼
内レンズの製造方法であって、成形されたレンズを塩の
アルカリ性反応溶液で処理し、その際、このレンズが膨
潤せず、次いで洗浄により可溶性物質をすべて除去する
ことを含む方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CS87215A CS267858B1 (en) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | Contact,if need be,intra-ocular lens and method of its production |
CS215-87 | 1987-01-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63220111A JPS63220111A (ja) | 1988-09-13 |
JP2795847B2 true JP2795847B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=5333879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63003258A Expired - Fee Related JP2795847B2 (ja) | 1987-01-12 | 1988-01-12 | 2−ヒドロキシエチルメタクリレートのわずかに架橋したポリマーまたはコポリマー製のコンタクトあるいは眼内レンズおよびその製造法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4893918A (ja) |
JP (1) | JP2795847B2 (ja) |
CA (1) | CA1329069C (ja) |
CS (1) | CS267858B1 (ja) |
DE (1) | DE3800529C2 (ja) |
FR (1) | FR2609425B1 (ja) |
GB (1) | GB2208512B (ja) |
IT (1) | IT1215676B (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2243612B (en) * | 1987-12-09 | 1992-08-19 | Ceskoslovenska Akademie Ved | A non-hydrophilic polymer article having a hydrophilic layer |
GB2217869A (en) * | 1988-04-22 | 1989-11-01 | Ceskoslovenska Akademie Ved | Contact lenses |
DE3927667A1 (de) * | 1989-08-22 | 1991-02-28 | Espe Stiftung | Verwendung von photopolymerisierbaren massen als introkularlinsen-fuellmaterial bei der bekaempfung von katarakt und anderen augenkrankheiten |
FR2655270B1 (fr) * | 1989-12-05 | 1994-10-28 | Ceskoslovenska Akademie Ved | Lentille intraoculaire en hydrogel douee de memoire de forme. |
GB2238723B (en) * | 1989-12-07 | 1994-04-27 | Ceskoslovenska Akademie Ved | Intraocular hydrogel lens with shape memory |
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US8414646B2 (en) | 2007-12-27 | 2013-04-09 | Forsight Labs, Llc | Intraocular, accommodating lens and methods of use |
WO2009088448A2 (en) | 2008-01-03 | 2009-07-16 | Forsight Labs, Llc | Intraocular, accomodating lens and methods of use |
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