JP2794820B2 - フッ素化炭化水素系組成物 - Google Patents
フッ素化炭化水素系組成物Info
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- JP2794820B2 JP2794820B2 JP1234603A JP23460389A JP2794820B2 JP 2794820 B2 JP2794820 B2 JP 2794820B2 JP 1234603 A JP1234603 A JP 1234603A JP 23460389 A JP23460389 A JP 23460389A JP 2794820 B2 JP2794820 B2 JP 2794820B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フッ素化炭化水素系組成物に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 本出願人は、既に1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパン(R225cb)と2−プロパノールとから
なる共沸又は共沸様組成物の各種用途を提案している。
フルオロプロパン(R225cb)と2−プロパノールとから
なる共沸又は共沸様組成物の各種用途を提案している。
R225cbと2−プロパノールとからなる共沸又は共沸様
組成物の各種用途のうち、特に繰り返し蒸気洗浄洗浄を
行う場合には、熱安定性の面で必ずしも充分ではない場
合があることがわかった。
組成物の各種用途のうち、特に繰り返し蒸気洗浄洗浄を
行う場合には、熱安定性の面で必ずしも充分ではない場
合があることがわかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の安定性を改善すべくなされたものであ
り、R225cbと2−プロパノールとからなる共沸又は共沸
様組成物(a)、及びニトロ化合物類、フェノール類、
アミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機
ホスファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類からなる群から選ばれ
る1種以上の安定化剤(b)を含み、共沸又は共沸様組
成物(a)に対する安定化剤(b)の割合が重量基準で
1ppm〜10%であることを特徴とするフッ素化炭化水素系
組成物である。
り、R225cbと2−プロパノールとからなる共沸又は共沸
様組成物(a)、及びニトロ化合物類、フェノール類、
アミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機
ホスファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類からなる群から選ばれ
る1種以上の安定化剤(b)を含み、共沸又は共沸様組
成物(a)に対する安定化剤(b)の割合が重量基準で
1ppm〜10%であることを特徴とするフッ素化炭化水素系
組成物である。
本発明に従って安定化される共沸又は共沸様組成物は
以下のとおりである。R225cb/2−プロパノール(共沸
様;77〜99重量%/1〜23重量%)、R225cb/2−プロパノ
ール(共沸;97.9重量%/2.1重量%)。
以下のとおりである。R225cb/2−プロパノール(共沸
様;77〜99重量%/1〜23重量%)、R225cb/2−プロパノ
ール(共沸;97.9重量%/2.1重量%)。
本フッ素化炭化水素系組成物は、溶剤として各種用途
に使用できるが、フラックス洗浄剤、脱脂洗浄剤、ドラ
イクリーニング用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行
なうことがあり、熱的に安定化する必要がある。特に、
洗浄すべき対象や洗浄装置材質が金属(鉄、亜鉛、アル
ミニウム、銅、黄銅、各種合金等)であると、この金属
の影響によりさらに不安定となる。
に使用できるが、フラックス洗浄剤、脱脂洗浄剤、ドラ
イクリーニング用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行
なうことがあり、熱的に安定化する必要がある。特に、
洗浄すべき対象や洗浄装置材質が金属(鉄、亜鉛、アル
ミニウム、銅、黄銅、各種合金等)であると、この金属
の影響によりさらに不安定となる。
本発明によれば、ニトロ化合物類、フェノール類、ア
ミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホ
スファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類からなる群から選ばれ
る1種以上の安定化剤により上記組成物を安定化でき
る。
ミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホ
スファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類からなる群から選ばれ
る1種以上の安定化剤により上記組成物を安定化でき
る。
これらの安定化剤は、1種単独で又は2種以上の混合
物として使用でき、本フッ素化炭化水素系組成物の使用
条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合には、
安定化剤の混合使用が有効である。安定化剤の添加量
は、上記組成物に対して重量基準で1ppm〜10%であり、
好ましくは10ppm〜5%、さらに好ましくは20ppm〜3
%、である。
物として使用でき、本フッ素化炭化水素系組成物の使用
条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合には、
安定化剤の混合使用が有効である。安定化剤の添加量
は、上記組成物に対して重量基準で1ppm〜10%であり、
好ましくは10ppm〜5%、さらに好ましくは20ppm〜3
%、である。
ニトロ化合物類としては一般式R−NO2(R;炭素数1
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましい。好ましい具体例
は、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパ
ン、2−ニトロプロパン、ニトロベンゼン等から選ばれ
るものである。より好ましくはニトロメタン、ニトロエ
タンである。
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましい。好ましい具体例
は、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパ
ン、2−ニトロプロパン、ニトロベンゼン等から選ばれ
るものである。より好ましくはニトロメタン、ニトロエ
タンである。
フェノール類としては下記一般式で示されるものが好
ましい。
ましい。
[ここで、R、R′、R″、RはOH又は炭素数1〜6
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、o−メトキシフェノール、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、イソオイゲノール、ビスフ
ェノールA、サリチル酸メチル、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール等から選ばれるものである。より好ましく
は、フェノール、ビスフェノールA、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、o−メトキシフェノール、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、イソオイゲノール、ビスフ
ェノールA、サリチル酸メチル、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール等から選ばれるものである。より好ましく
は、フェノール、ビスフェノールA、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。
アミン類としては、下記一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
R−NR′2、R2−N−R′2、R2−NR′、R3N、RN、 R2N−R′−N−R″2、R2N−R′−NH−R″−NR
2、 R2N−(R′NH)4−R″、R−NH−R′、R2N−OR′ [ここで、R、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数
1〜8の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、メチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミン、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、
トリペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリ
ルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピ
コリン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、α−メチルベンジルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジフェニル
アミン、ジエチルヒドロキシルアミン等から選ばれるも
のである。より好ましくは、ジイソプロピルアミン、ジ
アリルアミンである。
2、 R2N−(R′NH)4−R″、R−NH−R′、R2N−OR′ [ここで、R、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数
1〜8の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、メチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミン、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、
トリペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリ
ルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピ
コリン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、α−メチルベンジルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジフェニル
アミン、ジエチルヒドロキシルアミン等から選ばれるも
のである。より好ましくは、ジイソプロピルアミン、ジ
アリルアミンである。
エーテル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここで、R、R′、R″は炭素数1〜10の飽和又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチ
ルエーテル、ジアリルエーテル、エチルメチルエーテ
ル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロピルエー
テル、エチルイソブチルエーテル、エチルイソベンチル
エーテル、エチルビニルエーテル、アリルエチルエーテ
ル、エチルフェニルエーテル、エチルナフチルエーテ
ル、エチルプロパルギルエーテル、メチルグリシジルエ
ーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、エチレングリコールジフェニル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールメチルエーテル、アニソール、アネトー
ル、1,2−ジメトキシエタン、トリメトキシエタン、ト
リエトキシエタン等から選ばれるものである。
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチ
ルエーテル、ジアリルエーテル、エチルメチルエーテ
ル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロピルエー
テル、エチルイソブチルエーテル、エチルイソベンチル
エーテル、エチルビニルエーテル、アリルエチルエーテ
ル、エチルフェニルエーテル、エチルナフチルエーテ
ル、エチルプロパルギルエーテル、メチルグリシジルエ
ーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、エチレングリコールジフェニル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールメチルエーテル、アニソール、アネトー
ル、1,2−ジメトキシエタン、トリメトキシエタン、ト
リエトキシエタン等から選ばれるものである。
より好ましくは1,4−ジオキサン、ブチルグリシジル
エーテル、1,2−ジメトキシエタンである。
エーテル、1,2−ジメトキシエタンである。
アミレン類として好ましくは、α−アミレン、β−ア
ミレン、γ−アミレン、α−イソアミレン、β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
ミレン、γ−アミレン、α−イソアミレン、β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
エステル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
R−COO−R′、R−CO−NR′、 R′2N−COO−R′、RO−R′−COOR″ [ここでR、R′、R″は水素原子又は炭素数1〜6の
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸アリル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、カプロラクタ
ム、カルバミド酸メチル、カルバミド酸エチル、サリチ
ル酸メチル等から選ばれるものであり、より好ましくは
酢酸メチル、サリチル酸メチルである。
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸アリル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、カプロラクタ
ム、カルバミド酸メチル、カルバミド酸エチル、サリチ
ル酸メチル等から選ばれるものであり、より好ましくは
酢酸メチル、サリチル酸メチルである。
有機ホスファイト類としては、次の一般式で示される
ものが好ましい。
ものが好ましい。
[ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜18の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。] 好ましい具体例は、トリエチルホスファイト、トリブ
チルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(デシ
ル)ホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホス
ファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジフ
ェニルハイドロゲンホスファイト、テトラフェニルィプ
ロピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスフ
ァイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ト
リデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、等から選ばれるものである。より好ましくはトリフ
ェニルホスファイト、トリブチルホスファイトである。
〜18の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。] 好ましい具体例は、トリエチルホスファイト、トリブ
チルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(デシ
ル)ホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホス
ファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジフ
ェニルハイドロゲンホスファイト、テトラフェニルィプ
ロピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスフ
ァイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ト
リデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、等から選ばれるものである。より好ましくはトリフ
ェニルホスファイト、トリブチルホスファイトである。
エポキシド類としては、次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
RO、XRO [ここでRは炭素数1〜8の飽和又は不飽和結合を有す
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキシド類としては好ましくは、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド等から選ばれる
ものであり、より好ましくは1,2−ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンである。
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキシド類としては好ましくは、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド等から選ばれる
ものであり、より好ましくは1,2−ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンである。
フラン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここでR、R′、R″は炭素数1〜2の飽和及び/又
は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、テトラヒドロフラン、N−メチル
ピロール、2−メチルピロール,3−メチルピロール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはN−メチルピロ
ールである。
は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、テトラヒドロフラン、N−メチル
ピロール、2−メチルピロール,3−メチルピロール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはN−メチルピロ
ールである。
アルコール類としては、次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
R−OH、H2N−R−OH、R−O−R′−OH、R−R′
−OH [ここで、R、R′は炭素数1〜6の飽和又は不飽和結
合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノー
ル、t−ブタノール、t−アミルアルコール、アリルア
ルコール、プロパルギルアルコール、ベンジルアルコー
ル、メトキシ−2−プロパノール、1−アミノ−2−プ
ロパノール、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3
−メチル−1−ベンチン−3−オール等から選ばれるも
のであり、より好ましくはsec−ブタノール、プロパル
ギルアルコールである。
−OH [ここで、R、R′は炭素数1〜6の飽和又は不飽和結
合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノー
ル、t−ブタノール、t−アミルアルコール、アリルア
ルコール、プロパルギルアルコール、ベンジルアルコー
ル、メトキシ−2−プロパノール、1−アミノ−2−プ
ロパノール、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3
−メチル−1−ベンチン−3−オール等から選ばれるも
のであり、より好ましくはsec−ブタノール、プロパル
ギルアルコールである。
ケトン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜4の飽和/又は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、アゾジカルボンアミド、マレ
イン酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、2−ピロリドン,N,N,N′,N′−テトラメチ
ル尿素、N−メチルピロリドン等から選ばれるものであ
り、より好ましくはメチルイソブチルケトン、2−ピロ
リドンである。
〜4の飽和/又は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、アゾジカルボンアミド、マレ
イン酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、2−ピロリドン,N,N,N′,N′−テトラメチ
ル尿素、N−メチルピロリドン等から選ばれるものであ
り、より好ましくはメチルイソブチルケトン、2−ピロ
リドンである。
トリアゴール類としては次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
R−N3−R′−N−R″ [ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜16の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。Xはハロゲン原子。] 好ましい具体例は、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベン
ゾトリアゾール、1−[(N,N−ビス−2−エチルヘキ
シル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール等から選ばれ
るものであり、より好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾ
ールである。
〜16の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。Xはハロゲン原子。] 好ましい具体例は、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベン
ゾトリアゾール、1−[(N,N−ビス−2−エチルヘキ
シル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール等から選ばれ
るものであり、より好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾ
ールである。
[実施例] 本発明のフッ素化炭化水素系組成物の安定化効果を確
認する目的から次の試験を行なった。
認する目的から次の試験を行なった。
JIS−K1600に準じ、下記第1表に示す安定化組成物の
液相部及び気相部の各々に銅片を配置し、48時間経過後
の銅片の腐食状況(◎;腐食無し、○;ほぼ腐食無し、
△;わずか腐食あり、×;かなり腐食あり、で評価)を
観察した。
液相部及び気相部の各々に銅片を配置し、48時間経過後
の銅片の腐食状況(◎;腐食無し、○;ほぼ腐食無し、
△;わずか腐食あり、×;かなり腐食あり、で評価)を
観察した。
結果を第1表に示す。表中Aは、R225cb・2−プロパ
ノール共沸組成物を表わす。R225cb・2−プロパノール
共沸様組成物に関しても同様の安定化効果を確認してい
る。
ノール共沸組成物を表わす。R225cb・2−プロパノール
共沸様組成物に関しても同様の安定化効果を確認してい
る。
[発明の効果] 本発明のフッ素化炭化水素系組成物は実施例から明ら
かなように金属腐食の抑制効果に優れ、高い安定化効果
が得られる。特に共沸又は共沸様組成物による電子部
品、電気部品等の洗浄時に腐食が発生した場合接点不良
の問題が生じるが、このような対策として本発明のフッ
素化炭化水素系組成物が有効である。
かなように金属腐食の抑制効果に優れ、高い安定化効果
が得られる。特に共沸又は共沸様組成物による電子部
品、電気部品等の洗浄時に腐食が発生した場合接点不良
の問題が生じるが、このような対策として本発明のフッ
素化炭化水素系組成物が有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C23G 5/032 C23G 5/032 D06L 1/02 D06L 1/02
Claims (1)
- 【請求項1】1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン及び2−プロパノールとからなる共沸又は共
沸様組成物(a)、及びニトロ化合物類、フェノール
類、アミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、
有機ホスファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコ
ール類、ケトン類及びトリアゾール類からなる群から選
ばれる1種以上の安定化剤(b)を含み、共沸又は共沸
様組成物(a)に対する安定化剤(b)の割合が重量基
準で1ppm〜10%であることを特徴とするフッ素化炭化水
素系組成物。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234603A JP2794820B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | フッ素化炭化水素系組成物 |
ES90102015T ES2083978T3 (es) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Mezcla azeotropica o similar a una mezcla azeotropica a base de hidrocarburos hidrogenados, clorados y fluorados. |
KR1019900702196A KR970002043B1 (ko) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | 히드로클로로플루오로카본 공비 또는 공비형 혼합물 |
AU50345/90A AU623748B2 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
PCT/JP1990/000119 WO1990008814A1 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
US07/942,328 US5607912A (en) | 1989-02-01 | 1992-09-09 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234603A JP2794820B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | フッ素化炭化水素系組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399028A JPH0399028A (ja) | 1991-04-24 |
JP2794820B2 true JP2794820B2 (ja) | 1998-09-10 |
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ID=16973621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1234603A Expired - Fee Related JP2794820B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-09-12 | フッ素化炭化水素系組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794820B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP1234603A patent/JP2794820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0399028A (ja) | 1991-04-24 |
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