JP2734106B2 - フッ化炭化水素系組成物 - Google Patents
フッ化炭化水素系組成物Info
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- JP2734106B2 JP2734106B2 JP1209684A JP20968489A JP2734106B2 JP 2734106 B2 JP2734106 B2 JP 2734106B2 JP 1209684 A JP1209684 A JP 1209684A JP 20968489 A JP20968489 A JP 20968489A JP 2734106 B2 JP2734106 B2 JP 2734106B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フッ素化炭化水素系組成物に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 本出願人は、既にメタノール、エタノール及びイソプ
ロパノールのいずれか1種、1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロパン(R225ca)及び1,3−ジクロ
ロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン(R225cb)と
からなる擬共沸組成物を提案している。
ロパノールのいずれか1種、1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロパン(R225ca)及び1,3−ジクロ
ロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン(R225cb)と
からなる擬共沸組成物を提案している。
これら擬共沸組成物は、液組成と蒸気組成がほぼ一定
に保たれるため、IC部品、精密機械部品、その他各種物
品の蒸気洗浄に適しているが、熱安定性の面で必ずしも
充分ではない。
に保たれるため、IC部品、精密機械部品、その他各種物
品の蒸気洗浄に適しているが、熱安定性の面で必ずしも
充分ではない。
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の安定性を改善すべくなされたものであ
り、下記(a)及び(b)を含み、(a)に対する
(b)の割合が重量基準で1ppm〜10%であることを特徴
とするフッ素化炭化水素系組成物である。
り、下記(a)及び(b)を含み、(a)に対する
(b)の割合が重量基準で1ppm〜10%であることを特徴
とするフッ素化炭化水素系組成物である。
(a):メタノール、エタノール及びイソプロパノール
から選ばれるいずれか1種と、R225caと、R225cbとから
なる擬共沸組成物。
から選ばれるいずれか1種と、R225caと、R225cbとから
なる擬共沸組成物。
(b):ニトロ化合物類、フェノール類、アミン類、エ
ーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホスファイト
類、エポキシド類、フラン類、アルコール類、ケトン類
及びトリアゾール類の群から選ばれる1種以上の安定化
剤。
ーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホスファイト
類、エポキシド類、フラン類、アルコール類、ケトン類
及びトリアゾール類の群から選ばれる1種以上の安定化
剤。
本発明に従って安定化される擬共沸組成物は以下のと
おりである[( )内の数字は重量%]。
おりである[( )内の数字は重量%]。
R225ca/R225cb/メタノール =1〜98/1〜98/1〜16、 R225ca/R225cb/エタノール =1〜98/1〜98/1〜24、 R225ca/R225cb/イソプロパノール =1〜98/1〜98/1〜35、 上記擬共沸組成物は、溶剤として各種用途に使用でき
るが、フラックス洗浄剤、脱脂洗浄剤、ドライクリーニ
ング用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行なうことが
あり、熱的に安定化する必要がある。特に、洗浄すべき
対象や洗浄装置材質が金属(鉄、亜鉛、アルミニウム、
銅、黄銅、各種合金等)であると、この金属の影響によ
りさらに不安定となる。
るが、フラックス洗浄剤、脱脂洗浄剤、ドライクリーニ
ング用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行なうことが
あり、熱的に安定化する必要がある。特に、洗浄すべき
対象や洗浄装置材質が金属(鉄、亜鉛、アルミニウム、
銅、黄銅、各種合金等)であると、この金属の影響によ
りさらに不安定となる。
本発明によれば、ニトロ化合物類、フェノール類、ア
ミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホ
スファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる1種
以上の安定化剤により上記擬共沸組成物を安定化でき
る。
ミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホ
スファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる1種
以上の安定化剤により上記擬共沸組成物を安定化でき
る。
これらの安定化剤は、1種単独で又は2種以上の混合
物として使うことができ、本フッ素化炭化水素系組成物
の使用条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合
には、安定化剤の混合使用が有効である。安定化剤の添
加量は、特に限定されないが、上記擬共沸組成物に対し
て重量基準で、1ppm〜10%、好ましくは10ppm〜5%、
さらに好ましくは20ppm〜3%、である。
物として使うことができ、本フッ素化炭化水素系組成物
の使用条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合
には、安定化剤の混合使用が有効である。安定化剤の添
加量は、特に限定されないが、上記擬共沸組成物に対し
て重量基準で、1ppm〜10%、好ましくは10ppm〜5%、
さらに好ましくは20ppm〜3%、である。
ニトロ化合物類としては一般式R−NO2(R;炭素数1
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましい。好ましい具体例
は、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパ
ン、2−ニトロプロパン、ニトロベンゼン等から選ばれ
るものである。より好ましくはニトロメタン、ニトロエ
タンである。
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましい。好ましい具体例
は、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパ
ン、2−ニトロプロパン、ニトロベンゼン等から選ばれ
るものである。より好ましくはニトロメタン、ニトロエ
タンである。
フェノール類としては下記一般式で示されるものが好
ましい。
ましい。
[ここで、R、R′、R″、RはOH又は炭素数1〜6
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、o−メトキシフェノール、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、イソオイゲノール、ビスフ
ェノールA、サリチル酸メチル、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール等から選ばれるものである。より好ましく
は、フェノール、ビスフェノールA、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、o−メトキシフェノール、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、イソオイゲノール、ビスフ
ェノールA、サリチル酸メチル、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール等から選ばれるものである。より好ましく
は、フェノール、ビスフェノールA、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。
アミン類としては、下記一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここで、R、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数
1〜8の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、メチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミン、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、
トリペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリ
ルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピ
コリン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、α−メチルベンジルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジフェニル
アミン、ジエチルヒドロキシアミン等から選ばれるもの
である。より好ましくは、ジイソプロピルアミン、ジア
リルアミンである。
1〜8の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、メチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミン、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、
トリペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリ
ルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピ
コリン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、α−メチルベンジルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジフェニル
アミン、ジエチルヒドロキシアミン等から選ばれるもの
である。より好ましくは、ジイソプロピルアミン、ジア
リルアミンである。
エーテル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここで、R、R′、R″は炭素数1〜10の飽和又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチ
ルエーテル、ジアリルエーテル、エチルメチルエーテ
ル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロピルエー
テル、エチルイソブチルエーテル、エチルイソペンチル
エーテル、エチルビニルエーテル、アリルエチルエーテ
ル、エチルフェニルエーテル、エチルナフチルエーテ
ル、エチルプロパルギルエーテル、メチルグリシジルエ
ーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、エチレングリコールジフェニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、アニソール、アネトール、1,2−ジメト
キシエタン、トリメトキシエタン、トリエトキシエタン
等から選ばれるものである。
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチ
ルエーテル、ジアリルエーテル、エチルメチルエーテ
ル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロピルエー
テル、エチルイソブチルエーテル、エチルイソペンチル
エーテル、エチルビニルエーテル、アリルエチルエーテ
ル、エチルフェニルエーテル、エチルナフチルエーテ
ル、エチルプロパルギルエーテル、メチルグリシジルエ
ーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、エチレングリコールジフェニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、アニソール、アネトール、1,2−ジメト
キシエタン、トリメトキシエタン、トリエトキシエタン
等から選ばれるものである。
より好ましくは1,4−ジオキサン、ブチルグリシジル
エーテル、1,2−ジメトキシエタンである。
エーテル、1,2−ジメトキシエタンである。
アミレン類として好ましくは、α−アミレン、β−ア
ミレン、γ−アミレン、α−イソアミレン、β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
ミレン、γ−アミレン、α−イソアミレン、β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
エステル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
R−COO−R′、R−CO−NR′、 R′2N−COO−R′、RO−R′−COOR″ [ここでR、R′、R″は水素原子又は炭素数1〜6の
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸アリル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、カプロラムタ
ム、カルバミド酸メチル、カルバミド酸エチル、サリチ
ル酸メチル等から選ばれるものであり、より好ましくは
酢酸メチル、サリチル酸メチルである。
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸アリル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、カプロラムタ
ム、カルバミド酸メチル、カルバミド酸エチル、サリチ
ル酸メチル等から選ばれるものであり、より好ましくは
酢酸メチル、サリチル酸メチルである。
有機ホスファイト類としては、次の一般式で示される
ものが好ましい。
ものが好ましい。
(RO)3P、(R−R′−O)3P、(RO)2POR′、 [ここで、R、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数
1〜18の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、トリエチルホスファイト、トリブ
チルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(デシ
ル)ホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホス
ファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジフ
ェニルハイドロゲンホスファイト、テトラフェニルジプ
ロピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスフ
ァイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ト
リデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、等から選ばれるものである。より好ましくはトリフ
ェニルホスファイト、トリブチルホスファイトである。
1〜18の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、トリエチルホスファイト、トリブ
チルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(デシ
ル)ホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホス
ファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジフ
ェニルハイドロゲンホスファイト、テトラフェニルジプ
ロピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスフ
ァイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ト
リデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、等から選ばれるものである。より好ましくはトリフ
ェニルホスファイト、トリブチルホスファイトである。
エポキシド類としては、次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
RO、XRO [ここでRは炭素数1〜8の飽和又は不飽和結合を有す
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキシド類としては好ましくは、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド等から選ばれる
ものであり、より好ましくは1,2−ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンである。
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキシド類としては好ましくは、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド等から選ばれる
ものであり、より好ましくは1,2−ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンである。
フラン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここでR、R′、R″は炭素数1〜2の飽和及び/又
は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、テトラヒドロフラン、N−メチル
ピロール、2−メチルピロール,3−メチルピロール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはN−メチルピロ
ールである。
は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、テトラヒドロフラン、N−メチル
ピロール、2−メチルピロール,3−メチルピロール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはN−メチルピロ
ールである。
アルコール類としては、次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
R−OH、H2N−R−OH、R−O−R′−OH、R−R′−OH [ここで、R、R′は炭素数1〜6の飽和及び/又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ブタノール、イソブタノール、se
c−ブタノール、t−ブタノール、t−アミルアルコー
ル、アリルアルコール、プロパルギルアルコール、ベン
ジルアルコール、メトキシ−2−プロパノール、1−ア
ミノ−2−プロパノール、3−メチル−1−ブチン−3
−オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはsec−ブタノー
ル、プロパルギルアルコールである。
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ブタノール、イソブタノール、se
c−ブタノール、t−ブタノール、t−アミルアルコー
ル、アリルアルコール、プロパルギルアルコール、ベン
ジルアルコール、メトキシ−2−プロパノール、1−ア
ミノ−2−プロパノール、3−メチル−1−ブチン−3
−オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはsec−ブタノー
ル、プロパルギルアルコールである。
ケトン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜4の飽和及び/又は不飽和結合を有する炭化水素
基。] 好ましい具体例は、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、アゾジカルボンアミド、マレ
イン酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、2−ピロリドン、N,N,N′,N′−テトラメ
チル尿素、N−メチルピロリドン等から選ばれるもので
あり、より好ましくはメチルイソブチルケトン、2−ピ
ロリドンである。
〜4の飽和及び/又は不飽和結合を有する炭化水素
基。] 好ましい具体例は、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、アゾジカルボンアミド、マレ
イン酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、2−ピロリドン、N,N,N′,N′−テトラメ
チル尿素、N−メチルピロリドン等から選ばれるもので
あり、より好ましくはメチルイソブチルケトン、2−ピ
ロリドンである。
トリアゾール類としては次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
[ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜16の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。Xはハロゲン原子。] 好ましい具体例は、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベン
ゾトリアゾール、1−[(N,N−ビス−2−エチルヘキ
シル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール等から選ばれ
るものであり、より好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾ
ールである。
〜16の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。Xはハロゲン原子。] 好ましい具体例は、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベン
ゾトリアゾール、1−[(N,N−ビス−2−エチルヘキ
シル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール等から選ばれ
るものであり、より好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾ
ールである。
[実施例] 本発明のフッ素化炭化水素系組成物の安定化効果を確
認する目的から次の試験を行なった。
認する目的から次の試験を行なった。
JIS−K1600に準じ、第1表〜第2表に示す安定化組成
物の液相部及び気相部の各々に銅片を配置し、48時間経
過後の銅片の腐食状況(◎;腐食無し、○;ほぼ腐食無
し、△;若干腐食あり、×;腐食あり、で評価)を観察
した。結果を第1表〜第3表に示す。なお、R225ca・R2
25cb・メタノール擬共沸組成物をA、R225ca・R225cb・
エタノール擬共沸組成物をB、R225ca・R225cb・イソプ
ロパノール擬共沸組成物をCで表わす。
物の液相部及び気相部の各々に銅片を配置し、48時間経
過後の銅片の腐食状況(◎;腐食無し、○;ほぼ腐食無
し、△;若干腐食あり、×;腐食あり、で評価)を観察
した。結果を第1表〜第3表に示す。なお、R225ca・R2
25cb・メタノール擬共沸組成物をA、R225ca・R225cb・
エタノール擬共沸組成物をB、R225ca・R225cb・イソプ
ロパノール擬共沸組成物をCで表わす。
[発明の効果] 本発明のフッ素化炭化水素系組成物は実施例から明ら
かなように金属腐食の抑制効果に優れ、高い安定化効果
が得られる。特に共沸組成物による電子部品、電気部品
等の洗浄時に腐食が発生した場合接点不良の問題が生じ
るが、このような対策として本発明のフッ素化炭化水素
系組成物が有効である。
かなように金属腐食の抑制効果に優れ、高い安定化効果
が得られる。特に共沸組成物による電子部品、電気部品
等の洗浄時に腐食が発生した場合接点不良の問題が生じ
るが、このような対策として本発明のフッ素化炭化水素
系組成物が有効である。
Claims (1)
- 【請求項1】下記(a)及び(b)を含み、(a)に対
する(b)の割合が重量基準で1ppm〜10%であることを
特徴とするフッ素化炭化水素系組成物。 (a):メタノール、エタノール及びイソプロパノール
から選ばれるいずれか1種と、1,1−ジクロロ−2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロパンと、1,3−ジクロロ−1,2,
2,3,3−ペンタフルオロプロパンとからなる擬共沸組成
物。 (b):ニトロ化合物類、フェノール類、アミン類、エ
ーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホスファイト
類、エポキシド類、フラン類、アルコール類、ケトン類
及びトリアゾール類の群から選ばれる1種以上の安定化
剤。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1209684A JP2734106B2 (ja) | 1989-08-15 | 1989-08-15 | フッ化炭化水素系組成物 |
PCT/JP1990/000119 WO1990008814A1 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
AU50345/90A AU623748B2 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
CN 90100578 CN1035729C (zh) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | 氢氯氟碳共沸或类似共沸混合物 |
KR1019900702196A KR970002043B1 (ko) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | 히드로클로로플루오로카본 공비 또는 공비형 혼합물 |
ES90102015T ES2083978T3 (es) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Mezcla azeotropica o similar a una mezcla azeotropica a base de hidrocarburos hidrogenados, clorados y fluorados. |
US07/942,328 US5607912A (en) | 1989-02-01 | 1992-09-09 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1209684A JP2734106B2 (ja) | 1989-08-15 | 1989-08-15 | フッ化炭化水素系組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374339A JPH0374339A (ja) | 1991-03-28 |
JP2734106B2 true JP2734106B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16576913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1209684A Expired - Fee Related JP2734106B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-08-15 | フッ化炭化水素系組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2734106B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-15 JP JP1209684A patent/JP2734106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0374339A (ja) | 1991-03-28 |
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