JP2765084B2 - フッ素化炭化水素系組成物 - Google Patents
フッ素化炭化水素系組成物Info
- Publication number
- JP2765084B2 JP2765084B2 JP1207842A JP20784289A JP2765084B2 JP 2765084 B2 JP2765084 B2 JP 2765084B2 JP 1207842 A JP1207842 A JP 1207842A JP 20784289 A JP20784289 A JP 20784289A JP 2765084 B2 JP2765084 B2 JP 2765084B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ether
- ethyl
- phosphite
- methyl
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フッ素化炭化水素系組成物に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 本出願人は、既に1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパン(R225cb)とエタノールとからなる共
沸組成物の各種用途を提案している。
フルオロプロパン(R225cb)とエタノールとからなる共
沸組成物の各種用途を提案している。
R225cbとエタノールとからなる共沸組成物の各種用途
のうち、特に繰り返し蒸気洗浄を行う場合には、熱安定
性の面で必ずしも充分ではない場合があることがわかっ
た。
のうち、特に繰り返し蒸気洗浄を行う場合には、熱安定
性の面で必ずしも充分ではない場合があることがわかっ
た。
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の安定性を改善すべくなされたものであ
り、R225cbとエタノールとからなる共沸組成物(a)、
及びニトロ化合物類、フェノール類、アミン類、エーテ
ル類、アミレン類、エステル類、有機ホスファイト類、
エポキシド類、フラン類、アルコール類、ケトン類及び
トリアゾール類の群から選ばれる1種以上の安定化剤
(b)を含み、共沸組成物(a)に対する安定化剤
(b)の割合が重量基準で1ppm〜10%であることを特徴
とするフッ素化炭化水素系組成物である。
り、R225cbとエタノールとからなる共沸組成物(a)、
及びニトロ化合物類、フェノール類、アミン類、エーテ
ル類、アミレン類、エステル類、有機ホスファイト類、
エポキシド類、フラン類、アルコール類、ケトン類及び
トリアゾール類の群から選ばれる1種以上の安定化剤
(b)を含み、共沸組成物(a)に対する安定化剤
(b)の割合が重量基準で1ppm〜10%であることを特徴
とするフッ素化炭化水素系組成物である。
本発明に従って安定化される共沸組成物は以下のとお
りである。
りである。
R225cb/エタノール(95.6重量%/4.4重量%)。
上記共沸組成物は、溶剤として各種用途に使用できる
が、フラックス洗浄剤、脱脂洗浄剤、ドライクリーニン
グ用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行なうことがあ
り、熱的に安定化する必要がある。特に、洗浄すべき対
象や洗浄装置材質が金属(鉄、亜鉛、アルミニウム、
銅、黄銅、各種合金等)であると、この金属の影響によ
りさらに不安定となる。
が、フラックス洗浄剤、脱脂洗浄剤、ドライクリーニン
グ用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行なうことがあ
り、熱的に安定化する必要がある。特に、洗浄すべき対
象や洗浄装置材質が金属(鉄、亜鉛、アルミニウム、
銅、黄銅、各種合金等)であると、この金属の影響によ
りさらに不安定となる。
本発明によれば、ニトロ化合物類、フェノール類、ア
ミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホ
スファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる1種
以上の安定化剤により上記共沸組成物を安定化できる。
ミン類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホ
スファイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール
類、ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる1種
以上の安定化剤により上記共沸組成物を安定化できる。
これらの安定化剤は、1種単独で又は2種以上の混合
物として使うことができ、本フッ素化炭化水素系組成物
の使用条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合
には、安定化剤の混合使用が有効である。安定化の添加
量は、特に限定されないが、上記共沸組成物に対して重
量基準で、1ppm〜10%、好ましくは10ppm〜5%、さら
に好ましくは20ppm〜3%、である。
物として使うことができ、本フッ素化炭化水素系組成物
の使用条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合
には、安定化剤の混合使用が有効である。安定化の添加
量は、特に限定されないが、上記共沸組成物に対して重
量基準で、1ppm〜10%、好ましくは10ppm〜5%、さら
に好ましくは20ppm〜3%、である。
ニトロ化合物類としては一般式R−NO2(R;炭素数1
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましい。好ましい具体例
は、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパ
ン、2−ニトロプロパン、ニトロベンゼン等から選ばれ
るものである。より好ましくはニトロメタン、ニトロエ
タンである。
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましい。好ましい具体例
は、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパ
ン、2−ニトロプロパン、ニトロベンゼン等から選ばれ
るものである。より好ましくはニトロメタン、ニトロエ
タンである。
フェノール類としては下記一般式で示されるものが好
ましい。
ましい。
[ここで、R、R′、R″、RはOH又は炭素数1〜6
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、o−メトキシフェノール、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、イソオイゲノール、ビスフ
ェノールA、サリチル酸メチル、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール等から選ばれるものである。より好ましく
は、フェノール、ビスフェノールA、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、チモール、p−t−ブ
チルフェノール、o−メトキシフェノール、カテコー
ル、t−ブチルカテコール、イソオイゲノール、ビスフ
ェノールA、サリチル酸メチル、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール等から選ばれるものである。より好ましく
は、フェノール、ビスフェノールA、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。
アミン類としては、下記一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
R−NR′2、R2−N−R′2、R2−NR′、R3N、R
N、 R−CHNR′2−R″−NR2、 R2N−R′−N−R″2、R2N−R′−NH−R″−NR
2、 R2N−(R′NH)4−R″、R−NH−R′、R2N−O
R′ [ここで、R、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数
1〜8の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、メチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミン、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、
トリペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリ
ルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピ
コリン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、α−メチルベンジルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジフェニル
アミン、ジエチルヒドロキシルアミン等から選ばれるも
のである。より好ましくは、ジイソプロピルアミン、ジ
アリルアミンである。
N、 R−CHNR′2−R″−NR2、 R2N−R′−N−R″2、R2N−R′−NH−R″−NR
2、 R2N−(R′NH)4−R″、R−NH−R′、R2N−O
R′ [ここで、R、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数
1〜8の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素基。] 好ましい具体例は、メチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、イソブチル
アミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミン、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、
トリペンチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリアリ
ルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ピ
コリン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、α−メチルベンジルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジフェニル
アミン、ジエチルヒドロキシルアミン等から選ばれるも
のである。より好ましくは、ジイソプロピルアミン、ジ
アリルアミンである。
エーテル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
HO−R−O−R′、 HO−R−O−R′−O−R″、R−O−R′−O−
R″、 R−O−R′(OR″)2 [ここで、R、R′、R″は炭素数1〜10の飽和又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチ
ルエーテル、ジアリルエーテル、エチルメチルエーテ
ル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロルエーテ
ル、エチルイソブチルエーテル、エチルイソペンチルエ
ーテル、エチルビニルエーテル、アリルエチルエーテ
ル、エチルフェニルエーテル、エチルナフチルエーテ
ル、エチルプロパルギルエーテル、メチルグリシジルエ
ーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、エチレングリコールジフェニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、アニソール、アネトール、1,2−ジメト
キシエタン、トリメトキシエタン、トリエトキシエタン
等から選ばれるものである。
R″、 R−O−R′(OR″)2 [ここで、R、R′、R″は炭素数1〜10の飽和又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチ
ルエーテル、ジアリルエーテル、エチルメチルエーテ
ル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロルエーテ
ル、エチルイソブチルエーテル、エチルイソペンチルエ
ーテル、エチルビニルエーテル、アリルエチルエーテ
ル、エチルフェニルエーテル、エチルナフチルエーテ
ル、エチルプロパルギルエーテル、メチルグリシジルエ
ーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、エチレングリコールジフェニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、アニソール、アネトール、1,2−ジメト
キシエタン、トリメトキシエタン、トリエトキシエタン
等から選ばれるものである。
より好ましくは1,4−ジオキサン、ブチルグリシジル
エーテル、1,2−ジメトキシエタンである。
エーテル、1,2−ジメトキシエタンである。
アミレン類として好ましくは、α−アミレン、β−ア
ミレン、γ−アミレン、α−イソアミレン、β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
ミレン、γ−アミレン、α−イソアミレン、β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
エステル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
R−COO−R′、R−CO−NR′、 R′2N−COO−R′、RO−R′−COOR″ [ここで、R、R′、R″は水素原子又は炭素数1〜6
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸アリル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、カプロラクタ
ム、カルバミド酸メチル、カルバミド酸エチル、サリチ
ル酸メチル等から選ばれるものであり、より好ましくは
酢酸メチル、サリチル酸メチルである。
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。] 好ましい具体例は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸アリル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、カプロラクタ
ム、カルバミド酸メチル、カルバミド酸エチル、サリチ
ル酸メチル等から選ばれるものであり、より好ましくは
酢酸メチル、サリチル酸メチルである。
有機ホスファイト類としては、次の一般式で示される
ものが好ましい。
ものが好ましい。
(RO)3P、(R−R′−O)3P、(RO)2POR′、 [ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜18の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。] 好ましい具体例は、トリエチルホスファイト、トリブ
チルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(デシ
ル)ホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホス
ファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジフ
ェニルハイドロゲンホスファイト、テトラフェニルジプ
ロピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスフ
ァイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ト
リデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、等から選ばれるものである。より好ましくはトリフ
ェニルホスファイト、トリブチルホスファイトである。
〜18の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。] 好ましい具体例は、トリエチルホスファイト、トリブ
チルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(デシ
ル)ホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホス
ファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジフ
ェニルハイドロゲンホスファイト、テトラフェニルジプ
ロピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスフ
ァイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ト
リデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、等から選ばれるものである。より好ましくはトリフ
ェニルホスファイト、トリブチルホスファイトである。
エポキシド類としては、次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
RO、XRO [ここでRは炭素数1〜8の飽和又は不飽和結合を有す
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキシド類としては好ましくは、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド等から選ばれる
ものであり、より好ましくは1,2−ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンである。
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキシド類としては好ましくは、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド等から選ばれる
ものであり、より好ましくは1,2−ブチレンオキシド、
エピクロルヒドリンである。
フラン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
[ここでR、R′、R″は炭素数1〜2の飽和及び/又
は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、テトラヒドロフラン、N−メチル
ピロール、2−メチルピロール,3−メチルピロール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはN−メチルピロ
ールである。
は不飽和結合を有する炭化水素基。] 好ましい具体例は、テトラヒドロフラン、N−メチル
ピロール、2−メチルピロール,3−メチルピロール等か
ら選ばれるものであり、より好ましくはN−メチルピロ
ールである。
アルコール類としては、次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
R−OH、H2N−R−OH、R−O−R′−OH、R−
R′−OH [ここで、R、R′は炭素数1〜6の飽和及び/又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、メタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブ
タノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、ア
リルアルコール、プロパルギルアルコール、ベンジルア
ルコール、メトキシ−2−プロパノール、1−アミノ−
2−プロパノール、3−メチル−1−ブチン−3−オー
ル、3−メチル−1−ペンチン−3−オール等から選ば
れるものであり、より好ましくはsec−ブタノール、プ
ロパルギルアルコールである。
R′−OH [ここで、R、R′は炭素数1〜6の飽和及び/又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 好ましい具体例は、メタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブ
タノール、t−ブタノール、t−アミルアルコール、ア
リルアルコール、プロパルギルアルコール、ベンジルア
ルコール、メトキシ−2−プロパノール、1−アミノ−
2−プロパノール、3−メチル−1−ブチン−3−オー
ル、3−メチル−1−ペンチン−3−オール等から選ば
れるものであり、より好ましくはsec−ブタノール、プ
ロパルギルアルコールである。
ケトン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しい。
しい。
R2CO、R−CO−R′、R−CO−NH−R′、 R−CONR′2、R2NCONR′2、 [ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜4の飽和及び/又は不飽和結合を有する炭化水素
基。] 好ましい具体例は、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、アゾジカルボンアミド、マレ
イン酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、2−ピロリドン、N,N,N′,N′−テトラメ
チル尿素、N−メチルピロリドン等から選ばれるもので
あり、より好ましくはメチルイソブチルケトン、2−ピ
ロリドンである。
〜4の飽和及び/又は不飽和結合を有する炭化水素
基。] 好ましい具体例は、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、アゾジカルボンアミド、マレ
イン酸ヒドラジド、フタル酸ヒドラジド、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、2−ピロリドン、N,N,N′,N′−テトラメ
チル尿素、N−メチルピロリドン等から選ばれるもので
あり、より好ましくはメチルイソブチルケトン、2−ピ
ロリドンである。
トリアゾール類としては次の一般式で示されるものが
好ましい。
好ましい。
R−N3−R′−N−R″ [ここでR、R′、R″、Rは水素原子又は炭素数1
〜16の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。Xはハロゲン原子。] 好ましい具体例は、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベン
ゾトリアゾール、1−[(N,N−ビス−2−エチルヘキ
シル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール等から選ばれ
るものであり、より好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾ
ールである。
〜16の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基。Xはハロゲン原子。] 好ましい具体例は、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、1,2,3−ベン
ゾトリアゾール、1−[(N,N−ビス−2−エチルヘキ
シル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール等から選ばれ
るものであり、より好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾ
ールである。
[実施例] 本発明のフッ素化炭化水素系組成物の安定化効果を確
認する目的からの次の試験を行なった。
認する目的からの次の試験を行なった。
JIS−K1600に準じ、第1表に示す安定化組成物の液相
部及び気相部の各々に銅片を配置し、48時間経過後の銅
片の腐食状況(◎;腐食無し、○;ほぼ腐食無し、△;
若干腐食あり、×;腐食あり、で評価)を観察した。
部及び気相部の各々に銅片を配置し、48時間経過後の銅
片の腐食状況(◎;腐食無し、○;ほぼ腐食無し、△;
若干腐食あり、×;腐食あり、で評価)を観察した。
結果を第1表に示す。なお、R225cb・エタノール共沸
組成物をAで表わす。
組成物をAで表わす。
[発明の効果] 本発明のフッ素化炭化水素組成物は実施例から明らか
なように金属腐食の抑制効果に優れ、高い安定化効果が
得られる。特に共沸組成物による電子部品、電気部品等
の洗浄時に腐食が発生した場合接点不良の問題が生じる
が、このような対策として本発明のフッ素化炭化水素系
組成物が有効である。
なように金属腐食の抑制効果に優れ、高い安定化効果が
得られる。特に共沸組成物による電子部品、電気部品等
の洗浄時に腐食が発生した場合接点不良の問題が生じる
が、このような対策として本発明のフッ素化炭化水素系
組成物が有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 7/50 C11D 7/50 (56)参考文献 特開 平1−131129(JP,A) 特開 平1−132539(JP,A) 特開 平1−132540(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 19/08 C07C 17/42
Claims (1)
- 【請求項1】1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン及びエタノールとからなる共沸組成物
(a)、及びニトロ化合物類、フェノール類、アミン
類、エーテル類、アミレン類、エステル類、有機ホスフ
ァイト類、エポキシド類、フラン類、アルコール類、ケ
トン類及びトリアゾール類の群から選ばれる1種以上の
安定化剤(b)を含み、共沸組成物(a)に対する安定
化剤(b)の割合が重量基準で1ppm〜10%であることを
特徴とするフッ素化炭化水素系組成物。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207842A JP2765084B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | フッ素化炭化水素系組成物 |
DE69024378T DE69024378T2 (de) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Azeotrope oder azeotropähnliche Zusammensetzung auf der Basis von Chlorfluorkohlenwasserstoffen |
AT90102015T ATE132182T1 (de) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Azeotrope oder azeotropähnliche zusammensetzung auf der basis von chlorfluorkohlenwasserstoffen |
CN 90100578 CN1035729C (zh) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | 氢氯氟碳共沸或类似共沸混合物 |
PCT/JP1990/000119 WO1990008814A1 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
KR1019900702196A KR970002043B1 (ko) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | 히드로클로로플루오로카본 공비 또는 공비형 혼합물 |
AU50345/90A AU623748B2 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
DK90102015.6T DK0381216T3 (da) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Azeotrop eller azeotroplignende chlorfluorcarbonhydridblanding |
ES90102015T ES2083978T3 (es) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Mezcla azeotropica o similar a una mezcla azeotropica a base de hidrocarburos hidrogenados, clorados y fluorados. |
EP90102015A EP0381216B1 (en) | 1989-02-01 | 1990-02-01 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
US07/942,328 US5607912A (en) | 1989-02-01 | 1992-09-09 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
GR960400809T GR3019425T3 (en) | 1989-02-01 | 1996-03-26 | Hydrochlorofluorocarbon azeotropic or azeotropic-like mixture |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207842A JP2765084B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | フッ素化炭化水素系組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374337A JPH0374337A (ja) | 1991-03-28 |
JP2765084B2 true JP2765084B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16546431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1207842A Expired - Fee Related JP2765084B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-08-14 | フッ素化炭化水素系組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2765084B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP1207842A patent/JP2765084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0374337A (ja) | 1991-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR970002043B1 (ko) | 히드로클로로플루오로카본 공비 또는 공비형 혼합물 | |
JP2576933B2 (ja) | 洗浄用溶剤組成物 | |
JPH0867643A (ja) | 安定化されたブロモプロパン組成物 | |
JP2576941B2 (ja) | 洗浄用溶剤組成物 | |
JP2717090B2 (ja) | 含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法 | |
JP2765084B2 (ja) | フッ素化炭化水素系組成物 | |
JP2737261B2 (ja) | フッ素化炭化水素系組成物 | |
JPH01139539A (ja) | 共沸組成物の安定化方法 | |
JP2794820B2 (ja) | フッ素化炭化水素系組成物 | |
JP2765135B2 (ja) | 弗素化炭化水素系組成物 | |
JP2734106B2 (ja) | フッ化炭化水素系組成物 | |
JP2734116B2 (ja) | フッ素化炭化水素系組成物 | |
US6133221A (en) | Fluorinated hydrobromocarbon solvent cleaning process and composition | |
JP2576942B2 (ja) | 洗浄用溶剤組成物 | |
JP2881754B2 (ja) | 弗素化炭化水素系組成物 | |
JPH01132539A (ja) | 共沸組成物の安定化方法 | |
JPH02185597A (ja) | フッ素化炭化水素系混合組成物 | |
JPH03173835A (ja) | トリクロロジフルオロエタンを主剤とする共沸および共沸様組成物の安定化方法 | |
JPH0386838A (ja) | 1,1,2―トリクロロ―2,2―ジフルオロエタンの安定化方法 | |
JPH02157234A (ja) | 共沸組成物の安定化方法 | |
JPH0559396A (ja) | 安定化された混合溶剤組成物 | |
JPH0334943A (ja) | 共沸組成物の安定化方法 | |
JPH01131129A (ja) | 共沸組成物の安定化方法 | |
US5990071A (en) | Method for inhibiting tarnish formation when cleaning silver with ether stabilized, N-propyl bromide-based solvent systems | |
US6114293A (en) | Movie film cleaning process using halogenated hydrobromocarbon solvents |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080403 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090403 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |