JP2790786B2 - 皮膚保護剤及びその製造方法 - Google Patents

皮膚保護剤及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚保護剤およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧
品あるいは外用医薬品の剤型としてローション、クリー
ム、軟膏などが汎用されるが、これらの製品に保湿性を
付与することを目的に種々の吸湿性の高い物質が保湿剤
として用いられている。このように保湿剤として使用さ
れ得るための重要な物性である吸湿能力の高い物質に
は、有機物、無機物を併せるとかなりの種類がある。し
かしながら、これらの物質を実際に保湿剤として使用す
るに際しては、安全性に優れていること、製品の形態安
定性を損なわないこと、用途等に制限が無いこと、使用
感が優れていることなどが必要とされる。
【0003】一般に用いられている保湿剤としては、乳
酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の有
機酸塩類;グリセリン、ソルビトール、プロピレングリ
コール等の多価アルコール類;尿素などの低分子化合
物;ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、ポリエチ
レングリコール、ポリアクリル酸等の天然あるいは合成
の水溶性高分子が挙げられる。これらはそれぞれ単独あ
るいは複合して用いられているが、製品安定性への影
響、溶解性、使用感あるいは価格の点等で一長一短があ
る。
【0004】これまで医療用保湿剤としては、乾皮症の
治療を目的として10〜20%の尿素を含有したローシ
ョンまたはクリーム製剤が上市されている。これらの尿
素製剤は損傷のない皮膚に塗布した場合には、高い保湿
性を発揮して、大変有用であるが、老人性皮膚掻痒症や
アトピー性皮膚炎などの場合のように症状としてかゆみ
を伴い、その結果として皮膚に損傷がある場合には塗布
部位に著しい疼痛をもたらす。掻痒を伴うこれら症状の
患者は近時激増しているにもかかわらず適切な医療用保
湿性皮膚保護剤は開発されていない。
【0005】一方化粧品の分野では尿素等の刺激性の強
い保湿剤は、ほとんど使用されずもっぱらヒアルロン
酸、コラーゲン、エラスチン等の水溶性天然高分子化合
物が利用されている。これら水溶性天然高分子化合物は
適当な保湿性を有しているが原料価格が高価であり、ま
た造膜性に乏しいため長時間べたつき感が残る欠点があ
る。
【0006】近年、安価な天然高分子であるキトサン
は、その凝集性を活用して産業廃水処理剤として用いら
れる外、農産物発育促進剤として、あるいはその良好な
造膜性を利用して、水、エタノール分離膜としての応用
が考えられている。一方医療の分野でもキトサンを原料
として製造された皮膜が優れた皮膚生着性と静菌作用を
もつことから火傷などの損傷皮膚の被覆膜として使用さ
れている。
【0007】以上のように優れた機能を有するキトサン
であるが、保湿剤として応用しようとする場合、重大な
問題点が生ずる。すなわち、キトサンは元来水不溶性の
塩基性高分子化合物であり、純水には不溶である。した
がってキトサン水溶液を得るには通常、無機酸または有
機酸水溶液にキトサンを溶解する方法がとられる。
【0008】この場合、キトサンを稀乳酸、稀酢酸等に
数パーセント溶解した溶液は、健康な皮膚に塗布した場
合には極めて良好な使用感を与えるが、老人性皮膚掻痒
症やアトピー性皮膚炎などの場合のように皮膚に損傷が
ある場合には、溶液の酸性度が高い為、強い刺激感と疼
痛をもたらす。
【0009】この発明の目的は、キトサンを用いて、そ
の特性である保湿性を保持しつつ、極めて使用感が良好
で且つ安全性の高い皮膚保護剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め鋭意研究を行った結果、 (1)脱アセチル化率が75%以上である高脱アセチル
化キトサンが溶解性に優れ、その中性溶液は刺激感が
なく極めて使用感が良いこと、 (2)使用される高脱アセチル化キトサンとしては、そ
の生物起源も重要であり、カニ、エビ等の甲殻類由来の
キトサンはアレルギーを発症させるのに対してイカキト
サンはこのようなアレルギーを発症させずに安全性の面
から特に好ましいこと、を見い出し本発明を完成させ
た。
【0011】従って本発明は、脱アセチル化率が75%
以上であるイカキトサンの中性溶液からなることを特
徴とする皮膚保護剤を要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚保護剤はキトサンの
中性溶液からなるものであり、キトサンは次の要件
(1)および(2)を満足するものである。
【0013】(1)脱アセチル化率が75%以上の高脱
アセチル化キトサンであること。 (2)生物起源がイカであるイカキトサンであること。
【0014】先ず脱アセチル化率に関する要件(1)に
ついて説明する。キトサンは水性溶媒に全く不溶性のキ
チンを原料とし、これを脱アセチル化して製造されてい
る。従ってキトサンは、式(a)
【化1】 で示されるN−アセチル化D−グルコサミン構成単位と
式(b)
【化2】 で示されるD−グルコサミン構成単位とが不規則に分布
しているものであり、構成単位(a)がアセチル化単
位、構成単位(b)が脱アセチル化単位である。従って
構成単位(a)および(b)中の構成単位(b)の割合
が脱アセチル化率である。
【0015】市場には脱アセチル化の程度に応じて脱ア
セチル化率が50〜90%程度の様々なタイプのキトサ
ンが供給されている。一方医療用保湿性皮膚保護剤ある
いは保湿性化粧品としてキトサンの水溶液を利用しよう
とした場合、皮膚に対する刺激感を生ぜしめない為に皮
膚のpH(4.5〜6.5)に適合した製剤とする必要
がある。これまで脱アセチル化率が50〜90%程度の
キトサンが希酸水溶液に可溶であることは公知である
が、これらのキトサンの、皮膚のpH(4.5〜6.
5)域に於ける溶解性については不明であった。本発明
者らは脱アセチル化率が50〜90%のキトサンについ
て種々の有機酸緩衝液(pH5.75:平均的な皮膚の
pH)に対する溶解性を検討した。
【0016】その結果、後掲の実験例1で示すように、
脱アセチル化率がそれぞれ53%、62%、69%であ
るキトサンを酢酸、乳酸、グルタミン酸、グリコール酸
の各水溶液に添加すると、いずれも白濁ないし沈殿が生
じるのに対し、脱アセチル化率がそれぞれ80%、91
%であるキトサンを同様の酢酸、乳酸、グルタミン酸、
グリコール酸の各緩衝液に添加すると、いずれもキトサ
ンが有機酸緩衝液に透明に溶解することが明らかとなっ
た。
【0017】またこの脱アセチル化率が80%、91%
であるキトサンの乳酸、グルタミン酸、グリコール酸の
緩衝液は皮膚に適用したとき刺激感がなく極めて使用感
が良いことが明らかとなった。
【0018】これが、本発明においてキトサンの脱アセ
チル化率を75%以上に限定した理由である。キトサン
の脱アセチル化率は75〜98%が好ましく、80〜9
5%が特に好ましい。
【0019】次にキトサンの生物起源に関する要件
(2)について説明する。工業的にキトサンを得るため
のキチンの生物起源としてカニ、エビなどの甲殻類とイ
カがある。
【0020】本発明者らは、後掲の実験例2で示すよう
に、カニ、エビなどの甲殻類由来のキチンの脱アセチル
化により得られたキトサンおよびイカ由来のキチンの脱
アセチル化により得られたキトサンの有機酸緩衝液を用
いてパッチ試験を行ない、皮膚のアレルギーの発生の有
無を観察し、安全性を評価した。用いたキトサンはカニ
由来のものが脱アセチル化率91%、エビ由来のものが
脱アセチル化率85%、イカ由来のものが脱アセチル化
率90%のものであり、また有機酸緩衝液としてグルタ
ミン酸緩衝液を用いた。
【0021】その結果、カニおよびエビ由来のキトサン
の場合、被験者の中から皮膚に発赤を示した者が認めら
れたのに対し、イカ由来のキトサンの場合、被験者に発
赤を示した者は認められなかった。これが、本発明にお
いてキトサンの生物起源をイカに限定した理由である。
【0022】本発明の皮膚保護剤は、キトサンの中性
溶液からなり、該キトサンとして、上記要件(1)およ
び(2)を満足するものを用いることにより、キトサン
が本来保有する保湿性を有するとともに、皮膚に適用し
たときに刺激感がなく極めて使用感が良く、またアレル
ギーを発症させないという顕著な技術的効果を奏する。
【0023】なお、本発明の皮膚保護剤を構成するキト
サンの中性溶液における「中性溶液」とは、通常の
人間の皮膚のpH域であるpHが4.5〜6.5の
液を意味する。
【0024】本発明の皮膚保護剤は、これに限定される
ものではないが、次のような方法で製造される。
【0025】(a)脱アセチル化率が75%以上のイカ
キトサンを0.01〜5wt%の有機酸緩衝液に溶解する
方法 (b)脱アセチル化率が75%以上のイカキトサンを
0.01〜5wt%の有機酸緩衝溶液に溶解したのち、こ
れにアルカリ水溶液を加えて中性とする方法 (c)脱アセチル化率が75%以上のイカキトサンをア
ルカリ水溶液に分散させて、十分に水和させたのち、
0.01〜5wt%の有機酸を加えて溶解させて中性水溶
液とする方法 上記方法(a),(b)および(c)で用いる有機酸と
しては、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒
石酸、グルコン酸、グルクロン酸、アスコルビン酸など
の水酸基含有カルボン酸;グルタミン酸、アスパラキン
酸などの酸性アミノ酸;パイログルタミン酸などのピロ
リドンカルボン酸などが挙げられる。有機酸として、そ
の塩を用いてもよい。
【0026】なお、酢酸、プロピオン酸などの低級脂肪
酸を用いた緩衝液はpH5〜6でも酸臭があるので、余
り好ましくない。中級および高級脂肪酸は溶解の点で使
用できない。アミノ酸のうち、中性アミノ酸、塩基性ア
ミノ酸は、中性域でキトサンが溶解しないため、使用で
きない。
【0027】また方法(b)および(c)で用いるアル
カリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウムなどが挙げられ
る。
【0028】上記方法(a),(b)および(c)にお
けるイカキトサンの溶解操作は特に限定的なものでなく
任意の操作を採用できる。溶解を促進するために、撹拌
その他の機械的手段および加温するなどの物理的手段を
講じてよいことはもちろんである。
【0029】方法(a),(b)および(c)におい
て、本発明の目的を損なわない範囲で、その他の添加剤
を加えることができる。
【0030】
【実施例】以下、実験例、実施例および試験例に基いて
本発明を更に説明する。
【0031】実験例1 キトサンの脱アセチル化率と有機酸緩衝液中での溶解性
との関係を調べた。
【0032】脱アセチル化率が53%、62%、69
%、80%、91%であるイカキトサンサンプルA、
B、C、D、Eを用い、各キトサンサンプルを酢酸、乳
酸、グルタミン酸、グリコール酸の各緩衝液(pH=
5.75)中に、キトサン濃度が1wt%となるように添
加し、各キトサンサンプルの溶解性を試験した。その結
果を表1に示す。表1より、脱アセチル化率が53%、
62%、69%であるキトサンサンプルA、B、Cの場
合、全ての有機酸緩衝液中で白濁、沈殿が発生するのに
対し、脱アセチル化率が80%、91%であるキトサン
サンプルD、Eは全ての有機酸緩衝液中で透明に溶解し
た。
【0033】
【表1】
【0034】また溶解性に優れていた、脱アセチル化率
80%、91%のキトサンサンプルD、Eは、皮膚に適
用しても刺激感がなく極めて使用感が良いことが明らか
となった。
【0035】実験例2 キトサンの生物起源と安全性との関係を調べた。
【0036】カニ由来のキトサンサンプルF(脱アセチ
ル化率89%)を1%含むグルタミン酸緩衝溶液(pH
=5.75)を用いてパッチ試験を行ない、安全性を次
のように評価した。
【0037】19才から58才の男女18人の上腕部内
側にカニキトサン水溶液1gを塗布し、24時間後に皮
膚の状況を観察した。その結果、カニキトサン水溶液の
場合、22才の女性Aにやや強度の発赤を、53才の男
性Bに軽度の発赤を認めた。
【0038】問診の結果、女性Aはエビ、カニ、アミ等
の甲殻類を食した場合、アレルギーを発症する体質であ
ることが判明した。男性Bは特に自覚症状としてエビ、
カニに対するアレルギーはなかった。
【0039】さらにエビ由来のキトサンサンブルG(脱
アセチル化率85%)、イカ由来のキトサンサンブルE
(脱アセチル化率91%)を各1%含むグルタミン酸緩
衝液(pH5.75)を用いて、上記女性Aおよび男性
Bに対して、同様にパッチ試験を実施した。結果は表2
に示す。
【0040】表2より、エビ由来キトサンサンプルGの
場合、女性A、男性Bともに発赤を生じているのに対
し、イカ由来キトサンサンプルEの場合、キトサンを含
まないグルタミン酸緩衝液であるサンプルHと同様に、
女性A、男性Bともに発赤を生じず正常であった。
【0041】以上の結果から、従来から汎用されてきた
カニ、エビ等の甲殻類由来のキトサンはかなりの頻度で
アレルギーを発症させるのに対し、イカキトサンは更な
る43名の追加パッチ試験の結果でもなんら異常は認め
られず保湿性皮膚保護剤及び保湿性化粧品として極めて
優れていることが明らかとなった。
【0042】
【表2】
【0043】実施例1(ローション1) グルタミン酸0.5gを温水100mlに溶解し、これに
イカキトサン(脱アセチル化率91%)1gを溶解させ
た。この溶液に撹拌しながら1規定水酸化ナトリウム水
溶液を添加してpHを5.75としてローション(粘度
250CP、20℃)を製した。
【0044】実施例2(ローション2) 乳酸ナトリウム0.3gを水100mlに溶解し、これに
イカキトサン(脱アセチル化率91%)1gを分散させ
た。該分散液に撹拌しながら乳酸を滴下してpHを5.
75に調節したのち、さらに撹拌を続けてキトサンを溶
解させローション(粘度280CP、20℃)を製し
た。
【0045】実施例3(ローション3) 0.3Mグリコール酸緩衝液(pH5.60)100ml
にイカキトサン(脱アセチル化率91%)1gを加え撹
拌、溶解させてローション(粘度320CP、20℃)
を製した。
【0046】実施例4(クリーム) 実施例1のイカキトサン水溶液 39.5% 流動パラフィン 33.0 ワセリン 6.0 ラノリン 5.0 プロピレングリコール 5.0 固形パラフィン 3.0 グリセリンモノステアレート 2.5 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 2.5 ステアリルアルコール 2.0 香料 0.5 酸化防止剤及び防腐剤 適量 以上を用いて常法によりモイスチャークリームを製し
た。
【0047】試験例1 実施例3で得たローションおよび同様にグリコール酸緩
衝液にヒアルロン酸(1wt%)を溶解したローションに
ついて皮膚角層水分計モデルSKICON−200(ア
イ・ビイ・エス社製)を用いて、その保湿性を検討した
ところ、両者間にほとんど差異は認められなかった。次
に実施例3のローションとヒアルロン酸ローションを6
名の女性(20〜46才)に試用してもらい、その使用
感についてアンケート調査した。その結果を表3に示
す。
【0048】
【表3】
【0049】試験例2 実施例1のイカキトサン水溶液を用いて実施例4で得た
クリームと、実施例1のイカキトサン水溶液の代りに4
0%尿素水溶液を用いた以外は実施例4と同様の処方に
よって製した尿素クリームを38才の両手指にアカギレ
のある女性にそれぞれ1週間患部に適宜塗布してもら
い、その使用感を聴取した。
【0050】その結果 (i)比較の尿素クリームは塗布した瞬間から患部の痛み
が激しく、使用に耐えなかったので1回で中止した。 (ii)実施例4のイカキトサン含有クリームは刺激感が全
くなく、大きなヒビ割れにクリームが入っても全く痛み
を感じなかった。1日4〜6回の塗布を行ったところ、
細かなヒビは3日位で消失し、1週間後では大きなヒビ
もかなり小さくなり治癒効果がある。 との回答を得た。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、キトサンを用いて、キ
トサンが本来有する保湿性を保持しつつ、極めて使用感
が良好で且つ安全性の高い皮膚保護剤およびその製造方
法が提供された。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱アセチル化率が75%以上であるイカ
    キトサンの中性溶液からなることを特徴とする皮膚保
    護剤。
  2. 【請求項2】 脱アセチル化率が75%以上であるイカ
    キトサンを0.01〜5wt%の有機酸緩衝水溶液に溶解
    することを特徴とする、請求項1に記載の皮膚保護剤の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 脱アセチル化率が75%以上であるイカ
    キトサンを0.01〜5wt%の有機酸水溶液に溶解した
    のち、これにアルカリ性水溶液を加えて中性とすること
    を特徴とする請求項1に記載の皮膚保護剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 脱アセチル化率が75%以上であるイカ
    キトサンをアルカリ性水溶液に分散させて、水和させた
    のち、0.01〜5wt%の有機酸を加えて溶解させて中
    性溶液とすることを特徴とする請求項1に記載の皮膚保
    護剤の製造方法。
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