JP2000169327A - 低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤 - Google Patents

低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤

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JP2000169327A
JP2000169327A JP10344171A JP34417198A JP2000169327A JP 2000169327 A JP2000169327 A JP 2000169327A JP 10344171 A JP10344171 A JP 10344171A JP 34417198 A JP34417198 A JP 34417198A JP 2000169327 A JP2000169327 A JP 2000169327A
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Kazuhiko Hamada
和彦 濱田
Haruyoshi Seino
治良 情野
Emi Akamatsu
恵美 赤松
Kaoru Sakai
薫 酒井
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Pias Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料や医薬品等に利用される低刺激性皮膚
外用剤及び浴用剤、特にアトピー性皮膚炎やにきび等の
皮膚疾患や肌のカサツキやかゆみ等の皮膚トラブルの予
防、治療、治療補助を目的とした外用剤や浴用剤に関
し、皮膚疾患や皮膚トラブルの予防、治療補助効果、治
療に有効で、安全性が高いため皮膚刺激等の副作用のほ
とんどない低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩を低刺激性皮膚外
用剤又は浴用剤に含有させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料や医薬品等
に利用される低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤、特にアト
ピー性皮膚炎やにきび等の皮膚疾患や肌のカサツキやか
ゆみ等の皮膚トラブルの予防、治療、治療補助を目的と
した外用剤や浴用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、環境悪化等によりアレルギー性皮
膚疾患や皮膚トラブルの多い敏感肌の増加が問題となっ
ている。
【0003】特に、アトピー性皮膚炎の増加は著しく、
現代病の1つとして注目されている。
【0004】アトピー性皮膚炎やにきび等の皮膚疾患や
皮膚のカサツキやかゆみ等の皮膚トラブルを起こし易い
敏感肌の皮膚部位は、皮膚バリア機能、微生物(黄色ブ
ドウ球菌等)に対する抵抗性が低下しているため、抗
原、刺激物質、微生物由来の起炎症物等に対する感受性
が高まり、症状の発症や悪化が起こり易くなり、その結
果、皮膚バリア低下等の皮膚機能を低下させ、さらに症
状を悪化させることが考えられている。
【0005】また、上記のような角質細胞を分析する
と、健常肌と比較して細胞形態の異常、規則性の低下、
有核細胞や重層剥離の増加等の角質細胞の異常が認めら
れる。
【0006】アトピー性皮膚炎(Atopic Dermatitis 、
以下、ADという)は、アレルギー性因子と非アレルギ
ー性因子が複雑に関与しており、その治療や悪化予防は
困難であるとされている。
【0007】AD、特に成人のADに対しては、現在で
は適切な外用薬剤が治療に有効であるとされており、ま
た適切なスキンケアがADの治療補助や悪化予防を行う
上で重要であるとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そして、ADの治療と
しては、従来では抗ヒスタミン剤内服やステロイド剤外
用等が使用されているが、安全性や副作用の点で問題が
あった。
【0009】AD症皮膚では、免疫異常のみならず皮膚
バリア機能と保湿機能の低下により、抗原の侵入性が高
まり、発症や悪化が起こり易くなり、その結果、皮膚バ
リア低下等の皮膚機能を低下させ、さらに症状を悪化さ
せることが考えられている(Yosiike T et al:Journal
of Dermatological Science,5:92,1993)。にきびの顔面
皮膚においても、皮膚バリア機能が健常人より低下して
おり、刺激物に対する感受性の向上やアクネ菌(P.acne
s) に対する防御能の低下が発症や悪化に関与している
ことが考えられている(山本綾子:日本皮膚科学会誌10
4,1678,1994)。
【0010】AD症皮膚では、湿潤部位以外の乾燥部位
にも黄色ブドウ球菌(S.aurus 、正常皮膚では検出され
ない細菌でスーパー抗原や起炎症性物質を分泌する)が
存在する場合が多く、ADの発症や悪化因子(特にAD
の掻痒や紅斑の症状悪化)に関与している可能性が示唆
されている(勝山雅子他:日本皮膚科学会誌,107:110
3,1997)。
【0011】また、糸状菌であるM.furfurも悪化因子に
なるとされている(Kiffer M et al:J.Am.Acad.Dermato
l,22:739,1990)。
【0012】これらの微生物は、起炎症物質を分泌した
り、皮膚アレルギー反応を起こすため、皮膚疾患の発症
や悪化につながる。
【0013】AD等の皮膚疾患や皮膚のカサツキやかゆ
み等の皮膚トラブルを起こし易い敏感肌では、皮膚バリ
ア機能が健常に比べ低下しているため、これらの微生物
に対する抵抗性が衰えていると考えられている。
【0014】抗菌剤による皮膚疾患や皮膚トラブルに関
与する微生物の除菌は有用な対処法であるが、バリア機
能の低下したAD等の皮膚疾患や敏感肌では皮膚刺激等
の副作用による悪化等が起こるという問題があった。
【0015】また、角層ケラチンの変性等により、皮膚
バリア機能を低下させる場合が多いという問題点もあっ
た。
【0016】これらのことから、ADやにきび等の皮膚
疾患に対する適切な治療や治療補助、悪化予防や敏感肌
の皮膚トラブルの予防・改善を目的とした場合、低下し
た皮膚バリア機能を向上させること、皮膚トラブルの発
症・悪化に関与する微生物に対して安全な抗菌性を付与
すること、角質細胞の異常を改善させることが重要であ
るが、これらの機能をすべて満たした低刺激性皮膚外用
剤や浴用剤の開発は十分ではなかった。
【0017】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、皮膚疾患や皮膚トラブルの予防、
治療補助効果、治療に有効で、安全性が高いため皮膚刺
激等の副作用のほとんどない低刺激性皮膚外用剤及び浴
用剤を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、分子量10000 以下の画分を含まず、荷
電アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩を低刺激性皮膚外
用剤又は浴用剤に含有させたことである。
【0019】上記水溶性キトサン塩若しくは水溶性キト
サン誘導体塩とは別にヒドロキシアルキル化キトサンを
含有させてもよい。
【0020】また、ラメラ型液晶形成脂質又はその混合
物を含有させることも可能である。
【0021】キトサンは、甲殻類や担子菌等に含まれる
キチンの脱アセチル化物であり、生体親和性が優れてお
り、静菌性、創傷治療、免疫賦活等、種々の生理機能を
有することが知られている。
【0022】キトサンは、分子中のアミノ基と希酸(乳
酸、ピロリドンカルボン酸、グリコール酸、アスコルビ
ン酸等)が塩を形成すると水溶性になることが知られて
いる。市販されているキトサンの平均分子量は3万〜30
万程度が主であり、これらのキトサンと希酸から成るキ
トサン塩水溶液の皮膚安全性試験を遂行した結果、疾患
肌や敏感肌に対しては安全性に問題があるものが多いこ
とを見い出した。
【0023】荷電アミノ基の含有率が40〜100 %である
水溶性キトサン塩、若しくはキトサンから調整した水溶
性キトサン誘導体塩の分子量画分と疾患肌モニターに対
する安全性・刺激性の関連性を求めたところ、特に分子
量4000〜9000の画分のものに、刺激性が認められ、安全
性に問題があることを見い出し、分子量10000 以下の画
分を含む場合、疾患肌や敏感肌に対しては安全性が十分
でないことが示唆された。
【0024】本発明者等は、分子量10000 以下の画分を
含まないものは、AD皮膚や皮膚疾患や敏感肌に対して
も刺激等の副作用がなく、優れた安全性を示し、皮膚症
状悪化微生物(S.aureus、M.furfur等)に対して優れた
殺菌性を示し、皮膚上のこれらの微生物を効率的に除菌
する効果を見い出した。
【0025】また、本発明者等は、刺激等により低下し
た皮膚バリア機能の向上効果、及び皮膚疾患や敏感肌の
角層細胞の改善効果を有し、ADや皮膚疾患の皮膚のカ
サツキやかぶれ等の皮膚トラブルを予防すると同時に症
状改善に有効であることを見い出した。
【0026】荷電アミノ基の含有率が40〜100 %である
水溶性キトサン塩としては、キトサンとグルタミン酸塩
との共存により塩形成されたキトサン・グルタミン酸塩
等が挙げられる。
【0027】塩の種類は特に限定されないが、ピロリド
ンカルボン酸、乳酸塩、グリコール酸、アスコルビン酸
塩、塩酸塩等が挙げられる。
【0028】荷電アミノ基の含有率が40〜100 %である
キトサンを基本骨格とした水溶性キトサン誘導体塩とし
ては、O−アシル化キトサン・グリコール酸塩、O−ア
ルキル化キトサン・グリコール酸塩、グリコールキトサ
ン・グリコール酸塩、部分N−アシル化キトサン・グリ
コール酸塩、部分N−アルキル化キトサン・グリコール
酸塩等が挙げられる(Kaifu.K.,N.Nishi, S.Tokura :
Polym.J.,13,241(1981)等)。
【0029】アシル基、アルキル基の種類は特に限定さ
れない。
【0030】また塩の種類は特に限定されないが、グル
タミン酸、乳酸塩、グリコール酸、アスコルビン酸塩、
塩酸塩等が挙げられる。
【0031】分子量10000 以下の画分を除去する方法と
しては、限外濾過法、透析法、及びゲル濾過法等が挙げ
られる。
【0032】配合濃度に関しても、特に限定されない
が、皮膚症状悪化微生物に対するMIC(最小生育阻止
濃度)の2〜50倍程度で十分な殺菌性を示し、また0.05
〜0.5%(乾燥重量%)と少量で皮膚バリア機能の向上
効果、角質細胞の改善効果を有するため、乾燥重量%と
して0.02〜1.0 %程度が好ましい。
【0033】さらに本発明者等は、キトサンのNH2
とOH基にヒドロキシアルキル基を導入したヒドロキシ
アルキル化キトサンは、低下した皮膚バリア機能を正常
に高める効果が著しく優れ、上記のキトサン塩若しくは
キトサン誘導体塩と組み合わせることにより、皮膚バリ
ア機能と角層細胞の改善効果を相乗的に向上し、AD等
の皮膚疾患や皮膚のカサツキやかゆみ等の皮膚トラブル
の起こり易い敏感肌の改善に極めて有効であることを見
い出した。
【0034】ヒドロキシアルキル化キトサンのヒドロキ
シアルキル基の置換率は限定されないが、キトサンの構
成単糖であるヘキソサミン1分子あたりの置換率は2〜
5程度が好ましい。
【0035】ヒドロキシアルキル化キトサンの種類も特
に限定されないが、ヒドロキシプロピル化キトサンを用
いるのが好ましい。
【0036】コレステロールエステル、セラミド、リン
脂質等のラメラ型液晶形成脂質は、角層間にラメラ型構
造膜を形成し、角層間の皮膚バリア機能や皮膚保湿機能
に関与していることが知られている。
【0037】さらに、本発明者等は、荷電アミノ基の含
有率が40〜100 %である水溶性キトサン塩、若しくは水
溶性キトサン誘導体塩にラメラ型液晶形成脂質を共存さ
せることにより、AD等の皮膚疾患や敏感肌の低下した
皮膚バリア機能、角質細胞の改善効果が相乗的に高ま
り、皮膚疾患や敏感肌トラブルの予防・改善の効果がさ
らに高まることを見い出した。
【0038】ラメラ型液晶形成脂質としては、リン脂
質、水素添加リン脂質、セラミド、グリコシルセラミ
ド、コレステロールエステル、コレステロール、フィト
ステロール、フィトステロールエステル、スフィンゴシ
ン、モノアシルグリセリド、脂肪酸の少なくとも1種又
は2種以上の混合物が挙げられ、特にリン脂質とセラミ
ド、リン脂質とコレステロールエステル若しくはコレス
テロール、セラミドとコレステロールエステル若しくは
コレステロール等の組み合わせがラメラ型液晶形成能も
優れているため好ましい。
【0039】本発明の皮膚外用剤や浴用剤を使用するこ
とにより、ADや皮膚疾患の関与微生物に対する殺菌性
と、低下した皮膚バリア機能の向上性、角質細胞の改善
効果が発揮され、AD等の皮膚疾患や皮膚のカサツキや
かゆみ等の皮膚トラブルの予防、治療補助、及び治療に
有効である。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0041】実施例1 平均分子量10万〜15万を示す各キトサン塩、及びキトサ
ン誘導体塩の分子量10000 以下の画分の有無に関して
は、データモジュールGPC用カートリッジを連結させ
たGPC−HPLC〔ゲル濾過クロマトグラフィーカラ
ム:東ソー(株)製TSK−gel−G3000WXL+TS
K−gel−G2500PWXL、溶媒:0.4 M酢酸−酢酸N
a緩衝液(pH=4.8)〕分析により分子量分布を明らか
にし、判断した。分子量スタンダードとして、キトサン
オリゴ糖(分子量:413 ,1006) 、デキストラン硫酸塩
(分子量:5000、8000)及びプルラン分子量スタンダー
ドを用いた。また、荷電アミノ基の含有率は、コロイド
滴定法により求めた。
【0042】皮膚疾患肌と敏感肌からなるモニター40人
に対する48時間クローズドパッチテストの結果を表1に
示す。
【0043】
【表1】
【0044】バッチ除去後、1時間後、24時間後に皮膚
刺激を判定し、陰性=0、弱陰性=0.5 、陽性=1、強
陽性=2のスコアとした。
【0045】刺激指数は、除去後1時間及び24時間後の
スコアの内、強い方の値の平均に100 を掛けた値であ
る。
【0046】刺激指数が5未満であると、皮膚疾患肌に
対しても安全であることを示している。
【0047】陽性率は1以上のスコアを示した被験者の
率である。
【0048】分子量10000 以下の画分を含有しないキト
サン塩(荷電アミノ基の含有率:80.2%)及びキトサン
誘導体塩(荷電アミノ基の含有率:82.0%)蒸留水溶液
は、刺激指数5未満であることが分かった。一方、分子
量10000 以下の画分を除去してない場合、刺激指数5を
上回り、皮膚疾患肌や敏感肌には安全性に問題があるこ
とが示唆された。
【0049】また、上記と同様のモニター40人に対する
4週間連続使用試験による安全性試験においても、分子
量10000 以下の画分を含むキトサン塩、キトサン誘導体
塩蒸留水溶液に関しては、刺激感や掻痒感が2〜5例認
められたのに対し、分子量10000 以下の画分を含有しな
いキトサン塩、キトサン誘導体塩には全く認められず、
皮膚疾患患者に対する安全性が優れていることが確認さ
れた。
【0050】また、S.aureus(IFO12372)、M.furfur(ATC
C14521) 、及びP.acnes(ATCC 6919)に対する殺菌性を抗
菌チャレンジ試験により評価したところ、10〜60分以内
で死滅させることから優れた殺菌効果を有することが確
認された。
【0051】実施例2 (ローションの基本処方例) 成分 配合比(重量%) グリセリン 3.0 1,3−ブチレングリコール 2.5 メチルパラベン 0.1 精製水 残量
【0052】本実施例では、上記のローション処方に、
各キトサン塩、キトサン誘導体塩(分子量10000 以下の
画分:無、荷電アミノ基の含有率:80.2%)を配合した
ローションによる皮膚バリア機能改善効果と角質細胞改
善効果について評価した。
【0053】健常人20名(20〜40代、男女)の前腕内側
部に1.0 %SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)を3回累
積処理し、人為的に皮膚バリア機能を低下させ、各サン
プル配合のローションを1日2回塗布した。
【0054】使用1週間後、十分に湯洗し、30分間順応
(湿度50%、温度25℃)させた。
【0055】順応後、皮膚バリア機能の指標であるTE
WL(経表皮水分喪失)値をエバポリメーターで測定し
た。
【0056】使用前後でのTEWL値の変化率から、低
下した皮膚バリア機能の改善効果を求めた。
【0057】バリア機能が健常人に比べて低下している
皮膚疾患肌患者22人(アトピー性皮膚炎12人、にきび10
人、20〜40代、男女)を集め、前腕内側部又は顔面部に
各サンプル配合ローションを1日2回塗布した。
【0058】使用1ケ月後、十分に湯洗し、30分間順応
(湿度50%、温度25℃)させた。
【0059】順応後、皮膚バリア機能の指標であるTE
WL値をエバポリメーターで測定した。
【0060】使用前後でのTEWL値の変化率から、低
下した皮膚バリア機能の改善効果を求めた。
【0061】また、試験前後での角質細胞の全体改善性
を重層剥離の程度及び角質細胞の規則性、有核細胞の存
在等を指標にして評価した。
【0062】角質細胞をテープストリップ法により採取
し、染色液(0.5 %ゲンチアナバイオレット、1.0 %ブ
リリアントブルー蒸留水溶液)で染色、水洗処理し、角
質細胞の特性を画像解析により分析し、使用による角質
細胞の全体改善性を求めた。
【0063】その結果を表2に示す。
【0064】
【表2】
【0065】表2からも明らかなように、分子量10000
以下画分を含まないキトサン塩又はキトサン誘導体塩、
ヒドロキシプロピル化キトサン、及びラメラ型液晶形成
脂質に低下した皮膚バリア機能を有意に高め、特にヒド
ロキシプロピル化キトサンに優れた効果が確認された。
【0066】さらに、表2に示すように、併用により相
乗効果を発揮し、皮膚バリア機能向上効果の有意性がさ
らに高まることが確認された。
【0067】角層細胞の改善性に関しても、上記と同様
な効果が確認された。
【0068】実施例3 本実施例では、皮膚疾患肌に対する有用性を試験した。
【0069】具体的には、アトピー性皮膚炎患者男女50
人(年齢:10〜30代)を2群に分け、実施例3−1及び
実施例3−2のスキンケアクリームと対照クリームをハ
ーフサイドで1日3回塗り付け、8週間使用し、有効性
を評価した。
【0070】併用薬として抗アレルギー剤を使用した
が、併用薬により改善傾向が見られない患者を対照に
し、また使用前後で併用薬の変更は行わなかった。
【0071】ステロイド剤は原則として使用させなかっ
た。
【0072】使用前と使用後の炎症部位の各症状の状態
を、4:高度、3:中等度、2:軽度、1:軽微、0:
症状なしの5段階で評価した。
【0073】その結果を表3及び表4に示す。
【0074】
【表3】
【0075】
【表4】
【0076】表3の結果から明らかなように、本実施例
のスキンケアクリームの外用部位では刺激等の副作用が
見られず、アトピー性皮膚炎の各症状を有意に改善さ
せ、優れた改善効果を有することが明らかになった。
【0077】尚、対照品の外用部位では有意な改善効果
が見られず、刺激等の副作用が2〜3例認められた。
【0078】実施例3−1、実施例3−2、及び対照の
サンプルとして次の組成のものを用いた。
【0079】 (実施例3−1) 成分 配合比(重量%) キトサン・グルタミン酸塩 0.5 (分子量10000 以下画分:無、 荷電アミノ基の含有率:65.2%) ヒドロキシプロピル化キトサン 0.5 セタノール 5.0 ワセリン 2.5 流動パラフィン 14.0 POE(15) モノステアリン酸ソルビタン 2.0 グリセリン 8.5 パラベン 0.1 精製水 残量
【0080】 (実施例3−2) 成分 配合比(重量%) 部分N,O−アシル化 キトサン・グルタミン酸塩 0.5 (分子量10000 以下画分:無、 荷電アミノ基の含有率:82.2%) ヒドロキシプロピル化キトサン 0.5 ラメラ型液晶形成脂質 1.0 セタノール 5.0 ワセリン 2.5 流動パラフィン 14.0 POE(15) モノステアリン酸ソルビタン 2.0 グリセリン 8.5 パラベン 0.1 精製水 残量
【0081】 成分 配合比(重量%) (対照品) 成分 配合比(重量%) セタノール 5.0 ワセリン 2.5 流動パラフィン 14.0 POE(15) モノステアリルソルビタン 2.0 グリセリン 8.5 パラベン 0.1 精製水 残量
【0082】尚、ラメラ型液晶形成脂質としては、リン
脂質:セラミド=6:4のものを微粒子化分散溶液にし
て用いた。
【0083】処方例1 本処方例は、ローションとして使用する場合の処方例で
ある。
【0084】 成分 配合比(重量%) ポリエチレングリコール 2.0% グリセリン 5.0% パラベン 0.3% キトサン・グルタミン酸塩 0.3% (分子量10000 以下の画分:無、荷電アミノ基の含有率:80.2%) ヒドロキシプロピル化キトサン 0.3% ラメラ型液晶形成脂質混合物 0.3% (リン脂質:ステアリン酸コレステリル=7:3) 精製水 残量
【0085】処方例2 本処方例は、乳液として使用する場合の処方例である。
【0086】 成分 配合比(重量%) セタノール 2.0% 流動パラフィン 3.5% ワセリン 0.3% POE(15)モノステアリルソルビタン 2.5% グリセリン 7.5% パラベン 0.05% 部分N−アシル化キトサン・グリコール酸塩 0.5% (分子量10000 以下の画分:無、部分N−ミリストイル化、 荷電アミノ基の含有率:95.0%) ヒドロキシプロピル化キトサン 0.3% ラメラ型液晶形成脂質混合物 0.75% (リン脂質:ステアリン酸コレステリル=7:3) 精製水 残量
【0087】処方例3 本処方例は、エッセンスとして使用する場合の処方例で
ある。
【0088】 成分 配合比(重量%) ヒドロキシメチルセルロース 0.8% グリセリン 10.0% ポリエチレングリコール 3.0% パラベン 0.3% キトサン・ピロリドンカルボン酸塩 0.8% (分子量10000 以下の画分:無、荷電アミノ基の含有率:80.2%) 精製水 残量
【0089】処方例4 本処方例は、クリーム又は親水軟膏として使用する場合
の処方例である。
【0090】 成分 配合比(重量%) セタノール 5.0% ワセリン 2.5% 流動パラフィン 15.0% POE(15)モノステアリルソルビタン 2.0% グリセリン 7.5% パラベン 0.1% O−アシル化キトサンピロリドンカルボン酸塩 0.5% (分子量10000 以下の画分:無、O−サクシニル化 荷電アミノ基の含有率:90.2%) ヒドロキシプロピル化キトサン 0.5% 精製水 残量
【0091】処方例5 本処方例は、浴用剤として使用する場合の実施例であ
る。
【0092】 成分 配合比(重量%) 無水硫酸ナトリウム 50.0% 炭酸水素ナトリウム 45.7% キトサングルタミン酸塩 1.5% (分子量10000 以下の画分:無、荷電アミノ基の含有率:80.2%) ヒドロキシプロピル化キトサン 0.8% ラメラ型液晶形成脂質混合物 2.0% (セラミド:コレステロール=5:5) ビタミンC 0.5% 色素 適量 香料 適量
【0093】実施例4 本実施例では、実際に使用した場合の効果を、モニター
試験を行ってアンケート評価により求めた。
【0094】モニター試験では、アトピー性皮膚炎やに
きびで悩む20〜30代の15名をモニターとし、処方例1の
ローションを1日2〜3回、1ケ月塗布することにより
行った。
【0095】同様に、処方例2の乳液、処方例3のエッ
センス、及び処方例5の浴用剤に関しても、アトピー性
皮膚炎やにきびで悩む20〜30代の15名をモニターとした
1ケ月使用試験を行った。
【0096】対照としては、同様の組成からなる処方か
ら、本発明の有効成分であるキトサン誘導体等を除いた
ものを用いた。
【0097】その結果を表5に示す。
【0098】
【表5】
【0099】表5に示すように、本実施例の場合には、
皮膚の症状改善に優れた効果を発揮することが確認され
た。
【0100】尚、表5において、有効、やや有効、無
効、悪化の具体的な状態は次のとおりである。 有効:肌の症状が改善された。 やや有効:肌の症状がやや改善された。 無効:使用前とほとんど変化がなかった。 悪化:肌の症状が悪化した。
【0101】
【発明の効果】叙上のように、本発明によって、アトピ
ー性皮膚炎やにきび等の皮膚疾患や肌のカサツキ、赤
み、かゆみ等の敏感肌の皮膚トラブルを予防し、また治
療補助効果と治療にも有効で、安全性が高く、副作用の
ほとんどない低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤を提供する
ことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤松 恵美 神戸市西区室谷1−3−1 ピアス株式会 社中央研究所内 (72)発明者 酒井 薫 神戸市西区室谷1−3−1 ピアス株式会 社中央研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB312 AB352 AC012 AC022 AC072 AC122 AC442 AC482 AD042 AD282 AD321 AD322 AD642 BB21 BB41 BB60 CC02 CC05 CC25 EE12 EE13 EE50

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
    アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
    塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩を含有することを
    特徴とする低刺激性皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
    アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
    塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩と、ヒドロキシア
    ルキル化キトサン又はラメラ型液晶形成脂質の1種若し
    くは2種以上の混合物とを含有することを特徴とする低
    刺激性皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
    アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
    塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩と、ヒドロキシア
    ルキル化キトサンと、ラメラ型液晶形成脂質の1種若し
    くは2種以上の混合物とを含有することを特徴とする低
    刺激性皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
    アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
    塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩を含有することを
    特徴とする浴用剤。
  5. 【請求項5】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
    アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
    塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩と、ヒドロキシア
    ルキル化キトサン又はラメラ型液晶形成脂質の1種若し
    くは2種以上の混合物とを含有することを特徴とする浴
    用剤。
  6. 【請求項6】 分子量10000 以下の画分を含まず、荷電
    アミノ基の含有率が40〜100 %である水溶性キトサン
    塩、若しくは水溶性キトサン誘導体塩と、ヒドロキシア
    ルキル化キトサンと、ラメラ型液晶形成脂質の1種若し
    くは2種以上の混合物とを含有することを特徴とする浴
    用剤。
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