JPH0680704A - ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物 - Google Patents
ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物Info
- Publication number
- JPH0680704A JPH0680704A JP4255401A JP25540192A JPH0680704A JP H0680704 A JPH0680704 A JP H0680704A JP 4255401 A JP4255401 A JP 4255401A JP 25540192 A JP25540192 A JP 25540192A JP H0680704 A JPH0680704 A JP H0680704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chitosan
- salt
- acid
- hydroxyalkyl
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B37/00—Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
- C08B37/0006—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
- C08B37/0024—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid beta-D-Glucans; (beta-1,3)-D-Glucans, e.g. paramylon, coriolan, sclerotan, pachyman, callose, scleroglucan, schizophyllan, laminaran, lentinan or curdlan; (beta-1,6)-D-Glucans, e.g. pustulan; (beta-1,4)-D-Glucans; (beta-1,3)(beta-1,4)-D-Glucans, e.g. lichenan; Derivatives thereof
- C08B37/0027—2-Acetamido-2-deoxy-beta-glucans; Derivatives thereof
- C08B37/003—Chitin, i.e. 2-acetamido-2-deoxy-(beta-1,4)-D-glucan or N-acetyl-beta-1,4-D-glucosamine; Chitosan, i.e. deacetylated product of chitin or (beta-1,4)-D-glucosamine; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/736—Chitin; Chitosan; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/02—Preparations for cleaning the hair
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水溶液とした場合にも曇点がなく、熱安定性
に優れ、長時間高い透明性を保持することが出来るキト
サン誘導体を提供すること。 【構成】 ヒドロキシアルキルキトサンと有機又は無機
の酸とからなることを特徴とするヒドロキシアルキルキ
トサン塩、ヒドロキシアルキルキトサンと酸とを水若し
くは水性溶媒中に加え、溶解造塩することを特徴とする
ヒドロキシアルキルキトサン塩の製造方法、及びヒドロ
キシアルキルキトサン塩の水、アルコール又は水−アル
コール溶液を必須成分として含有することを特徴とする
化粧品組成物。
に優れ、長時間高い透明性を保持することが出来るキト
サン誘導体を提供すること。 【構成】 ヒドロキシアルキルキトサンと有機又は無機
の酸とからなることを特徴とするヒドロキシアルキルキ
トサン塩、ヒドロキシアルキルキトサンと酸とを水若し
くは水性溶媒中に加え、溶解造塩することを特徴とする
ヒドロキシアルキルキトサン塩の製造方法、及びヒドロ
キシアルキルキトサン塩の水、アルコール又は水−アル
コール溶液を必須成分として含有することを特徴とする
化粧品組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロキシアルキルキト
サン塩、その製造方法及び化粧品組成物に関し、更に詳
しくは溶液とした場合に該溶液の長期透明性に優れ、化
粧品等の原料として有用であるヒドロキシアルキルキト
サン塩、その製造方法及び化粧品組成物に関する。
サン塩、その製造方法及び化粧品組成物に関し、更に詳
しくは溶液とした場合に該溶液の長期透明性に優れ、化
粧品等の原料として有用であるヒドロキシアルキルキト
サン塩、その製造方法及び化粧品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒドロキシアルキル化脱アセチル
キチンの一種であるヒドロキシプロピル化キトサンは、
例えば、特公昭64−005601号公報に記載されて
おり、又、該公報にはヒドロキシプロピル化キトサンが
水溶性高分子として各種用途に有用であることが記載さ
れている。
キチンの一種であるヒドロキシプロピル化キトサンは、
例えば、特公昭64−005601号公報に記載されて
おり、又、該公報にはヒドロキシプロピル化キトサンが
水溶性高分子として各種用途に有用であることが記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
上記ヒドロキシアルキル化キトサンは水溶性ではあるも
のの、30〜50℃に曇点を有する、即ち、この温度で
ヒドロキシアルキル化キトサンが水性媒体から析出して
透明性を失うという熱安定性の問題があり、化粧品等の
原料としては問題があった。又、上記のヒドロキシアル
キル化キトサンは製造直後には透明性の高い溶液である
が、時間の経過と共に透明性が低下し、化粧品原料や食
品添加剤として使用するには問題がある。従って本発明
の目的は、水溶液とした場合にも曇点がなく、熱安定性
に優れ、長時間高い透明性を保持することが出来るキト
サン誘導体を提供することである。
上記ヒドロキシアルキル化キトサンは水溶性ではあるも
のの、30〜50℃に曇点を有する、即ち、この温度で
ヒドロキシアルキル化キトサンが水性媒体から析出して
透明性を失うという熱安定性の問題があり、化粧品等の
原料としては問題があった。又、上記のヒドロキシアル
キル化キトサンは製造直後には透明性の高い溶液である
が、時間の経過と共に透明性が低下し、化粧品原料や食
品添加剤として使用するには問題がある。従って本発明
の目的は、水溶液とした場合にも曇点がなく、熱安定性
に優れ、長時間高い透明性を保持することが出来るキト
サン誘導体を提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、ヒドロキシアル
キルキトサンと有機又は無機の酸とからなることを特徴
とするヒドロキシアルキルキトサン塩、ヒドロキシアル
キルキトサンと酸とを水若しくは水性溶媒中に加え、溶
解造塩することを特徴とするヒドロキシアルキルキトサ
ン塩の製造方法、及びヒドロキシアルキルキトサン塩の
水、アルコール又は水−アルコール溶液を必須成分とし
て含有することを特徴とする化粧品組成物である。
によって達成される。即ち、本発明は、ヒドロキシアル
キルキトサンと有機又は無機の酸とからなることを特徴
とするヒドロキシアルキルキトサン塩、ヒドロキシアル
キルキトサンと酸とを水若しくは水性溶媒中に加え、溶
解造塩することを特徴とするヒドロキシアルキルキトサ
ン塩の製造方法、及びヒドロキシアルキルキトサン塩の
水、アルコール又は水−アルコール溶液を必須成分とし
て含有することを特徴とする化粧品組成物である。
【0005】
【作用】ヒドロキシアルキルキトサンを有機又は無機の
酸で塩とすることによって、水、アルコール又は水−ア
ルコール溶液にした場合、曇点がなく、熱安定性に優
れ、長時間高い透明性を保持することが出来るキトサン
誘導体を提供することが出来る。又、ヒドロキシアルキ
ルキトサンのアミノ基がカチオン性となる為、毛髪や皮
膚への親和性がヒドロキシアルキルキトサン単独よりも
有効であり、ヒドロキシアルキルキトサンの本来有する
柔軟性を保持しつつ、適度な保湿性能を有している。従
って、例えば、化粧品原料として有用である。
酸で塩とすることによって、水、アルコール又は水−ア
ルコール溶液にした場合、曇点がなく、熱安定性に優
れ、長時間高い透明性を保持することが出来るキトサン
誘導体を提供することが出来る。又、ヒドロキシアルキ
ルキトサンのアミノ基がカチオン性となる為、毛髪や皮
膚への親和性がヒドロキシアルキルキトサン単独よりも
有効であり、ヒドロキシアルキルキトサンの本来有する
柔軟性を保持しつつ、適度な保湿性能を有している。従
って、例えば、化粧品原料として有用である。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明において使用する脱
アセチルキチンとは、カニ、エビ、昆虫等の甲殻或いは
キノコ等に含まれている天然高分子物の1種であるキチ
ンの脱アセチル化物であり、2−アミノ−2−デオキシ
−D−グルコースを1構成単位とする塩基性多糖類であ
る。この様な脱アセチルキチンそれ自体は既に工業的に
生産されており、種々のグレードのものが市場から入手
することが出来、工業的に入手されるキトサンの脱アセ
チル化度は約70〜80%程度であり、そのまま本発明
の目的に使用することが出来る。特に好ましいキトサン
は脱アセチル化度90%以上のキトサンである。
発明を更に詳しく説明する。本発明において使用する脱
アセチルキチンとは、カニ、エビ、昆虫等の甲殻或いは
キノコ等に含まれている天然高分子物の1種であるキチ
ンの脱アセチル化物であり、2−アミノ−2−デオキシ
−D−グルコースを1構成単位とする塩基性多糖類であ
る。この様な脱アセチルキチンそれ自体は既に工業的に
生産されており、種々のグレードのものが市場から入手
することが出来、工業的に入手されるキトサンの脱アセ
チル化度は約70〜80%程度であり、そのまま本発明
の目的に使用することが出来る。特に好ましいキトサン
は脱アセチル化度90%以上のキトサンである。
【0007】脱アセチル化度90%以上のキトサンを得
るには、特公昭56−34201号公報及び同58−0
0441号公報に詳述されている様に、濃アルカリ溶液
でキチンを脱アセチル化処理し、アルカリ溶液を除いた
後水洗いし、更に濃アルカリ溶液で処理する操作を繰り
返すことによって得られる。特に好ましいキトサンは脱
アセチル化度が95〜100%の完全脱アセチル化キト
サンである。
るには、特公昭56−34201号公報及び同58−0
0441号公報に詳述されている様に、濃アルカリ溶液
でキチンを脱アセチル化処理し、アルカリ溶液を除いた
後水洗いし、更に濃アルカリ溶液で処理する操作を繰り
返すことによって得られる。特に好ましいキトサンは脱
アセチル化度が95〜100%の完全脱アセチル化キト
サンである。
【0008】本発明で使用するアルキレンオキサイドの
例としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイドが挙げられるが、特に好ましい
ものはプロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドで
ある。これらのアルキレンオキサイドは、キトサンのア
ミノ基1個当たり約5〜20モルの割合で使用すること
が好ましい。アルキレンオキサイドの使用量が少なすぎ
ると、生成物の水に対する溶解安定性が不十分となり、
多すぎても何らの利益もない。
例としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイドが挙げられるが、特に好ましい
ものはプロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドで
ある。これらのアルキレンオキサイドは、キトサンのア
ミノ基1個当たり約5〜20モルの割合で使用すること
が好ましい。アルキレンオキサイドの使用量が少なすぎ
ると、生成物の水に対する溶解安定性が不十分となり、
多すぎても何らの利益もない。
【0009】上記キトサンのヒドロキシアルキル化は、
イソプロピルアルコール等のアルコール系有機溶剤を含
有する水性媒体中で行ってもよいが、有機溶剤を含まな
い水中でも容易に行うことが出来る。最も好ましい反応
方法は、水中に前記キトサンを懸濁させ、50〜100
℃の温度で3〜24時間程度反応させることによって、
分散していたキトサン原料はヒドロキシアルキル化の進
行に従って膨潤状態となってくるが、そのまま反応を継
続して目的物を得ることが出来る。
イソプロピルアルコール等のアルコール系有機溶剤を含
有する水性媒体中で行ってもよいが、有機溶剤を含まな
い水中でも容易に行うことが出来る。最も好ましい反応
方法は、水中に前記キトサンを懸濁させ、50〜100
℃の温度で3〜24時間程度反応させることによって、
分散していたキトサン原料はヒドロキシアルキル化の進
行に従って膨潤状態となってくるが、そのまま反応を継
続して目的物を得ることが出来る。
【0010】又、好ましい実施態様では、上記の反応途
中の膨潤分散しているキトサンを含む反応系に適当な鉱
酸や有機酸、例えば、塩酸、硫酸、燐酸、スルファミン
酸等の無機酸又は酢酸、乳酸、クエン酸、アジピン酸、
ピロリドンカルボン酸等の有機酸或はそれらの混合物を
添加してpHを2〜5程度に調整して、反応生成物を完
全に水中に溶解させ、この状態で反応系をそのままで或
いは微酸性からアルカリ性に戻して反応を継続すること
によって、キトサンを高度にヒドロキシアルキル化する
ことが出来る。
中の膨潤分散しているキトサンを含む反応系に適当な鉱
酸や有機酸、例えば、塩酸、硫酸、燐酸、スルファミン
酸等の無機酸又は酢酸、乳酸、クエン酸、アジピン酸、
ピロリドンカルボン酸等の有機酸或はそれらの混合物を
添加してpHを2〜5程度に調整して、反応生成物を完
全に水中に溶解させ、この状態で反応系をそのままで或
いは微酸性からアルカリ性に戻して反応を継続すること
によって、キトサンを高度にヒドロキシアルキル化する
ことが出来る。
【0011】以上の如くして得られるヒドロキシアルキ
ルキトサンの分子量は40万以下が好ましく、更に好ま
しい範囲は1万〜10万である。分子量を上記範囲に調
整する方法は、特開昭61−40303号公報に述べら
れている様に、キトサン原料又は生成物を過硼酸ナトリ
ウム等の酸化剤水溶液中で加温処理すること等によって
行われる。分子量が40万を越えると水溶液にした場合
に水溶液の粘度が高く、高濃度キトサン溶液が得られに
くく、又、化粧品等の原料としては使用しにくくなる。
ルキトサンの分子量は40万以下が好ましく、更に好ま
しい範囲は1万〜10万である。分子量を上記範囲に調
整する方法は、特開昭61−40303号公報に述べら
れている様に、キトサン原料又は生成物を過硼酸ナトリ
ウム等の酸化剤水溶液中で加温処理すること等によって
行われる。分子量が40万を越えると水溶液にした場合
に水溶液の粘度が高く、高濃度キトサン溶液が得られに
くく、又、化粧品等の原料としては使用しにくくなる。
【0012】上記ヒドロキシアルキルキトサンを塩とす
る場合に使用する酸は、有機酸でも無機酸でもよく、特
に限定されないが、特に化粧品の原料として使用する場
合には、乳酸、ピロリドンカルボン酸又はウロカニン酸
等の人体に存在する有機酸、化粧品原料基準記載の酸又
は食品添加物公定書記載の有機酸であることが好まし
い。ヒドロキシアルキルキトサンを上記酸によって塩に
する方法は、ヒドロキシアルキルキトサンと酸とを水若
しくは水性溶媒中に加え、溶解造塩すればよい。又、使
用する酸の量は、塩溶液のpHが約3〜7程度になる量
が好ましい。又、塩溶液の媒体としては、水性溶媒が
水、アルコール又は水−アルコール混合溶媒が好まし
い。溶液の濃度は約10〜95重量%程度でよい。
る場合に使用する酸は、有機酸でも無機酸でもよく、特
に限定されないが、特に化粧品の原料として使用する場
合には、乳酸、ピロリドンカルボン酸又はウロカニン酸
等の人体に存在する有機酸、化粧品原料基準記載の酸又
は食品添加物公定書記載の有機酸であることが好まし
い。ヒドロキシアルキルキトサンを上記酸によって塩に
する方法は、ヒドロキシアルキルキトサンと酸とを水若
しくは水性溶媒中に加え、溶解造塩すればよい。又、使
用する酸の量は、塩溶液のpHが約3〜7程度になる量
が好ましい。又、塩溶液の媒体としては、水性溶媒が
水、アルコール又は水−アルコール混合溶媒が好まし
い。溶液の濃度は約10〜95重量%程度でよい。
【0013】本発明の化粧品組成物は、以上の如き本発
明のヒドロキシアルキルキトサン塩を水、水とアルコー
ル等の有機溶剤の混合溶媒或はアルコールに溶解し、更
に必要に応じて、香料、着色剤、界面活性剤、その他の
副成分を必要に応じて添加混合して調製され、ヒドロキ
シアルキルキトサン塩の好適な濃度は0.5〜5重量%
である。本発明の化粧品組成物は液状或はクリーム状で
あり、人の毛髪処理用に適しており、スプレー等で噴霧
適用した場合、髪の毛に、さらさらとしながらも優れた
しっとり感及び滑らかさを与え、櫛の通りも良好とな
る。
明のヒドロキシアルキルキトサン塩を水、水とアルコー
ル等の有機溶剤の混合溶媒或はアルコールに溶解し、更
に必要に応じて、香料、着色剤、界面活性剤、その他の
副成分を必要に応じて添加混合して調製され、ヒドロキ
シアルキルキトサン塩の好適な濃度は0.5〜5重量%
である。本発明の化粧品組成物は液状或はクリーム状で
あり、人の毛髪処理用に適しており、スプレー等で噴霧
適用した場合、髪の毛に、さらさらとしながらも優れた
しっとり感及び滑らかさを与え、櫛の通りも良好とな
る。
【0014】
【実施例】次に参考例及び実施例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中部とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。 参考例1 圧力反応容器にキトサン(95%脱アセチル化、平均分
子量10万)50部、水300部、20%水酸化ナトリ
ウム水溶液6部及びプロピレンオキサイド300部を仕
込、撹拌下70℃で20時間反応させる。冷却して、反
応混合物のpHを8〜9に調節する。この反応混合物を
90℃の熱水5リットル中に撹拌下滴下して目的のヒド
ロキシプロピルキトサンを折出させる。更に熱水5リッ
トルで洗浄した後、50℃で乾燥し、その後粉砕し、ヒ
ドロキシプロピルキトサン粉末81部を得た。更に溶液
の透明性を見る為に、得られたヒドロキシプロピルキト
サン粉末を95%エタノールに5%の濃度に溶解し、そ
の透明性を確認したところ長期間良好であった。
具体的に説明する。尚、文中部とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。 参考例1 圧力反応容器にキトサン(95%脱アセチル化、平均分
子量10万)50部、水300部、20%水酸化ナトリ
ウム水溶液6部及びプロピレンオキサイド300部を仕
込、撹拌下70℃で20時間反応させる。冷却して、反
応混合物のpHを8〜9に調節する。この反応混合物を
90℃の熱水5リットル中に撹拌下滴下して目的のヒド
ロキシプロピルキトサンを折出させる。更に熱水5リッ
トルで洗浄した後、50℃で乾燥し、その後粉砕し、ヒ
ドロキシプロピルキトサン粉末81部を得た。更に溶液
の透明性を見る為に、得られたヒドロキシプロピルキト
サン粉末を95%エタノールに5%の濃度に溶解し、そ
の透明性を確認したところ長期間良好であった。
【0015】参考例2 圧力反応容器にキトサン(95%脱アセチル化、平均分
子量4万)50部、水150部及びプロピレンオキサイ
ド100部を仕込、撹拌下100℃に徐々に昇温する。
そのまま8時間反応させると、圧力は当初5K部/cm
2 から、反応終了時には0.5K部/cm2 まで下が
る。一旦冷却し、室温にてピロリドンカルボン酸(PC
A)20部を添加し、4時間撹拌して反応混合物を溶解
する。20%水酸化ナトリウム水溶液37部を滴下して
中和する。プロピレンオキサイド200部を添加し、7
0℃で8時間反応させる。冷却して反応混合物のpHを
8〜9に調節する。この反応混合物を90℃の熱水5リ
ットル中に撹拌下滴下して目的のヒドロキシプロピルキ
トサンを折出させる。更に熱水5リットルで洗浄した
後、50℃で乾燥し、その後粉砕し、ヒドロキシプロピ
ルキトサン粉末80部を得た。溶液の透明性を見る為
に、得られたヒドロキシプロピルキトサン粉末を水に5
%の濃度に溶解し、その透明性を確認したところ長期間
極めて良好であった。
子量4万)50部、水150部及びプロピレンオキサイ
ド100部を仕込、撹拌下100℃に徐々に昇温する。
そのまま8時間反応させると、圧力は当初5K部/cm
2 から、反応終了時には0.5K部/cm2 まで下が
る。一旦冷却し、室温にてピロリドンカルボン酸(PC
A)20部を添加し、4時間撹拌して反応混合物を溶解
する。20%水酸化ナトリウム水溶液37部を滴下して
中和する。プロピレンオキサイド200部を添加し、7
0℃で8時間反応させる。冷却して反応混合物のpHを
8〜9に調節する。この反応混合物を90℃の熱水5リ
ットル中に撹拌下滴下して目的のヒドロキシプロピルキ
トサンを折出させる。更に熱水5リットルで洗浄した
後、50℃で乾燥し、その後粉砕し、ヒドロキシプロピ
ルキトサン粉末80部を得た。溶液の透明性を見る為
に、得られたヒドロキシプロピルキトサン粉末を水に5
%の濃度に溶解し、その透明性を確認したところ長期間
極めて良好であった。
【0016】参考例3〜6 表1及び表2に示す如く反応条件を種々変えて参考例1
又は2と同様にしてヒドロキシプロピルキトサン粉末を
得た。いずれも透明性は長期間良好であった。
又は2と同様にしてヒドロキシプロピルキトサン粉末を
得た。いずれも透明性は長期間良好であった。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】実施例1〜3 参考例1〜3で得られたヒドロキシアルキルキトサンの
夫々4部を夫々純水96部に溶解し、ヒドロキシアルキ
ルキトサンの水溶液を得た。これらのヒドロキシアルキ
ルキトサン水溶液を2等分し、一方はそのままとし(溶
液A)、もう一方の溶液に夫々ピロリドンカルボン酸1
部を加え更に撹拌し、3種のヒドロキシアルキルキトサ
ンのピロリドンカルボン酸塩の水溶液を得た(溶液
B)。(A)及び(B)の溶液を夫々ガラス板に流延
し、減圧下乾燥した。生成したフイルムのIRの比較よ
り、ヒドロキシアルキルキトサンのピロリドンカルボン
酸塩が確認された。
夫々4部を夫々純水96部に溶解し、ヒドロキシアルキ
ルキトサンの水溶液を得た。これらのヒドロキシアルキ
ルキトサン水溶液を2等分し、一方はそのままとし(溶
液A)、もう一方の溶液に夫々ピロリドンカルボン酸1
部を加え更に撹拌し、3種のヒドロキシアルキルキトサ
ンのピロリドンカルボン酸塩の水溶液を得た(溶液
B)。(A)及び(B)の溶液を夫々ガラス板に流延
し、減圧下乾燥した。生成したフイルムのIRの比較よ
り、ヒドロキシアルキルキトサンのピロリドンカルボン
酸塩が確認された。
【0019】又、両方のフイルムを一緒に減圧乾燥器中
入れ、50℃にて24時間乾燥した後、出来るだけ速や
かに1g秤量し、上皿天秤の左右の皿の上に載せ、湿度
60%の部屋に放置して観察した。8時間後には(B)
の溶液から得たフイルムを載せた方が下になっていた。
この事から塩の方が吸湿性が高いことがわかる。(B)
の溶液を沸点まで加熱したところ、どの温度においても
折出物は見られず、溶液は透明のままであった。これに
対し、(A)の溶液を加熱していくと、約48℃にて溶
液が白濁し、折出物が認められた。
入れ、50℃にて24時間乾燥した後、出来るだけ速や
かに1g秤量し、上皿天秤の左右の皿の上に載せ、湿度
60%の部屋に放置して観察した。8時間後には(B)
の溶液から得たフイルムを載せた方が下になっていた。
この事から塩の方が吸湿性が高いことがわかる。(B)
の溶液を沸点まで加熱したところ、どの温度においても
折出物は見られず、溶液は透明のままであった。これに
対し、(A)の溶液を加熱していくと、約48℃にて溶
液が白濁し、折出物が認められた。
【0020】実施例4〜6 参考例4〜6で得られたヒドロキシアルキルキトサンの
夫々4部を夫々純水96部に溶解し、ヒドロキシアルキ
ルキトサンの水溶液を得た。このヒドロキシアルキルキ
トサン水溶液を2等分し、一方はそのままとし(溶液
C)、もう一方の溶液に50%乳酸2部を加え更に撹拌
し、ヒドロキシアルキルキトサンの乳酸塩の水溶液を得
た(溶液D)。
夫々4部を夫々純水96部に溶解し、ヒドロキシアルキ
ルキトサンの水溶液を得た。このヒドロキシアルキルキ
トサン水溶液を2等分し、一方はそのままとし(溶液
C)、もう一方の溶液に50%乳酸2部を加え更に撹拌
し、ヒドロキシアルキルキトサンの乳酸塩の水溶液を得
た(溶液D)。
【0021】(C)及び(D)の溶液を夫々ガラス板に
流延し、減圧下乾燥した。生成したフイルムのIRの比
較より、ヒドロキシアルキルキトサンの乳酸塩が確認さ
れた。(D)の溶液を沸点まで加熱したところ、どの温
度においても折出物は見られず、溶液は透明のままであ
った。これに対し、(C)の溶液は室温においても幾分
濁り気味であり、加熱していくと、約30℃にて折出物
が認められた。
流延し、減圧下乾燥した。生成したフイルムのIRの比
較より、ヒドロキシアルキルキトサンの乳酸塩が確認さ
れた。(D)の溶液を沸点まで加熱したところ、どの温
度においても折出物は見られず、溶液は透明のままであ
った。これに対し、(C)の溶液は室温においても幾分
濁り気味であり、加熱していくと、約30℃にて折出物
が認められた。
【0022】実施例7 実施例1〜3のピロリドンカルボン酸のかわりにウロカ
ニン酸を使用したところ、実施例1〜3と同様の結果を
得た。
ニン酸を使用したところ、実施例1〜3と同様の結果を
得た。
【0023】実施例8 実施例1〜3の夫々のヒドロキシアルキルキトサンと夫
々の酸との塩の水溶液を凍結乾燥し、夫々の固体の塩を
得た。この固体の塩及びフリーのヒドロキシアルキルキ
トサンとを使用して下記の処方にしたがってシャンプー
を試作した。 コカミドプロピルベタイン(35%) 40部 水 54部 ヒドロキシアルキルキトサン又はその塩 2部 グルカメート DOE−120 3部 メチルパラベン 1部 以上の配合で塩を使用したシャンプーは40℃にて長時
間保存しても透明度が低下せず、これで洗髪したとこ
ろ、洗髪の櫛通り良く、コンディショニング効果に優れ
ていた。これに対して塩にしていないフリーのヒドロキ
シアルキルキトサンを使用したものは40℃にて長時間
保存すると、透明度が落ちた。
々の酸との塩の水溶液を凍結乾燥し、夫々の固体の塩を
得た。この固体の塩及びフリーのヒドロキシアルキルキ
トサンとを使用して下記の処方にしたがってシャンプー
を試作した。 コカミドプロピルベタイン(35%) 40部 水 54部 ヒドロキシアルキルキトサン又はその塩 2部 グルカメート DOE−120 3部 メチルパラベン 1部 以上の配合で塩を使用したシャンプーは40℃にて長時
間保存しても透明度が低下せず、これで洗髪したとこ
ろ、洗髪の櫛通り良く、コンディショニング効果に優れ
ていた。これに対して塩にしていないフリーのヒドロキ
シアルキルキトサンを使用したものは40℃にて長時間
保存すると、透明度が落ちた。
【0024】又、本発明のヒドロキシアルキルキトサン
の塩を含有のシャンプーで洗髪した場合のほうが、洗髪
乾燥後の、櫛通りの良さ、しっとり感に優れていた。こ
れはノニオン性のヒドロキシアルキルキトサンに対し、
ヒドロキシアルキルキトサン塩がカチオン性である為に
毛髪蛋白と親和性が高い為に、シャンプー後の十分な濯
ぎによってフリーのヒドロキシアルキルキトサンの場合
以上にヒドロキシアルキルキトサン塩の場合には毛髪上
に残存し、ヒドロキシアルキルキトサン塩の優れた保湿
性及び柔軟性を発揮する為と考えられる。
の塩を含有のシャンプーで洗髪した場合のほうが、洗髪
乾燥後の、櫛通りの良さ、しっとり感に優れていた。こ
れはノニオン性のヒドロキシアルキルキトサンに対し、
ヒドロキシアルキルキトサン塩がカチオン性である為に
毛髪蛋白と親和性が高い為に、シャンプー後の十分な濯
ぎによってフリーのヒドロキシアルキルキトサンの場合
以上にヒドロキシアルキルキトサン塩の場合には毛髪上
に残存し、ヒドロキシアルキルキトサン塩の優れた保湿
性及び柔軟性を発揮する為と考えられる。
【0025】
【効果】以上の如き本発明によれば、ヒドロキシアルキ
ルキトサンを有機又は無機の酸で塩とすることによっ
て、水、アルコール又は水−アルコール溶液にした場
合、曇点がなく熱安定性に優れ、長時間高い透明性を保
持することが出来るキトサン誘導体を提供することが出
来。又、ヒドロキシアルキルキトサンのアミノ基がカチ
オン性となる為、毛髪や皮膚への親和性がヒドロキシア
ルキルキトサン単独よりも有効であり、ヒドロキシアル
キルキトサンの本来有する柔軟性を保持しつつ、適度な
保湿性能を有している。従って、例えば、化粧品原料と
して有用である。
ルキトサンを有機又は無機の酸で塩とすることによっ
て、水、アルコール又は水−アルコール溶液にした場
合、曇点がなく熱安定性に優れ、長時間高い透明性を保
持することが出来るキトサン誘導体を提供することが出
来。又、ヒドロキシアルキルキトサンのアミノ基がカチ
オン性となる為、毛髪や皮膚への親和性がヒドロキシア
ルキルキトサン単独よりも有効であり、ヒドロキシアル
キルキトサンの本来有する柔軟性を保持しつつ、適度な
保湿性能を有している。従って、例えば、化粧品原料と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/06 8615−4C (72)発明者 堀口 正二郎 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6号 大日精化工業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 ヒドロキシアルキルキトサンと有機又は
無機の酸とからなることを特徴とするヒドロキシアルキ
ルキトサン塩。 - 【請求項2】 ヒドロキシアルキルキトサンがキトサン
とプロピレンオキサイド及び/又はブチレンオキサイド
との反応生成物である請求項1に記載のヒドロキシアル
キルキトサン塩。 - 【請求項3】 有機酸が乳酸、ピロリドンカルボン酸又
はウロカニン酸等の人体に存在する有機酸、化粧品原料
基準記載の酸又は食品添加物公定書記載の酸である請求
項1に記載のヒドロキシアルキルキトサン塩。 - 【請求項4】 ヒドロキシアルキルキトサンと酸とを水
若しくは水性溶媒中に加え、溶解造塩することを特徴と
するヒドロキシアルキルキトサン塩の製造方法。 - 【請求項5】 水性溶媒が水−アルコール混合溶媒であ
る請求項4に記載のヒドロキシアルキルキトサン塩の製
造方法。 - 【請求項6】 ヒドロキシアルキルキトサン塩の水、ア
ルコール又は水−アルコール溶液を必須成分として含有
することを特徴とする化粧品組成物。 - 【請求項7】 ヒドロキシアルキルキトサン塩が請求項
1〜3に記載のヒドロキシアルキルキトサン塩である請
求項6に記載の化粧品組成物。 - 【請求項8】 更に界面活性剤が共存している請求項7
に記載の化粧品組成物。 - 【請求項9】 クリーム状である請求項7に記載の化粧
品組成物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4255401A JPH0680704A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物 |
AU46014/93A AU657636B2 (en) | 1992-09-01 | 1993-08-31 | Hydroxyalkylchitosan salt, production process thereof and cosmetic composition containing the same |
EP93113924A EP0585885A3 (en) | 1992-09-01 | 1993-08-31 | Hydroxyalkyl chitosan salt, preparation process and cosmetic composition containing it. |
AU54743/94A AU668788B2 (en) | 1992-09-01 | 1994-01-27 | Chitosan derivatives, preparation process thereof and cosmetic compositions containing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4255401A JPH0680704A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680704A true JPH0680704A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17278255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4255401A Pending JPH0680704A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0585885A3 (ja) |
JP (1) | JPH0680704A (ja) |
AU (2) | AU657636B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000169327A (ja) * | 1998-12-03 | 2000-06-20 | Pias Arise Kk | 低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤 |
WO2007086211A1 (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | ヒドロキシアルキル化キトサン溶液 |
JP2007246425A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 防藻剤および防藻方法 |
KR101591470B1 (ko) * | 2014-11-19 | 2016-02-03 | 제너럴바이오(주) | 키토산 수용액 조성물 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0664301A1 (en) * | 1994-01-24 | 1995-07-26 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co. Ltd. | Chitosan derivatives, preparation process thereof and cosmetic compositions containing same |
DE19545325B4 (de) * | 1995-12-05 | 2005-03-03 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verfahren zur Herstellung von Chitosanalkylderivaten |
US6849586B2 (en) * | 2001-10-26 | 2005-02-01 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Hard surface cleaners containing chitosan |
CN116496429B (zh) * | 2023-05-29 | 2024-02-06 | 中科厚朴(广州)科技发展有限公司 | 一种基于羟乙基脱乙酰壳多糖自组装透皮递送系统及其制备和应用 |
CN116574281B (zh) * | 2023-05-29 | 2024-04-30 | 广州稀咖科技有限公司 | 一种基于羟乙基脱乙酰壳多糖链接透明质酸钠促渗透皮递送系统及其制备和应用 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2072771A (en) * | 1936-05-11 | 1937-03-02 | Du Pont | Chemical products and process of preparing the same |
DE3541305A1 (de) * | 1985-11-22 | 1987-05-27 | Wella Ag | Kosmetische mittel auf der basis von n-hydroxypropylchitosanen, neue n-hydroxypropyl-chitosane sowie verfahren zu ihrer herstellung |
DE3614697A1 (de) * | 1986-04-30 | 1987-11-05 | Wella Ag | Kosmetische mittel auf der basis von n-hydroxybutyl-chitosanen, neue n-hydroxybutyl-chitosane sowie verfahren zu ihrer herstellung |
DE3703760A1 (de) * | 1987-02-07 | 1988-08-18 | Wella Ag | Kosmetisches mittel auf der basis von n-hydroxypropylisopropyletherchitosanen, sowie neue n-hydroxypropylisopropyletherderivate des chitosans |
JPH0225409A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-26 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | キトサン誘導体配合化粧料 |
US5061792A (en) * | 1989-03-27 | 1991-10-29 | University Of Delaware | Preparation of chitosan salts in aqueous alcoholic media |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4255401A patent/JPH0680704A/ja active Pending
-
1993
- 1993-08-31 EP EP93113924A patent/EP0585885A3/en not_active Withdrawn
- 1993-08-31 AU AU46014/93A patent/AU657636B2/en not_active Ceased
-
1994
- 1994-01-27 AU AU54743/94A patent/AU668788B2/en not_active Ceased
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000169327A (ja) * | 1998-12-03 | 2000-06-20 | Pias Arise Kk | 低刺激性皮膚外用剤及び浴用剤 |
WO2007086211A1 (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | ヒドロキシアルキル化キトサン溶液 |
JP2007224263A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-09-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | ヒドロキシアルキル化キトサン溶液 |
US8133541B2 (en) | 2006-01-25 | 2012-03-13 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | Hydroxyalkylated chitosan solution |
JP2007246425A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 防藻剤および防藻方法 |
KR101591470B1 (ko) * | 2014-11-19 | 2016-02-03 | 제너럴바이오(주) | 키토산 수용액 조성물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU668788B2 (en) | 1996-05-16 |
AU657636B2 (en) | 1995-03-16 |
EP0585885A3 (en) | 1994-12-28 |
EP0585885A2 (en) | 1994-03-09 |
AU4601493A (en) | 1994-03-10 |
AU5474394A (en) | 1995-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2382081C (en) | Modified starch solutions and their use in personal care | |
JPH03240716A (ja) | スキンケアに有効なポリマー混合物 | |
US20090214608A1 (en) | Polysaccharide-based products with improved easiness of use, process to make the same, and applications of the same | |
US4411891A (en) | Cationized dextran and salts thereof and manufacturing process and utilization thereof | |
EP0664301A1 (en) | Chitosan derivatives, preparation process thereof and cosmetic compositions containing same | |
JPS63503149A (ja) | N−ヒドロキシブチルキトサンに基く化粧品、新規なn−ヒドキシブチルキトサンおよびその製造法 | |
JP2001520180A (ja) | 少なくとも1種のポリヒドロキシル化有機化合物と組み合わされた本質的に非晶質のセルロースナノフィブリルの、化粧品調合物中における使用 | |
JPH09221503A (ja) | 界面活性剤への溶解性が改良されたバイオポリマー | |
JPH0366282B2 (ja) | ||
JP2008285421A (ja) | 毛髪改質浸透剤およびこれを用いた毛髪用化粧料 | |
JPH0680704A (ja) | ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物 | |
US5811086A (en) | Hair care products | |
JP2005517051A (ja) | 両性多糖類、組成物及び用途 | |
KR100418551B1 (ko) | 정발용 화장료 및 그를 이용한 정발방법 | |
JP2958194B2 (ja) | キトサン誘導体及び化粧品組成物 | |
GB2174903A (en) | A cosmetic composition for treating hair | |
JPS6249245B2 (ja) | ||
JP2002187823A (ja) | 整髪用化粧料及びそれを用いた整髪方法 | |
JP2000327541A (ja) | 毛髪用シャンプー組成物 | |
JP2756061B2 (ja) | キトサン誘導体の製造方法 | |
JPS63277608A (ja) | 皮膚および毛髪用組成物 | |
JP2756060B2 (ja) | キトサン誘導体の製造方法 | |
CA2403126A1 (en) | Hair treatment agent | |
JP3497887B2 (ja) | 多糖誘導体、その製造法並びにこれを含有する化粧料及び洗浄剤組成物 | |
EP0457672A1 (en) | Toiletry preparation |