JPH05294822A - 水に投入して用いる環境改善用品 - Google Patents

水に投入して用いる環境改善用品

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JPH05294822A
JPH05294822A JP4122615A JP12261592A JPH05294822A JP H05294822 A JPH05294822 A JP H05294822A JP 4122615 A JP4122615 A JP 4122615A JP 12261592 A JP12261592 A JP 12261592A JP H05294822 A JPH05294822 A JP H05294822A
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JP
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water
environment
film
improving
soluble
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JP4122615A
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English (en)
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Tatsuya Umeda
達也 梅田
Toru Otsuki
徹 大槻
Akio Takahashi
亮夫 高橋
Toshio Marui
寿雄 丸井
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SODA ACT KK
Nichigo Film KK
DKS Co Ltd
Original Assignee
SODA ACT KK
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Nichigo Film KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本質的には水に対する溶解性を有しながら
も、その溶解開始時間や溶解速度をコントロールできる
膜形成成分からなるフィルムを材料として用いて、浴槽
や水槽の水に投入したときに水中または雰囲気中の環境
を改善するのに適した環境改善用品を提供することを目
的とする。 【構成】 水溶性ポリビニルアルコール(a1)と分子量2
0000〜100000の水溶性キトサン類(a2)とから
なる水溶性高分子(A) を膜形成成分としかつ有効量の環
境改善用薬剤成分(B) を含む組成物から製膜されたフィ
ルムを花びらなどの所定のパターン形状に二次加工す
る。環境改善用薬剤成分(B) としては、香料または人・
動植物に対する生理活性物質が用いられる。この花びら
形などの環境改善用品は水に投入して用いる。水に対す
る溶解開始時間または溶解速度の異なる二次加工品の複
数種の混在品を用いると、連鎖的な環境改善が図られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽や水槽の水に投入
して水中または雰囲気中の環境を改善するための環境改
善用品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プルランやキトサンなどの多糖類につい
て、工業用または民生用の用途開発が種々検討されてい
る。
【0003】たとえば、特開昭62−72609号公報
には、プルランを単独で、またはポリビニルアルコール
やポリビニルピロリドンと併用し、さらに必要に応じて
保湿剤、生薬抽出エキス、香料、着色剤などを添加して
製膜した水溶性シート状浴用剤が示されている。この浴
用剤を浴槽の湯に添加すると、速やかに完全に溶け、湯
垢等を生ずる問題がなく、保存時の香料の発散を抑え、
溶解時に香りを充分に放散することができ、溶解前に香
りが強すぎるという問題がないとされている。このよう
な効果は、プルランの特別の性質により奏されるもので
ある。
【0004】特開昭62−81432号公報には、プル
ランをはじめとする水溶性高分子成形物に気泡を含有さ
せた水溶性高分子成形物が示されており、香料、保湿
剤、洗浄剤、色素、殺菌剤、肥料などを配合することが
できるとの記載もある。この成形物の好ましい用途は浴
用剤であり、そのほか化粧品、医薬品、芳香剤としても
使用できるとしている。
【0005】一方、甲殻類から得られる多糖類であるキ
チンやその脱アセチル化物であるキトサンは、生体適合
性、抗菌作用、保湿作用、凝集活性、耐薬品性などを有
する無公害の生分解性高分子として注目され、吸収性縫
合糸、抗菌剤、保湿剤、汚泥処理剤、分離膜、食物繊維
などとして多様な分野で検討されている。
【0006】特開昭61−211357号公報には、ポ
リビニルアルコール系樹脂、1%水溶液の20℃におけ
る粘度が70センチポイズ以下のキトサン(つまり低重
合度キトサン)およびアルデヒド系化合物よりなる耐水
性のすぐれた組成物が示されている。この組成物の主た
る用途は、接着剤あるいはバインダー、塗料用ビヒク
ル、無機質または有機質材料の処理剤(表面コート
剤)、フィルム、シートなどである。
【0007】特公平3−75665号公報(特開平2−
41473号公報)には、キチン、キトサンまたはその
誘導体化合物と、水酸基、アミノ基またはカルボキシル
基のうち少なくとも一種の官能基を有する繊維とをポリ
イソシアネート化合物で架橋結合させた抗菌繊維が示さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プルラ
ンを用いる特開昭62−72609号公報の水溶性シー
ト状浴用剤は、水に対するプルランの溶解速度が速すぎ
るため、浴槽の湯に投入したときのシート形状維持性が
劣るという問題点がある。プルランをポリビニルアルコ
ールやポリビニルピロリドンと併用した場合も、両者が
水に対してよく似た溶解挙動を示すため、水中溶解性を
コントロールできる巾が狭いという問題点がある。プル
ランをはじめとする水溶性高分子成形物に気泡を含有さ
せた水溶性高分子成形物からなる特開昭62−8143
2号公報の浴用剤等も、上記と同様の問題点がある。
【0009】ポリビニルアルコール系樹脂、低重合度キ
トサンおよびアルデヒド系化合物よりなる耐水性組成物
にかかる特開昭61−211357号公報の発明は、接
着剤・バインダー、塗料用ビヒクル、表面コート剤、フ
ィルム・シートなど工業用途を念頭になされたものであ
り、浴用剤など非工業用の特殊な用途への応用について
は意図されておらず、また芳香剤や生理活性物質との関
連についても意図されていない。この公報の比較例2に
はアルデヒド系化合物を配合しない場合が示されている
が、このものは水に対する溶解性が過多となる。
【0010】特公平3−75665号公報の抗菌繊維
は、官能基を有する繊維にキトサン類をポリイソシアネ
ート化合物で架橋結合させるものであり、目的・用途が
抗菌繊維という特殊なものに限られている。
【0011】本発明は、本質的には水に対する溶解性を
有しながらも、その溶解開始時間や溶解速度をコントロ
ールできる膜形成成分からなるフィルムを材料として用
いて、浴槽や水槽の水に投入したときに水中または雰囲
気中の環境を改善するのに適した環境改善用品を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の水に投入して用
いる環境改善用品は、水溶性ポリビニルアルコール(a1)
30〜99.8重量%と分子量20000〜100000の
水溶性キトサン類(a2)0.2〜70重量%とからなる水溶
性高分子(A) を膜形成成分としかつ有効量の環境改善用
薬剤成分(B) を含む組成物から製膜されたフィルムを所
定のパターン形状に二次加工してなるものである。この
環境改善用品は、水に対する溶解開始時間または溶解速
度の異なる上記の二次加工品の複数種の混在品からなる
ことが特に好ましい。
【0013】以下本発明を詳細に説明する。
【0014】水溶性ポリビニルアルコール(a1)として
は、重合度300〜3000、ケン化度70〜98モル
%のポリビニルアルコールが好適に用いられる。重合度
が300未満では流延製膜フィルムの強度が弱く実用性
に乏しくなり、3000を越えると水溶性キトサン類(a
2)との相溶性が悪くなる上、製膜性が低下する。また、
ケン化度が70モル%未満では水に対する溶解性が低下
すると共に製膜フィルムが軟化しやすく、98モル%を
越えるときは水に対する溶解性が損なわれる。
【0015】水溶性キトサン類(a2)としては、脱アセチ
ル化率が45〜55%のキトサンまたは脱アセチル化率
が60%以上のキトサンの水溶性塩が好適に用いられ
る。ただし解重合などにより許容限度以下にまで低重合
度化したものは、水に対する溶解性が過多になるので、
本発明の目的には適さない。水溶性キトサン類(a2)は、
その分子量が20000〜100000にあることも必
要であり、重合度が2000以下の場合には低粘度とな
って成形が困難となり、一方100000を越えるとき
には逆に高粘度となってやはり成形が困難となる。なお
分子量が20000未満であっても、17000以上で
あれば、用途によっては使用可能なこともある。
【0016】上記中、キトサンの水溶性塩としては、ア
スコルビン酸、クエン酸、酢酸、スルファミン酸、塩
酸、リン酸、硫酸などの有機または無機酸塩があげられ
る。キトサンの水溶性塩は、製膜時の水溶液の調製に際
しこれらの酸を必要量添加することによっても達成でき
る。
【0017】上記の水溶性ポリビニルアルコール(a1)お
よび水溶性キトサン類(a2)の水溶液に環境改善用薬剤成
分(B) を添加してから、常法により製膜することにより
フィルムが製造される。
【0018】膜形成成分である水溶性ポリビニルアルコ
ール(a1)と水溶性キトサン類(a2)との比率は、前者が3
0〜99.8重量%、後者が 0.2〜70重量%に設定され
る。水溶性キトサン類(a2)の過少は期待する改善効果が
得られず、過多は水に対する溶解性を損なう。
【0019】環境改善用薬剤成分(B) としては、香料
や、人・動植物に対する生理活性物質が好適に用いら
れ、消臭剤、防腐剤、洗浄剤、忌避剤なども用いること
ができる。香料としては、各種の天然または合成香料が
あげられる。生理活性物質としては、植物エキス、ビタ
ミン類、ホルモン、抗ヒスタミン剤、アミノ酸類、酵素
剤、抗炎症剤、殺菌剤、抗菌剤、鮮度保持剤、生長促進
剤などがあげられる。消臭剤としては、天然植物由来の
消臭成分を含むもの、合成により得られる消臭成分を含
むものなどがあげられる。忌避剤としては、たとえば観
賞魚を猫などから守るものがあげられる。
【0020】環境改善用薬剤成分(B) の添加量は、その
種類や純度によって大きく異なるので一慨に規定できな
いが、その添加効果を奏する有効量とする。
【0021】上記の各成分のほかに、本発明の目的を損
なわない限りにおいて、他の水溶性高分子、着色剤、界
面活性剤、増量剤、可塑剤などを添加することができ
る。
【0022】製膜法としては通常流延製膜法が採用され
るが、場合によっては含水押出製膜法も採用することも
できる。
【0023】製膜されたフィルムは、必要に応じて印刷
やエンボスを施した後、所定のパターン形状に二次加工
する。二次加工とは、打ち抜き、裁断、さらには立体形
状への賦形などを言う。パターンの例としては、草花・
野菜・果物・木等の植物形状、昆虫・鳥・ペット・魚介
・動物等各種の動物形状、人物形状、星形・多角形・円
・ハート形・リング形等の幾何学形状、文房具・家具・
建物・乗物・楽器・身回品・工具・スポーツ用品等の形
状、著名なキャラクターを形取った形状、アルファベッ
ト形状、立体的な造花形状、折り紙細工形状などがあげ
られる。
【0024】このような二次加工品は、水に対する溶解
開始時間や溶解速度の異なる複数種を混在して包装し、
商品とすることが望ましい。また形状や着色の異なる複
数種を混在して包装し、商品とすることも望ましい。
【0025】
【作用】本発明の環境改善用品は、これを浴槽や水槽の
水に投入して使用する。浴槽の水に投入するときと水槽
の水に投入するときとでは、水温や形状保持時間が相違
するので、それに見合うような溶解速度となるように水
溶性ポリビニルアルコール(a1)および水溶性キトサン類
(a2)の種類や配合比を設定する。このように溶解開始時
間や溶解時間を自在に設定できる点が本発明の特長の一
つでもある。
【0026】浴槽や水槽の水に投入した環境改善用品
は、設定通りの速度で溶解するが、その際溶解の進行に
応じて環境改善用薬剤成分(B) を水中および雰囲気中に
放散し、水中環境や雰囲気環境を改善する。
【0027】膜形成成分は膜形成の役割のほか、使用に
至るまでは環境改善用薬剤成分(B)を安定して担持し、
水中投入後は環境改善用薬剤成分(B) を徐々に放散させ
る役割を果たすが、それにとどまらず水中に溶出した膜
形成成分は保湿作用を示し、殊に水溶性キトサン類(a2)
は抗菌性も発揮する。
【0028】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」とあるのは重量部である。
【0029】実施例1 分子量20000、脱アセチル化率85%のキトサン9
部、アスコルビン酸 4.5部を水100部に常温で溶解
し、キトサン塩の水溶液を調製した。また、重合度50
0、ケン化度88.5モル%のポリビニルアルコール41部
を水100部に加熱溶解してポリビニルアルコール水溶
液を調製した。
【0030】上記のキトサン塩の水溶液とポリビニルア
ルコール水溶液とを全量混合した後、ローズ系香気成分
を含む香料10部、保香剤としての二酸化珪素5部、少
量の温泉成分および少量の着色剤を添加して混合した。
【0031】この混合水溶液からドラム流延製膜法によ
りドラム温度90℃の条件で厚さ70μm のフィルムを
製造した。含水率は 3.5重量%であった。このフィルム
を打ち抜き型を用いて約40mmの大きさの花びら形に打
ち抜き、環境改善用品を得た。
【0032】これを浴槽中の42〜43℃の湯面に浮か
べたところ、3分30秒経過後に花びらの端の方から溶
けはじめると共にバラの香気の漂いが感じられ、溶解過
程においては明らかに香気が感じられた。5分20秒後
には完全に溶解して花びら形状が消失したが、その後し
ばらくの間はほのかな香気が持続していた。
【0033】実施例2 実施例1のキトサン塩の水溶液とポリビニルアルコール
水溶液とを重量比で1:1、1:2、1:3の割合で混
合した後、それぞれの混合物に上記配合割合の順に、ロ
ーズ系、ラベンダー系、メントール系の香気の香料と、
異なる色の着色剤とを配合した。
【0034】これらの混合水溶液からドラム流延製膜法
によりフィルムを製造した後、打ち抜き型を用いてそれ
ぞれ異なる形に打ち抜くことにより、花びら形または木
の葉形の環境改善用品を得た。
【0035】これらの環境改善用品の数枚ずつを混ぜ合
わせてから浴槽中の42〜43℃の湯面に浮かべたとこ
ろ、数分経過後からまずローズ系に賦香したものが溶解
すると共にローズの香気がたちこめ、引き続きラベンダ
ー系に賦香したものが溶解すると共にラベンダーの香気
がたちこめ、さらにその後にメントール系に賦香したも
のが溶解すると共にメントールの香気がたちこめた。
【0036】実施例3 分子量64000、脱アセチル化率72%のキトサン1
2.5部、クエン酸 7.5部を水100部に常温で溶解し、
キトサン塩の水溶液を調製した。また、重合度120
0、ケン化度94.6モル%のポリビニルアルコール12.5部
を水37.5部に加熱溶解してポリビニルアルコール水溶液
を調製した。
【0037】上記のキトサン塩の水溶液とポリビニルア
ルコール水溶液とを全量混合した後、ローズ系香気成分
を含む香料5部と保香剤としての二酸化珪素 2.5部とを
添加して混合した。
【0038】この混合水溶液からドラム流延製膜法によ
りドラム温度90℃の条件で厚さ135μm のフィルム
を製造した。含水率は 4.7重量%であった。このフィル
ムを打ち抜き型を用いて約30mmの大きさの木の葉形に
打ち抜き、環境改善用品を得た。
【0039】これを菊の花をいけた水盤中の水面に浮か
べたところ、木の葉はほのかな香気を発しながら約72
時間水面上に浮遊し、90時間後には完全に溶解した。
5日後の水盤中の水は清く澄んでおり、菊の水侵部の茎
および葉の緑は鮮やかであった。
【0040】ちなみに、キトサン塩の配合を省略し、香
料と保香剤のみを配合したポリビニルアルコール水溶液
から製造したフィルムを木の葉形に打ち抜いたものは、
約4分で完全に溶解し、5日後の水盤中の水にはやや濁
りを生ずる上、菊の茎および葉は黄味を帯びていた。
【0041】実施例4 キトサン塩の水溶液とポリビニルアルコール水溶液との
配合割合を種々変更すると共に、各混合水溶液に、ジャ
スミン系の香料、鎮静作用を有するヒノキチオール、森
の香りと言われる酢酸ボルニルを含む針葉油をそれぞれ
配合した。
【0042】これらの混合水溶液からドラム流延製膜法
によりフィルムを製造した後、打ち抜き型を用いてそれ
ぞれ異なる形に打ち抜くことにより、花びら形、ハート
形および樹木の形の環境改善用品を得た。
【0043】これらの環境改善用品の数枚ずつを混ぜ合
わせてから、水中花を入れたガラス容器の水面に浮かべ
たところ、最初はジャスミン系に賦香したものが溶解す
ると共にジャスミンの香気がたちこめ、次にヒノキチオ
ールに賦香したものが溶解すると共に桧の香気がたちこ
め、最後に針葉油を配合したものが溶解すると共に森の
香りがたちこめた。
【0044】
【発明の効果】本発明の環境改善用品は、膜形成成分と
して水溶性ポリビニルアルコール(a1)と水溶性キトサン
類(a2)とを併用しているため、それらの種類や配合比を
選択することにより、浴槽や水槽の水に投入したときの
溶解開始時間や溶解速度を自在に設定できる。すなわ
ち、水溶性ポリビニルアルコール(a1)によって任意の溶
解速度の調節が可能となり、また水溶性キトサン類(a2)
の存在により、抗菌性、成形性、植物に対する鮮度保持
効果、香料保持効果等の機能が発揮される。
【0045】そして環境改善用薬剤成分(B) を配合して
あるので、溶解の進行に応じてその環境改善用薬剤成分
(B) が水中および雰囲気中に放散し、水中環境や雰囲気
環境を改善する。また、水中に溶解した膜形成成分自体
も、保湿作用や抗菌性を発揮する。なお、流通過程や保
管過程など水と接触しない間は、環境改善用薬剤成分
(B) は膜形成成分に保護された状態にあるため、その効
果はほとんど失われない。
【0046】環境改善用品として水に対する溶解開始時
間や溶解速度の異なる複数種の混在品からなるものを用
いると、環境改善用薬剤成分(B) が時間差をおいて順に
水中に溶出して水中環境や雰囲気環境を改善するので、
連鎖的な環境改善が図られる。
【0047】また、水面に浮べた本発明の環境改善用品
は視覚の点でも美しい上、溶解の進行と共にゆっくりと
形状変化するので、上記の機能とあいまって精神のやす
らぎを与えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 徹 京都府京都市左京区岩倉北池田町19 (72)発明者 高橋 亮夫 千葉県野田市野田793 (72)発明者 丸井 寿雄 滋賀県近江八幡市馬淵町1691−138

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性ポリビニルアルコール(a1)30〜9
    9.8重量%と分子量20000〜100000の水溶性
    キトサン類(a2) 0.2〜70重量%とからなる水溶性高分
    子(A)を膜形成成分としかつ有効量の環境改善用薬剤成
    分(B) を含む組成物から製膜されたフィルムを所定のパ
    ターン形状に二次加工してなる、水に投入して用いる環
    境改善用品。
  2. 【請求項2】環境改善用薬剤成分(B) が、香料または人
    ・動植物に対する生理活性物質である請求項1記載の環
    境改善用品。
  3. 【請求項3】水に対する溶解開始時間または溶解速度の
    異なる請求項1の二次加工品の複数種の混在品からなる
    環境改善用品。
JP4122615A 1992-04-15 1992-04-15 水に投入して用いる環境改善用品 Withdrawn JPH05294822A (ja)

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