JP2010532374A - ヘアスタイリングおよびコンディショニングパーソナルケアフィルム - Google Patents

ヘアスタイリングおよびコンディショニングパーソナルケアフィルム Download PDF

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Abstract

本発明は、約30質量パーセント超の水溶性キトサン誘導体を有するフィルム形状のパーソナルケア組成物を提供する。

Description

分野
本発明は、ヘアスタイリングまたはコンディショニングにおける使用のためのパーソナルケアフィルムに関する。
背景
パーソナルケアフィルムはヘアケア産業での活況な進歩である。理論的には、このようなフィルムは、缶およびボトルで並ぶスタイリング力を持つものをポケットサイズのパッケージで使用場所に運ぶことができる。使用場所で、フィルムを水性液体で湿潤させて湿潤生成物を形成し、これを次いで髪に適用できる。残念なことに、この今までにない携帯性は全く最適化されていない。
現在入手可能なスタイリングフィルムが示す「手中」特性は乏しい。例えば、これらは粘着性(存在するポリマーおよび可塑剤の組合せの結果として)である可能性がある。同様に、幾つかの現在入手可能なスタイリングフィルムは、十分速くには溶解せず、従って、比較的長い崩壊時間の結果として、ざらざらし、塊が多く、または糸を引くような感触である可能性がある。
化粧品(パーソナルケアフィルム等)の成功は、大部分が使用時の使用者に対するその感じ方に左右される。現在の欠点を現在入手可能なフィルムで改善することは簡単ではない。例えば、粘着原因含有成分を除くことのみが選択肢ではない。これはフィルムのスタイリング/固定性能を壊す場合があり、および/またはその機械特性に負に影響する場合があるからである。同様に、崩壊時間を低くすることは、適度に粘性で実際に粘着性を増大できることなく指を通り抜けてしまう湿潤生成物をもたらす可能性がある。
スタイリング産業における別の挑戦は、乾燥時に髪から剥げ落ちない製品を作ることである。梳き、または場合によっては触るだけで、髪はフケのように見える可能性があり見苦しい薄片の外観をもたらす可能性がある。溶解性スタイリングフィルムについて、濃縮製品形状は、比較的より高量のフィルム形成物質(これは薄片化を悪化させる)を有するゲルをもたらす。
更に、使用における特性および溶解時間を最適化するために、溶解性フィルムの配合者は、しばしば、「従来の」コンディショニング剤,例えばポリマー、カチオン性界面活性剤、および/またはシリコーン等の量を除外または低減しなければならない。この取組みは、例えば、改善された髪の感触、櫛通り、および/または静電気での舞い上がりの軽減を示したin−situコンディショニングを与えないスタイリング製品をもたらす。コンディショニングは消費者に高度に所望され、そして手入れ感全体に大きく寄与する。
よって、必要とされるのは、より良好な手中特性および髪への改善された多機能性能を有する新しい種類のパーソナルケアフィルムである。
要約
一態様において、本発明は、約30質量パーセント超の水溶性キトサン誘導体および化粧用に許容可能な可塑剤を含む、パーソナルケア溶解性フィルムを提供する。
詳細な説明
一態様において、本発明は、約30質量パーセント超の水溶性キトサン誘導体および化粧用に許容可能な可塑剤を含む、パーソナルケア溶解性フィルムを提供する。
「質量パーセント」は、理論的に完全に乾燥したフィルム中の成分の質量を意味し、言い換えれば、不揮発成分のみが残るまでフィルムが乾燥されたようなものである。よって、本明細書において、30質量パーセントとは湿度に左右されない。
水溶性キトサン誘導体としては、アニオン性、カチオン性、両性またはノニオン性のキトサンポリマーが挙げられる。一態様において、水溶性キトサン誘導体は、ピロリドンカルボン酸のキトサン塩であり、例えば、商標名KYTAMER PCでThe Dow Chemical Companyから入手可能である。キトサンPCA塩は、その湿潤化特性が公知であり、事実上、これは何らかのフィルム可塑剤と説明されてきた。発明者らは、予期しないことに、本発明のフィルム、すなわち、約30質量パーセント超の水溶性キトサン誘導体を含むものが、現在入手可能なフィルムに反して実際に優れた全体性能を示すことを見出した。これは例の項で議論する通りである。よって、一態様において、本発明は、水溶性キトサン誘導体が主要な含有成分であるパーソナルケア溶解性フィルムを提供する。
一態様において、水溶性キトサン誘導体は、パーソナルケア溶解性フィルム中に、約30質量パーセント〜約99.99質量パーセントの範囲で存在する。一態様において、水溶性キトサン誘導体は、約30質量パーセント〜約60質量パーセントの範囲で存在する。一態様において、水溶性キトサン誘導体は、約30質量パーセント〜約50質量パーセントの範囲で存在する。一態様において、水溶性キトサン誘導体は、約30質量パーセント〜約40質量パーセントの範囲で存在する。列挙する範囲は、本発明の特定の特徴を十分例示するためのみで与えられる。しかし、追加の範囲が意図されることが理解される。実際、上記範囲内で見出される全ての新規な組合せおよび下位組合せを意図し、そして特許請求の範囲に設けることができる。
可塑剤としては、McCutcheon’s Functional Materials(1992)に列挙される可塑剤の任意のものが挙げられる。好ましくは、可塑剤は、脂質、ポリオール、酸、ポリエステル、または水溶性オルガノポリシロキサンである。
脂質可塑剤の例としては、ワックス(例えば、エトキシル化ホホバまたはビーズワックス)、鉱物油、パラフィン誘導体、植物油、トリグリセリド、ラノリン、不飽和脂肪酸、およびこれらの誘導体が挙げられる。
ポリオール可塑剤の例としては、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、糖アルコール(例えば、ソルビトール、SORBETH−30、マニトール、マルチトール、ラクチトール)、サッカライド(例えば、フルクトース、グルコース、スクロース、マルトース、ラクトース、および高フルクトースコーンシロップ)、ポリサッカライド、アスコルビン酸、デシルグルコシド、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、PEG誘導体(エーテル、エステル)、およびジメチコンコポリオール(例えば、PEG−12ジメチコン、PEG/PPG−18/18ジメチコン、およびPPG−12ジメチコン)が挙げられる。
酸可塑剤の例としては、カルボン酸(例えば、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、安息香酸、ダイマー酸、フマル酸、イソ酪酸、イソフタル酸、ラウリン酸、リノール酸、マレイン酸、無水マレイン酸、メリシン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リン酸、フタル酸、リシノール酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、1,2−ベンゼンジカルボン酸、ポリアクリル酸、およびポリマレイン酸)、アルファおよびベータヒドロキシ酸(例えば、グリコール酸、乳酸(ナトリウム、アンモニウムおよびカリウムの塩を含む)、およびサリチル酸)、ならびにスルホン酸の誘導体が挙げられる。
ポリエステル可塑剤の例としては、グリセロールトリアセテート、アセチル化モノグリセリド、ジエチルフタレート、トリエチルシトレートトリエチルシトレート、トリブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、ジイソブチルアジペート、ブチルステアレート、およびフタレートが挙げられる。
一態様において、可塑剤としては、少なくとも2種の可塑剤の混合物が挙げられる。一態様において、可塑剤としては、小分子ポリオール、ジメチコンのポリエチレングリコール誘導体、およびアルキルグルコシドのうち少なくとも2種が挙げられる。
可塑剤は、約0.01〜約30質量パーセント(すなわち理論的に完全に乾燥したフィルム中の可塑剤の質量基準)(不揮発成分のみが残るまで乾燥されたフィルムのような)の量で存在する。好ましい態様において、可塑剤は、約5〜約25質量パーセントの量で存在する。一態様において、可塑剤は、約10〜約20質量パーセントの量で存在する。一態様において、可塑剤は、約16質量パーセントの量で存在する。
幾つかの態様において、本発明のパーソナルケア溶解性フィルムは、水溶性フィルム形成剤を更に含む。一態様において、水溶性フィルム形成剤はプルランである。一態様において、水溶性フィルム形成剤はセルロースエーテル系ポリマーである。一態様において、水溶性フィルム形成剤は、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース、疎水変性ヒドロキシエチルセルロース、またはカチオン性疎水変性ヒドロキシエチルセルロースのうちの少なくとも1種である。好ましい態様において、水溶性フィルム形成剤はヒドロキシプロピルメチルセルロースである。
存在する場合、水溶性フィルム形成剤は、ドライフィルムの約0.1質量パーセント〜約69.99質量パーセントの量で存在する。一態様において、水溶性フィルム形成剤は、約5質量パーセント〜約60質量パーセントの量で存在する。一態様において、水溶性フィルム形成剤は、約1質量パーセント〜約10質量パーセントの量で存在する。
一態様において、パーソナルケア溶解性フィルムは、0.5%未満の変性スターチを含有する。
本発明の組成物には、ヘアケア配合物および溶解性フィルムの分野で公知の他の含有成分を更に組込むことができる。本発明のパーソナルケア組成物のための他の任意の含有成分としては、以下のうち少なくとも1種が挙げられる:追加のフィルム形成剤、化粧用に許容可能なエモリエント剤、モイスチャライザー、コンディショナー、油、サンスクリーン、界面活性剤、乳化剤、保存料、レオロジー調整剤、着色剤、保存料、pH調整剤、推進剤、還元剤、香料、発泡剤または消泡剤、なめし剤、脱毛剤、香味剤、収斂剤、防腐剤、防臭剤、制汗剤、防虫剤、漂白剤、ライトナー、フケ防止剤、接着剤、艶出し剤、補強剤、フィラー、バリア物質、または殺生物剤。
モイスチャライザーとしては、2−ピロリドン−5−カルボン酸ならびにその塩およびエステル、アルキルグルコースアルコキシレートまたはそのエステル、脂肪族アルコール、脂肪族エステル、グリコール、ならびに特に、メチルグルコースエトキシレートまたはプロポキシレートおよびそのステアリン酸エステル、イソプロピルミリステート、ラノリンまたはセチルアルコール、アロエ、シリコーン、ならびにポリオール,例えば、プロピレングリコール、グリセロールおよびソルビトール等が挙げられる。
コンディショナーとしては、ステアルアルコニウムクロリド、ジセチルジモニウムクロリド、ラウリルメチルグルセス−10−ヒドロキシプロピルジモニウムクロリド、ならびに天然および合成のコンディショニングポリマー,例えばポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−24、ポリクオタニウム−67等、キトサンおよびその誘導体が挙げられる。
油の例としては、動物由来の炭化水素系油,例えばスクアレン、植物由来の炭化水素系油,例えば4〜10個の炭素原子を含む脂肪酸の液体トリグリセリド,例えばヘプタン酸もしくはオクタン酸のトリグリセリド、または代替として、植物由来の油,例えばひまわり油、コーン油、大豆油、マロー油、グレープシード油、ごま油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、アララ油(arara oil)、コリアンダー油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ油、シアバター油、またはカプリル/カプリン酸トリグリセリド、MIGLYOL 810,812および818(Dynamit Nobelより)、合成のエステルおよびエーテル,特に脂肪酸のもの,例えば式R1COOR2およびR1OR2(式中、R1は、8〜29個の炭素原子を含む脂肪酸残基を表し、そしてR2は、3〜30個の炭素原子を含む分岐または非分岐の炭化水素系鎖を表す)の油,例えばピュアセリン油(purcellin oil)、イソノニルイソノナノエート、イソプロピルミリステート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルステアレート、2−オクチルドデシルエルケートまたはイソステアリルイソステアレート、ヒドロキシル化エステル,例えばイソステアリルラクテート、オクチルヒドロキシステアレート、オクチルドデシルヒドロキシステアレート、ジイソステアリルマレート、トリイソセチルシトレートおよび脂肪族アルコールヘプタノエート、オクタノエートおよびデカノエート、ポリオールエステル,例えばプロピレングリコールジオクタノエート、ネオペンチルグリコールジヘプタノエートおよびジエチレングリコールジイソノナノエート、ペンタエリスリトールエステル,例えばペンタエリスリチルテトライソステアレート、アミノ酸の親油性誘導体,例えばイソプロピルラウロイルサルコシネート,例えば名称ELDEW SL 205(Ajinomotoより)で販売されるもの、鉱物または合成物由来の直鎖または分岐鎖の炭化水素,例えば鉱物油(石油由来の炭化水素系油の混合物)、揮発性または非揮発性の液体パラフィン、およびこれらの誘導体、ワセリン(petroleum jelly)、ポリデセン、イソへキサデカン、イソドデカン、水素化イソパラフィン(またはポリイソブテン)、シリコーン油,例えば直鎖または環状のシリコーン鎖を含む揮発性または不揮発性のポリメチルシロキサン(PDMS)(室温で液体またはペースト状であるもの)、特にシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコン),例えばシクロペンタシロキサンおよびシクロヘキサジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン(アルキル基、アルコキシ基またはフェニル基を含むもの)(これらはシリコーン鎖の側鎖または末端である)(これらの基は2〜24個の炭素原子を含む)、フェニルシリコーン,例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートおよびポリメチルフェニルシロキサン、フルオロ油,例えば一部炭化水素系および/または一部シリコーン系のフルオロ油、エーテル,例えばジカプリリルエーテル(CTFA名:ジカプリリルエーテル)、ならびにC12−C15脂肪族アルコールベンゾエート(FINSOLV TN,Finetexより)、これらの混合物が挙げられる。
油としては、鉱物油、ラノリン油、ココナッツ油およびこれらの誘導体、ココアバター、オリーブ油、アーモンド油、マカダミアナッツ油、アロエ抽出物,例えばアロエベラリポキノン、ホホバ油、サフラワー油、コーン油、液体ラノリン、綿実油、ピーナツ油、水素化植物油、スクアラン、ヒマシ油、ポリブテン、スイートアーモンド油、アボカド油、カロフィラム油(calophyllum oil)、リシン油、ビタミンEアセテート、オリーブ油、シリコーン油,例えばジメチロポリシロキサンおよびシクロメチコン、リノレンアルコール、オレイルアルコール、および穀類胚芽の油が挙げられる。
他の好適なエモリエント剤としては、ジカプリリルエーテル、C12−C15アルキルベンゾエート、DC 200 FLUID 350シリコーンフルイド(Dow Corning Corp.より)、イソプロピルパルミテート、オクチルパルミテート、イソプロピルミリステート、ヘキサデシルステアレート、ブチルステアレート、デシルオレエート、アセチルグリセリド、C12−C15アルコールのオクタノエートおよびベンゾエート、アルコールおよびポリアルコールのオクタノエートおよびデカノエート,例えばグリコールおよびグリセリルのもの、リシノレエートエステル,例えばイソプロピルアジペート、ヘキシルラウレートおよびオクチルドデカノエート、ジカプリリルマレエート、フェニルトリメチコン、およびアロエベラ抽出物が挙げられる。固体または半固体の化粧用エモリエントとしては、グリセリルジラウレート、水素化ラノリン、ヒドロキシル化ラノリン、アセチル化ラノリン、ペトロラタム、イソプロピルラノレート、ブチルミリステート、セチルミリステート、ミリスチルミリステート、ミリスチルラクテート、セチルアルコール、イソステアリルアルコールおよびイソセチルラノレートが挙げられる。
色素としては、水溶性色素,例えば硫酸銅、硫酸鉄、水溶性スルホポリエステル、ローダミン、天然色素,例えばカロテンおよびビートの根の汁、メチレンブルー、カラメル、タートラジンの二ナトリウム塩およびフスチン(fuschin)の二ナトリウム塩、ならびにその混合物が挙げられる。上記列挙からの脂溶性色素もまた任意に使用できる。
保存料としては、アルコール、アルデヒド、メチルクロロイソチアゾリノンおよびメチルイソチアゾリノン、p−ヒドロキシベンゾエート、および特にメチルパラベン、プロピルパラベン、グルタルアルデヒドおよびエチルアルコールが挙げられる。
pH調整剤としては、無機および有機の酸および塩基、ならびに特に水性のアンモニア、クエン酸、リン酸、酢酸および水酸化ナトリウムが挙げられる。
還元剤としては、アンモニウムチオグリコレート、ハイドロキノンおよびナトリウムチオグリコレートが挙げられる。
香料は、上記の、天然物質の抽出によって得られるかまたは人工的に製造されるアルデヒド、ケトン、または油であることができる。しばしば、香料は補助的な物質,例えば定着剤、増量剤、安定剤および溶媒を伴う。
殺生物剤としては、抗菌剤、殺微生物剤、防カビ剤、殺藻剤、殺菌剤(mildicide)、消毒剤、防腐剤、および殺虫剤が挙げられる。
このような含有成分によって与えられる所望の特性を実現するために効果的な任意の含有成分の量は当業者が容易に決定できる。

以下の例は、例示のみのためであって、本発明の範囲の限定を意図しない。全てのパーセントは特記がない限り質量基準である。
例1
例のパーソナルケア組成物は表1に挙げる成分を含有する。
Figure 2010532374
括弧がない全ての数値はグラム単位である。
表1中のフィルムが全て、得られるドライフィルム中で30質量パーセント超のキトサン/ピロリドンカルボン酸塩を有することを示すため括弧を付けた。便宜上ではあるが、質量パーセントはまた、ドライKYTAMER PC成分(a)を、フィルム予混合物の残りの不揮発性含有成分の総質量(b)で除することによって算出でき、ここで:
(a)=用いたKYTAMER PC水性溶液の総質量の5%、および
(b)=質量(1)+(a)+質量(3)+質量(4)+0.1*質量(5)+0.5*質量(6)
含有成分を、各バッチについて液体予混合配合物中に組合せる。3滴のGLYDANT保存料を各配合の最後に添加した。液体予混合配合物を、次いで、引き下ろして1晩室温で乾燥させることでキャストし、2mil厚のフィルムを得た。
例2(比較)
比較組成物は、表2に挙げる成分を含有する。
Figure 2010532374
全ての数値はグラム単位である。含有成分を、各サンプルについて液体予混合配合物中に組合せる。3滴のGLYDANT保存料を各配合の最後に添加した。液体予混合配合物を、次いで、引き下ろして1晩室温で乾燥させることでキャストし、そして1晩室温で乾燥させて2mil厚のフィルムを得た。
例3
0.3gのドライフィルム(例1および例2の手順に実質的に従って形成し、そしてバッチ1、バッチ4、比較サンプルA、および比較サンプルBを表す)を、12gの水中に溶解させ、そして完全に溶解が実現されるまで撹拌することによって、in−situ配合物を調製した。次いで、0.4gのin situゲルを、予め湿潤させ、予め梳いた、8インチ長さ、約4.5gのヨーロッパ人の未処理の茶色の髪房に、ピペットを用いて小分割量で、一様に上部(纏まりの端)から下部(髪の先端)まで適用した。次いで、指を上部から下部に各房で5回動かして髪の中にゲルを入れ込んだ。次いで房を反転させて、同じ手順をさらに5回繰り返した。最後に、房を梳いて絡まりを除き、指で滑らかにし、そして1晩つるして乾燥させた。
翌日、房を目視で検査し、そして固さの感触を調べた。比較サンプルAおよび比較サンプルBで処理した房は、柔軟で、固さが殆どから全くなく、例えば、これらの中心部分を支持梁上に置くと、支持されていない端部は下がった。著しい対比で、バッチ1およびバッチ4に対応するゲルで処理した房は剛直な感触であり、そして、これらの中心部分を支持梁上に置くと全く屈曲せず、優れた毛髪剛直化およびスタイリングの性能を示した。
房を、薄片についても目視で検査した。各房を、纏まりの端部で片方(左)の手で保持し、そして指の爪に力を入れて房長をなぞり下ろした(右手)。検査後、フィルム配合物バッチ1、バッチ4、および比較サンプルAで処理した房は、いずれの薄片も示さなかったが、比較サンプルBで処理した房は、過度の薄片化(配合物が髪から落ちたことによるフケのような様子)を示した。
例4
フィルムを、例1の手順に実質的に従って形成し、バッチ5として、市販で入手可能なスタイリングフィルム製品、OSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップ(変性コーンスターチ、PVP、水、プロピレングリコール、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチル/メタクリレートコポリマー、アミノメチルプロパノール、アルミニウムスターチオクテニルサクシネート、香料、ベンジルサリチレート、リモネン、ブチルフェニルメチルプロプリオナール、リナロール、およびRed40)と比較した。
0.3gのドライフィルムを12gの水中に溶解させ、そして完全に溶解が実現されるまで撹拌することによって、in situ配合物を調製した。次いで、0.4gのin situゲルを、予め湿潤させ、予め梳いた、8インチ長さ、約4.5gのヨーロッパ人の未処理の茶色の髪房に、ピペットを用いて小分割量で、一様に上部(纏まりの端)から下部(髪の先端)まで適用した。次いで、指を上部から下部に各房で5回動かして髪の中にゲルを入れ込んだ。次いで房を反転させて、同じ手順をさらに5回繰り返した。最後に、房を梳いて絡まりを除き、指で滑らかにし、そして1晩つるして乾燥させた。
処理した髪房を、毛髪用化粧品の性能を評価するために訓練された6人の熟練したパネリストに対に分けた。各パネリストは2対の房を評価した。各対において、1つはバッチ5 対 1つはOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップ対照、で処理した房である。パネリストに、より剛直/固く、より容易に梳かれ、より多く薄片化を示し、より柔軟/滑らかに感じ、より容易に梳かれ、そして静電気でより多く舞い上がった(fly-away)1つの房を選ぶように依頼した。
これらの特性の各々についての評価手順は以下の通りである:
固さ:房をやさしく扱って固さの違いを「感じた」。2本の指を用い、纏まりの中央部を平行位置に持って、どの1つが他よりも曲がっていたかを評価した。より剛直な1つを記録した。
乾燥梳き:梳き易さを評価した。より容易に梳かれた1つの房を記録した。
薄片:房を縛った端部で片方の(左の)手で持ち、そして指の爪に力を入れて房長をなぞり下ろした(右手)。両方の房の検査後、より多く薄片を有するものを記録した。
感触:より絹様/柔軟/滑らかな房を記録した。
静電気舞い上がり:各房を少なくとも5回梳き、そして各回で舞い上がり量を比較した。より多くの舞い上がりが生じた房を記録した。
主観的な評価を統計的に分析して、85%超の信頼水準レベルの差を特定した。所見は、バッチ5がOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップ対照よりも優れることを示した。例えば、バッチ5は、顕著に、OSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップよりも優れていた(乾燥梳髪性(12/12)、薄片化(2/12(より少なく示す))、および感触(12/12)に基づく)。固さおよび静電気舞い上がり特性は、バッチ5とOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップとの間では、選択した信頼レベルで統計的に差はなかった。
例5
フィルムを、例1の手順に実質的に従って形成し、バッチ5として、市販で入手可能なスタイリングフィルム製品、AVEDA CONTROL TAPE EXTREME STYLE STRIPSヘアスタイリングストリップ(プルラン、変性コーンスターチ、グリセリン、カメリアオレイフェラリーフ抽出物、アロエバーバデンシスリーフ抽出物、亜麻仁抽出物、加水分解コムギタンパク、加水分解コムギスターチ、カプリル/カプリントリグリセリド、香料、リモネン、リナロール、ゲラニオール、オイゲノール、シトロネロール、桂皮アミル、ベンジルベンゾエート、シトラール、ベンジルサリチレート、およびファルネソール)と比較した。
0.3gのドライフィルムを12gの水中に溶解させ、そして完全に溶解が実現されるまで撹拌することによって、in situ配合物を調製した。次いで、0.4gのin situゲルを、予め湿潤させ、予め梳いた、8インチ長さ、約4.5gのヨーロッパ人の未処理の茶色の髪房に、ピペットを用いて小分割量で、一様に上部(纏まりの端)から下部(髪の先端)まで適用した。次いで、指を上部から下部に各房で5回動かして髪の中にゲルを入れ込んだ。次いで房を反転させて、同じ手順をさらに5回繰り返した。最後に、房を梳いて絡まりを除き、指で滑らかにし、そして1晩つるして乾燥させた。
処理した髪房を、毛髪用化粧品の性能を評価するために訓練された6人の熟練したパネリストに対に分けた。各パネリストは2対の房を評価した。各対において、1つはバッチ5 対 1つはAVEDA CONTROL TAPE EXTREME STYLE STRIPSヘアスタイリングストリップ対照、で処理した房である。パネリストに、より剛直/固く、より容易に梳かれ、より多く薄片化を示し、より柔軟/滑らかに感じ、より容易に梳かれ、そして静電気でより多く舞い上がった1つの房を選ぶように依頼した。例4に挙げた評価手順を用いた。
主観的な評価を統計的に分析して、85%超の信頼水準レベルの差を特定した。所見は、バッチ5がAVEDA CONTROL TAPE EXTREME STYLE STRIPSヘアスタイリングストリップ対照よりも全ての観点で優れることを示した。例えば、バッチ5は、顕著に、AVEDA CONTROL TAPE EXTREME STYLE STRIPSヘアスタイリングストリップよりも優れていた(固さ(11/12)、乾燥梳髪性(12/12)、薄片化(1/12(より少なく示す))、感触(12/12)、および静電気での舞い上がり(2/12(より少なく示す))に基づく)。
例6
触覚特性は、消費者の嗜好に対して根本的に重要である。主観的な手中の検討を行ない、バッチ5を表す、例1の手順に実質的に従って形成したフィルムの手中特性を、市販で入手可能なOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップ(含有成分については例4を参照)と比較した。10人のパネリストがこの検討に参加した、各パネリストに、それぞれのフィルムの溶解しやすさおよび手中での粘着性を比較して、より速く/容易に溶解し、感じられる粘着性がより少なかった1つを選択するよう依頼した。10人のパネリストのうち7人が、本発明のフィルム(バッチ5)がより容易に溶解したと結論付け、10人のうち8人は、バッチ5の粘着性が市販の対照物よりも少ないと考えた。
例7
フィルムを、例1の手順に実質的に従って形成し(バッチ1、バッチ3、およびバッチ5を表す)、市販で入手可能なOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップと、溶解速度について比較した(含有成分については例4を参照)。
溶解速度は、実生活使用条件をシミュレートするHand Rubbed Dissolution Testを用いて測定した。2cm×3cm片の溶解性フィルムを、操作者の左手の手の平に置く。2mlの水を添加し、そして操作者はフィルムを水で右手の2本の指を使って回転動作でこすり(1回転に約1秒かかる)、フィルムが完全に溶解するまで行う。溶解時間(2測定の平均)を評価する。
Hand Rubbed Dissolution Testを用い、バッチ3は6(±2)秒で溶解し;バッチ5は、7(±2)秒で溶解し;バッチ1は10(±2)秒で溶解し;そしてOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップは15(±2)秒で溶解した。よって、本発明のフィルムは顕著により良好な性能であった。溶解時間の任意の改善は重要である。比較的より速い溶解時間は、消費者の好感に関わるからである。
例8
粘度は、消費者に対する更に別の重要な触覚特性である。例1(バッチ1およびバッチ3を表す)および例2(比較サンプルAおよび比較サンプルBを表す)、更に市販で入手可能なOSIS SHOCKFROSTERヘアスタイリングストリップ(含有成分については例4を参照)、AVEDA CONTROL TAPE EXTREME STYLE STRIPSヘアスタイリングストリップ(含有成分については例5を参照)、およびSMART H2O STYLING STRIPSヘアスタイリングストリップ(PVP、変性コーンスターチ、香料、フェノキシエタノール、ジメチコン、アモジメチコン、メチルパラベン、C12−14SECパレス7、C12−14SECパレス5、エチルパラベン、ラウレス−4、ラウレス−23、およびイソブチルパラベン)の手順に実質的に従って形成したフィルムについて粘度を評価した。
in situゲルの粘度(0.3gのドライフィルムを12gの水中に溶解させて、完全に溶解するまで撹拌することによって調製)を測定した。比較配合物(サンプルAおよびサンプルB)ならびに全3つの市販製品は、水で薄いin situゲルを与えた。これは消費者には不便であり、そして幾らかかの製品の、これが髪に適用される前のまだ手中にある間の損失を招来する場合がある。対照的に、本発明のフィルム(バッチ1およびバッチ3)は、より粘性でクリーミーなゲルをもたらし、これは、従来の非フィルムスタイリングゲル製品により近く、そして扱いおよび適用がより容易である。ブルックフィールド粘度計,モデルLVD VII+,スピンドル♯60を60rpmおよび22℃で用いて測定される粘度を表3に列挙する。
Figure 2010532374
本発明は、本明細書で具体的に開示および例示した態様に限定されないと理解される。発明の種々の改変が当業者に明らかとなろう。このような変更および改変は、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく行なうことができる。
更に、各々の列挙した範囲は、範囲の全ての組合せおよび下位組合せ、更にそれに含まれる具体的な数を包含する。加えて、本明細書で引用または記載する各特許、特許出願および公報の開示はその全部を参照により本明細書に組入れる。

Claims (22)

  1. 約30質量パーセント超の水溶性キトサン誘導体;および化粧用に許容可能な可塑剤;を含む、パーソナルケア溶解性フィルム。
  2. 水溶性フィルム形成剤を更に含む、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  3. 水溶性フィルム形成剤が、プルランである、請求項2に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  4. 水溶性フィルム形成剤が、セルロースエーテル系ポリマーである、請求項2に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  5. 水溶性フィルム形成剤が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース、疎水変性ヒドロキシエチルセルロース、またはカチオン性疎水変性ヒドロキシエチルセルロースのうちの少なくとも1種である、請求項2に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  6. 水溶性フィルム形成剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項2に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  7. 水溶性フィルム形成剤が、ドライフィルムの約0.1質量%〜約69.99質量%の量で存在する、請求項2に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  8. 水溶性キトサン誘導体が、ピロリドンカルボン酸のキトサン塩である、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  9. 水溶性キトサン誘導体が、約30質量パーセント〜約99.99質量パーセントの範囲で存在する、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  10. 水溶性キトサン誘導体が、約30質量パーセント〜約60質量パーセントの範囲で存在する、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  11. 水溶性キトサン誘導体が、約30質量パーセント〜約50質量パーセントの範囲で存在する、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  12. 水溶性キトサン誘導体が、約30質量パーセント〜約40質量パーセントの範囲で存在する、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  13. 可塑剤が、脂質、ポリオール、酸、ポリエステル、または水溶性オルガノポリシロキサンのうち少なくとも1種を含む、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  14. 可塑剤が、ポリオール可塑剤である、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  15. 可塑剤が、約0.01〜約30質量パーセントの量で存在する、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  16. フィルムが、0.5%未満の変性スターチを含有する、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  17. 化粧用に許容可能な追加のフィルム形成剤、エモリエント剤、モイスチャライザー、コンディショナー、油、サンスクリーン、界面活性剤、乳化剤、保存料、レオロジー調整剤、着色剤、保存料、pH調整剤、推進剤、還元剤、香料、発泡剤もしくは消泡剤、なめし剤、脱毛剤、香味剤、収斂剤、防腐剤、防臭剤、制汗剤、防虫剤、漂白剤、ライトナー、フケ防止剤、接着剤、艶出し剤、補強剤、フィラー、バリア物質、もしくは殺生物剤、またはスキンケア活性物質、ネイルケア活性物質もしくはヘアケア活性物質から選択される活性含有成分、のうち少なくとも1種を更に含む、請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム。
  18. 請求項1に記載のパーソナルケア溶解性フィルム;および
    該フィルムを溶解させるのに十分な量で存在する水性成分;
    を含む、ゲル。
  19. ドライフィルムの水に対する比が、約1:10〜約1:50の範囲である、請求項18に記載のゲル。
  20. ドライフィルムの水に対する比が、約1:40である、請求項18に記載のゲル。
  21. ブルックフィールド粘度が、25℃で15cps超である、請求項18に記載のゲル。
  22. ブルックフィールド粘度が、25℃で50超である、請求項18に記載のゲル。
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