JP2790246B2 - 花束包装装置 - Google Patents

花束包装装置

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JP2790246B2
JP2790246B2 JP4222089A JP22208992A JP2790246B2 JP 2790246 B2 JP2790246 B2 JP 2790246B2 JP 4222089 A JP4222089 A JP 4222089A JP 22208992 A JP22208992 A JP 22208992A JP 2790246 B2 JP2790246 B2 JP 2790246B2
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照子 江川
渉 菅原
靖彦 本多
温 柴田
昇治 藤森
和弘 日高
和子 山勢
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ZENKOKU NOGYO KYODOKUMIAI RENGOKAI
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ZENKOKU NOGYO KYODOKUMIAI RENGOKAI
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上端を開口した袋に
水、栄養剤等の液体と花束とを入れ、その根元を結束す
るための花束包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、切り花を束ねてなる花束をプ
ラスチックフィルムでできた袋に入れ、その根元の部分
に水、栄養剤等の液体を入れるとともに、その花束の根
元を袋の外側から結束して形成した包装体が切り花の輸
送に広く使用されている。通常、この包装はすべて人手
により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近来、
人手作業の省力化が望まれており、花束の包装作業につ
いても極力、作業を機械化することが望まれている。本
発明はかかる要望に鑑みてなされたもので、人手作業を
極力なくし、花束の包装を行うことの可能な花束包装装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
の花束包装装置は、垂直な軸線を中心として回転可能な
ローターと、そのローターの外周部に円周方向に等ピッ
チで設けられた複数の袋保持装置であって、袋の開口部
の両面をそれぞれ吸引保持するよう設けられた第一及び
第二吸着部材と前記第二吸着部材を保持し前記第一吸着
部材に対して開閉させる開閉機構とを有する袋保持装置
と、前記ローターを、保持している袋保持装置が所定の
ステーションで次々と停止するように間欠回転させる駆
動装置と、前記袋保持装置が停止するステーションの一
つに設けられ、その袋保持装置に保持している袋内に液
体を充填する液体充填装置と、その液体充填装置の設け
られているステーションよりも下流のステーションの一
つに設けられ、花束を入れた袋の根元近傍を結束する結
束装置とを有することを特徴とする。
【0005】本願請求項2に記載の発明の花束包装装置
は、上記花束包装装置において、ローターに取り付けた
袋保持装置を、袋の一方の面を吸着保持する第一吸着部
材、該第一吸着部材に吸着保持された袋の一方の面の上
端を把持する第一グリッパ装置、該第一グリッパ装置か
ら離れた位置に対向するように配置され、袋の他方の面
の上端を把持する第二グリッパ装置を備えた構成とし、
更に、前記袋保持装置が停止するステーションの一つ
に、該袋保持装置の第一吸着部材に保持された袋の他方
の面を吸着保持して、その上端を前記第二グリッパ装置
に把持させる位置に移動可能な第二吸着部材とその第二
吸着部材を往復動させる駆動装置とを備えた袋開口装置
を設けるように構成したものである。
【0006】上記した花束包装装置において、袋保持装
置が停止するステーションの一つに、袋保持装置の第一
吸着部材に袋を供給する袋供給装置を設けることが好ま
しい。袋供給装置としては、積み重ねた状態の袋を開口
部が高くなるように傾斜して乗せる袋支持台と、該袋支
持台を、その上に乗せた多数枚の袋の最上面が一定高さ
となるように昇降させる昇降台と、前記袋支持台上に突
出するようにほぼ垂直に設けられ、袋支持台上に乗せら
れる袋に形成している位置決め孔に挿入して袋の位置決
めを行う位置決めピンと、前記袋支持台の上方の水平軸
線を中心として旋回可能に設けられた旋回アームと、該
旋回アームを往復旋回させるアーム駆動装置と、前記旋
回アームの先端に水平軸線を中心として回転可能に設け
られた回転ブロックと、該回転ブロックを往復回転させ
るブロック回転装置と、前記回転ブロックに保持された
袋吸着具と、該袋吸着具を前記回転ブロックに対して接
近及び離間するよう往復動させる吸着具移動装置とを備
えた構成(請求項3)とすることが好ましい。
【0007】
【作用】請求項1に記載の花束包装装置では、複数の袋
保持装置を備えたローターが間欠回転し、各袋保持装置
がローター周囲に設けている複数のステーションに次々
と停止しながら通過する。その複数のステーションのう
ちの一つである袋供給ステーションにおいて、袋をその
開口部を上にして、袋保持装置の開状態にある第一及び
第二吸着部材間に、例えば手動により供給し、第一吸着
部材に開口部の片面を吸着保持させると、その後、ロー
ターの回転中に、第二吸着部材が閉じた袋の開口部の反
対面を吸着保持し、次いで第二吸着部材が開いて、袋の
開口部を開き、その状態で後続の各ステーションを通過
する。その内の一つのステーション(充填ステーショ
ン)において、液体充填装置が、開口部を開いて保持さ
れている袋内に所定量の液体(例えば、水、栄養剤等)
を充填し、その後ろのステーションにおいて、その袋内
に、結束した或いは結束していない複数の切り花からな
る花束を、例えば手動で挿入し、その後、更に下流のス
テーションで、結束装置が袋の外側から花束の根元の部
分を結束する。その後、更に下流のステーションで結束
済みの花束を例えば手動で取り出す。以上のようにして
花束の包装が行われる。ここで、袋の供給、切り花の挿
入、及び包装された花束の取り出しの各作業は手作業で
あるが、その他の作業は自動化されており、省力化を図
ることができる。なお、これらの手作業も適宜機械化し
てもよいことは言うまでもない。
【0008】請求項2に記載の花束包装装置では、袋供
給ステーションにおいて袋保持装置の第一吸着部材に偏
平な状態の袋を吸着保持させると、その袋を保持した袋
保持装置が下流のステーション(袋開口ステーション)
に移動し、そのステーションにおいて、第二吸着部材が
前進して、第一吸着部材に保持されている袋の他方の面
を吸着保持し、次いで後退してその袋の開口部を開く。
その後、第一吸着部材及び第二吸着部材によって保持さ
れている袋の各面の上端を第一グリッパ装置及び第二グ
リッパ装置が把持し、袋を強く保持する。なお、第一吸
着部材側の袋の面の上端が他方の面の上端よりも上に延
びている場合には、第一グリッパ装置による把持動作
を、開口動作に先立って行ってもよい。袋保持装置がそ
の第一グリッパ及び第二グリッパで袋を開口した状態に
保持した後は、請求項1の花束包装装置と同様に、袋が
下流のステーションを間欠的に通過し、液体充填、花束
投入、結束が行われる。請求項2の発明では、袋上端を
第一及び第二グリッパ装置で把持するので、袋の把持が
確実で、重い内容物を入れても支障を生じることがな
く、また、各グリッパ装置は、袋上端を平坦な状態で把
持するので、袋の上端を大きく開口でき、初期容積の大
きい物品をも支障なく入れることができる等の利点を有
している。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。
【0010】図1は本願請求項1の発明の一実施例であ
る第一実施例の花束包装装置の概略平面図、図2はその
概略断面図、図3は上記実施例に使用する花束包装用の
袋1を示す概略平面図である。袋1は通常プラスチック
フィルム製で、図示のように逆台形状をなしており、上
端を開口部1aとし、他の3辺をシール部1bとしてい
る。袋1の根元の部分の内面、特に結束位置の内面に
は、水で膨潤する材料をコーティングしたり、テープと
して貼っておくことが好ましい。このような膨潤性の材
料を設けておくと、この袋内に後述するように液体を充
填して結束した後、その液体がこぼれにくくなる利点が
得られる。
【0011】図1、図2において、3はスタックされた
多数の袋1をセットする袋セット部、4は袋供給コンベ
ア、5は袋セット部3にセットされた袋1を1枚ずつ取
り出して袋供給コンベア4に移載する袋移載装置であ
る。袋供給コンベア4は、図4にその概略正面図を示す
ように、無端状チェーン7と、そのチェーン7に取り付
けられた多数のクランプ8と、チェーン7を矢印方向に
間欠的に走行させる駆動装置(図示せず)とを備えてお
り、袋1の上端をクランプ8でつかんで吊り下げ、搬送
するものである。袋移載装置5は、図5にその概略側面
図を示すように、支軸軸10と、その支持軸10を中心
として揺動する支持部材11と、その支持部材11に保
持されたバキュームパッド12と、そのバキュームパッ
ド12を往復動させるエアシリンダ13等を有し、水平
に置かれている袋1をバキュームパッド12で吸引保持
した後、支持部材11が約90度回転して、保持してい
る袋1をほぼ垂直状態に持ち上げ、袋供給コンベア4の
クランプ8に供給することができるものである。
【0012】図1、図2において、15は、垂直な軸線
を中心として回転可能なローターであり、円周方向に等
ピッチで形成された8個のアーム15aを備え、その外
周部に8個の袋保持装置16が設けられている。この袋
保持装置16は、図6、図7、図8、図9に示すよう
に、アーム15aの先端に固定された第一吸着部材17
と、その第一吸着部材17に対向するように配置された
第二吸着部材19と、第二吸着部材19を第一吸着部材
17に対して開閉する開閉機構22を有している。第一
吸着部材17と第二吸着部材19は互いに対向する面に
それぞれ、袋を吸着保持する第一バキュームパッド18
と第二バキュームパッド20を備えている。
【0013】この開閉機構22は、アーム15aに固定
されたブラケット23と、そのブラケット23に取り付
けられたガイド部材24と、そのガイド部材24に移動
可能に保持されたスライダ25と、そのスライダ25に
支軸26を中心に揺動可能に保持された揺動レバー27
等を備えており、その揺動レバー27の先端に可動支持
板19が取り付けられている。ガイド部材24は、水平
に延び且つ後端(図6の左端)が下方に湾曲した案内溝
24aを備えており、前記した支軸26はその案内溝2
4aの水平部分内に係合している。更にスライダ25は
その案内溝24aの水平部分内に係合するピン28を有
しており、これによりスライダ25は常に同じ姿勢で水
平に移動可能である。このスライダ25を水平に移動さ
せるために、スライダ25の水平部分25aにはコロ2
9が取り付けられており、ローター15の上方の定位置
に設けられているカム30に係合するようになってい
る。このため、ローター15の回転に連れて、スライダ
25は図6に示す後退位置と、図9に示す前進位置に移
動可能である。揺動レバー27の後端にはガイド部材2
4の案内溝24aに係合するピン32が取り付けられて
おり、このため、スライダ25が後退位置(図6に示す
位置)に位置している時にのみ、図8に示すように揺動
レバー27を上方に揺動させることができる。この揺動
レバー27を揺動させるため、揺動レバー27にはコロ
支持部材33が固定されており、そのコロ支持部材33
上面にコロ34が取り付けられ、ローター15の上方の
定位置に設けられているカム35に係合している。この
ため、ローター15の回転に連れて、揺動レバー27は
図6に示す定常位置と、図8に示す上方位置に移動可能
である。これらのカム30、35の形状は、ローター1
5の回転によって後述するように揺動レバー27が前
進、後退し、且つ揺動するように定められている。ガイ
ド部材24の後端と揺動レバー27との間には、揺動レ
バー27を図6に示す位置に戻すように作用するばね3
6が取り付けられている。
【0014】ローター15の各アーム15a上面には、
更に、図10、図11に示すように、補助袋保持装置4
0が設けられている。この補助袋保持装置40は、袋1
の両端をつかむクランプ41を保持した一対の第一レバ
ー42と、その第一レバー42に連結された一対の第二
レバー43と、アーム15aの軸線方向に移動可能に保
持され、一対の第二レバー43の一端を回転自在に支持
するスライダ44と、このスライダ44に取り付けられ
たコロ45と、スライダ44を後方(図で左方向)に引
っ張るバネ46等を備えており、スライダ44を図示位
置より右方向に移動させると、第一レバー42が二点鎖
線位置に移動し、袋1の両端をクランプ41でつかむこ
とができるものである。ここで、スライダ44を移動さ
せるため、ローター15の上方には、コロ45に係合す
る位置にカム47が設けられており、ローター15の回
転につれて第一レバー42が実線位置と二点鎖線位置に
移動可能である。なお、クランプ41としては、電磁作
動式のもの、カム作動式のもの等、公知のものを適宜使
用すれぱよい。
【0015】図1、図2において、ローター15は更に
花束を入れる袋1の下端を支持する支持板48を備えて
いる。ローター15には、ローター15を、袋保持装置
16が所定のステーションで次々と停止するように間欠
回転させる駆動装置50が連結されている。ここで袋保
持装置16が次々と停止するステーションを、S1〜S
8で示す。
【0016】ステーションS1は袋1を袋保持装置16
に供給する袋供給ステーションであり、袋供給コンベア
4が保持している袋1をローター15の第一吸着部材1
7に受け渡すためのエアシリンダ作動プッシャ52が設
けられている。
【0017】ステーションS4は液体充填ステーション
であり、この位置には、水、栄養剤等の液体を充填する
ための充填ノズル54及びその昇降装置、充填ノズル5
4に液体を計量して供給する供給装置(図示せず)等を
備えた液体充填装置が設けられている。
【0018】ステーションS7は結束ステーションであ
り、花束を入れた袋の根元近傍を結束する結束装置が設
けられている。図12、図13はその結束装置56を概
略的に示すものであり、この結束装置56は、花束を入
れた袋1の結束すべき部分を結束に先立ってクランプす
るクランプ装置57と、紐、テープ等によって結束する
結束機58とを備えている。クランプ装置57は、半円
形のクランプ面60aを備えた一対のクランプ部材60
と、その一対のクランプ部材60を回転可能に連結した
第一支点部材61と、その第一支点部材61を往復動さ
せるエアシリンダ62と、エアシリンダ62を支持する
支持板63と、一対のクランプ部材60の後端に連結さ
れた一対のレバー64と、その一対のレバー64を回転
可能に連結する第二支点部材65と、その第二支点部材
65を往復動させるエアシリンダ66等を有しており、
エアシリンダ62、66が引っ込んでいる状態では、ク
ランプ部材60が実線で示す後退位置にあるが、両エア
シリンダ62、66を伸び出させると、一対のクランプ
部材60が前進しながら閉じ、クランプ面60aで袋1
をクランプすることができる。クランプ面60aには、
クランプした時に花束を傷めないように、スポンジ等の
柔らかい材料を貼り付けている。結束機58は、公知の
もの、或いは後述する第二実施例に用いているものを適
宜使用できるので説明は省略する。なお、結束装置56
は、ローター15に対して、エアシリンダ(図示せず)
により図示の位置から後退するように構成されており、
ローター15の回転時に後方に待機し、ローター15の
回転に干渉しないようになっている。もし、ローター1
5の回転に支障がなければ、結束装置56を図示位置に
固定して設けもよい。
【0019】図1、図2において、ステーションS8は
排出ステーションであり、この位置には、花束を斜めの
状態で搬送するコンベア70と、ローター15に保持さ
れている花束をコンベア70上に払い出す取り出しレバ
ー71及びその駆動装置(図示せず)が設けられてい
る。
【0020】次に、上記構成の花束包装装置の動作を図
14も参照して説明する。図1において、偏平な袋1を
多数積み重ねて、袋セット部3にセットしておく。袋移
載装置5は、図5に示すように、バキュームパッド12
で最上部の袋1を吸引保持し、それを袋供給コンベア4
のクランプ8に供給する。袋供給コンベア4は、図4に
示すように、袋1の上端をクランプ8でつかみ、袋1を
吊り下げた状態で搬送する。
【0021】図1において、ローター15は間欠的に回
転している。その回転によって、一つの袋保持装置16
がステーションS1に到達した時、図8に示すように、
揺動レバー27が上方に回転しており、第二吸着部材1
9は袋供給コンベア4に干渉しない上方位置に待機して
いる。このステーションS1の第一吸着部材17の前に
袋1が送られて来て停止すると、プッシャ52が作動し
てその袋1を第一吸着部材17の第一バキュームパッド
18に押し付け、同時にクランプ8が袋1を離す。これ
により、袋1は図14(a)に示すような平坦な状態で
第一吸着部材17の第一バキュームパッド18に吸着保
持される。
【0022】次に、図1において、その袋1を保持した
袋保持装置16がステーションS2に移動すると、図6
に示すように、揺動レバー27が下方に揺動し、第二吸
着部材19の第二バキュームパッド20が袋1に接触す
る。かくして、袋1はその両面を第一バキュームパッド
18及び第二バキュームパッド20で吸着保持される。
【0023】図1において、袋保持装置16がステーシ
ョンS3に移動すると、図9に示すように揺動レバー2
7を保持したスライダ25が前進し、これによって揺動
レバー27及び第二吸着部材19も前進し、第一及び第
二バキュームパッド18、20保持されている袋1の開
口が開かれる。同時に図10において補助袋保持装置4
0のクランプ41が二点鎖線で示す位置に移動し、開い
た袋1の両端部をつかむ。かくして、図14(b)に示
すように、袋1は上端の開口部を開かれ、且つ第一及び
第二バキュームパッド18、20とクランプ41で保持
される。この状態は、ステーションS3からS8の近傍
まで続く。
【0024】図1、図2において、袋保持装置16で保
持された袋1がステーションS4(液体充填ステーショ
ン)に移動して停止すると、充填ノズル54が袋1内に
挿入され、所定量の液体(水及び/又は栄養剤等)を供
給し〔図14(c)参照〕、その後、元の位置に上昇す
る。
【0025】ステーションS5、S6は花束挿入位置で
あり、この位置に停止中の袋1に対して、図14(d)
に示すように、結束済の切り花からなる花束73を作業
者が手動で挿入する。なお、結束した花束73を挿入す
る代わりに、単に切り花を集めただけで結束していない
花束を挿入してもよい。切り花を結束して挿入する場合
には、その結束に使用するテープに膨潤性を持たせてお
くことが好ましい。そのテープに膨潤性を持たせておく
と、袋内の液体によって膨潤し、袋を外側から結束した
際に内部の液体が漏れにくくなる。
【0026】ステーションS7は結束ステーションであ
り、この位置に花束を入れた袋1が送られてきて停止す
ると、図12、図13に示すクランプ装置57が作動
し、一対のクランプ部材60のクランプ面60aで袋1
の根元の部分をクランプし〔図14(e)参照〕、次い
で、結束機58がその下の部分を結束する。結束後は、
クランプ部材60は元の位置に戻る。このようにして、
図14(f)に示すように、花束73を袋1に入れその
袋1の外側から紐、テープ74等で結束してなる包装体
75が形成される。ここで結束位置は、袋1内に充填し
ている液体よりわずかに上の位置とすることが好まし
い。
【0027】図1、図2において、結束を終わった後の
袋1が排出ステーションであるステーションS8に接近
すると、補助袋保持装置40のクランプ41(図10参
照)が袋の把持を解除し、且つ元の待機位置に後退す
る。また、ステーションS8に到達した時点で、第一バ
キュームパッド18及び第二バキュームパッド20が袋
1の吸引保持を解除する。その後、取り出しレバー71
が包装体75をローター15の外に払い出し、その包装
体75は斜めの状態でコンベア70に乗せられ、排出さ
れる。その後、適当な位置で人手により箱詰めされ、出
荷される。
【0028】なお、上記実施例では、ローター15の第
一吸着部材17に対する袋1の供給及び、ローター15
からの包装体75の排出をそれぞれ、機械的に行う構成
としているが、これらの一方若しくは双方の動作を手動
で行ってもよい。その場合、第二吸着部材19は必ずし
も上方に退避する必要はなく、従ってそのための機構を
省略してもよい。また、上記実施例ではローター15に
おいて、袋1を保持するために、第一吸着部材17,第
二吸着部材19による吸着保持と、クランプ41による
把持を併用しているが、第一及び第二吸着部材17、1
9による吸着保持のみによって十分保持できる場合に
は、クランプ41による保持を省略してもよい。更に、
上記実施例では花束挿入を手動で行っているが、この動
作を機械化してもよいことは言うまでもない。
【0029】次に、本願請求項2の発明の実施例である
第二実施例の花束包装装置を説明する。図17はこの実
施例の装置に使用する袋111を示す概略斜視図であ
る。この袋111は、プラスチックフィルムで偏平に作
られており、互いに重ね合せた一方の面111aと他方
の面111bを有し、その一端に開口111cを形成し
ている。更に、その開口側の端部において、面111a
は面111bよりも長く延びている。以下、面111a
を第一面、面111bを第二面という。袋111には更
に位置決め孔111dも形成されている。
【0030】図15は花束包装装置の概略平面図、図1
6はその概略断面図であり、113は間欠回転するよう
に設けられたローターである。このローター113は等
ピッチで放射方向に設けられた複数のアーム114を有
しており、各アーム114の先端に袋保持装置115が
取り付けられている。このローター113も、アーム1
14を配置したピッチに相当する角度ずつ間欠回転させ
られる構成となっており、このローター113の間欠回
転により、袋保持装置115がステーションS1〜S8
を間欠的に移動することとなる。ここで、S1は袋供給
ステーション、S2は予備ステーション、S3は袋開口
ステーション、S4は液体充填ステーション、S5、S
6は花束投入ステーション、S7は結束ステーション、
S8は排出ステーションである。袋開口ステーションS
3には、袋開口装置117(図18参照)が設けられて
いる。ローター113には袋の下端を支持する支持円板
118も設けられている。
【0031】図18は袋開口ステーションS3における
袋保持装置115、袋開口装置117を示す概略断面
図、図19はその概略平面図である。なお、図面を分か
りやすくするため、図19ではホッパーの図示を省略し
ている。図18、図19において、119はアーム11
4にほぼ垂直に保持され、袋111の第一面111aを
吸着保持する第一吸着部材である。第一吸着部材119
としては、袋111を吸着保持しうるものであれば任意
であるが、本実施例では、図20、図21に示すよう
に、平板120の上部領域に多数の且つ小径の吸引孔1
21を形成し、その表面に袋との密着性を良くするため
薄いゴム板122を貼り付け、下部領域に大径のバキュ
ームパッド123を設けたものを用いている。この吸引
孔21及びバキュームパッド123はそれぞれ真空吸引
源(図示せず)に接続されている。このような構成の第
一吸着部材119を用いると、バキュームパッド123
によって袋111を強固に吸引保持することができ、且
つ、多数の小径の吸引孔121によって袋111の第一
面111aの上端を平板120表面に密着させることが
でき、後述するようにグリッパによって第一面111a
の上端を把持する際、確実に把持することができ、好ま
しい。
【0032】図18、図19において、125は、第一
吸着部材に吸着保持された袋の一方の面の上端を把持す
る第一グリッパ装置である。この第一グリッパ装置12
5は、支軸126を中心として揺動可能に設けられ先端
に水平に延びるバー127aを有するグリッパ127
と、そのグリッパ127を下方に付勢しバー127aを
第一吸着部材119の上端に押付けるよう作用するばね
128と、グリッパ127に固定されたレバー129の
先端に取り付けられた軸130と、軸130を引っかけ
ることのできる位置に配置されたレバー131と、その
レバー131を往復動させるエアシリンダ132等を有
しており、図18に示すようにエアシリンダ132を延
びださせた時には、グリッパ127がばね128によっ
て付勢され、先端のバー127aで袋111の第一面1
11aの先端を第一吸着部材119の上端に押し付けて
把持することができ、エアシリンダ132を引っ込めた
時には、グリッパ127を上方に旋回させ〔図24
(a)参照〕、袋111の把持を解除することができ
る。
【0033】図18、図19において、135はクラン
プフレームであり、アーム114に回転可能に保持され
た軸136に保持されている。138は、クランプフレ
ーム135の先端に固定されたクランプバー、140は
そのクランプバー138に保持された第二グリッパ装置
であり、第一グリッパ装置125から離れた位置で対向
するように配置されている。この第二グリッパ装置14
0は袋111の第二面111bの上端を把持するための
ものであり、支軸141を中心として揺動可能に設けら
れ先端に水平に延びるバー142aを有するグリッパ1
42と、そのグリッパ142を下方に付勢しバー142
aをクランプバー138の側面に押付けるよう作用する
ばね143と、グリッパ142に固定されたレバー14
4と、そのレバー144の先端に取り付けられたコロ1
45を有している。従って、図18に示すように、コロ
145を拘束しない時には、グリッパ142がばね14
3によって付勢され、先端のバー142aで袋111の
第二面111bの先端をクランプバー138の側面に押
し付けて把持することができ、コロ145を図18で左
方向に押した時には、グリッパ142を上方に旋回させ
〔図25(b)参照〕、袋111の把持を解除すること
ができる。
【0034】クランプフレーム135は、軸136を中
心として上下に揺動可能に設けられており、図18に示
す作動位置(第二グリッパ装置140が袋111の第二
面111bの上端を保持しうる位置)と、それよりも上
方に退避した位置(図24に示す位置)に移動可能であ
る。軸136には、図16に示すように、カムフォロワ
136aを備えたレバー136bが取り付けられてお
り、定位置に設けられているカム136cによって操作
されるようになっている。カム136cは、ステーショ
ンS1に位置するクランプフレーム135を上方に退避
した位置に移動させ、その他のステーションではクラン
プフレーム135を図18に示す作動位置に保持する形
状となっている。なお、クランプフレーム135を上下
に揺動させる機構はカムに限らず、エアシリンダ等の駆
動装置を用いてもよい。
【0035】以上に説明した第一吸着部材119、第一
グリッパ装置125、第二グリッパ装置140及びそれ
を保持したクランプフレーム135等は、袋保持装置1
15を構成する。
【0036】図18、図19において、148は袋開口
ステーションS3に設けられているフレームであり、押
板149を保持したエアシリンダ150を支持してい
る。この押板149は、第二グリッパ装置140のコロ
145に隣接した位置に設けられており、エアシリンダ
150で押板149を前進させることにより、コロ14
5を押してグリッパ142を上方に揺動させ、袋111
の把持を解除することができる。なお、エアシリンダ1
50をフレーム148に固定して設ける代わりに、クラ
ンプバー138に保持させ、ローター113と一緒に回
転する構成としてもよい。ただし、図示実施例に示すよ
うに、エアシリンダ150を定位置に設けているフレー
ム148に取り付ける構成とすると、1個のエアシリン
ダ150及び押板149によって、次々と袋開口ステー
ションS3に来る複数の第二グリッパ装置140を操作
できる利点が得られる。
【0037】図18において、フレーム148には袋開
閉装置117も保持されている。この袋開閉装置117
は、第一吸着部材119に保持された袋111の第二面
111bを吸着保持して、その上端を第二グリッパ装置
140に把持させる位置に移動可能な第二吸着部材15
3とその第二吸着部材153を往復動させるエアシリン
ダ等の駆動装置154を備えている。第二吸着部材15
3も第一吸着部材119と同様な構造のものである。な
お、この袋開閉装置117もローター113に近接した
定位置に設ける代わりに、ローター113と一体に回転
するように設けてもよい。155は、クランプフレーム
135に保持されたホッパーである。
【0038】図15、図16において、袋供給ステーシ
ョンS1には袋保持装置115の第一吸着部材119に
袋111を供給する袋供給装置160が設けられてい
る。図22はその袋供給装置160を拡大して示す概略
側面図、図23はその袋供給装置160に設けている旋
回アームの概略平面図である。図22、図23におい
て、162は、積み重ねた状態の袋111を開口部が高
くなるように傾斜して乗せる袋支持台であり、その上面
に袋111の両側位置を規制するガイド163が位置調
整可能に取り付けられている。165はその袋支持台1
62を昇降させる昇降台であり、袋支持台162上に乗
せた多数枚の袋111の最上面が常に一定高さとなるよ
う、制御される構成となっている。167は、袋支持台
162上に突出するようにほぼ垂直に設けられた位置決
めピンであり、袋支持台162上に乗せられる袋111
に形成している位置決め孔111d(図17参照)に挿
入して袋の位置決めを行うように設けられている。
【0039】169は装置フレーム、170はその装置
フレーム169に水平に且つ袋支持台162の上方に位
置するように保持された支軸、172はその支軸170
の中心軸線を中心として、即ち前記袋支持台の上方の水
平軸線を中心として旋回可能に設けられた旋回アーム、
173はその旋回アーム172を往復旋回させるアーム
駆動装置であり、本実施例ではエアシリンダが用いられ
ている。旋回アーム172は、ほぼ水平となる袋供給位
置(実線で示す位置)と斜め下方となる袋取出位置(二
点鎖線で示す位置)とに往復旋回可能となっている。1
75は旋回アーム172の先端に水平軸線を中心として
回転可能に設けられた回転ブロック、176はその回転
ブロック175を図22に実線で示す位置と図22に二
点鎖線で示す位置とに往復回転させるブロック回転装置
であり、本実施例ではエアシリンダが用いられている。
178は回転ブロック175にガイドロッド179を介
して移動可能に保持された袋吸着具であり、袋111を
吸着保持するバキュームパッドを備えている。180は
その袋吸着具178を回転ブロック175に対して接近
及び離間するよう往復動させる吸着具移動装置であり、
本実施例ではエアシリンダが使用されている。なお、エ
アシリンダに代えて、他の機構を用いてもよく、例えば
モータによって回転駆動されるねじ軸とナットとのかみ
合いを利用して、袋吸着具178を往復動させる構成と
してもよい。
【0040】図15において、液体充填ステーションS
4には、水、栄養剤等の液体を充填するための充填ノズ
ル185及びその昇降装置、充填ノズル185に液体を
計量して供給する供給装置(図示せず)等を備えた液体
充填装置が設けられている。
【0041】図15において、ステーションS7は結束
位置であり、結束装置が設けられている。ここに設けら
れる結束装置も図1〜図14に示した第一実施例に用い
ている結束装置と同様のものであってもよいが、本実施
例では、図26〜図30に示す構成のものが設けられて
いる。図26〜図30において、201及び202は、
袋保持装置115(図15、図16参照)に保持されて
搬送される花束203を入れた袋111の走行位置の両
側を規制するよう間隔をあけて配置された第一ガイド及
び第二ガイドである。この第一ガイド201及び第二ガ
イド202は図30に示すように、袋111の結束すべ
き位置をはさむよう、上下に2段に配置されている。更
に、図30及び図26に示すように、第一ガイド201
及び第二ガイド202は、袋111の結束すべき位置を
ローター113に対して半径方向の外方に導くように配
置されている。この配置は、第一ガイド201とロータ
ー113との間に後述するテープ保持装置やストッパを
配置するスペースを確保するためであり、もし、必要な
スペースが確保できれば、このような配置を取る必要は
ない。なお、図示は省略しているが、第一ガイド201
及び第二ガイド202のところには、両ガイド間の通路
を、袋保持装置115によって上端を保持されて搬送さ
れる袋111の下端部分を押して移動させるよう、旋回
駆動される押し棒が設けられており、移動してきた袋1
11が第一ガイド201に接触して動きにくくなって
も、その袋111を押して支障なく、結束を行うための
位置まで前進させることができるようになっている。
【0042】図26〜図29において、210は、袋1
11の下端を結束テープ212によって結束するための
結束機であり、第一ガイド201のローター側の外側に
配置され、結束テープ212の一端を保持するテープ保
持装置214と、第二ガイド202の外側に設けられた
支軸217を中心として旋回可能に設けられた結束腕2
16と、結束テープ212を繰り出すテープ繰り出し装
置219等を備えている。結束腕216は、内部に結束
テープ212を案内するローラ218を備え、且つ一端
に、結束テープを引き出させるテープ繰出部216aを
有している。この結束腕216は、図29に示すよう
に、その結束腕216を二点鎖線で示す位置(退避位
置)から実線で示す位置(作動位置)に旋回させ、テー
プ繰出部216aをテープ保持装置214に接近させる
ことにより、袋111に結束テープ212を巻回させ、
且つ巻回された結束テープの両巻回端部を圧着、切断し
て結束することができ、更に、結束腕216から延び出
している結束テープの先端をテープ保持装置214に保
持させることができるように構成されている。テープ繰
り出し装置219は、結束テープ212がたるまないよ
うにテープ巻戻し装置(図示せず)を備えている。ここ
で使用される結束テープ212は片面に粘着層を設けた
ものである。これらのテープ保持装置214、結束腕2
16、テープ繰り出し装置219等は、従来使用されて
いるもの、例えば、特公昭64−9210号、特公平1
−44566号、特公平1−46364号、実公昭62
−23686号公報等に記載されているものを適宜使用
可能であるので、詳細な説明は省略する。
【0043】結束腕216には、それを退避位置から作
動位置に往復動させる腕駆動装置221が連結されてい
る。本実施例では、この腕駆動装置221として、支軸
222を中心として旋回可能に設けられたエアシリンダ
が用いられている。
【0044】223は、結束されるべき袋を所定位置に
固定し、且つ適当に圧縮するためのクランプ装置であ
る。このクランプ装置223は、第一ガイド201及び
第二ガイド202の間を通過する袋111の停止位置を
規制するストッパ224と、そのストッパ224を第一
ガイド201及び第二ガイド202の間に位置する作動
位置(図27に実線で示す位置)と、第一ガイド201
の外側の退避位置(図26に実線で示す位置)に往復動
させるエアシリンダ等のストッパ駆動装置225と、袋
111をそのストッパ224に押し付けて固定する袋押
え227と、その袋押え227を第一ガイド201及び
第二ガイド202間に位置する作動位置(図28に実線
で示す位置)とその外側の退避位置(図26に実線で示
す位置)に往復動させるエアシリンダ等の袋押え駆動装
置228を有している。前記した袋押え227は、本体
230とそれに支軸231を中心として揺動可能な補助
レバー232と、その補助レバー232を図26で反時
計方向に付勢するばね233等を有している。揺動可能
な補助レバー232は、図28に示すように、花束を入
れた袋111をストッパ224との間にはさみ付けて固
定した時、袋111を強く圧縮しすぎないように設けて
いる。なお、ストッパ224及び袋押え227等は、テ
ープ保持装置214及び結束腕216による結束領域の
上下にそれぞれ設けられている。
【0045】図26において、235は、テープ保持装
置214と第二ガイド202の外側に位置する結束腕2
16との間に延びている結束テープ212を結束位置の
下流側に移動させるテープ逃がし装置であり、支軸23
6を中心に旋回可能なアーム237とその先端に垂直に
取り付けられたピン238と、そのアーム237を往復
旋回させるよう、支軸239を中心として旋回可能に設
けられたエアシリンダ240等を有している。このアー
ム237及びピン238は、図26に実線で示すよう
に、テープ保持装置214と結束腕216間に延びてい
る結束テープ212に干渉しない退避位置と、図27に
実線で示すように、ピン238が結束テープ212を案
内して袋111の移動方向の下流側に逃がす作動位置に
移動可能である。なお、図示は省略しているが、上記構
成の装置をシーケンス制御する制御装置が設けられてお
り、後述する動作を自動的に制御するようになってい
る。
【0046】次に、上記構成の花束包装装置の動作を説
明する。図15、図16、図22において、袋供給ステ
ーションS1に設けている袋支持台162上に、多数の
袋111を積み重ねた状態でセットする。この際、その
袋111の位置決め孔111dに位置決めピン167
(図17参照)が挿入されるように、袋111をセット
する。これにより、袋111を所定位置に正確に位置決
めしてセットすることができる。また、この時、袋11
1は、開口部側の端部が短くなっている第二面111b
を上向きとしてセットする。
【0047】袋111を袋支持台162上にセットした
後、昇降台165が作動して、袋111の最上面を袋取
出のための所定の高さとする。この状態で、旋回アーム
172が図22に二点鎖線で示す袋取出位置に旋回し、
同時に回転ブロック175が回転し、袋吸着具178を
下向きとする。次に、袋吸着具178が下降し、袋11
1の上端(開口部側の端部)近傍を吸着保持した後、元
の位置に上昇し、最上部の袋11を上方に取り出し、次
いで旋回アーム172が上方に旋回し、水平な袋供給位
置に移動する。また、同時に回転ブロック175が回転
して袋吸着具178を横向きとする。これにより、袋支
持台162上の袋111が袋吸着具178で吸着保持さ
れ、ローター113に設けている袋保持装置115の第
一吸着部材117の前に引き出され、且つ垂直状態に保
持される。
【0048】ここで、袋支持台162上の最上部の袋1
11が袋吸着具178で吸着保持され、旋回アーム17
2の旋回により取り出される際、その袋111がその下
の袋の上をこすりながら移動する。このため、下側の袋
が摩擦力により上端側に動かされることがある。しかし
ながら、その袋の上端部は位置決めピン167で規制さ
れるため、袋の上端部は移動することがなく、下端部の
みが移動する。そして、最上部の袋111が引き出され
てしまい、その下の袋に作用する摩擦力がなくなると、
袋支持台162に設けている傾斜により、袋の下端部は
元の位置に戻る。かくして、袋取出時に下側の袋の位置
がずれるということが防止される。
【0049】また、袋吸着具178による袋111の吸
着位置は、図17に二点鎖線111eで示すように、開
口部111cのところで、第一面111a、第二面11
1bの両方を吸着保持しうる位置に定められている。こ
れにより、袋吸着具178は袋111の第一面111
a、第二面111bを同時に吸着保持しており、移動中
等に袋111の開口部が不用意に開いて第一面111a
の位置が狂うということがなく、袋111の第一面11
1aは第一吸着部材119に対する所定位置に供給され
る。
【0050】袋吸着具178が袋支持台162上の1枚
の袋111を吸着保持し、次いで旋回アーム172が図
22に実線で示す袋供給位置に移動するまでに、そのス
テーションS1には、袋保持装置115が移動して来て
停止している。この袋供給ステーションS1では、図2
4(a)に示すように、クランプフレーム135が上方
の退避位置となっており、袋供給装置160の袋吸着具
178の作動に干渉しない位置となっている。また、第
一グリッパ装置125のエアシリンダ132が作動し
て、グリッパ127を上方に旋回させている。この状態
で、袋供給装置160の袋吸着具178が袋111を吸
着保持して前進し、その袋111を第一吸着部材119
に供給する。かくして、袋111の第一面111aが第
一吸着部材119に対する所定位置に供給され、その第
一吸着部材119に保持される。その後、図24(b)
に示すように、袋供給装置160の袋吸着具178は袋
111の吸着を解除し、元の位置に後退する。一方、袋
保持装置115においては、第一グリッパ装置125の
エアシリンダ132が作動し、グリッパ127が下方に
旋回して先端のバー127aが袋111の第一面111
aの上端を第一吸着部材119に押し付け把持する。
【0051】次に、袋吸着具178を保持した旋回アー
ム172は下方に旋回して次の袋供給に備える。一方、
ローター113の間欠回転により、偏平な状態の袋11
1を保持した袋保持装置115はステーションS2を経
て、袋開口ステーションS3に移動する。その袋保持装
置115が袋開口ステーションS3に到達した時には、
図25(a)に示すように、クランプフレーム135は
下方の作動位置に位置している。次に、図25(b)に
示すように、第二吸着部材153が前進し、袋111の
第二面111bを吸着保持した後、元の位置に後退す
る。これにより、袋111の上端が開口される。一方、
第二吸着部材153が元の位置に戻る前に、エアシリン
ダ150によって押板149が前進し、第二グリッパ装
置140のグリッパ142を上方に旋回させている。
【0052】第二吸着部材153が袋111の第二面1
11bを吸着保持して元の位置に戻ると、その上端はク
ランプバー138の側面に押し付けられることとなる。
その後、図25(c)に示すように、エアシリンダ15
0が作動して押板149を後退させ、グリッパ142を
解除する。これによりグリッパ142はばね143(図
18参照)によって下方に旋回させられ、袋111の第
二面111bの上端をクランプバー138の側面に押し
付け把持する。以上のようにして、袋111の上端が開
口され、且つその第一面111a及び第二面111bが
平坦な状態のままで、それぞれ第一グリッパ装置12
5、第二グリッパ装置140によって把持される。
【0053】このように、袋111の第一面111a、
第二面111bの上端が第一グリッパ装置125及び第
二グリッパ装置140によって機械的に把持されるの
で、袋側面を吸着保持する場合に比べて保持強度がきわ
めて大きく、このため、後工程において、重い内容物を
入れても支障を生じることがない。また、各グリッパ装
置125、140は、袋上端を平坦な状態で把持するの
で、図10に示す実施例の補助袋保持装置40のクラン
プ41のように、袋の折り畳んだ両端を把持する場合に
比べて大きく開口でき、初期容積の大きい物品をも支障
なく入れることができる。
【0054】なお、以上の動作説明では、袋111の第
一面111aの上端を第一グリッパ装置125で把持し
た後、第二吸着装置153により第二面111bを吸着
保持し、袋上端を開口するようにしたが、この代わり
に、袋上端を開口した後、第一グリッパ装置125、第
二グリッパ装置140による把持を行う構成としてもよ
い。ただし、上記したように、第一面111aの上端を
第一グリッパ装置125で把持した後、第二吸着装置1
53によって袋上端を開口する場合の方が開口を確実に
行うことができ、好ましい。
【0055】袋保持装置115に保持された袋111
は、その後のローター13の間欠回転により、液体充填
ステーションS4、花束投入ステーションS5、S6を
次々と通過し、第一の実施例と同様に液体の充填、花束
投入が行われる。その後、花束を入れた袋111は、結
束ステーションS7に送られる。
【0056】結束ステーションS7において、袋111
が到達する前には、図26に示すように、ストッパ22
4及び袋押え227は共に退避位置となっており、ま
た、結束腕216、テープ逃がし装置235も退避位置
となっている。結束テープ212は一端をテープ保持装
置214に保持され、第一ガイド201及び第二ガイド
202で構成される袋走行通路を横切って延びている。
この状態から、先ずストッパ224が図27に示すよう
に、第一ガイド201及び第二ガイド202の間の通路
内に移動し且つテープ逃がし装置235が作動してその
結束テープ212を下流側に移動させる。
【0057】この状態で、袋111が搬送され、第一ガ
イド201と第二ガイド202の間を移動する。そし
て、袋111を搬送するローター113が停止した時に
は、袋111はストッパ224で規制される位置まで移
動しており、従ってストッパ224で拘束されて停止す
る。なお、この時、結束テープ212はテープ逃がし装
置235によって下流側に退避しているので、移動中の
袋111が結束テープ212に遮られて移動が不都合に
阻止されたり、袋が不都合に変形させられたりすること
がない。
【0058】次に、袋押え227がストッパ224に接
近する方向に移動し、図28に示すように、そのストッ
パ224と協働して袋111を固定すると共に適当な大
きさに圧縮する。これにより、花束を入れた状態の空隙
の大きい袋111であっても適当な大きさに圧縮し、固
定することができる。次に、テープ逃がし装置235が
元の退避位置に退避する。これにより、結束テープ21
2は図28に示すように、袋111の周囲の一部に巻き
付く。また、この時、テープ繰り出し装置219に設け
ているテープ巻戻し装置(図示せず)が過剰な結束テー
プ212を巻き戻すので、袋111と結束腕216との
間に延びている結束テープ212はたるむことはなく、
常に適当に張った状態に保たれる。
【0059】その後、図29に示すように、結束腕21
6がそのテープ繰出部216aをテープ保持装置214
に接近させる位置に旋回し、結束テープ212を袋11
1に巻回させると共に、その両巻回端部を圧着、切断し
て結束を行う。同時に、結束腕216から延びている結
束テープの先端をテープ保持装置214に保持させる。
その後、結束腕216、袋押え227、ストッパ224
が元の位置(図26に示す位置)に復帰する。
【0060】次いで、ローター113が間欠回転し、結
束済の袋111を結束ステーションS7から排出させ
る。この袋111が結束ステーションS7を出ると、直
ちにストッパ224及びテープ逃がし装置235が作動
位置(図27に示す位置)に移動し、次の袋111の結
束に備えることとなる。
【0061】結束ステーションS7で結束された袋11
1は次いで、排出ステーションS8に送られ、その位置
に設けられている排出コンベア(図示せず)に送り出さ
れる。この袋111の排出は、第一実施例におけるよう
に取り出しレバー71で払いだす構成としてもよいし、
或いは単に袋111の走行位置に沿って、その袋111
をローター113の支持円板118の外側に案内するガ
イドを設け、排出ステーションS8まで袋が移動した時
には、その下端がガイドによって支持円板118の外側
に位置するように構成し、その位置で袋保持装置115
による袋の保持を解除するのみで、自動的に袋を排出コ
ンベア上に落下させることができるようにしてもよい。
【0062】以上のようにして、間欠回転するローター
113の袋保持装置115への袋供給、開口、液体充
填、結束、排出が自動的に行われ、作業者は、袋保持装
置115に保持されている袋内に花束を投入する動作を
行うのみで、花束包装を行うことができる。
【0063】なお、上記第二実施例では、袋111とし
て、第一面111aの上端が第二面111bよりも上方
に延びているものを用いているが、袋111はこの構成
に限らず、第一面111aと第二面111bの上端位置
が同じのものを使用してもよい。その場合には、袋11
1の第一面111aと第二面111bをそれぞれ第一吸
着部材119と第二吸着部材153で吸着保持し、袋上
端を開口した後、第一グリッパ装置125、第二グリッ
パ装置140による把持を行えばよい。
【0064】更に、上記第一実施例、第二実施例では、
ローターに対する袋の供給、或いは袋の結束に異なる構
成の装置を用いているが、これらは適宜入れ替えてもよ
いことは言うまでもない。
【0065】上記第一実施例、第二実施例の動作説明に
おいて、いずれの場合も、液体充填装置を作動させて袋
内に所定の液体充填を行う場合を説明したが、場合によ
っては袋内に液体充填を必要としない場合がある。その
場合には、液体充填装置を不作動としておくことによ
り、液体を充填することなく、花束包装を行うことがで
きる。また、上記第一実施例、第二実施例の装置におい
て、ローターに設けられている袋保持装置が停止するス
テーションの一つ(例えばステーションS2)に、袋に
対して価格ラベル等のラベルを貼り付けるラベラを設け
てもよい。
【0066】
【発明の効果】以上のように本願請求項1記載の発明の
花束包装装置は、複数の袋保持装置を備えたローターを
間欠回転させ、その袋保持装置を所定のステーションに
次々と停止しながら通過させるように構成しており、か
つその袋保持装置には、袋の開口部近傍の両面を保持す
る第一吸着部材と第二吸着部材を設け、それらを開閉可
能としているので、袋保持装置の第一吸着部材に袋を保
持させるのみで、その袋の開口部を開き、その状態で袋
を複数のステーションを通して搬送できる。そして、一
つのステーション(充填ステーション)に液体充填装置
を設けておくことで、開口部を開いて保持されている袋
内に所定量の液体を充填することができ、また、一つの
ステーション(結束ステーション)に結束装置を設けて
おくことで、花束を挿入した後の袋の外側から花束の根
元の部分を結束することができる。このように、本発明
の花束包装装置は、袋に液体を充填し、次いで花束を挿
入し、その後結束するという花束包装作業のうち、大部
分を機械化することができ、作業者による手作業を大幅
に削減できると同時に生産効率を上げることができると
いう効果を有している。
【0067】また、本願請求項2の発明の花束包装装置
では、ローターに設けている袋保持装置の第一吸着部材
に袋を保持させるのみで、その袋保持装置が下流の各ス
テーションを移動する間に、袋開口装置によって袋を開
口し、その上端を袋保持装置の第一グリッパ装置と第二
グリッパ装置によって機械的に把持し、その後、その袋
内に所定量の液体を充填することができ、また、花束を
挿入した後の袋の外側から花束の根元の部分を結束する
ことができる。従って、袋に液体を充填し、次いで花束
を挿入し、その後結束するという花束包装作業のうち、
大部分を機械化することができ、作業者による手作業を
大幅に削減できると同時に生産効率を上げることができ
るという効果を有している。更に、袋の保持に、第一グ
リッパ装置及び第二グリッパ装置を用いたことにより、
袋の保持強度が大きく、重い内容物を入れても支障を生
じることがなく、更に、各グリッパ装置は、袋上端を平
坦な状態で把持するので、袋の開口部を大きく開口で
き、内容物を入れる作業が極めて容易となる等の効果も
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による花束包装装置の概略
平面図
【図2】その概略断面図
【図3】上記花束包装装置に用いる袋1の平面図
【図4】上記実施例における袋供給コンベアの概略正面
【図5】上記実施例における袋移載装置の概略側面図
【図6】上記実施例における袋保持装置の概略側面図
【図7】図6に示す袋保持装置の概略平面図
【図8】上記袋保持装置を、図6に示す状態とは異なる
状態で示す概略側面図
【図9】上記袋保持装置を、図6、図8に示す状態とは
異なる状態で示す概略側面図
【図10】上記実施例における補助袋保持装置の概略平
面図
【図11】上記補助袋保持装置の概略側面図
【図12】上記実施例における結束装置の概略平面図
【図13】その結束装置の概略側面図
【図14】上記花束包装装置による包装状態を説明する
概略斜視図
【図15】本発明の第二実施例による花束包装装置の概
略平面図
【図16】その概略断面図
【図17】上記実施例に用いる袋の概略斜視図
【図18】上記実施例における袋保持装置及び袋開口装
置を示す概略断面図
【図19】その概略平面図
【図20】上記実施例における第一吸着部材の概略正面
【図21】その概略断面図
【図22】上記実施例における袋供給装置の概略断面図
【図23】その袋供給装置の旋回アームの概略平面図
【図24】(a)、(b)は上記実施例の袋供給ステー
ションS1において、袋保持装置に袋を供給する動作を
説明する概略断面図
【図25】(a)、(b)、(c)は上記実施例の袋開
口ステーションS3において、袋保持装置に保持した袋
を開口し、保持する動作を説明する概略断面図
【図26】上記実施例の結束ステーションS7に設けら
れている主要部品を概略的に示すもので、各部品が退避
位置にある状態を示す平面図
【図27】その結束ステーションS7の部品のうち、ス
トッパ224とテープ逃がし装置235を作動位置とし
て示す図26と同様な概略平面図
【図28】その結束ステーションS7の部品のうち、ス
トッパ224と袋押え227を作動位置とし、テープ逃
がし装置235を退避位置に戻して示す図26と同様な
概略平面図
【図29】その結束ステーションS7で結束を行う状態
を示すテープ保持装置214、結束腕216等の概略平
面図
【図30】上記実施例の花束包装装置の結束ステーショ
ンを概略的に示す断面図
【符号の説明】
1 袋 4 袋供給コンベア 5 袋移載装置 7 チェーン 8 クランプ 15 ローター 15a アーム 16 袋保持装置 17 第一吸着部材 19 第二吸着部材 40 補助袋保持装置 41 クランプ 56 結束装置 57 クランプ装置 58 結束機 60 クランプ部材 73 花束 75 包装体 111 袋 111a 第一面 111b 第二面 113 ローター 114 アーム 115 袋保持装置 117 袋開口装置 119 第一吸着部材 125 第一グリッパ装置 135 クランプフレーム 138 クランプバー 140 第二グリッパ装置 153 第二吸着装置 154 駆動装置 201 第一ガイド 202 第二ガイド 210 結束機 212 結束テープ 214 テープ保持装置 216 結束腕 216a テープ繰出部 219 テープ繰り出し装置 221 腕駆動装置 223 クランプ装置 224 ストッパ 225 ストッパ駆動装置 227 袋押え 228 袋押え駆動装置 235 テープ逃がし装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 温 神奈川県平塚市真土75番地−202 (72)発明者 藤森 昇治 神奈川県相模原市相模大野9丁目24番地 4 (72)発明者 日高 和弘 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山勢 和子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−13311(JP,A) 特開 昭53−131198(JP,A) 特開 昭53−6187(JP,A) 特開 昭62−64711(JP,A) 実開 昭59−30802(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 27/00 B65B 25/02 B65B 43/30 B65D 85/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直な軸線を中心として回転可能なロー
    ターと、そのローターの外周部に円周方向に等ピッチで
    設けられた複数の袋保持装置であって、袋の開口部の両
    面をそれぞれ吸引保持するよう設けられた第一及び第二
    吸着部材と前記第二吸着部材を保持し前記第一吸着部材
    に対して開閉させる開閉機構とを有する袋保持装置と、
    前記ローターを、保持している袋保持装置が所定のステ
    ーションで次々と停止するように間欠回転させる駆動装
    置と、前記袋保持装置が停止するステーションの一つに
    設けられ、その袋保持装置に保持している袋内に液体を
    充填する液体充填装置と、その液体充填装置の設けられ
    ているステーションよりも下流のステーションの一つに
    設けられ、花束を入れた袋の根元近傍を結束する結束装
    置とを有する花束包装装置。
  2. 【請求項2】 垂直な軸線を中心として回転可能なロー
    ターと、そのローターの外周部に円周方向に等ピッチで
    設けられた複数の袋保持装置であって、袋の一方の面を
    吸着保持する第一吸着部材、該第一吸着部材に吸着保持
    された袋の一方の面の上端を把持する第一グリッパ装
    置、該第一グリッパ装置から離れた位置に対向するよう
    に配置され、袋の他方の面の上端を把持する第二グリッ
    パ装置を備えた袋保持装置と、前記ローターを、保持し
    ている袋保持装置が所定のステーションで次々と停止す
    るように間欠回転させる駆動装置と、前記袋保持装置が
    停止するステーションの一つに設けられ、該袋保持装置
    の第一吸着部材に保持された袋の他方の面を吸着保持し
    て、その上端を前記第二グリッパ装置に把持させる位置
    に移動可能な第二吸着部材とその第二吸着部材を往復動
    させる駆動装置とを備えた袋開口装置と、その袋開口装
    置の設けられているステーションよりも下流のステーシ
    ョンに設けられ、前記袋保持装置に保持している袋内に
    液体を充填する液体充填装置と、その液体充填装置の設
    けられているステーションよりも下流のステーションの
    一つに設けられ、花束を入れた袋の根元近傍を結束する
    結束装置とを有する花束包装装置。
  3. 【請求項3】 前記袋保持装置が停止するステーション
    の一つに設けられ、袋保持装置の第一吸着部材に袋を供
    給する袋供給装置であって、積み重ねた状態の袋を開口
    部が高くなるように傾斜して乗せる袋支持台と、該袋支
    持台を、その上に乗せた多数枚の袋の最上面が一定高さ
    となるように昇降させる昇降台と、前記袋支持台上に突
    出するようにほぼ垂直に設けられ、袋支持台上に乗せら
    れる袋に形成している位置決め孔に挿入して袋の位置決
    めを行う位置決めピンと、前記袋支持台の上方の水平軸
    線を中心として旋回可能に設けられた旋回アームと、該
    旋回アームを往復旋回させるアーム駆動装置と、前記旋
    回アームの先端に水平軸線を中心として回転可能に設け
    られた回転ブロックと、該回転ブロックを往復回転させ
    るブロック回転装置と、前記回転ブロックに保持された
    袋吸着具と、該袋吸着具を前記回転ブロックに対して接
    近及び離間するよう往復動させる吸着具移動装置とを備
    えた袋供給装置を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の花束包装装置。
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