JP2790032B2 - 透過型スクリーンとその製造方法 - Google Patents

透過型スクリーンとその製造方法

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JP2790032B2
JP2790032B2 JP6041243A JP4124394A JP2790032B2 JP 2790032 B2 JP2790032 B2 JP 2790032B2 JP 6041243 A JP6041243 A JP 6041243A JP 4124394 A JP4124394 A JP 4124394A JP 2790032 B2 JP2790032 B2 JP 2790032B2
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聡 青木
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/60Projection screens characterised by the nature of the surface
    • G03B21/62Translucent screens
    • G03B21/625Lenticular translucent screens

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投写型テレビジョン受像
機に用いて有効な透過型スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透過型スクリーンとしては例えば
特開昭58−59436号公報が提案されている。その
構成を図15に示す。図15は2枚構成のスクリーンを
示し、フレネルレンズシート101の前面にレンチキュ
ラーレンズシート102を重ねて配置している。103
はフレネルレンズ、104は入射光側レンチキュラーレ
ンズ、105は出射光側レンチキュラーレンズ、106
は外光吸収層、107は光拡散性微粒子(光拡散材)を
示す。しかし、上記構成はカラーシフトや色ムラの問題
を有している。これを改善するものとして実開昭62−
9250号公報等が提案されている。また、更なる画質
向上とコントラスト改善を目的として、図16に示す3
枚構成の透過型スクリーンが提案されている。即ち、レ
ンチキュラーレンズシート102の前面にスモークパネ
ル(図示せず。)またはフィルター108を配置した構
成としている。なお、109は入射光線、110は乱反
射光線、111は透過光線を示す。前記レンチキュラー
レンズシート102は、シート基材中に垂直視野角を拡
大する光拡散性微粒子107(以下、拡散材と呼ぶ。)
を混入し、画像を結像させるため両面にシリンドリカル
状のレンチキュラーレンズ104,105を配設してい
る。さらに、入射光側レンチキュラーレンズ104の非
集光部に突起状の外光吸収層106(以下ブラックスト
ライプと言う)を所定ピッチの縞状に形成し、外光によ
るコントラストの低下を防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記特開
昭58−59436号公報や実開昭62−9250号公
報を構成するレンチキュラーレンズシート102におい
ては前記拡散材107が混入されている。従って、入射
光の全てが透過光とならず、入射光の一部が図16の入
射光線109に示すように、拡散材107で拡散され乱
反射光線110のような迷光となる。その結果、解像力
の劣化や出射光の光量ロスとなり、明るさ低下を起こす
という問題を有していた。
【0004】また、特開昭58−59436号公報で
は、入射光側レンチキュラーレンズ104で水平視野角
を拡大し、出射光側レンチキュラーレンズ105により
カラーシフトやカラーシェーディングを改善することを
目的としている。しかし図16に示す様に、入射側レン
チキュラーレンズ104からの入射光線109は透過途
中で拡散材107により乱反射光線110となり、出射
光側レンチキュラーレンズ105近辺に100%集光し
ない。そのため、出射光側レンチキュラーレンズ105
は通常70%前後の有効な光線しか利用できない。
【0005】また、実開昭62−9250号公報におい
ては、基本的な構成とレンズ設計は上記と同じであるた
め、拡散材107により設計値と異なった光線が出射さ
れ、カラーシフトやカラーシェーディングの改善に悪影
響をおよぼすという問題を有していた。さらに、拡散材
107に結像された画像は図17に示す様に、出射光側
レンチキュラーレンズ105より出射される光線の内、
両端部の出射光線112は、前記出射光側レンチキュラ
ーレンズ105の間に形成された入射光側レンチキュラ
ーレンズ104と非集光部の突起状のブラックストライ
プ106との間に高低差116があるうえ、ブラックス
トライプ106によりカットされ、左右両端からの画像
が見えない。その結果、水平視野角117の拡大にも限
界があった。さらに、拡散材107の一部はシリンドリ
カル状のレンチキュラーレンズ105やブラックストラ
イプ106の表面にも突出しているのが一般的である。
このため、レンチキュラーレンズシート102の表面が
凹凸となり、レンチキュラーレンズシート102の出射
光側表面に外光113が照射されたとき、外光反射11
4が起こり、スクリ−ン面が白っぽくなり、コントラス
トの劣化が生じるという問題も有している。
【0006】鮮明感や、外光によるコントラストの低下
を改善するため、光透過率を落としたガラスまたはプラ
スチック製の光吸収フィルター108を配置する構成が
用いられる。しかしこの場合、外光によるコントラスト
の改善はできるが、カラーシフト、カラーシェーディン
グ、視野角を改善はできないという根本的な問題を有し
ている。
【0007】本発明は上記問題に鑑み、乱反射による迷
光をなくし、コントラストやカラーシフトやカラーシェ
ーディングを改善し、水平視野角が大きく、明るく高解
像力の透過型スクリーンを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の透過型スクリーンは、光入射光側にフレネルレ
ンズシートを、該前面に透明なレンチキュラーレンズシ
ートを、観察者に最も近い出射光側に、光拡散性の微粒
子を含む薄型拡散層と,透明層との2層からなる前面拡
散パネルとを配置した3枚構成としている。
【0009】なお、前面拡散パネルのゲインを高め、垂
直視野角を低くするには薄型拡散層の拡散材を少なくす
れば良い。逆に薄型拡散層の拡散材を多くすればゲイン
が低くて垂直視野角の高いものが得られる。前面拡散パ
ネルにおいて、薄型拡散層と透明層の内少なくとも一方
に、光吸収スペクトルが可視波長領域においてほぼ一様
な黒色の可視光線吸収材料、または選択波長特性を有す
る可視光線吸収材料の内いずれか一方を含有させること
により、可視光線波長領域における光吸収率を増加さ
せ、対外光コントラストを向上させることができる。こ
の際、可視光線を吸収する材料としては熱可塑性樹脂と
相溶性のある色素、顔料、カーボン、金属塩等を用いる
ことができる。更に、拡散材を所定に染色することによ
り対外光コントラストを向上させることができる。前記
可視光線吸収材料の吸収スペクトルは必ずしも平坦であ
る必要はなく、投写型テレビジョン受像機で使用される
三色のCRTの強度比や、色純度向上の目的等により、
波長特性やピークがあっても良い。
【0010】
【作用】本発明は上記3枚構成により各々の構成要素に
スクリーン性能を分担させ、明るく高解像力、カラーシ
フトが少ない、視野角が広く、高コントラストの透過型
スクリーンが得られる。
【0011】詳しくは、前記前面拡散パネルは薄型拡散
層により画像を結像し、乱反射による迷光が無い。ま
た、水平視野角は180゜近くが得られる。さらに、光
入射光側レンチキュラーレンズに入射された光線はほぼ
100%近くが出射光側レンチキュラーレンズの近辺に
集光され、カラーシフトやカラーシェー−ディングが改
善され、光量ロスもなくなりゲインが高くなる。さら
に、レンチキュラーレンズとブラックストライプの縦状
の筋を観察者から見えなくし、透明層により鮮明度が高
まり、明るく高解像力の画面が得られる。また、投写型
テレビジョン受像機の仕様毎に種々のレンチキュラーレ
ンズを作る必要がなくなり、金型投資が少なく生産性も
上がりコストダウンも図れる。勿論、スクリーン性能仕
様も自由に変え市場への対応を早くできる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
1〜図11を用いて説明する。図1は本発明の第1の実
施例における透過型スクリーンの構成斜視図、図2は図
1の要部断面図を示す。本発明の透過型スクリーン20
0は光入射光側にフレネルレンズシート1を、該前面に
透明なレンチキュラーレンズシート2を、観察者に最も
近い出射光側に、光拡散性微粒子(拡散材)8を含む薄
型拡散層9と,透明層10との2層からなる前面拡散パ
ネル3とを配置した3枚構成としている。
【0013】4はフレネルレンズ、5は入射光側レンチ
キュラーレンズ、6は出射光側レンチキュラーレンズ、
7はブラックストライプ、11は入射光、12は出射
光、34は光沢の有る主平面を示す。前記レンチキュラ
ーレンズシート2は透明な樹脂部材、例えばアクリル樹
脂またはポリカーボネート樹脂等で構成され、拡散材を
含有していない。前記前面拡散パネル3は透明層10の
観察者に最も近い主平面34を光沢面としている。図1
4〜図17に示す従来構成においては、拡散材8がレン
チキュラーレンズシート102内に分散しており、入射
光109の30%前後が乱反射され乱反射光(迷光)1
11となる。図14に従来構成のレンチキュラーレンズ
性能を表示している。レッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)のスクリーン上における輝度分布(以下、
R,G,B分布と呼ぶ。)は、グリーンの曲線14に対
しレッドの曲線13とブルーの曲線15とが大きく変化
している。即ち、カラーシフト(R/B比率)が大き
く、図5に示す曲線16となる。
【0014】しかし、本発明構成においては図3に示す
ごとく、入射光11はほぼ全てが出射光12として出射
光側レンチキュラーレンズ6表面に集光される。その結
果、レンズ性能が最大限発揮でき、設計値に近似したカ
ラーシフト調整が可能となる。図4に示すごとく、本発
明のR,G,B分布はグリーンの曲線18に対しレッド
の曲線17とブルーの曲線19の変化が小さく、カラー
シフトは図5に示すカラ−シフト曲線20となる。従来
のカラ−シフト曲線16と比較し本発明の場合は半減さ
れるという大きな効果を発揮している。特に、従来のス
クリーンでは左右15゜以上で急激な変化が起こってい
るが、本発明の構成では、どの角度でもゆるやかな変化
となり、実際の目視ではほとんどカラーシフトを感じな
い。
【0015】従来、カラーシフトの調整を目的とした出
射光側レンチキュラーレンズ6の設計は、拡散材に起因
する迷光のため、トライあんどエラーにより求めてい
た。しかし、本発明の透明レンチキュラーレンズの場
合、設計値に近似のカラーシフトを1度で実現でき、設
計自由度拡大、開発期間の短縮、試作費用の低減メリッ
トを発揮する。当然のことながら、カラーシフトが減少
すれば、スクリーンを正面から見たときに発生するカラ
ーシェーディングも減少する。図6にカラーシェーディ
ングの測定結果を示す。従来のカラーシェーディング曲
線30は左右の最大差で12000゜Kの色温度差があ
ったが、本発明のカラーシェーディング曲線31は30
00゜Kと非常に小さくなり、電気回路での補正が極め
て容易となる。
【0016】前面拡散パネル3を構成する薄型拡散層9
は拡散材8により結像と拡散の機能を果たす。そして、
薄型拡散層9の厚さ寸法が小さいほど解像力が高い。例
えば、0.4mm以下で解像力が向上し始め、0.2m
m以下で最も効果が大きい。
【0017】本発明における拡散材8は、透明樹脂部材
からなる直径寸法50μm以下の真球状の光拡散性微粒
子を用いることを特徴とする。図2に示す実施例の場
合、薄型拡散層9として拡散材8の粒径を30μm以下
の範囲内に揃え、前面拡散パネル3の光入射側主平面
に、粒子一個分の厚さ寸法となるよう均一に分散配列し
た構成としている。特に、粒径を1μm〜10μmとし
た場合、明るさと解像力の向上が著しい。勿論、前期粒
径を1μm〜20μm、または10μm〜30μmの範
囲としても明るさと解像力が大きく向上することは言う
までもない。
【0018】上記構成は光の透過率を高め、スクリーン
ゲインを落とさず垂直と水平の指向性を向上できる。理
由は、透明物質から空気中に光が向かう場合、入射角が
大きいと全反射が起こり透過しない。透過した光の最大
の拡散方向は界面の接線方向という理論に基づく。この
理論は図8に示すように、拡散面24から入射光25が
入射した場合、入射光25は全反射が起こり難く、拡散
光の進む方向も大きくなり透過率やヘイズが大きくな
る。逆に出射光側に拡散面26を設けた場合、図9に示
すように、入射光線25は全反射光27が多く拡散角も
小さくなり、透過率やヘイズは小さくなることで証明さ
れる。
【0019】本発明の前面拡散パネル3をヘイズメータ
ーにより評価すると、拡散材8の平均粒径が5μm(正
規分布のバラツキ範囲は1μm〜10μm)で,かつ粒
子一個分の厚さ寸法となるよう均一に分散配列した構成
の場合、上記図8,図9の理論が成立する凹凸表面が得
られる。図10は薄型拡散層9からの入射光28と、平
面側からの入射光29との光線透過率とヘイズ値を測定
した結果を示す。図11に示すように、全光線透過率,
拡散光線透過率,ヘイズの全ての特性において、拡散面
からの入射光28の方が平面側からの入射光29より高
い値となる。これは前記理論の図8および図9に示され
た結果と同様となる。即ち、前面拡散パネル3は、薄型
拡散層9が入射光側となるよう構成することにより、光
の利用率が高くなる。
【0020】なお、薄型拡散層9の厚さ寸法は前述のご
とく0.2mm以下であれば良い。必ずしも図2の構成
のごとく、粒子一個分の厚さ寸法となるよう均一に分散
配列する必要は無い。即ち、透明な樹脂部材からなる薄
型拡散層9中に多層状に分散されていればよい。なお本
発明構成においては、透明部材からなるレンチキュラー
レンズシートに拡散材を備えなくても、カラーシフトや
カラーシェーディング,解像力,光利用率が従来より改
善されることは言うまでもない。
【0021】図17に示す従来構成においては、出射光
側レンチキュラーレンズ105の表面近傍の結像画像1
15位置は、ブラックストライプ106の表面位置より
70μm〜100μm低く、水平視野角117の限界は
両端部の出射光線112までとなる。その結果、端部の
出射光線112より外側の出射光線がブラックストライ
プ106でカットされ、左右両端からの画像が見えなく
なる(視野角の限界)。しかし、本発明における前面拡
散パネル3の場合には薄型拡散層9で画像が結像され、
図7に示すように、出射光側レンチキュラーレンズ6の
表面近傍に結像画像は無い。薄型拡散層9に結像画像2
1ができるため、出射光線22はブラックストライプ7
でカットされるが、結像画像21は前面拡散パネル裏面
にあるため、直視管のブラウン管と同じように水平視野
角23がほとんど180゜近くまで拡大される。
【0022】さらに、前面拡散パネル3を構成する薄型
拡散層9、または透明層10、または拡散材の内少なく
とも一つに、光吸収スペクトルが可視波長領域において
ほぼ一様となる黒色材料を含有させることにより、拡散
材8による外光反射を防止し対外光コントラスト向上を
図れる。例えば、黒色染料を30%含有させた結果、外
光が360Lux照射されたスクリ−ン面で、対外光コ
ントラストを32%の向上ができた。勿論、光吸収スペ
クトルが可視波長領域において選択波長吸収特性を有し
た材料を含有しても対外光コントラストを向上させるこ
とはいうまでもない。さらに、拡散材8を所定に染色し
対外光コントラストを向上させることも同様である。さ
らに、本発明の前面拡散パネル3においては、拡散層9
によりレンチキュラーレンズとブラックストライプの縦
状の筋が観察者から見えない。さらに、拡散層9を支持
する透明層10のもう一方の主平面は観察者に最も近く
位置し、フラットな鏡面(光沢面)を構成しているので
鮮明感が得られ、天井照明等の外光を斜め下に反射し、
観察者に届かず外光コントラストも改善される。勿論、
前記主平面を鏡面にするか否かは任意で、凹凸をつけノ
ングレアーとしてよいことは言うまでもない。なお、前
記透明層10の厚さは2〜5mmが適当である。
【0023】次に、本発明の透過型スクリ−ン200の
製造方法の一実施例を述べる。フレネルレンズシート1
は平板型プレス装置等を用い順次プレス成形加工する。
レンチキュラーレンズシ−ト2はTダイ型押出成形機を
用い連続押し出し成形、または平板型プレス装置を用い
順次プレス成形加工する。これらフレネルレンズシート
1とレンチキュラーレンズシート2とは、アクリル樹脂
やポリカーボネート樹脂等の透明樹脂部材からなり、拡
散材8を混入していない。
【0024】次に、前面拡散パネル3の製造方法を述べ
る。透明層10の入射光側主平面に構成される薄型拡散
層9は、印刷,転写,塗装等任意の加工手段を用いて構
成される。まず、スクリーン印刷工法について下記に説
明する。
【0025】透明層10はアクリル樹脂等の透明樹脂板
で構成されている。先ず、アクリル樹脂等の透明部材か
らなる印刷インクに前記拡散材8を15重量%混合す
る。次に、350メッシュ程度のスクリーン印刷版を用
い印刷する。薄型拡散層9の最大厚さ寸法は12μm程
度に印刷構成している。即ち、概略、光拡散性微粒子
(拡散材8)一個分の厚さ寸法となる様ほぼ均一に分散
配置され、粒子表面が1μ〜2μの透明印刷インクで被
覆される。図7に要部拡大断面図を示す。前記拡散材8
は、例えば平均粒径5μm(粒径バラツキ範囲1μm〜
10μm)の透明なアクリル樹脂部材等からなるビーズ
部材で構成している。勿論、上記の他に、PS,MS,
PC,AS等からなる樹脂ビーズ、またはガラスビーズ
等を使用してよいことは言うまでもない。
【0026】前記のごとく構成した拡散パネル3と、フ
レネルレンズ1と、レンチキュラ−レンズ2とからなる
3枚構成の透過型スクリ−ン性能は、ゲインが5(図1
5の2枚構成透過型スクリーンでは4.7)、最大輝度
より1/3の輝度(以下βHという)になる角度での水
平視野角が50゜(図15では45゜)、垂直視野角T
が最大輝度より1/3の輝度(以下βVという)になる
角度で12゜(図15では11゜)となった。
【0027】薄型拡散層9の厚さ寸法は透過型スクリー
ンの解像力から考えると0.2mm以下であれば良い。
従って、拡散材8の粒径は200μm程度まで使用可能
だが、印刷版や印刷プロセス、印刷作業性等を考慮した
場合、50μm以下が望ましく、平均粒径5μm程度が
好適である。勿論、印刷方法はスクリーン印刷に限るも
のでなく各種の印刷方法を使用してよい。印刷方法によ
っては拡散材の粒径と混合比とを適当に組み合わせ、最
適印刷条件で印刷すれば良い。
【0028】上記印刷工法以外に任意の手段を用いてよ
いことは言うまでもない。例えば、PETフィルムの表
面に予め上記拡散材8をコ−ティングまたは塗布等の手
段により備えた拡散材付PETフィルムを用意し、ホッ
トスタンプ,プレス加工等の手段で透明層10の一方の
主平面に転写する様にしてもよい。 (実施例2)本発明の第2の実施例における透過型スク
リーン300の要部断面図を、図12に示す。実施例1
の透過型スクリーン200と構成面で大きく異なる点
は、薄型拡散層9Aに含まれる拡散材8Aが多層に分散
混合されている点である。前記拡散材8Aの最適平均粒
径は15μm(粒径の正規分布バラツキ寸法範囲として
は5μm〜25μm)としている。また、薄型拡散層9
Aの厚さ寸法を0.2mm以下としている。その結果、
該透過型スクリーン300の性能は、実施例1の場合と
ほぼ同様の結果が得られた。さらに、この実施例におい
ては、拡散パネル3Aの製造方法として押し出し成形の
工法を用いている。押し出し成形工法は、拡散材を混合
した透明アクリル樹脂部材を押し出し成形し、薄型拡散
層9Aとする。さらに、もう一方の透明層10Aも同じ
く押し出し成形する。これら両者を押し出し成形過程ま
たは別工程で所定に接合させる。また、前記拡散パネル
3Aの他の製造方法としては、予め拡散材を多層に均一
分散させ,厚さ寸法0.1mm〜0.2mmのフィルム
シートを用意しておき、透明層10Aを押し出し成形す
る過程で積層接着してもよい。このように本発明の透過
型スクリーン300を構成する拡散パネルは、従来の製
造方法と装置を用い安価で簡単に製造できる。なお、第
二の実施例においても拡散材の粒径を50μm以下と
し、かつ粒径を揃えて使用することが重要である。 (実施例3)以下本発明の第3の実施例における透過型
スクリーン400ついて、図13に示す要部断面図で説
明する。第3の実施例は、外光コントラストの改善、写
り込みの防止、ホコリやゴミの付着のない鮮明な画像を
目的とし、帯電防止処理と反射防止処理を同時に対策し
たことを特徴とする。即ち、第一の実施例または第二の
実施例において、フレネルレンズシートの光入射光側平
面と、拡散パネルの観察者に最も近い主平面側とに帯電
防止膜32を形成することにより、静電気によるホコリ
やゴミ付着を防止する。さらに、第一の実施例または第
二の実施例において、フレネルレンズシートと,レンチ
キュラーレンズシートと,拡散パネルの内、少なくとも
一つの構成部材に反射防止膜33を塗布、乾燥させるこ
とにより、外光コントラストの改善と、写り込みのない
画像を得ることを特徴とする。まず、帯電防止膜32を
前述のごとくフレネルレンズシート1Bと拡散パネル3
Bの所定表面に形成する。次に、該帯電防止膜32に重
ねて反射防止膜33を少なくとも一つの構成部材に形成
する。上記構成により摩擦や電荷による静電気が発生し
ても、反射防止膜33の表面に静電気による帯電を防止
できる特徴を有している。
【0029】反射防止膜の理論は光の干渉効果を利用す
るもので、薄膜の厚さは特にλ/4n(λ:光の波長,
n:薄膜を形成する高分子化合物の屈折率)とすること
により、波長λの光の反射率を低くし、透過率を高める
ことができる。本発明の実施例における反射防止膜とし
ては、スクリ−ン基材を構成する透明樹脂部材たとえば
アクリル(屈折率n=1.49),ポリカーボネート
(n=1.57),ポリスチレン(n=1.59),ア
クリルとポリスチレン共重合(n=1.51〜1.5
7)等より低屈折率の材料で、かつ透明なフッ素系樹脂
CYTOP(商標:旭硝子株式会社製、n=1.34)
を使用した。該CYTOPの表面抵抗は1018Ωで、ス
クリーン基材の1016Ωと同様極めて大きい。従って、
空気の乾燥や他の物質との摩擦で静電気が簡単に発生
し、一度帯電すると長時間減衰しない。通常、上記スク
リ−ン基材の場合、帯電防止材料として表面抵抗が10
11Ω〜1012Ωであれば摩擦等により静電気が帯電して
も1〜2秒もあれば減衰していた。しかし、本発明構成
の様に帯電防止材の表面に表面抵抗の高い反射防止膜を
コ−ティングすると、従来の帯電防止処理では、静電気
は短時間に減衰しないことが判明した。種々の実験の結
果、反射防止膜をλ/4nという超薄膜にし、表面抵抗
を1010Ω以下に構成すれば静電気を帯びず、たとえ帯
電しても1〜2秒後に半減または減衰することが判明し
た。帯電防止樹脂板は各種市販されている。従って、低
屈折率の金属酸化物,無機系材料,界面活性剤等をコー
ティングし、かつ表面抵抗が1010Ω以下の樹脂板また
は樹脂材料を選択使用すればよい。
【0030】上記帯電防止樹脂板にCYTOP薄膜をコ
ーティングした場合、密着強度が弱く、布等で表面を軽
く拭くと簡単(磨耗テスト:500g荷重で2〜3回)
にCYTOP薄膜が剥離するという問題点があった。こ
れを防止し密着強度を強くするには、シランカップリン
グ剤処理,活性エンルギー処理,プライマー処理等のい
ずれか一つを実施すればよい。該処理により密着強度が
10倍にまで向上した。さらに、帯電防止材として、上
記CYTOPのカルボンサン基と結合あるいはイオン結
合とアンカー効果を有した樹脂材料エルコム〔触媒化成
(株)製品/表面抵抗107 Ω〜108 Ω〈帯電防止材
料:SnO2 をバインダ−樹脂(酢酸ビニル系塩素化樹
脂)と溶剤(シクロヘキサノン:酢酸エチルセルロ−ズ
系)で溶融分散した印刷用特殊インク開発製造〉〕を使
用した結果、CYTOP薄膜の密着強度は100倍(2
50〜300回)となり、静電気の発生もなくなった。
【0031】上記帯電防止材の塗布方法としてはスクリ
−ン印刷等任意の手段により実施してよい。塗布膜厚は
3μm以下とした。本発明の実施例における拡散パネル
の場合、先ず入射光側表面に薄型拡散層9を印刷構成
し、次に帯電防止材エルコムを出射光側表面に印刷し帯
電防止膜32とした。なお、拡散パネルにおいては帯電
防止膜32を先に、薄型拡散層9を後で印刷構成するよ
うにしても問題ない。
【0032】反射防止膜33は上記帯電防止材処理後、
ディップコ−ティング処理等の手段により各スクリ−ン
基材の両面にλ/4nの薄膜として形成する。本発明の
実施例では、透過型スクリ−ンを構成する各スクリーン
基材3枚全てに反射防止膜33を施した。反射防止膜処
理は必要に応じ実施すればよく、スクリーン基材の内1
枚又は2枚に処理しても差し支えない。
【0033】本発明の実施例3のスクリ−ンを従来のス
クリ−ンと比較評価すると表1「本発明のスクリーン性
能と効果」のようになり、ゲイン,外光コントラストは
高くなり、垂直視野角,水平視野角は拡大され、カラー
シフトは半減され、シェーディングは1/4となり、従
来のスクリーンより大幅に改善されていることが証明さ
れている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、拡散材を含む薄型
拡散層と透明層との2層からなる前面拡散パネルを観察
者に最も近い出射光側に配置したことにより、レンチキ
ュラーレンズシートより拡散材をなくし、透明レンチキ
ュラーレンズとすることができる。また、入射光側レン
チキュラーレンズと出射光側レンチキュラーレンズの働
きが100%近く活用されることによりカラーシフト,
シェーディングと指向性の改善ができた。さらに、拡散
材を含む薄型拡散層と透明層との2層からなる前面拡散
パネルにより、ブラックストライプの縦状の筋が観察者
に見えなくなると共に薄型拡散層により明るさと解像力
が改善され、透明層による鮮明感が得られる。さらに、
前面拡散パネルの透明層または薄型拡散層の内、少なく
とも一方に可視光線を吸収する光吸収材を含有させるこ
とにより、外光を吸収して対外光コントラストの改善が
図れる。さらに、従来掃除のできなかったスクリーン内
面の静電気によるホコリやゴミの付着が帯電防止膜でな
くなり画像のホコリによるボケがなくなり鮮明感が得ら
れる。さらに、反射防止膜によりスクリーンの透過率の
向上により10%明るくて、外光反射の低減により対外
光コントラストが15%改善された写り込みの少ない見
やすい画像が得られる。さらに、透明レンチキュラーレ
ンズシートは金型の交換や拡散材,光吸収材の混合調整
が必要なく簡単に製造できるためコストダウンとなり、
前面拡散パネルや帯電防止処理や反射防止膜も特別な製
造方法を必要とせず従来の製造方法で製造できるため安
価に生産できるという効果がある。
【0035】
【表1】
【0036】従来と本発明のスクリーンの性能比較と効
果を示した表
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における透過型スクリー
ンの構成斜視図
【図2】図1の要部断面図
【図3】レンチキュラーレンズにおける光線追跡図
【図4】本発明の透過型スクリーンにおけるR,G,B
の輝度分布曲線図
【図5】本発明の透過型スクリーンにおけるカラーシフ
ト改善効果比較曲線図
【図6】本発明の透過型スクリーンにおけるシェーディ
ング改善効果比較曲線図
【図7】本発明の透過型スクリーンにおける水平視野角
の拡大となる説明図
【図8】拡散面から平面への理論透過光線路
【図9】平面から拡散面への理論透過光線路
【図10】本発明を構成する前面拡散パネルの透過光線
【図11】本発明を構成する前面拡散パネルの評価結果
【図12】本発明の第2の実施例における透過型スクリ
ーンの要部断面図
【図13】本発明の第3の実施例における透過型スクリ
ーンの要部断面図
【図14】従来の透過型スクリーンのR,G,Bの輝度
分布曲線図
【図15】従来の透過型スクリーンの構成斜視図
【図16】従来の透過型スクリーンの要部断面図
【図17】従来の透過型スクリーンにおける水平視野角
の限界の説明図
【符号の説明】
1、1B フレネルレンズシート 2、2B レンチキュラーレンズシート 3、3A、3B 前面拡散パネル 4 フレネルレンズ 5 入射光側レンチキュラーレンズ 6 出射光側レンチキュラーレンズ 7 ブラックストライプ 8、8A、8B 拡散材(光拡散性微粒子) 9、9A、9B 薄型拡散層 10、10A、10B 透明層 11 入射光線 12 出射光線 13 従来のレッドの輝度分布曲線 14 従来のグリーンの輝度分布曲線 15 従来のブルーの輝度分布曲線 16 従来のカラーシフト曲線 17 本発明のレッドの輝度分布曲線 18 本発明のグリーンの輝度分布曲線 19 本発明のブルーの輝度分布曲線 20 本発明のカラーシフト曲線 21 結像画像 22 出射光線 23 本発明の水平視野角 24 入射側拡散面 25 入射光線 26 出射側拡散面 27 全反射光 28 拡散面からの入射光 29 平面からの入射光 30 従来のシェーディング曲線 31 本発明のシェーディング曲線 32 帯電防止膜 33 反射防止膜 34 主平面 200、300、400透過型スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/62

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートと、観察者に最も近い側に配置され、拡散層
    と透明層との2層からなる前面拡散パネルとの3枚構成
    とした透過型スクリーンにおいて、前記前面拡散パネル
    の製造工程が下記のイ、ロ及びハの手段を含むことを特
    徴とする透過型スクリーンの製造方法。 イ.拡散材を均一に層内に混入した透明樹脂部材又は前
    記透明樹脂部材を押し 出し成形して薄型拡散層が形成さ
    れた拡散フィルムを供給する第1手段 ロ.透明樹脂部材を押し出し成形して透明層が形成され
    た透明フィルム又は透 明樹脂部材を供給する第2手段 ハ.前記第1手段から供給される前記薄型拡散層を形成
    するための拡散フィル ム又は拡散材が均一に混入された
    透明樹脂部材及び前記第2手段から供給さ れる前記透明
    層を形成する透明フィルム又は透明樹脂部材を2層押し
    出し成 形により一体成形して前面拡散パネルを形成する
    2層押し出し成形手段
  2. 【請求項2】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートとともに請求項1に記載の方法で製造された
    前面拡散パネルを配設して3枚構成としたことを特徴と
    する透過型スクリーン。
  3. 【請求項3】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートと、観察者に最も近い側に配置され拡散層と
    透明層との2層からなる前面拡散パネルとの3枚構成と
    した透過型スクリーンにおいて、前記観察者に最も近い
    側の透明層の主平面を鏡面状又は微細な凹凸を施したノ
    ングレア状にしたことを特徴とする請求項2記載の透過
    型スクリーン。
  4. 【請求項4】 帯電防止処理されたフレネルレンズシー
    ト及び/又はレンチキュラーレンズシートの両面にλ/
    4nの薄膜として反射防止膜を形成し、前記フレネルレ
    ンズシートと、前記フレネルレンズシートの出射光側に
    配置されたレンチキュラーレンズシートと、観察者に最
    も近い側に配置され拡散層と透明層との2層からなる前
    面拡散パネルとの3枚構成としたことを特徴とする請求
    項1に記 載の方法で製造された透過型スクリーン。
  5. 【請求項5】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートと、拡散層と透明層との2層からなる前面拡
    散パネルとの3枚構成とした透過型スクリーンにおい
    て、拡散材として光吸収材を混入した拡散性微粒子を層
    内に均一に混入して前面拡散パネルの拡散層を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法で製造された透
    過型スクリーン。
  6. 【請求項6】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートと、拡散層と透明層との2層からなる前面拡
    散パネルとの3枚構成とした透過型スクリーンにおい
    て、帯電防止処理された前記構成要素の少なくとも1枚
    のシート及び/又はパネルに形成されたλ/4nの薄膜
    の反射防止膜にシランカップリング剤処理、活性エネル
    ギー処理又はプライマー処理等の処理を施して密着強度
    を強くするための手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の方法で製造された透過型スクリーン。
  7. 【請求項7】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートと、拡散層と透明層との2層からなる前面拡
    散パネルとの3枚構成とした透過型スクリーンにおい
    て、前記フレネルレンズシートの光入射光側平面と、前
    記拡散パネルの観察者に最も近い主平面側とに表面抵抗
    が10 10 Ω以下の樹脂材料で帯電防止膜を形成し、低屈
    折率の金属酸化物、無機系材料又は界面活性剤等をコー
    ティングして帯電防止処理した後、λ/4nの薄膜の反
    射防止膜を形成させ、前記反射防止膜にシランカップリ
    ング処理、活性エネルギー処理又はプライマー処理等の
    処理を施して密着強度を強くしたことを特徴とする透過
    型スクリーン。
  8. 【請求項8】 フレネルレンズシートと、前記フレネル
    レンズシートの出射光側に配置されたレンチキュラーレ
    ンズシートと、拡散層と透明層との2層からなる前面拡
    散パネルとの3枚構成とした透過型スクリーンにおい
    て、前記フレネルレンズシートの光入射光側平面と、前
    記拡散パネルの観察者に最も近い主平面側とに形成する
    帯電防止膜の帯電防止材として、カルボン酸基と結合あ
    るいはイオン結合とアンカー効果を有する樹脂材料を使
    用したことを特徴とする請求項7記 載の透過型スクリー
    ン。
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