JP2002502199A - ホログラフィック・スクリーンと部分的に閉塞されたプロジェクション・レンズを備えたプロジェクション・テレビジョン - Google Patents

ホログラフィック・スクリーンと部分的に閉塞されたプロジェクション・レンズを備えたプロジェクション・テレビジョン

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JP2002502199A JP2000529845A JP2000529845A JP2002502199A JP 2002502199 A JP2002502199 A JP 2002502199A JP 2000529845 A JP2000529845 A JP 2000529845A JP 2000529845 A JP2000529845 A JP 2000529845A JP 2002502199 A JP2002502199 A JP 2002502199A
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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 テレビジョン用のプロジェクション・スクリーン(22)は、フィルム基板(24)上に3次元ホログラム(26)を有する。スクリーン(22)は、垂直と水平の方向それぞれに変化する光学特性を有する積層されたホログラムおよびあるいはフレネル・レンズを有する。例えば、垂直および水平ホログラムは±40度の水平視野スパンそして±20度の垂直視野スパンにわたって変化するゲインを有することができる。プロジェクション・チューブ(14、16、18)は、スクリーン(22)に向かって配置され、少なくとも1つ(14、18)は、スクリーンに垂直あるいは直角な軸に関して角度αで収束する光路に沿って配置されている。少なくとも赤のプロジェクション・チューブ(14)、随意に緑(16)と青(18)のチューブは、部分的にあるいは完全に閉塞された中央領域で輝く領域を生じさせずに拡散された光を減光する中央領域(44)を備えたレンズ(15、17、19)を有する。ホログラム(26)は、入射光を補正し、その光をより平行に接近するように直角に向け直すに効果的な干渉パターンを形成し、離れた入射プロジェクション軸に起因して別に発生する色ずれを最小限度にする。増大した明るさは、レンズ(15、17、19)の閉塞領域(44)の減光効果を相殺する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (背景) (発明の分野) 本発明は、プロジェクション・テレビジョン受像機の分野に関し、詳細には、
ホログラフィック・スクリーンと、そのスクリーンの視野を横切る方向の輝度一
様性を高めるように修正されたプロジェクション・レンズで、そのプロジェクシ
ョン・チューブの射出レンズについて閉塞中央部を含むプロジェクション・レン
ズを有するプロジェクション・テレビジョン受像機に関する。
【0002】 (背景情報) プロジェクション・テレビジョン・スクリーンは、いくつかの異なる色、たと
えば、赤、青、緑のそれぞれの画像を形成するために少なくとも3つの画像プロ
ジェクタを必要とする。プロジェクション・スクリーンは、3つのプロジェクタ
からの画像を第1の面で受け取り、表示されるすべての画像について制御された
光分散で画像を第2の面に表示する。1つのプロジェクタ、すなわち、通常は緑
であり、通常はプロジェクタ・アレイの中央にあるプロジェクタは、スクリーン
に対してほぼ直交方向の第1の光路を有する。少なくとも2つのプロジェクタ、
すなわち、通常は赤および青であり、通常はアレイ内の中央の緑プロジェクタの
両側に位置決めされるプロジェクタは、規定された入射角の、スクリーンに対し
て直交方向とならない方向で第1の光路の方へ収束するそれぞれの光路を有する
。プロジェクタ用のこの位置決め方式の結果として、スクリーン上に現われる画
像は、それぞれの異なる角度から見たときに色ずれし、画像は、スクリーンの縁
部よりもスクリーンの中央の方が明るくなるか、あるいは一様な明るさを示さな
い。色ずれを低減し、プロジェクション・スクリーン・テレビジョン・システム
における明るさの一様性を改良することには、優位性がある。
【0003】 色ずれは、垂直視野角における明るさのピークを観測することにより、水平平
面内の様々な角度で見たときの、赤プロジェクション・チューブ、緑プロジェク
ション・チューブ、青プロジェクション・チューブからのプロジェクション・画
像によってプロジェクション・スクリーンの中央に形成される白画像の赤/青比
または緑/青比の変化として定義される。色ずれは、スクリーンおよび緑プロジ
ェクタに対する赤プロジェクタおよび青プロジェクタの非直交関係によって生じ
る。色ずれの結果として、色調はスクリーン上のあらゆる位置で異なるものとな
る。色調の違いが大きな状態を、しばしば、不十分な白一様性、と呼ぶ。色ずれ
が小さければ小さいほど、白一様性が向上する。
【0004】 色ずれは、数のスケールによって示され、より小さい数はより弱い色ずれおよ
びより優れた白一様性を示す。一般的な手順によれば、通常は、少なくとも約−
40度ないし+40度から約−60度ないし+60度程度まで、5度または10
度の増分で様々な水平視野角から赤輝度、緑輝度、および青輝度の値がスクリー
ンで測定される。正の角度および負の角度は、それぞれ、スクリーン中央に対し
て右および左の水平視野角を表す。これらの測定値は、ピーク垂直視野角で得ら
れる。赤データ、緑データ、および青データは0度で1に正規化される。以下の
数式(I)および(II)の一方または両方が各角度で評価される。
【0005】
【数3】
【0006】
【数4】
【0007】 上式で、θは水平視野角内の任意の角度であり、C(θ)は角度θでの色ずれ
であり、red(θ)は角度θでの赤輝度レベルであり、blue(θ)は角度
θでの青輝度レベルであり、green(θ)は角度θでの緑輝度レベルである
。これらの値の最大値はスクリーンの色ずれである。
【0008】 一般に、色ずれは、商業的に受け入れられるスクリーン設計では、名目上5以
下であるべきである。他のエンジニアリングおよび設計上の制約では、場合によ
っては色ずれを5よりもいくらか高くする必要があるときがあるかも知れないが
、このような色ずれ性能は望ましくなく、通常は白一様性が不十分な知覚的に劣
った画像をもたらす。
【0009】 プロジェクション・テレビジョン受像機用のスクリーンは、一般に、熱可塑性
シート材料の表面を形成するために、1つまたは複数のパターン化されたローラ
を使用した押出しプロセスによって製造される。この形状は、一般に、レンチキ
ュールおよびレンズレットとも呼ばれるレンチキュラ要素のアレイである。レン
チキュラ要素は、同じシート材料の一面または両面上に形成するか、あるいはい
くつかの異なるシートの一面上にのみ形成し、次いでこれらのシートを積層ユニ
ットとして永久的に組み合わせるか、あるいは積層ユニットとして機能するよう
に互いに隣接するように他の方法で取り付けることができる。多くの設計では、
スクリーンの一方の表面は、光を拡散させるようにフレネル・レンズとして設計
される。色ずれを低減し白一様性を向上させる従来の技術上の奮闘は、スクリー
ンの2つの態様にのみ焦点が当てられている。1つの態様はレンチキュラ要素の
形状および配置である。他方の態様は、スクリーン材料または、光拡散を制御す
るためにその一部に光拡散粒子がドープされているスクリーン材料の範囲である
。これらの奮闘は以下の特許文書によって例示される。
【0010】 米国特許第4、432、010号および米国特許第4、536、056号では
、プロジェクション・スクリーンは、入射表面と出射表面を有する光透過レンチ
キュラシートを含んでいる。その入射表面は、0.5から1.8の範囲の波打ち
深さXvと近軸曲率半径R1の比(Xv/R1)を有する水平拡散レンチキュラ
・プロファイルを特徴とする。そのプロファイルは、光軸に沿って縦長であり、
非球面入力レンチキュラ・レンズを形成している。
【0011】 両面レンチキュラ・レンズを有するスクリーンを使用することは一般的である
。このようなスクリーンは、スクリーンの入射表面上の円筒形入射レンチキュラ
要素と、スクリーンの出射表面上に形成された円筒形レンチキュラ要素と、出射
表面の光非収束部に形成された光吸収層とを有している。その入射レンチキュラ
要素および出射レンチキュラ要素は、それぞれ、以下の数式(III)で表され
る円、楕円、または双曲線の形状で示される。
【0012】
【数5】
【0013】 上式で、Cは主曲率であり、Kは円錐定数である。
【0014】 別法として、そのレンズレット群は、二次よりも高次の項が追加された曲線を
有する。
【0015】 両面レンチキュラ・レンズのようなものを使用して作られたスクリーンでは、
入射レンズと出射レンズの間の位置関係、またはレンズを形成するレンチキュラ
要素同士の間の位置関係を特定することが提案されている。たとえば、米国特許
第4、443、814号では、一方のレンズのレンズ表面が他方のレンズの焦点
に存在するように入射レンズと出射レンズを位置決めすることが教示されている
。たとえば、日本特許出願第58−59436号には、入射レンズの偏心率を、
レンチキュラ・レンズを構成する材料の屈折率の逆数にほぼ等しくすることも教
示されている。さらに、たとえば、米国特許第4、502、755号には、それ
ぞれのレンチキュラ・レンズの光軸平面が互いに直角になるように両面レンチキ
ュラ・レンズの2枚のシートを組合せ、かつ一方のレンズの周辺にある入射レン
ズと出射レンズが光軸に対して非対称的になるような両面レンチキュラ・レンズ
を形成することが教示されている。米国特許第4、953、948号では、光軸
の位置ずれの公差および厚さの違いの許容量を大きくするか、あるいは色ずれを
小さくすることができるように、入射レンズの谷でのみ光収束位置を出射レンズ
の表面から視野側の方へずらすことも教示されている。
【0016】 色ずれの問題だけでなく、プロジェクション・テレビジョンは、ユーザがスク
リーンを見るかも知れない水平視野角の十分な範囲にわたって十分に明るい画像
を提供することに役立たないかもしれない。明るさを向上させる大部分の試みは
、スクリーンに直交する方向または垂直な方向で測定された、光源から視野表面
の背面の方へ向かう光強度と視野表面の前面から観察者の方への光強度との商と
して定義される全体のスクリーン利得を向上させることに焦点を当てている。
【0017】 水平方向と垂直方向の両方で、画像のゲインの増強と適切な視野を確保するこ
とよってプロジェクション・スクリーン性能を向上させるための色々な提案は、
米国特許第5、196、960号に記載されている。この米国特許第5、196
、960号は、入射レンズを有する入射レンズ層と、出射レンズを有する出射レ
ンズ層とを備え、出射レンズのレンズ表面が入射レンズの光収束点またはその近
傍に形成されている。入射レンズ層および出射レンズ層がそれぞれ、ほぼ透明な
熱可塑性樹脂で形成され、少なくとも出射層が拡散微粒子を含む両側面レンチキ
ュラレンズ・シートを教示している。その入射レンズ層と出射レンズ層との間に
光拡散特性の違いが存在する。複数の入射レンズが円筒形レンズを形成している
。この出射レンズは複数の出射レンズ層で形成され、入射レンズ層の各レンズの
光収束点に、またはその近傍にレンズ表面を有している。また、光吸収層がその
出射レンズ層の非収束部に形成されている。このスクリーン設計は、大きなスク
リーン・ゲインを有し、これにより全体的により明るい画像を有すると言われて
いる。
【0018】 レンチキュラ・スクリーンの全体的な利得および明るさは簡単な拡散スクリー
ンの全体的な利得および明るさよりも優れているが、プロジェクション・テレビ
ジョン設計の他の性能問題として、同程度のスクリーン照明下でスクリーン縁部
とスクリーン中央との間に明るさの相対的な差の問題がある。通常、隅部にある
画像は、画像の中央ほど明るくはない。その相対的な明るさの差は、1つには、
プロジェクタからスクリーンの中央までの光路が、プロジェクタからスクリーン
の縁部までの光路よりも短いことから生じている。この差が生じるのは、また1
つには、プロジェクタが一般にスクリーンの中央寄りに配向され、プロジェクタ
のビームが、通常、中央に収束するからである。したがって、プロジェクタは、
(距離のために)中央よりも低い光強度で、かつ中央よりも斜めに縁部と隅部の
両方を照明する。
【0019】 縁部の明るさに対処する方法は、スクリーンの拡散パネルまたはレンチキュラ
パネルの後方にフレネル・レンズを使用することである。このフレネル・レンズ
は、コリメーションするレンズ(collimating lens)であって
、このレンズとプロジェクタの出射レンズ瞳との間の軸方向距離に等しい焦点距
離を有している。このレンズの目的は、各プロジェクション・チューブからの投
影軸に沿ったそれぞれの光線が、スクリーンからその軸に平行に出射するように
、プロジェクタから発散する光線の方向を変えることである。
【0020】 フレネル・レンズはリッジに細分され、これらのリッジは、レンズの縁部の方
へ向かって漸次大きく傾斜していき、固体コリメーションレンズ(solid
collimating lens)の勾配にほぼ等しい勾配を有し、そのリッ
ジの特定の角度は、レンズの表面にある空気/ガラス(または空気/プラスチッ
ク)界面における屈折が光線を必要な方向に湾曲するように選択されている。特
に、スクリーンの中心P軸から散開している光線は、中心軸の方へ向かって内側
に湾曲し、中心軸に平行に出射する。このため、スクリーンの縁部での屈折を漸
次大きくし、中央では屈折が起こらないようにする必要がある。
【0021】 従来型のプロジェクション・スクリーンでは、画像の中心から外側へ向かうフ
レネルリッジの焦点距離を大きくすることが知られている。スクリーン縁部での
軸外光線は、中心軸に平行な方向を越えて湾曲し、いくらか内側に中心軸の方へ
向かう。この性質によって、そのスクリーンを中心軸に沿って見た場合は画像の
縁部がより明るく見えるが、この性質は、他の位置からスクリーンを見る場合に
は有用ではない。
【0022】 スクリーンの中央よりも上方の点から見ているユーザの方向へ光を向けるよう
にフレネルが配置されるプロジェクション・テレビジョン、たとえば、比較的低
いキャビネットを有するプロジェクション・テレビジョンでは、他の明るさのバ
ラツキ問題が起こる可能性がある。この問題は、フレネルの中心線をスクリーン
の中央に対して上向きにずらすことによって解決される。この場合、特にその隅
部で相対的な明るさを向上させることができるが、全体として見ると、スクリー
ンの上端はスクリーンの下端より明るく見える。
【0023】 プロジェクション・スクリーン設計において何年にもわたって積極的に開発さ
れてきたにもかかわらず、その達成された改良はせいぜい増分的なものであり、
さらに、ある基準を超えることには成功していない。画像プロジェクタの幾何学
的構成によって規定されるその入射角は、本明細書では角度αと呼ばれ、一般に
、0度よりも大きくかつ約10度または11度以下である範囲に限られている。
画像プロジェクタおよび/またはその光学系の寸法のために、角度αを0度に近
くすることはほぼ不可能である。角度αが約10度または11度よりも小さい範
囲では、達成されている最高の色ずれ性能は、数式(I)および(II)にした
がって測定されたとして、約5である。角度が約10度または11度を超える範
囲で既に達成されている最良の色ずれ性能は、商業的には受け入れられてはいな
い。実際、角度αが10度または11度よりも大きな角度を持つプロジェクショ
ン・テレビジョン受像機が販売されたことは知られていない。
【0024】 入射角αの角度が小さい場合は、顕著で望ましくない結果、すなわち、非常に
大きなキャビネット奥行きが、家庭用プロジェクション・テレビジョン受像機に
必要になる、ということを生じさせる。この大きな奥行きは、小さな入射角(α
)を有する光路に対処する必要があることの直接的な結果である。画像プロジェ
クタおよび光学要素の所定寸法については、単に画像プロジェクタまたはその光
学系とスクリーンとの間の光路長を大きくすることによってのみ入射角を小さく
することができる。プロジェクション・テレビジョンキャビネットの寸法を削減
する技法は、一般に、長い光路を折り畳む鏡に依存している。可能な入射角の範
囲には下限があるので、このような努力に対する色ずれ対策の成功は、結局、限
界がある。
【0025】 Polaroid Corporationは、DMP−128(登録商標)
としてデザインされた光ポリマーを販売しており、Polaroid Corp
orationが、独占権を持つプロセスを使用し、3次元ホログラムとして製
造することができる。このホログラフィック製造プロセスは、米国特許第5、5
76、853号に部分的に記載され、その開示は、引用によって本明細書と合体
されている。ホログラフィック光ポリマーは、一般に、コヒーレント光を照明ビ
ームと参照ビームに分割することによって写真画像を記録する場合に有用である
。その照明ビームはその被写体に照射される。その被写体からの反射ビームと、
被写体をバイパスする参照ビームは、現像可能な感光写真組成を含む光ポリマー
媒質に照射される。この2条のビームの光波は互いに干渉し、すなわち、増強お
よび打ち消しの干渉によって、局所的にその写真組成に感光させる正弦ピークの
定常波パターンと局所的にその組成を感光させないヌルの定在波パターンを生成
する。この写真媒質を現像すると、対応する干渉パターンが媒質に記録される。
コヒーレント参照ビームで媒質を照明することによって、被写体の画像が再生さ
れ、所定角度範囲にわたってこの画像を見ることができる。
【0026】 被写体上の照明されたすべての点からの光がホログラム上のすべての点で参照
ビームと干渉するので、典型的な写真の被写体を表すホログラムの記録された干
渉パターンは複雑である。空白「被写体」の画像を記録することによって(実際
上、2条の参照ビームの干渉によって)空白ホログラムを作製することが可能で
あり、空白ホログラムは、正弦格子とも呼ばれ、その内部の干渉パターンはより
規則的である。このようにその干渉パターンは回折格子を形成し、その回析格子
は後方のプロジェクション・チューブから特定の方向へ光を湾曲または屈折させ
る形状にされたマクロサイズのレンチキュラ要素を利用するプロジェクション・
スクリーンのピッチと比べたとき、微細である。
【0027】 プロジェクション・テレビジョン用の3次元ホログラフィック・スクリーンは
、DMP−128(登録商標)光ポリマー・ホログラフィック製品の市場を確立
するための努力がなされる間に示された多数の提案のうちの1つとして、主に、
Polaroid Corporationによって提案された。この提案は、
より高い明るさおよび解像度、より低い製造コスト、より小さい重量、および2
ピース・スクリーンが輸送中に受ける磨耗に対する抵抗力の項目に関して、Po
laroid Corporationが期待した利点に基づいた提案であった
。Polaroid Corporationは、ホログラフィック・プロジェ
クション・テレビジョン・スクリーンのようなものを作成可能かもしれない多量
のホログラフィック要素に対する如何なる特定のホログラフィック構成をも提案
しておらず、ホログラフィックであるか、その他の種類であるかにかかわらず、
どんな種類のプロジェクション・テレビジョン・スクリーンにおける色ずれ問題
も、指向されてさえいない。
【0028】 全般的に、色ずれが5よりも小さく、場合によっては5よりもずっと小さいス
クリーン、また角度αが10度または11度よりもずっと大きい場合に色ずれが
5程度に低いスクリーンを有するプロジェクション・テレビジョン受像機を提供
するための開発が何年にもわたって集中的に行われてきたにもかかわらず、従来
型のプロジェクション・スクリーンにおけるレンチキュラ要素形状および位置お
よび散光器を増分的に変更することを除いて、色ずれ問題の解決策は進歩してい
ない。さらに、プロジェクション・スクリーンには3次元ホログラムが有用であ
るという提案にもかかわらず、色ずれに関してすることがないという理由である
が、3次元ホログラフィック・スクリーンを使用したプロジェクション・テレビ
ジョンを提供する努力はなされていない。著しく向上した色ずれ性能を有し、著
しく小さなキャビネットに組み込むことのできるプロジェクション・テレビジョ
ン受像機に対してずっと前から探し求められているニーズは依然として満たされ
ていない。
【0029】 (概要) 発明の視点によると、本発明の目的は、プロジェクション・システムにおいて
実質的に増大されたホログラフィック・スクリーンのゲインを利用することであ
り、光学システムを最適化することにより、カラーの配光を改善することである
。特に、プロジェクション・チューブのそれぞれの輝度の関係は、各々のプロジ
ェクション・チューブに対してその中心軸に沿ったレンズのうちのある領域を閉
塞することに当てられる。これは、輝度において最適な観覧に必要な輝度から減
じるような低減を伴なうことなしに、全てのカラーの配光を改善する。
【0030】 本明細書で教示される本発明の構成によるプロジェクション・テレビジョン受
像機は、量として測定される色ずれ性能を著しく向上させ、すなわち、10度ま
たは11度よりも小さな範囲の入射角αを有するプロジェクション・テレビジョ
ン受像機を用いて2以下の色ずれを達成することができる。さらに、色ずれ性能
が著しく高いので、入射角が最大約30度の商業的に受け入れられるプロジェク
ション・テレビジョン受像機を、ずっと小さなキャビネットで提供することがで
きる。そのような大きいα角度の受像機のその色ずれ性能は、たとえば5の色ず
れ性能を持つα角度の小さな従来型の受像機と少なくとも同程度に良好であり、
α角度の小さな受像機と同様に、約2程度に低い値に近づくか、あるいは場合に
よってはそのような値に達するものと期待することができる。
【0031】 これらの結果は、押出しレンズ・スクリーン技法を完全に放棄することによっ
て得られる。その代わりに、本発明の構成によるプロジェクション・テレビジョ
ン受像機は、基板、たとえばMylar(登録商標)などのポリエチレンフィル
ム上に形成された3次元ホログラムで形成されたスクリーンを有する。
【0032】 このような3次元ホログラフィック・スクリーンは最初、より高い明るさおよ
び解像度、より低い製造コスト、より小さい重量、および2ピース・スクリーン
がたとえば輸送中に受ける磨耗に対する抵抗力の項目に関して期待した利点のた
めに開発された。その3次元ホログラフィック・スクリーンの色ずれ性能は、そ
の3次元スクリーンの光学特性が少なくとも従来型のスクリーンと同程度に良好
であるかどうかを判定するための試験を行ったときに見出された。数式(I)お
よび(II)によって測定されたその3次元ホログラフィック・スクリーンの色
ずれ性能は、予想されたよりも低かった。従来技術の改良を増分ステップに制限
していた障壁も完全になくなっていた。現在、より大きなα入射角を特徴とする
プロジェクション・幾何形状を有する、より小さなキャビネットを開発すること
が可能である。
【0033】 色ずれ性能を高めるだけでなく、3次元ホログラフィック・スクリーンは、従
来型の押出しレンズ・プロジェクション・スクリーンによってもたらされていた
よりも、全体的な利得をより増大させることを示した。そのホログラフィック・
スクリーンによってもたらされたその増大された明るさは、そのスクリーンの全
体的な明るさをより一様になるようにプロジェクタを修正することを可能にする
。これは、そのスクリーン上に投影される画像の中央の明るさを低減するように
、そのプロジェクタ・レンズの中心を閉塞することによって行われている。従来
型の押出しレンズ・プロジェクション・スクリーンはこのように修正することが
できるが、従来型のスクリーンはそのスクリーンについて視野の任意の点に沿う
明るさの喪失を補うのに十分な全体的な明るさを示さない。
【0034】 3次元ホログラフィック・スクリーンに関係する予想を上回る特性を有し、そ
して、本明細書で教示する本発明の構成によるプロジェクション・テレビジョン
は、以下で構成されている。それぞれの異なる色のそれぞれの画像用の少なくと
も3つの画像プロジェクタで、それぞれが部分的に閉塞されたレンズを有するプ
ロジェクタ;基板上に配設された3次元ホログラムで形成され、プロジェクタか
らの画像を第1の面で受け取り、表示されるすべての画像について制御された光
分散で画像を第2の面に表示するプロジェクション・スクリーン;そのプロジェ
クタの1つはスクリーンにほぼ直交する方向の第1の光路を有し、そして、その
プロジェクタの少なくとも2つは規定された入射角の、スクリーンに対して直交
方向とならない方向で第1の光路の方へ収束するそれぞれの光路を有する;そし
て、レンチキュラ要素の3次元アレイを表しているその3次元ホログラムは、表
示された画像の色ずれを低減するうえで有効な構成を有し、そのスクリーンは0
度よりも大きくかつ約30度以下である範囲内のすべての入射角について約5以
下である色ずれを持つ、ここで色ずれは以下の式の少なくとも一方から得られる
最大値によって求められる:
【0035】
【数6】
【0036】
【数7】
【0037】 ここで、θは一連の水平視野角内の任意の角度であり、C(θ)は角度θでの
色ずれであり、red(θ)は角度θでの赤輝度レベルであり、blue(θ)
は角度θでの青輝度レベルであり、green(θ)は角度θでの緑輝度レベル
である。そのスクリーンの色ずれは、5未満、たとえば、約4、3、または場合
によっては2以下になると予想することができる。 入射角が約10度または1
1度のときの既知の障壁に関して、そのスクリーンの色ずれは、0度よりも大き
くかつ約10度以下である入射角の第1のサブレンジ内のすべての入射角につい
て約2以下であり、約10度よりも大きくかつ約30度以下である入射角の第2
のサブレンジ内のすべての入射角について約5以下である。
【0038】 そのスクリーンは、さらに、たとえば、約2mm〜4mmの範囲の厚さを有す
る層状のアクリル材料の光透過強化部材を備える。その基板は、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂フィルムなど、耐久性が高く透明な撥水性のフィルムで構成さ
れる。その基板は、約1ミル〜10ミル(約25.4ミクロン〜254ミクロン
)の範囲の厚さを有するフィルムでよい。約7ミルの厚さは、その3次元ホログ
ラムを適切に支持することが判明している。そのフィルムのその厚さは性能とは
関係がない。その3次元ホログラムは、約20ミクロン以下の範囲の厚さを有す
る。そのプロジェクション・テレビジョンは、さらに、その画像プロジェクタと
そのスクリーンの間に1つまたは複数の鏡を備えてもよい。
【0039】 このプロジェクション・スクリーンは、特に、投影ビームの広範囲の入射角に
わたって明るさおよび一様性を向上させるように特に取り決められる。これは、
前述のように、縁部へ近づくにつれてより高い利得を示すホログラフィック・ス
クリーンを使用して行われる。中心から縁部へ焦点距離が漸次変化するリッジを
有する1つまたは複数の線形フレネルパネルでスクリーンを裏打ちすることによ
って、このホログラフィック・スクリーンの利得をさらに高めることができる。
このスクリーンの利得のこの増大によって、このプロジェクタのレンズの中心を
全体的または部分的に閉塞することができる。この場合、そのスクリーン上の画
像の中央が暗くなるが、このホログラフィック・スクリーンによって与えられる
利得が高いので、このスクリーンの中央での明るさの喪失を補うことができ、明
るさの中央部対縁部比が増大するか、あるいはスクリーン全体にわたってより一
様な明るさがもたらされる。
【0040】 (好適実施例の詳細な説明) プロジェクション・テレビジョン受像機10を略図的に図1に示す。プロジェ
クション・陰極線管14、16、および18のアレイ12はそれぞれ、赤、緑、
および青の画像を生成する。それぞれの陰極線管は、それぞれがそれぞれの中心
に閉塞部44を有するそれぞれのレンズ15、17、および19を備える。その
投影された画像は、鏡20によってプロジェクション・スクリーン22上に反射
される。その光路の特定の幾何形状に応じて、付加的な鏡が使用されている。そ
の緑陰極線管16は光路32に沿って緑画像を投影し、光路32はこの例では、
スクリーン22にほぼ直交するように向けられている。言い換えれば、その光路
のその中心線はスクリーンに対して垂直である。その赤陰極線管および青陰極線
管はそれぞれの光路34および36を有し、光路34および36は、直交しない
方向の規定された入射角αで第1の光路32の方へ向かって収束する。この入射
角は色ずれの問題を生じさせる。
【0041】 そのスクリーン22は、基板24上に配設された3次元ホログラム26を備え
る。ホログラム26は、マスタホログラムを印刷したものであり、3つのプロジ
ェクタ14、16、18からの光エネルギーの分配を管理する回折パターンを実
質上形成し、スクリーンの幅および/または高さを横切る方向にこの回折パター
ンを変化させて作ることができる。提起している構成では、このホログラムは、
入射光を新しい方向に向けることに役立つ「センタオンリ(center on
ly)」ホログラムである。そのスクリーンは、プロジェクタからの画像を第1
の入射表面側28で受け取り、表示されたすべての画像について制御された光分
散で画像を第2の出射表面側30上にその画像を表示する。その基板は、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂フィルムのような、耐久性が高く透明で、撥水性のあ
るフィルムが好ましい。このようなフィルムの1つは、商標Mylar(登録商
標)として、E.I.du Pont de Nemours & Co.から
得ることができる。そのフィルム基板は、約1ミル〜10ミル、すなわち、約0
.001インチ〜0.01インチまたは約25.4ミクロン〜254ミクロンの
範囲の厚さを有する。その厚さが約7ミル(177.8ミクロン)のフィルムは
、その上に配設された3次元ホログラムを適切に支持することが判明している。
そのフィルムの厚さは、一般にスクリーン性能に影響を与えず、また特に色ずれ
性能に影響を与えず、いくつかの異なる厚さのフィルムを使用してもよい。その
3次元ホログラム26の厚さは約20ミクロン以下である。
【0042】 この3次元ホログラフィック・スクリーンは少なくとも2つの供給源から得る
ことができる。Polaroid Corporationは独自の湿式化学プ
ロセスを使用して、そのDMP−128光ポリマー材料で3次元ホログラムを形
成している。このプロセスは、回折ホログラフィックパターンを光ポリマー材料
で形成することを含み、このパターンは、水平および/または垂直視野角の範囲
にわたって変化したスクリーン利得を持たせることができる。参照ビームと、利
得の所望の変化形態に対応した明暗形態を有する平面パターンから反射されたビ
ームとを含むコヒーレント光で光ポリマーホログラフィック媒質を感光させるこ
とによって、マスタホログラムを作製することができる。
【0043】 本明細書で説明し請求するプロジェクション・テレビジョン受像機で使用され
るその3次元ホログラフィック・スクリーンについて提起した実施形態は、以下
の性能仕様にしたがってPolaroid Corporation湿式化学プ
ロセスによって製造された。 水平半視野角:38度±3度 垂直半視野角:10度±1度 スクリーン利得:≧8 色ずれ:≦3 ここで、水平視野角および垂直視野角は従来の方法で測定され、スクリーン利得
は、そのスクリーンに直交する方向で測定された、光源から視野表面の背面の方
へ向かう光強度と視野表面の前面から観察者の方への光強度との商であり、色ず
れは前述のように測定される。その3次元ホログラフィックプロジェクション・
スクリーンの並はずれた色ずれ性能は、概要で説明したように、全く予想外のも
のであった。
【0044】 図2は、色ずれ性能について説明するための、鏡およびレンズを省略したプロ
ジェクション・テレビジョンの簡略図である。赤陰極線管14および青陰極線管
18の光軸34および36は、緑陰極線管16の光軸32に対して入射角αの位
置に対称的に位置合わせされる。キャビネットの最小奥行きDは、スクリーン2
2と陰極線管の背縁部との間の距離によって決定される。角度αを小さくすべき
である場合、それぞれの陰極線管は互いに接近して配置しなければならず、かつ
/あるいは陰極線管用のすきまを取るためにスクリーンからさらに離隔して設け
なければならないことを理解されたい。十分に小さな角度αでは、このような干
渉を回避することはできない。これは、キャビネットの最小奥行きDを大きくす
る。逆に、角度αが大きくなるにつれて、陰極線管をスクリーン22に近づけ、
キャビネットの最小奥行きDを小さくすることができる。
【0045】 スクリーン22の視野側では、2つの水平半視野角は−βおよび+βとして指
定される。総水平視野角2βも定義される。半視野角は通常、±40度から±6
0度の範囲である。各半角内に複数の特定の角度θがあり、この角度で、前述の
数式(I)および(II)にしたがって色ずれを測定し求めることができる。
【0046】 入射角約10度または11度での既知の障壁に関して、3次元ホログラフィッ
ク・スクリーンの色ずれは、入射角が0度よりも大きくかつ約10度以下である
第1のサブレンジ内のすべての入射角について約2以下であり、このスクリーン
の色ずれは、入射角が約10度よりも大きくかつ約30度以下である第2のサブ
レンジ内のすべての入射角について約5以下である。第1のサブレンジのような
約2以下の色ずれを、より大きな入射角の第2のサブレンジでも達成できること
が期待される。
【0047】 図3を参照するとわかるように、基板24は、前述のように、Mylar(登
録商標)などの透明フィルムを含む。3次元ホログラム26が形成される光ポリ
マー材料はフィルム層24上に支持される。適切な光ポリマー材料はDMP−1
28(登録商標)である。
【0048】 スクリーン22はさらに、たとえば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)
などのアクリル材料の光透過強化部材38を含むことができる。ポリカーボネー
ト材料を使用することもできる。強化部材38はこの実施形態では、約2mm〜
4mmの範囲の厚さを有する層である。スクリーン22および強化部材は、ホロ
グラフィック層26と強化部材38の相互境界40全体にわたって互いに接着さ
れる。接着剤、放射、および/または熱結合技法を使用することができる。たと
えば、ティンティング、惑光防止コーティング、耐ひっかきコーティングのうち
の1つまたは複数によって強化層の表面42を処理することもできる。
【0049】 3次元ホログラフィックプロジェクション・スクリーンの改良された色ずれ性
能を低減せず、従来型のプロジェクション・スクリーンで知られているような、
色ずれ性能以外の性能特性に関するプロジェクション・スクリーンの態様を制御
するために、スクリーンおよび/またはその構成要素層の様々な表面に他の光学
レンズまたはレンチキュラアレイを設けることができる。図4は、少なくとも2
つのホログラムが重ね合わされるか、あるいは積み重ねられる第1のそのような
変形形態を示す。図の例によれば、±40度の視野を横切る水平利得変化特性を
有する第1のホログラムと、±20度の視野を横切る垂直利得変化特性を有する
第2のホログラムが積み重ねられる。利得変化特性は図面中の陰影によって示さ
れているが、実際のホログラフィック要素は、照明されていないとき、その表面
を横切って拡散しているように見えるに過ぎない。水平利得変化特性ホログラム
および垂直利得変化特性ホログラムを重ね合せた結果は、センタオンリ(cen
ter only)ホログラムとほぼ同等であるが、水平スパンは垂直スパンよ
りもかなり大きいので、明るさレベルは水平スパンおよび垂直スパンにわたって
それぞれの異なる率で変化する。
【0050】 図5は、スクリーンの中央にある点での、水平視野スパン±40度にわたるピ
ーク白明るさの割合として測定されたスクリーン明るさのグラフである。グラフ
上の2本の線は、水平変化特性ホログラムのみを使用した明るさと、積み重ねら
れた水平変化特性ホログラムおよび垂直変化特性ホログラムを使用した明るさを
表す。積み重ねられたホログラムを用いた水平明るさ変化特性は、水平ホログラ
ムのみの性能にほぼ等しいか、あるいはそれよりもわずかに向上している。
【0051】 様々な性能ドメインに関してホログラフィック・スクリーンを設計する際、す
べての所望の性能特性を一度に実現するスクリーンを作製することが困難である
ことがある。利得の垂直変化特性や水平変化特性など、いくつかの異なる要求を
、積み重ねによって別々に処理することができる。この構成は、積み重ねられた
2つのホログラムに限らず、たとえば、スクリーンを通る光透過の態様を制御す
るために、積み重ねられた追加のホログラムに適用することもできる。
【0052】 図6は、水平および回転させられた垂直のコリメーション(collimat
ion)を行うためにセンタオンリ(center only)ホログラム(す
なわち、水平垂直利得変化特性を有する)と線形フレネルが積み重ねられる他の
変形形態を示す。線形フレネルは、円形フレネルと比べて廉価に浮出しまたはロ
ーラ押出しすることができるので、この実施形態は好ましいコスト態様を有する
。円形フレネルは、従来型のスクリーンのコストの60%程度を占める可能性が
ある。線形フレネルのコストは円形フレネルのコストの約25%である。したが
って、30%のコスト節約は可能である(すなわち、(25%+25%)*60 %=30%)。前述の水平ホログラムおよび回転ホログラムの場合と同様に、線
形フレネルを必要に応じて水平視野スパンおよび/または垂直視野スパンを横切
る方向へ変化させ、たとえば、垂直スパンおよび水平スパンで焦点距離を独立に
変化させることができる。積み重ねられた2つの線形フレネルをホログラフィッ
ク要素の後方にいずれかの順序で配置することができる。
【0053】 単一のホログラムを使用するか、それとも積み重ねホログラムを使用するか、
それともホログラムと従来型の積み重ね線形フレネルシートの組合せを使用する
かにかかわらず、ホログラフィック・スクリーンはレンチキュラ・スクリーンと
比べてかなり改良された利得を示す。しかし、ホログラフィック・スクリーンは
、レンチキュラ・スクリーンと同様に、プロジェクション・チューブおよび関連
する光学系から与えられる照明に応答する。光学系からホログラフィック・スク
リーンに入射した照明は、各チューブの投影軸に沿って最も明るい。これは、カ
ラーバランス問題の1つの態様である。
【0054】 カラーバランス問題の他の態様は、特定のスクリーンは、入射光を寄せ集め、
意図された方向へ光発散させるうえで非常に効率的である(たとえば、ホログラ
フィック・スクリーンの効率は99.9%である)が、残りの分光をほぼ透過さ
せる傾向があることによる。スクリーンは、レイリー散乱効果、すなわち、昼間
の空を青く色付け夕方の空を赤く色付けるのと同じ効果に起因するこの光を寄せ
集めることができない。CRTなど、大きな拡散光源からの投影の場合、画像に
対する効果は、かなり低レベルであり、改良されたホログラフィックの効果的な
働き、または弱い拡散材料の追加によって対処することができる。LCD投影や
DMD投影など、小さな合焦光源からの投影の場合、この問題はより深刻である
。青成分および緑成分は、ホログラフによって広げられ、一般にそれほど明白な
明るいスポットは生成しない。しかし、赤光源からの光は、ホログラフによって
広げられることはそれほどなく、スクリーン上に明白な明るい赤スポットを生成
する。散乱を増大させられなかった部分または散乱部分は、後方の光源の位置に
対応する明るい領域を画像中に生成する。赤光源のプロジェクション・レンズの
中心およびこの近傍領域を閉塞すると、この問題は解消する。
【0055】 本発明の態様によれば、ホログラフィック・スクリーンの優れた利得により、
各プロジェクション・軸の中心線に沿って照明が低減するようにプロジェクタ・
レンズ15、17、および19を改修することによって、この問題を補正するこ
とができる。これは、各レンズの中心にある領域を部分的または全体的に閉塞す
ることによって行われる。図7に示すように、半透明の物体を直接レンズ17の
中心に配置することによってレンズ17の中心が閉塞される。この閉塞物は、プ
ロジェクタからの光が合焦する位置には配置されないので、スクリーン上では見
えず、プロジェクション・CRTからの画像全体は、レンズの残りの閉塞されな
い残りの部分を使用して合焦される。しかしながら、プロジェクション・スクリ
ーンの散乱および/または非効率のために別に生じるスポットの明るさを低減す
るように、いくらかの光(すなわち、軸に沿った光線)は遮断される。
【0056】 図8は、スクリーンの中央での光の強度の割合としてスクリーン上の数値で示
された点での光の強度を与える表である。左から2番目の欄は、閉塞物がないと
きの明るさをリストしており、それに対して左から3番目の欄は、閉塞物がある
ときの明るさをリストしている。これらの測定値は、直径約3.0インチ(約7
.62cm)のレンズ上で直径約0.25インチ(約6.35mm)の円形閉塞
物を使用して得られた。たとえば、スクリーン上の3時の位置の明るさは、レン
ズを閉塞しない場合のスクリーンの中央の明るさの28%に過ぎないが、レンズ
を閉塞した場合の中央の明るさの34%である。一般に、レンズを閉塞すると、
明るさの一様性が長軸に沿って22%向上し(3時および9時の位置)、短軸に
沿って27%向上し(6時および12時の位置)、隅部で27%向上する(2時
、4時、8時、および10時の位置)。
【0057】 本発明のこの態様は、好ましくは、ホログラフィック・スクリーンに適用され
る。従来型のレンチキュラ・スクリーンのレンズを閉塞することは、中心線の明
るさを低減する効果を有する。しかし、従来型のスクリーンはホログラフィック
・スクリーン程の利得を有さず、中心線の明るさをこのように低減すると、画像
が過度に暗くなる。
【0058】 本発明を前述の変形と代表例と共に開示したが、当業者には他の変形が明らか
であろう。本発明は、具体的に説明した変形に限るものではなく、したがって、
排他的な権利が請求されている本発明の趣旨および範囲を評価するには、上記の
提供された代表例についての議論ではなく添付の特許請求の範囲を参照すべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本明細書で教示される本発明の構成によるプロジェクション・テレビジョンの
略図表現を示す図である。
【図2】 本発明の構成について説明するうえで有用なプロジェクション・テレビジョン
幾何形状の簡略図である。
【図3】 本発明の構成による増強されたプロジェクション・スクリーンの側面図である
【図4】 それぞれ、水平視野角および垂直視野角を横切る利得変化特性を有する重ね合
わされた2つのホログラムを有するプロジェクション・スクリーンの代替実施形
態の概念表現を示す図である。
【図5】 水平視野角の関数としてのピーク白明るさの割合についてのグラフ表現であり
、水平に変化するホログラフィック要素を使用した場合で、積み重ねられた垂直
方向に変化するホログラフィック要素を有する、あるいは有さない場合を示す表
図である。
【図6】 積み重ねられたホログラフィック・スクリーン層およびコリメーションするス
クリーン層を有する代替実施形態の概念図である。
【図7】 1つのプロジェクタの閉塞されたレンズの正面図である。
【図8】 スクリーンの概略図と、スクリーン上に数字で示された点の明るさとスクリー
ンの中央での明るさとの比較を示す表図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月3日(1999.12.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (71)出願人 46,Quai A, Le Gallo F−92648 Boulogne Cede x France (72)発明者 プファイル ウェンディー レーン アメリカ合衆国 46226 インディアナ州 インディアナポリス イーストボーン ドライブ 4540 Fターム(参考) 2H021 BA21 2H049 CA01 CA05 CA09 CA22 CA30 5C060 AA01 BA04 BA09 BB13 BC05 BD02 GA01 GB02 GC03 HC01 JA01 JB06 【要約の続き】 れた入射プロジェクション軸に起因して別に発生する色 ずれを最小限度にする。増大した明るさは、レンズ(1 5、17、19)の閉塞領域(44)の減光効果を相殺 する。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像プロジェクタであって、それぞれのプロジェクタ
    はスクリーン(22)上に画像を形成し、閉塞された中央部分を備えるレンズ(
    15,17,19)を有する複数の画像プロジェクタ(14,16,18)と、 少なくとも1つの光透過パネル(38)に重ね合わされた基板(24)上に配
    設された少なくとも1つのホログラフィック要素(26)を有するスクリーン(
    22)を具え、前記スクリーンは前記表示された画像の光拡散を制御し、前記ス
    クリーンは、スクリーンの視野全体にわたって全般にゲインを生じさせ、これに
    より輝度一様性はスクリーンの視野全体にわたって向上させられていることを特
    徴とするプロジェクション・テレビジョン。
  2. 【請求項2】 前記スクリーン(22)は、互いに重ね合わされている少な
    くとも2つのホログラムを含み、該少なくとも2つのホログラムは、それぞれ視
    野の水平と垂直のスパンにわたってゲイン変化を含むことを特徴とする請求項1
    に記載のプロジェクション・テレビジョン。
  3. 【請求項3】 スクリーン(22)は、少なくとも1つの前記ホログラム上
    に重ね合わされた少なくとも1つのフレネル要素を含むことを特徴とする請求項
    1に記載のプロジェクション・スクリーン。
  4. 【請求項4】 ホログラム(26)の裏面に重ね合わされた少なくとも2つ
    のフレネル要素(29,31)を含み、該少なくとも2つのフレネル要素は、独
    立したコリメートする作用で重畳された作用を有することを特徴とする請求項3
    に記載のプロジェクション・スクリーン。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つのフレネル要素(29,31)は、それぞれ
    視野の水平と垂直のスパンにわたって変化する光学特性を有することを特徴とす
    る請求項4に記載のプロジェクション・スクリーン。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つのフレネル要素(29,31)は、それぞれ
    視野の水平と垂直のスパンにわたって変化する焦点距離を有することを特徴とす
    る請求項5に記載のプロジェクション・スクリーン。
  7. 【請求項7】 前記スクリーン(22)は、光を透過する強化された支持部
    材(38)を含むことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクション・テレビ
    ジョン。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つのホログラム(26)は、基板上に配置
    された3次元ホログラフィック光ポリマー材料を含むことを特徴とする請求項1
    に記載のプロジェクション・テレビジョン。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1つのホログラム(26)は、前記基板上に
    光ポリマー材料の積み重ねられた少なくとも2つの層を含み、該2つの層はとも
    に3次元ホログラムを形成することを特徴とする請求項8に記載のプロジェクシ
    ョン・テレビジョン。
  10. 【請求項10】 前記3次元ホログラム(26)は、 水平半視野角:38度±3度 垂直半視野角:10度±1度 スクリーン利得:≧8 の各性能仕様を有することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクション・テ
    レビジョン。
  11. 【請求項11】 前記複数のプロジェクタ(14,16,18)は、赤の画
    像、青の画像、緑の画層を形成するための3つのプロジェクタを含むことを特徴
    とする請求項1に記載のプロジェクション・テレビジョン。
  12. 【請求項12】 前記赤(14)の画像のみを形成するためのプロジェクタ
    は閉塞された(44)レンズを有することを特徴とする請求項11に記載のプロ
    ジェクション・テレビジョン。
  13. 【請求項13】 スクリーン(22)上に異なる色それぞれの画像を形成す
    るための複数の画像プロジェクタ(14、16、18)であって、前記各々のプ
    ロジェクタは閉塞された中央部(44)を備えたレンズ(15、17、19)を
    有し、前記プロジェクタの少なくとも1つは、前記スクリーンに垂直な光路に収
    束する光路に沿って向けられて、少なくとも1つの入射角を規定し、 前記スクリーン(22)は、少なくとも1つの光透過パネル(38)上に重ね
    合わされた基板(24)上に配設された少なくとも1つのホログラム(26)に
    より形成され、前記ディスプレイされた画像の光拡散を制御し、視野を水平方向
    と垂直方向に横切って変化する光学特性を示す干渉アレイを形成し、 前記スクリーン22は、前記スクリーンの前記視野を横切って全体的なゲイン
    と、0度よりも大きくかつ約30度以下である範囲のすべての前記入射角につい
    て約5以下であり、以下の式のうちの少なくとも一方から得られる最大値によっ
    て求められる色ずれを提示し、 【数1】 【数2】 上式で、θは一連の水平視野角の範囲内の任意の角度であり、C(θ)は角度
    θでの色ずれであり、赤(θ)は角度θでの赤輝度レベルであり、青(θ)は角
    度θでの青輝度レベルであり、緑(θ)は角度Bでの緑輝度レベルであり、 前記スクリーン(22)は、前記画像プロジェクタ(14、16、18)の前
    記閉塞されたレンズ(15、17、19)から画像を受け取り、前記スクリーン
    (22)の視野にわたる白一様性を増大させることを見越した全体的なゲインを
    有して第2の面上に前記画像をディスプレイする ことを特徴とするプロジェクション・テレビジョン。
  14. 【請求項14】 スクリーン(22)は、互いの上に重ね合わされた少なく
    とも2つのホログラムを含み、前記少なくとも2つのホログラムはそれぞれ視野
    を横切って変化するゲインを有することを特徴とする請求項13に記載のプロジ
    ェクション・テレビジョン。
  15. 【請求項15】 スクリーン(22)は、前記少なくとも1つのホログラム
    上に重ね合わされた少なくとも1つのフレネル要素を含むことを特徴とする請求
    項13に記載のプロジェクション・スクリーン。
  16. 【請求項16】 前記少なくとも1つのホログラム(26)は、前記基板(
    24)上に配設された3次元ホログラム光ポリマー材料を含むことを特徴とする
    請求項13に記載のプロジェクション・テレビジョン。
  17. 【請求項17】 前記少なくとも1つのホログラム(26)は、前記基板上
    に光ポリマー材料の少なくとも2つの重ね合わされた層を含み、該2つの層は、
    ともに、3次元ホログラムを形成することを特徴とする請求項13に記載のプロ
    ジェクション・テレビジョン。
  18. 【請求項18】 前記3次元ホログラム(26)は、 水平半視野角:38度±3度 垂直半視野角:10度±1度 スクリーン利得:≧8 の各性能仕様を有することを特徴とする請求項13に記載のプロジェクション・
    テレビジョン。
  19. 【請求項19】 前記複数のプロジェクタ(14,16,18)は、赤の画
    像、青の画像、緑の画層を形成するための3つのプロジェクタを含み、前記赤の
    画像プロジェクタ(14)は閉塞されたレンズを有することを特徴とする請求項
    13に記載のプロジェクション・テレビジョン。
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