JPH0973132A - 透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置 - Google Patents

透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置

Info

Publication number
JPH0973132A
JPH0973132A JP7250055A JP25005595A JPH0973132A JP H0973132 A JPH0973132 A JP H0973132A JP 7250055 A JP7250055 A JP 7250055A JP 25005595 A JP25005595 A JP 25005595A JP H0973132 A JPH0973132 A JP H0973132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
light
wavelength
red
blue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7250055A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakuni Iwanaga
正国 岩永
Makoto Sato
佐藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7250055A priority Critical patent/JPH0973132A/ja
Publication of JPH0973132A publication Critical patent/JPH0973132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の投影レンズ系からの画像光の向きのず
れを補正して、見る角度によって画像の色味が変わらな
いようにする。 【解決手段】 赤用、緑用、青用の各投影レンズ系1、
2、3からの投影光を各波長ごとに平行な光に変換する
フレネルレンズ11と、このフレネルレンズ11で変換
された各波長ごとの平行な光のうち、左右両側に位置す
る投影レンズ系1、3からの光をスクリーンの法線と平
行な方向に変換するホログラム12と、このホログラム
12で変換された平行光を拡散する拡散板13とで透過
型スクリーン10を構成した。したがって、各投影レン
ズ系1、2、3からの投影光をフレネルレンズ11によ
って各波長ごとに平行な光に変換し、この変換された平
行な光のうち、左右両側から投影される赤、青の各波長
の光をホログラム12によって法線と平行な方向に変換
することにより、各投影レンズ系1、2、3からの投影
光の向きのずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透過型スクリー
ンおよびこれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の投影レンズ系を用いて透過
型スクリーン上に複数の投影画像を合成し、合成された
画像を透過型スクリーンの背面側より観察する画像表示
装置として、例えば、図3に示す構造のものが知られて
いる。この種の画像表示装置は、赤、緑、青用の各投影
レンズ系1、2、3を右側から順に左右方向に配列し、
これら各投影レンズ系1、2、3で赤、緑、青の各波長
に応じた投影画像を透過型スクリーン4上に投影して合
成し、合成されたカラー画像を透過型スクリーン4の背
面側より観察する構造になっている。この場合、各投影
レンズ系1、2、3の入射側には、赤用の画像表示部
5、緑用の画像表示部6、および青用の画像表示部7が
それぞれ対応して配置されている。これら各画像表示部
5、6、7は、それぞれ液晶表示パネルなどからなり、
バックライト装置などの光源からの光が照射されるよう
になっている。
【0003】各投影レンズ系1、2、3のうち、中間に
位置する緑用の投影レンズ系2は、緑用の画像表示部6
の中心を通る光軸2aが透過型スクリーン4の中心に垂
直に位置し、緑用の投影画像の光を左右両側とも同じ入
射角で透過型スクリーン4に入射させている。しかし、
右側に位置する赤用の投影レンズ系1、および左側に位
置する青用の投影レンズ系3は、それぞれ各画像表示部
5、7の中心を通る光軸1a、3aが透過型スクリーン
4の中心に所定の角度傾斜し、赤用、青用の投影画像の
光を左右両側で異なる角度で透過型スクリーン4に入射
させている。すなわち、赤用の投影レンズ系1は、透過
型スクリーン4の右端部側に入射する光の入射角が小さ
く、左端部側に入射する光の入射角が大きくなるように
形成されており、青用の投影レンズ系3は、逆に透過型
スクリーン4の左端部側に入射する光の入射角が小さ
く、右端部側に入射する光の入射角が大きくなるように
形成されている。なお、各投影レンズ系1、2、3は、
図3では1枚のレンズ構成であるが、実際には複数枚の
レンズ構成になっている。さらに、透過型スクリーン4
は、拡散剤が混入された拡散板8の入射面にサーキュラ
フレネルレンズ9が形成され、このフレネルレンズ9に
よって各投影レンズ系1、2、3からの投影光を拡散板
8の法線方向に変換し、変換した光を拡散板8で拡散し
て観察者側に出射する構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像表示装置では、赤用、緑用、青用の各投影レン
ズ系1、2、3が左右方向に配列されているため、各投
影レンズ系1、2、3からの赤、緑、青の各画像を透過
型スクリーン4に投影して合成するためには、左右に位
置する赤用、青用の各投影レンズ系1、3の光軸1a、
3aを透過型スクリーン4の中心に向けて傾斜させる必
要がある。このため、中間に位置する緑用の投影レンズ
系2からの投影光は、透過型スクリーン4のフレネルレ
ンズ9によって拡散板8の法線方向に変換されるが、赤
用、青用の各投影光は緑用の投影光と少し異なる方向に
変換されるため、投影されたカラー画像の視野角特性は
図4に示すようになる。このため、合成されたカラー画
像を観察する場合、視野角θが0°の角度で観察する
と、フルカラー画像を見えることができるが、視野角θ
が負の角度では画像が赤っぽく見え、視野角θが正の角
度では画像が青っぽく見え、見る角度によって画像の色
味が変わってしまうという不都合がある。
【0005】この発明の課題は、複数の投影レンズ系か
らの画像光の向きのずれを補正して、見る角度によって
画像の色味が変わらないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1または7記載の
発明は、複数の投影レンズ系からの投影光を各波長ごと
に平行な光に変換するフレネルレンズと、このフレネル
レンズで変換された各波長ごとの平行な光をすべて特定
の向きの平行光に変換するホログラムと、このホログラ
ムで変換された平行光を拡散する拡散板とを備えたもの
であるから、複数の投影レンズ系からの投影光をフレネ
ルレンズによって各波長ごとに平行な光に変換し、この
変換された各波長ごとの平行な光をホログラムによって
すべて特定の向きの平行光に変換することにより、複数
の投影レンズ系からの画像光の向きのずれを補正し、見
る角度によって画像の色味が変わるのを防ぐことができ
る。この場合、請求項2に記載のごとく、ホログラムは
半径方向に異なる特性を有し、赤、緑、青などの特定波
長に対して波長選択性のある複数枚のホログラムで構成
されていることが望ましいが、請求項3に記載のごと
く、ホログラムは半径方向に異なる特性を有する波長選
択性がないか、もしくは少ないものであってもよい。
【0007】また、請求項4または8記載の発明は、複
数の投影レンズ系からの投影光を特定の向きの平行光に
変換するホログラムと、このホログラムで変換された平
行光を拡散する拡散板とを備えたものであるから、複数
の投影レンズ系からの投影光をホログラムによってすべ
て特定の向きの平行光に変換することにより、複数の投
影レンズ系からの画像光の向きのずれを補正し、見る角
度によって画像の色味が変わるのを防ぐことができる。
この場合、請求項5に記載のごとく、ホログラムは半径
方向に異なる特性を有し、赤、緑、青の特定波長に対し
て波長選択性のある3枚のホログラムで構成されている
ことが望ましく、しかも請求項6に記載のごとく、ホロ
グラムは複数の投影レンズ系の配列方向における特性が
異なっていることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1を参照して、この発明に係
わる画像表示装置の第1実施形態について説明する。な
お、図3に示された従来例と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図1は画像表示装置の概略構
成図である。この画像表示装置は、赤用、緑用、青用の
各画像表部5、6、7からの各色の画像光をそれぞれ赤
用、緑用、青用の各投影レンズ系1、2、3で透過型ス
クリーン10に投影して合成し、この合成された画像を
透過型スクリーン10の背面側から観察する構造になっ
ている。透過型スクリーン10は、入射側から順に、フ
レネルレンズ11、ホログラム12、拡散板13が平行
に配置された構造になっている。フレネルレンズ11
は、入射面が平面に形成され、出射面にサーキュラフレ
ネルレンズが形成され、各投影レンズ系1、2、3から
の各投影光を平行光線に変換するものである。すなわ
ち、フレネルレンズ11は、中間に位置する緑用の投影
レンズ系2からの投影光を透過型スクリーン10の法線
と平行な方向に変換し、赤用、青用の各投影レンズ系
1、3からの投影光を法線に対し少し傾いた方向に変換
する。この場合、赤波長の投影光と青波長の投影光とで
は、出射角が異なり、その出射角の正負が逆になる。
【0009】ホログラム12は、赤用ホログラム14と
青用ホログラム15とからなり、互いに平行に重ね合わ
せて配置された構造になっている。赤用ホログラム14
は、半径方向に異なる特性を有し、赤波長のみに対して
波長選択性のあるものであり、回折格子が赤用ホログラ
ム14の中心位置を中心とする同心円状に形成され、フ
レネルレンズ11から出射した平行光のうち、赤波長成
分の光を法線と平行な方向に変換し、それ以外の光をそ
のまま透過する構造になっている。青用ホログラム15
は、半径方向に異なる特性を有し、青波長のみに対して
波長選択性のあるものであり、回折格子が青用ホログラ
ム15の中心位置を中心とする同心円状に形成され、フ
レネルレンズ11から出射した平行光のうち、青波長成
分の光を法線と平行な方向に変換し、それ以外の光をそ
のまま透過する構造になっている。すなわち、赤用ホロ
グラム14および青用ホログラム15は、法線と平行で
ない平行光を法線と平行な光に変換するためのものであ
り、フレネルレンズ11から出射された平行光の入射角
をψ、主波長をλ、回折格子のピッチをdとしたとき、 sin0°+sinψ=λ/d を満足している。この場合、回折格子のピッチdは、入
射角ψが各ホログラム14、15の面内においてほぼ一
定であり、面内ほぼ均一の特性になっている。拡散板1
3は、合成樹脂などの透明部材中に拡散剤を混入したも
のであり、フレネルレンズ11およびホログラム12を
通過して入射した光を拡散する。
【0010】このような画像表示装置では、バックライ
ト装置などの光源からの光の照射により赤用、緑用、青
用の各画像表部5、6、7からそれぞれ各色に応じた画
像光が出射されると、各色の画像光が投影レンズ系1、
2、3により透過型スクリーン10のフレネルレンズ1
1に投影される。すると、中間に位置する緑用の投影レ
ンズ系2から投影された緑波長の投影光は、フレネルレ
ンズ11によって法線と平行な方向に変換され、左右両
側に位置する赤用、青用の各投影レンズ系1、3からの
各投影光は、フレネルレンズ11によって法線と少し異
なる方向の平行光に変換される。すなわち、赤波長の投
影光と青波長の投影光とでは、出射角が異なり、その出
射角の正負が逆になる。そして、フレネルレンズ11か
ら出射した各波長の光は、ホログラム12の赤用ホログ
ラム14に入射し、入射した各波長の光のうち、赤波長
の光が赤用ホログラム14によって法線と平行な方向に
変換され、これ以外の緑、青の各波長の光はそのまま赤
用ホログラム14を透過する。赤用ホログラム14を透
過した各波長の光は青用ホログラム15に入射し、入射
した各波長の光のうち、青波長の光が青用ホログラム1
5によって法線と平行な方向に変換され、これ以外の
赤、緑の各波長の光はそのまま青用ホログラム15を透
過する。この結果、ホログラム10を通過した各波長の
光は、すべて法線と平行な光線となり、拡散板13に入
射して拡散されることになる。
【0011】このように、この画像表示装置では、赤
用、緑用、青用の各投影レンズ系1、2、3からの各波
長の投影光をフレネルレンズ11で各波長ごとに平行な
光に変換し、これら各波長ごとに平行な光のうち、法線
と平行でない赤、青の各波長を赤用、青用の各ホログラ
ム14、15によって法線と平行な向きの平行光に変換
するので、赤用、緑用、青用の各投影レンズ系1、2、
3からの各投影光の向きのずれを補正することができ、
これにより赤、緑、青の各波長の光がすべて法線と平行
な方向に変換されるので、見る角度によって画像の色味
が変化することがなく、鮮明で良好なフルカラー画像を
観察することができる。
【0012】なお、上記第1実施形態では、赤用、青用
の各ホログラム14、15の回折格子のピッチdを各ホ
ログラム14、15の面内ほぼ均一の特性にしたが、厳
密には、入射角ψが一定でないため、各ホログラム1
4、15の位置によってピッチdが異なるようにするこ
とが望ましい。このようにすれば、見る角度によって生
じる画像の色味の変化を、より一層、防ぐことができ、
高精度のものを得ることができる。また、上記第1実施
形態では、赤用、緑用、青用の各投影レンズ系1、2、
3のうち、緑用の投影レンズ系2を中間位置に配置した
が、これに限らず、赤用、青用のいずれかの投影レンズ
系1、3を中間位置に配置してもよい。この場合のホロ
グラムとしては、緑用ホログラムと青用ホログラム、ま
たは緑用ホログラムと赤用ホログラムを用いればよい。
また、上記第1実施形態では、波長選択性のあるホログ
ラムを2枚用いたが、これに限らず、波長選択がない
か、もしくは少ないホログラムを1枚用いただけでもよ
い。さらに、上記第1実施形態では、拡散板として、合
成樹脂などの透明部材中に拡散剤を混入したものを用い
たが、これに限らず、例えば透明部材の入射面または出
射面の少なくと一方にレンチキュラレンズを形成したも
のを用いてもよい。
【0013】[第2実施形態]次に、図2を参照して、
この発明に係わる画像表示装置の第2実施形態について
説明する。この場合には、図1に示された第1実施形態
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図2は画像表示装置の概略構成図である。この画像表示
装置は、赤用、緑用、青用の各画像表部5、6、7から
の各色の画像光をそれぞれ赤用、緑用、青用の各投影レ
ンズ系1、2、3で透過型スクリーン20に投影して合
成し、この合成された画像を透過型スクリーン20の背
面側から観察する構造になっている。透過型スクリーン
20は、入射側に配置されたホログラム21と、出射側
に配置された拡散板13とからなり、これらが平行に重
ね合わされて配置された構造になっている。ホログラム
21は、赤用ホログラム22、緑用ホログラム23、青
用ホログラム24の3枚からなり、これらが平行に配置
された構造になっている。赤用ホログラム22は、半径
方向に異なる特性を有し、赤波長のみに対して波長選択
性のあるものであり、赤用の投影レンズ系1からの赤波
長の投影光を赤用ホログラム22の法線と平行な方向に
変換し、それ以外の緑、青の各波長の光をそのまま透過
する構造になっている。緑用ホログラム23は、赤用ホ
ログラム22と同様、半径方向に異なる特性を有し、緑
波長のみに対して波長選択性のあるものであり、緑用の
投影レンズ系2からの緑波長の投影光を緑用ホログラム
23の法線と平行な方向に変換し、それ以外の赤、青の
各波長の光をそのまま透過する構造になっている。青用
ホログラム24は、同様に、半径方向に異なる特性を有
し、青波長のみに対して波長選択性のあるものであり、
青用の投影レンズ系3からの青波長の投影光を青用ホロ
グラム24の法線と平行な方向に変換し、それ以外の
赤、緑の各波長の光をそのまま透過する構造になってい
る。
【0014】ところで、赤用、緑用、青用の各ホログラ
ム22、23、24のうち、緑用ホログラム23は、そ
の中心に緑用の投影レンズ系2の光軸2aが垂直に位置
して法線と一致している。このため、緑用ホログラム2
3の回折格子は、緑用ホログラム23の中心位置を中心
とする同心円状に異なるピッチdで形成されている。赤
用ホログラム22は、その中心に赤用の投影レンズ系1
の光軸1aが所定の角度傾斜している。このため、赤用
ホログラム22の回折格子は、光軸1aと最右端の投影
光との間ではその中間点CRを中心とする同心円状に異
なるピッチdで形成され、光軸1aよりも左側ではさら
にピッチdの変化が異なって形成されている。青用ホロ
グラム24は、赤用ホログラム22と同様、その中心に
青用の投影レンズ系3の光軸3aが所定の角度傾斜して
いる。このため、青用ホログラム24の回折格子は、光
軸3aと最左端の投影光との間ではその中間点CBを中
心とする同心円状に異なるピッチdで形成され、光軸3
aよりも右側ではピッチdの変化が異なって形成されて
いる。すなわち、赤用、緑用、青用の各ホログラム2
2、23、24は、各位置での回折格子のピッチdを変
化させることにより、各投影レンズ系1、2、3の射出
瞳付近に焦点をもつレンズの作用を有し、各投影光を平
行光に変換する。
【0014】このような画像表示装置では、バックライ
ト装置などの光源からの光の照射により赤用、緑用、青
用の各画像表部5、6、7からそれぞれ各色に応じた画
像光が出射されると、各色の画像光が投影レンズ系1、
2、3により透過型スクリーン20のホログラム21に
投影される。すると、まず、ホログラム21の赤用ホロ
グラム22で赤用の投影レンズ系1からの赤波長の投影
光を法線と平行な方向に変換し、それ以外の緑、青の各
波長の光をそのまま透過する。緑用ホログラム23で
は、赤用ホログラム22透過した光のうち、緑波長の光
を法線と平行な方向に変換し、それ以外の赤、青の各波
長の光をそのまま透過する。青用ホログラム24では、
緑用ホログラム23を透過した光のうち、青波長の光を
法線と平行な方向に変換し、それ以外の赤、緑の各波長
の光をそのまま透過する。この結果、ホログラム20を
通過した各波長の光は、すべて法線と平行な光線とな
り、拡散板13に入射して拡散されることになる。
【0016】このように、この画像表示装置では、赤
用、緑用、青用の各投影レンズ系1、2、3からの各波
長の投影光を赤用、緑用、青用の各ホログラム22、2
3、24で各波長の光を法線と平行な方向に変換するの
で、赤用、緑用、青用の各投影レンズ系1、2、3から
の各投影光の向きのずれを補正することができ、これに
より赤、緑、青の各波長の光をすべて法線と平行な向き
の平行光にすることができ、このため見る角度によって
画像の色味が変化することがなく、鮮明で良好なフルカ
ラー画像を観察することができる。
【0017】なお、上記第2実施形態では、赤用、緑
用、青用の各投影レンズ系1、2、3のうち、緑用の投
影レンズ系2を中間位置に配置したが、これに限らず、
赤用、青用のいずれかの投影レンズ系1、3を中間位置
に配置してもよい。この場合には、各投影レンズ系1、
2、3の設置位置に応じて各ホログラム22、23、2
4の各回折格子のピッチdを形成すればよい。また、上
記第2実施形態では、拡散板として、合成樹脂などの透
明部材中に拡散剤を混入したものを用いたが、これに限
らず、例えば透明部材の入射面または出射面の少なくと
一方にレンチキュラレンズを形成したものを用いてもよ
い。さらに、上記第1、第2実施形態では、画像表示部
5、6、7として、液晶表示パネルを用いた場合につい
て述べたが、これに限らず、CRTディスプレイ、プラ
ズマディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレ
イなどを用いてもよい。この場合には、ディスプレイ自
体が発光するので、バックライト装置などの光源は不要
である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または7
記載の発明は、複数の投影レンズ系からの投影光を各波
長ごとに平行な光に変換するフレネルレンズと、このフ
レネルレンズで変換された各波長ごとの平行な光をすべ
て特定の向きの平行光に変換するホログラムと、このホ
ログラムで変換された平行光を拡散する拡散板とを備え
たものであるから、複数の投影レンズ系からの投影光を
フレネルレンズによって各波長ごとに平行な光に変換
し、この変換された各波長ごとの平行な光をホログラム
によってすべて特定の向きの平行光に変換することによ
り、複数の投影レンズ系からの画像光の向きのずれを補
正することができ、このため見る角度によって画像の色
味が変わるのを防ぐことができる。また、請求項4また
は8記載の発明は、複数の投影レンズ系からの投影光を
特定の向きの平行光に変換するホログラムと、このホロ
グラムで変換された平行光を拡散する拡散板とを備えた
ものであるから、複数の投影レンズ系からの投影光をホ
ログラムによってすべて特定の向きの平行光に変換する
ことにより、複数の投影レンズ系からの画像光の向きの
ずれを補正することができ、このため見る角度によって
画像の色味が変わるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像表示装置の第1実施形態を示す
概略構成図。
【図2】この発明の画像表示装置の第2実施形態を示す
概略構成図。
【図3】従来の画像表示装置の概略構成図。
【図4】図3の視野角特性を示す図。
【符号の説明】
1 赤用の投影レンズ系 2 緑用の投影レンズ系 3 青用の投影レンズ系 5 赤用の画像表示部 6 緑用の画像表示部 7 青用の画像表示部 10 透過型スクリーン 11 フレネルレンズ 12、21 ホログラム 13 拡散板 14、22 赤用ホログラム 15、24 青用ホログラム 23 緑用ホログラム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の投影レンズ系からの投影光が同一
    面上に投影されて合成され、この合成された画像を背面
    側から観察する透過型スクリーンにおいて、 前記複数の投影レンズ系からの投影光を各波長ごとに平
    行な光に変換するフレネルレンズと、このフレネルレン
    ズで変換された各波長ごとの平行な光をすべて特定の向
    きの平行光に変換するホログラムと、このホログラムで
    変換された平行光を拡散する拡散板とを備えたことを特
    徴とする透過型スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記ホログラムは、半径方向に異なる特
    性を有し、赤、緑、青などの特定波長に対して波長選択
    性のある複数枚のホログラムからなることを特徴とする
    請求項1記載の透過型スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記ホログラムは、半径方向に異なる特
    性を有する波長選択性がないか、もしくは少ないもので
    あることを特徴とする請求項1記載の透過型スクリー
    ン。
  4. 【請求項4】 複数の投影レンズ系からの投影光が同一
    面上に投影されて合成され、この合成された画像を背面
    側から観察する透過型スクリーンにおいて、 前記複数の投影レンズ系からの投影光を特定の向きの平
    行光に変換するホログラムと、このホログラムで変換さ
    れた平行光を拡散する拡散板とを備えたことを特徴とす
    る透過型スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記ホログラムは、半径方向に異なる特
    性を有し、赤、緑、青の特定波長に対して波長選択性の
    ある3枚のホログラムからなることを特徴とする請求項
    4記載の透過型スクリーン。
  6. 【請求項6】 前記ホログラムは、前記複数の投影レン
    ズ系の配列方向における特性が異なっていることを特徴
    とする請求項5記載の透過型スクリーン。
  7. 【請求項7】 複数の投影レンズ系からの投影画像が同
    一面上に投影されて合成され、この合成された画像を背
    面側から観察する透過型スクリーンを用いた表示装置に
    おいて、 前記複数の投影レンズ系からの投影光を各波長ごとに平
    行な光に変換するフレネルレンズと、このフレネルレン
    ズで変換された各波長ごとの平行な光をすべて特定の向
    きの平行光に変換するホログラムと、このホログラムで
    変換された平行光を拡散する拡散板とを備えたことを特
    徴とする透過型スクリーンを用いた表示装置。
  8. 【請求項8】 複数の投影レンズ系からの投影光が同一
    面上に投影されて合成され、この合成された画像を背面
    側から観察する透過型スクリーンを用いた表示装置にお
    いて、 前記複数の投影レンズ系からの投影光を特定の向きの平
    行光に変換するホログラムと、このホログラムで変換さ
    れた平行光を拡散する拡散板とを備えたことを特徴とす
    る透過型スクリーンを用いた表示装置。
JP7250055A 1995-09-05 1995-09-05 透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置 Pending JPH0973132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7250055A JPH0973132A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7250055A JPH0973132A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0973132A true JPH0973132A (ja) 1997-03-18

Family

ID=17202137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7250055A Pending JPH0973132A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0973132A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998059501A1 (en) * 1997-06-24 1998-12-30 Thomson Consumer Electronics, Inc. Projection televisions with three-dimensional holographic screens
WO1999004576A1 (en) * 1997-07-15 1999-01-28 Thomson Consumer Electronics, Inc. Holographic screen projection televisions with optical correction
WO1999039512A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection television with three-dimensional holographic screen and centered blue crt for balanced crt drive
WO1999039514A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with mirrors incident on holographic screens
WO1999039510A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with holographic screens having stacked elements
WO1999039513A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection television with holographic screen and partly occluded projection lens
WO1999039511A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with holographic screens for high off axis exclusion
WO1999039515A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Direct projection television with three dimensional holographic screen
US6078351A (en) * 1996-12-31 2000-06-20 Thomson Consumer Electronics, Inc. Projection televisions with three dimensional holographic screens
US6151163A (en) * 1997-09-10 2000-11-21 Thomson Licensing S.A. Holographic projection screen having a rear-facing fresnel lens
US6400417B1 (en) 1998-01-29 2002-06-04 Thomson Licensing S.A. Projection television with three-dimensional holographic screen and centered blue CRT for balanced CRT drive
US6483533B1 (en) 1998-01-29 2002-11-19 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with three dimensional holographic screens
US6621530B1 (en) 1998-01-29 2003-09-16 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with mirrors incident on holographic screens
CN100399104C (zh) * 2002-08-09 2008-07-02 奥林巴斯株式会社 投影观察装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6078351A (en) * 1996-12-31 2000-06-20 Thomson Consumer Electronics, Inc. Projection televisions with three dimensional holographic screens
KR100659988B1 (ko) * 1997-06-24 2006-12-22 톰슨 콘슈머 일렉트로닉스, 인코포레이티드 3차원 홀로그래픽 스크린을 채택한 투사형 텔레비전
WO1998059501A1 (en) * 1997-06-24 1998-12-30 Thomson Consumer Electronics, Inc. Projection televisions with three-dimensional holographic screens
WO1999004576A1 (en) * 1997-07-15 1999-01-28 Thomson Consumer Electronics, Inc. Holographic screen projection televisions with optical correction
CN100372384C (zh) * 1997-07-15 2008-02-27 汤姆森消费电子有限公司 带光校正的全息屏投影电视
KR100525622B1 (ko) * 1997-07-15 2005-11-03 톰슨 콘슈머 일렉트로닉스, 인코포레이티드 광학적 보정 기능을 갖는 홀로그래픽 스크린이 구비된투사형 텔레비전
US6151163A (en) * 1997-09-10 2000-11-21 Thomson Licensing S.A. Holographic projection screen having a rear-facing fresnel lens
WO1999039510A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with holographic screens having stacked elements
WO1999039515A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Direct projection television with three dimensional holographic screen
WO1999039511A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with holographic screens for high off axis exclusion
US6400417B1 (en) 1998-01-29 2002-06-04 Thomson Licensing S.A. Projection television with three-dimensional holographic screen and centered blue CRT for balanced CRT drive
US6483533B1 (en) 1998-01-29 2002-11-19 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with three dimensional holographic screens
US6621530B1 (en) 1998-01-29 2003-09-16 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with mirrors incident on holographic screens
WO1999039513A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection television with holographic screen and partly occluded projection lens
KR100544834B1 (ko) * 1998-01-29 2006-01-24 톰슨 라이센싱 홀로그래픽 스크린상에 삽입된 거울을 구비한 투사형 텔레비전
KR100565137B1 (ko) * 1998-01-29 2006-03-30 톰슨 라이센싱 3차원 홀로그래픽 스크린, 및 음극선관 구동 평형을 위해 중앙에 배치된 청색 음극선관을 구비한 투사형 텔레비전
WO1999039514A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection televisions with mirrors incident on holographic screens
WO1999039512A1 (en) * 1998-01-29 1999-08-05 Thomson Licensing S.A. Projection television with three-dimensional holographic screen and centered blue crt for balanced crt drive
CN100399104C (zh) * 2002-08-09 2008-07-02 奥林巴斯株式会社 投影观察装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4799765A (en) Integrated head-up and panel display unit
US5755503A (en) Optical illumination system having improved efficiency and uniformity and projection instrument comprising such a system
US20070098324A1 (en) Optical multiplexer and projection type display device incorporating same
JPH0973132A (ja) 透過型スクリーンおよびこれを用いた表示装置
JPH11212023A (ja) 照明光学系および投写型表示装置
JPH11271677A (ja) カラー投影表示装置
EP0261171B1 (en) Integrated head-up and panel display unit
CN117751322A (zh) 多色光源及投影设备
US6264331B1 (en) Image projector
JP2007280793A (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2018021990A (ja) 光源装置、及びプロジェクター
US20080025041A1 (en) Backlight unit and display apparatus having the same
US6633435B2 (en) Illumination optical system and projector comprising the same
JPH10170869A (ja) 偏光照明装置および投写型表示装置
EP3531515A1 (en) Light source apparatus, illuminator, and projector
US20060256289A1 (en) Projection display apparatus
JPH11119151A (ja) 光源装置および投影装置
US6816206B2 (en) Polarizing illumination optical system and projection-type display device which uses same
JPH0973133A (ja) 透過型スクリーン
US11237471B2 (en) Light source device and projector
JP2001264884A (ja) リアプロジェクタ用スクリーン
US20230140762A1 (en) Light source device and projector
CN112738484B (zh) 激光投影设备
US20220082921A1 (en) Light source apparatus and projector
JP2023019848A (ja) 光源装置およびプロジェクター