JP2789591B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2789591B2
JP2789591B2 JP63043881A JP4388188A JP2789591B2 JP 2789591 B2 JP2789591 B2 JP 2789591B2 JP 63043881 A JP63043881 A JP 63043881A JP 4388188 A JP4388188 A JP 4388188A JP 2789591 B2 JP2789591 B2 JP 2789591B2
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magnetic
head
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oxide film
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茂信 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッドに関し、例えば磁気ディスク装置
に用いられるトンネル・イレーズ型の磁気ヘッドのよう
に二以上の磁気ヘッド部を複合一体化してなる磁気ヘッ
ドに関する。
〔発明の概要〕
本発明は、フェライトよりなる二以上の磁気ヘッド部
が結晶化ガラスを挟んで直列状に複合一体化され、磁気
ヘッド部の結晶化ガラスとの接合境界面に非磁性酸化物
膜が形成されている磁気ヘッドにおいて、非磁性酸化物
膜としてSiO、SiO2、Al2O3、ZrO2、Ta2O5のうちの何れ
か一種からなる単一元素酸化物膜を形成することによ
り、上記した接合境界面近傍の結晶化ガラス中に細かい
泡(空孔)が発生するのを防止し、信頼性や生産性のよ
い磁気ヘッドを得る。
〔従来の技術〕
例えばフロッピーディスクなどの磁気ディスクは、取
り扱いが簡単で、しかも大容量の信号が記録できること
からコンピュータやワードプロセッサなどの外部記録装
置として広く使用されている。
ところで、この磁気ディスクは、同心円状のトラック
に情報信号を記録しており、この情報信号の互換性を保
証するため、通常磁気ディスクのトラック・ピッチに対
し若干狭いトラック幅で情報信号の記録が行われてい
る。即ち、磁気ディスク装置に内蔵される磁気ヘッドと
しては、記録再生ヘッド部が記録トラックに対して位置
ずれを生じても、磁気ディスク上に記録された情報信号
間の間隔を保証するために、記録再生ヘッド部の後方に
記録された信号の両側を消去する消去ヘッド部を配設し
た、いわゆるトンネル・イレーズ型の磁気ヘッドが使用
されている。
この種の磁気ヘッドにあっては、記録再生ヘッド部と
消去ヘッド部とを複合一体化し、同時に記録再生ヘッド
部と消去ヘッド部の磁気的干渉をおさえるために、記録
再生ヘッド部と消去ヘッド部とを磁気的に分離する必要
がある。即ち、第2図に示すように、記録再生ヘッド部
51と消去ヘッド部52との間に非磁性材(分離層)53を介
在させ、記録再生ヘッド部51と消去ヘッド部52を磁気的
に分離し一体化した構造の磁気ヘッドが使用されてい
る。さらに通常は、記録再生ヘッド部51と消去ヘッド部
52が磁気ディスクの記録面に安定に接触するように、チ
タン酸バリウムやチタン酸カルシウムなどの非磁性材料
よりなるスライダ55、56を配設している。
従来、上述の記録再生ヘッド部51及び消去ヘッド部52
を非磁性材53を介して一体化する構成として、種々の提
案がなされている。その一つとして、具体的には、本出
願人が出願し、先に公開された公報特開昭62−192021に
開示されている構成では、非磁性材53を結晶化ガラスと
し、この結晶化ガラス自体の加熱融着により一体化して
磁気ヘッドを得るようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように記録再生ヘッド部と消去ヘッド部とを非磁
性材を挟んで複合一体化してなる磁気ヘッドであって、
非磁性材を結晶化ガラスとし、この結晶化ガラス自体の
加熱融着により複合一体化する従来の構成では、記録再
生ヘッド部と消去ヘッド部との接合境界面近傍の結晶化
ガラス中に細かい泡(空孔)が発生する。特に、ここに
発生した泡は、記録再生ヘッド部及び又は消去ヘッド部
と結晶化ガラスの接合強度を低下させる。更にこの泡が
磁気ディスクの記録面と対向する面に発生することは、
非常に有害であり、磁気ディスクの記録面を傷つけるば
かりでなく、ひどい時には、剥がれた磁性粉が磁気ヘッ
ドに付着し、記録再生が不能に陥り、信頼性を低下させ
る原因となっていた。
この細かい泡の発生原因は、記録再生ヘッド部と消去
ヘッド部の結晶化ガラスとの接合境界面に残留した研削
かすや、接合境界面の凹凸の凹部に存在する空気が、加
熱融着時に熱膨張して泡を発生し、この泡が熱軟化した
結晶化ガラス中に封止されるためと推察される。研削砥
石の砥粒の粒度が1500番以上の鏡面仕上げを行えば、細
かい泡の発生は少なくてすむが、研削に時間がかかって
しまい、生産性があがらないという問題があった。そこ
で、研削時間を短縮するために砥粒の粒度が800番程度
の研削砥石で研削(極上仕上げ)を行い、結晶化ガラス
の加熱融着を行うと、記録再生ヘッド部と消去ヘッド部
の接合境界面近傍の結晶化ガラス中に細かい泡が発生し
た。
そこで、本発明はこのような上述の実情に鑑みて提案
されたもので、二以上の磁気ヘッド部の結晶化ガラスと
の接合境界面近傍の結晶化ガラス中に泡が発生するのを
防止し、信頼性や生産性に優れた磁気ヘッドを得ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明では、フェライト
よりなる二以上の磁気ヘッド部が結晶化ガラスを挟んで
直列状に複合一体化され、磁気ヘッド部の結晶化ガラス
との接合境界面に非磁性酸化物膜が形成されている磁気
ヘッドにおいて、非磁性酸化物膜がしてSiO、SiO2、Al2
O3、ZrO2、Ta2O5のうちの何れか一種からなる単一元素
酸化物膜であることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の磁気ヘッドでは、二以上の磁気ヘッド部の結
晶化ガラスとの接合境界面に、SiO、SiO2、Al2O3、Zr
O2、Ta2O5のうちの何れか一種からなる単一元素酸化物
膜を形成した後、二以上の磁気ヘッド部を結晶化ガラス
の加熱融着により複合一体化する。このようにすること
により、研削砥石の砥粒の粒度が、例えば800番という
鏡面仕上げより荒い極上仕上げの砥石で、二以上の磁気
ヘッド部の結晶化ガラスとの接合境界面を仕上げ、Si
O、SiO2、Al2O3、ZrO2、Ta2O5のうちの何れか一種から
なる単一元素酸化物膜形成後、結晶化ガラスを加熱融着
しても、結晶化ガラス中に細かい泡の発生がなく、従っ
て信頼性や生産性に優れた磁気ヘッドを得ることができ
る。
〔実施例〕
次に、本発明の具体的な実施例について図面を参照し
ながら説明する。
本発明の磁気ヘッドにおいては、第1図に示すよう
に、磁気ディスクに対して情報信号の書き込み及び読み
出しを行う記録再生ヘッド部11と、磁気ディスクに書き
込まれた信号を消去するための消去ヘッド部12とを結晶
化ガラス13の加熱融着により複合一体化してなる。これ
らの記録再生ヘッド部11と消去ヘッド部12はフェライト
からなり、記録再生ヘッド部11及び又は消去ヘッド部12
の結晶化ガラス13との接合境界面には、SiO、SiO2、Al2
O3、ZrO2、Ta2O5のうちの何れか一種からなる単一元素
酸化物膜である非磁性酸化物膜1が形成されている。つ
まり、記録再生ヘッド部11及び又は消去ヘッド部12の接
合境界面にSiO、SiO2、Al2O3、ZrO2、Ta2O5のうちの何
れか一種からなる単一元素酸化物膜である非磁性酸化物
膜1を形成した後、記録再生ヘッド部11と消去ヘッド部
12を結晶化ガラス13により複合一体化する。
この非磁性酸化物膜1の膜厚は、5000Å以下の厚さで
薄膜形成技術、例えば真空蒸着などでコーティングされ
ている。なお、結晶化ガラス13の厚さは50〜100μm程
度である。記録再生ヘッド部11の磁気ギャップg1の後方
両側には、消去ヘッド部12の磁気ギャップg2、g2が位置
するように配設されている。従って、磁気ディスクを第
1図中X方向に走行させ、磁気ギャップg1で情報信号を
記録し、この記録された信号の両側を磁気ギャップg2
g2で消去することにより、ガードバンドが形成されるよ
うになっている。従って、磁気ディスク上には、消去ヘ
ッド部12の磁気ギャップg2、g2間の距離即ち第1図中Tw
の幅をもって記録される。このため、記録再生ヘッド部
11が磁気ディスクの記録トラックに対して位置ずれを生
じても、磁気ディスク上に記録された信号間の間隔が保
証されるので、良好な記録再生特性が得られる。さら
に、記録再生ヘッド部11と消去ヘッド部12を挟むように
チタン酸バリウムやチタン酸カルシウムなどの非磁性材
料よりなるスライダ14、15が一体化されており、磁気デ
ィスクに対して安定して接触するようになっている。
以上、本発明の実施例としてフェライトよりなる記録
再生ヘッド部11と消去ヘッド部12の接合の例で説明した
が、本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の実施例が取り得る
ことはいうまでもない。例えば、記録ヘッド部と再生ヘ
ッド部そして記録再生ヘッド部とモニタヘッド部などが
接合される例などで、二以上の磁気ヘッド部が接合され
ていれば本発明が適用できる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明では、フェライ
トよりなる二以上の磁気ヘッド部の結晶化ガラスとの接
合境界面に、SiO、SiO2、Al2O3、ZrO2、Ta2O5のうちの
何れか一種からなる単一元素酸化物膜である非磁性酸化
物膜を形成した後、二以上の磁気ヘッド部を結晶化ガラ
スの加熱融着により複合一体化するのであるから、研削
砥石の砥粒の粒度が、例えば800番という極上仕上げ
(従来は、例えば1500番以上という鏡面仕上げ)の砥石
で、二以上の磁気ヘッド部の結晶化ガラスとの接合境界
面を仕上げ、その後結晶化ガラスを加熱融着しても、こ
の結晶化ガラス中に細かい泡の発生がない。特に、二以
上の磁気ヘッド部の結晶化ガラスとの接合境界面近傍の
結晶化ガラス中に細かい泡が発生しないことは、二以上
の磁気ヘッド部と結晶化ガラスの接合強度を上昇させ
る。更に、この泡が磁気ディスクの記録面と対向する面
に発生しないことは、磁気ディスクの記録面を傷つける
ことなく、従って、磁性粉が剥がれることがないので、
記録再生が不能に陥ることがない。依って、信頼性や生
産性に優れた磁気ヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に好適な磁気ヘッドの磁気ディスク対
接面を示す平面図である。 第2図は、従来の磁気ヘッドの磁気ディスク対接面を示
す平面図である。 1……非磁性酸化物膜 11……記録再生ヘッド部 12……消去ヘッド部 13……結晶化ガラス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライトからなる二以上の磁気ヘッド部
    が結晶化ガラスを挟んで直列状に複合一体化され、 前記磁気ヘッド部の前記結晶化ガラスとの接合境界面に
    非磁性酸化物膜が形成されている磁気ヘッドにおいて、 前記非磁性酸化物膜が、SiO、SiO2、Al2O3、ZrO2、Ta2O
    5のうちの何れか一種からなる単一元素酸化物膜である
    こと を特徴とする磁気ヘッド。
JP63043881A 1988-02-26 1988-02-26 磁気ヘッド Expired - Lifetime JP2789591B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63171408A (ja) * 1987-01-09 1988-07-15 Alps Electric Co Ltd 磁気ヘツド

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