JP2788185B2 - ガラス蓋及びサンシールドを備えた車の屋根 - Google Patents

ガラス蓋及びサンシールドを備えた車の屋根

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JP2788185B2
JP2788185B2 JP6066226A JP6622694A JP2788185B2 JP 2788185 B2 JP2788185 B2 JP 2788185B2 JP 6066226 A JP6066226 A JP 6066226A JP 6622694 A JP6622694 A JP 6622694A JP 2788185 B2 JP2788185 B2 JP 2788185B2
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    • B60J7/0007Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス蓋及びサンシール
ドを備えた車の屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスの蓋は屋根の閉位置においては全
周囲に渡って形成されたシール部材を用いることにより
完全に屋根の開口を塞いでいる。通常、ガラス蓋を備え
たスライドリフト形式の屋根の場合、蓋の下方には透明
な材料で形成されたスライドライナが配置されている。
このスライドライナは側方に配置されたガイドレール内
で縦方向にスライド可能に案内されている。通常の動作
時において、蓋が閉じられたときには光線を入射させる
ように、また、蓋が開けられたときには通気を最適に行
うように、スライドライナは開位置に留まる。太陽光線
が強烈なときには、閉じられたライナは内側空間の加熱
とその中にいる人への放射とを防ぎ、不快にならないよ
うにしている。通気フラップの場合には、そのガラス蓋
はただ単に上方に向かって回動可能に後端の縁において
枢支されているが、太陽保護部材を用いて太陽光線から
室内の乗員を保護するのは一般的となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ある種の公知の車の屋
根(ドイツ特許明細書第32 42 097 C2号)
においては、サンシールドには光を入射するための開口
が特定の形状で設けられており、光の通過を行うように
完全に開いた開位置と完全に閉じられた閉位置との間で
調節可能となっている。この調節は適当な構造に形成さ
れた摺動可能な遮蔽プレートによって行われる。この目
的のため、上記明細書に記載された公知の車の屋根の実
施例(図10及び図2、図4)の形態では、サンシール
ドはガラス蓋の下方にこのガラス蓋から相当の距離をお
いて固定されている。この固定は、前方及び後方に設置
されたホルダ要素によって行われているが、ガラス蓋に
開口穴を形成することを必要としている。平面状の遮蔽
プレートはガラス蓋とサンシールドの間に配設されてお
り、サンシールド上に置かれている。遮蔽プレートは特
別なガイドレール上の両側の側縁において案内されてい
る。これらガイドレールは車の長手方向に延在した状態
でサンシールド上に設置されている。遮蔽プレートの前
端部には、ハンドル状の駆動要素が配置されている。遮
蔽プレートの設置位置は、遮蔽プレートとガイドレール
との間の摩擦によって遮蔽プレートが保持されるように
設定されている。サンシールドは言わばガラス蓋から中
吊り状態で配設されているが、この配設によってガラス
蓋の下方において乗員の頭部が占める空間が小さくな
る。しかし一方で、車の屋根を一般的にスポイラ又は上
方リッジスライド屋根と呼ばれるような構造に形成する
ことを難しくしている。なぜならば、蓋の構造的な深さ
を相当大きくしなければならないからである。同様なこ
とが、スライド屋根としての公知の車の屋根の構造にも
当てはまる。なぜならこの場合は、相当に深さがある蓋
を後方の固定屋根の表面の下方に配置された受取り室内
に収めなければならず、その半面、スライド動作中に生
じるサンシールドの損傷を防ぐように詳細に設計を行わ
なければならないからである。
【0004】本発明の目的は、比較的少ない部品数だけ
で簡単に構成することができ、ガラス蓋の領域において
頭部が占める空間を大きく保てる車の屋根を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に従
って、屋根開口と、閉位置においてこの屋根開口を完全
に閉じるガラス蓋とを有する車の屋根であって、前記ガ
ラス蓋は前記開口を少なくとも部分的に露出するように
調節可能であり、サンシールドが強固に固定される内面
を有しており、このサンシールドは、互いに等間隔で離
間された一連の光入射孔を備え、スライダとして形成さ
れた遮蔽プレートと共同し、この遮蔽プレートは、相互
に対向するガイドによってサンシールドと平行な方向に
案内され、サンシールドの互いに離間された光入射孔を
所望の様に完全にまたは部分的に閉じる遮蔽部分を備え
ており、前記互いに離間された光入射孔と交互に配置さ
れた開口があり、これら開口は、遮蔽プレートをスライ
ドさせることによりサンシールド内の対応する光入射孔
と完全にまたは部分的に所望のようにアライメントされ
得る車の屋根において、前記サンシールドは、ガラス蓋
の下面に不透明なコーティングとして形成され、蓋フレ
ーム上でスライド可能に案内された遮蔽プレートがこの
サンシールドを直接的に支持している車の屋根が提供さ
れる。
【0006】ガラス蓋のコーティングとしてのサンシー
ルドの構造によって、プレート状の別部材のサンシール
ドを形成し装着する必要がなくなる。従って、サンシー
ルドのための別部材の固定要素を配設したり、ガラス蓋
に固定用の孔を形成したり、あるいは固定要素を固定用
の孔に設けるといったことが必要無くなる。遮蔽プレー
トは下方からサンシールドを直接的に支えており、この
結果事実上ガラス蓋の下方において乗員の頭部が位置す
る空間が減少することがなくなる。蓋フレーム上の遮蔽
プレートのためのガイドの構造によって、別部材のガイ
ドレールが必要なくなる。本発明に従って構成されるガ
ラス蓋は、調節可能なサンシールドの装着によって事実
上影響されることのない全体的に浅い深さのために、例
えばスライド屋根、スライドリフト屋根、スポイラー屋
根、或いは通気フラップ屋根などのすべての車の屋根に
共通に簡単に用いることができる。
【0007】サンシールドを形成するガラス蓋のコーテ
ィングは、糊がつけられた及び/又は自己接着的なメタ
ルシート又はプラスチックによって形成することができ
るが、スクリーン印刷によってなされるインクコーティ
ングが好ましい。スクリーン印刷によって車のガラス面
に施される半永久的なコーティングに関しては、適当に
色付けされた材料は長い間一般的に容易に入手できるよ
うになっているので、この点に関するさらなる上方は不
必要である。主に黒色の染料やインクが比較的薄く適用
され、これによって、ガラスの表面を不透明に覆う格子
状のサンシールドの構造が与えられるが、この染料又は
インクの幾何学的形状及び分配は、サンシールドの光入
射孔や遮蔽プレートの遮蔽部分及び開口などの形態に依
存する。
【0008】効果的に、印刷が施されたサンシールドは
ガラス蓋に下方から印刷される通常の装飾フレームと同
時に与えられる。
【0009】ガラス蓋の窓ガラスを包囲する装飾フレー
ムは好ましくは下方からガラス窓を支える前方及び側方
の領域内に形成され、遮蔽プレートを案内する連続的な
配設溝を前方及び側方に形成する。この配設溝は好まし
くは包囲フレームが装着されたときにポリウレタンなど
のプラスチック材料をガラスプレートの周囲に注入又は
発泡することにより装着される。
【0010】遮蔽プレートは、例えば約0.5mm程度
の薄さのアルミニウムプレートやこれに対応したプラス
チックプレートなどの薄く弾性的な可撓材料によって効
果的に形成され構成され、蓋フレームに装着される。
【0011】本発明のさらなる実施例では、遮蔽プレー
トを移動させる手動の駆動装置が設けられる。この駆動
装置は円形の駆動ディスクを備え、この駆動ディスク
は、回転可能にしかし軸方向には移動不可能にケーシン
グ内に配設され、その上面に偏心して設けられ上方に突
出した操作ピンを有し、この操作ピンは、車の長手方向
に対し直交する方向に向けられた遮蔽プレートのスリッ
ト内に摺動可能に係合している。非常にシンプルで機能
的に信頼のおける装置は遮蔽プレートのスライド移動調
節を容易に行うが、遮蔽プレートに作用する慣性力のた
めに生じる不本意なスリップを防止するように、摩擦抵
抗を増加する。
【0012】遮蔽プレートの開口のうちの一つは駆動係
合のために効果的に用いられる。
【0013】効果的に、蓋フレームの2つの横長要素
は、遮蔽プレートがサンシールドを所望のように完全に
開くかあるいは閉じるかしたときに遮蔽プレート用の当
接部材となる。
【0014】
【実施例】本発明の理解を高めるため、また、本発明を
いかにして効果的に実施するかを示すため、例示によっ
て添付図面が参照される。
【0015】図においてはガラス蓋1のみが図示されて
おり、例えばスライド屋根や、スライド・リフト屋根、
スポイラ、或いは通気フラップなどの周囲の構造は示さ
れていない。ガラス蓋1は、窓ガラス2(ここでこの用
語を用いる場合、窓にはめ込まれる板状の透明な材料で
あればいかなるものでも含むものとする)と、これを囲
み下方から窓ガラス2を支持するように形成されたシー
ト状の鉄材からなる強化フレーム3と、蓋フレーム又は
包囲フレーム4とを備えている。この包囲フレーム4は
窓ガラス2と強化フレーム3とを縁の領域において保持
しており、蓋の外周において延在している。包囲フレー
ム1は、図示の形態と異なるものとして、窓ガラスの縁
を覆う上方カバーフレームと、このカバーフレームに下
方からねじによって取り付けられる強化フレームとで形
成しても良い。しかし本実施例の好ましい形態において
は、包囲フレーム4は、例えばポリウレタンなどのプラ
スチック材料を射出成形又は発泡成形して強化フレーム
3を窓ガラス2の周囲に埋め込むことにより形成されて
いる。片状に形成された突起5は、包囲フレームの下部
がえぐられた状態となるように包囲フレーム4の外周に
おいてこの包囲フレーム4と一体的に形成されている。
この突起5は、車の屋根に通常設けられている縁ギャッ
プシールを配設する機能を果たしている。また強化フレ
ーム3には、下方に向けられたシーティング・ラグ6が
接続されている。このシーティング・ラグ6は包囲フレ
ーム4を越えて突出しており、図示しない蓋駆動要素及
び蓋潤滑要素を固定する。
【0016】窓ガラス2は、通常の方法で、不透明な装
飾フレーム7を外周において備えている。この装飾フレ
ーム7は上方から見られないように窓ガラス2の縁と同
一レベルとなっている。この装飾フレーム7は包囲フレ
ーム4を装着する前にスクリーン印刷(screen printi
ng)によって窓ガラス2の下面に形成される。この装飾
フレーム7は図1及び図2、図6においてはガラス蓋1
の横方向の縁に平行な線でハッチングされている。この
スクリーン印刷の間、同時にそして窓ガラス2の下面に
は、装飾フレーム7によって区切られる領域内に、サン
シールド8を形成する格子が印刷されている。この格子
もまた光を遮断するような性質、すなわち不透明で凝集
性のある表面となっている。この格子状のサンシールド
8は図1及び図2においてはガラス蓋1の横縁に対して
45度に傾斜したハッチングで示されている。この格子
状の印刷を行う結果、サンシールド8には複数列の入射
孔(または光入射孔)9が車の長手方向に均一に離間さ
れた状態で形成される。これら入射孔9は均一なディメ
ンションを備えた横方向スリットの形態をなしている。
入射孔9はサンシールド8に形成された格子の長手方向
及び横方向のウェブによって区画されている。この様に
して、不透明な領域と透明な領域とが窓ガラス2におい
て交互に形成されている。
【0017】図面の細長の断面図においては、装飾フレ
ーム7とこれによって包囲されるサンシールド8との厚
みは誇張されて描かれている。遮蔽プレート10はサン
シールド8と窓ガラス2との下方から直接これらを支持
している。サンシールド8と同様に、遮蔽プレート10
には均一な間隔で離間された複数列の開口11が設けら
れている。これら開口11は、配列と相互の間隔とにお
いてサンシールド8の入射孔9と対応している。開口1
1と交互に配列されているのは、開口11の間に配置さ
れた横方向ウェブである。この横方向ウェブは、入射孔
9用の遮蔽部分12を形成している。この様にして、サ
ンシールド8のいくつもの格子パターンが遮蔽プレート
10内に形成されている。
【0018】図面に示すサンシールド8内のスリット状
の入射孔9と、これら入射孔9に対応し遮蔽プレート1
0内に形成された開口11との代りに、入射孔及び開口
は、幾何学的に異なる位置及び形態を持ってもよい。こ
れは、サンシールドに対して遮蔽プレートの配置換えを
行うことにより、サンシールド内の入射孔の完全な遮蔽
と入射孔の完全な露出とが遮蔽プレート10の適当なウ
ェブ領域の分だけ可能となるときにのみ行われ得る。
【0019】遮蔽プレート10は長手方向に移動可能に
ガラス蓋1の包囲フレーム4上に配置されている。この
目的のため、蓋フレーム4はその前方横長部分13と2
つの側方縦長部分14との所で連続的な配設溝(seatin
g groove)15を有している。この配設溝15は、窓ガ
ラス2と装飾フレーム7を形成するスクリーン印刷のコ
ーティングとに直接的に隣接している。この配設溝15
内では、遮蔽プレート10の縁がスライド可能に案内し
ている。この溝15は、図示する例では、下方は強化フ
レーム3によって規定され、上方はガラス窓2とそのス
クリーン印刷のコーティングとによって規定されてい
る。この溝15の底部は包囲フレーム4の壁面によって
形成されている。この配設溝15は包囲フレーム4を鋳
込むときに形成される。包囲フレーム4の後方横長部分
16は配設溝を有していない。
【0020】配設溝15はサンシールド8に対して遮蔽
プレート10の長手方向の移動を可能にし、図1及び図
2に示す遮蔽プレート10の位置限定を可能にしてい
る。前方の限定位置では、サンシールド8の入射孔9が
完全に遮蔽プレート10の遮蔽部分12によって閉じら
れ、遮蔽プレート10の前縁は図2に示すように前方横
長部材13内の配設溝の部分の溝の底部にに当接する。
後方限定位置においては、遮蔽プレート10の前縁は包
囲フレーム4の前方横長部材13内の配設溝の部分から
外れており、その一方で、遮蔽プレート10の後方の縁
は図1に示すように包囲フレーム4の後方横長部材16
に対して当接している。この位置では、入射孔9は完全
に遮蔽プレート10の開口11とアライメントされてお
り、従ってサンシールド8は完全に開かれる。
【0021】遮蔽プレート10は薄く弾力性のある可撓
材料からなり、弾性的に曲げられた後、2つの側方縁が
蓋フレーム4の側方の縦長要素14内にある配設溝15
の側方溝部分に挿入される。横方向の移動に関して十分
な遊びは遮蔽プレート10とこの遮蔽プレート10のた
めの2つの配設溝部分の溝の底壁との間に保たれ、完全
にその開始位置に弾性的に復帰し、この開始位置におい
て遮蔽プレート10は窓ガラスまたはこの窓ガラスに印
刷されたサンシールドのコーティングの下面を支持する
ようになる。ガラス蓋1が屋根の曲線にそって横方向に
湾曲しなければならない場合には、遮蔽プレート10は
ガラス窓2をフラットな状態で指示するために屋根の曲
線に対応するように形成することができる。遮蔽プレー
ト10をガラス蓋1に設けられた側方配設溝部分に単に
押し込むだけで設置するようにするには、窓ガラス2の
下方にある蓋フレーム4の前方横長部分13と後方横長
部分16との間の距離を、設置に必要な間隔だけ、車の
長手方向における遮蔽プレート10の長さよりも僅かに
大きくしなければならない。このような状況は図3に示
されいる。図3においては、2つの横長要素13,16
の間の設置位置が示されている。
【0022】遮蔽プレート10は車の長手方向において
その前方の縁または後方の縁と、隣接するストッパとの
間に存在する短い距離だけ移動可能である。この移動は
遮蔽プレート10を手で直接行っても良いし、遮蔽プレ
ート10にハンドルを取り付けて行うことも可能であ
る。しかし好ましい構造では、この目的のために駆動装
置が設けられている。この駆動装置の説明を図6及び図
7を用いて以下に行う。駆動装置17は蓋フレーム4の
前方横長部材13上に設置されており、平坦で円形の駆
動ディスク20を備えている。この駆動ディスク20は
ケーシング18内に回転可能にしかし軸方向には移動し
ないように配置されており、下方に突出したハンドル1
9を有している。
【0023】駆動ディスク20の上面には偏心して配設
され上方に突出した操作ピン21が設けられている。こ
の操作ピン21は、車の長手方向に対し直交する方向に
向けられた遮蔽プレート10のスリット形状の開口11
のうちの一つに摺動可能に係合している。フラットで浅
いケーシング18は前方横長部材13に、例えばねじな
どによって強固に接続されている。駆動ディスク20が
ハンドル19によって回転されたときには、操作ピン2
1は駆動ディスク20の中心軸を中心とした円形の軌跡
に沿ってクランクピンのように移動し、かくして、開口
11との係合によって回転方向に対応して遮蔽プレート
10の移動が果たされる。上述した図示の駆動装置17
は簡単かつ機能的に信頼性の高い構造であり、乗員の頭
部の空間との干渉が問題にならないくらい薄く形成され
ている。駆動中に遮蔽プレート10に加わる慣性力のた
め、遮蔽プレート10は操作ピン21に対し反力を与え
ることになる。しかし、駆動ディスク20の回転を抑制
するものはケーシング18内に収められた駆動プレート
20の周縁に生じる大きな摩擦力のみである。遮蔽プレ
ート10が移動するため、駆動ディスク20の回転はほ
んの小さな角度だけ行えば良い。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、比較的少ない部品数だ
けで簡単に構成することができ、ガラス蓋の領域におい
て頭部が占める空間を大きく保てる車の屋根を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンシールドの入射孔が完全に開いた状態で車
の屋根のガラス蓋を部分的に示す平面図。
【図2】図1に示すガラス蓋をサンシールドの入射孔が
完全に閉じた状態で示す平面図。
【図3】図1におけるIII-III 線でガラス蓋を切断した
断面図。
【図4】図2におけるIV-IV 線でガラス蓋を切断した断
面図。
【図5】図1におけるV-V 線でガラス蓋を切断した部分
的な断面図。
【図6】駆動装置を備えたガラス蓋の領域を示す部分的
な平面図。
【図7】図6におけるVII-VII 線で駆動装置の領域を切
断した部分的な断面図。
【符号の説明】
1…ガラス蓋、2…窓ガラス、3…強化フレーム、4…
包囲フレーム、7…装飾フレーム、8…サンシールド、
9…入射孔、10…遮蔽プレート、11…開口、12…
遮蔽部分、15…配設溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−206444(JP,A) 特開 平7−195943(JP,A) 特開 平1−315573(JP,A) 実開 平5−40592(JP,U) 実開 平3−122914(JP,U) 実開 昭61−6417(JP,U) 実公 平7−35115(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 7/00 B60J 3/04 E06B 9/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根開口と、閉位置においてこの屋根開
    口を完全に閉じるガラス蓋とを有する車の屋根であっ
    て、前記ガラス蓋は前記開口を少なくとも部分的に露出
    するように調節可能であり、サンシールドが強固に固定
    される内面を有しており、このサンシールドは、互いに
    等間隔で離間された一連の光入射孔を備え、スライダと
    して形成された遮蔽プレートと共同し、この遮蔽プレー
    トは、相互に対向するガイドによってサンシールドと平
    行な方向に案内され、サンシールドの互いに離間された
    光入射孔を所望の様に完全にまたは部分的に閉じる遮蔽
    部分を備えており、前記互いに離間された光入射孔と交
    互に配置された開口があり、これら開口は、遮蔽プレー
    トをスライドさせることによりサンシールド内の対応す
    る光入射孔と完全にまたは部分的に所望のようにアライ
    メントされ得る車の屋根において、前記サンシールド
    は、ガラス蓋の下面に不透明なコーティングとして形成
    され、蓋フレーム上でスライド可能に案内された遮蔽プ
    レートがこのサンシールドを直接的に支持していること
    を特徴とする車の屋根。
  2. 【請求項2】 前記下面の不透明なコーティングは、ス
    クリーン印刷によってなされる色付きまたはインクのコ
    ーティングによって形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の車の屋根。
  3. 【請求項3】 ガラス蓋の縁と同一面になっておりガラ
    ス蓋の周囲に延在した装飾フレームを具備し、前記不透
    明なコーティングは、前記装飾フレームと同時に与えら
    れ、機能的要素を外側から覆い、ガラス蓋の下面に印刷
    され、装飾フレームによって包囲された窓ガラスの内側
    領域はサンシールドによって完全に満たされていること
    を特徴とする請求項1に記載の車の屋根。
  4. 【請求項4】 蓋フレームは前方横長部材と2つの側方
    縦長部材とを有しており、連続的な配設溝が前記2つの
    側方縦長部材の内側に形成され、前記前方横長部材は窓
    ガラスとそのコーティングとすぐ近傍に位置して遮蔽プ
    レートの外側縁が前記溝内に案内されていることを特徴
    とする請求項1に記載の車の屋根。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽プレートは薄く弾性的な可撓材
    料よりなり、弾性的に曲げられた後に、その2つの側方
    の縁が蓋フレームの側方縦長部材の側方配設溝部分に挿
    入され、窓ガラスの下方における前方横長部材と後方横
    長部材との間の距離は、車の長手方向における遮蔽プレ
    ートの長さよりも、遮蔽プレートを装着するのに必要な
    遊びの分だけ大きいことを特徴とする請求項4に記載の
    車の屋根。
  6. 【請求項6】 車の長手方向での遮蔽プレートのスライ
    ドを行うための駆動装置は、蓋フレームの前記前方横長
    部材上に設けられ、駆動装置は円形の駆動ディスクを備
    え、この駆動ディスクは、回転可能にしかし軸方向には
    移動不可能にケーシング内に配設され、その上面に偏心
    して設けられ上方に突出した操作ピンを有し、この操作
    ピンは、車の長手方向に対し直交する方向に向けられた
    遮蔽プレートのスリット内に摺動可能に係合しているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の車の屋根。
  7. 【請求項7】 操作ピンと係合するスリットは、遮蔽プ
    レートの前記開口のうちのひとつであることを特徴とす
    る請求項6に記載の車の屋根。
  8. 【請求項8】 前記蓋フレームは、前方横長部材と2つ
    の側方縦長部材とを有し、連続的な配設溝が前記2つの
    側方縦長部材とガラス窓及びそのコーティングとすぐ近
    傍の前方横長部材との内側に設けられ、遮蔽プレートの
    外側縁がこの溝内にスライド可能に案内され、サンシー
    ルドの光入射孔は、遮蔽プレートが蓋フレームの前方横
    方向部材の配設溝に完全に押し込んだときには遮蔽プレ
    ートの遮蔽部分によって完全に閉じられ、遮蔽プレート
    が蓋フレームの後方横長部材に対して完全に押し当てら
    れたときには完全に開かれることを特徴とする請求項1
    乃至7のうち少なくとも1項に記載の車の屋根。
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