JP2787147B2 - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2787147B2
JP2787147B2 JP62125461A JP12546187A JP2787147B2 JP 2787147 B2 JP2787147 B2 JP 2787147B2 JP 62125461 A JP62125461 A JP 62125461A JP 12546187 A JP12546187 A JP 12546187A JP 2787147 B2 JP2787147 B2 JP 2787147B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子カメラの露出制御に関するものである。 〔従来の技術〕 従来の銀塩フィルムを用いた写真システムに於いて、
閃光装置を用いて写真撮影を行なう場合、以下に示す様
な手順で操作が行なわれてきた。まずカメラのレンズの
絞りとシャッター速度を所定の値に設定し、閃光装置を
発光させる。そして閃光装置の発光と同時に被写体から
反射される光量を光量積分手段で積分し、光量が適正露
出を得るのに最適となったところで閃光装置の発光を、
カメラか閃光装置のいずれかに設けた発光装置によって
自動的に止めるといったことが行なわれてきた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし閃光装置の光量は有限であり、閃光装置から被
写体までの距離が遠かったり、レンズの絞りが絞り過ぎ
ていて閃光装置の光量が適正露光量を得るには不足する
場合がある。このことを撮影前に検知する為には、事前
に撮影条件の厳密な計算を撮影者が行なうか、又は撮影
の直前に赤外光線などを被写体に照射して、実際に閃光
装置が発光したときの条件を予想して閃光装置の光量お
よび絞りが撮影に適しているかどうかの判断をカメラ側
で自動的に行なう等の予備作業が必要であった。 しかしながら、前者の場合は撮影者がカメラの操作を
熟知していなければならず、時間も要し、煩雑である。
又後者の場合は装置が複雑化して高価になるといった欠
点を有していた。さらにこれらの判断によって閃光装置
の光量が不足であると判断された場合は、撮影条件を変
更するか、より露光感度の高いフィルム又はより光量の
多い閃光装置を用いる等、撮影器材を変更しなければな
らず不便であった。この為多くの写真撮影では上記の事
前のチェックを行わず、閃光装置の光量が不足して露光
量が不十分であった場合は光量が不足していたことをカ
メラ側に設けた警告手段によって撮影者へ知らせ、再び
撮影条件を変えて撮影し直すことが行われていた。しか
しこの場合、鑑賞するのに不適当な画像が一枚記録され
てしまうことのみならず、シャッターチャンスを逃がし
てしまう可能性が有り極めて使い難いシステムとなって
いた。 また上記の問題点は被写体が近過ぎて閃光装置の制御
回路の時間遅れから閃光装置の発光の停止が遅れる事に
より、フィルムの露光量が多過ぎた場合にも、光量が不
足したときと同じように鑑賞するのに不適当な画像が一
枚記録され、かつシャッターチャンスを逃がしてしまう
可能性が有るといった欠点を有していた。 電子スチルカメラに於いて閃光装置を用いるときも、
上述の銀塩フィルムを用いるカメラシステムと同様な問
題点があった。電子スチルカメラでは適正露光量の許容
範囲が銀塩フィルムよりも狭いことから、閃光装置の光
量の過不足の問題は銀塩フィルムの場合より深刻であ
り、上記問題点の早期解決が望まれていた。 〔問題点を解決する為の手段〕 上記問題を解決するため、本発明は、電子カメラにお
いて、被写体像を結像する光学手段と、結像した被写体
像に対応する映像信号を出力する撮像手段と、被写体を
照明する閃光手段と、前記撮像手段に入射する光束の一
部を受光する受光手段と、前記受光手段によって光電変
換された電気信号を積分する積分手段と、前記撮像手段
と前記受光手段との間の入射光量差を補正する補正係数
と現在認定されている基準感度とに応じた露光基準値
と、前記積分手段の積分値とを比較し、比較値を出力す
る比較手段と、前記比較値に応じて前記閃光手段の発光
を停止する発光制御手段と、前記基準感度と前記比較値
とに応じた増幅率を出力する増幅率出力手段と、前記映
像信号を増幅率出力手段の出力に基づいて増幅する映像
増幅手段と、前記映像増幅手段により増幅された映像信
号を記録する記録手段とを具備する構成とした。 〔作用〕 銀塩カメラ同様電子スチルカメラの自動露出にも
(1)式のアペックス条件式が用いられる。 BV+SV=AV+TV………(1) ここでBV、SV、AV、TVは各々2を底とする対数で被写
体輝度、感度、絞り、シャッタースピードを表したもの
である。感度SVは銀塩フィルムとは異なり、固体撮像素
子固有のものではなく、電子スチルカメラとしての感度
であり、このSVは映像信号増幅回路のゲインを変化させ
ることによって変えることができる。ここで閃光装置を
用いて写真撮影を行なった場合、BV、TVは閃光装置の光
量によって決まる値である。そこで適正露光が得られる
為に閃光装置から照射されるべき理想的な光量をXVとす
ると、 XV≡BV−TV………(2) と書ける。(2)式を用いて(1)式を書き直すと XV=AV−SV………(3) さて実際には閃光装置から理想的な光量XVが照射され
ないことが有り、その場合の閃光装置から照射される実
際の光量をXV′とする。理想的な光量XVと実際の光量X
V′との差を補正値αとして次の式の様に定義すると α≡XV−XV′………(4) (4)式、(3)式より XV′=AV−SV−α………(5) 写真撮影時において必要とされる理想的な光量XVは
(3)式より求めることができ、又閃光装置の発光完了
時において実際の光量XV'も測定可能である。したがっ
て閃光装置の発光完了時において(4)式を用いて補正
値αの値を算出することは可能である。電子スチルカメ
ラにおいて固体撮像素子が露光してから記録装置に記録
されるまでの間には僅かながら時間的な余裕が有るの
で、その間に補正値αの値を算出してカメラの感度を新
たに SV′=SV+α………(6) で表される実効感度SV′とすることが出来る。すると
(6)式を(5)式に代入して次式が得られる。 XV′=AV−SV′………(7) (7)式は自動露出の条件式である(3)式のXVとSV
をXV′とSV′で置き換えた形になっており、閃光装置か
ら理想的な光量XVでない実際の光量XV′が照射された場
合でも、感度SVを実効感度SV′に変えることによって自
動露出の条件を満足することが出来ることを示してい
る。そしてその後記録装置によって映像信号増幅回路の
出力を記録すれば美しい写真が記録される。 〔実施例〕 第1図は本発明の第一参考実施例であり、電子スチル
カメラシステムの構成を示すブロック図である。第1図
に示すように本発明はカメラ1と閃光装置20によって構
成されており、カメラ1と閃光装置20は接点端子12、1
3、14において電気的に接続されている。むろんカメラ
1は閃光装置20が不要なときは閃光装置20を取り外して
単独で使用することも可能であり、又いわゆるストロボ
内蔵型カメラの様にカメラ1と閃光装置20とを一体のハ
ウジングに収めて構成する事も可能である。 カメラ1の撮影レンズ2で集光された光束は絞り7を
通り、シャッター機能を有する固体撮像素子3に結像す
る。固体撮像素子3において光電変換された映像信号は
映像信号増幅回路4で増幅され、記録回路5へ入力され
る。そして記録回路5においてFM変調された映像信号は
記録装置6において磁気記録媒体である不図示のフロッ
ピーディスクに記録される。絞り7および固体撮像素子
3は露出制御回路8に接続されており、記録回路5と記
録装置6は記録制御回路9に接続されている。さらに露
出制御回路8と記録制御回路9はシーケンスコントロー
ラ10に接続され、シーケンスコントローラ10にはレリー
ズ信号が入力されている。加算回路11の一方の+端子に
は基準感度SVが定数として、他の+端子には接点端子12
が接続されている。接点端子13は露出制御回路8に接続
されており、接点端子14はシーケンスコントローラ10に
接続されている。 閃光装置20には発光制御回路21があり、発光制御回路
21より出力された発光制御信号は、発光回路22へ入力さ
れる。そして発光回路22によって作られる発光電流によ
って発光部23が発光し、被写体30が照明される。被写体
30より反射した光束は、カメラ1の撮影レンズ2へその
一部が入射すると共に閃光装置20の受光部24へ光束の別
の一部が入射する。受光部24では被写体30より反射され
た光を光電変換および対数圧縮し、積分回路25へ入力す
る。そして積分回路25の出力はコンパレータ26の(−)
端子へ入力される。コンパレータ26の(+)端子には基
準光量XVが定数として入力されている。コンパレータ26
の出力は発光制御回路21及び接点端子12に接続されてい
る。又接点端子13、14は発光制御回路21に接続されてい
る。 以上の説明を基に、第1参考実施例の動作の説明を述
べる。 閃光装置20内の不図示のコンデンサが充電され発光部
23が発光可能な状態になると、発光制御回路21より接点
端子14を通してシーケンスコントローラ10へストロボが
発光可能なことを知らせるストロボレディ信号が伝えら
れる。シーケンスコントローラ10はストロボレディ信号
が0から1に変わると閃光装置20が発光可能な状態にあ
ることを知り、露出制御回路8をストロボ撮影モードに
切り換える。 不図示のレリーズスイッチが撮影者によって押され、
シーケンスコントローラ10にレリーズスイッチよりレリ
ーズ信号が入力されると、シーケンスコントローラ10は
記録制御回路9を動作させ、記録装置6内の記録媒体で
あるフロッピーディスクを回転させる。一方露出制御回
路8はシーケンスコントローラ10の信号を受けて、絞り
7を閃光装置使用時の基準絞り値AVで表される所定の絞
り形状に設定する。また露出制御回路8は固体撮像素子
3を駆動制御して被写体からの光に応じて信号電荷を蓄
積する。これと同時に露出制御回路8から接点端子13を
通じて閃光装置20内の発光制御回路21へ発光開始信号が
出力される。そして発光制御回路21は発光回路22に発光
制御信号を送り、発光回路22から出力された発光電流に
より発光部23が発光し、その光によって被写体30が照明
される。被写体30より反射した光束の一部は撮影レンズ
2を通して固体撮像素子3に結像すると同時に前記光束
の他の一部は受光部24へ入射する。そして受光部24にお
いて光電変換及び対数圧縮され積分回路25において時間
の経過と共に光量が積分される。ここで積分回路25の出
力は発光部23より発せられ、被写体30によってカメラ側
へ反射して来る実際の光量XV′を表しており、発光部23
の発光中に時間の経過と共に0から増加する値である。
このときのカメラ1の基準感度と絞りはSVとAVで表され
るので(3)式より XV=AV−SV………(3) で表される基準光量XVに実際の光量XV′が等しくなった
ところで発光部23の発光を停止すれば良いことになる。
そこでコンパレータ26において基準光量XVと実際の光量
XV′とを比較している。コンパレータ26の働きにより基
準光量XVより実際の光量XV′が小さいときはコンパレー
タ26の出力値はプラスであり、基準光量XVより実際の光
量XV′が大きいときはコンパレータ26の出力値はマイナ
スとなる。したがって発光部23が発光し始めたときは積
分回路25の出力は0であるからコンパレータ26の出力は
プラスであり、時間の経過と共に積分回路25の出力が増
加し基準光量XVと等しくなったところ、すなわち実際の
光量XV′と基準光量XVが等しくなったところでコンパレ
ータ26の出力はプラスからマイナスに変わる。コンパレ
ータ26の出力は発光制御回路21に入力されており、コン
パレータ26の出力がプラスからマイナスに変わったこと
を発光制御回路21が検出して発光回路22の発光電流を止
め、発光部23の発光を停止する。そして発光制御回路21
から接点端子14を通してシーケンスコントローラ10に入
力されるストロボレディ信号が1から0に変わることに
より、シーケンスコントローラ10は閃光装置20の発光が
停止したことを知り、露出制御回路8に働きかけて固体
撮像素子3の信号電荷の蓄積を停止する。そして固体撮
像素子3に蓄積された信号電荷は映像信号増幅回路4に
入力される。ここで映像信号増幅回路4の増幅率はカメ
ラ1の実効感度SV′を決定するものであり、加算回路11
の出力信号であるゲインコントロール電圧で決定され
る。加算回路11に入力されている信号は基準感度SVとコ
ンパレータ26の出力であるが、コンパレータ26の出力値
はプラスからマイナスに変わったばかりのほぼ0に近い
値、すなわち−0であるから、加算回路11の出力値はSV
+(−0)=SVとなり映像信号増幅回路4の増幅率すな
わちカメラ1の実効感度はSVとなる。この結果カメラ1
の受光した光量、絞り、感度はXV、AV、SVとなり、自動
露出の条件式である XV=AV−SV………(3) を満足することになる。そして映像信号増幅回路4で増
幅された映像信号は記録回路5ヘ入力される。記録回路
5では記録制御回路9からの信号により、1フレーム分
の画像信号を記録するか、1フレームの半分の1フィー
ルド分の映像信号を記録するかを決定した後、1フレー
ム又は、1フィールド分の映像信号をFM変調する。そし
てFM変調された映像信号は記録装置6において磁気記録
媒体である不図示のフロッピーディスクに記録され一連
の撮影動作は終了する。 次に被写体30が閃光装置20より遠過ぎて閃光装置20の
光量が不足した場合について説明する。 被写体30と閃光装置20との距離が離れていると、閃光
装置20によって照明される被写体30の輝度は低くなる。
従って、受光部24に入射する光量が少なくなり、積分回
路25の出力値の単位時間当たりの増加量も少なくなる。
閃光装置20の発光する光量は有限であるから、閃光装置
20と被写体30との距離があまり離れていると、積分回路
25の出力値が基準光量XVと等しくならない内に閃光装置
20内のコンデンサに貯えられた電荷が無くなり、閃光装
置20の発光が止まってしまう。閃光装置20の発光が止ま
ると発光制御回路21より接点端子14を通してシーケンス
コントローラ10に入力されているストロボレディー信号
が1から0に変わる。ストロボレディー信号が1から0
に変わるとシーケンスコントローラ10は閃光装置20が発
光を停止した事を知り、露出制御回路8に働きかけて固
体撮像素子3の信号電荷の蓄積を停止する。そして固体
撮像素子3に蓄積された信号電荷は映像信号増幅回路4
に入力される。ここで映像信号増幅回路4の増幅率は加
算回路11の出力信号であるゲインコントロール電圧で決
定される。加算回路11に入力されている信号は基準感度
SVとコンパレータ26の出力であるが、コンパレータ26の
出力値は(4)式α=XV−XV′で表わされる様に基準光
量XVより実際の光量XV′を引いた値である補正値αであ
る。従って加算回路11にはコンパレータ26の出力である
補正値αと基準感度SVが入力され、加算回路11の出力す
なわちカメラ1の実効感度SV′は次式で示されるように SV′=SV+α =SV+XV−XV′………(8) となる。ここで(3)式より SV+XV=AV を(8)式に代入すると SV′=AV−XV′ ∴XV′=AV−SV′………(9) となり、アペックス条件式が満足される。この事は閃光
装置20の光量不足で発生した露光不足量を、カメラの感
度を上げる殊によって補おうとするものであり、(9)
式で表されるように結果的に適正な露光が行われた事に
なる。 以上の動作は閃光装置の光量が多過ぎて、露光量がオ
ーバーとなった場合にも有効である。 閃光装置20と被写体30との距離が短いと被写体30の輝
度が高くなり、積分回路25の出力値の単位時間当たりの
増加量が大きくなる。そして閃光装置20の被写体30との
距離があまり近過ぎると、コンパレータ26の出力値がプ
ラスからマイナスに立ち下がり発光制御回路21が発光部
23の発光を止めようとする間の僅かな時間遅れによっ
て、実際の光量XV′が基準光量XVより大きくなってしま
う。この場合コンパレータ26の出力である補正値αはマ
イナスの値となり、(8)式によって示されるように加
算回路11においてカメラの感度は基準感度SVより低く設
定される事になる。そして閃光装置の発光光量の多過ぎ
た分、カメラの感度を低く設定する事により(9)式に
よって表されるように、結果的に適正な露光が行われた
事になる。 次に第2図の説明を行なう。第2図は本発明の第2参
考実施例であり、構成要素の多くは第1図と重複するの
で、異なる点のみを述べる。 第2図の実施例に於いては、接点端子12には発光制御
回路21より出力される光量不足信号が接続されており、
コンパレータ26の出力は発光制御回路21のみに入力され
ている。また接点端子12は補足感度発生回路15の入力端
子に接続されている。そして補足感度発生回路15の出力
は加算回路11の一方の入力端子に入力されている。補足
感度発生回路15は0が入力された場合は0を出力し、1
が入力された場合は補足感度値ΔSVを出力するように構
成されている。 次に第2図に示す装置(第2参考実施例)の動作につ
いて説明を行なう。 第1の実施例と同様にレリーズ信号が発生して発光部
23が発光し、積分回路25の出力値が露光の為に適正な光
量XVを示すと、コンパレータ26の出力が0となる事によ
って閃光装置20の発光が停止する。この場合発光制御回
路21より接点端子12を通して補足感度発生回路15に入力
される光量不足信号は0である。この為補足感度発生回
路15の出力も0となり、加算回路11の出力によって決定
されるカメラの実効感度はSV+0=SVとなる。その結
果、絞り値、光量、感度はAV、XV、SVとなり(3)式が
満足され、適正露光が行なわれる。そして第1参考実施
例の場合と同様に、記録装置6において記録が行われ
る。次に被写体30が閃光装置20から遠く離れていて閃光
装置の光量が不足した場合について説明を行なう。被写
体30が閃光装置20から遠く離れていて被写体30の輝度が
低いと積分回路25の出力値は基準光量XVまで大きくなら
ない。そして発光開始から一定時間が経過するかコンデ
ンサに蓄積された電荷が0になると発光制御回路21より
接点端子12を通して補足感度発生回路15に光量不足信号
1が入力される。そしてこの光量不足信号1を受けて補
足感度発生回路15は補足感度値ΔSVを出力する。この結
果加算回路11の出力値はSV+ΔSVとなり、カメラの実効
感度SV′はSV′=SV+ΔSVとなる。そして第1参考実施
例と同様に記録装置6に画像情報が記録されえる。 この第2参考実施例においては、厳密にアペックスの
条件式を満足するものではないが、閃光装置の光量が不
足した場合には、カメラの感度を自動的に補足感度値Δ
SVだけ上げる事によって、ある程度まで光量不足による
撮影の失敗を防ごうとするものである。 つぎに第3図の説明を行なう。第3図は本発明の実施
例であり、第2図と同様に構成要素の多くは第1図と重
複するので、異なる点のみを述べる。 第3図では、第1図において閃光装置内20内に設けら
れていた受光部24、積分回路25、コンパレータ26がカメ
ラ1内に設けられている。受光部24には絞り7と固体撮
像素子3の間に設けられた光束分割手段であるビームス
プリッター16によって分割された光束が入射するように
構成されており、いわゆるTTL調光が可能となってい
る。そしてコンパレータ26のプラス端子には、カメラ1
の基準感度SVのマイナス値である−SVよりビームスプリ
ッター16の反射率RVを引いた値である露光基準電圧(−
SV−RV)が定数として入力されている。またコンパレー
タ26のマイナス端子には積分回路25の出力が入力されて
おり。積分回路25の出力はビームスプリッター16によっ
て分割された光束の光量積分値を対数圧縮したものとな
っている。 次に第3図に示す実施例の動作を説明する。 第1参考実施例と同様にレリーズ信号が発生して発光
部23が発光し被写体30を照明すると、被写体30より反射
した光束の一部は撮影レンズ2へ入射する。撮影レンズ
2を通った光束の一部は、ビームスプリッター16によっ
て分割され受光部24へ入射する。そして分割された光束
は受光部24において光電変換および対数圧縮され、積分
回路25において積分される。積分回路25の出力値は被写
体30より反射し撮影レンズ2に入射した閃光装置の実際
の光量XV′より絞り7の絞り値AVとビームスプリッター
16の反射率RVを引いた値である露光量電圧(XV′−AV−
RV)となる。そして露光量電圧(XV′−AV−RV)と露光
基準電圧(−SV−RV)はコンパレータ26において比較さ
る。コンパレータ26の出力値をαとすると、 α=(−SV−RV)−(XV′−AV−RV) =−SV−(XV′−AV)………(10) となる。αは閃光装置が発光した直後には光量XV′の値
が0に近いことよりプラスであるが、光量XV′が時間と
共に増加しαの値は0となった後にマイナスとなる。α
が0となったとき、即ちコンパレータ26の出力値が0と
なった瞬間は、(4)式にα=0を代入しXV′について
解くと、 XV′=AV−SV………(11) となる。この時に発光制御回路21は接点端子12を通して
αが0となったことを検出して、発光回路22に発光停止
信号を送り、発光部23の発光を停止する。そして映像信
号増幅回路4の増幅率であるカメラの実効感度SV′を決
定する加算回路11の出力は基準感度SVとコンパレータ26
の出力であるαとの和で表され SV′=SV+α ここでα=0であるから、カメラの実効感度SV′=SV
となる。この結果カメラの実効感度SV、絞り値AV、撮影
レンズ2に入射した閃光装置の実際の光量XV′は(11)
式より適正露光の条件を満足していることになる。そし
て映像信号増幅回路4において増幅された映像信号は、
第1参考実施例と同様に最終的に記録装置6において記
録される。 次に閃光装置と被写体との距離が遠過ぎたり、カメラ
の絞りが絞り過ぎていて閃光装置の光量が不足したり、
逆に閃光装置と被写体との距離が近過ぎたり、カメラの
絞りが開き過ぎていて閃光装置の光量が多過ぎて、閃光
装置の発光完了後コンパレータ26の出力値αが0となら
ない場合について説明を行なう。 (10)式よりα=−SV−(XV′−AV)であり、加算回路
11の出力である実効感度SV′はαとSVとの和であるから SV′=SV+α =SV−SV−(XV′−AV) =AV−XV′ 上式をXV′について書き換えると XV′=AV−SV′………(12) と(9)式と同じになりカメラの実効感度SV′絞り値A
V、撮影レンズ2に入射した閃光装置の実際の光量XV′
は適正露出の条件を満足していることになる。そして映
像信号増幅回路4において増幅された映像信号は記録装
置6において記録される。 なおこの実施例においては閃光装置を使用しない場合
に、写真撮影時にシャッター秒時TVの誤差や被写体輝度
BVの測定誤差及び絞り値AVの設定誤差が生じても、カメ
ラの実効感度SV′を変えることで適正露出を得ることが
可能である。 閃光装置20を用いずに写真撮影を行なった場合、固体
撮像素子3の露光が終了した直後の積分回路25の出力値
である露光量電圧は実際のシャッター秒時をTV′、実際
の絞り値をAV′、実際の被写体輝度をBV′、ビームスプ
リッター16の反射率RVとすると、(BV′−TV′−AV′−
RV)となる。そして露光量電圧(BV′−TV′−AV′−R
V)と露光基準電圧(−SV−RV)はコンパレータ26にお
いて比較さる。コンパレータ26の出力値をαとすると、 α=(−SV−RV)−(BV′−TV′−AV′−RV) =TV′+AV′−(SV+BV′) 加算回路11の出力である実効感度SV′はαとSVとの和で
あるから SV′=SV+α =TV′+AV′−BV′ 上式を書き換えると BV′+SV′=AV′+TV′ となり、写真撮影後にカメラの感度SVを変えることによ
ってアペックス条件式が満足されることが示される。し
たがって、閃光装置を用いない場合でも実施例において
はたとえ絞りや測光誤差があっても適正な自動露出が行
なえることになる。 なお本発明をおいてはシャッター機能を有する固体撮
像素子を用いたが、シャッター機能を持たない固体撮像
素子とメカニカルシャッターを用いることも可能であ
る。 〔発明の効果〕 本発明の電子カメラによれば、設定されている感度と
比較値とに応じた増幅率を出力する増幅率出力手段を備
えており、閃光手段の発光と適正レベルとの差が僅かで
あった場合でも、比較値にその差が反映され、増幅出力
手段よりその僅かな差を補正する増幅率が出力され、映
像信号がこの増幅手段の出力に基づいて増幅されるの
で、正確に増幅された映像信号を得ることができる。 また、基準感度の設定を変化させた場合でも、その現
在設定されている基準感度に合わせて適正な閃光発光お
よび増幅率の補正が可能となる。 更に、撮像手段と受光手段との間の入射光量の差を補
正する補正係数を加味させているので、適切に増幅され
た映像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1参考実施例の構成を示すブロック
図、第2図は本発明の第2参考実施例の構成を示すブロ
ック図、第3図は本発明の実施例の構成を示すブロック
図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1……カメラ 4……映像信号増幅回路 11……加算回路 20……閃光装置 24……受光部 25……積分回路 26……コンパレータ 30……被写体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−54574(JP,A) 特開 昭61−270977(JP,A) 特開 昭56−60418(JP,A) 実開 昭62−66467(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.被写体像を結像する光学手段と、 結像した被写体像に対応する映像信号を出力する撮像手
    段と、 被写体を照明する閃光手段と、 前記撮像手段に入射する光束の一部を受光する受光手段
    と、 前記受光手段によって光電変換された電気信号を積分す
    る積分手段と、 前記撮像手段と前記受光手段との間の入射光量の差を補
    正する補正係数と現在設定されている基準感度とに応じ
    た露光基準値と、前記積分手段の積分値とを比較し、比
    較値を出力する比較手段と、 前記比較値に応じて前記閃光手段の発光を停止する発光
    制御手段と、 前記基準感度と前記比較値とに応じた増幅率を出力する
    増幅率出力手段と、 前記映像信号を増幅率出力手段の出力に基づいて増幅す
    る映像増幅手段と、 前記映像増幅手段により増幅された映像信号を記録する
    記録手段とを具備することを特徴とする電子カメラ。
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