JP2786667B2 - 電気部品列の製造型 - Google Patents

電気部品列の製造型

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JP2786667B2 JP1096151A JP9615189A JP2786667B2 JP 2786667 B2 JP2786667 B2 JP 2786667B2 JP 1096151 A JP1096151 A JP 1096151A JP 9615189 A JP9615189 A JP 9615189A JP 2786667 B2 JP2786667 B2 JP 2786667B2
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通夫 平林
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電気部品列に関するものであり、特にその
構造、製造方法および製造型に関するものである。
[従来の技術] この明細書において、「電気部品列」とは、互いに絶
縁された導電部材が一列に配されたものをいう。例え
ば、ターミナル、コネクタ等である。
第6図に、従来のコネクタの製造方法を示す。コネク
タ本体80は、樹脂成形によって形成され、成形時には貫
通穴80aが同時に設けられる。一方、導電部材82には、
係止部84が設けられている。コネクタ本体80には、これ
に対応して、係止用貫通穴80bが設けられている。した
がって、コネクタ本体80の貫通穴80aに、導電部材82を
挿入すれば、係止用貫通穴80bに係止部84が突出し、導
電部材82が固定される。このようにして、導電部材82を
次々と挿入し、コネクタを完成させていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来の技術には次のよう
な問題点があった。
第一に、導電部材を手作業により1本ずつ本体にはめ
込まねばならず、作業が煩雑であり、時間を要した。そ
のため、作業の際、導電部材が折れ曲がり、挿入がうま
くいかなかったり、挿入後に導電部材にガタつきが生
じ、接触信頼性を低下させる原因ともなっていた。
第二に、自動機により導電部材を挿入すれば上記のよ
うな問題はなくなるが、自動機に大きなコストを要する
という新たな問題を生じる。
この発明は上記のような問題点を解決して、簡易かつ
高精度に電気部品列を製造することのできる方法および
製造型を提供することを目的とする。さらに、製造の容
易な電気部品列を提供することも目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1の電気部品列の製造型は、 互いに絶縁された導電部材を二列に配した電気部品列
を製造するための製造型であって、 樹脂充填凹部を有する右型および左型、 右型および左型内に収納され、切断凸部を有し、突出
可能に配置されている切断刃、 右型の樹脂充填凹部および左型の樹脂充填凹部ととも
に樹脂充填空間を形成する上型および下型、 を備えたことを特徴としている。
請求項2の製造型は、 切断刃の切断凸部を突出させた後、当該切断凸部を突
出状態に留めたまま、樹脂充填を行うように制御する手
段を備えたことを特徴としている。
請求項3の製造型は、 切断刃の切断凸部を突出させた後、当該切断凸部を樹
脂充填凹部よりも引込んだ状態として、樹脂充填を行う
ように制御する手段を備えたことを特徴としている。
[作用] この発明に係る製造型においては、右型および左型内
に切断刃を備え、導電部材フープを固定した後に、切断
を行えるようにしている。
また、切断刃の切断凸部を樹脂充填空間内に留めるこ
とにより、成形後の樹脂に凹部を設けることができる。
また、切断刃を樹脂充填用凹部よりも引込んだ状態と
することにより、成形後の樹脂に凸部を設けることがで
きる。
[実施例] 第1図〜第4図を用いて、この発明の一実施例を説明
する。第1図に製造型の全体構造を示す。第2図はその
断面図である。
この製造型は、上型50、下型60、右型56、左型52を備
えている。右型56および左型52には、それぞれ、樹脂充
填凹部56a、52aが設けられている。右型56内には、切断
凸部58aを有する切断刃58が収納されており、右型56と
独立して移動可能になっている。同様に、左型52内に
は、切断凸部54aを有する切断刃54が収納されており、
左型52と独立して移動可能になっている。
まず、第1図に示すような導電部材フープ66,64を製
作する。この導電部材フープ66,64は、それぞれ、連結
部66a,64aにより各導電部材66b,64bが連結されたものと
なっている。導電部材フープ66,64は、打ち抜き・曲げ
等により製作する。
最初に、右型56、左型52および上型50を開き、導電部
材フープ66,64を、下型60の上に置く。この状態を示し
たのが、第2図Aである。
次に、第2図Bに示すように、右型56、左型52および
上型50を閉じ、導電部材フープ66,64を固定する。
次に、第2図Cに示すように、切断刃58,54を突出さ
せ、導電部材フープ66,64の連結部66a,64aを切断する。
切断により、連結部66a,64aは曲げられる。
切断が終わると、第2図Dに示すように、切断刃58,5
4が移動する。この時、右型56、左型52の樹脂充填凹部5
6a,52aおよび上型50、下型60により、樹脂充填空間62が
形成される。
次に、この樹脂充填空間62に、樹脂を流し込み、成形
を行う。このようにして、第3図Aに示すような電気部
品列72を得ることができる。この図からも明らかなよう
に、切断された連結部66a,64aにより、突出部が形成さ
れている。第3図Bに、第3図Aの平面断面図を示す。
各導電部材66b,64bは、隣接する一方の導電部材66b,64b
に向けて突出部66d,64dを有している。突出部66d,64dの
長さL1は、隣接する導電部材間の距離L3にほぼ等しく形
成されている。突出部66d,64dは、曲げられているの
で、隣接する導電部材66b,64bは、電気的に絶縁されて
いる。
また、第3図Cに示すように、突出部66d,64dを両側
に設けるようにしてもよい。この場合には、突出部66d,
64dの長さL1,L2の合計が、隣接する導電部材間の距離L3
にほぼ等しくなるように形成すればよい。
なお、この実施例においては樹脂成形の際に切断刃5
8,54の切断凸部58a,54aが、樹脂充填空間62に留まる
(第2図D参照)。したがって、樹脂成形された電気部
品列72には、係合用凹部70aが形成される(第3図A参
照)。
次に、この電気部品列72を筐体74に収納する。電気部
品列72の係合用凹部70aに対応して、筐体74には、突起7
4aが設けられているので、電気部品列72が確実に固定さ
れる。また、筐体74には、切り欠き74bが設けられてお
り、電気部品列72の挿入による歪を吸収して、割れ等を
防止している。
このようにして、第4図に示すようなコネクタが完成
する。従来のように、個々の導電部材毎に挿入を行う必
要がないので、作業が容易である。
また、筐体74の形状を変えることにより、同一の電気
部品列72を用いて種々のコネクタを製造することができ
る。
なお、上記実施例では、電気部品列72に凹部70aを設
け、筐体74に凸部74aを設けたが、電気部品列72に凸部
を設け、筐体74に凹部を設けてもよい。この場合には、
切断刃58,54は第2図Dの状態において、樹脂充填用凹
部56a,52aより引込んだ状態となるようにすればよい。
また、上記実施例では、電気部品列72と筐体74が組合
されて完成するようなものについて説明した。しかし、
第5図に示すような、電気部品列72のみで完成品となる
ターミナル等にも適用できる。
[発明の効果] 請求項1に係る製造型においては、右型および左型内
に切断刃を備えている。したがって、導電部材フープを
固定した後に、切断を行うことができ、導電部材フープ
の扱いが容易となる。
請求項2に係る製造型は、切断刃の切断凸部を樹脂充
填空間内に留めて樹脂成形をするように構成されてい
る。したがって、成型後の樹脂に係合用の凹部を設ける
ことができる。
請求項3に係る製造型は、切断刃を樹脂充填用凹部よ
りも引っ込んだ状態として樹脂成形をするように構成さ
れている。したがって、成型後の樹脂に係合用の凸部を
設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による製造型を示す斜視
図、第2図(AないしD)は製造方法を示す断面図、第
3図Aは製造された電気部品列を示す斜視図、第3図B
および第3図Cは第3図Aの平面断面図、第4図は第3
図Aの電気部品列を用いて製造したコネクタを示す斜視
図、第5図はこの発明の方法により製造したターミナル
を示す斜視図、第6図は従来のコネクタの製造方法を示
す図である。 50……上型 52……左型 52a,56a……樹脂充填凹部 54,58……切断刃 54a,58a……切断凸部 56……右型 60……下型 62……樹脂充填空間 64,66……導電部材フープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−213079(JP,A) 特開 昭55−30160(JP,A) 特開 昭62−136783(JP,A) 特開 昭55−19536(JP,A) 特公 昭51−4270(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 43/24 H01R 43/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに絶縁された導電部材を二列に配した
    電気部品列を製造するための製造型であって、 樹脂充填凹部を有する右型および左型、 右型および左型内に収納され、切断凸部を有し、突出可
    能に配置されている切断刃、 右型の樹脂充填凹部および左型の樹脂充填凹部とともに
    樹脂充填空間を形成する上型および下型、 を備えたことを特徴とする製造型。
  2. 【請求項2】請求項1の製造型において、 切断刃の切断凸部を突出させた後、当該切断凸部を突出
    状態に留めたまま、樹脂充填を行うように制御する手段
    を備えたことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1の製造型において、 切断刃の切断凸部を突出させた後、当該切断凸部を樹脂
    充填凹部よりも引込んだ状態として、樹脂充填を行うよ
    うに制御する手段を備えたことを特徴とするもの。
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JP3350843B2 (ja) * 1996-12-20 2002-11-25 モレックス インコーポレーテッド インサートモールドで電気コネクタを製造する方法

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