JP2784697B2 - 車両の揺動部材用拘束装置 - Google Patents

車両の揺動部材用拘束装置

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JP2784697B2
JP2784697B2 JP6572291A JP6572291A JP2784697B2 JP 2784697 B2 JP2784697 B2 JP 2784697B2 JP 6572291 A JP6572291 A JP 6572291A JP 6572291 A JP6572291 A JP 6572291A JP 2784697 B2 JP2784697 B2 JP 2784697B2
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    • Y10T292/0945Operating means
    • Y10T292/0949Lever

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,車両の揺動部材が相手
部材に対して揺動可能であり,揺動部材を相手部材に拘
束する拘束装置がかぎ状の拘束部材を含み,揺動部材に
揺動可能に支持される拘束部材が,その支持点より下に
制御縁を持ち,相手部材が,ばねの荷重を受けてこの相
手部材に係合する拘束部材を捕捉状態に維持する係合縁
としてのかぎ縁を持ち,ハンドルが拘束部材に連結さ
れ,揺動部材の解錠後その上方揺動の際,揺動部材に連
行される拘束部材の制御縁が,相手部材のかぎ縁に沿つ
て滑り,それによりばね荷重に抗して揺動せしめられる
拘束部材によつて,揺動部材の鎖錠状態で引込められて
いるハンドルが前方へ操作位置へ移行せしめられ,ハン
ドルを操作位置から更に前方へ動かすことにより,拘束
部材が相手部材のかぎ縁から外れて捕捉を解除される,
車両の揺動部材特に自動車用の機関覆い用拘束装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】このような装置はドイツ連邦共和国特許
第2364466号明細書から公知であり,ハンドルが
かぎ状拘束部材に枢着され,拘束部材が制御縁を持つて
いる。それにより,制御縁を介して生ずる拘束部材の捕
捉位置までの前方揺動と,放熱器グリル内へ引込められ
ている位置と放熱器グリルから突出している操作位置と
の間におけるハンドルの前進行程とが,直接関係してい
る。例えばつかむのに有利なハンドルを使用できるよう
にするため,ハンドルの前進行程を大きくしようとすれ
ば,拘束部材自体もそれに応じた寸法だけ大きくせねば
ならない。
【0003】しかし機関覆いの錠が解錠され,それによ
り機関覆いが走行に伴う風の動圧により助長されて上方
へはね上ることがあるので,拘束部材は走行運転におい
ても捕捉機能を確実に果たさねばならない。
【0004】従つて前方へ揺動する拘束部材の大きくな
る質量は,それに応じて強くされる戻しばねにより打消
されねばならないが,それによりハンドルの操作力が不
利な影響を受ける。
【0005】更にドイツ連邦共和国特許出願公開第28
54423号明細書から公知の車両の揺動部材用つかみ
装置では,揺動部材の鎖錠が解除されると,ハンドルが
引込められた不動作位置から操作に適した釈放位置へ揺
動される。このため揺動部材に揺動可能に支持される制
御かぎ片が設けられて,相手部材に沿つて滑ることによ
り開放方向へ動かされる。この場合制御かぎ片がハンド
ル用蓄勢ばね駆動装置とハンドルの終端位置用拘束素子
を制御する。
【0006】しかし公知の装置は,揺動部材の解錠後最
初のうち揺動部材と相手部材との捕捉結合を維持せねば
ならない制御かぎ片を持つていない。従つてハンドル前
進行程の増大のためこのような捕捉結合の予期しない解
除という問題は,全く生じない。
【0007】公知のつかみ装置の制御は極めて複雑であ
り,必要な組込み空間のため,ドイツ連邦共和国待許第
2364466号明細書から公知のような拘束かぎ片に
は適用不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は,最初にあげた種類の拘束装置を改良して,
こじんまりした構造を維持しながら,安全上の疑念なし
にかつ拘束装置の操作のし易さの低下なしに,自動ハン
ドル前進行程の増大を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば,拘束部材が拘束かぎ片と制御かぎ片と
から構成され,制御縁を持つ制御かぎ片が,拘束かぎ片
に対して相対運動可能にかつこの拘束かぎ片に対してほ
ぼ平行な面内で揺動可能に支持され,制御かぎ片及び拘
束かぎ片のうち一方のかぎ片から,他方のかぎ片の揺動
面に対して直角に連行片が突出し,まだ動かない状態に
ある拘束かぎ片に対して行われる制御かぎ片の揺動運動
の開始後に初めて,連行片により制御かぎ片が拘束かぎ
片に伝動連結される。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば,拘束部材として拘束か
ぎ片と制御かぎ片とが設けられ,拘束機能はもつぱら拘
束かぎ片にまかされ,ハンドルの前方運動はもつぱら制
御かぎ片の揺動によつて行われる。制御かぎ片の可能な
揺動角は従来のかぎ状拘束部材の揺動角に一致するが,
拘束機能のための拘束かぎ片の揺動角は,著しく小さく
することができる。拘束機能と制御機能とを2つのかぎ
片即ち拘束かぎ片と制御かぎ片とに分配するため,これ
らのかぎ片をそれぞれの機能に一層よく合わせることが
できる。例えば制御かぎ片は,その強度への要求が少な
いため,軽いプラスチツク材料から構成し,拘束かぎ片
の揺動角は,ハンドルの前進行程を考慮することなく,
制御かぎ片の揺動角より著しく小さくすることができ
る。更に制御かぎ片が拘束かぎ片とは別個に構成されて
いるので,かぎ片の形状を考慮することなく,ハンドル
の可能な最大前進行程が得られるように制御縁を形成す
ることができる。逆に,拘束かぎ片の形状は制御縁の形
状にもはや影響されないので,拘束かぎ片の強度を最適
化することができる。制御かぎ片及び拘束かぎ片の揺動
面は互いに平行に隣接する面内にあるので,固定連行片
による両かぎ片の特に簡単な伝動連結が保証され,拘束
かぎ片に対する制御かぎ片の先行は連行片の配置によつ
て所望のように規定される。
【0011】
【実施態様】ハンドルの操作位置において初めて制御か
ぎ片が拘束かぎ片に伝動連結されるように,制御かぎ片
の先行の程度を選ぶのがよい。それにより拘束かぎ片は
前方へ揺動する制御かぎ片の自動運動に関与せず,その
捕捉位置を最初のうち不変に維持する。
【0012】装置の簡単な構造を得るために,拘束かぎ
片と制御かぎ片を共通な軸上に支持することができる。
製造技術上の理由から,連行片を制御かぎ片に一体に形
成するのがよい。
【0013】板状の制御かぎ片では,連行片は,制御か
ぎ片の幅広い面から直角に突出して拘束かぎ片の後縁の
うち共通な軸より下で少し斜め後方へ傾斜するまつすぐ
な長さ範囲に面状に当たる板ストツパから成るのがよ
い。拘束かぎ片の後縁のこの長さ範囲に板ストツパが直
角に当たることにより,板ストツパの曲げ強さに対する
要求が最小に少なくなる。
【0014】制御かぎ片の幅広い面から直角に離れるよ
うに延びる板ストツパに,制御かぎ片の幅広い面に対し
て平行に延びる案内桟片が続き,制御かぎ片と案内桟片
との間に拘束かぎ片があると,例えば撓みのため板スト
ツパが拘束かぎ片の後縁から滑り外れることのないよう
にすることができる。それにより制御かぎ片の支持精度
に対する要求も著しく少なくなる。
【0015】可能な最大動作信頼性のために,制御かぎ
片及び拘束かぎ片が固有の戻しばねにより荷重をかけら
れていると有利である。これにより,板ストツパのほか
に別の連行片ストツパが設けられて,逆の揺動方向で作
用すると,戻しばねの1つが破損した際,健全な戻しば
ねから両方のかぎ片へ戻し力を伝達することができる。
【0016】走行中機関覆い錠の予期しない誤釈放を制
限することにより,拘束かぎ片及び制御かぎ片がそれぞ
れ適当な戻し突起を持つていると,制御かぎ片又は拘束
かぎ片のばね荷重なしでも拘束装置は機能を維持する。
【0017】プラスチツクから成る制御かぎ片は例えば
射出成形法により安価に作られ,比較的小さい自重とい
う点ですぐれている。それにより金属材料より小さい制
御かぎ片の加速質量は,装置の安全性を更に高めるのに
寄与する。更に制御かぎ片に付属する戻しばねを弱くで
き,これがハンドルの引張り操作のし易さにとつて有利
になる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面により以下に説明す
る。
【0019】図1には,揺動部材としての機関覆い1か
ら放熱器グリル2への移行範囲における自動車前部の縦
断面が示され,放熱器グリル2を保持する放熱器マスク
2aは機関覆い1に固定的に結合されて,その前縁に続
いている。機関覆い1と放熱器グリル2から成る構造単
位は,図示してないが機関覆い1の後縁に沿つて,蝶番
腕を介して自動車の車体に取付けられ,それにより水平
な車両横軸線のまわりに後方へ上昇揺動可能である。
【0020】しかしこの構造単位は閉鎖位置にあり,こ
の閉鎖位置において1つ又は複数の見えない錠を介して
固定され,即ち自動車の車体に鎖錠されている。
【0021】自動車の内部空間から遠隔操作により解錠
可能なこの錠のほかに,機関覆い1の中央においてその
前端範囲の下に拘束装置3が設けられて,放熱器の上に
延びて車体に固定している相手部材としての放熱器架橋
片4と共同作用する。
【0022】このため拘束装置3は,主要部分として,
放熱器架橋片4に対向して機関覆い1の下側にねじ止め
されている保持板5と,この保持板5の下側に上端を軸
線方向に支持されて取付けられているコイル圧縮ばね6
と,共通な軸としての軸ピン8により保持板5に枢着さ
れている拘束かぎ片7と,拘束かぎ片7のそばでこれに
対してほぼ平行に軸ピン8上に支持されている制御かぎ
片9と,後端を制御かぎ片9に枢着されかつ前端範囲を
放熱器グリル2の通過開口11内に移動可能に案内され
ているハンドルとしての棒状引張りつまみ10とを含ん
でいる。
【0023】コイル圧縮ばね6は軸線方向に収縮して,
適当な予荷重を受けて下端を水平な支持面4a上に支持
されている。中空の箱形異形材から成る放熱器架橋片4
のこの支持面4aは,コイル圧縮ばね6の前に離れた所
で,前下方へ斜めに向く面内にあるそらせ面4bへ移行
している。そらせ面4bは下方へ突出するかぎ縁4cに
終つており,このかぎ縁4cの丸められた下縁は係合縁
として制御かぎ片9又は拘束かぎ片7と共同作用する。
【0024】かぎ縁4cの下縁には,車両縦方向に延び
る板状制御かぎ片9の後縁により形成されるまつすぐな
制御縁9aが当たつている。そらせ面4bに対してほぼ
直角に後方へ傾斜する制御縁9aは,その長さの大部分
がかぎ縁4cの後にあり,それからほぼ垂直に下降する
終端縁へ移行している。
【0025】そらせ面4bの前に離れた所で制御かぎ片
9が上方へ延び,支持面4aの高さの所で,それを直角
に貫通する軸ピン8上に支持されている。軸ピン8より
上で制御かぎ片9はレバー腕により延長され,このレバ
ー腕の端縁は保持板5の底に当たつている。レバー腕の
支持により,制御かぎ片9は図示した初期位置に保たれ
る。なぜならば,一方のばね脚を支持片を介して制御か
ぎ片9に支持されかつ他方のばね脚を保持板5に支持さ
れている脚付きばね12により,制御かぎ片9が反時計
方向に荷重をかけられているからである。
【0026】レバー腕の端部範囲から更に戻し突起9b
が下方へ突出して,保持板5と支持面4aとの間の約半
分の高さの所にある。
【0027】プラスチツクから成る制御かぎ片9の観察
者側にある輻の広い面に,制御縁9aのほぼ中央から下
に連行片としての板ストツパ9cが一体に射出成形され
て,案内桟片9dへ移行している。板ストツパ9cは制
御かぎ片9に対して直角にこれから離れるように延び
て,案内桟片9dに続き,この案内桟片は制御かぎ片9
の対向する輻広い面に対して平行に延びている。板スト
ツパ9cはそのストツパ長にわたつて斜め後下方へ延び
ている。
【0028】案内桟片9dの長さは,制御かぎ片9と案
内桟片9dとの間にある面内で揺動可能に支持される拘
束かぎ片7の幅広い面を案内桟片9dの自由端が覆うよ
うに,大きさを定められている。
【0029】拘束かぎ片7から遠い方にある制御かぎ片
9の輻広い面に軸突起9eが一体に射出成形され,この
軸突起上に引張りつまみ10の後端が支持されている。
【0030】制御かぎ片9とは無関係に軸ピン8上に枢
着される拘束かぎ片7は,脚付きばね13により図示し
た初期位置に保持されている。この脚付きばね13の両
ばね脚は,拘束かぎ片7及び保持板5の支持片にそれぞ
れ支持され,それにより拘束かぎ片7は反時計方向に荷
重をかけられている。拘束かぎ片7の揺動支持は,制御
かぎ片9におけるのと同じように,軸ピン8より上で突
出して戻し突起7bを持つレバー腕を介して行われ,こ
のレバー腕は制御かぎ片9のレバー腕の側方にこれと同
じ周囲輪郭で存在する。軸ピン8より下で拘束かぎ片7
の後縁が,そらせ面4bから離れてまずほぼ垂直に延
び,それから少し斜め後方へ傾斜するまつすぐな長さ範
囲へ移行し,かぎ縁4cの垂直下方で最も低い範囲へ達
し,それに続いて斜め後上方へ延び,それから再び垂直
に上方へ向く短い縁部分に終つている。短い縁部分を持
つ拘束かぎ片7の自由端は,板ストツパ9cと同じ高さ
の所でこれから後方に離れている。
【0031】図3の部分平面図に関連して図1による拘
束装置3の上述した構造のため,通常操作の際次の動作
経過が生ずる。
【0032】機関覆い錠の解錠後,蓄勢ばね駆動装置と
してのコイル圧縮ばね6が作用し,即ち釈放されるコイ
ル圧縮ばね6が伸張して,機関覆い1を上方へ押す。コ
イル圧縮ばね6の伸張行程に応じて,機関覆い1が図2
に示す位置まで持上げられ,拘束装置3が放熱器架橋片
4に対する機関覆い1の相対運動に関与する。それによ
り制御縁9aがかぎ縁4cの下縁に沿つて上方へ滑るの
で,制御かぎ片9がばね荷重に抗して時計方向へ揺動さ
れる。その際コイル圧縮ばね6の伸張行程は制御縁9a
の長さに合わされて,かぎ縁4cの下縁が制御かぎ片9
の後方終端縁の近くで制御縁9aに当たるようにしてい
る。更に制御かぎ片9の揺動の終了後,板ストツパ9c
が拘束かぎ片7の後縁に面状に当たるように,制御縁9
aの傾斜角が定められている。引張りつまみ10が軸突
起9eに枢着されているため,引張りつまみ10はその
前進中に通過開口11から押出されて,操作員が手でこ
の引張りつまみ10をつかむことができるようにする。
この過程において拘束かぎ片7は捕捉位置を変えずに維
持しているので,まだ機関覆い1を直ちに完全に開くこ
とはできない。
【0033】続いて引張りつまみ10を鎖線で示す開放
位置まで引出した後に初めて,拘束かぎ片7が板ストツ
パ9cを介して制御かぎ片9により連行され,ばね荷重
に抗して前方へ釈放位置へ揺動される。その際戻し突起
9bが支持面4aへ当たることによつて,引張りつまみ
10の引出し運動が制限される。
【0034】従つて拘束かぎ片7の図示した釈放位置で
は,機関覆い1が平行四辺形リンク機構により案内さ
れ,それにより機関覆い1の揺動運動が公知のように車
両縦方向における機関覆い1の前進運動に重畳されるの
で,拘束かぎ片7の前端はかぎ縁4cのそばを通つて上
方へ揺動することができる。機関覆い1の開放状態で機
関覆い1から手を離すと,拘束かぎ片7及び制御かぎ片
9はばね荷重により自動的に図1の初期位置へ戻り揺動
する。
【0035】機関覆い1が押下げられると,拘束かぎ片
7がその自由端の下縁でそらせ面4bへ当たるので,釈
放位置へ揺動される。機関覆い1が完全に閉じられた
後,拘束かぎ片7及び制御かぎ片9は自動的に再び初期
位置をとり,この位置でかぎ縁4cの下に係合して,捕
捉準備状態になる。
【0036】拘束かぎ片7も制御かぎ片9も固有の戻し
突起7b及び9bを持つているので,釈放位置で両方の
かぎ片7又は9が動かなくなつたり,ばね破壊のため初
期位置へ戻らなくなつても,機関覆い1の押下げの際戻
し突起7b又は9bが支持面4aへ当たつて,自動的に
前方へ揺動されるので,拘束かぎ片7及び制御かぎ片9
の初期位置へ強制的な戻しが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の機関覆いの関鎖状態における拘束装置
の縦断側面図である。
【図2】機関覆いの解錠状態における拘束装置の縦断側
面図である。
【図3】拘束装置の前部範囲の平面図である。
【符号の説明】
1 揺動部材(機関覆い) 3 拘束装置 4 相手部材(放熱器架橋片) 7 拘束かぎ片 9 制御かぎ片 9a 制御縁 9c 連行片(板ストツパ) 10 ハンドル(引張りつまみ) 12,13 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 65/00 - 65/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の揺動部材が相手部材に対して揺動可
    能であり, 揺動部材を相手部材に拘束する拘束装置がかぎ状の拘束
    部材を含み, 揺動部材に揺動可能に支持される拘束部材が,その支持
    点より下に制御縁を持ち, 相手部材が,ばねの荷重を受けてこの相手部材に係合す
    拘束部材を捕捉状態に維持する係合縁としてのかぎ縁
    を持ち, ハンドルが拘束部材に連結され, 揺動部材の解錠後その上方揺動の際,揺動部材に連行さ
    れる拘束部材の制御縁が,相手部材のかぎ縁に沿つて滑
    り,それによりばね荷重に抗して揺動せしめられる拘束
    部材によつて,揺動部材の鎖錠状態で引込められている
    ハンドルが前方へ操作位置へ移行せしめられ, ハンドルを操作位置から更に前方へ動かすことにより,
    拘束部材が相手部材のかぎ縁から外れて捕捉を解除され
    るものにおいて, 拘束部材が拘束かぎ片(7)と制御かぎ片(9)とから
    構成され, 制御縁(9a)を持つ制御かぎ片(9)が,拘束かぎ片
    (7)に対して相対運動可能にかつこの拘束かぎ片
    (7)に対してほぼ平行な面内で揺動可能に支持され, 制御かぎ片(9)及び拘束かぎ片(7)のうち一方のか
    ぎ片から,他方のかぎ片の揺動面に対して直角に連行片
    (9c)が突出し,まだ動かない状態にある拘束かぎ片
    (7)に対して行われる制御かぎ片(9)の揺動運動の
    開始後に初めて,連行片(9c)より制御かぎ片(9)
    が拘束かぎ片(7)に伝動連結されることを特徴とす
    る,車両の揺動部材用拘束装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルの操作位置において初めて制御
    かぎ片(9)が拘束かぎ片(7)に伝動連結されること
    を特徴とする,請求項1に記載の拘束装置。
  3. 【請求項3】 拘束かぎ片(7)及び制御かぎ片(9)
    が共通な軸(8)に枢着されていることを特徴とする,
    請求項2に記載の拘束装置。
  4. 【請求項4】 連行片が制御かぎ片(9)に一体に形成
    されていることを特徴とする,請求項1に記載の拘束装
    置。
  5. 【請求項5】 連行片として板ストツパ(9c)が設け
    られて,拘束かぎ片(7)の後縁のうち共通な軸(8)
    より下で少し斜め後方へ傾斜するまつすぐな長さ範囲に
    面状に当たることを特徴とする,請求項に記載の拘束
    装置。
  6. 【請求項6】 制御かぎ片(9)の幅広い面から直角に
    離れるように延びる板ストツパ(9c)に,制御かぎ片
    (9)の幅広い面に対して平行に延びる案内桟片(9
    d)が続き,制御かぎ片(9)と案内桟片(9d)との
    間に拘束かぎ片(7)があることを特徴とする,請求項
    に記載の拘束装置。
  7. 【請求項7】 拘束かぎ片(7)及び制御かぎ片(9)
    が,共通な軸(8)より下の範囲で後方へ揺動するよう
    ,互いに無関係にばね荷重を受けていることを特徴と
    する,請求項1に記載の拘束装置。
  8. 【請求項8】 拘束かぎ片(7)及び制御かぎ片(9)
    がそれぞれ戻し突起(7b,9b)を持ち,付属するば
    ね(12,13)の故障の際揺動部材(1)の閉鎖過程
    中にこれらの戻し突起が相手部材(4)の面(4b)に
    当たつて,共通な軸(8)より下にある拘束かぎ片
    (7)又は制御かぎ片(9)の範囲の後方揺動を行うこ
    とを特徴とする,請求項1に記載の拘束装置。
  9. 【請求項9】 制御かぎ片(9)がプラスチツクから成
    ることを特徴とする,請求項1に記載の拘束装置。
JP6572291A 1990-01-17 1991-01-11 車両の揺動部材用拘束装置 Expired - Lifetime JP2784697B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4001141.0 1990-01-17
DE4001141A DE4001141C1 (en) 1990-01-17 1990-01-17 Safety catch for car bonnet - incorporates separate control hook and safety hook

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04213675A JPH04213675A (ja) 1992-08-04
JP2784697B2 true JP2784697B2 (ja) 1998-08-06

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ID=6398209

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