JP2784564B2 - ガラス繊維マットの施工方法 - Google Patents

ガラス繊維マットの施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は建物の屋根材や壁材に用
いられる金属折版構造物に裏張りされるガラス繊維マッ
トの施工方法に関する。建築構造物、車輌、船舶等の屋
根、天井、床、壁あるいはそれらの内外装に折版構造の
金属板が副資材として汎用されている。近年、構造物の
空調、省エネルギー、環境保全の観点からそれらの副資
材にも断熱性、不燃性、耐蝕性、防露性、防音性等の諸
性能の要求が強くなり、折版構造金属板においてもこれ
らの要望を満足すベく樹脂発泡体やフェルト状物から成
るブランケットを裏張りするケースが増して来た。
【0002】従来、折版構造金属板に裏張りするブラン
ケットとしては発泡ウレタンのマットやポリエチレンホ
ームが軽くて作業性がよく、断熱性にも優れるので多用
されたが、可燃性であるため漸次使用が制限されてい
る。そこで不燃性材料として石綿、岩綿、ガラス繊維等
の無機質繊維がよく使われるようになった。一方これら
のブランケットを折版構造金属板に張りつける方法とし
ては、平板状金属とブランケットとを予め接着剤を用い
て接着した後、これを成形ロールで凹凸状に折版加工し
て裏張り折版構造にする所謂先付け工法と、予め折版加
工した折版金属板に寸法合わせしたブランケットを後で
接着する後付け工法との二方法がある。
【0003】先付け工法は連続的な工場生産や現地作業
性に優れるが無機繊維からなるブランケットは繊維自体
の屈曲性が乏しいので折損しやすく、又成形ロールで圧
縮された部分で復元性が無いため厚みが得られず、構造
物の断熱性、結露性を低下させたり、発塵したりしやす
い欠点があった。この点後付け工法はかかる欠点は解消
されるが、現場での裁断、接着する施工法であるから作
業性の低い欠点があった。そこで、無機繊維マットの片
面又は両面を有機質の不織布やフィルムで被覆したもの
が提案されている(特開昭57‐7889、特公昭58‐10227)
が、何れも折版加工に対して、材破、復元性の点で満足
されず、さらに後者は不燃性についても充分でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近に至り、金属折版
構造物、特に折版屋根の施工法として現場施工時間を短
縮し、ボルトレス工法としていわゆるハゼ締め工法が注
目されている。このハゼ締め工法において、無機繊維マ
ットの片面又は両面を有機質の不織布やフィルムで被覆
したブランケットを接着した場合においても、不燃性に
ついてはなお不充分であり、その改善が要望されてい
た。本発明者らは、例えばいわゆるハゼ締め工法におい
て、特に不燃性の金属折版構造物を現場施工に優れる方
法で実施する方法について鋭意研究、検討の結果、従来
の欠点を一挙に解消するガラス繊維マットの施工方法を
見出し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、グラスペーパ
ー及び/又はグラスクロスで一方又は両面貼りされたガ
ラス繊維マットを金属折版構造物に裏貼り接着施工する
方法において、該グラスペーパー及び/又はグラスクロ
ス貼りした下端部を耳出しし、該耳出し端部を金属折版
構造物の接続部に挟み込むことにより補強することを特
徴とするガラス繊維マットの施工方法である。
【0006】本発明の方法によれば、グラスペーパー及
び/又はグラスクロス貼りした下端部を耳出しし、該耳
出し端部を金属折版構造物の接続部に挟み込むことによ
り補強することが可能となり、種々の厚さ、特に10〜
25mmの厚手のガラス繊維マットでも容易に施工で
き、補強性に優れ、例えば不燃性が著しく向上すること
が見出された。本発明の目的は、不燃性、断熱性、吸音
性、防露性等の諸性能に優れ、折版加工時に材破を起さ
ず且つ優れた復元性を有する金属折版構造物用ブランケ
ットを現場作業性に優れる工法として提供することであ
る。
【0007】以下、図面に基づいて本発明の方法を更に
詳しく説明する。図1は、ガラス繊維マットの長手方向
の略断面図を表わす。図中、1がガラス繊維マット本
体、Aはガラス繊維マット1を折版するための切欠溝で
ある。ガラス繊維マットの大きさは通常、長さが1〜数
m:幅0.5m〜数mである。ここで、本発明に用いら
れるガラス繊維マットとしては、ガラス繊維(長繊維又
は好ましくは短繊維)を積層して形成されたマットを、
必要によりニードルパンチング加工および樹脂処理して
なり、その厚さは特に限定されるものではないが2〜3
0mm、好ましくは10〜25mmの厚手のものが好ましく
用いられる。
【0008】本発明に用いられるガラス繊維マットの密
度は、特に制限的ではないが、通常32kg/m3 〜4
8kg/m3 のものが用いられる。図2は、ガラス繊維
マットの一方の片面にグラスペーパー(図で2)を張り
合わせた状態を表わす略断面図である。ここで、グラス
ペーパーとは、ガラス繊維で形成された不織布等のシー
ト状物をいう。
【0009】図3は、ガラス繊維マットの一方の片面に
グラスペーパー2を、他方の片面にグラスクロス(図で
3)を張り合わせた状態を表わす略断面図であり、該グ
ラスクロスの両端(図でM)が耳出し端部を表わす。こ
こで、グラスクロスとは、ガラス繊維で形成された織
り、編み物等をいう。このグラスペーパー及び/又はグ
ラスクロスの一方又は両面貼りは、ガラス繊維マットを
補強し、整形保持等の目的で行われる。ここで、図3で
示すようにグラスペーパー及び/又はグラスクロスを一
方又は両面貼りした下端部を長手方向に耳出ししておく
ことが必要である。耳出し端部の幅はガラス繊維マット
の幅と同じくし、その長さ(図3でh)は特に限定され
るものではないが通常10〜100mm 、好ましくは 25 〜80
mmである。
【0010】図4は、上記図3の両面クロス張りされた
ガラス繊維マットを、実際に金属折版構造物に裏張り接
着施工した場合の状態図を表わす略断面図であり、図中
4は金属折版構造物(折板)である。ここで、裏張り接
着は、通常ゴム系接着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合
体系接着剤等の適当な接着剤により接着される。図5
は、本発明の施工方法を説明する略断面図であり、本発
明にいう耳出し端部3−Mを金属折版構造物の接続部に
挟み込んだ状態を表わす。図中6は金属折版構造物の補
強(支え)のためのタイトフレームであり、5はタイト
フレーム6を固定するための吊子である。この吊子は金
属折版構造物の接続部に嵌めこまれている。
【0011】図6は、金属折版構造物の接続部を絞め込
んだ状態を表す略断面図である。いわゆるハゼ締め工法
によって締め込まれた状態を表わす。図7は、このハゼ
締め工法により締め込まれた連続した状態を表わす概略
図である。本発明者らは、図面で示したように、ガラス
繊維マットの一方にグラスクロス貼り、他方にグラスペ
ーパーを貼り、該グラスクロスの端部を耳出しすること
により優れた施工ができることを見出した。
【0012】本発明においては、前記耳出し端部を金属
折版構造物の接続部に挟み込むのであるが、具体的には
前記ハゼ締め工法において、該耳出し端部を挟み込んで
同時めにハゼ締めすることにより行われる。また、該挟
み込みは、ハゼ締めに限定されるものではなく、例えば
金属折版構造物の短手方向の中間部に長手方向に溝を設
け、該溝に適当な介在物、例えば柱状グラスマット等を
詰め込むことによって同様の目的を達成することができ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明の方法によれば、種々の厚さ、特
に10〜25mmの厚手のガラス繊維マットでも容易に
施工でき、補強性に優れ、例えば不燃性が著しく向上す
る。かくして、不燃性、断熱性、吸音性、防露性等の諸
性能に優れ、折版加工時に材破を起さず且つ優れた復元
性を有する金属折版構造物用ブランケットを現場作業性
に優れる工法として提供できる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガラス繊維マットの長手方向の略断面図を表
わす。
【図2】 ガラス繊維マットの一方の片面にグラスペー
パーを張り合わせた状態を表わす略断面図である。
【図3】 ガラス繊維マットの一方の片面にグラスペー
パー2を、他方の片面にグラスクロス(図で3)を張り
合わせた状態を表わす略断面図である。
【図4】 上記図3の両面クロス張りされたガラス繊維
マットを、実際に金属折版構造物に裏張り接着施工した
場合の状態図を表わす略断面図である。
【図5】 本発明の施工方法を説明する略断面図であ
る。
【図6】 金属折版構造物の接続部を絞め込んだ状態を
表す略断面図である。
【図7】 このハゼ締め工法により締め込まれた連続し
た状態を表わす概略図である。
【記号の説明】
1 ガラス繊維マット本体 A 切欠溝 2 グラスペーパー 3 グラスクロス 4 金属折版構造物(折板) 5 タイトフレーム 6 吊子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラスペーパー及び/又はグラスクロス
    で一方又は両面貼りされたガラス繊維マットを金属折版
    構造物に裏張り接着施工する方法において、該グラスペ
    ーパー及び/又はグラスクロス貼りした下端部を耳出し
    し、該耳出し端部を金属折版構造物の接続部に挟み込む
    ことにより補強することを特徴とするガラス繊維マット
    の施工方法。
  2. 【請求項2】 ガラス繊維マットの一方にグラスクロス
    貼り、他方にグラスペーパーを貼り、該グラスクロスの
    端部を耳出しすることを特徴とする請求項1に記載のガ
    ラス繊維マットの施工方法。
  3. 【請求項3】 挟み込みをハゼ締め工法により行う請求
    項1〜請求項2のいずれかに記載のガラス繊維マットの
    施工方法。
  4. 【請求項4】 ガラス繊維マットの厚さが10〜25m
    mである請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガラス
    繊維マットの施工方法。 【0001】
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