JP2783600B2 - トランジスタインバータ - Google Patents

トランジスタインバータ

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JP2783600B2
JP2783600B2 JP1175460A JP17546089A JP2783600B2 JP 2783600 B2 JP2783600 B2 JP 2783600B2 JP 1175460 A JP1175460 A JP 1175460A JP 17546089 A JP17546089 A JP 17546089A JP 2783600 B2 JP2783600 B2 JP 2783600B2
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inverter
voltage
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仁 菊地
嘉孝 秦
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、トランジスタインバータに関する。
(従来の技術) 従来のトランジスタインバータ(以下、インバータと
いう)の主回路単線結線図を示す第2図において、200
〜400Vの直流電源8の正極側には、大電力用のIGBT又は
MOS−FETのトランジスタ10,12のコレクタが接続され、
直流電源8の負極側には、同じくトランジスタ11,13の
エミッタが接続され、このトランジスタ11のコレクタは
トランジスタ10のエミッタに、トランジスタ13のコレク
タはトランジスタ12のエミッタにそれぞれ接続され、ト
ランジスタ10のエミッタとトランジスタ11のコレクタは
負荷9の一端に、トランジスタ12のエミッタとトランジ
スタ13のコレクタは負荷9の他端にそれぞれ接続されて
いる。
又、トランジスタ10にはダイオード14が、トランジス
タ11にはダイオード15がトランジスタ12にはダイオード
16が、トランジスタ13にはタイオード17がそれぞれカソ
ード側を各トランジスタのコレクタ側にして並列に接続
されている。
そして、各トランジスタ10〜13のベースとエミッタ間
には、第3図の一点鎖線で示すベースドライブ回路6が
それぞれ接続され、低電圧定格のドライブ素子2には、
直流電源8と絶縁された30Vの直流電源1が接続されて
いる。
このように構成されたインバータにおいては、各トラ
ンジスタ10〜13のエミッタ電圧を基準に、ベース電圧を
ベースドライブ回路6で正・負に切換えることで各トラ
ンジスタ10〜13はオン・オフ制御され、負荷9が誘導負
荷のときに負荷9から放出されたエネルギーは、ダイオ
ード14〜17で直流電源8に回生される。
そして、トランジスタ10,13がオンすると同時にトラ
ンジスタ11,12がオフすることで、電流Iは矢印A1のよ
うにトランジスタ10から負荷9に流れ、更に矢印A2のよ
うに負荷9からトランジスタ13を経て直流電源8に還流
し、逆に、トランジスタ11,12がオンすると同時にトラ
ンジスタ10,13がオフすると、矢印B1のようにトランジ
スタ12から負荷9に流れ、更に矢印B2のように負荷9か
らトランジスタ11を経て直流電源9に還流する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、このような構成のインバータでは、もし、
トランジスタ10のコレクタとベース間が短絡状態になる
と同時にベースとエミッタ間が開放されると、トランジ
スタ13のオンで負荷9に流れる電流は、直流電源8の正
極側からトランジスタ10のコレクタとベースを通ってベ
ースドライブ回路6から負荷9に流れ、トランジスタ13
のコレクタとエミッタを経て直流電源8の負極に還流す
る。
すなわち、第3図において、正常動作のときのトラン
ジスタ10のベース電流は、ドライブ素子2の内部抵抗で
変化するが、電界効果形のために微小である。しかし、
前述のようにトランジスタ10の異常で流れる電流IOは、 但し、VC:トランジスタ10のコレクタ電位で直流電源
8と同電位 VE:トランジスタ10のエミッタ電位 ZO:ドライブ素子2の出力インピーダンス ここで、 但し、Ib=正常時のトランジスタ10のベース電流 E1=直流電源1の電圧 であるから、(1)式と(2)式から、 となり、正常時のベース電流Ibとは逆方向の(VC−VE
/E1倍の電流になってドライブ素子2が破壊される。
そこで本発明の目的は、大電力用半導体素子の異常に
よる事故の拡大を抑えることのできるトランジスタイン
バータを得ることである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段と作用) 本発明は、トランジスタのベースとエミッタ間に、こ
のトランジスタを駆動するベース駆動回路が接続され、
トランジスタのコレクタとエミッタ間に、ダイオードが
逆並列に接続されたトランジスタインバータにおいて、
ベースとドライブ回路のドライブ素子と並列に非線形素
子を接続し、ベースドライブ回路の出力端子にトランジ
スタからの過電流で溶断する保護素子を直列に接続する
ことで、トランジスタの故障による事故の拡大を防いだ
トランジスタインバータである。
(実施例) 以下、本発明のトランジスタインバータの一実施例を
図面を参照して説明する。但し、第2〜3図と重複する
部分は省く。
第1図において、ベースドライブ回路26には、ドライ
ブ素子2に対してトランジスタ10のベース側に直列に保
護素子として小さい容量の抵抗器5が接続され、この抵
抗器5のドライブ素子2側には、ドライブ素子2と並列
にカソード側が互いに接続された定電圧ダイオード3,4
(非線形素子)が挿入されている。そして、抵抗器5に
は定格1/4Wが使われ、定電圧ダイオード3,4には定格電
圧がトランジスタ10のベース電圧よりわずかに高いもの
が選定されている。
このようにベースドライブ回路が構成されたインバー
タでは、今、もし、前述のようにトランジスタ10の異常
で、コレクタとベース間が短絡状態になると同時にベー
スとエミッタ間が開放状態になって流れる電流IOは、定
電圧ダイオード3,4をバイパスして負荷9に流れるが、
小さい容量の抵抗器5はすぐに溶断するので電流IOは遮
断される。そして、この結果、ドライブ素子2の破壊を
防ぐことができ、抵抗器5の焼損だけで事故の拡大を防
ぐことができる。
更に、もし、第2図において、負荷9から回生される
エネルギーが、ダイオード14の故障でトランジスタ10と
開放状態のためにトランジスタ10のエミッタ側からベー
スドライブ回路26へ過電流として流れたときには、定電
圧ダイオード3,4で電流IOと逆方向の過大分をバイパス
することで、同様にドライブ素子2の破壊を防ぐことが
できる。
なお、上記実施例で抵抗器5の代りに、小容量のヒュ
ーズ抵抗やヒューズを使ってもよい。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、トランジスタのベースとエミ
ッタ間にこのトランジスタを駆動するベース駆動回路が
接続され、トランジスタのコレクタとエミッタ間に逆並
列にダイオードが接続されたトランジスタインバータに
おいて、ベースドライブ回路のドライブ素子と並列に非
線形素子を接続し、ベースドライブ回路の出力端にトラ
ンジスタからの過電流で溶断する保護素子を直列に接続
したので、トランジスタの故障による事故の拡大を防ぐ
ことのできるトランジスタインバータを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトランジスタインバータの一実施例を
示す接続図、第2図は従来のトランジスタインバータの
主回路を示す接続図、第3図は従来のトランジスタイン
バータの部分接続図である。 2……ドライブ素子、3,4……定電圧ダイオード 5……抵抗器、6……ベースドライブ回路 10,11,12,13……トランジスタ 14,15,16,17……ダイオード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧駆動型トランジスタのベースとエミッ
    タ間にこの電圧駆動型トランジスタを駆動するベースド
    ライブ駆動回路が接続され、前記電圧駆動型トランジス
    タのコレクタとエミッタ間にダイオードが逆並列に接続
    されたトランジスタインバータにおいて、前記ベースド
    ライブ回路のドライブ素子と並列に同極端子が互いに接
    続された非線形素子を接続し、前記ベースドライブ回路
    の出力端に前記電圧駆動型トランジスタからの過電流で
    溶断する抵抗を直列に接続したことを特徴とするトラン
    ジスタインバータ。
JP1175460A 1989-07-10 1989-07-10 トランジスタインバータ Expired - Lifetime JP2783600B2 (ja)

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