JP2783542B2 - 図形処理装置の座標入力方法 - Google Patents

図形処理装置の座標入力方法

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JP2783542B2 JP63064279A JP6427988A JP2783542B2 JP 2783542 B2 JP2783542 B2 JP 2783542B2 JP 63064279 A JP63064279 A JP 63064279A JP 6427988 A JP6427988 A JP 6427988A JP 2783542 B2 JP2783542 B2 JP 2783542B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は図形処理装置の座標入力方法に係り、特に図
形処理装置でのプリント基板設計に好適な座標入力方法
に関する。
〔従来の技術〕
一般に図形処理装置では、格子状に規則正しく並んだ
グリッドを表示装置上に表示し、座標入力装置から入力
された座標を該格子状に並んだグリッドに丸める機能を
有している。従来、この種の図形処理装置を用いたプリ
ント基板設計において、IC等の部品のピンとピンとの間
に電流を導通する部分を作図する際にも、上記規則正し
く格子状に並んだグリッドを使用していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、部品のピンとピンとの間に電流の
導通部分を作図する際、一般にピンとピンとの間隔が狭
いため、表示装置上でのグリッドが密になって所望の点
以外に座標が丸められてしまい、座標入力を行うことが
困難であるという問題があった。
本発明の目的は、図形処理装置において、ピンとピン
との間の電流の導通部分等を作図することも容易にし、
かつ、高精度な座標入力が行えるようにすることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、格子状に規則正しく並んだグリッドとは
別に、あらかじめ複数の変形グリッドを用意しておき、
部品のピンとピンとの間に電流の導通部分を作図するな
ど、作図の目的に応じて該当変形グリッドをを選択して
表示し、入力された座標を該変性グリッドに丸めるよう
にすることにより、達成される。
〔作 用〕
変形グリッドは入力装置より入力された座標を最も近
い丸め点に座標の補正を行う。それによって、入力装置
を用いて入力したい丸め点の近傍に座標を入力する事に
より、部品のピンとピンとの間に所望の電流導通部分を
作図することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面により説明す
る。
第1図は本発明で対象とする図形処理装置の一実施例
のブロック図である。本図形処理装置は、座標を入力す
る座標入力装置10、各種の処理を実行する中央処理装置
20、中央処理装置20での処理に必要なプラグラムを格納
するプログラムメモリ(RAM)30、グリッド及び図形を
表示するための画像データを格納する表示メモリ(RA
M)40、表示メモリ40の内容を画面に表示する表示装置5
0、及び座標入力装置10から指示された座標をグリッド
に丸めて格納するデータメモリ(RAM)60よりなる。プ
ログラムメモリ30には、座標入力プログラム31が格納さ
れている。
第2図及び第3図に、本図形処理装置においてプリン
ト基板設計における部品のピンとピンとの間に電流の導
通部分を作図することを目的とした変形グリッドの形状
例を示す。表示メモリ40には、あらかじめどちらか一方
の変形グリッドを選択し、表示メモリ40に格納してお
く。
第4図は座標入力プログラム31による座標入力処理の
フローチャートである。表示メモリ40には、あらかじめ
選択してある変形グリッドのパターンおよび座標入力装
置10で入力される座標を示すカーソルが格納されてお
り、表示装置50には、該表示メモリ40の内容が表示され
る(ステップ101)。座標を入力する場合、オペレータ
は表示装置50の画面を見て、所望のグリッドの近傍にカ
ーソルを位置させることにより、カーソル座標が決定さ
れる(ステップ102)。入力されたカーソル座標は変形
グリッドの格子点に丸められ(ステップ103)、丸めら
れた後の座標はデータメモリ60に格納される(ステップ
104)。これら一連の処理は中央処理装置20が実行す
る。
次に第5図により、本発明による変形グリッドを用い
た座標入力による作図例を説明する。
第5図は第1図中の表示装置50の画面だけを取出し拡
大したものであり、第2図の形状の変形グリッドを使用
し、部品Aのピン501から部品Bのピン502、部品Aのピ
ン503から部品Bのピン504まで、電流の導通部分505,50
6を作図した例である。本図を作図するためには次の手
順で行う。
(1)部品Aおよび部品Bのピンを変形グリッドの十字
で表示される格子上に配置する。
(2)座標入力装置10により部品Aのピン501の近傍に
カーソルを位置付けし、座標入力プログラムにより部品
Aのピン501に入力座標を決定する。
(3)次に座標入力装置10によりグリッド格子点507の
近傍にカーソルを移動し、座標入力プログラムによりグ
リッド格子点507に入力座標を決定する。
(4)上記の(2)〜(3)の手順と同様にして部品B
のピン502までの必要な座標点を決定する。
(5)上記(2)〜(4)の手順で決定した座標(部品
Aのピン501から部品Bのピン502まで)を図形処理装置
の作図機能により直線で結べば、電流の導通部分505が
作図できる。
(6)上記(2)〜(5)の手順と同様にして、部品A
のピン503から部品Bのピン504までの電流導通部分506
が作図でき、第5図のような作図が完成する。
本実施例によって、部品のピンとピンとの間に電流の
導通部分を作図することが容易に可能となる。また、こ
れは一例にすぎず、種々の変形グリッドを用意すること
により、プリント基板設計以外にも適用できることは云
うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、格子状に規則
正しく並んだグリッドとは別に、あらかじめ複数の変形
グリッドを備え、作図の目的に応じて該当変形グリッド
を選択して表示することにより、図形処理装置において
プリント基板設計などを行う際、間隔の狭い部品のピン
とピンとの間に電流を導通する部分を規則的に、かつ容
易に作図することでき、座標入力作業の効率が向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で対象とする図形処理装置の一実施例の
構成図、第2図及び第3図は本発明で使用する変形グリ
ッドの形状例を示す図、第4図は本発明による座標入力
の手順を示すフローチャート、第5図は変形グリッドを
利用した座標入力による電流の導通部分の作図例を示す
図である。 10……座標入力装置、20……中央処理装置、 30……プログラムメモリ、 31……座標入力プログラム、 40……表示メモリ、50……表示装置、 60……データメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 G06T 11/80

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座標を入力する座標入力装置と、該座標入
    力装置から座標を入力するためのグリッドを表示する表
    示装置と、該座標入力装置から入力された座標を該グリ
    ッドに丸める処理手段を有する図形処理装置の座標入力
    方法において、格子状に規則正しく並んだグリッドとは
    別に、あらかじめ作成された複数の変形グリッドを備
    え、作図の目的に応じて該当変形グリッドを選択して表
    示装置に表示し、座標入力装置から入力された座標を該
    変形グリッドに丸めることを特徴とする図形処理装置の
    座標入力方法。
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JPS6194395A (ja) * 1984-10-16 1986-05-13 富士通株式会社 プリント板上の配線パタ−ン作成方法
JPS6243778A (ja) * 1985-08-20 1987-02-25 Nec Corp 図形処理装置
JPS62251980A (ja) * 1986-04-25 1987-11-02 Hitachi Ltd グリツド表示方式

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