JP2781489B2 - エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置 - Google Patents

エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置

Info

Publication number
JP2781489B2
JP2781489B2 JP681992A JP681992A JP2781489B2 JP 2781489 B2 JP2781489 B2 JP 2781489B2 JP 681992 A JP681992 A JP 681992A JP 681992 A JP681992 A JP 681992A JP 2781489 B2 JP2781489 B2 JP 2781489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
failure
elevator
remote monitoring
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP681992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05193855A (ja
Inventor
一郎 河辺
裕一 原
高明 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP681992A priority Critical patent/JP2781489B2/ja
Publication of JPH05193855A publication Critical patent/JPH05193855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781489B2 publication Critical patent/JP2781489B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ故障発生時
において、故障状況、故障原因等を把握するために用い
られるエレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ遠隔監視装置は、常時エレベ
ータの運行を監視し、エレベータに故障が発生したと
き、これをセンタ装置へ発報し、このセンタ装置で当該
故障を認識する装置であり、故障を認識したセンタ装置
は所要の故障復旧措置を講ずる。このようなエレベータ
遠隔監視装置の概略を図により説明する。
【0003】図9は従来のエレベータ遠隔監視装置のブ
ロック図である。図で、1はエレベータ、2はエレベー
タ1の運行を制御するとともにエレベータ1の運行に関
する各種データを作成するエレベータ制御部である。3
は各ビルに備えられた端末装置であり、エレベータ制御
部2の前記各種データを採取し、これらデータからエレ
ベータ1の故障の有無を検出する。4は多数の端末装置
3を管轄するセンタ装置であり、端末装置3とは電話回
線5で接続可能となっている。6はエレベータ1の保守
を担当する営業所、7はセンタ装置4と営業所6とを連
絡する電話回線を示す。
【0004】エレベータ1に故障が発生すると、端末装
置3はエレベータ制御部2から採取したデータに基づい
て異常の有無を判断し、異常が検出された場合には、電
話回線5を介してセンタ装置4へ異常発報を行う。この
異常発報を受信したセンタ装置4は、異常が発生したエ
レベータ1の保守を担当する営業所6に電話回線7を介
して異常発生を通報し、保守員の出動を促す。保守員は
直ちに故障発生エレベータ1へ急行し、故障復旧のため
の所要の処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、異常発報の
原因を統計的にみると、その原因の90%近くは、エレ
ベータ1のかごやホールの各種押し釦のいたずら操作、
荷物運搬時の長時間の扉の閉扉阻止、かご内で跳びはね
るいたずら等により生ずるものであり、エレベータシス
テム自体の故障による異常発報は10%以下である。し
かしながら従来の遠隔監視装置にあっては、異常発報が
あれば必ず保守員が派遣されることになっており、異常
発報が上記前者の原因による出動の場合には、保守員が
現場に到着したときにきはすでにエレベータ1は正常に
運転している場合がほとんどであった。このため故障発
報に対する保守員の派遣は、全体の80%が無駄な派遣
となり、作業効率を著しく損なっていた。また、当該原
因の性質上、これを把握することはできず、異常原因究
明や異常発報の再発防止をなし得ないという問題もあっ
た。
【0006】一方、上記以外の原因、即ち、機器や部品
の故障による異常発報の場合、現場に急行した保守員は
エレベータ制御部2に記憶されている故障データを読み
出し、携行している解読表を用いて当該故障データの内
容を解読して故障部位を特定するが、当該故障データは
百十種類以上に及ぶため、その読み出しと解読に多くの
時間を要し、その上、故障部位を特定することが出来て
も、交換部品や工具を要する場合、その手配や運搬にさ
らに時間を要し、エレベータの正常復帰が遅れ、不可動
時間が長くなるという問題があった。また、故障データ
の読み出しや解読は故障現場で行われるため、保守員は
これらを落ち着いて実施することができず、往々にして
故障データの読み違いや誤解読を生じ、故障部位の特定
が遅れるという問題もあった。
【0007】又、上記故障データの読み出し、解読によ
っても故障部位を特定することができない場合がしばし
ばあり、この場合には、複数の故障部位を推定し、故障
の可能性の高い順に部品交換を行ってゆき、これを故障
が復旧するまで行う手段がとられるが、この手段では復
旧に長時間を要するばかりでなく、部品取替え時の制御
電源の投入、遮断により、真の故障部位が一時的に復旧
してしまうことがあり、この場合、真の故障部位は放置
されたままとなり、故障再発につながるという問題もあ
った。
【0008】更に又、保守員は故障復旧処理が終了した
とき、現場で故障修理作業完了報告書を作成し、これを
顧客に提出することになっているが、当該故障修理作業
完了報告書は、故障現象、故障原因、対策内容の項目よ
り成り、これら項目への所要事項の記載に長時間を要
し、その間、保守員が拘束され、作業効率が低下すると
いう問題も生じていた。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、保守員の負担を大幅に軽減するとともに故
障復旧時間を短縮することができるエレベータ遠隔監視
装置の故障対応支援装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の発明は、エレベータの異常発生を検
出しこれを発報する端末装置と、この端末装置からの発
報を通信手段により受信する管理部とを備えたエレベー
タ遠隔監視装置において、前記端末装置側にエレベータ
の運行中その各種データを蓄積していく記憶部を設ける
とともに、前記管理部側に、前記通信手段で異常発報が
受信されたとき前記記憶部に蓄積されているデータのう
ち任意のデータを読み出す読み出し手段と、この読み出
し手段により故障発報以後のエレベータの現在状態を示
すデータを抽出する第1のデータ抽出手段と、前記読み
出し手段によりエレベータ異常発報前後の所定のデータ
を抽出する第2のデータ抽出手段と、この第2のデータ
抽出手段で抽出されたデータに基づいて故障原因を推論
する故障原因推論手段と、前記第1のデータ抽出手段、
前記第2のデータ抽出手段および前記故障原因推論手段
で得られたデータを表示する表示手段とを設けたことを
特徴とする。
【0011】又、本発明は、上記第1の発明の構成に加
えて、前記管理部側に、前記端末装置に設定されている
各種故障の故障発報を生じさせるトリガ条件を変更する
トリガ条件変更手段を設けたことを特徴とする。
【0012】更に、本発明は、上記第1の発明の構成に
加えて、前記管理部側に、エレベータ装置の所定階の呼
びを発生させる呼び作成手段を設けたことを特徴とす
る。
【0013】更にまた、本発明は、上記第1の発明の構
成に加えて、前記管理部側に、予め複数の故障原因およ
びこれら各故障原因に対する対応策を収容した対応策記
憶部と、前記第1のデータ抽出手段で抽出されたデータ
に基づいてエレベータの故障現象を判断する第1の判断
手段と、前記第2のデータ抽出手段で抽出されたデータ
に基づいてエレベータの故障原因を判断する第2の判断
手段と、前記対応策記憶部から前記第2の判断手段で判
断された故障原因に対する対応策を抽出する対応策抽出
手段と、前記第1の判断手段、前記第2の判断手段およ
び前記対応策抽出手段によりそれぞれ得られた故障現
象、故障原因および対応策、必要部品、工具を出力する
出力手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】又、本発明は、上記第1の発明の構成に加
えて、前記端末装置側に、前記第1のデータ抽出手段、
前記第2のデータ抽出手段および前記故障原因推論手段
で得られたデータに基づく故障現象および故障原因を読
出す読出し手段と、この読出し手段により読出されたデ
ータを印字する印字手段とを設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】端末装置から故障発報があると、管理部ではこ
れを受信し、読み出し手段を用いて、故障発報以後のエ
レベータの現在状態を示すデータを端末側の記憶部から
読み出して表示手段に表示する。管理部のオペレータ
は、必要な場合には、表示された事項に基づいて前記記
憶部から故障発報前後における所定のデータを読み出し
て表示し、さらに必要な場合は、当該表示されたデータ
に基づいて故障原因推論手段を作動させてその推論結果
を表示させる。
【0016】上記各種表示により、オペレータは故障発
報原因が保守員派遣不要のものか否かを判断することが
でき、又、保守員派遣を要するものであれば故障原因を
保守員に知らせることができる。又、管理部のオペレー
タは、上記各種表示に基づいて異常発報を生じさせるト
リガ条件を変更することにより、より一層適切に故障に
対応することができる。
【0017】さらに、管理部のオペレータは、故障発報
時、強制的に呼びを作ってエレベータを動かしてみるこ
とができ、これにより、より適確な故障原因の究明を行
うことができる。さらに又、管理部では、故障発報時に
記憶部から読み出した種々のデータに基づいて、故障現
象、故障原因を知ることができ、当該故障原因に対応す
る故障対策をとり出すことにより、保守員に適切な故障
対応を指示することができ、さらに、端末装置で故障処
理を行った保守員は故障現象、故障原因を読出して印字
することにより故障修理報告書を自動的に作成すること
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0019】図1は、本発明の実施例に係る故障対応支
援装置を用いたエレベータの遠隔監視システムのブロッ
ク図である。図で、図9に示す部分と同一又は等価な部
分には同一符号が付してある。8は端末装置3から故障
修理報告書を出力するための入出力装置、9は本実施例
の故障対応支援装置を示す。この故障対応支援装置9は
エレベータ1を管理するセンタ装置4に設置されてもよ
いが、本実施例では同じくエレベータ1を管理する営業
所6に設置されている。
【0020】図2は図1に示す故障対応支援装置9のブ
ロック図である。図2で、9aは端末装置3と故障対応
支援装置9との間のデータ通信を制御する通信制御部、
9jは故障対応支援装置9に具備されている電話機、9
bは電話機9jと端末装置3を電話回線5を介し接続し
かご内との会話を可能とする通話制御部、9cは端末装
置3にて設定されているエレベータ1の異常を検出する
条件(トリガ条件)を変更設定するトリガ制御部、9d
は故障対応支援装置9から遠隔でエレベータ1の呼びを
登録する呼び作成部、9kは前記トリガ信号の設定入力
や呼びを登録する等の操作を行う入力装置、9lは端末
装置3から収集したデータを故障対応支援装置9にて処
理した結果等を表示する表示装置、9eは故障対応支援
装置9の各処理機能の管理、制御を行なう制御部、9f
はエレベータ1の現在の運行状態を把握するための運行
状態モニタ表示画面を作成する運行状態モニタ表示処理
部、9gは異常の発生前後のエレベータ1の状態変化を
長時間に亘って表示する運行線図表示画面を作成する運
行線図表示処理部、9hは異常の発生前後のエレベータ
1の制御信号類の変化を微小時間で表現したタイミング
チャート画面を作成するタイミングチャート表示処理
部、9iは端末装置3でエレベータ制御部2から収集し
た故障データを翻訳、文章化する機能およびこの故障デ
ータより故障原因を推論する故障情報翻訳原因推論処理
部、9mは表示装置9lにて表示された内容の印字、出
力等を行う出力装置、9nは故障情報翻訳原因推論処理
部9iで使用される故障現象に対応する故障現象および
故障原因に対応した対応策、必要部品、工具等のデータ
と、前記故障データを翻訳、文章化するためのデータ
と、故障情報翻訳原因推論処理部9iで処理された故障
現象、原因の文章化結果、故障原因に対応した対応策、
必要部品、工具等の処理結果データとを記憶する記憶部
を示す。
【0021】図3は、端末装置3の構成を示すブロック
図である。図3で、3aは端末装置3の各処理機能の管
理、制御を行なう制御部、3bはエレベータ制御部2に
呼びデータ等を書き込む書込み部、3dはエレベータ制
御部2から故障データ等を読み出す読み出し部、3eは
読み出したデータを記憶する記憶部、3cはエレベータ
制御部2から読み出した各種データからエレベータ1の
異常を検出する異常検出部、3fはセンタ装置4等との
通信を制御する通信制御部を示す。
【0022】次に、本実施例の動作を図4、および図5
に示すフローチャート、および図6、図7、図8に示す
表示画面を示す図を参照しながら説明する。監視センタ
装置4からエレベータ1に異常が発生した旨の連絡を受
けると営業所6では故障対応支援装置9を起動し(図4
に示す手順S1)、異常が発生したエレベータ1の製造
番号を入力装置9kにより入力する(図4に示す手順S
2)。これにより故障対応支援装置9が通信制御部9a
を通じ電話回線5を介して端末装置3に接続される(図
4に示す手順S3)。
【0023】接続が完了すると、故障対応支援装置9の
制御部9eは処理を運行状態モニタ表示処理部9fに移
す。運行状態モニタ表示処理部9fは、端末装置3に対
し通信制御部9aを通じ運行状態モニタ表示画面(図6
を参照して後述する)の作成に必要な現在のエレベータ
のかご位置や呼びの発生状態等の運行状態データと、エ
レベータ制御装置内の制御データと、エレベータ制御装
置内の故障データと、安全スイッチや操作スイッチ類の
動作状態データとを送信するよう要求し、端末装置3か
ら送られてきた前記各データを処理し、運行状態モニタ
表示画面を表示装置9lに表示する(図4に示す手順S
4)。
【0024】ここで運行状態モニタ表示画面を図6によ
り説明する。図6は運行状態モニタ表示画面10を示す
図である。この画面はオペレータが一目でエレベータの
現在の運行状況を把握できるようエレベータ装置を模し
た画面表示配置とする。図で、D10は異常が発生した
エレベータの納入先ビル名と号機表示を文字と英数字で
表し、かつ、現在のかご位置と、運転方向と、呼びの発
生状況とを、縦方向を階床に区分された昇降路をイメー
ジした升目に表示する表示部である。この表示部D10
において、運転方向はup方向を↑記号で、down方
向を↓記号で、かごの位置を□記号で、upのホール呼
びの発生を▽記号で、downのホール呼びの発生を△
記号で、かご呼びの発生を〇記号で、それぞれ表示して
いる。また升目外の上下端にはエレベータ装置の昇降路
上下端に位置する端階の安全スイッチ、端階強制減速ス
イッチが表示されている。D20は現在のエレベータの
走行速度と走行状況を表示する表示部、D30はエレベ
ータのかごの内外に配置されている装置類、スイッチ
類、着床レベル等を表示する表示部、D40は異常の発
生時間と、異常内容と、現在の運転モードとを表示する
表示部である。D50は機械室機器に具備されているコ
ンタクタ類と装置類の動作状態を表示する表示部、D6
0はかご内操作スイッチの動作状態を表示する表示部で
ある。前記装置類、スイッチ類のon−offの動作状
態は〇記号内の色変化にて動作を区別して表示を行う。
即ち、平常運転で正常に動作している場合は青、不動作
時には着色なしで表示する。異常動作については当該部
位の〇記号内に赤色、点滅表示を行ない、オペレータに
明瞭に異常を知らせる。
【0025】なお、本実施例では装置類、スイッチ類の
表示位置をエレベータ装置を模した画面表示の配置とし
たが、装置類、スイッチ類の動作状態を一覧表に並べ表
現することも可能である。又、本実施例では、現在のエ
レベータの運行状態、装置類の動作状態を表示している
が、現在状態だけでなく、異常発生前後の状態も端末装
置3の記憶部3eに記憶されているデータを使用するこ
とにより表示することが可能である。
【0026】このようにして、図4に示す手順S4の処
理により図6に示す画面を表示した後、故障対応支援装
置9の制御部9eは、端末装置3が発報した異常内容が
閉じ込め状態異常であるか否かを、端末装置3から収集
した異常内容を示すデータから判断し(図4に示す手順
S5)、閉じ込め状態異常である場合、制御部9eは通
話制御部9bに対し、具備している電話機9jとかご内
インターフォンを接続し通話可能とするよう指令する
(図4に示す手順S6)。オペレータは、かご内インタ
ーフォンと通話可能となった電話機9jにてかご内に問
いかけ、かご内に閉じ込め者がいるか否かの確認を行
う。閉じ込め者がいる場合には、閉じ込め者と会話を行
ない、何分以内に救出する旨伝えて通話を終了し、直ち
に保守員に出動を指示する。この際、故障しているエレ
ベータの号機No、エレベータは停止しているのか否
か、停止していれば何階に停止しているのか、等の故障
状況を前記運行状態モニタ表示画面にて把握し、出動す
る保守員に事前に伝え、保守員の現地での救出活動が円
滑にいくよう支援する。
【0027】一方、制御部9eは、運行状態モニタ表示
処理部9fに処理を移し、前記運行状態モニタ表示画面
内の表示部D10のかご内操作スイッチのうち、平常運
転で投入されるはずのないスイッチが投入されている否
かを判断し(図4に示す手順S7)、万一投入されるは
ずのないスイッチが投入されている異常が生じている場
合には、前記運行状態モニタ表示画面のかご内操作スイ
ッチのうち該当するスイッチの部分を赤色、点滅表示す
る(図4に示す手順S8)とともに、具備している電話
機9jとかご内インターフォンを接続し通話可能とする
(図4に示す手順S9)。更にオペレータに対し、かご
内閉じ込め者並びに現場の保守員に操作スイッチを戻さ
せるよう指示をする指示メッセージを表示画面に表示し
(図4に示す手順S10)、処理を終了する。
【0028】手順S7の処理において、故障対応支援装
置9の運行状態モニタ表示処理部9fが、かご内操作ス
イッチ類の投入状態は適正であると判断すると、運行状
態モニタ表示処理部9fは表示部D60における前記安
全スイッチの動作状況を判断し(図4に示す手順S1
1)、運行状態モニタ表示画面10の該当する安全スイ
ッチ部分を赤色、点滅表示をするとともに保守員に出動
指示を出していない場合には、オペレータに出動の指示
を行なうようメッセージ表示する(図4に示す手順S1
2)。次に、運行状態モニタ表示処理部9fは、制御部
9eを通じ故障情報翻訳原因推論処理部9iに異常発報
の原因が安全スイッチの動作によるものであることを知
らせる。故障情報翻訳原因推論処理部9iは端末装置3
から収集したエレベータ1の故障現象と、前記かご内操
作スイッチ類の異常投入状態或いは前記安全スイッチの
異常動作状況を異常発生原因として記憶部9nへ記憶す
るとともに端末装置3へ通信し(図5に示す手順S1
3)、故障対応支援装置9は動作を終了する(図5に示
す手順S14)。
【0029】手順S11の処理において、運行状態モニ
タ表示処理部9fが安全装置が動作していないと判断す
ると、制御部9eは、処理を故障情報翻訳原因推論処理
部9iに移す。故障情報翻訳原因推論処理部9iは制御
部9e、通信制御部9aを介し端末装置3にエレベータ
制御部2より収集した前記故障データを送信するよう要
求する。この要求に従い送られてきた前記故障データを
もとに、故障情報翻訳原因推論処理部9iは端末装置3
での異常検出時のエレベータ1の故障解析を行なう。即
ち、エレベータ1に故障が発生すると、前述のようにエ
レベータ制御部2に故障位置、故障時の速度、制御装置
内のデバイスの動作状態等の故障データ百数十種類が記
憶される。端末装置3はこのエレベータ1の故障現象を
検出して異常発生をセンタ装置4に発報するのであり、
従って、故障の原因究明にはこの故障データが重要な役
割をなす。
【0030】故障情報翻訳原因推論処理部9iは記憶部
9nに記憶されている翻訳、文章化のルールに従い、送
られてきた前記故障データを翻訳し、文章化表示を行な
う(図5に示す手順S15)。例えば故障データ「故障
号機01故障時の速度30故障時の停止位置04故障前
の出発階01故障前のかご呼び040508デバイス状
態000101」が故障情報翻訳原因推論処理部9iに
入力され故障現象の文章化が行なわれると「No.1エ
レベータが4階5階8階のかご呼びにて出発したところ
速度30m/minで4階に停止した。」という翻訳結
果の文章が表示装置9lに出力表示される。さらに、デ
バイスの動作状態の翻訳は「ドア閉確認デバイスoff
安全装置確認デバイスonマグネットブレーキ吸引確認
デバイスon」と表示される。
【0031】故障データの翻訳文章化表示が終了する
と、故障情報翻訳原因推論処理部9iは故障原因の推論
を行なう。即ち、記憶部9nには、エレベータ技術者が
有する技術知識や経験知識を使って故障現象毎に作成し
たトラブルシューティングの知識を「もし、故障現象が
……であり、……のデータが……であれば、故障原因は
……である。」という形にして構成されたルールがデー
タ化され蓄積して記憶されている。またエレベータ技術
者が有する技術知識や経験知識に基づいて、故障原因に
応じて行なうべき対処方法、必要な部品名、作業工具に
関する知識を、「もし、故障原因が……であり、故障現
象が……であれば対処方法、部品名、作業工具は……で
ある。」という形にして構成されたルールがデータ化さ
れ蓄積して記憶されている。故障情報翻訳原因推論処理
部9iは故障データをこのルールに従い処理し、故障原
因と対処方法、必要な部品名、作業工具を導きだし、結
果を記憶部9nに記憶するとともに表示装置9lに表示
する(図5に示す手順S16)。以上の処理を終了する
と故障情報翻訳原因推論処理部9iは処理を制御部9e
に移す。
【0032】制御部9eは、次にタイミングチャート表
示処理部9hに処理を移す。タイミングチャート表示処
理部9hは、端末装置3の記憶部3eから異常検出直前
直後のエレベータの各種データのうち異常検出内容によ
り予め定められているデータを抽出し、これらに関する
タイミングチャートを表示する(図5に示す手順S1
7)。
【0033】ここで、タイミングチャートの画面を図7
に示す。図7で、11はタイミングチャートの画面を示
す。この画面11は、端末装置3にて収集した異常発生
前後の前記運行状態データと、前記制御データと、前記
動作状態データと、前記異常発生情報データの微小時間
内での状態変化のタイムチャートとを、前記タイムチャ
ート表示処理部9hで処理して前記表示装置9lに画面
表示したものである。図で、D70は異常が発生した日
時と、異常内容と、トリガ条件とを表示する表示部、D
80は制御信号名(デバイス名)とデバイスの内容を表
示する表示部、D90は横軸を時間区分された画面上に
前記表示デバイス名の状態変化をタイムチャート形式で
表現する表示部、D100はエレベータの速度変化を走
行位置と共に表示し、かつ、トリガ発生地点をタイムチ
ャート上に表示する表示部である。この表示部D100
の上部に記載されているサイクルを示す数字はトリガ発
生時点からの時間を示している。例えば本実施例では、
1サイクルは1secとしており、サイクル「−5」は
トリガ発生前5secを示しているが、この1サイクル
の時間表示は任意に可変できる。更にトリガ発生時点の
表示位置も左右に任意に変化でき、その時の各デバイス
のタイムチャート表示もこれに対応して左右に追加表示
や削除表示される。一例として、前記タイムチャート表
示処理部9hで使用する前記データのエレベータ1から
のデータ収集サンプリング時間は40ms、データ収集
時間はトリガ発生前20sec、トリガ発生後20se
cが用いられるが、前記データ収集サンプリング時間は
任意に短くでき、前記データ収集時間も長くすることが
できる。またトリガ発生前後のそれぞれのデータ収集時
間も変更可能である。デバイス表示内容についても異常
の種類に応じ任意に変更可能となっている。
【0034】前記タイムチャート表示画面により、オペ
レータは異常発生直前直後の前記各種データの微小時間
での瞬時変化を正確に把握することが可能となり、故障
原因の究明精度が大きく向上する。オペレータはこのタ
イミングチャートの表示結果と故障情報翻訳原因推論処
理部9iの処理により表示された故障原因を検討し、両
者が論理的に矛盾していなければ原因を特定し、記憶部
9nの前記故障現象と原因等のデータを端末装置3の記
憶部3eに通信制御部3f、制御部3eを介し伝送し、
保守員に対しても連絡を行なう。連絡を受けた保守員は
出動以前であれば、連絡された故障現象、故障原因に応
じた必要な部品と作業工具を持参する。これにより部品
手配によるエレベータ1の不稼働時間は低減する。
【0035】万一、タイミングチャートの表示結果と故
障情報翻訳原因推論処理部9iにて推論した結果との間
に論理的に矛盾が生じた場合、例えば、エレベータ1に
故障が発生した時刻と端末装置3がエレベータ1の故障
現象発生を検出した時刻とが大きくずれ、端末装置3が
エレベータ制御装置2から収集した異常検出前後のエレ
ベータの前記制御データと前記動作状況データとがエレ
ベータ1の故障データと同期しないときに両者のデータ
に論理的矛盾が生じるが、この場合、故障対応支援装置
9は、端末装置3がエレベータ1の故障を検出する異常
検出条件(トリガ条件)を故障の内容に応じ変更してみ
る。例えば、端末装置3がエレベータ1の起動不能状態
を検出し発報する条件は、誤発報を防止するためエレベ
ータ1が起動不能状態に入り一定時間継続した後、異常
を検出し発報するとされている。端末装置3が、この異
常検出の前後の前記動作データや制御データを収集して
も当然の結果として遅れを生じ、収集したデータは故障
発生時のデータとはならない。従って、この場合に異常
検出の条件、この例では起動不能状態の検出時間を短く
する必要が生じる。この場合、入力装置9kに変更する
検出時間を入力する。入力されたデータはトリガ制御部
9cに送られ、通信制御部9aを通じ端末装置3に伝送
され、端末装置3の異常検出部3cのトリガ条件の変更
がなされ(図5に示す手順S18)、その後、処理は手
順S13の処理に移行する。
【0036】ここで、さきに説明した手順S5におい
て、端末装置3でのエレベータ1の異常検出内容が、閉
じ込め状態異常でないと故障支援対応装置9の制御部9
eにより判断されると、更に、制御部9eは、エレベー
タ1が平常に運転しているか否かを判断する(図5に示
す手順S19)。次に制御部9eは、エレベータ1が停
止中である場合には、エレベータ1にかご呼び或いはホ
ール呼びが発生しているかどうかを判断し(図5に示す
手順S20)、呼びのない場合には、エレベータ1が停
止している上下階にそれぞれかご呼び或いはホール呼び
を登録するよう、呼び作成部9dに対し指令を出す。呼
び作成部9dはこれに従い、端末装置3の書込み部3b
を通じエレベータ制御装置2に呼びを登録する(図5に
示す手順S21)。なお、この呼び登録は入力装置9k
にて手動で任意階を登録することにより行なうことも可
能である。制御部9eは、この登録した呼びに対しエレ
ベータ1が平常運転したか否かを判断し(図5に示す手
順S22)、平常運転しない場合には手順S7の処理に
移っていく。手順S19の処理でエレベータ1が平常運
転していると判断された場合、又は手順S22の処理で
エレベータ1が平常運転した場合には、制御部9eは、
運行線図表示処理部9gにより、図8に示す運行線図を
表示する(図5に示す手順S23)。この運行線図を図
により説明する。
【0037】図8は運行線図の表示画面を示す図であ
る。図で、12は運行線図表示画面を示す。この運行線
図表示画面12は、端末装置3にて収集した異常発生前
後の前記運行状態データ、前記制御データ、前記動作状
態データ、および前記異常発生情報データから、長時間
内にわたるエレベータ1の状態変化を表示したものであ
る。D110は、エレベータ1の運行、停止の軌跡を表
示する表示部であり、表示画面の横方向を時刻に対応さ
せて区分し、縦方向を階床に対応させて区分し、そのよ
うに区分した表示画面上にエレベータ1が停止している
ときにはその停止時刻と停止階に相当する位置に横実線
を引き、エレベータ1が走行しているときにはその時刻
と走行階に相当する位置に斜線で運行軌跡を描く。更に
その運行軌跡のダイヤグラム表示に同期させ前記各種デ
ータの動作変化を記号の変化や色付け記号やタイミング
チャート形式で表現し、異常発生を示すトリガ発生も表
示している。
【0038】この運行線図画面12によりエレベータに
異常が発生した履歴と、異常に至る経過と、異常後の運
行状況とを、長時間にわたり把握することが可能とな
る。図8に示す運行線図画面12には、一例として5分
間の運行軌跡を1ドット1sec単位で表示している
が、この時間は可変とすることもできる。更にトリガ発
生地点の表示位置も左右に任意変化でき、その時の各表
示もこれに対応して左右に追加表示や削除表示される。
データ表示内容についても異常の種類に応じ変更可能と
なっている。
【0039】次に運行線図表示処理部9gは異常検出前
後にエレベータ1が異常発生前、発生時に救出運転した
かどうかを判断し(図5に示す手順S24)、救出運転
を行なっている場合は、エレベータ1に中間停止故障等
の重要故障が発生していることを示しているので、処理
を手順S15に移す。救出運転を行なっていない場合
は、ドア閉まらず故障等の軽微な故障であったことを示
しており、この場合には、特定階にエレベータ1が長時
間停止していたか否かを判断し(図5に示す手順S2
5)、停止していなければ端末装置3の異常検出は不適
正と判断し、異常誤検出を表示する(図5に示す手順S
27)。また、エレベータ1が長時間停止していれば、
これはドア押さえによるものとしてその表示をし(図5
に示す手順S26)、処理を制御部9eに移し、故障対
応支援装置9の動作を終了する。本実施例では、故障対
応支援装置9の表示内容は自動で切り替わっていくが、
状況に応じてオペレータが表示内容を任意に選択するこ
ともできる。
【0040】以上、本発明における故障対応支援装置9
の実施例を記したが、保守員は故障対応に際し、故障対
応支援装置9の支援を受けてエレベータの故障の処置を
実施する。そして、故障の処置が終了すると顧客報告を
するため、端末装置3に具備されている入出力装置8に
より、記憶部3eに記憶されている故障対応支援装置9
から送られてきた故障現象、故障原因のデータを故障修
理報告書の形式に出力する。この故障修理報告書を顧客
に提出し、状況報告を行ない作業を完了する。
【0041】このように、本実施例では、端末側にエレ
ベータの各種データを蓄積する記憶部を設けるととも
に、営業所側に故障対応支援装置を設け、端末側からの
異常発報時に前記記憶部から所要データを取り出し、こ
れに基づいて故障原因の究明や所要の表示を行なうよう
にしたので、保守員の不必要な派遣を避けることがで
き、保守員の負担を軽減できるとともに、故障に対する
適切かつ迅速な対応を行なうことができ、故障復旧時間
を短縮することができる。又、故障修理報告書の作成も
自動的に行なうようにしたので、保守員の負担を軽減
し、作業効率を向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、端末側
にエレベータの各種データを蓄積する記憶部を設けると
ともに、管理部側で、当該記憶部から読出し手段により
所要のデータを抽出しこれに基づいて所要の表示を行な
うとともに故障原因の推論を行なうようにしたので、保
守員の不必要な派遣を避けることができ、保守員の負担
を軽減できるとともに、故障に対する適切かつ迅速な対
応を行なうことができ、故障復旧時間を短縮することが
できる。又、故障修理報告書の作成も自動的に行なうよ
うにしたので、保守員の負担を軽減し、作業効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る故障対応支援装置を用い
たエレベータの遠隔監視システムのブロック図である。
【図2】図1に示す故障対応支援装置のシステム構成図
である。
【図3】図1に示す端末装置のシステム構成図である。
【図4】図2に示す故障対応支援装置の動作説明をする
フローチャートである。
【図5】図2に示す故障対応支援装置の動作説明をする
フローチャートである。
【図6】故障対応支援装置に表示する運行状態モニタ表
示画面の表示例を示す図である。
【図7】故障対応支援装置に表示するタイミングチャー
ト表示画面の表示例を示す図である。
【図8】故障対応支援装置に表示する運行線図表示画面
の表示例を示す図である。
【図9】従来のエレベータの遠隔監視システムのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 エレベータ 2 エレベータ制御部 3 端末装置 4 センタ装置 5 電話回線 6 営業所 7 電話回線 8 入出力装置 9 故障対応支援装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−201963(JP,A) 特開 平3−201095(JP,A) 特開 昭55−101572(JP,A) 特開 平3−26679(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 5/02 B66B 3/00 B66B 5/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの故障発生を検出しこれを発
    報する端末装置と、この端末装置からの発報を通信手段
    により受信する管理部とを備えたエレベータ遠隔監視装
    置において、前記端末装置側にエレベータの運行中その
    各種データを蓄積していく記憶部を設けるとともに、前
    記管理部側に、前記通信手段で故障発報が受信されたと
    き前記記憶部に蓄積されているデータのうち任意のデー
    タを読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により
    故障発報以後のエレベータの現在状態を示すデータを抽
    出する第1のデータ抽出手段と、前記読み出し手段によ
    りエレベータ故障発報前後の所定のデータを抽出する第
    2のデータ抽出手段と、この第2のデータ抽出手段で抽
    出されたデータに基づいて故障原因を推論する故障原因
    推論手段と、前記第1のデータ抽出手段、前記第2のデ
    ータ抽出手段および前記故障原因推論手段で得られたデ
    ータを表示する表示手段とを設けたことを特徴とするエ
    レベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記第1のデータ抽出
    手段で抽出されるデータは、少なくとも故障発報の原因
    を示すデータおよびエレベータ乗客の接触または動作に
    より変化するデータであることを特徴とするエレベータ
    遠隔監視装置の故障対応支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第2のデータ抽
    出手段は、故障発報前後の所定期間のデータを抽出する
    長時間データ抽出手段と、故障発報直前直後のデータを
    抽出する微小時間データ抽出手段とで構成されているこ
    とを特徴とするエレベータ遠隔監視装置の故障対応支援
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記長時間データ抽
    出手段で抽出されるデータは、少なくともエレベータの
    運行軌跡を把握するデータ、各種呼び情報、および運転
    モードデータであることを特徴とするエレベータ遠隔監
    視装置の故障対応支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記微小時間データ
    抽出手段で抽出されるデータは、前記第1のデータ抽出
    手段で抽出された故障発報内容に応じて選択される予め
    定められたデータであることを特徴とするエレベータ遠
    隔監視装置の故障対応支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記表示手段は、前
    記第1のデータ抽出手段で抽出されたデータを優先的に
    表示する優先表示手段と、前記第2のデータ抽出手段お
    よび前記故障原因推論手段で得られた各データのうち任
    意データを選択して表示する選択表示手段とを備えてい
    ることを特徴とするエレベータ遠隔監視装置の故障対応
    支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記表示手段は、前
    記第1のデータ抽出手段で抽出されたデータのうちの所
    定のデータを、エレベータ装置を模した図形中に表示す
    ることを特徴とするエレベータ遠隔監視装置の故障対応
    支援装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記表示手段は、前
    記第2のデータ抽出手段で抽出されたデータのうちエレ
    ベータの運行軌跡を示すデータを、時間と階数で規定さ
    れるグラフで表示するとともに、他の所定のデータを前
    記グラフ中に表示することを特徴とするエレベータ遠隔
    監視装置の故障対応支援装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記表示手段は、前
    記第2のデータ抽出手段で抽出されたデータのうちの所
    定のデータをタイミングチャートで表示することを特徴
    とするエレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のエレベータ遠隔監視装
    置の故障対応支援装置において、前記管理部側に、前記
    端末装置に設定されている各種故障の故障発報を生じさ
    せるトリガ条件を変更するトリガ条件変更手段を設けた
    ことを特徴とするエレベータ遠隔監視装置の故障支援装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のエレベータ遠隔監視装
    置の故障対応支援装置において、前記管理部側に、エレ
    ベータ装置の所定階の呼びを発生させる呼び作成手段を
    設けたことを特徴とするエレベータ遠隔監視装置の故障
    対応支援装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のエレベータ遠隔監視装
    置の故障対応支援装置において、前記管理部側に、予め
    複数の故障原因およびこれら各故障原因に対する対応策
    を収容した対応策記憶部と、前記第1のデータ抽出手段
    で抽出されたデータに基づいてエレベータの故障現象を
    判断する第1の判断手段と、前記第2のデータ抽出手段
    で抽出されたデータに基づいてエレベータの故障原因を
    判断する第2の判断手段と、前記対応策記憶部から前記
    第2の判断手段で判断された故障原因に対する対応策を
    抽出する対応策抽出手段と、前記第1の判断手段、前記
    第2の判断手段および前記対応策抽出手段によりそれぞ
    れ得られた故障現象、故障原因および対応策を出力する
    出力手段とを設けたことを特徴とするエレベータ遠隔監
    視装置の故障対応支援装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のエレベータ遠隔監視装
    置の故障対応支援装置において、前記端末装置側に、前
    記第1のデータ抽出手段、前記第2のデータ抽出手段お
    よび前記故障原因推論手段で得られたデータに基づく故
    障現象および故障原因を読出す読出し手段と、この読出
    し手段により読出されたデータを印字する印字手段とを
    設けたことを特徴とするエレベータ遠隔監視装置の故障
    対応支援装置。
JP681992A 1992-01-17 1992-01-17 エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置 Expired - Fee Related JP2781489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP681992A JP2781489B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP681992A JP2781489B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05193855A JPH05193855A (ja) 1993-08-03
JP2781489B2 true JP2781489B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=11648823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP681992A Expired - Fee Related JP2781489B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2781489B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166070A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 東芝エレベータ株式会社 エレベータの保守作業支援装置、システム、及び方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990070211A (ko) * 1998-02-18 1999-09-15 이종수 원격감시 엘리베이터의 고장대응장치 및 방법
US6484125B1 (en) * 2000-05-09 2002-11-19 Otis Elevator Company Service information derived from elevator operational parameters
JP2002215823A (ja) * 2001-01-24 2002-08-02 Furukawa Co Ltd 遠隔地サービス業務の管理支援システム
JP3964151B2 (ja) * 2001-04-26 2007-08-22 ダイキン工業株式会社 部品管理システム
JP2003256945A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Toshiba Elevator Co Ltd 設備の状態表示システム
JP4328063B2 (ja) 2002-06-28 2009-09-09 村田機械株式会社 機器診断装置及び被診断装置
JP2006143473A (ja) * 2004-10-18 2006-06-08 Kuma Lift Gijutsu Kenkyusho:Kk 遠隔監視システムおよび端末装置
JP4939745B2 (ja) * 2004-11-24 2012-05-30 三菱電機株式会社 エレベータ遠隔監視装置
JP2009155043A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの部品改善計画システム及び部品改善計画方法
JP6568507B2 (ja) * 2016-09-13 2019-08-28 株式会社日立ビルシステム エレベーターシステム
JP6620993B2 (ja) * 2016-12-15 2019-12-18 フジテック株式会社 昇降装置の保守システム
KR102124994B1 (ko) * 2016-12-26 2020-06-19 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 복구 지원 시스템
WO2018122928A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 三菱電機株式会社 復旧支援システム
JP7026067B2 (ja) * 2019-03-13 2022-02-25 株式会社日立ビルシステム エレベーター運行状態の可視化装置、エレベーター制御システム、およびエレベーター運行状態の可視化方法
JP7097531B1 (ja) * 2021-06-10 2022-07-08 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 エレベーターの管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166070A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 東芝エレベータ株式会社 エレベータの保守作業支援装置、システム、及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05193855A (ja) 1993-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2781489B2 (ja) エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置
JP4005328B2 (ja) ビル設備と昇降機の管理装置
JP7016641B2 (ja) 輸送システムに閉じ込められた乗客との通信
JP3207920B2 (ja) エレベーターの遠隔監視システム
JPH061556A (ja) エレベータの遠隔故障診断装置
JP2001220075A (ja) エレベーターの閉じ込め遠隔救出装置
JP2000090374A (ja) エレベータの遠隔監視装置
JPH03201095A (ja) 昇降機遠隔監視装置
JPH05193856A (ja) エレベータの遠隔故障診断装置
JP3155833B2 (ja) エレベーター運行状態表示装置
JP2871974B2 (ja) エレベータの運行状態表示装置
JPS61238679A (ja) エレベ−タの缶詰救出装置
JP2896040B2 (ja) エレベータ救出運転制御装置
JPH10226482A (ja) 乗客コンベアの監視装置
JPH02117576A (ja) エレベータの遠隔監視装置
CN110316621B (zh) 基于电梯安全回路的外呼地址设置方法
JPH06206674A (ja) エレベーターの故障復旧装置
JP2781484B2 (ja) 乗客コンベアの監視制御装置
JP2003081551A (ja) エレベータの点検作業中表示システム
JP2614668B2 (ja) 乗客コンベア監視装置
JPH06195111A (ja) 設備状態監視装置
JPH11217165A (ja) 群管理エレベーターの遠隔監視システム
JPH0638057Y2 (ja) エレベータの監視装置
JPH0373780A (ja) エレベータの制御装置
JPH04213578A (ja) エレベータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees