JP2777918B2 - レンズシャッタ付カメラ - Google Patents
レンズシャッタ付カメラInfo
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- JP2777918B2 JP2777918B2 JP1276119A JP27611989A JP2777918B2 JP 2777918 B2 JP2777918 B2 JP 2777918B2 JP 1276119 A JP1276119 A JP 1276119A JP 27611989 A JP27611989 A JP 27611989A JP 2777918 B2 JP2777918 B2 JP 2777918B2
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- Japan
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- spring
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- mode
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、シャッタ羽根を全開口させて絞り値とす
る絞り優先自動露出機構を備えた絞り兼用のプログラム
シャッタ付のカメラに関する。
る絞り優先自動露出機構を備えた絞り兼用のプログラム
シャッタ付のカメラに関する。
「従来の技術」 コンパクトカメラはシャッタ羽根を絞りに兼用したプ
ログラムシャッタを備えたものが多いが、高級機のレン
ズシャッタ付カメラは絞り優先自動露出(以下、単に
「絞り優先AE」という)機構を備えている。
ログラムシャッタを備えたものが多いが、高級機のレン
ズシャッタ付カメラは絞り優先自動露出(以下、単に
「絞り優先AE」という)機構を備えている。
この絞り優先AE機構は、広く知られている通り、レン
ズシャッタと絞りとを別々に有し、予め絞りを設定する
と、適正なシャッタ速度が自動的に定まる。
ズシャッタと絞りとを別々に有し、予め絞りを設定する
と、適正なシャッタ速度が自動的に定まる。
具体的には、この種のレンズシャッタは絞りの全開放
の設定下に最高速シャッタが得られ、絞りの開放をホー
ルドしてシャッタ時間を決定するようになっている。
の設定下に最高速シャッタが得られ、絞りの開放をホー
ルドしてシャッタ時間を決定するようになっている。
絞り優先AEでの撮影は、例えば、ポートレートなどで
撮影深度を浅くしボケの効果を得るなど、撮影者の作画
意図によった撮影ができる。
撮影深度を浅くしボケの効果を得るなど、撮影者の作画
意図によった撮影ができる。
つまり、この種の絞り優先AEカメラは、ボケ効果を達
成するために絞りの開放側を使用することが多い。
成するために絞りの開放側を使用することが多い。
したがって、作画意図による撮影を考えると、上記し
た絞り優先AEカメラは極めて有効であるが、ただ、スナ
ップ撮影など速写性を要する撮影ではプログラムシャッ
タ付のカメラが有利となる。
た絞り優先AEカメラは極めて有効であるが、ただ、スナ
ップ撮影など速写性を要する撮影ではプログラムシャッ
タ付のカメラが有利となる。
「発明が解決しようとする課題」 絞り優先AEカメラは上記したように、シャッタの他に
絞りを別体に構成することになるため、プログラムシャ
ッタ付のカメラに比べて絞り構成部品の組込みスペース
や生産コストが増大する。
絞りを別体に構成することになるため、プログラムシャ
ッタ付のカメラに比べて絞り構成部品の組込みスペース
や生産コストが増大する。
また、絞り優先AEカメラはシャッタ羽根の開口動作が
急速となる関係で、プログラムシャッタ制御には適当で
はなく、その上、フラッシュマチック機構を搭載すると
その動作が不安定となるという問題がある。
急速となる関係で、プログラムシャッタ制御には適当で
はなく、その上、フラッシュマチック機構を搭載すると
その動作が不安定となるという問題がある。
そこで、本発明では絞り兼用のプログラムシャッタ付
のカメラに絞り優先AEの機能を可能なるかぎり取り入れ
るため、シャッタ羽根の全開口を絞り値として絞り優先
AEモードで使用できるようにしたプログラムシャッタ付
のカメラを開発することを目的とする。
のカメラに絞り優先AEの機能を可能なるかぎり取り入れ
るため、シャッタ羽根の全開口を絞り値として絞り優先
AEモードで使用できるようにしたプログラムシャッタ付
のカメラを開発することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本発明では、シャッタ
羽根を絞りに兼用させるプログラムシャッタを備えたレ
ンズシャッタ付カメラにおいて、上記シャッタ羽根を全
開口させて絞り値とする絞り優先自動露出機構と、シャ
ッタを駆動する構成要素としてシャッタ羽根に常時開口
勢力を与える第1ばねと第2ばねとを備えたシャッタ駆
動機構と、プログラムシャッタモードと絞り優先自動露
出モードとのモード切換部材と、プログラムシャッタモ
ードでは第1ばねの勢力によって、絞り優先自動露出モ
ードでは、第1、第2ばねの共同勢力によって各々シャ
ッタ羽根を開口させるように働く上記モード切換部材に
連動させたばねセット部材とを備えたことを特徴とする
レンズシャッタ付カメラを提案する。
羽根を絞りに兼用させるプログラムシャッタを備えたレ
ンズシャッタ付カメラにおいて、上記シャッタ羽根を全
開口させて絞り値とする絞り優先自動露出機構と、シャ
ッタを駆動する構成要素としてシャッタ羽根に常時開口
勢力を与える第1ばねと第2ばねとを備えたシャッタ駆
動機構と、プログラムシャッタモードと絞り優先自動露
出モードとのモード切換部材と、プログラムシャッタモ
ードでは第1ばねの勢力によって、絞り優先自動露出モ
ードでは、第1、第2ばねの共同勢力によって各々シャ
ッタ羽根を開口させるように働く上記モード切換部材に
連動させたばねセット部材とを備えたことを特徴とする
レンズシャッタ付カメラを提案する。
「作用」 モード切換部材によってプログラムシャッタモードに
切換えると、ばねセット部材がこのモード切換部材に連
動されて第1ばねのみのばね勢力をシャッタ羽根に与え
るように動作する。
切換えると、ばねセット部材がこのモード切換部材に連
動されて第1ばねのみのばね勢力をシャッタ羽根に与え
るように動作する。
この結果、プログラムシャッタモードの撮影ではシャ
ッタ羽根が第1ばねのばね勢力を受けて開口動作するた
め、通常のプログラムシャッタと同様にシャッタ開口動
作の速度が緩やかとなる。
ッタ羽根が第1ばねのばね勢力を受けて開口動作するた
め、通常のプログラムシャッタと同様にシャッタ開口動
作の速度が緩やかとなる。
モード切換部材によって絞り優先自動露出モードに切
換えると、シャッタ羽根が全開口し、また、ばねセット
部材が第1、第2ばねの共同勢力をシャッタ羽根に与え
るように動作する。
換えると、シャッタ羽根が全開口し、また、ばねセット
部材が第1、第2ばねの共同勢力をシャッタ羽根に与え
るように動作する。
この結果、このモードでの撮影では、絞り優先自動露
出機構を有する通常のレンズシャッタ付カメラと同様に
シャッタ開口動作が急速になる。
出機構を有する通常のレンズシャッタ付カメラと同様に
シャッタ開口動作が急速になる。
「実施例」 次に、本発明の一実施例について図面に沿って説明す
る。
る。
第1図は本発明を実施したプログラムレンズシャッタ
付カメラのレンズ鏡胴を示す外観斜視図、第2図は同レ
ンズ鏡胴の簡略的な断面図、第3図はカメラに装備した
シャッタ駆動機構の機構図である。
付カメラのレンズ鏡胴を示す外観斜視図、第2図は同レ
ンズ鏡胴の簡略的な断面図、第3図はカメラに装備した
シャッタ駆動機構の機構図である。
これらの図面から分かる通り、レンズ鏡胴11内には撮
影レンズ12の後部にシャッタ15が備えてある。
影レンズ12の後部にシャッタ15が備えてある。
さらに、このレンズ鏡胴11にはモード切換部材として
の操作リング16が回動可能に設けてあり、この操作リン
グ16に設けたプログラムシャッタモード設定位置Pと、
シャッタ羽根を全開させて絞り値とする絞り優先AEモー
ド(以下、単に「Avモード」という)の設定位置Avとを
選択的に指標印Aに合せてモード切換する構成としてあ
る。
の操作リング16が回動可能に設けてあり、この操作リン
グ16に設けたプログラムシャッタモード設定位置Pと、
シャッタ羽根を全開させて絞り値とする絞り優先AEモー
ド(以下、単に「Avモード」という)の設定位置Avとを
選択的に指標印Aに合せてモード切換する構成としてあ
る。
操作リング16には第2図に示した通り、カメラ本体側
に突き出させた連結杆17を設け、この連結杆17にばねセ
ットレバー18が固着してある。なお、第2図の参照符号
19はフイルムである。
に突き出させた連結杆17を設け、この連結杆17にばねセ
ットレバー18が固着してある。なお、第2図の参照符号
19はフイルムである。
ばねセットレバー18は第3図に示した通り、シャッタ
駆動機構の一つの構成要素として配置する。
駆動機構の一つの構成要素として配置する。
シャッタ15は第3図に示したように、羽根軸20a、20b
によってシャッタ地板(図示省略)に旋回自在に軸着し
た2つのシャッタ羽根15a、15bにより構成してある。
によってシャッタ地板(図示省略)に旋回自在に軸着し
た2つのシャッタ羽根15a、15bにより構成してある。
これらシャッタ羽根15a、15bには第4図に示したとこ
ろの長孔15a1、15b1が重合するように形成してあって、
この長孔15a1、15b1にシャッタ開閉ピン21が連通してい
る。
ろの長孔15a1、15b1が重合するように形成してあって、
この長孔15a1、15b1にシャッタ開閉ピン21が連通してい
る。
シャッタ開閉ピン21はシャッタ地板に支軸22をもって
旋回自在に軸着してある羽根駆動レバー23の一方腕先端
に設けてあり、さらに、このピン21がシャッタ地板に形
成した長孔24を通ってシャッタ羽根の長孔15a1、15b1に
突入している。
旋回自在に軸着してある羽根駆動レバー23の一方腕先端
に設けてあり、さらに、このピン21がシャッタ地板に形
成した長孔24を通ってシャッタ羽根の長孔15a1、15b1に
突入している。
この結果、シャッタ開閉ピン21が長孔24内を移動する
範囲で、羽根駆動レバー23が旋回し、シャッタ羽根15
a、15bを開閉する。
範囲で、羽根駆動レバー23が旋回し、シャッタ羽根15
a、15bを開閉する。
上記羽根駆動レバー23はその他方腕先端に設けた連動
8ピン25が羽根制御レバー26によって押動されることに
より左旋するが、このレバー23には第1ばね27と第2ば
ね28によって右旋勢力を与える構成としてある。
8ピン25が羽根制御レバー26によって押動されることに
より左旋するが、このレバー23には第1ばね27と第2ば
ね28によって右旋勢力を与える構成としてある。
第1ばね27はシャッタ地板の固定凸部29に巻装し、そ
の一端部を上記したシャッタ開閉ピン21に、その他端部
をシャッタ地板の固定ピン30に各々係合してある。
の一端部を上記したシャッタ開閉ピン21に、その他端部
をシャッタ地板の固定ピン30に各々係合してある。
第2ばね28は第1ばね27に比べ幾分強力なばね材から
なり、これは羽根駆動レバー23の支軸22に巻装して、そ
の一端部をシャッタ開閉ピン21に係合すると共に、その
他端部を既に述べたところのばねセットレバー18の先端
部係止ピン31に係合自在となるように引き出してある。
なお、羽根駆動レバー23には第2ばね28の他端部が必要
以上に開くことがないようにストッパーピン32が設けて
ある。
なり、これは羽根駆動レバー23の支軸22に巻装して、そ
の一端部をシャッタ開閉ピン21に係合すると共に、その
他端部を既に述べたところのばねセットレバー18の先端
部係止ピン31に係合自在となるように引き出してある。
なお、羽根駆動レバー23には第2ばね28の他端部が必要
以上に開くことがないようにストッパーピン32が設けて
ある。
羽根駆動レバー23はその一部に折曲形成した係止部33
が羽根係止レバー34によって係脱自在となっている。こ
の羽根係止レバー34は支軸35をもってシャッタ地板に回
動自在に軸着してあり、その一方腕の爪部36が上記係止
部33を係止し、その他方腕先端部の連動ピン37が羽根制
御レバー26に押動されるようになっている。なお、この
羽根係止レバー34にはばね38を係架して常時左旋勢力が
与えてある。
が羽根係止レバー34によって係脱自在となっている。こ
の羽根係止レバー34は支軸35をもってシャッタ地板に回
動自在に軸着してあり、その一方腕の爪部36が上記係止
部33を係止し、その他方腕先端部の連動ピン37が羽根制
御レバー26に押動されるようになっている。なお、この
羽根係止レバー34にはばね38を係架して常時左旋勢力が
与えてある。
上記した羽根制御レバー26は露出制御回路(図示省
略)により給電制御される電動のアクチュエータ39の駆
動によって左旋し、また、右旋して、その左旋により羽
根駆動レバー23の連動ピン25を、その右旋により羽根係
止レバー34の連動ピン37を各々押動する。
略)により給電制御される電動のアクチュエータ39の駆
動によって左旋し、また、右旋して、その左旋により羽
根駆動レバー23の連動ピン25を、その右旋により羽根係
止レバー34の連動ピン37を各々押動する。
その他、第3図に示した参照符号40はシャッタ羽根15
aに設けたトリガー用孔、41はトリガー用孔40と共にフ
ォトインタラプタを構成する光電検出器、42は撮影光の
通過孔である。
aに設けたトリガー用孔、41はトリガー用孔40と共にフ
ォトインタラプタを構成する光電検出器、42は撮影光の
通過孔である。
上記したカメラの動作について説明する。
(a) Avモード動作 操作リング16を回動してその設定位置Avを指標印Aに
合せると、このリング16の回動を検出する電気接片(図
示省略)等よりAvモードの切換信号がカメラ本体内の電
気制御回路に送られると共に、ばねセットレバー18がこ
のリング16の回動に連動されて第3図に示した位置に連
結杆17を中心に旋回する。
合せると、このリング16の回動を検出する電気接片(図
示省略)等よりAvモードの切換信号がカメラ本体内の電
気制御回路に送られると共に、ばねセットレバー18がこ
のリング16の回動に連動されて第3図に示した位置に連
結杆17を中心に旋回する。
ばねセットレバー18がこのように旋回した位置では、
第2ばね28の他端部が係止ピン31によって押し進められ
るため、第2ばね28がばね勢力を蓄える。
第2ばね28の他端部が係止ピン31によって押し進められ
るため、第2ばね28がばね勢力を蓄える。
つまり、羽根駆動レバー23には第1ばね27と第2ばね
28とが共同してばね勢力を加える。
28とが共同してばね勢力を加える。
一方、シャッタレリーズに移る前は、羽根駆動レバー
23が羽根係止レバー34によって係止されているため、第
1ばね27と第2ばね28のばね勢力にかかわらず、第3図
に示した位置を保ち、シャッタ羽根15a、15bを閉成して
いる。
23が羽根係止レバー34によって係止されているため、第
1ばね27と第2ばね28のばね勢力にかかわらず、第3図
に示した位置を保ち、シャッタ羽根15a、15bを閉成して
いる。
上記の状態でシャッタレリーズすると、アクチュエー
タ39の駆動によって羽根制御レバー26が反時計方向に旋
回し、この旋回過程で連動ピン37を押動する。
タ39の駆動によって羽根制御レバー26が反時計方向に旋
回し、この旋回過程で連動ピン37を押動する。
この結果、羽根係止レバー34の右旋回によって爪部36
が係止部33の係止を解放し、羽根駆動レバー23を第1ば
ね27と第2ばね28との共同勢力によって急速に右旋させ
る。
が係止部33の係止を解放し、羽根駆動レバー23を第1ば
ね27と第2ばね28との共同勢力によって急速に右旋させ
る。
羽根駆動レバー23の右旋によりシャッタ開閉ピン21が
長孔15a1、15b1内を移動しながら旋回するため、シャッ
タ羽根15a、15bが第5図に示す如く開口する。
長孔15a1、15b1内を移動しながら旋回するため、シャッ
タ羽根15a、15bが第5図に示す如く開口する。
また、シャッタ羽根15a、15bが開口し始める直前でト
リガー用孔40の通過を光電検出器41が検出し、この検出
信号にもとずいて露出制御回路がシャッタ時間のカウン
トを開始する。
リガー用孔40の通過を光電検出器41が検出し、この検出
信号にもとずいて露出制御回路がシャッタ時間のカウン
トを開始する。
マニアル設定された絞り値(シャッタ羽根15a、15bの
全開口絞り)と測光値などの条件によってシャッタ時間
が決められると、露出制御回路がアクチュエータ39を逆
転するように給電し、羽根制御レバー26が時計方向に旋
回し、連動ピン25を押動する。
全開口絞り)と測光値などの条件によってシャッタ時間
が決められると、露出制御回路がアクチュエータ39を逆
転するように給電し、羽根制御レバー26が時計方向に旋
回し、連動ピン25を押動する。
これより、羽根駆動レバー23が第1ばね27と第2ばね
28の共同勢力に抗して第5図の位置から左旋して第3図
の位置に戻り、シャッタ羽根15a、15bを閉成させる。
28の共同勢力に抗して第5図の位置から左旋して第3図
の位置に戻り、シャッタ羽根15a、15bを閉成させる。
なお、羽根係止レバー34はばね38の勢力で羽根制御レ
バー26の時計方向の旋回に追動して左旋し、その爪部36
が羽根駆動レバー23の係止部33を係止してシャッタ羽根
15a、15bの閉成を保つ。
バー26の時計方向の旋回に追動して左旋し、その爪部36
が羽根駆動レバー23の係止部33を係止してシャッタ羽根
15a、15bの閉成を保つ。
第8図は上記のようにAvモード動作させたときのシャ
ッタ開口特性を示している。
ッタ開口特性を示している。
この図において、E1は高輝度側で限界となる露出状態
を示し、開放絞り値F:2.8とシャッタ時間T1で適正露出
となり、E2は同様に開放絞り値F:2.8とシャッタ時間T2
で適正露出となる状態を示している。
を示し、開放絞り値F:2.8とシャッタ時間T1で適正露出
となり、E2は同様に開放絞り値F:2.8とシャッタ時間T2
で適正露出となる状態を示している。
なお、この図において、S1はシャッタ羽根15a、15bが
動き始める時点、S2は光電検出器41がトリガー用孔40を
検出した時点、S3はシャッタ開口開始時点を示してい
る。
動き始める時点、S2は光電検出器41がトリガー用孔40を
検出した時点、S3はシャッタ開口開始時点を示してい
る。
(b) プログラムシャッタ動作 操作リング16を回動して設定位置Pを指標印Aに合せ
る。この場合には、操作リング16の回動を検出する電気
接片等よりプログラムシャッタモードの切換信号がカメ
ラ本体内の電気制御回路に送られ、また、ばねセットレ
バー18が操作リング16の回動に連動されて第6図に示す
ように反時計方向に旋回する。この結果、係止ピン31が
第2ばね28の他端部から離れるため、第2ばね28が付勢
力を失い遊び状態となり、羽根駆動レバー28が第1ばね
27のみのばね勢力を受けるようになる。
る。この場合には、操作リング16の回動を検出する電気
接片等よりプログラムシャッタモードの切換信号がカメ
ラ本体内の電気制御回路に送られ、また、ばねセットレ
バー18が操作リング16の回動に連動されて第6図に示す
ように反時計方向に旋回する。この結果、係止ピン31が
第2ばね28の他端部から離れるため、第2ばね28が付勢
力を失い遊び状態となり、羽根駆動レバー28が第1ばね
27のみのばね勢力を受けるようになる。
この状態でシャッタレリーズすると、上記同様に羽根
制御レバー26が反時計方向に旋回し、羽根係止レバー34
による係止解除が行なわれる。これより、羽根駆動レバ
ー23が第1ばね27のばね勢力によって右旋し、第7図に
示すシャッタ開口に向かってシャッタ羽根15a、15bを開
口させる。
制御レバー26が反時計方向に旋回し、羽根係止レバー34
による係止解除が行なわれる。これより、羽根駆動レバ
ー23が第1ばね27のばね勢力によって右旋し、第7図に
示すシャッタ開口に向かってシャッタ羽根15a、15bを開
口させる。
シャッタ時間のカウント終了により、アクチュエータ
39が逆転されれば、羽根制御レバー26が時計方向に旋回
し、上記した動作と同様にして羽根駆動レバー23と羽根
係止レバー34が第6図の位置に戻り、シャッタ羽根15
a、15bの閉成が保持される。
39が逆転されれば、羽根制御レバー26が時計方向に旋回
し、上記した動作と同様にして羽根駆動レバー23と羽根
係止レバー34が第6図の位置に戻り、シャッタ羽根15
a、15bの閉成が保持される。
上記したプログラムシャッタの動作では第1ばね27の
ばね勢力のみによってシャッタ羽根15a、15bが開口動作
するので、第9図に符号Qをもって示したようなシャッ
タ開口特性となる。この図において、E1は絞り値5.6と
シャッタ時間t1で適正露出となり、E2は絞り値2.8とシ
ャッタ時間t2で適正露出となる状態を示している。
ばね勢力のみによってシャッタ羽根15a、15bが開口動作
するので、第9図に符号Qをもって示したようなシャッ
タ開口特性となる。この図において、E1は絞り値5.6と
シャッタ時間t1で適正露出となり、E2は絞り値2.8とシ
ャッタ時間t2で適正露出となる状態を示している。
このシャッタ開口特性はシャッタ羽根15a、15bを絞り
に兼用した一般的なプログラムシャッタと同じものとな
るから、安定した露出を得ることができる。
に兼用した一般的なプログラムシャッタと同じものとな
るから、安定した露出を得ることができる。
この結果、フラッシュ装置を内蔵したカメラとすれ
ば、プログラムシャッタを備えた従来のコンパクトカメ
ラと同様にしてフラッシュマチック機構を備えることが
できる。
ば、プログラムシャッタを備えた従来のコンパクトカメ
ラと同様にしてフラッシュマチック機構を備えることが
できる。
一方、操作リング16とばねセットレバー18との連動は
第10図及び第11図に示すように構成することができる。
第10図及び第11図に示すように構成することができる。
図示するように、操作リング16の内周面に弧状の凸形
部16aを形成する。
部16aを形成する。
ばねセットレバー18を先端部に備えた連結杆17はレン
ズ鏡胴またはカメラ本体の一部に回動自在に取付けると
共に、この連結杆17には連動腕17aを一体的に設け、さ
らに、この連結杆17には操作リング16の内周面を摺動さ
せる摺接ピン17bが設けてある。
ズ鏡胴またはカメラ本体の一部に回動自在に取付けると
共に、この連結杆17には連動腕17aを一体的に設け、さ
らに、この連結杆17には操作リング16の内周面を摺動さ
せる摺接ピン17bが設けてある。
操作リング16をAvモードの設定位置Avに回動すると、
摺接ピン17bが凸形部16aに乗り上がり、ばねセットレバ
ー18が第3図に示す位置に旋回する。この場合、摺接ピ
ン17bは第2ばね28の他端部によるばね力によって図示
矢印方向の旋回力が与えられる。
摺接ピン17bが凸形部16aに乗り上がり、ばねセットレバ
ー18が第3図に示す位置に旋回する。この場合、摺接ピ
ン17bは第2ばね28の他端部によるばね力によって図示
矢印方向の旋回力が与えられる。
操作リング16をプログラムシャッタの設定位置Pに回
動することによって、摺接ピン17bが第11図に示すよう
に凸形部16aより滑り落ちる。したがって、ばねセット
レバー18が第6図に示す位置に旋回する。
動することによって、摺接ピン17bが第11図に示すよう
に凸形部16aより滑り落ちる。したがって、ばねセット
レバー18が第6図に示す位置に旋回する。
なお、上記した実施例ではレンズ鏡胴11に設けた操作
リング16により、プログラムシャッタモードとAvモード
とを切換える構成としたが、この操作リング16に換えた
モード切換部材をカメラ本体に設けるように構成しても
よい。
リング16により、プログラムシャッタモードとAvモード
とを切換える構成としたが、この操作リング16に換えた
モード切換部材をカメラ本体に設けるように構成しても
よい。
「発明の効果」 上記した通り、本発明によれば、絞り兼用のプログラ
ムシャッタを備えたレンズシャッタ付カメラを簡単な構
成によってAvモードに切換えることができ、絞り優先AE
カメラの有利点とプログラムシャッタカメラの有利点を
持ち備えた実用的なレンズシャッタ付カメラとなる。
ムシャッタを備えたレンズシャッタ付カメラを簡単な構
成によってAvモードに切換えることができ、絞り優先AE
カメラの有利点とプログラムシャッタカメラの有利点を
持ち備えた実用的なレンズシャッタ付カメラとなる。
第1図は本発明を実施したレンズシャッタ付カメラのレ
ンズ鏡胴を示す外観斜視図、第2図は同レンズ鏡胴の簡
略的な断面図、第3図は上記カメラに備えたシャッタ駆
動機構を示す機構図で、この図面はAvモードに切換えた
状態を示す。第4図はシャッタ羽根の部分図、第5図は
Avモード動作によってシャッタ羽根が開口した動作過程
を示す第3図同様のシャッタ駆動機構の機構図、第6図
はプログラムシャッタモードに切換えた状態を示す第3
図同様のシャッタ駆動機構の機構図、第7図はプログラ
ムシャッタとして開口した動作過程を示す第3図同様の
シャッタ駆動機構の機構図、第8図はAvモードに切換え
たときのシャッタ開口特性を示す図、第9図はプログラ
ムシャッタモードに切換えたときのシャッタ開口特性を
示す図、第10図及び第11図は操作リングとばねセットレ
バーとの連動関係を示した簡略図である。 11……レンズ鏡胴 15……シャッタ 15a、15b……シャッタ羽根 16……操作リング 18……ばねセットレバー 21……シャッタ開閉ピン 23……羽根駆動レバー 26……羽根制御レバー 27……第1ばね 28……第2ばね 34……羽根係止レバー 39……アクチュエータ
ンズ鏡胴を示す外観斜視図、第2図は同レンズ鏡胴の簡
略的な断面図、第3図は上記カメラに備えたシャッタ駆
動機構を示す機構図で、この図面はAvモードに切換えた
状態を示す。第4図はシャッタ羽根の部分図、第5図は
Avモード動作によってシャッタ羽根が開口した動作過程
を示す第3図同様のシャッタ駆動機構の機構図、第6図
はプログラムシャッタモードに切換えた状態を示す第3
図同様のシャッタ駆動機構の機構図、第7図はプログラ
ムシャッタとして開口した動作過程を示す第3図同様の
シャッタ駆動機構の機構図、第8図はAvモードに切換え
たときのシャッタ開口特性を示す図、第9図はプログラ
ムシャッタモードに切換えたときのシャッタ開口特性を
示す図、第10図及び第11図は操作リングとばねセットレ
バーとの連動関係を示した簡略図である。 11……レンズ鏡胴 15……シャッタ 15a、15b……シャッタ羽根 16……操作リング 18……ばねセットレバー 21……シャッタ開閉ピン 23……羽根駆動レバー 26……羽根制御レバー 27……第1ばね 28……第2ばね 34……羽根係止レバー 39……アクチュエータ
Claims (1)
- 【請求項1】シャッタ羽根を絞りに兼用させるプログラ
ムシャッタを備えたレンズシャッタ付カメラにおいて、
上記シャッタ羽根を全開口させて絞り値とする絞り優先
自動露出機構と、シャッタを駆動する構成要素としてシ
ャッタ羽根に常時開口勢力を与える第1ばねと第2ばね
とを備えたシャッタ駆動機構と、プログラムシャッタモ
ードと絞り優先自動露出モードとのモード切換部材と、
プログラムシャッタモードでは第1ばねの勢力によっ
て、絞り優先自動露出モードでは、第1、第2ばねの共
同勢力によって各々シャッタ羽根を開口させるように働
く上記モード切換部材に連動させたばねセット部材とを
備えたことを特徴とするレンズシャッタ付カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276119A JP2777918B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | レンズシャッタ付カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276119A JP2777918B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | レンズシャッタ付カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03138626A JPH03138626A (ja) | 1991-06-13 |
JP2777918B2 true JP2777918B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17565061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1276119A Expired - Fee Related JP2777918B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | レンズシャッタ付カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2777918B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1276119A patent/JP2777918B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03138626A (ja) | 1991-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |