JP2772974B2 - 横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置 - Google Patents
横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置Info
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- JP2772974B2 JP2772974B2 JP12535089A JP12535089A JP2772974B2 JP 2772974 B2 JP2772974 B2 JP 2772974B2 JP 12535089 A JP12535089 A JP 12535089A JP 12535089 A JP12535089 A JP 12535089A JP 2772974 B2 JP2772974 B2 JP 2772974B2
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- Japan
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- carburetor
- horizontal
- engine
- engine body
- horizontal carburetor
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、直立エンジンに使用する横置式気化器をエ
ンジン房内の高い位置に配設して気化器の汚れや凍結を
防止すると共に、衝突時に気化器の破損を防止できるよ
うにした横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置
に関する。
ンジン房内の高い位置に配設して気化器の汚れや凍結を
防止すると共に、衝突時に気化器の破損を防止できるよ
うにした横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置
に関する。
従来、直立エンジンに使用する横置式気化器は、例え
ば第4図に示すように、エンジンを傾斜させて、比較的
地上からの高さを低くした位置に気化器bを配置するよ
うレイアウトしたもの、あるいは特開昭58−28584号公
報に示されているように、U字状に弯曲した長い吸気マ
ニホールドを介して、前方側に気化器を設置した先行技
術が知られている。
ば第4図に示すように、エンジンを傾斜させて、比較的
地上からの高さを低くした位置に気化器bを配置するよ
うレイアウトしたもの、あるいは特開昭58−28584号公
報に示されているように、U字状に弯曲した長い吸気マ
ニホールドを介して、前方側に気化器を設置した先行技
術が知られている。
しかしながら、上述した先行技術では、気化器の周囲
に特別な保護がないので、エンジン房内下側および車体
前方から塵埃や水滴および氷雪等が侵入して気化器を汚
損したり、凍結によるリンク機構の作動不良を引起した
りする等の問題がある。
に特別な保護がないので、エンジン房内下側および車体
前方から塵埃や水滴および氷雪等が侵入して気化器を汚
損したり、凍結によるリンク機構の作動不良を引起した
りする等の問題がある。
また、衝突などの不慮の事故が発生した場合には、気
化器が破損して燃料が洩れ出し、火災を引起す等の問題
がある。
化器が破損して燃料が洩れ出し、火災を引起す等の問題
がある。
本発明は、上述した問題点を課題として提案されたも
ので、直立エンジンに使用する横置式気化器をエンジン
房内の高い位置に配設し、上記気化器を、エンジン本体
の上部に配設したエアクリーナと、気化器よりエンジン
本体に連通した吸気マニホールドとによって保護し、気
化器の汚損および衝突時の破損を防止できるようにした
横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置を提供す
ることを目的とするものである。
ので、直立エンジンに使用する横置式気化器をエンジン
房内の高い位置に配設し、上記気化器を、エンジン本体
の上部に配設したエアクリーナと、気化器よりエンジン
本体に連通した吸気マニホールドとによって保護し、気
化器の汚損および衝突時の破損を防止できるようにした
横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置を提供す
ることを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明は、横置式気化器を
備えた直立エンジンにおいて、上記エンジン本体をエン
ジン房内に所定の傾斜角を有する前傾状態に設置し、上
記エンジン本体の上部とボンネットカバーとの間にエア
クリーナを配設すると共に、上記エアクリーナの後部で
上記ボンネットカバーとエンジン本体の上部後方との間
に形成されるスペース内に横置式気化器を配設し、上記
横置式気化器の後部出口側と上記エンジン本体のシリン
ダヘッドとの間には、上記横置式気化器より下方側に横
U字形状に弯曲して形成されたアルミダイカスト製の吸
気マニホールドを連通してなる構成としたことを特徴と
するものである。
備えた直立エンジンにおいて、上記エンジン本体をエン
ジン房内に所定の傾斜角を有する前傾状態に設置し、上
記エンジン本体の上部とボンネットカバーとの間にエア
クリーナを配設すると共に、上記エアクリーナの後部で
上記ボンネットカバーとエンジン本体の上部後方との間
に形成されるスペース内に横置式気化器を配設し、上記
横置式気化器の後部出口側と上記エンジン本体のシリン
ダヘッドとの間には、上記横置式気化器より下方側に横
U字形状に弯曲して形成されたアルミダイカスト製の吸
気マニホールドを連通してなる構成としたことを特徴と
するものである。
このような構成において、横置式気化器をエンジン房
内の比較的高い位置に配設したので、車体下側から塵埃
や雨水,汚水等が侵入しても、気化器を汚損することが
なくなる。
内の比較的高い位置に配設したので、車体下側から塵埃
や雨水,汚水等が侵入しても、気化器を汚損することが
なくなる。
さらに、横置式気化器をエンジン本体とエアクリーナ
の後方に配設したので、車体前方から侵入する塵埃,氷
雪等の付着を防止して、凍結やリンク機構の作動不良を
防止することができる。
の後方に配設したので、車体前方から侵入する塵埃,氷
雪等の付着を防止して、凍結やリンク機構の作動不良を
防止することができる。
さらにまた、横置式気化器の後方はアルミダイカスト
製の吸気マニホールドによって支持されているので、衝
突等の事故が発生しても、横置式気化器が直接にトーボ
ード等に衝突することがなくなり、横置式気化器の破損
を防止することができるので、燃料流失による火災等の
危険を防止することができる。
製の吸気マニホールドによって支持されているので、衝
突等の事故が発生しても、横置式気化器が直接にトーボ
ード等に衝突することがなくなり、横置式気化器の破損
を防止することができるので、燃料流失による火災等の
危険を防止することができる。
以下、本発明による実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本発明による実施例を示す概略構成図であ
り、図において、符号1は直立多気筒エンジンのエンジ
ン本体、2はエアクリーナ、3は横置式気化器、4は横
置式気化器3とエンジン本体1とを連通する吸気マニホ
ールドをそれぞれ示している。
り、図において、符号1は直立多気筒エンジンのエンジ
ン本体、2はエアクリーナ、3は横置式気化器、4は横
置式気化器3とエンジン本体1とを連通する吸気マニホ
ールドをそれぞれ示している。
上記エンジン本体1は、車体のボンネットカバー5と
トーボード6等によって形成されるエンジン房内に所定
の傾斜角θを有する前傾状態に設置される。
トーボード6等によって形成されるエンジン房内に所定
の傾斜角θを有する前傾状態に設置される。
また、上記エンジン本体1の上部でボンネットカバー
5との間には、エアクリーナ2が配設されると共に、上
記エアクリーナ2の後部でボンネットカバー5とエンジ
ン本体1の上部後方との間に形成されるスペース内に
は、横置式気化器3が配設されている。
5との間には、エアクリーナ2が配設されると共に、上
記エアクリーナ2の後部でボンネットカバー5とエンジ
ン本体1の上部後方との間に形成されるスペース内に
は、横置式気化器3が配設されている。
さらに、上記横置式気化器3の出口側とエンジン本体
1のシリンダヘッド1aとの間には、横置式気化器3より
下方側に横U字形状に弯曲して形成された吸気マニホー
ルド4が連通されている。
1のシリンダヘッド1aとの間には、横置式気化器3より
下方側に横U字形状に弯曲して形成された吸気マニホー
ルド4が連通されている。
上記吸気マニホールド4は、アルミダイカスト製で一
体的に成形されており、例えば4気筒エンジンでは第2
図および第3図に示すように、横置式気化器3に取付け
られるフランジ4aと、このフランジ4aに固着された主通
路10と、上記主通路10の下流側の第1分岐点11で二叉状
に分岐した第1分岐管12,13と、上記第1分岐管12,13の
下流側の第2分岐点14でそれぞれ二叉状に分岐した吸気
通路151,152および153,154等からなっている。そして上
記横置式気化器3で生成された混合気は、吸気マニホー
ルド4で均等に分配され、吸気通路151,152,153,154よ
りエンジン本体1の#1,#2,#3,#4気筒に供給され
る。
体的に成形されており、例えば4気筒エンジンでは第2
図および第3図に示すように、横置式気化器3に取付け
られるフランジ4aと、このフランジ4aに固着された主通
路10と、上記主通路10の下流側の第1分岐点11で二叉状
に分岐した第1分岐管12,13と、上記第1分岐管12,13の
下流側の第2分岐点14でそれぞれ二叉状に分岐した吸気
通路151,152および153,154等からなっている。そして上
記横置式気化器3で生成された混合気は、吸気マニホー
ルド4で均等に分配され、吸気通路151,152,153,154よ
りエンジン本体1の#1,#2,#3,#4気筒に供給され
る。
このように構成された実施例では、直立多気筒エンジ
ンに使用される横置式気化器3が、エンジン本体1の上
部とボンネットカバー5との間でエンジン房内の高い位
置に配設され、その前方がエンジン本体1の上部に設置
したエアクリーナ2によって保護されると共に、後方が
横置式気化器3より下方に横U字形状に弯曲して形成し
た強度メンバとしての吸気マニホールド4によって支持
されているので、特別な保護カバーがなくても、車体の
下側および前方より侵入してくる塵埃や雨水,泥水によ
って横置式気化器3が汚損されたり、あるいは凍結によ
って横置式気化器3のリンク機構が作動不良を引起すこ
とがなくなる。
ンに使用される横置式気化器3が、エンジン本体1の上
部とボンネットカバー5との間でエンジン房内の高い位
置に配設され、その前方がエンジン本体1の上部に設置
したエアクリーナ2によって保護されると共に、後方が
横置式気化器3より下方に横U字形状に弯曲して形成し
た強度メンバとしての吸気マニホールド4によって支持
されているので、特別な保護カバーがなくても、車体の
下側および前方より侵入してくる塵埃や雨水,泥水によ
って横置式気化器3が汚損されたり、あるいは凍結によ
って横置式気化器3のリンク機構が作動不良を引起すこ
とがなくなる。
また、衝突時に横置式気化器3は、強度メンバとして
の吸気マニホールド4がトーボード6に衝突することで
保護されるため、破損する等の事故が防止できる。
の吸気マニホールド4がトーボード6に衝突することで
保護されるため、破損する等の事故が防止できる。
以上説明したように、本発明による横置式気化器を備
えた直立エンジンの吸気装置は、エンジン本体を前傾状
態に配設すると共に、直列エンジンに使用する横置式気
化器を、エンジン房内の比較的高い位置に配設し、横置
式気化器を、エンジン本体の上部に配設したエアクリー
ナと、横置式気化器よりエンジン本体に通した吸気マニ
ホールドとによって保護するように構成したので、車体
の下側および前方から塵埃や雨水,泥水等が侵入して
も、直接横置式気化器を汚損することがなく、しかも、
氷雪等が付着し凍結して作動不良を引起すことがない。
えた直立エンジンの吸気装置は、エンジン本体を前傾状
態に配設すると共に、直列エンジンに使用する横置式気
化器を、エンジン房内の比較的高い位置に配設し、横置
式気化器を、エンジン本体の上部に配設したエアクリー
ナと、横置式気化器よりエンジン本体に通した吸気マニ
ホールドとによって保護するように構成したので、車体
の下側および前方から塵埃や雨水,泥水等が侵入して
も、直接横置式気化器を汚損することがなく、しかも、
氷雪等が付着し凍結して作動不良を引起すことがない。
さらに、横置式気化器の後方はアルミダイカスト製の
吸気マニホールドによって支持されているので、衝突時
に吸気マニホールドが強度メンバとなるため、トーボー
ドが吸気マニホールドに衝突して横置式気化器がトーボ
ードに直接衝突することがなくなり、横置式気化器が破
損して燃料洩れによる火災発生等の事故を未然に防止す
ることができる。
吸気マニホールドによって支持されているので、衝突時
に吸気マニホールドが強度メンバとなるため、トーボー
ドが吸気マニホールドに衝突して横置式気化器がトーボ
ードに直接衝突することがなくなり、横置式気化器が破
損して燃料洩れによる火災発生等の事故を未然に防止す
ることができる。
さらにまた、横置式気化器を保護するプロテクタ等が
不要であり、狭いエンジン房内でもコンパクトにレイア
ウトすることができる。
不要であり、狭いエンジン房内でもコンパクトにレイア
ウトすることができる。
第1図は本発明による実施例を示す概略構成図、第2図
は横置式気化器と多気筒エンジンの各気筒間を連通する
吸気マニホールドを示す一部破断した上面図、第3図は
第2図のIII−III断面図、第4図は従来の実施例を示す
概略構成図である。 1……エンジン本体、1a……シリンダヘッド、2……エ
アクリーナ、3……横置式気化器、4……吸気マニホー
ルド、5……ボンネットカバー、6……トーボード。
は横置式気化器と多気筒エンジンの各気筒間を連通する
吸気マニホールドを示す一部破断した上面図、第3図は
第2図のIII−III断面図、第4図は従来の実施例を示す
概略構成図である。 1……エンジン本体、1a……シリンダヘッド、2……エ
アクリーナ、3……横置式気化器、4……吸気マニホー
ルド、5……ボンネットカバー、6……トーボード。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 35/16 F02B 67/10 B60K 5/04 B60K 13/02 F02M 17/34
Claims (1)
- 【請求項1】横置式気化器を備えた直立エンジンにおい
て、 上記エンジン本体をエンジン房内に所定の傾斜角を有す
る前傾状態に設置し、 上記エンジン本体の上部とボンネットカバーとの間にエ
アクリーナを配設すると共に、上記エアクリーナの後部
で上記ボンネットカバーとエンジン本体の上部後方との
間に形成されるスペース内に横置式気化器を配設し、 上記横置式気化器の後部出口側と上記エンジン本体のシ
リンダヘッドとの間には、上記横置式気化器より下方側
に横U字形状に弯曲して形成されたアルミダイカスト製
の吸気マニホールドを連通してなる構成としたことを特
徴とする横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12535089A JP2772974B2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12535089A JP2772974B2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02305356A JPH02305356A (ja) | 1990-12-18 |
JP2772974B2 true JP2772974B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=14907950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12535089A Expired - Lifetime JP2772974B2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 横置式気化器を備えた直立エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772974B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101081142B1 (ko) | 2008-12-05 | 2011-11-07 | 기아자동차주식회사 | 차량용 엔진의 흡기 시스템 |
-
1989
- 1989-05-17 JP JP12535089A patent/JP2772974B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02305356A (ja) | 1990-12-18 |
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