JP2772318B2 - クロスコイル形指示計器 - Google Patents

クロスコイル形指示計器

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JP2772318B2 JP4185201A JP18520192A JP2772318B2 JP 2772318 B2 JP2772318 B2 JP 2772318B2 JP 4185201 A JP4185201 A JP 4185201A JP 18520192 A JP18520192 A JP 18520192A JP 2772318 B2 JP2772318 B2 JP 2772318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロスコイル形指示計器
に係り、特にマグネットロータのロータ軸の回転を駆動
軸に伝達して指針を回転駆動する多軸式のクロスコイル
形指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、互いに直交する磁界を発生する
一対のコイルにそれぞれ計測量に応じて変化する電流を
流し、上記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界の合成
磁界の方向にマグネットロータを回転させ、このマグネ
ットロータとともに回転する指針により計測量の表示を
行なうクロスコイル形の車載用指示計器が多く用いられ
ている。そして、近年、コンビネーションメータの内部
に複数の指針を近接して配置することが行なわれてお
り、このような場合は、上記指針が取り付けられる駆動
軸を上記マグネットロータのロータ軸からオフセットさ
せて別個に設けるようにした多軸式の指示計器が開発さ
れている。
【0003】図3はこのような従来の多軸式のクロスコ
イル形指示計器を示したもので、この計器ユニット1の
計器用ムーブメント2は、コイルボビン3を有してお
り、このコイルボビン3には、図示しない2つのコイル
が互いに直交するように巻回されている。また、上記コ
イルボビン3の内側には、S極及びN極が形成された円
板状のマグネットロータ4が回転自在に配設されてお
り、このマグネットロータ4の中心部には、軸方向に延
びるロータ軸5が取り付けられている。さらに、このロ
ータ軸5の上部には、出力ギア6が固着されている。
【0004】また、上記コイルボビン3のマグネットロ
ータ4収納部分の下面中央には、軸受凹部7が形成され
ており、この軸受凹部7の内部には、上記ロータ軸5に
制動力を付与してロータ軸5の不必要な振れを防止する
ためのシリコン等の図示しない充填剤が充填されてい
る。そして、上記マグネットロータ4は、コイルに通電
されていない状態では、上記ロータ軸5を中心として自
由に回転自在とされ、上記各コイルに通電することによ
り、所定角度回転駆動できるようになされている。
【0005】また、上記コイルボビン3の一側部には、
軸受部8が一体に形成されており、この軸受部8の内側
には、駆動軸9が回転駆動自在に配設されている。この
駆動軸9には、上記ロータ軸5の出力ギア6に噛合され
る駆動ギア10が固着されており、この駆動軸9の先端
部には、文字板11の表面側に位置する指針12が取り
付けられている。さらに、上記コイルボビン3の外周に
は、磁界を遮断する遮磁ケース13が周設されており、
上記構成により計器ユニット1が形成されるものであ
る。上記計器ユニット1は、図示しないコンビネーショ
ンメータの内部に収納され、このコンビネーションメー
タを、自動車等の車両のインストルメントパネルに取り
付けるようになされている。
【0006】上記従来の指示計器においては、所定の測
定信号に基づく駆動信号としての所定電流を上記各コイ
ルにそれぞれ供給することにより、上記各コイルが発生
する磁界の合成磁界に応じて、上記マグネットロータ4
を上記計測量に対応した角度回転させる。これにより、
上記ロータ軸5が回転駆動され、このロータ軸5の回転
力が出力ギア6及び駆動ギア10を介して駆動軸9に伝
達されて駆動軸が回転駆動されることにより、上記指針
12を文字板11上で回転させて、所定の計測量を表示
するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のク
ロスコイル形指示計器においては、比較的重量のある指
針12が取り付けられた駆動軸9をコイルボビン3の軸
受部8のみによって軸支するものであり、軸支部分の軸
間距離が短いので、上記コンビネーションメータ内に計
器用ムーブメント2を傾けて設置した場合等に、上記指
針12の重量により駆動軸9が傾斜してしまい、これに
より、ロータ軸5に対する駆動軸9の位置が適正でなく
なり、上記ロータ軸5の出力ギア6と駆動軸9の駆動ギ
ア10との噛合が不完全になり、ロータ軸5の回転力が
駆動軸9に適正に伝達されなくなってしまうという不都
合を有している。しかも、上記従来のクロスコイル形指
示計器においては、コイルボビン3の2箇所の軸受部8
による駆動軸9の軸支部分よりも指針12寄りの駆動軸
9部分に駆動ギア10が取着されていることから、駆動
ギア10と軸受部8との位置関係からすると、駆動ギア
10が駆動軸9を介して軸受部8に片持ち支持された状
態となり、駆動ギア10の重量が駆動軸9に作用して駆
動軸9が傾き、上記の不都合を誘発する要因となりかね
ない。
【0008】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、指針が取り付けられた駆動軸を適正に軸支すること
ができ、ロータ軸の回転力を伝達する伝達機構の各ギア
を適正に噛合させて駆動軸を適正に回転駆動することの
できるクロスコイル形指示計器を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るクロスコイル形指示計器は、遮磁ケース内
に収容されたコイルボビンに2つのコイルを互いに直交
する方向に巻回してクロスコイルを形成すると共に、こ
のクロスコイルの内側に上記各コイルへの通電によりコ
イルが発生する磁界の合成磁界に応じてロータ軸を中心
として所定角度回転するマグネットロータを配設し、上
記ロータ軸の近傍にこのロータ軸に伝達機構を介して接
続され一端に指針が取り付けられた駆動軸を回転自在に
配設して、上記駆動軸の他端部分を上記コイルボビンに
より軸支してなるクロスコイル形指示計器において、上
記コイルボビンを被覆する外カバーを配設し、この外カ
バーに上記コイルボビンの外方に突出する上記駆動軸の
上記一端部分を軸支する軸受部を形成し、上記駆動軸で
あって上記一端部分と上記他端部分との間の駆動軸部分
に、上記ロータ軸に取着された伝達ギアと共に上記伝達
機構を構成する第2伝達ギアを取着したことをその特徴
とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、コイルボビンを被覆する外カ
バーに軸受部を設け、この軸受部により指針が取り付け
られた駆動軸の一端部分を軸支して、コイルボビンによ
り軸支される駆動軸の他端部分との間の駆動軸部分に、
伝達機構のうち駆動軸側の第2伝達ギアを取着するよう
にしているので、コイルボビン単独で駆動軸を軸支する
場合のように、第2伝達ギアとコイルボビンの軸支部分
との位置関係からして、第2伝達ギアが駆動軸を介して
コイルボビンに片持ち軸支された状態となることを防い
で、駆動軸の軸支部分の軸間距離を長くし、駆動軸の傾
き等を防止して適正に軸支することができ、ロータ軸に
対して駆動軸の位置決めを確実に行なうことができ、し
かも、ロータ軸の回転力を駆動軸に伝達する伝達機構の
取付精度を高めることができるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
し、図3と同一部分には同一符号を付して説明する。図
1は本発明に係るクロスコイル形指示計器の一実施例を
示したもので、計器ユニット1の計器用ムーブメント2
は、上ボビン14と下ボビン15とを接合してなるコイ
ルボビン3を有しており、このコイルボビン3には、図
示しない2つのコイルが互いに直交するように巻回され
ている。また、上記コイルボビン3の内側には、S極及
びN極が形成された円板状のマグネットロータ4が回転
自在に配設されており、このマグネットロータ4の中心
部には、軸方向に延び上記上ボビン14及び下ボビン1
5の軸受凹部7に回転自在に軸支されたロータ軸5が取
り付けられている。上記ロータ軸5には、伝達機構を構
成する出力ギア6(伝達ギアに相当)が固着されてお
り、所定の計測量に基づいて上記各コイルに通電するこ
とにより、上記マグネットロータ4を回転駆動して上記
ロータ軸5を回転駆動するようになされている。
【0012】また、上記上ボビン14の一側部には、円
筒状の軸受部材16が一体に形成されており、この軸受
部材16の内側底部には、軸受凹部17が形成されてい
る。さらに、上記軸受部材16の内側には、下端部(他
端部分に相当)が上記軸受凹部17に軸支された駆動軸
9が回転駆動自在に配設されている。この駆動軸9に
は、上記ロータ軸5の出力ギア6と共に伝達機構を構成
し、この出力ギア6に噛合される駆動ギア10(第2伝
達ギアに相当)が固着されており、上記出力ギア6と駆
動ギア10とのギア比は、例えば、1:2とされ、出力
ギア6が2回転することにより、上記駆動ギア10が1
回転するようになされている。
【0013】また、上記駆動ギア10の下面には、半径
方向に延びる当接突起18が形成されており、上記上ボ
ビン14の上記駆動ギア10の下方位置には、上記駆動
ギア10の所定の零位置において上記当接突起18に当
接して上記駆動ギア10の回転を阻止するストッパ19
が突出形成されている。さらに、上記駆動軸9の軸受部
材16の内側部分には、制動リング20が上記駆動ギア
10に一体に形成されており、上記軸受部材16の内側
には、上記駆動軸9に制動リング20を介して制動力を
付与して駆動軸9の不必要な振れを防止するためのシリ
コン等の充填剤21が充填されている。
【0014】また、上記上ボビン14の上方には、外カ
バー22が上記上ボビン14を被覆するように嵌着され
ており、この外カバー22の上記駆動軸9に対応する位
置には、駆動ギア10を挟んで軸受凹部17に軸支され
た駆動軸9の下端部とは反対側に位置する上記駆動軸9
の上部(一端部分に相当)を軸支する軸受部23が形成
されている。
【0015】また、上記駆動軸9の上端部には、指針1
2が取り付けられており、上記駆動軸9の上記指針12
の下側近傍には、一端がコイルボビン3側に固定された
ヒゲぜんまい24が巻回されたヒゲ玉25が装着されて
いる。そして、このヒゲぜんまい24の付勢力により、
上記駆動軸9が自由に回転できる状態で、上記駆動軸9
を駆動ギア10の当接突起18がストッパ19に当接す
るまで戻すようになされている。さらに、上記コイルボ
ビン3の下方には、磁界を遮断する遮磁ケース13が装
着されている。
【0016】上記構成の計器用ムーブメント2は、所定
の測定信号を駆動信号に変換処理するプリント配線基板
26上に取り付けられて、図示しないコンビネーション
メータの文字板の裏面側にその指針12部分が文字板の
表面側に位置するように収納され、この計器用ムーブメ
ント2が装着されたコンビネーションメータを自動車等
の車両のインストルメントパネルに取り付けるようにな
されている。
【0017】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例においては、所定の測定信号に基づく駆動信号
としての所定電圧を上記各コイルにそれぞれ印加するこ
とにより、上記各コイルが発生する磁界の合成磁界に応
じて、上記マグネットロータ4を上記計測量に対応した
角度回転させる。このマグネットロータ4は、クロスコ
イルの一方のコイルにVcosθ、他方のコイルにVs
inθという電圧を印加することにより所定の角度θだ
け回転されることになる。この場合に、本実施例におい
ては、上記出力ギア6と駆動ギア10とのギア比を1:
2に形成しているので、駆動軸9を1回転させるために
は、上記ロータ軸5を2回転させる必要があるが、上記
角度θを0〜720゜の範囲に設定することにより、マ
グネットロータ4を2回転させることができ、また、マ
グネットロータ4の1回転目と2回転目とで印加電圧を
変化させることにより、1回転目と2回転目とを区別す
るようになっている。
【0018】そして、上記マグネットロータ4の回転に
より、上記ロータ軸5が回転駆動され、このロータ軸5
の回転力が出力ギア6及び駆動ギア10を介して駆動軸
9に伝達され、これにより、駆動軸9がヒゲぜんまい2
4の付勢力に抗して回転され、上記指針12を文字板上
で回転させて、所定の計測量を表示するようにしてい
る。
【0019】このとき、本実施例においては、駆動軸9
の下端部がコイルボビン3側に形成された軸受部材16
の軸受凹部17で軸支されると共に、駆動軸9の上部が
コイルボビン3の上部に嵌着される外カバー22の軸受
部23で軸支されるようにしているので、従来のコイル
ボビンに形成した軸受部のみで駆動軸の上下部分を軸支
するものと比べて軸支部分の間の距離が長くなり、駆動
軸9の傾き等を防止して適正に軸支することができ、ロ
ータ軸5に対して駆動軸9の位置決めを確実に行うこと
ができ、しかも、ロータ軸5の出力ギヤ6と駆動軸9の
駆動ギヤ10との噛合精度を高めることができる。その
上、本実施例においては、コイルボビン3側の軸受凹部
17で軸支される駆動軸9の下端部と、外カバー22の
軸受部23で軸支される駆動軸9の上部との間の駆動軸
9部分に駆動ギア10が固着されることから、コイルボ
ビン3側で駆動軸9の2箇所を軸支する場合のように、
このコイルボビン3側で軸支される駆動軸9の2箇所と
駆動ギア10との位置関係からして、駆動ギア10駆動
軸9を介してコイルボビン3に片持ち軸支された状態と
なることを防いで、駆動軸9の傾き等をより確実に防止
して適正に軸支することができる。 しかも、本実施例に
おいては、指針12が取り付けられる駆動軸9の上端部
に近い駆動軸9の上部が、外カバー22の軸受部23に
より軸支されることから、比較的重量のある指針12が
ガタ付きを発生しようとしても、それに伴う駆動軸9の
ガタ付きが、指針12に近い外カバー22の軸受部23
により規制され、その結果、指針12自体のガタ付きも
規制されることから、コイルボビン3側で駆動軸9の2
箇所を軸支する場合に比べて、指針12のガタ付きを抑
制することができる。
【0020】また、上記出力ギア6と駆動ギア10との
ギア比を1:2に形成しているので、少ない回転トルク
でロータ軸5を回転させた場合でも、比較的重量のある
指針12が装着された駆動軸9を回転駆動させることが
可能となり、しかも、指針12が駆動軸9に取り付けら
れており、ロータ軸5自体には指針12による軸方向の
重量が加わらないので、ロータ軸5の軸受凹部7におけ
る摩擦損失が少なく、重量ヒステリシスが小となり、そ
の結果、上記減速ギアとともに回転トルクの低減を図る
ことができる。これにより、マグネットロータ4を小さ
い回転トルクで駆動してロータ軸5を回転駆動させた場
合でも、指針12が装着された駆動軸9を回転駆動する
ことができ、マグネットロータ4の厚さ寸法を小さく形
成することができ、計器用ムーブメント2の薄型化に適
正に対応することができる。
【0021】また、図2は本発明の他の実施例を示した
もので、外カバー22のロータ軸5に対応する位置に
は、このロータ軸5の上部を軸支する軸受部27が形成
されており、さらに、上ボビン14の一側に形成された
軸受部材16が上ボビン14に対して別体に、かつ、上
ボビン14に対して回転移動可能に形成されており、こ
の軸受部材16の上端部には、駆動ギヤ10の当接突起
18と当接するストッパ19が突出形成されている。そ
の他の部分は、上記実施例のものと同様である。
【0022】本実施例においては、駆動軸9のみなら
ず、ロータ軸5の上端部も外カバー22の軸受部27に
より軸支するようにしているので、駆動軸9及びロータ
軸5を傾斜させることなく、外カバー22の各軸受部2
3,27によりロータ軸5と駆動軸9との間隔を一定に
保持することができ、これにより、出力ギア6と駆動ギ
ア10との噛合をより確実に行なうことができる。
【0023】また、上ボビン14に対して別体の軸受部
材16を上ボビン14に対して回転移動させることによ
り、ストッパ19の位置を適宜変更することができ、自
動車のイグニッションスイッチをOFFにした場合のよ
うに、コイルに通電されなくなり、ヒゲぜんまい24の
付勢力により駆動軸9の当接突起18が軸受部材16の
ストッパ19に当接するまで回転されて、指針12が所
定の零位置に戻される際に、指針12が所定の零位置に
戻らない場合でも、ストッパ19の位置を変更してスト
ッパ19と当接突起18との係合位置を調整することに
より、指針12の零点位置調整を行うことができる。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、必
要に応じて種々変更することができるものである。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るクロスコ
イル形指示計器は、遮磁ケース内に収容されたコイルボ
ビンに2つのコイルを互いに直交する方向に巻回してク
ロスコイルを形成すると共に、このクロスコイルの内側
に上記各コイルへの通電によりコイルが発生する磁界の
合成磁界に応じてロータ軸を中心として所定角度回転す
るマグネットロータを配設し、上記ロータ軸の近傍にこ
のロータ軸に伝達機構を介して接続され一端に指針が取
り付けられた駆動軸を回転自在に配設して、上記駆動軸
の他端部分を上記コイルボビンにより軸支してなるクロ
スコイル形指示計器において、上記コイルボビンを被覆
する外カバーを配設し、この外カバーに上記コイルボビ
ンの外方に突出する上記駆動軸の上記一端部分を軸支す
る軸受部を形成し、上記駆動軸であって上記一端部分と
上記他端部分との間の駆動軸部分に、上記ロータ軸に取
着された伝達ギアと共に上記伝達機構を構成する第2伝
達ギアを取着する構成とした。 このため、コイルボビン
単独で駆動軸を軸支する場合のように、第2伝達ギアと
コイルボビンの軸支部分との位置関係からして、第2伝
達ギアが駆動軸を介してコイルボビンに片持ち軸支され
た状態となることを防いで、駆動軸の軸支部分の軸間距
離を長くすることができ、駆動軸の傾き等を防止して適
正に軸支することができ、ロータ軸に対して駆動軸の位
置決めを確実に行なうことができ、また、ロータ軸の回
転力を駆動軸に伝達する伝達機構の取付精度を著しく高
めることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロスコイル形指示計器の一実施
例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来のクロスコイル形指示計器を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 計器ユニット 2 計器用ムーブメント 3 コイルボビン 4 マグネットロータ 5 ロータ軸 6 出力ギア 9 駆動軸 10 駆動ギア 12 指針 14 上ボビン 15 下ボビン 16 軸受部材 17 軸受凹部 18 当接突起 19 ストッパ 22 外カバー 23 軸受部 24 ヒゲぜんまい 27 軸受部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮磁ケース内に収容されたコイルボビン
    に2つのコイルを互いに直交する方向に巻回してクロス
    コイルを形成すると共に、このクロスコイルの内側に上
    記各コイルへの通電によりコイルが発生する磁界の合成
    磁界に応じてロータ軸を中心として所定角度回転するマ
    グネットロータを配設し、上記ロータ軸の近傍にこのロ
    ータ軸に伝達機構を介して接続され一端に指針が取り付
    けられた駆動軸を回転自在に配設して、上記駆動軸の他
    端部分を上記コイルボビンにより軸支してなるクロスコ
    イル形指示計器において、 上記コイルボビンを被覆する外カバーを配設し、この外
    カバーに上記コイルボビンの外方に突出する上記駆動軸
    上記一端部分を軸支する輔受部を形成し、上記駆動軸
    であって上記一端部分と上記他端部分との間の駆動軸部
    分に、上記ロータ軸に取着された伝達ギアと共に上記伝
    達機構を構成する第2伝達ギアを取着したことを特徴と
    するクロスコイル形指示計器。
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