JP2771143B2 - 遊技球振分け装置 - Google Patents

遊技球振分け装置

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JP2771143B2
JP2771143B2 JP34166195A JP34166195A JP2771143B2 JP 2771143 B2 JP2771143 B2 JP 2771143B2 JP 34166195 A JP34166195 A JP 34166195A JP 34166195 A JP34166195 A JP 34166195A JP 2771143 B2 JP2771143 B2 JP 2771143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機に用いる遊技球振り分け装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の弾球球技機におい
て、いわゆる第三種電動役物付遊技機と呼ばれる機種が
知られていた。即ち、かかる弾球遊技機によれば、遊技
球が始動ゲートを通過すると図柄表示装置の図柄が変動
し、その後の停止図柄が予め設定された当り図柄のと
き、電動役物が所定時間(例えば6秒)だけ開状態に作
動する。この電動役物の開状態中には複数の遊技球が入
賞するが、そのうちの1つの遊技球が通称Vゾーンと呼
ばれる特定領域に入賞すれば、大当り権利が発生する。
そして、大当り権利の発生中に盤面の右側に設けた第三
種始動口に遊技球が入賞すれば、普段は開放しない大入
賞口が6秒間開放される。この6秒開放は16回繰り返
すことのできるものである。
【0003】ところで、電動役物が開状態中に特定領域
に2つめの遊技球が入賞する場合があるが、この場合に
は最初の1個目で大当り権利が発生したにもかかわら
ず、次の2個目で大当り権利が消滅してしまい、遊技者
にとってはこれが不安材料となっていた。
【0004】この点に鑑み、例えば特開平7−5992
0号では、図11に示すように、開閉板101が開閉動
作を行う電動役物において、開閉板101の中央に断面
U字形に形成された樋状の停留部103を設け、この停
留部103に停留した1個の遊技球のみを開閉板101
の閉鎖時に特定領域に誘導するものが開発された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−59920号では、遊技者はただ単に開閉板101
の停留部103に遊技球を停留させようとするため、あ
まり遊技者の射幸心を高めるものとはいえなかった。
【0006】更に、複数個の遊技球が開放状態の開閉板
101を通じて入賞したとしても、いずれの遊技球も停
留部103に停留しないまま開閉板101が閉鎖するこ
ともあり、この場合も遊技者は大当り権利を得ることが
できなかった。本発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、何球目の遊技球が特定領域に入賞するかを遊技者
に知らせることにより遊技者の射幸心を高めることので
きる遊技球振分け装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、弾球遊技機に
用いられる遊技球振分け装置であって、左右に裾を有す
る略山状に形成された振分け部と、前記振分け部の一方
の裾側に設けられ、n個(nは所定数)の遊技球を貯留
可能な第1貯留部と、前記振分け部の他方の裾側に通じ
る特定領域と、前記振分け部に供給される遊技球を前記
第1貯留部に誘導する誘導部とを備え、前記第1貯留部
にn個の遊技球が貯留されると、(n+1)個目の遊技
球は前記振分け部の他方の裾側に誘導され前記特定領域
に至ることを特徴とする。
【0008】即ち、振分け部に供給される遊技球のうち
1〜n個目までは誘導部により第1貯留部に誘導される
が、(n+1)個目は誘導部により一旦第1貯留部側に
誘導されるものの、第1貯留部にはn個を越えて貯留で
きないためオーバーフローして振分け部の他方の裾側に
誘導され、特定領域に至るのである。
【0009】この遊技球振分け装置は、例えば、チュー
リップ式又は開閉板式の電動役物を介して遊技球を振分
け部に供給する態様を採用することができる。また、所
定数であるn個は、振分け部又は第1貯留部の大きさや
形状等により任意の値にすることができる。
【0010】この遊技球振分け装置によれば、予め遊技
者に(n+1)個目の遊技球が特定領域に入賞すること
を知らせておけば、遊技者はなんとか(n+1)個の遊
技球が振分け部に供給されるように躍起になる。このた
め、ただ漠然と振分け部に遊技球が供給されるように遊
技する場合と比較して、遊技者の射幸心が高くなるとい
う効果が得られる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技球振分け装置であって、前記誘導部は、前記振分け部
に供給される遊技球を該振分け部の頂点から一方の裾側
にずれた位置に当たるように規制して前記第1貯留部に
誘導することを特徴とする。即ち、振分け部に供給され
る遊技球は、振分け部の頂点から一方の裾側(つまり第
1貯留部側)にずれた位置に当たるため、必ず第1貯留
部に誘導されるのである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の遊技球振分け装置であって、前記振分け部の他方の
裾側であって前記特定領域の上流側に設けられた第2貯
留部と、前記第1貯留部と前記特定領域以外の領域であ
る普通領域とを連通する第1連通口と、前記第2貯留部
と前記特定領域とを連通する第2連通口と、前記第1連
通口及び前記第2連通口を開閉可能なシャッタと、前記
シャッタを開閉させるシャッタ駆動手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】即ち、シャッタ駆動手段によりシャッタが
閉鎖されているとき、振分け部に供給される遊技球のう
ち1〜n個目までは誘導部により第1貯留部に誘導さ
れ、(n+1)個目は第1貯留部をオーバーフローして
第2貯留部に誘導される。その後、シャッタ駆動手段に
よりシャッタが開放されれば、第1貯留部に誘導された
n個の遊技球は第1連通口を通って普通領域に至り、第
2貯留部に誘導された遊技球は第2連通口を通って特定
領域に至る。
【0014】この遊技球振分け装置では、例えば、シャ
ッタ駆動手段をCPU等で構成される制御部によってシ
ャッタの開閉タイミングを制御してもよい。このとき、
開閉タイミングとしては、例えば、所定時間経過後であ
ってもよいし、第2貯留部に遊技球が所定数(例えば1
個)誘導されたときであってもよい。
【0015】この遊技球振分け装置によれば、シャッタ
駆動手段によりシャッタの開閉操作を行うことができ
る。このため、第1及び第2貯留部に貯留した遊技球を
適宜のタイミングで普通領域及び特定領域に誘導するこ
とができ、その後は第1及び第2貯留部は再び空の状態
となる。このため、この遊技球振分け装置を連続的に使
用できるという効果が得られる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であって、前記第2貯留部は前記普通領域に連通され
た排出口を備え、該第2貯留部にm個(mは所定数)の
遊技球が貯留されると、(m+1)個目の遊技球は前記
排出口から排出され前記普通領域へ至ることを特徴とす
る。
【0017】即ち、シャッタ駆動手段によりシャッタが
閉鎖されているとき、振分け部に供給される遊技球のう
ち1〜n個目までは誘導部により第1貯留部に誘導さ
れ、(n+1)個目は第1貯留部をオーバーフローして
第2貯留部に誘導される。そして、第2貯留部に誘導さ
れた遊技球がm個を越える(つまり(m+1)個目にな
る)と、その遊技球は排出口から排出されて普通領域へ
至る。その後、シャッタ駆動手段によりシャッタが開放
されれば、第1貯留部に誘導されたn個の遊技球は第1
連通口を通って普通領域に至り、第2貯留部に誘導され
たm個の遊技球は第2連通口を通って特定領域に至る。
【0018】この遊技球振分け装置としては、例えば、
第2貯留部の底面に遊技球m個を支持可能な堰を設け、
その堰よりも上方には遊技球よりも大きな排出口を設け
る構造を採用することができる。この遊技球振分け装置
によれば、特定領域に導入する遊技球の数を任意に設定
することができるという効果が得られる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の遊技球振分け装置であって、前記振分け部、前記第
1貯留部及び前記第2貯留部は、弾性遊技機の遊技盤に
取り付けられたケース内に設けられたことを特徴とす
る。即ち、振分け部、第1貯留部及び第2貯留部は遊技
盤に取り付けられたケース内に設けられているため、予
め複数のケースを用意し各ケースにはm、nの値が種々
の値となるように振分け部、第1貯留部及び第2貯留部
の大きさを設定しておけば、このケースを交換するだけ
でm、nの値を変更することができる。つまり、他の部
材(シャッタ、シャッタ駆動手段など)は共通部材とし
て使用することができる。
【0020】この遊技球振分け装置によれば、コストを
かけずにm、nの値を容易に変更することができるとい
う効果が得られる。請求項6記載の発明は、請求項5記
載の遊技球振分け装置であって、ケースは内部が透視可
能であることを特徴とする。
【0021】この遊技球振分け装置によれば、遊技者は
第1、第2貯留部に貯留された遊技球を目視することが
できるため、より遊技者の射幸心が高められるという効
果が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。 [実施例]図1はパチンコ機の部分正面図、図2は遊技
球振分け装置の組立斜視図、図3は同正面図、図4は同
背面図、図5は同右側面図である。
【0023】まず、パチンコ機1の全体の構成につき、
図1に基づいて概略説明する。パチンコ機1の遊技盤2
の前面には、主として、図柄表示装置3、特定入賞装置
4及び、特別入賞装置5が設けられている。図柄表示装
置3は、遊技盤2の略中央に配置され、3つの図柄表示
部を有している。各図柄表示部は複数種類の異なる図
柄、例えば0〜9までの数字図柄を液晶で表示するよう
になっている。この図柄表示装置3の直下には、図柄表
示装置3の変動開始用の始動ゲート6が配置されてい
る。
【0024】特定入賞装置4は、いわゆる当り用であっ
て、チューリップ式の電動役物7及び遊技球振分け装置
10からなっている。この特定入賞装置4は、図柄表示
装置3の各図柄表示部の変動後における停止図柄が予め
設定された当り図柄を表示したときに所定時間だけ電動
役物7が開状態に作動し、この開状態の電動役物7を介
して遊技球振分け装置10に遊技球が供給されるように
なっている。
【0025】特別入賞装置5は、いわゆる大当り用であ
って、特定入賞装置4の特定領域33(図2参照)に設
けられた大当りセンサ(図示せず)が遊技球を検出し、
且つ、特別入賞装置5の上方に設けた始動口8に遊技球
が入っていれば、所定時間だけ開閉板9が開状態に作動
する動作を複数回繰り返すようになっている。
【0026】続いて、本発明の一実施例である、遊技球
振分け装置10の構成について図2〜図5に基づいて詳
説する。図2に示すように、遊技球振分け装置10は前
部ケース11と基部ケース31から構成されている。前
部ケース11は、振分け部12、供給口14、誘導部1
6、第1貯留部18及び第2貯留部20を備え、透明な
プラスチックにより形成されている。
【0027】振分け部12は、頂点12aの左右両側に
裾12b、12cを有する略山状に形成されている。供
給口14は、振分け部12の頂点12aにほぼ対向して
設けられ、遊技球よりも僅かに大きく形成されている。
誘導部16は、供給口14の下方右側(裾12c側)に
て裾12bに向かって延出するように設けられている。
【0028】第1貯留部18は、裾12b側に設けら
れ、振分け部12と一体的に形成されており、3個(即
ちn=3)の遊技球を貯留可能である。この第1貯留部
18には普通領域32に連通する第1連通口19が設け
られている。第2貯留部20は、裾12c側に設けら
れ、振分け部12とは分離して形成されている。この第
2貯留部20の底面には遊技球を1個(即ちm=1)だ
け支持できる堰21が突設されている。また、この堰2
1の上端と振分け部12の裾12cとの間隔は遊技球よ
りも大きく形成され、この部分が排出口22となってい
る。このため、第2貯留部20は1個の遊技球を貯留可
能である。この第2貯留部20には特定領域33に連通
する第2連通口23が設けられている。前部ケース11
の略中央下側には、普通領域32に通じる第3連通口2
4が設けられている。尚、第1〜第3連通口19、2
3、24はいずれも遊技球が十分通過できる大きさに形
成されている。
【0029】基部ケース31は、普通領域32、特定領
域33、シャッタ41及びシャッタ駆動体(シャッタ駆
動手段)46を備えている。普通領域32は、起立部材
34に垂設された仕切り部材35と略W状の屈曲部材3
6とにより囲まれて形成されている。起立部材34の底
辺34aと屈曲部材36の底面36aの間隔は、遊技球
が十分通過できる大きさに形成されている。特定領域3
3は、起立部材34に垂設された仕切り部材35と略T
状の板部材37とにより囲まれて形成されている。板部
材37の底面37aには遊技球が通過可能な円孔38が
設けられている。
【0030】シャッタ41は、上から見た形状が略コ字
状であり、第1及び第2先端部42、43を備えてい
る。第1先端部42は起立部材34に設けた角孔34b
を通過して第1貯留部18の第1連通口19に面してい
る。一方、第2先端部43は起立部材34に設けた角溝
34cを通過して第2貯留部20の第2連通口23に面
してる。シャッタ41の基部44の中央にはレール溝4
5(図4参照)が設けられている。
【0031】シャッタ駆動体46は、ソレノイド47と
プランジャ48から成り、起立部材34の背面側にてプ
ランジャ48が下向きになるように固定されている。図
4に示すように、プランジャ48の先端にはリング49
が固着され、このリング49がシャッタ41のレール溝
45に嵌め込まれ、両者が一体化されている。プランジ
ャ48はバネ50を嵌挿しており、このため通常はバネ
50に付勢されて下方位置(図4の実線参照)に位置決
めされている。このとき、第1及び第2先端部42、4
3は第1及び第2連通口19、23を遊技球が通過する
のを阻止する(図3参照)。また、このプランジャ48
はソレノイド47が励磁されるとバネ50の付勢に抗し
て上方位置(図4の2点鎖線参照)に位置決めされる。
このとき、第1及び第2先端部42、43は第1及び第
2連通口19、23を遊技球が通過するのを許容する。
【0032】次に、上記構成を備えた本実施例の遊技球
振分け装置の動作について、パチンコ機全体の動作も含
めて説明する。図6及び図7は遊技球振分け装置の動作
の説明図である。遊技球振分け装置10は、通常時には
ソレノイド47が消磁状態にあり、プランジャ48はバ
ネ50に付勢されて下方位置に位置決めされている。こ
のため、シャッタ41の第1及び第2先端部42、43
は第1貯留部18の第1連通口19及び第2貯留部20
の第2連通口23を閉鎖している。この状態で、遊技球
が始動ゲート6を通過すると、図柄表示装置3の図柄が
変動し、その後の停止図柄が予め設定された当り図柄の
とき、チューリップ式の電動役物7が所定時間(例えば
6秒)だけ開状態に作動する。この電動役物7の開状態
中には複数の遊技球が入り込み、遊技球振分け装置10
の供給口14から振分け部12に供給される。
【0033】振分け部12に供給される遊技球のうち1
個目〜3個目は、図6(a)に示すように、誘導部16
の存在により振分け部12の頂点12aから裾12b側
(第1貯留部18側)にずれた位置に当たるため、その
まま落下して第1貯留部18に貯留される。一方、4個
目は、図6(b)に示すように、誘導部16により振分
け部12の頂点12aから第1貯留部18側にずれた位
置に当たろうとするが、既に第1貯留部18は貯留可能
な個数(3個)を有しているため、第1貯留部18側に
行くことができず、振分け部12の他方の裾12c側に
誘導され、そのまま落下して第2貯留部20にて堰21
に支持されて貯留される。そして、5個目以降は、図6
(c)に示すように、4個目と同様にして第2貯留部2
0に誘導されるが、既に第2貯留部20は貯留可能な個
数(1個)を有しているため、排出口22から第2貯留
部20の外に排出され、図2に示すように第3連通口2
4を経て普通領域32に誘導される(図2の白抜き矢印
参照)。
【0034】電動役物7が開状態になってから所定時間
経過した後、電動役物7は閉状態になる。これと同じタ
イミングでシャッタ駆動体46のソレノイド47が励起
される。すると、プランジャ48は下方位置(図7
(a)参照)から上方位置(図7(b)参照)に移動
し、シャッタ41の第1及び第2先端部42、43は第
1及び第2連通口19、23を遊技球が通過するのを許
容する。すると、第1貯留部18に貯留していた3個の
遊技球は普通領域32に誘導され(図2の黒い矢印参
照)、第2貯留部に貯留していた1個の遊技球は特定領
域33に誘導される(図2の点線の矢印参照)。ここ
で、特定領域33に誘導された遊技球は、図2に示す円
孔38を通過後(又は通過前)、図示しない大当りセン
サにより検出される。この大当りセンサの検出信号によ
り、大当り権利が発生する。そして、大当り権利の発生
中、図1に示す第三種始動口8に遊技球が入賞すれば、
普段は開放しない特別入賞装置5の開閉板9が所定時間
(例えば6秒間)開放される。この開放動作は16回繰
り返される。
【0035】以上の本実施例によれば、以下の効果が得
られる。即ち、 電動役物7が開状態のときにこの電動役物7を介して
振分け部12に供給される遊技球のうち4個目の遊技球
が大当り権利を発生させることを遊技者に知らせておけ
ば、遊技者はなんとか4個の遊技球が電動役物7を通じ
て振分け部12に供給されるように躍起になる。このた
め、何個目の遊技球が大当り権利を発生させるのかわか
らない場合に比べて、遊技者の射幸心が高くなるという
効果が得られる。 本実施例では、通常のパチンコ機と同様、特定領域3
3に2つの遊技球が入賞すると1度発生した大当り権利
が失われてしまうが、特定領域33に誘導される遊技球
はただ一つ(第2貯留部20に貯留される遊技球はただ
一つ)であるため、そのような事態が生じるおそれはな
い。このため、遊技者は大当り権利が消滅することをお
それる必要がないという効果が得られる。 複数の前部ケース11を用意し各前部ケース11には
第1貯留部18が貯留可能な遊技球の個数、第2貯留部
20が貯留可能な遊技球の個数が種々の値となるように
振分け部12、第1貯留部18及び第2貯留部20の大
きさを設定しておけば、基部ケース31(図2参照)は
共通とし、この前部ケース11を交換するだけで貯留可
能な個数を種々に変更することができる。即ち、貯留可
能な個数を種々に変更する際に、コストが嵩まず容易に
変更することができるという効果が得られる。 前部ケース11に取り付けられた部材は透明な材質に
より形成されているため、遊技者は図6(a)〜(c)
の様子を目視することができる。このため、遊技者の射
幸心を一層高めることができるという効果が得られる。 従来(図11参照)は停留部103に停留している遊
技球に別の遊技球が衝突すると、停留部103に停留し
ている遊技球がはじき出されて停留部103が空になっ
てしまうことがあったが、上記実施例では第2貯留部2
0に貯留された遊技球は他の遊技球によりはじき出され
ることはないため、一度第2貯留部20に貯留された遊
技球は必ず特定領域に導かれるという効果が得られる。 [その他の実施例]図8に示すように、供給口14を振
分け部12の頂点12aと対向する位置よりも一方の裾
12b側にずらして設けることにより、振分け部12に
供給される遊技球を第1貯留部18に誘導する構造とし
てもよい。この場合、供給口14が誘導部となる。
【0036】尚、この遊技球振分け装置を点灯させるた
めのランプは基板に取り付けられたものを用い、この基
板を前部ケースの背面側にネジで固定してもよい(図5
及び図9(a)参照)。しかし、かかる構造ではランプ
が切れた場合いちいち前部ケース11を取り外す必要が
あるため、図9(b)の構造としてもよい。即ち、前部
ケース11の背面側に1対の取付部材61、61(ここ
では、略D状に形成した1対のゴム片を用いたが、例え
ば、少なくとも一方がゴムや板バネ等の付勢部材であれ
ばよい)を設け、この1対の取付部材61、61の間に
ランプの付いた基板を落し込むようにして差し込めば固
定できる構造としてもよい。これによれば、ランプが切
れた場合には前部ケース11を取り外すことなく、その
まま基板を引き上げてランプを交換し、その後再び基板
を1対の取付部材61、61の間に差し込めばよいた
め、ランプ交換の作業がきわめて簡素化される。かかる
ランプ取付構造は、飾りランプ、電動役物のランプ、風
車ランプ、コーナーランプ、枠飾りランプ、サイドラン
プ等にも採用できる。
【0037】また、上記実施例ではシャッタ41の開閉
構造として、プランジャ48と、このプランジャ48を
突出・没入させるソレノイド47(そのほかに電動モー
タ、エアシリンダ等の駆動部であってもよい)を用い、
シャッタ41は該プランジャ48に一体的に固定すると
いう構造を採用したが、図10の開閉構造としてもよ
い。即ち、二つのシャッタ421、421をそれぞれ回
動軸422、422を中心として回動可能に備え付け、
各足部421a、421aをプランジャ48で押圧して
シャッタ421、421を開く構造としてもよい。この
とき、シャッタ421はソレノイド47を励磁すること
により絶えず実線の位置(第1、第2連通口19、23
を閉鎖する位置)に付勢されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ機の部分正面図である。
【図2】 遊技球振分け装置の組立斜視図である。
【図3】 遊技球振分け装置の正面図である。
【図4】 遊技球振分け装置の背面図である。
【図5】 遊技球振分け装置の右側面図である。
【図6】 遊技球振分け装置の動作を表す説明図であ
る。
【図7】 遊技球振分け装置の動作を表す説明図であ
る。
【図8】 他の遊技球振分け装置の説明図である。
【図9】 ランプ取付構造の説明図である。
【図10】 シャッタ開閉構造の説明図である。
【図11】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機、 2…遊技盤、 3
…図柄表示装置、4…特定入賞装置、 5…特別入
賞装置、 6…始動ゲート、7…電動役物、
8…第三種始動口、 9…開閉板、10…遊技
球振分け装置、11…前部ケース、 12…振分け
部、12a…頂点、 12b、c…裾、
14…供給口、16…誘導部、 18…第1
貯留部、 19…第1連通口、20…第2貯留部、
22…排出口、 23…第2連通口、2
4…第3連通口、 31…基部ケース、 32
…普通領域、33…特定領域、 41…シャッ
タ、 46…シャッタ駆動体、47…ソレノイ
ド、 48…プランジャ、 50…バネ、
フロントページの続き (72)発明者 今仁 將志 愛知県名古屋市西区二方町12番地 株式 会社森木工内 (72)発明者 谷口 雅之 愛知県名古屋市西区二方町12番地 株式 会社森木工内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02 312

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機に用いられる遊技球振分け装
    置であって、 左右に裾を有する略山状に形成された振分け部と、 前記振分け部の一方の裾側に設けられ、n個(nは所定
    数)の遊技球を貯留可能な第1貯留部と、 前記振分け部の他方の裾側に通じる特定領域と、 前記振分け部に供給される遊技球を前記第1貯留部に誘
    導する誘導部とを備え、 前記第1貯留部にn個の遊技球が貯留されると、(n+
    1)個目の遊技球は前記振分け部の他方の裾側に誘導さ
    れ前記特定領域に至ることを特徴とする遊技球振分け装
    置。
  2. 【請求項2】 前記誘導部は、前記振分け部に供給され
    る遊技球を該振分け部の頂点から一方の裾側にずれた位
    置に当たるように規制して前記第1貯留部に誘導するこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技球振分け装置。
  3. 【請求項3】 前記振分け部の他方の裾側であって前記
    特定領域の上流側に設けられた第2貯留部と、 前記第1貯留部と前記特定領域以外の領域である普通領
    域とを連通する第1連通口と、 前記第2貯留部と前記特定領域とを連通する第2連通口
    と、 前記第1連通口及び前記第2連通口を開閉可能なシャッ
    タと、 前記シャッタを開閉させるシャッタ駆動手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技球振分け装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2貯留部は前記普通領域に連通さ
    れた排出口を備え、 該第2貯留部にm個(mは所定数)の遊技球が貯留され
    ると、(m+1)個目の遊技球は前記排出口から排出さ
    れ前記普通領域へ至ることを特徴とする請求項3記載の
    遊技球振分け装置。
  5. 【請求項5】 前記振分け部、前記第1貯留部及び前記
    第2貯留部は、弾球遊技機の遊技盤に取り付けられたケ
    ース内に設けられたことを特徴とする請求項3又は4記
    載の遊技球振分け装置。
  6. 【請求項6】 ケースは内部が透視可能であることを特
    徴とする請求項5記載の遊技球振分け装置。
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