JP2770419B2 - カメラのファインダー - Google Patents

カメラのファインダー

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JP2770419B2
JP2770419B2 JP13211789A JP13211789A JP2770419B2 JP 2770419 B2 JP2770419 B2 JP 2770419B2 JP 13211789 A JP13211789 A JP 13211789A JP 13211789 A JP13211789 A JP 13211789A JP 2770419 B2 JP2770419 B2 JP 2770419B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、撮影光学系とファインダー光学系とをそれ
ぞれ別々に有するカメラのファインダーに係り、詳しく
は、マクロ撮影を行なう場合にファインダー光学系で生
じるパララックス及び視度のずれを補正する手段を備え
たファインダーに関する。
【従来の技術及びその課題】
従来より、1眼レフを除くカメラでは、一般にファイ
ンダー光学系は撮影光学系とば別の光軸を設けて構成さ
れている。したがって、例えば撮影光学系の光軸上の任
意の一点からカメラへ向かう光は、撮影光学系ではその
光軸上で結像するが、ファインダー光学系では光軸から
ずれた位置で結像する。この結像位置のずれの量すなわ
ちパララックスは、その任意の一点と結像面との距離が
極めて遠い場合はほぼ問題にならない程小さいが、その
距離が近付くにつれて大きくなり、撮影範囲の中心とフ
ァインダー視野の中心とのずれも次第に大きくなる。特
にマクロ撮影を行なうような場合には、視野枠が通常撮
影時のままであればファインダーで構成した画面と実際
に出来上がった写真とが異なることになる。 このような問題を解消するための一つの構成として、
第10A図及び第10B図に示すように、通常撮影用視野枠に
加えてマクロ撮影用視野枠50がファインダー内に画かれ
たものがあるが、この場合にも、マクロ撮影の視野の四
隅を総て見ることはできないから、撮影者がその撮影範
囲を正確につかむことは非常に困難である。そして、例
えばカメラに殆ど興味がないような人が撮影者である場
合には、マクロ撮影時には撮影範囲をファインダー内に
画かれたマクロ撮影用の視野枠に合わせなければならな
いことすら知らずに撮影される場合もある。 また、パララックスを補正するための別の構成とし
て、ファインダー光学系に光学素子を付加したものが挙
げられる。これについては、例えば、特開昭62−284336
号公報、特開昭63−52114号公報及び実開昭63−70539号
公報等にその技術が開示されているが、これらはいずれ
もファインダー光学系の対物レンズ側にプリズムを配置
し、このプリズムによる光の屈折を利用してパララック
スを補正するものである。 一方、1眼レフカメラの場合は、撮影距離が変化して
も像は常に結像板上で合焦するように構成されているた
め、ファインダー内においても被写体の像を常に同じ位
置で見ることができる。したがって、撮影者の瞳と結像
位置との距離が変化しないから、像が見える遠近の度合
つまり視度が常に一定であるということができる。とこ
ろが、上述したような撮影光学系とファインダー光学系
とがそれぞれ別々に設けられたカメラでは、一般に、撮
影距離に応じてファインダー光学系を変化させるような
ことはしないため、撮影距離が変化すれば結像位置も変
化する。すなわち、視度が変化する。そして、特にマク
ロ撮影を行なうときのように視度の変化が大きくなる
と、ファインダー内でピントの合った像は見られない。 したがって、マクロ撮影を行なう場合に撮影者が適切
な像を見るためには、パララックスの補正と同時に視度
も補正する必要がある。ところが、これらを互いに別々
の手段で補正したのでは、構成が複雑となってファイン
ダーが大型化するため好ましくない。 本発明はこのような従来の技術的課題を有効に解決す
るために創案されたものである。したがってその目的
は、パララックスの補正と視度の補正を極めて簡単な構
成で、すなわち一つの解決手段、具体的には一つの光学
素子で行なうことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るファインダーのパララックス及び視度補
正手段は、上述の目的を達成するために以下のように構
成されている。 まず、請求項1に係る発明は、通常撮影位置とマクロ
撮影位置とを選択可能な撮影光学系と、対物レンズと接
眼レンズを有してなり且つ撮影光学系の通常撮影位置選
択時に所定の結像面に結像するファインダー光学系とを
有するカメラのファインダーに関するものであり、以下
の構成を特徴としている。 すなわち、撮影光学系のマクロ撮影位置選択時に、上
記対物レンズの前後いずれか一方に位置することにより
被写体の光路を屈折させてパララックスを補正すると同
時に光束の収束率を変化させて上記結像面に結像すべく
視度を補正する補正レンズと、この補正レンズを撮影光
学系の撮影位置に対応してファインダー光学系の光軸上
所定位置に対して進退せしめる駆動手段とを備えてい
る。 請求項2に係る発明は、通常撮影位置とマクロ撮影位
置とを選択可能な撮影光学系と、対物レンズと接眼レン
ズを有してなるファインダー光学系とを備えたカメラの
ファインダーに関するものであり、以下の構成を特徴と
している。 すなわち、上記対物レンズは、撮影光学系の通常撮影
位置選択時にファインダー光学系に挿入された所定の結
像面に結像すべく構成された第1対物レンズと、撮影光
学系のマクロ撮影位置選択時にファインダー光学系に挿
入されることにより被写体の光路を屈折させてパララッ
クスを補正すると同時に光束の収束率を変化させて上記
結像面に結像すべく視度を補正する第2対物レンズとか
ら構成され、さらに、上記撮影光学系の撮影位置に対応
して上記対物レンズの一方を上記ファインダー光学系の
光軸上所定位置に選択的に位置せしめる駆動手段を有し
ている。
【作用・効果】
請求項1に係る発明の構成においては、撮影光学系が
通常撮影位置を選択されると、補正レンズは、駆動手段
によってファインダー光学系の光軸上所定位置すなわち
対物レンズの前後いずれか一方の位置から退避する。し
たがって、ファインダーの視野内で像は所定の結像面に
結像する。 撮影光学系がマクロ撮影位置を選択された場合は、補
正レンズは、駆動手段によってファインダー光学系の光
軸上所定位置すなわち対物レンズの前後いずれか一方の
位置へ挿入される。このとき、例えば撮影光学系の光軸
上における任意の一点からカメラへ向かう光は、この補
正レンズを透過するときに屈折すると同時に収束率が変
化して、上記した所定の結像面に結像すべくパララック
スと視度を補正される。したがって、このファインダー
ではマクロ撮影状態における適正な撮影範囲を明瞭に見
ることができる。 請求項2に係る発明の構成においては、撮影光学系が
通常撮影位置を選択されると、これに伴って、対物レン
ズとしては第1対物レンズが選択されてファインダー光
学系の光軸上所定位置に挿入される。このとき、像は所
定の結像位置に結像する。 一方、撮影光学系がマクロ撮影位置を選択されると、
これに伴って第2対物レンズが選択されてファインダー
光学系の光軸上所定位置に挿入される。このとき、例え
ば撮影光学系の光軸上における任意の一点からカメラへ
向かう光は、この第2対物レンズを透過するときに屈折
すると同時に収束率が変化して、上記の所定の結像面に
結像すべくパララックスと視度を補正される。したがっ
て、この場合にもマクロ撮影状態における適正な撮影範
囲を明瞭に見ることができる。 以上のように、上記各構成によれば、パララックスと
視度の補正をただ一つの光学素子、すなわち、請求項1
の構成では補正レンズ、また請求項2の構成では第2対
物レンズにより、同時に行なうことができる。したがっ
て、撮影範囲に対応した適正な像を明瞭に見ることがで
きるファインダーの構成を簡略化し、ひいては小型化す
ることが可能となる。
【実施例】
以下に、第1図から第9図に示した本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。 まず、第1図に基づいて、第1実施例に係るファイン
ダーの光路について説明する。図は撮影光学系の上方に
設けられた場合のファインダー光学系の光路を示してい
る。図示するように、この光学系は、補正レンズ1、対
物レンズ2、第1コンデンサーレンズ3、リレー光学系
6、第2コンデンサーレンズ9、接眼レンズ10により構
成されている。なお、4及び7は結像面を示しており、
これらの一方には不図示であるが視野枠が設けられてい
る。このようにファインダー光学系が撮影光学系とは別
に構成されたカメラでマクロ撮影する場合は、撮影範囲
の中心からカメラへの方向Aに向かう光束は、ファイン
ダー光学系にはその光軸に対して一定の角度を以て入射
する。仮に補正レンズ1を設けない場合には、入射光は
破線に沿って進行し、まず5で示した位置で倒立像とし
て結像し、リレー光学系6を経て8の位置で正立像とし
て結像する。この場合、入射角に応じたパララックスが
生じることに加え、通常撮影に対して被写体が接近して
いる関係で、像は本来明瞭に見るための結像面4及び7
よりもそれぞれ瞳11側にずれた位置に結像する。したが
って、視度のずれが発生する。これに対して、対物レン
ズ2の前面に、くさび状でその片面が球面に形成される
ことにより正レンズとして構成された補正レンズ1を位
置させた場合は、光はこの補正レンズ1で屈折するとと
もに収束して、ファインダー視野の中心と撮影範囲の中
心を一致させた状態で本来の結像面4及び7に結像す
る。すなわち、パララックスと視度が1枚のレンズで同
時に補正されることになる。 なお、補正レンズ1は、12として仮想線で示したよう
に、対物レンズ2の背後に位置させることもできる。そ
してそうすることによって、補正レンズ1が付加されて
も光学系の全長を変化させず、ファインダーをより小型
化することが可能である。また、本実施例においては、
像の上下左右方向の反転をリレー光学系6を用いて行っ
ているが、これは、リレー光学系ではなくポロプリズム
やそれと等価な光学系を反射鏡で形成した所謂ポロミラ
ーを利用することもできる。 さらに、補正レンズの外周形状は第1図に示されたも
のに限られるのではなく、種々の形状とすることが可能
である。その形状を第3図に示している。第3A図に示す
のは第1図の補正レンズ1であり、前面側がテーパ面、
背面側が光軸13上に中心を有する球面として形成された
補正レンズである。第3B図に示すのは、前面側が光軸13
に直角な平面、背面側が光軸13から下方にずれた位置に
中心を有する球面として形成された補正レンズ15であ
る。第3C図に示すのは、前面が光軸13上に中心を有する
球面、背面側がテーパ面として形成された補正レンズ16
である。第3D図に示すのは、前面側が光軸13から下方に
ずれた位置に中心を有する球面、背面側が光軸13に直角
な平面として形成された補正レンズ17である。そして第
3E図に示すのは、前面側が光軸13上から下方にずれた位
置に中心を有する球面、背面側が光軸13上に中心を有す
る球面として形成された補正レンズ18である。これらは
いずれも全体としてはくさび状に形成された正レンズで
あるため、対物レンズ2の前後に位置させることによっ
て、光の収束と屈折の度合を同時に変化させることがで
きる。したがって、適切なくさび形状に形成された補正
レンズを使用すれば、パララックスや視度のずれを十分
補正することができる。 次に、第4図から第6図を用いて補正レンズの駆動機
構について説明する。 第4図において21は撮影光学系に組み込まれるクロー
ズアップレンズで、このレンズ21が撮影光学系の光軸20
上に位置することでマクロ撮影が可能となる。図はこの
レンズ21が光軸20上から退避した通常撮影位置を示して
いる。クローズアップレンズ21は扇形の第1保持部材23
に固定されており、この第1保持部材23はモータ22が回
転することによりギヤ19を介して回転する。そしてこの
第1保持部材23には、対物レンズの前面を常に開放して
おくように開口部25が形成され、さらに外周円弧面24の
両端部にはギヤ部26及びストッパー51が形成されてい
る。一方、補正レンズ1はピン33を支点として揺動可能
な第2保持部材29に保持されている。さらにピン33に
は、第1保持部材に形成されたギヤ部26と噛合する補正
レンズ駆動ギヤ27が回動可能に軸支されている。この第
2保持部材29とレンズ駆動ギヤ27には、第5図に示すよ
うにそれぞれ突起32,31が形成され、これらを脚部53が
挟むような形で、ピン33にバネ28が装着されている。 以上の構成においてマクロ撮影に移行する場合、第4
図の状態からモータ22を作動させて第1保持部材23を右
回りに回転させる。第1保持部材23の回動が進んでゆく
と、やがてそのギヤ部26と補正レンズ駆動ギヤ27とが噛
合し、レンズ駆動ギヤがピン33を中心として左回りに回
転する。したがって、これに形成された突起31が、ピン
33を中心としてバネ28を同じ方向へ回転させる。そして
このバネ28の回転により突起32が押されるから、補正レ
ンズ1がファインダーの光軸13へ向かって移動する。補
正レンズ1は、第2保持部材29がストッパー34(第6
図)に当接することでその光軸13上に位置決めされる
が、クローズアップレンズ21は第1保持部材23をさらに
少し回転させた状態で、撮影光学系の光軸20上に正確に
位置決めされる。したがって、バネ28は脚部53を幾分押
し広げられた状態となるため付勢力が発生し、その付勢
力により補正レンズが正確な位置に保持される。この状
態が第6図に示されている。 一方、マクロ撮影から通常撮影への移行は、モータを
逆転させることにより行なう。この場合、まず第1保持
部材23が左回りに回転することで補正レンズ駆動ギヤ27
が右回りに回転するため、脚部53を押し広げられていた
バネ28が自由状態へ復帰する。そしてさらに突起31がピ
ン33を中心として同じ方向へ回転するため、バネ28、突
起32を介して第2保持部材29が右回りに回転し、補正レ
ンズ1が光軸上の位置から退避する。第1保持部材23が
通常撮影位置にまで回転すると、補正レンズ駆動ギヤ27
は、ストッパー51に押圧されることによってバネ28を介
して第2保持部材27をストッパー30に確実に押圧する。
したがって、補正レンズ1が不用意に光軸13上へ進出す
るようなことはない。 この駆動機構は、変形例として第7図及び第8図のよ
うに構成することもできる。この図では、補正レンズ1
はほぼ矩形の対角位置にピン41及び52が設けられた保持
部材40に保持されている。そして、ピン41はカメラのボ
ディ側に設けられたガイド溝42と係合している。一方、
ピン52にはレバー37の一端が揺動可能に装着され、この
レバー37の中央部には、アーム39の一端がこれも揺動可
能に設けられている。レバー37の他端はカメラ側に設け
られたピン38に軸支され、アーム39の他端はギヤ列36の
最終ギヤに連結されている。そしてこのギヤ列には、モ
ータ35が接続されている。 駆動機構としてこの構成が採られた場合は、モータ35
を回転させてレバー37をピン38を支点として右回りに回
転させると、保持部材40がガイド溝42とピン41の作用に
よって右方向へ移動する。そして、ピン41が溝42の右端
まで移動したときに、第8図に示すように、補正レンズ
1が光軸13上に位置するようになる。補正レンズ1を光
軸13上から退避させるのは、上述と反対にモータ35を逆
転させることによって行なわれる。なお、保持部材40に
接続されたバネ43は、補正レンズのがたつきを除去する
ために設けられるものである。さらに、これらの図で
は、モータ35は補正レンズ1のみを駆動するものとして
構成されているが、例えばギヤ列36を2列にすれば、撮
影光学系のクローズアップレンズをも駆動できることは
いうまでもない。 また、駆動機構の今一つの変形例として、第9図のよ
うにシリンダを利用して構成することもできる。この図
は要部のみを表した図であるが、シリンダ44を伸縮させ
ることでレバー45をガイド溝47に沿って移動させ、これ
によって保持部材42に保持された補正レンズ1をピン46
を中心として揺動させることができる。したがって、既
に説明した各構成と同様に、揺動の一端を光軸13に合致
させることによって、補正レンズ1を光軸13に対して進
退させることができる。 補正レンズ1及び駆動機構を以上のそれぞれの例のよ
うに構成することにより、撮影光学系が通常撮影位置を
選択された場合、あるいはマクロ撮影位置を選択された
場合とも、ファインダー内の結像位置をほぼ同一の所に
保つことが可能となり、パララックスや視度のずれが問
題となるのを避けることができる。しかも、これらの補
正が1枚のレンズで行なわれるのであるから、例えばパ
ララックスの補正機構のみを備えたファインダーに比較
して大型化するようなことはない。 次に、第2実施例について第2図を用いて説明する。
図示するように、この場合は補正レンズは使用されてお
らず、対物レンズ14により光路の補正が行なわれる。し
たがって、撮影光学系が通常撮影位置を選択された場合
とマクロ撮影位置を選択された場合とで異なる対物レン
ズが使用されるのである。具体的には、撮影光学系がマ
クロ撮影位置を選択された場合のファインダーの対物レ
ンズ(第2対物レンズ)としては、通常撮影位置を選択
された場合のもの(第1対物レンズ)よりも焦点距離の
短いものを使用している。そして、マクロ撮影時にはこ
の第2対物レンズ14は光軸13に対して偏心するように位
置決めされている。これは、第2対物レンズ14をこのよ
うに配置すれば軸心を一致させた場合とは光の屈折方向
が変化するためであり、この性質を利用すれば、光軸13
に対して一定の角度を以て入射した光を光軸13に沿った
方向へ変化させてパララックスを補正することができ
る。そして、この第2対物レンズ14が通常撮影用の第1
対物レンズよりも焦点距離が短いものであるために被写
体の像を所定の結像面上に結ぶことができるのと相まっ
て、適正な撮影範囲を明瞭に見ることができる。なお、
この第2対物レンズ14については、第1実施例同様くさ
び状のレンズであってもよく、さらに第1実施例で説明
したような種々の変形例も可能である。また、その逆
に、第1実施例における補正レンズとして、普通の凸レ
ンズを光軸に対して偏心させて使用できることもいうま
でもない。 この構成における駆動機構については特に図示してい
ないが、例えば、第4図における第2保持部材29を変形
することで容易に実現可能である。すなわち、第2保持
部材29が第4図の状態で光軸13上に今一つのレンズを配
置し、第2保持部材29を、この付加したレンズをも保持
するようにL字型に構成すればよい。そして、図に1で
示されたレンズをマクロ撮影用(但し、ファインダー光
学系の光軸上で偏心するように位置させる必要がある)
の焦点距離の短いものとし、付加した方のレンズを通常
撮影用としておけば、撮影光学系の状態の変化によって
ファインダー光学系の対物レンズが自動的に交換される
ことになる。 また、第7図の構成であっても、保持部材40を2枚の
レンズを保持するように変形することで、同じ機能を満
たすことが可能となる。 そしてこのように構成しておけば、第1実施例と同様
にパララックスや視度のずれが問題になることがなく、
さらに、対物レンズの前方に補正レンズを配置する必要
のない分だけ小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るファインダーの概略
構成及び光路を示す模式図、第2図は本発明の第2実施
例に係るファインダーの概略構成及び光路を示す模式
図、第3A図から第3E図は本発明の第1実施例に係るファ
インダーを構成する補正レンズの変形例を示す外形図、
第4図は通常撮影時における補正レンズ駆動機構を示す
正面図、第5図は第4図のV部拡大図、第6図はマクロ
撮影時における補正レンズ駆動機構を示す正面図、第7
図は第1変形例に係る補正レンズ駆動機構の通常撮影時
を示す正面図、第8図は同じくマクロ撮影時を示す正面
図、第9図は第2変形例に係る補正レンズ駆動機構を示
す正面図、第10A図、第10B図は従来のファインダーに設
けられた視野枠を示す略図である。 1,12,15,16,17,18…補正レンズ、2…対物レンズ、3,9
…コンデンサーレンズ、4,5,7,8…結像面、6…リレー
光学系、10…接眼レンズ、11…瞳、13…ファインダー光
学系光軸、14…第2対物レンズ、19…ギヤ、20…撮影光
学系光軸、21…クローズアップレンズ、22…モータ、23
…第1保持部材、24…外周円弧面、25…開口部、26…ギ
ヤ部、27…補正レンズ駆動ギヤ、28…バネ、29…第2保
持部材、30,34,51…ストッパー、31,32…突起、33…ピ
ン、35…モータ、36…ギヤ列、37…レバー、38,41…ピ
ン、39…アーム、40…保持部材、42…ガイド溝、43…バ
ネ、44…シリンダ、45…レバー、46…ピン、47…ガイド
溝、48…バネ、49…保持部材、50…視野枠、52…ピン、
53…脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−166024(JP,A) 特開 昭61−150340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 13/14 G03B 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常撮影位置とマクロ撮影位置とを選択可
    能な撮影光学系と、対物レンズ(2)と接眼レンズ(1
    0)を有してなり且つ上記撮影光学系の通常撮影位置選
    択時に所定の結像面(4,7)に結像するファインダー光
    学系と、を備えたカメラのファインダーにおいて、 上記撮影光学系のマクロ撮影位置選択時に、上記対物レ
    ンズ(2)の前後いずれか一方に位置することにより被
    写体の光路を屈折させてパララックスを補正すると同時
    に光束の収束率を変化させて上記結像面(4,7)に結像
    すべく視度を補正する補正レンズ(1)と、 該補正レンズ(1)を上記撮影光学系の撮影位置に対応
    して上記ファインダー光学系の光軸(13)上所定位置に
    対して進退せしめる駆動手段(19,22,26,27,28,29)
    と、を備えたことを特徴とするカメラのファインダー。
  2. 【請求項2】通常撮影位置とマクロ撮影位置とを選択可
    能な撮影光学系と、対物レンズと接眼レンズ(10)を有
    してなるファインダー光学系と、を備えたカメラのファ
    インダーにおいて、 上記対物レンズは、上記撮影光学系の通常撮影位置選択
    時にファインダー光学系に挿入されて所定の結像面(4,
    7)に結像すべく構成された第1対物レンズと、上記撮
    影光学系のマクロ撮影位置選択時にファインダー光学系
    に挿入されることにより被写体の光路を屈折させてパラ
    ラックスを補正すると同時に光束の収束率を変化させて
    上記結像面(4,7)に結像すべく視度を補正する第2対
    物レンズ(14)とから構成され、 さらに、上記撮影光学系の撮影位置に対応して上記対物
    レンズの一方を上記ファインダー光学系の光軸(13)上
    所定位置に選択的に位置せしめる駆動手段(19,22,26,2
    7,28,29)を有することを特徴とするカメラのファイン
    ダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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