JP2568458Y2 - カメラの視差補正装置 - Google Patents

カメラの視差補正装置

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JP2568458Y2
JP2568458Y2 JP1991006974U JP697491U JP2568458Y2 JP 2568458 Y2 JP2568458 Y2 JP 2568458Y2 JP 1991006974 U JP1991006974 U JP 1991006974U JP 697491 U JP697491 U JP 697491U JP 2568458 Y2 JP2568458 Y2 JP 2568458Y2
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JP
Japan
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optical system
finder optical
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lens
photographing
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JP1991006974U
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JPH04104636U (ja
Inventor
一郎 田口
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Priority to GB9203632A priority patent/GB2253068B/en
Priority to FR929201874A priority patent/FR2673007B1/fr
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、マクロ撮影時の撮影
範囲とファインダ光学系の視野範囲との間に生じる視差
を補正するためのカメラの視差補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一眼レフカメラ以外のカメラにおいて
は、マクロ撮影(極近接撮影)時に、撮影範囲とファイ
ンダの視野範囲とがずれるいわゆる視差が大きくなるた
め、何らかの手段によって視差を小さくする視差補正を
する必要がある。
【0003】そこで従来は、ファインダ光学系の光軸の
方向を変えるためのプリズムや、ファインダの視野範囲
の一部を遮蔽する視野補正マスクなどを、マクロ撮影時
にのみファインダ光学系中に挿入するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、プリズムや視
野補正マスクなどのような大きな部品をマクロ撮影時に
のみファインダ光学系中に挿入し、マクロ撮影以外の時
は退避させておくためには、その挿脱のためにかなり大
きなスペースを必要とするのでカメラが大型化してしま
う欠点がある。
【0005】また、プリズムや視野補正マスクなどを挿
脱するための駆動機構が必要となるので、かなりのコス
トアップの要因ともなる。
【0006】そこで本考案は、簡単な構成でスペースを
とらずにマクロ撮影時の視差補正をすることができるカ
メラの視差補正装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案のカメラの視差補正装置は、撮影レンズの焦
点距離を変える動作に連動してファインダ光学系の焦点
距離を変えるように上記ファインダ光学系中のレンズを
進退させるファインダ光学系駆動機構と、上記ファイン
ダ光学系の光軸の向きを変えるように配置された反射ミ
ラーと、上記ファインダ光学系駆動機構によって上記フ
ァインダ光学系をマクロ撮影用の状態にしたときに、そ
のファインダ光学系駆動機構の動作によって上記ファイ
ンダ光学系の視野範囲を撮影範囲に合致させる方向に上
記反射ミラーの向きを変える反射ミラー駆動手段とを設
けたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。
【0009】図2は、いわゆる35mmコンパクトカメラ
を略示しており、1はカメラボディ、2は撮影レンズで
ある。撮影レンズ2はいわゆるオートフォカスのズーム
タイプであり、被写体に対するフォーカシング調整は図
示されていないオートフォーカシング装置によって自動
的に行われ、カメラボディ1外面に設けられたズーミン
グスイッチ3を操作することによりズーミング(焦点距
離の無段階調整)が行われる。また、ズーミングスイッ
チ3を「マクロ」の位置にセットすることにより、撮影
レンズ2は極近接撮影用のいわゆるマクロ撮影状態にセ
ットされる。
【0010】ファインダ光学系10は、光軸方向にのみ
進退可動に設けられた第1及び第2の可動レンズ11,
12とアイピース側の第1及び第2の固定レンズ14,
15の4群によって構成されている。また、第1と第2
の固定レンズ14,15の間にはポロプリズム16が固
設され、第2の固定レンズ15と第2の可動レンズ12
との間には平面反射ミラー18が配置されている。
【0011】図1は、ファインダ光学系周辺の部分を示
している。4は、各種自動制御を行うための制御部であ
り、ズーミングスイッチ3からの信号入力によってズー
ミングモータ5の駆動回路に制御信号を出力する。
【0012】ズーミングモータ5は、撮影レンズ1をズ
ーム駆動するための撮影光学系駆動機構6を駆動するの
と同時に、ファインダ光学系10の可動レンズ11,1
2を駆動するためのファインダ光学系駆動機構20を駆
動する。以下、ファインダ光学系駆動機構20について
説明をする。
【0013】21は、図1において左右方向に移動自在
に設けられた平板状のカム板であり、円弧状の第1のカ
ム溝22と直線状の第2のカム溝23とが形成されてい
る。そして、第1の可動レンズ11のレンズ枠11aに
連結された第1のピン11bが第1のカム溝22に係合
し、第2の可動レンズ12のレンズ枠12aに連結され
た第2のピン12bが第2のカム溝23に係合してい
る。
【0014】また、カム板21の下端部裏面側には,カ
ム板21の移動可能方向と平行にラック25が形成され
ており、中間歯車群26が、そのラック25とズーミン
グモータ5の出力歯車5aとに咬み合っている。
【0015】したがって、ズーミングモータ5が回転を
すれば、それによって撮影レンズ2の焦点距離が変わる
のと同時に、中間歯車群26を介してカム板21が左右
方向に進退する。すると、カム溝22,23の動きによ
ってピン11b,12bが可動レンズ11,12を光軸
方向(図1で上下方向)に進退させて、ファインダ光学
系10の焦点距離が、撮影レンズ2の焦点距離変化に連
動して変化する。
【0016】反射ミラー18は、ファインダ光学系10
の光軸Zの向きを90度曲げるように配置されている。
また、ポロプリズム16は、ファインダ光学系10の光
軸Zの向きを再度90度曲げると共に、観察像を正しい
正立像にする。
【0017】このように構成されたファインダ光学系1
0を通して、撮影レンズ2の撮影範囲にほぼ合致するフ
ァインダ視野範囲を得ることができるが、これだけでは
マクロ撮影時の視差を解消することはできない。
【0018】そこでこの実施例においては、図3にも示
されるように、反射ミラー18を保持するミラー枠18
aの左右両端部に一対のピン31,32を同軸に突設
し、それを固定枠33に穿設された孔34,35に回転
自在に嵌挿している。この一対のピン31,32の軸線
は反射ミラー18の反射面上にあり、しかもファインダ
光学系10の光軸Zの反射点を通っている。
【0019】したがって反射ミラー18はピン31,3
2を中心軸として回転させることができ、また、回転さ
せても光軸Zの反射点は動かない。
【0020】ミラー枠18aはその裏面の上半部側に取
り付けられた引張りコイルバネ35によって常に後方に
矢印A方向に引張られており、それによって、ピン3
1,32回りに矢印B方向に回転する向きに付勢されて
いる。また、ミラー枠18aの下面には、ストッパピン
36が下方に向けて突設され、コイルバネ35の付勢力
によって、ストッパピン36がカム板21の側端面21
aに当接している。
【0021】したがって、反射ミラー18の向きはカム
板21の側端面21aの位置によって決定される。そし
て、通常のズーム範囲においては、反射ミラー18は垂
直に立っていて、ファインダ光学系10の光軸Zを上下
方向に曲げないようになっている。
【0022】しかし、ストッパピン36が当接するカム
板側端面21aの右端には突出部38が形成されてお
り、マクロ撮影のときには、カム板21が左方いっぱい
に矢印C方向に移動して、ストッパピン36が突出部3
8に当接する。
【0023】ストッパピン36が突出部38に当接する
と、ストッパピン36は突出部38に押されてコイルバ
ネ35の付勢力に抗して移動する。その結果、反射ミラ
ー18は矢印Bと逆方向に回転して反射面が下方に向き
を変える。それによって、ファインダ光学系10の光軸
Zは反射ミラー18の前方側(被写体側)では、撮影レ
ンズ2の光軸に近づくように向きが変わり、マクロ撮影
の際に、ファインダ光学系10の視野範囲が撮影範囲と
合致する状態になって、視差が補正される。
【0024】なお、本考案はズーム式のカメラに限ら
ず、焦点距離を複数段階に変えることができるようにし
たカメラにも適用することができる。
【0025】
【考案の効果】本考案のカメラの視差補正装置によれ
ば、ファインダ光学系中のレンズを進退させるためのフ
ァインダ光学系駆動機構の動作によってファインダ光学
系に配置された反射ミラーの向きを変えてマクロ撮影時
の視差を補正するようにしたので、視差補正のためには
ごく少数部品を用いれば済み、スペースをとらずに簡単
な構成でマクロ撮影時の視差補正をして、マクロ機構付
きカメラの小型化と低コスト化を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のファインダ光学系部分の断面図であ
る。
【図2】実施例のカメラの略示図である。
【図3】実施例の反射ミラー部分の斜視図である。
【符号の説明】
2 撮影レンズ 5 ズーミングモータ 10 ファインダ光学系 11,12可動レンズ 18 反射ミラー 18a ミラー枠 20 ファインダ光学系駆動機構 21 カム板 31,32 ピン 35 コイルバネ 36 ストッパピン 38 突出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの焦点距離を変えるための駆動
    源であるモータによって上記撮影レンズの焦点距離を変
    える動作に連動して駆動されてファインダ光学系の焦点
    距離を変えるように上記ファインダ光学系中のレンズを
    進退させるカム板を含むファインダ光学系駆動機構と、 上記ファインダ光学系の光軸の向きを変えるように回転
    可能に配置された反射ミラーと、 上記ファインダ光学系駆動機構によって上記ファインダ
    光学系をマクロ撮影用の状態にしたときに、上記ファイ
    ンダ光学系駆動機構のカム板の動作によって上記ファイ
    ンダ光学系の視野範囲を撮影範囲に合致させる方向に上
    記反射ミラーの向きを変える反射ミラー駆動手段とを設
    けたことを特徴とするカメラの視差補正装置。
JP1991006974U 1991-02-19 1991-02-19 カメラの視差補正装置 Expired - Lifetime JP2568458Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991006974U JP2568458Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 カメラの視差補正装置
DE4204468A DE4204468C2 (de) 1991-02-19 1992-02-14 Kamera mit Parallaxen- und Dioptrienkorrektur
GB9203632A GB2253068B (en) 1991-02-19 1992-02-19 Apparatus for correcting parallax and/or diopter of camera
FR929201874A FR2673007B1 (fr) 1991-02-19 1992-02-19 Dispositif de correction de la parallaxe et/ou de la vergence d'un appareil photo.
US08/126,015 US5345287A (en) 1991-02-19 1993-09-24 Apparatus for correcting parallax and/or diopter of camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991006974U JP2568458Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 カメラの視差補正装置

Publications (2)

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JPH04104636U JPH04104636U (ja) 1992-09-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224641A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Canon Inc ファインダーのパララックス調整機構

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JPH04104636U (ja) 1992-09-09

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