JP2768989B2 - 自動二輪車の後部車体構造 - Google Patents

自動二輪車の後部車体構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動二輪車の後部車体構造に関し、特に車
体後部をリヤカウルで囲むとともに、該カウル上にリヤ
キャリアを配設する場合の、組付作業を簡略化しながら
各部品を確実に車体フレームに固定できるようにした構
造に関する。
〔従来の技術〕
自動二輪車において車体後部をリヤカウルで囲むとと
もに、該リヤカウル上にリヤキャリアを配設する場合の
第1従来例構造として、実開昭59−106786号公報に記載
されているように、リヤカウル,リヤキャリアを車体フ
レームに別個独立に固定するようにした構造がある。し
かしこの従来構造では、リヤキャリアのフレームへの固
定に当たっては、リヤカウル内の外部から見えにくい位
置にボルト締め等を行う必要があり、組付作業性が低い
問題がある。
このような組付作業性の問題を解消できる第2従来例
構造として、例えば実公昭57−8538号公報に記載されて
いるように、リヤカウルを上部と左,右側部とに三分割
するとともに、左,右側部とリヤキャリアとを共締めに
よって車体フレームにボルト締め固定するようにした構
造がある。この構造によれば、リヤカウル内が見える状
態で組み付けることができるのでそれだけ作業性が改善
され、かつ共締めにした分だけボルト本数も削減でき
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記第2従来例構造はリヤカウルを分割
する構造であるから、該カウルに関して構造が複雑化す
るとともに、組立性が低下する。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、組立作業を簡略化できるとともに車体フレームに確
実に固定できる自動二輪車の後部車体構造を提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、車体後部をリヤカウルで囲むとともに、該
リヤカウルの上方にリヤキャリアを配設した自動二輪車
の後部車体構造において、上記リヤカウルの後部と上記
リヤキャリアの後部とをフレーム部材に共締めにより固
定し、上記リヤキャリアの前部をフレーム部材に当接さ
せるとともに、リヤカウルの左,右側壁の前部をフレー
ム部材にボルト締め固定し、リヤカウルの該固定部近傍
部分で上記リヤキャリアの前端を上記フレーム部材に押
圧したことを特徴としている。
ここで本発明において、リヤカウルの上側に位置する
リヤキャリアの前部を、リヤカウルより下側のフレーム
部材上に当接させる点は、例えばリヤカウルのフレーム
部材対応部分に開口を設け、該開口を通してリヤキャリ
アをフレーム部材に当接させることによって実現でき
る。
〔作用〕
本発明に係る後部車体構造によれば、リヤカウル及び
リヤキャリアを組み付けるには、後部についてはリヤカ
ウル,リヤキャリアの後部同士をフレーム部材の上面に
重ねて配置し、上側からボルトを締めむ構造であるか
ら、両部材の位置合わせが困難になることなく組み付け
ることができる。また、前部についてはリヤキャリアを
フレーム部材上に位置させ、リヤカウルの側壁をフレー
ム部材にボルト締め固定するだけでリヤカウル,リヤキ
ャリアの両方を固定できる。従って組立作業が容易であ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による自動二
輪車の後部車体構造を説明するための図である。
図において、1は実施例構造が採用された自動二輪車
であり、該自動二輪車1の車体フレーム2の前端に位置
するヘッドパイプ2aの上部には、車両後方に延びるメイ
ンパイプ2bの前端が、下部には下方に延びるダウンチュ
ーブ2cが上端がそれぞれ溶接接続されており、該メイン
パイプ2bとダウンチューブ2cと上記接続部付近は補強パ
イプ2dで、その後方部分は略水平のテンションパイプ2e
でそれぞれ接続されている。また上記メインパイプ2aの
後端には左,右(車両後側から見て、以下全て同じ)一
対のシートレール2fの前端がブラケット2gを介して溶接
固定されており、該各シートレール2fは車両後端まで略
水平に延び、相互に平面視U字状に接続されている。ま
た上記ブラケット2gには、略垂直下方に延びる左,右一
対のリヤパイプ2hの上端が溶接固定されており、該両リ
ヤパイプ2hはクロスパイプ(図示せず)で相互に接続さ
れている。なお2iは上記シートレール2fとリヤパイプ2h
とを接続するバックステーである。
上記ヘッドパイプ2aは、下端で前輪を軸支する前フォ
ーク3を左右に操向自在に軸支しており、また上記リヤ
パイプ2hでは、後端で後輪4を軸支するリヤアーム5を
上下に揺動自在に枢支している。さらにまた上記メイン
パイプ2bの上方を囲むように燃料タンク6が搭載され、
上記シートレール2fの上方を覆うようにシート7が搭載
されている。また上記車体フレーム2のダウンチューブ
2c,テンションパイプ2e,及びリヤパイプ2hで囲まれた部
分に、エンジンユニット10が懸架支持されている。この
エンジンユニット10は、空冷式4サイクル単気筒で、吸
気,排気バルブをそれぞれ2個づつ備えたいわゆる4バ
ルブエンジンである。上記各吸気バルブに連なる各吸気
通路にはそれぞれ気化器11が接続されている。
そして上記燃料タンク2の左,右側面には走行風を該
タンクの左,右側面及びエンジン付近に導入する導風板
9aが配設され、上記シート7の下方の左,右側面はサイ
ドカウル9bで覆われている。また車両後端部上方、つま
り後輪4の上方部分はリヤカウル8で囲まれており、さ
らに後輪4の後側に回り込むようにマッドガード56が配
設されている。このマッドガード56は側面視略く字状
で、かつ横断面略コ字状のもので、その上辺の側壁56a
の前端部が前ブラケット57aに、その天壁56bの後部が上
ブラケット57cにそれぞれ固定ボトル58a,58cで固定され
ている。上記前ブラケット57aは、上記左,右のシート
レール2fの後端同士を接続する平面視U字状の接続部2k
の前部に、上ブラケット57cは接続部2kの屈曲内側に溶
接固定されている。
上記左,右の前ブラケット57aと後ブラケット57b間に
は、ロープハンガ59が架け渡して装着されている。この
ロープハンガ59は丸棒を平面視コ字状に折り曲げてな
り、その前端は上記マッドガード56と共締めによって前
ブラケット57aに、後端部は単独で後ブラケット57bにボ
ルト58a,58bでそれぞれ固定されている。
上記リヤカウル8は上記マッドガード56の上辺部及び
シートレール2fの接続部2k付近を覆う横断面コ字状のも
ので、その天壁8aの前部には上記シート7の後端形状に
沿う切欠8bが形成され、後部は上記左,右の後ブラケッ
ト57bの上面に当接している。また側壁8cの前端は、上
記シートレール2fに溶接固定された前端ブラケット57d
に当接し、該当接部より少し後部はシートレール2f間に
架け渡された支持ブラケット61の側面61aに当接してい
る。そして左,右側の前、後当接部に渡るようにグラブ
バー62が配設され、固定ボルト63aで共締めにより固定
されている。
そして上記リヤカウル8の天壁8a上にはリヤキャリア
60が配置されている。このリヤキャリア60は平面視略U
字状のもので、この横辺部60aは固定ボルト64で上記後
ブラケット57b上に天壁8aと共締めによって固定されて
いる。またリヤキャリア60の縦辺部60bの前端部60cは上
記天壁8aに形成された開口8dを通って上記支持ブラケッ
ト61の上面61bに当接している。また上記前端部60cには
係止溝60dが前後方向に形成されており、該係止溝60d内
にリヤカウル8の係止部8eが挿入係止している。この係
止部8eによってリヤキャリア60の前端部は支持ブラケッ
ト61上に圧接されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
まず車両後部の組立においては、マッドガード56の側
壁56aを前ブラケット57aの内面に当接させ、前,後ブラ
ケット57a,57bの外面にロープハンガ59の前,後端を当
接させ、前側は固定ボルト58aで共締め固定するととも
に、後側はロープハンガ59を単独で固定し、さらにマッ
ドガード56の天壁56bを上ブラケット57cに固定ボルト58
cで固定する。
次にリヤカウル8をシートレール2fの後端付近を覆う
ように配置し、その上にリヤキャリア60を載置する。こ
のとき該リヤキャリア60の前端部60cをリヤカウル8の
開口8dから下方に挿入し、該前端部60cの係止溝60dに係
止部8eを挿入させるとともに、その下面を支持ブラケッ
ト61の上面61bに当接させる。この状態で、リヤカウル
8及びリヤキャリア60の後部を後ブラケット57bに固定
ボルト64で共締め固定する。またリヤカウル8の左,右
の側壁8cの前部を前端ブラケット57d,及び支持ブラケッ
ト61の側面61a外面に当接させ、これの外側にグラブバ
ー62を配設して固定ボルト63aで共締め固定する。これ
により上記リヤキャリア60の前端部60cは、リヤカウル
8の係止部8eによって支持ブラケット61に押圧固定され
ることとなる。
このように、本実施例ではリヤカウル8,及びリヤキャ
リア60の組付に当たっては、後部はリヤカウル8,リヤキ
ャリア60の後部同士を後ブラケット57bの上面に重ねて
配置し、上側から固定ボルト64を締め込む構造であるか
ら、両部材の位置合わせが困難になることはなく、容易
に組み付けることができる。また、前部についてはリヤ
キャリア60の前端部60cを、これの係止溝60d内にリヤカ
ウル8の係止部8eを挿入した状態で支持ブラケット61上
に位置させ、リヤカウル8の側壁8cをブラケット61に固
定する構造にしたので、リヤキャリア8を固定するだけ
でリヤカウル8,リヤキャリア60の両方を確実に固定でき
る。従って組立作業が容易であるとともに、リヤキャリ
ア60用固定ボルトが少なくて済む。
また本実施例では、リヤキャリア60は前部,後部とも
ブラケット61,57bの上面に配置されているので、リヤキ
ャリアへ60の荷重は固定ボルトに作用することなく上記
ブラケット61,57bで受けられ、従って積載荷重を確保し
易い。
なお、上記実施例ではリヤキャリア60の前端部60cの
係止溝60d内にリヤカウル8の係止片8eを挿入したが、
必ずしもこのような構造を採用する必要はなく、要は上
記前端部60cを支持ブラケット61上に当接させるととも
に、該前端部60cをリヤカウル8の一部で押圧するよう
構成すればよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る自動二輪車の後部車体構造
によれば、リヤカウル,及びこれの上面に配置されたリ
ヤキャリアを、後部についてはフレーム部材に共締め固
定するとともに、前部についてはリヤキャリアをフレー
ム部材上に当接させるとともに、該部分をリヤカウルの
車体固定部近傍部分で押圧したので、取付ボルト数を削
減して取付工数を削減でき、かつリヤキャリア,及びリ
ヤカウルを確実に車体に固定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による自動二輪
車の後部車体構造を説明するための図であり、第1図は
左側面図、第2図は一部断面平面図、第3図,第4図は
それぞれ第2図のIII−III線断面図,IV−IV線断面図、
第5図はリヤキャリアの前端部の断面側面図、第6図は
該実施例が適用された自動二輪車の左側面図である。 図において、1は自動二輪車、8はリヤカウル、8cはリ
ヤカウルの左,右側壁、8eは係止片(リヤカウルの車体
への固定部近傍部分)、57bは後ブラケット(後部のフ
レーム部材)、60はリヤキャリア、60cはリヤキャリア
の前端部、61は支持ブラケット(前部のフレーム部材)
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部をリヤカウルで囲むとともに、該
    リヤカウルの上方にリヤキャリアを配設した自動二輪車
    の後部車体構造において、上記リヤカウルの後部と上記
    リヤキャリアの後部とをフレーム部材に共締めにより固
    定し、上記リヤキャリアの前部をフレーム部材に当接さ
    せるとともに、リヤカウルの前部をフレーム部材にボル
    ト締め固定し、リヤカウルの該ボルト締め固定部近傍部
    分で上記リヤキャリアの前部を上記フレーム部材に押圧
    したことを特徴とする自動二輪車の後部車体構造。
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