JP2765265B2 - 半導体装置用リードフレーム - Google Patents

半導体装置用リードフレーム

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JP2765265B2
JP2765265B2 JP3107150A JP10715091A JP2765265B2 JP 2765265 B2 JP2765265 B2 JP 2765265B2 JP 3107150 A JP3107150 A JP 3107150A JP 10715091 A JP10715091 A JP 10715091A JP 2765265 B2 JP2765265 B2 JP 2765265B2
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JP
Japan
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lead frame
resin film
semiconductor device
film
sealing body
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村 隆 志 鈴
村 敏 雄 川
山 定 夫 長
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック封止体で
封止した半導体装置に用いるリードフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化が進み、素
子が大形化している。
【0003】しかし、メモリ系ICを例にとると、高密
度実装のためにパッケージはできる限り小形化すること
が望まれている。
【0004】そこで、大きな素子を効率良く収納できる
パッケージ構造が提案されている。
【0005】例えば、特開昭61−241959号、特
開昭60−167454号がある。
【0006】これらは、いずれもシリコン素子とリード
フレームのリードとを電気絶縁をとりながら接着するも
のである。
【0007】一般には、ポリイミド等の樹脂フィルムに
接着剤をあらかじめコートしておき、あるいは組立て時
に塗布し、これにより素子およびリードフレームを接着
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電気絶縁を確実にとる
ためには樹脂フィルムを用いることが好ましいが、樹脂
フィルムは吸湿する性質をもっている。
【0009】一方、ICをプリント基板に装着すると
き、半田付けするために215℃の高温を経験するが、
このとき前記吸湿された水分が気化し、プラスチック封
止体(パッケージ)の内部に圧力が発生してパッケージ
クラックを発生するという問題がある。
【0010】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、パッケージクラックを防止することができる
半導体装置用リードフレームを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、リードフレームのインナーリードの
一部に半導体素子の表裏面側の平面上に延在する素子支
持部を設け、前記素子支持部に樹脂フィルムを貼着し、
前記素子支持部に前記樹脂フィルムを介して半導体素子
を搭載し、プラスチック封止体で封止した半導体装置に
用いられるリードフレームにおいて、前記素子支持部は
分割され、それぞれに貼着された前記樹脂フィルムの各
辺の長さが実質的に5mm以内であり、かつ、これら貼
着された樹脂フィルムの合計面積が前記プラスチック封
止体の封止投影面積の20%以内であることを特徴とす
る半導体装置用リードフレームが提供される。
【0012】
【0013】前記素子支持部は、前記素子のワイヤボン
ドを行う電極パッドの直下または直上に有するのが好ま
しい。
【0014】以下に本発明をさらに詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明のリードフレームの1実施
例を示す平面図である。
【0016】1はインナリード、2はアウタリード、3
は素子支持部である。前記素子支持部3は、複数個に分
割されている(図1は、図面で見て左右の2か所に素子
支持部を有する場合を示している)。
【0017】シリコン素子4は、図2に示すように2か
所の素子支持部3によって支持される。
【0018】前記素子支持部3の分割個数は素子が安定
して載置できればよく、特に制限はない。
【0019】前記素子支持部3には、電気的に絶縁され
る樹脂フィルムが貼着される。
【0020】前記素子支持部3に貼付けられる樹脂フィ
ルムの各辺の長さは、実質的に5mm以内とする。
【0021】この樹脂フィルムの長さは、短かい程ある
いは体積が少ない程フィルムに吸収される水分が減少す
るため、半田付時のパッケージ内圧力の上昇を押えるこ
とができ、パッケージクラックの発生を防止することが
できる。
【0022】半田付け時に215℃に加熱されると、水
蒸気の圧力はほぼ20kgf/cm2 にまで高くなる。今、仮
に1辺が5mmの正方形フィルムが貼り付けられていた
とすると、このフィルムとシリコン素子の間に働く力は
20×0.52 =5kgf である。一方、この力を支える
フィルム周囲の長さは0.5×4=2cmであり、働く
力は2.5kg/cmとなる。この力はほぼシリコン素子と
封止樹脂の接着力に匹敵している。即ち、これより大き
なフィルムの場合、剥れが進行して、外部に達するクラ
ックに至ると考えられる。
【0023】前記樹脂フィルムの辺の長さの下限は設
けないがリードフレーム加工上の制約からインナリード
の幅寸法(ほぼ0.1〜0.3mm)と同等以上と考え
てよい。
【0024】同様の理由で、前記樹脂フィルムの面積
は、プラスチック封止体5の封止投影面積の20%以内
であるのが好ましい。
【0025】このように樹脂フィルムが微小化すると素
子4を固着するための接着剤を塗布することが難しくな
るので、素子4を搭載する実装工程ではなく、作業性の
よいリードフレーム作成の段階で接着剤を塗布する方が
製品の精度、歩留り等の点で良好な結果が得られる。接
着剤の塗布は前記樹脂フィルムの少くとも前記素子4と
接触する部分に行う。接着剤としては、アクリル系、エ
ポキシ系、ポリイミド系の熱硬化型を半キュア状態で用
いるか、またはポリエーテルアミドイミド等の熱可塑型
を用いることができる。
【0026】本発明に用いられるリードフレームの材料
としては、Cu、Cu合金およびFe合金等の通常のリ
ードフレーム材として用いられるものであれば何でもよ
い。
【0027】なお、図1に示すリードフレームのピン数
は一部省略してある。
【0028】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。
【0029】(実施例1)リードフレーム材として板厚
0.25mmの42%Ni−Fe合金を用い、図1に示
すような素子支持部3を2分割したピン数20ピンのD
IP用リードフレームを作製した。各素子支持部3に
は、接着剤(ポリエーテルアミドイミド、厚さ25μ
m)をコーティングしたポリイミド樹脂(厚さ125μ
m)フィルムが接着されている。
【0030】この各フィルムの大きさは、3mm×5m
mとし、長辺の長さは5mm以内とした。
【0031】このリードフレームを用い、図2に示すよ
うに前記素子支持部3にシリコン素子4を搭載したの
ち、φ25μmの金製ボンディングワイヤでインナリー
ド1との間をボンディングし、樹脂封止して1メガビッ
トDRAM相当の半導体装置を作製した。
【0032】封止体5の封止投影面積は約8×20=1
60mm2 であり、これに対するフィルム面積3×5×
2=30mm2 は19%であった。
【0033】半導体装置は、プリント基板への装着時の
215℃の温度上昇に対しても封止体のクラックを生じ
ることがなかった。
【0034】(比較例)フィルムの大きさのみを6mm
×5mmに変えたほかは実施例1と同様にしてリードフ
レームを作成した。これに用いたリードフレームの形状
を図3に示す。ここではフィルムの長さは6mmであ
り、フィルムの面積は封止投影面積に対して38%であ
る。この半導体装置は85℃、65%雰囲気中で168
時間加湿処理後、プリント基板装着時を想定した215
℃、90秒の加熱を行ったところ、20サンプル中18
個に外部にまで達するパッケージクラックを生じた。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、樹脂フィルムの長さあるいは面積が小さい
ため、吸湿が少なく、本発明のリードフレームを用い半
田リフロー実装時に封止体のクラックを防止でき、ワイ
ヤボンディングを確実に行うことができる。また、樹脂
フィルムの使用量が削減できるためコストの低減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリードフレームの1実施例を示す平面
図である。
【図2】図1に示すリードフレームを用いた半導体装置
の図1A−A線で見た断面図である。
【図3】従来のリードフレームの平面図である。
【符号の説明】
1 インナリード 2 アウタリード 3 素子支持部 4 シリコン素子 5 プラスチック封止体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−106941(JP,A) 特開 平1−114058(JP,A) 特開 昭64−76741(JP,A) 特開 平3−21047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームのインナーリードの一部に
    半導体素子の表裏面側の平面上に延在する素子支持部を
    設け、前記素子支持部に樹脂フィルムを貼着し、前記素
    子支持部に前記樹脂フィルムを介して半導体素子を搭載
    し、プラスチック封止体で封止した半導体装置に用いら
    れるリードフレームにおいて、前記素子支持部は分割さ
    れ、それぞれに貼着された前記樹脂フィルムの各辺の長
    さが実質的に5mm以内であり、かつ、これら貼着され
    た樹脂フィルムの合計面積が前記プラスチック封止体の
    封止投影面積の20%以内であることを特徴とする半導
    体装置用リードフレーム。
JP3107150A 1991-05-13 1991-05-13 半導体装置用リードフレーム Expired - Lifetime JP2765265B2 (ja)

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JPH04335559A JPH04335559A (ja) 1992-11-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519259B2 (ja) * 1987-09-17 1996-07-31 株式会社日立製作所 半導体装置
JP2644773B2 (ja) * 1987-10-28 1997-08-25 株式会社日立製作所 樹脂封止型半導体装置
JPH04106941A (ja) * 1990-08-27 1992-04-08 Nec Corp 樹脂封止型半導体装置

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