JP2762067B2 - 有毛織物 - Google Patents

有毛織物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織物の表面を起毛
して成る有毛織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】起毛は、針金によって織物の表面を擦
り、その緯糸を構成する繊維の一部を掻き出して行わ
れ、その繊維を掻き出し易くするために、緯糸には繊維
が長く連続したマルチフイラメント糸ではなく、短繊維
によって構成されるスライバーに結束糸を巻き付けて結
束した無撚結束紡績糸、或いは、スライバーを加撚した
有撚紡績糸が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の有毛
織物は、緯糸を構成する全ての繊維が長く連続しない短
繊維であるため起毛し易い反面、その起毛された毛羽は
抜け易く、起毛面を擦って光沢を付与するポリッシャー
処理には高度な技術を要し、又、ピリングが生じ易いの
で椅子張地には不向きである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有毛織物
は、織物の表面を形成する織組織の一完全において、緯
糸が経糸の上を越える接結点の数が、緯糸が経糸の下に
沈む接結点の数の2倍以上となる織組織により、単糸繊
度2デニール以下の極細繊維によって構成されるマルチ
フイラメント糸を緯糸に使用して織成された織物の、緯
糸が経糸の上を越える接結点の数が緯糸が経糸の下に沈
む接結点の数よりも多くなる表面を起毛して構成され、
織組織の一完全における緯糸の実際の長さ(b)が、織
組織の一完全における緯糸方向の有毛織物の長さ(幅)
aの1.2倍以上になっていることを第1の特徴とする
ものである。
【0005】本発明に係る有毛織物の第2の特徴は、上
記の第1の特徴に加え、織組織が斜文であり、織組織の
一完全における緯糸の実際の長さ(b)が、織組織の一
完全における緯糸方向の有毛織物の長さ(幅)aの1.
4倍以上であり、表面を覆う毛羽が刈り揃えられてカッ
トパイルを形成していることにある。
【0006】本発明に係る有毛織物の第3の特徴は、上
記の第2の特徴に加え、カットパイルの先端部分が根元
部分よりも光沢があることにある。
【0007】本発明に係る有毛織物の第4の特徴は、上
記の第1、第2及び第3の何れかの特徴に加え、緯糸が
単糸繊度0.4〜2デニールの極細繊維によって構成さ
れていることにある。
【0008】本発明に係る有毛織物の第5の特徴は、織
物の表面を形成する織組織の一完全において、緯糸が経
糸の上を越える接結点の数が、緯糸が経糸の下に沈む接
結点の数の4倍以上となる織組織により、単糸繊度2デ
ニール以下の極細繊維によって構成されるマルチフイラ
メント糸を緯糸に使用して織成された織物の、緯糸が経
糸の上を越える接結点の数が緯糸が経糸の下に沈む接結
点の数よりも多くなる表面を起毛して構成され、織組織
の一完全における緯糸の実際の長さ(b)が、織組織の
一完全における緯糸方向の有毛織物の長さ(幅)aの
1.15倍以上になっていることにある。
【0009】本発明に係る有毛織物の第6の特徴は、上
記の第1の特徴に加え、織組織が朱子であり、織組織の
一完全における緯糸の実際の長さ(b)が、織組織の一
完全における緯糸方向の有毛織物の長さ(幅)aの1.
4倍以上であり、表面を覆う毛羽が刈り揃えられてカッ
トパイルを形成していることにある。
【0010】本発明に係る有毛織物の第7の特徴は、上
記の第6の特徴に加え、カットパイルの先端部分が根元
部分よりも光沢があることにある。
【0011】本発明に係る有毛織物の第8の特徴は、上
記の第5、第6及び第7の何れかの特徴に加え、緯糸が
単糸繊度0.4〜2デニールの極細繊維によって構成さ
れていることにある。
【0012】
【発明の実施の形態】織組織の一完全において緯糸が経
糸の上を越える接結点の数は、平織組織では、緯糸が経
糸の下に沈む接結点の数と同数となり、斜文織組織(単
に、斜文とも言う。)の中で一完全内の接結点の数が最
も少ない3枚斜文織組織では、緯糸が経糸の下に沈む接
結点の数の2倍となり、朱子織組織(単に、朱子とも言
う。)の中で一完全内の接結点の数が最も少ない5枚朱
子織組織では、緯糸が経糸の下に沈む接結点の数の4倍
となる。従って本発明に係る有毛織物を構成する織組織
は、非平織組織であり、斜文、朱子またはそれらの変化
織組織と言うことになる。
【0013】本発明において、起毛前の織物15を、緯
糸11が経糸12の上を越える接結点の数が、緯糸11
が経糸12の下に沈む接結点の数の2倍以上となる織組
織をもって織成するのは、緯糸11を構成する繊維を掻
き出し易くするためであり、その緯糸11が経糸12の
上を越える接結点の数は、掻き出すべき起毛毛羽13の
高さに応じて多くする。起毛処理は、緯糸が経糸の上を
越える接結点の数が、緯糸が経糸の下に沈む接結点の数
よりも多く、従って緯糸11が長く浮き出た面、即ち、
斜文では緯面斜文側に、又、朱子では緯面朱子側に施さ
れる。
【0014】織組織の一完全における緯糸11の実際の
長さ(b)の、織組織の一完全における緯糸方向の有毛
織物18の長さ(幅)aに対する倍率b/a(以下、緯
糸織込倍率と言う。)は、緯糸が経糸間において曲折す
る回数が多くなるにつれて大きくなり、経糸密度が粗く
なると曲折の程度がなだらかになるので小さくなる。従
って、緯糸織込倍率を大きくするには、隣合う経糸と経
糸が密着する程度に経糸密度を密に整経して製織する。
【0015】ところで、経糸と緯糸の太さが同じ(D)
であり、浮き皺が生じない程度に最も緻密に織成された
織物を幾何学的に見た場合、図1に示されるように、緯
糸11の上を越える経糸12aに隣合う左右の経糸12
b・12cがその緯糸11の下に沈む箇所において、そ
の隣合う左右の経糸12b・12cの中心間の距離は下
記の計算式〔数1〕に示す通りとなり、それらの経糸1
2b・12cの中心と緯糸の上を越える経糸12aの中
心との距離は2Dとなり、それら左右の経糸12b・1
2cの各中心を結ぶ中心線と緯糸11の上を越える経糸
12aの中心との距離はDとなり、緯糸の上を越える経
糸12aの左右の経糸12b・12c間に含まれる緯糸
11の実際の長さ(実長)は4πD÷3となる。
【0016】
【数1】
【0017】従って、平織組織の緯糸織込倍率(b/
a)は1.23倍以下となる。一方、緯糸が複数本の経
糸の上を連続して越える斜文と朱子の場合、緯糸が連続
して越える箇所において左右隣合う経糸間の距離は、そ
の経糸間に含まれる緯糸の長さと同じ(D)になる。従
って、斜文の中でも接結点が最も少ない3枚斜文におけ
る緯糸織込倍率は下記の計算式〔数2〕から算出される
通り1.18倍以下となり、又、朱子の中でも接結点が
最も少ない5枚朱子における緯糸織込倍率は下記の計算
式〔数3〕から算出される通り1.125倍以下とな
る。そして4枚斜文では3枚斜文よりも、又、6枚朱子
では5枚朱子よりも、それぞれ緯糸が連続して越える経
糸の本数が多くなるので、緯糸織込倍率(b/a)は斜
文では1.18倍以下に、朱子では1.12倍以下にな
る。尚、この緯糸織込倍率に言う「以下」とは、経糸密
度が粗くなるにつれて緯糸織込倍率(b/a)が少なく
なることを意味する。又、織組織の一完全における緯糸
11の実際の長さ(b)については、有毛織物を解いて
取り出した緯糸11に、1デニールに付き0.6gとな
る初期荷重を掛けて緯糸11を緊張させた状態で測定さ
れる。
【0018】
【数2】
【0019】
【数3】
【0020】上記のことによっても理解されるように、
本発明では緯糸織込倍率を、製織によっては可能な限度
を超えて大きくしているのであるが、それは単糸繊度2
デニール以下の極細繊維によって構成されたマルチフイ
ラメント糸を緯糸11に使用することにより可能にな
り、又、そのようにすることによって有毛織物の毛羽1
3が脱毛し難くなり、ポリッシャー処理を十分に施して
光沢のある肌触りのよい有毛織物に仕上げることが可能
となる。
【0021】即ち、緯糸にマルチフイラメント糸を使用
した織物15を起毛機に通しても容易には起毛されず、
長く連続したマルチフイラメント糸11は、経糸12の
上を越える部分16が起毛針布に掴み出されるようにし
て次第に隆起し、その隆起した分だけ、緯糸の上を越え
る経糸12aと経糸12aの間隔が狭まって緯糸織込倍
率が増加する。そして起毛機を通る過程において、マル
チフイラメント糸11を構成する個々のフイラメントが
単糸繊度2デニール以下の極細繊維であるため、緯糸の
表面部分17では起毛針布に引っ掛けられて伸び、織物
表面に大きく隆起する。その状態において、可撓性の少
ない硬い起毛針布を備えた起毛機に通すと、その隆起し
た緯糸の表面部分17のフイラメントは、引き千切られ
るようにして毛羽立ち、起毛毛羽13を形成することに
なる。
【0022】このように、緯糸の経糸の上を越える部分
16を隆起させ、その隆起した緯糸の表面部分17を掻
き上げて引き伸ばし、引き千切って起毛毛羽13を形成
するために、緯糸を構成するフイラメントには伸び易く
引き千切られ易い2デニール以下の極細繊維を使用する
のであるが、その単糸繊度が余り細くなると、緯糸の経
糸の上を越える部分16が隆起する前に引き千切られて
しまい、経糸間12a・12aを引き寄せて挟める力が
起毛針布から緯糸11を介して左右の経糸12a・12
aに作用せず、起毛機に通しても左程緯糸織込倍率が増
加せず、起毛毛羽13が緻密にならない。又、織組織の
一完全において緯糸が連続して経糸の上を越える接結点
の数が余り多くなると、起毛機に通した場合、緯糸の表
面部分17だけではなく緯糸全体が掻き上げられてルー
プ状になり、緯糸を構成する全てのフイラメントが起毛
毛羽を形成し、その結果得られる有毛織物は摩耗した織
物のように緯糸方向での引張強度が極めて弱いものとな
る。
【0023】これらの点を考慮すると、有毛織物18の
織組織の一完全において緯糸が経糸の上を越える接結点
の数は緯糸が経糸の下に沈む接結点の数の12倍以下に
して、緯糸が経糸の上を余り長く連続して越えないよう
にし、又、緯糸を構成するフイラメントの単糸繊度は
0.4デニール以上に、好ましくは0.4〜1デニール
にするとよい。具体的に言えば、8枚朱子のように有毛
織物18の織組織の一完全を構成する緯糸方向での接結
点の数は8個前後(つまり、一完全を構成する経糸の本
数を8本前後)とし、ナイロンやポリエステル繊維を使
用する場合、緯糸には単糸繊度が0.4〜2デニールで
太さ(総デニール)が300〜800デニールのマルチ
フイラメント糸を用い、経糸には太さ(総デニール)が
100〜500デニールとなる紡績糸またはマルチフイ
ラメント糸を用い、仕上がった有毛織物の緯糸密度が3
0〜160本/吋になり、経糸密度が50〜350本/
吋になるようにする。
【0024】起毛毛羽13は、緯糸を構成する全てのフ
イラメントによってではなく、織物表面17に露出して
いる緯糸の表面部分17のフイラメントによって形成さ
れており、その少なくとも一部の起毛毛羽13の根元は
複数本の経糸(12a)の下に沈んで長く連続し、特に
緯糸織込倍率が1.3倍以上になると複数本の経糸(1
2a)の下に沈んで長く連続する部分が織物内部で上下
に大きく曲折したものとなるので、起毛毛羽13は容易
には脱毛せず、従って十分にポリッシャー処理を施すこ
とが出来、カットパイル14の先端部分に根元部分より
も強い光沢を付与することが出来るようになる。
【0025】本発明において、緯糸織込倍率を大きくす
るのは、起毛毛羽13が出来易くすると共に、形成され
る起毛毛羽13を緻密にし、緯糸の上を越える経糸12
aと経糸12aの間隔を狭めて有毛織物13を分厚く緻
密で強度や寸法・形状安定なものとするためであり、可
能な限り緯糸織込倍率を大きく、好ましくは1.3倍以
上に、更に好ましくは1.4倍以上にする。そのために
は、製織直後の織物15に精練・リラックス処理を施
し、又、ポリエステル繊維マルチフイラメント糸に成る
織物ではアルカリ減量処理を施してから起毛処理を施す
とよい。ポリッシャー処理は、シャーリングを施して表
面を覆う毛羽13を刈り揃えたカットパイル14に施す
とよい。
【0026】有毛織物18の製造工程は、概して、織物
(生機)15の製織、精練・リラックス処理、乾燥・セ
ット、アルカリ減量処理、染色、起毛剤付与、乾燥、柔
軟針布による掻起処理、硬質針布による起毛処理、シャ
ーリング、柔軟剤付与、毛羽整毛セット、ポリッシャー
処理、エメリー(起毛面研磨)処理、バックコーテイン
グ(裏打剤塗布)、仕上検査の順になる。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、上記の如く、起毛毛羽
13を構成する繊維が長く連続したマルチフイラメント
糸であり、起毛毛羽13を構成しないフイラメントが織
物内部で長く連続しているので強度的に安定であり、緯
糸織込倍率が大きく、分厚く緻密で寸法・形状安定性に
優れ、起毛毛羽13も根元が複数本の経糸(12a)の
下に沈んで織物内部で上下に大きく曲折して長く連続し
ているので脱毛せず、従ってポリッシャー処理を十分に
施してカットパイル面14に光沢を付与することが出
来、而も、単糸繊度が0.4〜2デニールと極細の繊維
によって起毛毛羽13やカットパイル14が構成されて
いるので、ビロードの如く肌触りが良く、耐摩耗性に優
れ、椅子張地としても充分耐久性のある有毛織物18が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製織直後の織物(生機)の断面正面図である。
【図2】本発明に係る有毛織物の起毛処理過程における
断面正面図である。
【図3】本発明に係る有毛織物の起毛処理後における断
面正面図である。
【図4】本発明に係る有毛織物のシャーリング処理後に
おける断面正面図である。
【符号の説明】
11 緯糸 12 経糸 13 毛羽 14 カットパイル 15 製織直後の織物 16 経糸の上を超える部分 17 緯糸の表面部分 18 有毛織物 19 起毛されない部分

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物の表面を形成する織組織の一完全に
    おいて、緯糸(11)が経糸(12)の上を越える接結
    点の数が、緯糸(11)が経糸(12)の下に沈む接結
    点の数の2倍以上となる織組織により、単糸繊度2デニ
    ール以下の極細繊維によって構成されるマルチフイラメ
    ント糸を緯糸(11)に使用して織成された織物(1
    5)の、緯糸が経糸の上を越える接結点の数が緯糸が経
    糸の下に沈む接結点の数よりも多くなる表面を起毛して
    構成され、織組織の一完全における緯糸(11)の実際
    の長さ(b)が、織組織の一完全における緯糸方向の有
    毛織物(18)の長さ(幅)aの1.2倍以上になって
    いることを特徴とする有毛織物。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の織組織が斜文であ
    り、織組織の一完全における緯糸(11)の実際の長さ
    (b)が、織組織の一完全における緯糸方向の有毛織物
    (18)の長さ(幅)aの1.4倍以上であり、表面を
    覆う毛羽(13)が刈り揃えられてカットパイル(1
    4)を形成していることを特徴とする前掲請求項1に記
    載の有毛織物。
  3. 【請求項3】 前掲請求項2に記載のカットパイル(1
    4)の先端部分が根元部分よりも光沢があることを特徴
    とする前掲請求項2に記載の有毛織物。
  4. 【請求項4】 前掲請求項1に記載の緯糸(11)が単
    糸繊度0.4〜2デニールの極細繊維によって構成され
    ていることを特徴とする前掲請求項1に記載の有毛織
    物。
  5. 【請求項5】 織物の表面を形成する織組織の一完全に
    おいて、緯糸(11)が経糸(12)の上を越える接結
    点の数が、緯糸(11)が経糸(12)の下に沈む接結
    点の数の4倍以上となる織組織により、単糸繊度2デニ
    ール以下の極細繊維によって構成されるマルチフイラメ
    ント糸を緯糸(11)に使用して織成された織物(1
    5)の、緯糸が経糸の上を越える接結点の数が緯糸が経
    糸の下に沈む接結点の数よりも多くなる表面を起毛して
    構成され、織組織の一完全における緯糸(11)の実際
    の長さ(b)が、織組織の一完全における緯糸方向の有
    毛織物(18)の長さ(幅)aの1.15倍以上になっ
    ていることを特徴とする有毛織物。
  6. 【請求項6】 前掲請求項5に記載の織組織が朱子であ
    り、織組織の一完全における緯糸(11)の実際の長さ
    (b)が、織組織の一完全における緯糸方向の有毛織物
    (18)の長さ(幅)aの1.4倍以上であり、表面を
    覆う毛羽(13)が刈り揃えられてカットパイル(1
    4)を形成していることを特徴とする前掲請求項5に記
    載の有毛織物。
  7. 【請求項7】 前掲請求項6に記載のカットパイル(1
    4)の先端部分が根元部分よりも光沢があることを特徴
    とする前掲請求項6に記載の有毛織物。
  8. 【請求項8】 前掲請求項5に記載の緯糸(11)が単
    糸繊度0.4〜2デニールの極細繊維によって構成され
    ていることを特徴とする前掲請求項5に記載の有毛織
    物。
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