JPH04163342A - 繊維立毛布帛 - Google Patents
繊維立毛布帛Info
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- JPH04163342A JPH04163342A JP2287835A JP28783590A JPH04163342A JP H04163342 A JPH04163342 A JP H04163342A JP 2287835 A JP2287835 A JP 2287835A JP 28783590 A JP28783590 A JP 28783590A JP H04163342 A JPH04163342 A JP H04163342A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明(」触感及び外観に優れた繊維立毛布帛に関ずろ
ものてある。 【従来の技術] 従来、合成繊維を使用した粗毛状パイル糸(さし毛)と
綿毛状パイル糸(わた毛)とからなる人工の毛皮調製品
については多くの提案があり、例えば、T且毛状パイル
糸の根元部分を細くして手触りや風合いを天然の毛皮調
にしようとすることが=1− 特公昭48−4911号公報、特公昭54−28442
号公報などに提案されている。しかしながら、m毛状パ
イル糸の根元を細く加工したしのiよ粗毛状パイル糸の
腰がなく外観、風合いにおいて十分満足し得るものとな
っていなかった。 【発明が解決しようとずろ課題】 本発明の目的は、触感、風合いの改良された毛皮調繊維
立毛布帛を提供することである。
ものてある。 【従来の技術] 従来、合成繊維を使用した粗毛状パイル糸(さし毛)と
綿毛状パイル糸(わた毛)とからなる人工の毛皮調製品
については多くの提案があり、例えば、T且毛状パイル
糸の根元部分を細くして手触りや風合いを天然の毛皮調
にしようとすることが=1− 特公昭48−4911号公報、特公昭54−28442
号公報などに提案されている。しかしながら、m毛状パ
イル糸の根元を細く加工したしのiよ粗毛状パイル糸の
腰がなく外観、風合いにおいて十分満足し得るものとな
っていなかった。 【発明が解決しようとずろ課題】 本発明の目的は、触感、風合いの改良された毛皮調繊維
立毛布帛を提供することである。
即ち、本発明は、ポリエステル系繊維からなる粗毛状パ
イルとポリエステル系繊維からなる綿毛状パイルを有す
る@維立毛布帛において、粗毛状パイルの先の部分には
捲縮が存在上オ、根元の部分には捲縮が存在してお3・
)、綿毛状パイルには高収縮性繊維が含まれていること
を特徴とする繊維立毛布帛である。 本発明のパイル糸を構成ずろポリエステル系繊維は、粗
毛状パイル糸用繊維としては、例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、5−ソノラムスルホイソフタル酸変性ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなとから選ばれた重合体を主体としたポリエステル系
繊維であり、通常のポリエステル繊維の製法に従って得
られる捲縮か付与された単繊度3〜80デニール、好ま
しくは6〜60デニールの繊維である。この繊度はモケ
ット調布帛などには繊度の小さいもの、毛皮調布帛やカ
ーペットなどには繊度の大きいものを使用する等目的に
応じて適宜選択される。また、綿毛状パイル糸に含まれ
る高収縮性繊維としては、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、5−ソジウムスルホイソフタル酸、イソフタ
ル酸、ヘギサンンオール等で共重合したポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどから選
ばれた重合体を主体としたポリエステルを用い、常法に
従って得られる高収縮性繊維であり、単繊維繊度1〜1
2デニールのポリエステル系繊維である。 綿毛状パイル糸用の高収縮性繊維としては沸水収縮率は
10〜50%のものを使用するのが好ましい。 また、これらのポリエステル系繊維は、潜在捲縮能を有
する複合繊維であってもよく、さらに、断面形態は、丸
断面の外、布帛の使用目的に応じてT型、三角形、五角
形、六角形、六角形などの多角形、三葉形、四葉形、五
葉形、木葉形、へ葉形、偏平形、ドツグボーン形などの
多葉形の異形断面繊維またはそれらの中空異形断面繊維
などが使用できろ。 そして、パイル糸の構成は、粗毛状パイル糸用繊維成分
を25〜40重量%、綿毛状パイル糸用繊維成分が、高
収縮性繊維を20〜60重量%、低収縮性繊維を0〜5
0重量%て構成することが好ましい。 特に、綿毛状パイル糸は繊度、捲縮状態、収縮状態など
の異なる少なくとも2種類の繊維を混用すると、触感、
風合いの良い製品を得られるので、特に、綿毛状パイル
中に30%以上の高収縮ポリエステル繊維を用いること
が好ましい。粗毛状パイル糸用繊維成分か上記の範囲外
では外観、風合し)を損ね、また綿毛状パイル糸に低収
縮性繊維を混用する場合、パイル糸全体中の50重量%
以下てないと綿毛状パイル糸密度が低下して外観、触感
などが悪くなる。そして、粗毛状パイル糸用繊維と綿毛
状パイル糸用繊維は、ステーブル繊維として混綿して紡
績糸としたり、各々の紡績糸を交撚したり、フィラメン
ト繊維同志で混繊したり合糸するなど種々の方法でパイ
ル糸とすることができる。 また、パイル糸には、本発明の効果を損わない範囲で他
の化学繊維、天然繊維を含んでぃてもよい。 次いて、パイル糸を基材、例えば、織布、編布、不織布
あるいは組織布と不織布の積層布などの布帛にタフテン
グ機で植毛したり、または、アキスミンスクカーペット
織機、ダブルカーペット織機、二重モケット織機、スラ
イバーg機、シール編機などの公知の立毛基布製造機を
用いて製編織して生機となるパイル布帛とすることがで
きる。 次に、このパイル布帛に対して、粗毛状パイル
糸の先の部分の捲縮を除去する処理及び綿毛状パイル糸
を構成する高収縮繊維の収縮処理を行う必要がある。 これらの処理は、以下の(1)〜(3)のように行なわ
れる。 (1)ボリシング処理 通常のポリソング機を用い、処理温度は粗毛状パイル糸
の熱的性質から設定して、パイルの先の部分の捲縮がと
れる温度、好ましくはパイル糸の捲縮がとれて糸に光沢
か出る温度で、一般には温度150〜190℃で処理す
る。ここて、捲縮を除去する程度は、パイルの先端から
パイル長の50%以下の領域で除去されていることが望
ましい。 (2)毛割 、整毛処理 例えば、針布や剛毛あるいは砥粒を含む合成繊維の剛毛
を装着したロールで処理して束ねられたパイル糸をばら
けさせる毛割り処理、剛毛などによるブラツン掛けでパ
イル糸を揃えろ。 (3′毛状パイル糸の収縮処理 例えば、85〜98℃の熱水中に浸漬処理したり、10
5〜135℃のスチーム中で処理したり、110〜18
0℃の乾熱中で処理することによって、高収縮性繊維の
長さの少なくとも10%、好ましくは15〜50%の収
縮を付与する。 収縮率が小さいとパイル糸の腰がす<製品の外観、触感
を損なう、また、収縮率が高すぎると毛6一 羽の感覚かなくなり、剛い風合いのものとなるので好ま
しくない。 これら(1)〜(3)の工程を組み合わせて処理ずろこ
とて本発明の繊維立毛基布が得られる。この立毛基布は
可撓性樹脂あるいは弾性樹脂をバッキングおよび/また
は含浸し、必要に応して仕上げ剤、例えば、帯電防止剤
、撥水剤、防汚剤、耐光安定剤などを付与して繊維立毛
布帛製品上する。 本発明の繊維立毛布帛は、タフテッドカーペット、織り
カーペット、毛皮調布、モケット調布、ハイパイル布、
ホアなどの種々の立毛布帛製品を得ることができる。 次に、本発明の繊維立毛布帛を図面で説明する。 第1図は本発明の繊維立毛布帛の断面模式図で、1は粗
毛状パイル糸であり、その粗毛状パイル糸が先の部分]
−1は捲縮のとれた部分、根元の部分1−2は捲縮の存
在した部分である。また、2は綿毛状パイル糸、3は基
tA、4はバツギング層である。 第1図に見られるように、本発明においては綿毛状パイ
ル糸にも捲縮が付与されていることが好ま=7− 性が要求されるものには向かない。 本発明の立毛布帛は、ポリエステル系繊維の繊維長の長
い粗毛状パイル糸の先の部分は捲縮がとれ、根元の部分
は捲縮か存在した粗毛状パイル糸と、ポリエステル系繊
維の繊維長の短く、細い綿毛状パイル糸が捲縮のある高
収縮繊維また(j高収縮繊維と低収縮繊維で構成され、
そのパイル密度か粗毛状パイル糸より綿毛状パイル糸を
密にした繊iイを立毛布帛としたことて、立毛面の粗毛
状パイル糸の圧縮変形が容易になり、滑らかな触感、腰
のある風合い、更に外観の優れた製品となる。
イルとポリエステル系繊維からなる綿毛状パイルを有す
る@維立毛布帛において、粗毛状パイルの先の部分には
捲縮が存在上オ、根元の部分には捲縮が存在してお3・
)、綿毛状パイルには高収縮性繊維が含まれていること
を特徴とする繊維立毛布帛である。 本発明のパイル糸を構成ずろポリエステル系繊維は、粗
毛状パイル糸用繊維としては、例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、5−ソノラムスルホイソフタル酸変性ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなとから選ばれた重合体を主体としたポリエステル系
繊維であり、通常のポリエステル繊維の製法に従って得
られる捲縮か付与された単繊度3〜80デニール、好ま
しくは6〜60デニールの繊維である。この繊度はモケ
ット調布帛などには繊度の小さいもの、毛皮調布帛やカ
ーペットなどには繊度の大きいものを使用する等目的に
応じて適宜選択される。また、綿毛状パイル糸に含まれ
る高収縮性繊維としては、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、5−ソジウムスルホイソフタル酸、イソフタ
ル酸、ヘギサンンオール等で共重合したポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどから選
ばれた重合体を主体としたポリエステルを用い、常法に
従って得られる高収縮性繊維であり、単繊維繊度1〜1
2デニールのポリエステル系繊維である。 綿毛状パイル糸用の高収縮性繊維としては沸水収縮率は
10〜50%のものを使用するのが好ましい。 また、これらのポリエステル系繊維は、潜在捲縮能を有
する複合繊維であってもよく、さらに、断面形態は、丸
断面の外、布帛の使用目的に応じてT型、三角形、五角
形、六角形、六角形などの多角形、三葉形、四葉形、五
葉形、木葉形、へ葉形、偏平形、ドツグボーン形などの
多葉形の異形断面繊維またはそれらの中空異形断面繊維
などが使用できろ。 そして、パイル糸の構成は、粗毛状パイル糸用繊維成分
を25〜40重量%、綿毛状パイル糸用繊維成分が、高
収縮性繊維を20〜60重量%、低収縮性繊維を0〜5
0重量%て構成することが好ましい。 特に、綿毛状パイル糸は繊度、捲縮状態、収縮状態など
の異なる少なくとも2種類の繊維を混用すると、触感、
風合いの良い製品を得られるので、特に、綿毛状パイル
中に30%以上の高収縮ポリエステル繊維を用いること
が好ましい。粗毛状パイル糸用繊維成分か上記の範囲外
では外観、風合し)を損ね、また綿毛状パイル糸に低収
縮性繊維を混用する場合、パイル糸全体中の50重量%
以下てないと綿毛状パイル糸密度が低下して外観、触感
などが悪くなる。そして、粗毛状パイル糸用繊維と綿毛
状パイル糸用繊維は、ステーブル繊維として混綿して紡
績糸としたり、各々の紡績糸を交撚したり、フィラメン
ト繊維同志で混繊したり合糸するなど種々の方法でパイ
ル糸とすることができる。 また、パイル糸には、本発明の効果を損わない範囲で他
の化学繊維、天然繊維を含んでぃてもよい。 次いて、パイル糸を基材、例えば、織布、編布、不織布
あるいは組織布と不織布の積層布などの布帛にタフテン
グ機で植毛したり、または、アキスミンスクカーペット
織機、ダブルカーペット織機、二重モケット織機、スラ
イバーg機、シール編機などの公知の立毛基布製造機を
用いて製編織して生機となるパイル布帛とすることがで
きる。 次に、このパイル布帛に対して、粗毛状パイル
糸の先の部分の捲縮を除去する処理及び綿毛状パイル糸
を構成する高収縮繊維の収縮処理を行う必要がある。 これらの処理は、以下の(1)〜(3)のように行なわ
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を装着したロールで処理して束ねられたパイル糸をばら
けさせる毛割り処理、剛毛などによるブラツン掛けでパ
イル糸を揃えろ。 (3′毛状パイル糸の収縮処理 例えば、85〜98℃の熱水中に浸漬処理したり、10
5〜135℃のスチーム中で処理したり、110〜18
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長さの少なくとも10%、好ましくは15〜50%の収
縮を付与する。 収縮率が小さいとパイル糸の腰がす<製品の外観、触感
を損なう、また、収縮率が高すぎると毛6一 羽の感覚かなくなり、剛い風合いのものとなるので好ま
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とて本発明の繊維立毛基布が得られる。この立毛基布は
可撓性樹脂あるいは弾性樹脂をバッキングおよび/また
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布帛製品上する。 本発明の繊維立毛布帛は、タフテッドカーペット、織り
カーペット、毛皮調布、モケット調布、ハイパイル布、
ホアなどの種々の立毛布帛製品を得ることができる。 次に、本発明の繊維立毛布帛を図面で説明する。 第1図は本発明の繊維立毛布帛の断面模式図で、1は粗
毛状パイル糸であり、その粗毛状パイル糸が先の部分]
−1は捲縮のとれた部分、根元の部分1−2は捲縮の存
在した部分である。また、2は綿毛状パイル糸、3は基
tA、4はバツギング層である。 第1図に見られるように、本発明においては綿毛状パイ
ル糸にも捲縮が付与されていることが好ま=7− 性が要求されるものには向かない。 本発明の立毛布帛は、ポリエステル系繊維の繊維長の長
い粗毛状パイル糸の先の部分は捲縮がとれ、根元の部分
は捲縮か存在した粗毛状パイル糸と、ポリエステル系繊
維の繊維長の短く、細い綿毛状パイル糸が捲縮のある高
収縮繊維また(j高収縮繊維と低収縮繊維で構成され、
そのパイル密度か粗毛状パイル糸より綿毛状パイル糸を
密にした繊iイを立毛布帛としたことて、立毛面の粗毛
状パイル糸の圧縮変形が容易になり、滑らかな触感、腰
のある風合い、更に外観の優れた製品となる。
【実施例]
次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明する。
なお、実施例中の部および%はことわりのない限り、重
量に関ずろらのである。 実施例1 粗毛パイル糸用繊維として、通常の方法で紡糸、延伸、
機械捲縮を掛けて得られた単繊維繊度6drのポリエチ
レンテレフタシーl−繊維を30%、綿毛パイル糸用繊
維として、通常の方法で紡糸、延伸、機械捲縮を掛けて
得られた単繊維繊度2.!Mrの高収縮性イソフタル酸
共重合ポリエチレンテレフタレート繊維(熱水中での最
高収縮率395%)を4f1%および通常の方法で紡糸
、延伸、機械捲縮を掛j:lて得られた単繊Mt繊度2
drの低収縮性ポリエチレンテレフタレート繊維(熱水
中ての最高収縮率17%)を30%使用して、梳毛糸を
紡出させてパイル糸を得た。このパイル糸を用い、モケ
ット織機を用いてパイル長4mmのモケット調パイル布
を得た。このモケツ)・凋パイル布のパイル面を毛割り
用針布ロールで処理してパイル糸を分繊し、ブラツシ掛
けした後、設定温度180℃のボリツノノグ賎で粗毛パ
イル糸の先の部分を主として処理し、捲縮をとると共に
光沢を付与した。次いて、温度135°Cの茶色系分散
染料水浴中で高圧染色と収縮繊維の収縮処理を行って、
綿毛パイル糸を収縮させた。染色した布帛はアクリル樹
脂エマルジョン液でバッキングし、ピンテンターで固定
して乾燥し、再度ブラッシングで整毛して仕上げてモケ
ツ1−調パイル布を得た。 このモケット調パイル布は粗毛パイルの中間より先の部
分は捲縮がとれ、元の部分は捲縮が残っており、綿毛パ
イルは大きく収縮しfこ繊維と収縮しない繊維が混在し
て、全体として滑らかて繊度の差による触感の違和感が
なく、風合いの良い、−見毛皮調の外観と光沢のモケッ
ト調製品であった。 比較のために、粗毛パイル糸用に実施例の繊度15dr
のポリエチレンテレフクレー]・繊維に機@捲縮を掛1
1.Iない繊維を使用して、実施例と同一に加工してモ
ケット調パイル布を作つノ、。この製品は粗毛パイルと
綿毛パイル七繊兜の差による剛直感を感する触感であっ
た。 実施例2 粗毛パイル糸用繊維として、通常の方法で紡糸、延伸、
機械捲縮を掛けて得られた単繊維繊度15drのドッグ
ホーン型偏平断面のポリエチレンテレフタレート繊イイ
tを35%、綿毛バイル糸用繊惟として、通常の方法で
紡糸、延伸、機械捲縮を掛けて得ら=10− れた単繊維繊度8drの高収縮性5−ソンウムスルホイ
ソフタル酸共重合ボーリエチレンテレフタレート16維
(熱水中での最高収縮率42.5%)を35%および通
常の方法で紡糸、延伸、機械捲縮を掛けて得られた単繊
#、繊度8drの低収縮性ポリエチレンテレフタレート
繊維を30%用いて、梳毛糸を紡出させ、合撚して得た
総繊度的1500drのパイル糸を用い、ポリエチレン
テレフタレート繊維の紡績糸を用いて製織した平織布を
芯基材として、タフティング機で植え込み密度10X
10本/in2、パイル長10mmでタフティングし、
切断してカットパイル基布を得た。このパイル基布のパ
イル面を毛割り用針布ロールで処理してパイル糸を分繊
し、ブラツシ掛けした後、設定温度18θ°Cのボリツ
シi!機て粗毛パイル糸の先の部分を主として処理し、
捲縮をとると共に光沢を付与した。次いで、温度130
℃の茶色系染料組成水容中て高圧染色と収縮繊維の収縮
処理を行って、綿毛パイル糸を収縮させた。染色した布
帛はアクリル系樹脂エマルジョン液でバッキングし、ピ
ンテンターて固定して乾燥し、再度パイル面をブラッシ
ングで整毛して仕上げてパイルカーペットを得た。 このパイルカーペットは粗毛パイルの中間より先の部分
の捲縮がとれ、元の部分は捲縮か残っており、綿毛パイ
ルは大きく収縮した繊維と収縮しない繊維が混在して、
全体として滑らかて繊度の差による触感の違和感がなく
、立毛布は腰のめる風合いの良い、−見毛皮調の外観と
光沢の優れたパイルカーペット製品であった。 【発明の効果】 本発明の繊維立毛布帛は、立毛面の粗毛状パイル糸の圧
縮変形が容易になり、滑らかな触感、腰のある風合いで
、更に外観、光沢の優れた製品となる。
量に関ずろらのである。 実施例1 粗毛パイル糸用繊維として、通常の方法で紡糸、延伸、
機械捲縮を掛けて得られた単繊維繊度6drのポリエチ
レンテレフタシーl−繊維を30%、綿毛パイル糸用繊
維として、通常の方法で紡糸、延伸、機械捲縮を掛けて
得られた単繊維繊度2.!Mrの高収縮性イソフタル酸
共重合ポリエチレンテレフタレート繊維(熱水中での最
高収縮率395%)を4f1%および通常の方法で紡糸
、延伸、機械捲縮を掛j:lて得られた単繊Mt繊度2
drの低収縮性ポリエチレンテレフタレート繊維(熱水
中ての最高収縮率17%)を30%使用して、梳毛糸を
紡出させてパイル糸を得た。このパイル糸を用い、モケ
ット織機を用いてパイル長4mmのモケット調パイル布
を得た。このモケツ)・凋パイル布のパイル面を毛割り
用針布ロールで処理してパイル糸を分繊し、ブラツシ掛
けした後、設定温度180℃のボリツノノグ賎で粗毛パ
イル糸の先の部分を主として処理し、捲縮をとると共に
光沢を付与した。次いて、温度135°Cの茶色系分散
染料水浴中で高圧染色と収縮繊維の収縮処理を行って、
綿毛パイル糸を収縮させた。染色した布帛はアクリル樹
脂エマルジョン液でバッキングし、ピンテンターで固定
して乾燥し、再度ブラッシングで整毛して仕上げてモケ
ツ1−調パイル布を得た。 このモケット調パイル布は粗毛パイルの中間より先の部
分は捲縮がとれ、元の部分は捲縮が残っており、綿毛パ
イルは大きく収縮しfこ繊維と収縮しない繊維が混在し
て、全体として滑らかて繊度の差による触感の違和感が
なく、風合いの良い、−見毛皮調の外観と光沢のモケッ
ト調製品であった。 比較のために、粗毛パイル糸用に実施例の繊度15dr
のポリエチレンテレフクレー]・繊維に機@捲縮を掛1
1.Iない繊維を使用して、実施例と同一に加工してモ
ケット調パイル布を作つノ、。この製品は粗毛パイルと
綿毛パイル七繊兜の差による剛直感を感する触感であっ
た。 実施例2 粗毛パイル糸用繊維として、通常の方法で紡糸、延伸、
機械捲縮を掛けて得られた単繊維繊度15drのドッグ
ホーン型偏平断面のポリエチレンテレフタレート繊イイ
tを35%、綿毛バイル糸用繊惟として、通常の方法で
紡糸、延伸、機械捲縮を掛けて得ら=10− れた単繊維繊度8drの高収縮性5−ソンウムスルホイ
ソフタル酸共重合ボーリエチレンテレフタレート16維
(熱水中での最高収縮率42.5%)を35%および通
常の方法で紡糸、延伸、機械捲縮を掛けて得られた単繊
#、繊度8drの低収縮性ポリエチレンテレフタレート
繊維を30%用いて、梳毛糸を紡出させ、合撚して得た
総繊度的1500drのパイル糸を用い、ポリエチレン
テレフタレート繊維の紡績糸を用いて製織した平織布を
芯基材として、タフティング機で植え込み密度10X
10本/in2、パイル長10mmでタフティングし、
切断してカットパイル基布を得た。このパイル基布のパ
イル面を毛割り用針布ロールで処理してパイル糸を分繊
し、ブラツシ掛けした後、設定温度18θ°Cのボリツ
シi!機て粗毛パイル糸の先の部分を主として処理し、
捲縮をとると共に光沢を付与した。次いで、温度130
℃の茶色系染料組成水容中て高圧染色と収縮繊維の収縮
処理を行って、綿毛パイル糸を収縮させた。染色した布
帛はアクリル系樹脂エマルジョン液でバッキングし、ピ
ンテンターて固定して乾燥し、再度パイル面をブラッシ
ングで整毛して仕上げてパイルカーペットを得た。 このパイルカーペットは粗毛パイルの中間より先の部分
の捲縮がとれ、元の部分は捲縮か残っており、綿毛パイ
ルは大きく収縮した繊維と収縮しない繊維が混在して、
全体として滑らかて繊度の差による触感の違和感がなく
、立毛布は腰のめる風合いの良い、−見毛皮調の外観と
光沢の優れたパイルカーペット製品であった。 【発明の効果】 本発明の繊維立毛布帛は、立毛面の粗毛状パイル糸の圧
縮変形が容易になり、滑らかな触感、腰のある風合いで
、更に外観、光沢の優れた製品となる。
第1図は本発明の繊維立毛布帛の断面模式図である。
1 ・・・粗毛状パイル糸、
1−1・・・捲縮のとれた部分、
1−2・・・捲縮の存在した部分、
2 ・・・捲縮のある綿毛状パイル糸、3 ・・・
基 杯、 4 ・・・バッキング層。 特許出願人 株式会社 り ラ し
基 杯、 4 ・・・バッキング層。 特許出願人 株式会社 り ラ し
Claims (1)
- (1)ポリエステル系繊維からなる粗毛状パイルとポリ
エステル系繊維からなる綿毛状パイルを有する繊維立毛
布帛において、粗毛状パイルの先の部分には捲縮が存在
せず、根元の部分には捲縮が存在しており、綿毛状パイ
ルには高収縮性繊維が含まれていることを特徴とする繊
維立毛布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2287835A JPH04163342A (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 繊維立毛布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2287835A JPH04163342A (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 繊維立毛布帛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04163342A true JPH04163342A (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=17722384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2287835A Pending JPH04163342A (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 繊維立毛布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04163342A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127705A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリプロピレンマルチフィラメント繊維を用いた繊維製品およびその製造方法 |
JP2011074503A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Seiren Co Ltd | 立毛布帛 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5782544A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-24 | Toyo Boseki | Cut pile fabric |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP2287835A patent/JPH04163342A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5782544A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-24 | Toyo Boseki | Cut pile fabric |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127705A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリプロピレンマルチフィラメント繊維を用いた繊維製品およびその製造方法 |
JP2011074503A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Seiren Co Ltd | 立毛布帛 |
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