JP2757428B2 - テープガイド装置 - Google Patents

テープガイド装置

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JP2757428B2
JP2757428B2 JP1053289A JP5328989A JP2757428B2 JP 2757428 B2 JP2757428 B2 JP 2757428B2 JP 1053289 A JP1053289 A JP 1053289A JP 5328989 A JP5328989 A JP 5328989A JP 2757428 B2 JP2757428 B2 JP 2757428B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、テープガイドで案内されるテープの摩擦
係数を小さくしたテープガイド装置の改良に関する。
[発明の概要] この発明は、テープガイドに超音波振動を直接加振す
ることにより、上記テープガイドで案内されるテープと
テープガイド間の摩擦係数を小さくするようにしたテー
プガイド装置であって、 一対のねじを介してテープガイドをホルダーに取り付
け、ホルダーの凹部に収容されるとともにテープガイド
に定在波振動を発生させる超音波振動子をテープガイド
とホルダーとの間に挾持することにより、 上記テープガイドに定在波による振動を発生させてテ
ープガイドを該テープガイドの径方向にテープと共に容
易に共振させることができ、テープの摩擦係数を可及的
に小さくしてテープ走行性をより一層向上させることが
できるようにしたものである。
[先行技術] 本出願人は、テープガイドにより案内される磁気テー
プの摩擦係数を小さくしたビデオテープレコーダ(VT
R)のテープガイド装置を、特願昭63−185242号にて開
示した。これを、第8〜10図によって具体的に説明する
と、100は第10図に示すオープンリール型のビデオテー
プレコーダ90の回転ヘッドドラム91の出,入口側にそれ
ぞれ配置されるスライド式のテープガイド装置である。
このテープガイド装置100は、第8図に示すように、
磁気テープ92をテープ走行方向に案内する円柱状のテー
プガイド101と、このテープガイド101を先端部102a上に
垂直に取付け固定したホルダー102と、このホルダー102
の中間にコ字状に切り欠き形成された切欠部102bに該ホ
ルダー102の長手方向と平行になるように取付けられた
積層型の超音波振動子103とで構成されている。
そして、第9図に示すように、超音波振動子103の矢
印a方向の加振によりテープガイド101を矢印b方向に
振動させることにより該テープガイド101に対する磁気
テープ92の摩擦係数(所謂凝着力)を小さくしてテープ
走行系のテープ走行の安定性を図っている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記先行技術のテープガイド装置100
は、テープガイド101をホルダー102を介して間接的に振
動させているので、超音波振動子103により発生する振
動エネルギーの伝達損失が多く、テープガイド101に対
する磁気テープ92の摩擦係数を可及的に小さくすること
ができず、テープ走行の安定化を十分に図るようにする
効果が思ったほど期待できない点が指摘されている。ま
た、このテープガイド101加振される振動は非定在波で
あるので、その振動がバラツキ易く、テープガイド101
を磁気テープ92と共に共振させることが難しく、その減
衰特性が低いのと相俟って安定したテープ走行が得られ
難くい問題点があった。特に、これらの現象は、ヘリカ
ルスキャン方式の回転ヘッドドラムの出入口に配置され
る所謂傾斜ガイド型のテープガイド装置に顕著であっ
た。
そこで、この発明は、定在波により安定した振動をテ
ープガイドに与えてテープと共に容易に共振させ、減衰
特性が高くてテープ走行性を安定させることができるテ
ープガイド装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の構成は、テープを案内するテープガイドに一
対のねじ穴を形成する一方、ホルダーに挿通した一対の
ねじを夫々のねじ穴に螺合し、ホルダーにおける一対の
ねじの間に凹部を形成し、当該凹部に収容されるととも
にテープガイドに定在波振動を生じさせる超音波振動子
をテープガイドとホルダーとの間に挾持したことを特徴
とする。
[作用] セラミックで成形されたテープガイドに超音波振動子
を取付けて直接振動させるようにしたので、上記テープ
ガイドに定在波による振動が発生し、テープガイドは該
テープガイドの径方向にテープと共に容易に共振する。
従って、上記テープガイドに対するテープの摩擦係数は
可及的に小さくなり、テープ走行はより安定する。
共振周波数を高くしたときに超音波振動子より熱が発
生するが、この熱は超音波振動子を囲繞するホルダーを
介して大気中へ放出される。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面と共に詳述する。
第1,2図において、10はテープガイド装置であり、第
3図に示すVTRのヘリカルスキャン方式の回転ヘッドド
ラム1の出,入口のテープ走行系にそれぞれ配置される
傾斜固定ガイド型でスライド方式のものである。
このテープガイド装置10は、磁気テープ2を案内する
円筒状のテープガイド11と、このテープガイド11を該テ
ープガイド11内に挿入される金属製で棒状の中子12と一
対のねじ13,13を介して保持するホルダー14と、上記テ
ープガイド11とホルダー14間に介在され、テープガイド
11に定在波(定常波)振動を発生させる積層型の超音波
振動子15とで大略構成されている。
上記テープガイド11はセラミック(窯業製)により円
筒状に成形してある。このテープガイド11の上,下部に
は、一対のねじ挿入孔11a,11aを形成してあると共に、
その外周面の略中央部には凹部11bを形成してある。
上記ホルダー14は金属製で略直方体のブロック状に形
成してあり、前面14aの上,下部にV溝状の一対の当接
面14b,14bを形成してある。また、このホルダー14の一
対の当接面14b,14bには背面14cまで水平に延びる一対の
ねじ挿入孔14d,14dを形成してあると共に、前面14aの一
対のねじ挿入孔14d,14dの中間部分に凹部14eを形成して
ある。そして、上記ホルダー14の一対のねじ挿入孔14d,
14d及び上記テープガイド11の一対のねじ挿入孔11a,11a
に各ねじ13を挿入して、該テープガイド11内に挿入され
た中子12の一対のねじ穴12a,12aに各ねじ13を締め付け
ることにより、上記テープガイド11は上記ホルダー14の
一対の当接面14b,14bに締結,固定されるようになって
いる。
上記超音波振動子15は複数の圧電素子を積層して成
り、上記テープガイド11の略中央部の凹部11bと上記ホ
ルダー14の前面14aの略中央部の凹部14e間に、テープガ
イド11の軸方向(長手方向)に対して垂直になるよう取
付けられている。
尚、上記ホルダー14は、磁気テープ2の所謂Mローデ
ィングの際に、所定角傾斜した前記回転ヘッドドラム1
の回りをスライドするスライダー3上に所定角傾斜して
立設されるようになっている。また、16はホルダー14の
背面14cに取付けられたバックプレートである。
以上実施例のテープガイド装置10によれば、セラミッ
クで成形された完全パイプ状のテープガイド11に積層型
の超音波振動子15を取付けて該テープガイド11を直接加
振させるようにしたので、上記テープガイド11に定在波
振動を発生させてテープガイド11を該テープガイド11の
径方向に磁気テープ2と共に容易に共振させることがで
きる。これにより、上記積層型の超音波振動子15でテー
プガイド11の共振周波数を先行技術のものより高くする
ことができる。従って、磁気テープ2のテープガイド11
の外周面に対する凝着力を可及的に小さくすることがで
き、即ち、上記テープガイド11に対する磁気テープ2の
摩擦係数を可及的に小さくすることができ、テープ走行
系の磁気テープ2の走行をより一層安定させ、向上させ
ることができる。特に、セラミックで成形されたテープ
ガイド11は、先行技術の金属製のものに比べ比重が小さ
く、強度(ヤング率)が大きいため、共振周波数をより
高くすることができる。また、セラミック製のテープガ
イド11は耐摩耗性にも優れており、コスト的にも有利で
ある。
また、上記積層型の超音波振動子15でテープガイド11
を直接振動するようにしているので、該積層型の超音波
振動子15により発生した振動エネルギーの略100%をテ
ープガイド11の加振に利用することができ、エネルギー
損失が非常に少なく、効率が非常に良い。
さらに、積層型の超音波振動子15は殆ど金属製のホル
ダー14の凹部14e内に収容されているので、共振周波数
をより高くした時に該積層型の超音波振動子15より発生
する熱は、金属製のホルダー14の各面より外気へ放熱さ
れ易く、上記積層型の超音波振動子15の振動(振幅)を
より大きくして磁気テープ2の摩擦係数を非常に小さく
しても、熱による磁気テープ2の変形等のダメージを確
実に防ぐことができる。
さらにまた、上記積層型の超音波振動子15をテープガ
イド11と、該テープガイド11を保持するホルダー14の凹
部14e間に介在させ、該積層型の超音波振動子15を取り
付けるための専用の部材を不要としたので、その分装置
全体の軽量,小型化を図ることができる。
第4図は、第2実施例のテープガイド装置20を示す。
この実施例のテープガイド装置20は、セラミックで成形
された円筒状のテープガイド11内に挿入される中子12を
外側まで延ばし、その上,下端に、テープ走行時の磁気
テープ2の幅方向の移動を規制する樹脂製の一対のフラ
ンジ17,17をねじ止めしてあり(他の構成は前記第1実
施例と同一であるので同一符号を付して説明を省略す
る)、前記第1実施例と同様の作用,効果を奏する。
第5図は、第3実施例のテープガイド装置30を示す。
この実施例のテープガイド装置30は、セラミックで成形
された円筒状のテープガイド11を中子を用いることな
く、一対のねじ13,13でホルダー14に締結,固定してあ
り(他の構成は前記第1実施例と同一であるので同一符
号を付して説明を省略する)、前記第1実施例と同様の
作用,効果を奏すると共に、中子を用いない分装置全体
の軽量化を一層図ることができる。
第6図は、第4実施例のテープガイド装置40を示す。
この実施例のテープガイド装置40は、テープガイド41を
セラミックで円柱状(中実状)に成形してホルダー14に
一対のねじ13,13で締結,固定してあり(他の構成は前
記第1実施例と同一であるので同一符号を付して説明を
省略する)、前記第1実施例と同様の作用,効果を奏す
る。
第7図は、第5実施例のテープガイド装置50を示す。
この実施例のテープガイド装置50は、セラミックで成形
された円柱状のテープガイド51の中央部に該テープガイ
ド51の長手方向に延びる切欠部51bを形成してある。こ
のテープガイド51の切欠部51bに積層型の超音波振動子5
5をテープガイド51の長手方向に沿って組み込み、且
つ、上記テープガイド51を棒状の一対の支柱53,53を介
してホルダー54に取付けてあり、前記第1実施例と同様
の作用,効果を奏する。
尚、前記各実施例のうち、回転ヘッドドラム1の出,
入口に配置された傾斜固定ガイド型のテープガイド装置
として第1,第3〜5の各実施例のものが用いられ、これ
ら傾斜固定ガイド型のものの近傍においてスライダー3
上に垂直に起立した垂直固定ガイド型のテープガイド装
置として第2実施例のものが用いられる また、前記各実施例は、VTRに適用した場合について
説明したが、これらに限られずテープレコーダ等の各種
の記録再生装置や情報処理装置に適用可能である。
さらに、テープガイドの形状も円柱状,円筒状等に限
らず、半円筒状等の各種の形状でもよいことは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、セラミックで成形
されたテープガイドに超音波振動子を取付けて直接振動
させるようにしたので、上記テープガイドに定在波によ
る振動を発生させてテープガイドを該テープガイドの径
方向にテープと共に容易に共振させることができる。従
って、上記テープガイドに対するテープの摩擦係数を可
及的に小さくすることができ、テープ走行性をより安定
させることができる。
また、超音波振動子をホルダーの凹部へ収容したの
で、共振周波数をより高くしたときに超音波振動子より
発生する熱はホルダーを介して大気中へ放出され、熱に
よるテープの変形等のダメージが未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例のテープガイド装置を示
す断面図、第2図は同装置の底面図、第3図は同装置が
適用されるヘリカルスキャン方式のテープ走行系の概略
平面図、第4図は第2実施例のテープガイド装置を示す
断面図、第5図は第3実施例のテープガイド装置を示す
断面図、第6図は第4実施例のテープガイド装置を示す
断面図、第7図は第5実施例のテープガイド装置を示す
断面図、第8図は先行技術のテープガイド装置の斜視
図、第9図は同装置の平面図、第10図は同装置が適用さ
れるVTRの概略平面である。 2……テープ、10,20,30,40,50……テープガイド装置、
11,41,51……テープガイド、14,54……ホルダー、15,55
……超音波振動子、12a……ねじ穴、13……ねじ、14e…
…凹部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを案内するテープガイドに一対のね
    じ穴を形成する一方、ホルダーに挿通した一対のねじを
    夫々のねじ穴に螺合し、ホルダーにおける一対のねじの
    間に凹部を形成し、当該凹部に収容されるとともにテー
    プガイドに定在波振動を生じさせる超音波振動子をテー
    プガイドとホルダーとの間に挾持したことを特徴とする
    テープガイド装置。
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