JPS63292448A - テ−プガイド - Google Patents
テ−プガイドInfo
- Publication number
- JPS63292448A JPS63292448A JP12929887A JP12929887A JPS63292448A JP S63292448 A JPS63292448 A JP S63292448A JP 12929887 A JP12929887 A JP 12929887A JP 12929887 A JP12929887 A JP 12929887A JP S63292448 A JPS63292448 A JP S63292448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- guide
- guide member
- zirconia
- tape guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 50
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000005498 polishing Methods 0.000 abstract description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 7
- 229910052839 forsterite Inorganic materials 0.000 description 5
- HCWCAKKEBCNQJP-UHFFFAOYSA-N magnesium orthosilicate Chemical compound [Mg+2].[Mg+2].[O-][Si]([O-])([O-])[O-] HCWCAKKEBCNQJP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000001513 hot isostatic pressing Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 2
- INZDTEICWPZYJM-UHFFFAOYSA-N 1-(chloromethyl)-4-[4-(chloromethyl)phenyl]benzene Chemical compound C1=CC(CCl)=CC=C1C1=CC=C(CCl)C=C1 INZDTEICWPZYJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- RKTYLMNFRDHKIL-UHFFFAOYSA-N copper;5,10,15,20-tetraphenylporphyrin-22,24-diide Chemical compound [Cu+2].C1=CC(C(=C2C=CC([N-]2)=C(C=2C=CC=CC=2)C=2C=CC(N=2)=C(C=2C=CC=CC=2)C2=CC=C3[N-]2)C=2C=CC=CC=2)=NC1=C3C1=CC=CC=C1 RKTYLMNFRDHKIL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 1
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- UNASZPQZIFZUSI-UHFFFAOYSA-N methylidyneniobium Chemical compound [Nb]#C UNASZPQZIFZUSI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229910002077 partially stabilized zirconia Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はオーディ、ビデオ機器やコンピュータ等におい
て磁気テープを案内するためのテープガイドに関するも
のである。
て磁気テープを案内するためのテープガイドに関するも
のである。
オーディオ・ビデオ機器やコンピュータ等では情報記録
媒体として磁気テープを用いており、該磁気テープを案
内するためにテープガイドを使用していた。また、ビデ
オやDATでは、ピンを用いてカセットから磁気テープ
をローディングし、このローディングビンはそのままテ
ープガイドとして作用するようになっていた。これらの
テープガイドやローディングビンはステンレス、フォル
ステライト等からなる円柱体または円筒体であり、側面
で磁気テープと摺動しながら案内するようになっていた
。
媒体として磁気テープを用いており、該磁気テープを案
内するためにテープガイドを使用していた。また、ビデ
オやDATでは、ピンを用いてカセットから磁気テープ
をローディングし、このローディングビンはそのままテ
ープガイドとして作用するようになっていた。これらの
テープガイドやローディングビンはステンレス、フォル
ステライト等からなる円柱体または円筒体であり、側面
で磁気テープと摺動しながら案内するようになっていた
。
このようなテープガイドに要求される特性としては、以
下のものが重要であった。
下のものが重要であった。
■テープとの摺動による摩耗が小さい。
■帯磁性がない。
■動摩耗係数と静摩耗係数が低く、かつ両者の差が小さ
い。
い。
■空気中の水分の露結によりテープの走行が妨げられな
い。
い。
ここで、動摩擦係数とはテープが摺動している際の摩擦
係数であり、静摩擦係数とは停止したテープが動き始め
る際の摩擦係数である。
係数であり、静摩擦係数とは停止したテープが動き始め
る際の摩擦係数である。
ところが、近年のDAT、8ミリビデオ、5−VH3な
どオーディオ、ビデオ機器の著しい進歩や、情報記憶メ
ディアの発達に伴い、磁器テープはより強磁性、高硬度
、微粉末の磁性粉を用いて高密度の記録を行うようにな
ってきた。そのためにテープガイドもより性能の良いも
のが求められるようになってきたが、従来のテープガイ
ドはさまざまな問題点を抱えていた。
どオーディオ、ビデオ機器の著しい進歩や、情報記憶メ
ディアの発達に伴い、磁器テープはより強磁性、高硬度
、微粉末の磁性粉を用いて高密度の記録を行うようにな
ってきた。そのためにテープガイドもより性能の良いも
のが求められるようになってきたが、従来のテープガイ
ドはさまざまな問題点を抱えていた。
例えばステンレスからなるテープガイドは、硬度が低い
ためテープとの摺動により大きな摩耗を生じ、テープ走
行性を低下させたり、摩耗粉がテープに付着することに
よって記録再生時のドロップアウトを多くするという問
題があった。さらに、ステンレスは帯磁性があるためテ
ープの記録内容を破壊してしまう恐れがあった。
ためテープとの摺動により大きな摩耗を生じ、テープ走
行性を低下させたり、摩耗粉がテープに付着することに
よって記録再生時のドロップアウトを多くするという問
題があった。さらに、ステンレスは帯磁性があるためテ
ープの記録内容を破壊してしまう恐れがあった。
また、フォルステライトからなるテープガイドは、テー
プとの摩擦係数が太き(、特に静摩擦係数と動摩擦係数
の差が大きいため、テープの起動、停止時などにスティ
ックスリップ現象(テープの鳴き)を生じ易く、安定し
たテープ走行を行うことが出来なかった。
プとの摩擦係数が太き(、特に静摩擦係数と動摩擦係数
の差が大きいため、テープの起動、停止時などにスティ
ックスリップ現象(テープの鳴き)を生じ易く、安定し
たテープ走行を行うことが出来なかった。
さらに、これらのテープガイドは、空気中の水分が付着
すると著しくテープの走行性を低下させてしまうという
不都合があり、特にカメラ一体型ビデオのようにさまざ
まな環境で用いる場合は重要な問題であった。
すると著しくテープの走行性を低下させてしまうという
不都合があり、特にカメラ一体型ビデオのようにさまざ
まな環境で用いる場合は重要な問題であった。
また、より高性能のテープガイドとしてアルミナからな
るものも開発されていたが、やはり空気中の水分が付着
した場合にテープの走行性を低下させやすかった。しか
も、アルミナ、フォルステライトなどのセラミック材は
靭性が低く、折れやすいためにテープガイドを基体に圧
入固定することができなかった。従って、アルミナやフ
ォルステライトからなるテープガイドは基体に接着剤で
固着するか、またはローラ型としなければならず、この
ような取付構造では高精度の取り付けができないため、
前記したようなより高密度の記録再生への対応が困難で
あった。
るものも開発されていたが、やはり空気中の水分が付着
した場合にテープの走行性を低下させやすかった。しか
も、アルミナ、フォルステライトなどのセラミック材は
靭性が低く、折れやすいためにテープガイドを基体に圧
入固定することができなかった。従って、アルミナやフ
ォルステライトからなるテープガイドは基体に接着剤で
固着するか、またはローラ型としなければならず、この
ような取付構造では高精度の取り付けができないため、
前記したようなより高密度の記録再生への対応が困難で
あった。
上記に鑑みて本発明は、なめらかな摺動面を持ったガイ
ド部材をジルコニアセラミックから形成するとともに、
該ガイド部材をガイド取付基体に取付けてテープガイド
を構成したものである。
ド部材をジルコニアセラミックから形成するとともに、
該ガイド部材をガイド取付基体に取付けてテープガイド
を構成したものである。
以下本発明実施例を図によって説明する。
第1図(a) (b)に示すようにテープガイドGは、
ジルコニアセラミックからなるガイド部材lをガイド取
付基体2に圧入して取り付けたものである。
ジルコニアセラミックからなるガイド部材lをガイド取
付基体2に圧入して取り付けたものである。
ガイド部材1は円柱状体または円筒状体で、テープ3を
案内するためのなめらかな摺動面1aを有し、下端部に
は圧入しやすいように、曲面1bを形成しである。
案内するためのなめらかな摺動面1aを有し、下端部に
は圧入しやすいように、曲面1bを形成しである。
この曲面1b部分の拡大図を第1図(C)に示すように
曲面1bの幅Xは0.1〜0.3mm 、長さyは0.
5〜3鏑−1曲率半径Rは0.1〜2IIIII+とし
である。このような曲面1bはガイド部材1にバレル研
摩を施すことによって容易に得ることができる。
曲面1bの幅Xは0.1〜0.3mm 、長さyは0.
5〜3鏑−1曲率半径Rは0.1〜2IIIII+とし
である。このような曲面1bはガイド部材1にバレル研
摩を施すことによって容易に得ることができる。
また、曲面1bでなく、テーパ面としたものであっても
良い。
良い。
さらに、前記ガイド取付基体2は、固定したものに限ら
ず、アームのように移動するものや、また回転するよう
なものであってもよい。
ず、アームのように移動するものや、また回転するよう
なものであってもよい。
ジルコニアセラミックはテープ3との相性が良く、この
テープガイドGを用いればテープ3に悪影響を及ぼさず
、安定したテープ走行ができるだけでなく、ガイド部材
1を圧入固定しているため高精度の取り付けができ、よ
り高密度の記録再生に対応することができる。
テープガイドGを用いればテープ3に悪影響を及ぼさず
、安定したテープ走行ができるだけでなく、ガイド部材
1を圧入固定しているため高精度の取り付けができ、よ
り高密度の記録再生に対応することができる。
まず、ジルコニアセラミックと、従来のテープガイドの
材質であるステンレス、フォルステライトとの特性を比
較してみた。第1表に示すように、ジルコニアは硬度が
大きく、従ってテープとの摺動による摩耗が少ない、ま
た、ジルコニアは帯磁性がなく、テープに悪影響を及ぼ
すことがない。
材質であるステンレス、フォルステライトとの特性を比
較してみた。第1表に示すように、ジルコニアは硬度が
大きく、従ってテープとの摺動による摩耗が少ない、ま
た、ジルコニアは帯磁性がなく、テープに悪影響を及ぼ
すことがない。
即ち、ジルコニアからなるテープガイドは前記要求特性
のうち■、■を満たしていることがわかる。
のうち■、■を満たしていることがわかる。
第1表
次に、第1表に示した3種類の材質から、直径3III
I+、長さ30III11、摺動面の中心線平均粗さ0
.1μ諺のガイド部材を形成し、それぞれDAT用のテ
ープ(A社製、B社製の2種類)を用いて、静摩擦係数
、動摩擦係数を測定した。
I+、長さ30III11、摺動面の中心線平均粗さ0
.1μ諺のガイド部材を形成し、それぞれDAT用のテ
ープ(A社製、B社製の2種類)を用いて、静摩擦係数
、動摩擦係数を測定した。
測定は第2図に示すように、モータ4に直結したガイド
部材1でテープ3をガイドし、該テープ3の一方には重
り5を、もう一方にはバネばがり6を固着させておき、
矢印方向に引っ張りながら前記バネばかり6の目盛を読
むことにより行った。
部材1でテープ3をガイドし、該テープ3の一方には重
り5を、もう一方にはバネばがり6を固着させておき、
矢印方向に引っ張りながら前記バネばかり6の目盛を読
むことにより行った。
このとき、前記モータ4によってテープガイド1を回転
させれば動摩擦係数が、テープガイド1を回転させない
ときは静摩擦係数が、それぞれ測定できる。
させれば動摩擦係数が、テープガイド1を回転させない
ときは静摩擦係数が、それぞれ測定できる。
測定結果は第2表に示す通りであり、また各々静摩擦係
数と動摩擦係数の差は第3表に示す通りである。
数と動摩擦係数の差は第3表に示す通りである。
第2表
第3表
第2表より本発明実施例であるジルコニアからなるテー
プガイドはテープの種類、面にかかわらず静摩擦係数、
動摩擦係数が共に低いことがわかる。また、第3表より
、ジルコニアから成るテープガイドは静摩擦係数と動摩
擦係数の差が、ベース面では0、磁性面でも0.01〜
0.02と非常に小さい。従って、テープの起動、停止
時の走行がなめらかでスティックスリップ現象をおこし
にくく、安定した走行性を保つことができる。即ち、ジ
ルコニアからなるテープガイドは前記要求特性の■を満
たしていることがわかる。
プガイドはテープの種類、面にかかわらず静摩擦係数、
動摩擦係数が共に低いことがわかる。また、第3表より
、ジルコニアから成るテープガイドは静摩擦係数と動摩
擦係数の差が、ベース面では0、磁性面でも0.01〜
0.02と非常に小さい。従って、テープの起動、停止
時の走行がなめらかでスティックスリップ現象をおこし
にくく、安定した走行性を保つことができる。即ち、ジ
ルコニアからなるテープガイドは前記要求特性の■を満
たしていることがわかる。
次にテープガイドの撥水性を調べる実験を行った。第3
図に示すように、さまざまな材質からなる試料7の表面
を中心線平均粗さ0.1 μ−としておき、該表面に液
滴調整器8から水滴を垂らし、ライト9で照らしながら
顕微鏡10で水滴の接触角を測定した。接触角とは、第
4図(a)に示すように、水滴Sが試料7と接する角度
θのことであり、この接触角θが大きい程、試料7のt
a水性が大きいことになる。測定結果は第4表の通りで
あった。
図に示すように、さまざまな材質からなる試料7の表面
を中心線平均粗さ0.1 μ−としておき、該表面に液
滴調整器8から水滴を垂らし、ライト9で照らしながら
顕微鏡10で水滴の接触角を測定した。接触角とは、第
4図(a)に示すように、水滴Sが試料7と接する角度
θのことであり、この接触角θが大きい程、試料7のt
a水性が大きいことになる。測定結果は第4表の通りで
あった。
第4表
第4表よりジルコニアは接触角θが大きく、iθ水性が
高いことがわかる。
高いことがわかる。
一般に第4図(a)に示すように接触角θが90”より
小さい試料7は、第4図(b)のように水滴を介在させ
て他部材と接触した場合、互いに引き合うように力が働
くようになる。これに対し、第5図(a)に示すように
接触角θが90”より大きい試料7は第5図(b)のよ
うに水滴を介在させて他部材と接触した場合、互いに離
れるように力が働くことになる。これをテープガイドに
当てはめて考えてみると、接触角θが906より小さい
材質で形成したテープガイドは、水分が付着した場合に
、テープがくっついてしまい摺動抵抗が大きくなってし
まうのに対し、接触角θが90’より大きい材質で形成
したテープガイドは、水分が付着してもテープの摺動抵
抗を小さくできる。
小さい試料7は、第4図(b)のように水滴を介在させ
て他部材と接触した場合、互いに引き合うように力が働
くようになる。これに対し、第5図(a)に示すように
接触角θが90”より大きい試料7は第5図(b)のよ
うに水滴を介在させて他部材と接触した場合、互いに離
れるように力が働くことになる。これをテープガイドに
当てはめて考えてみると、接触角θが906より小さい
材質で形成したテープガイドは、水分が付着した場合に
、テープがくっついてしまい摺動抵抗が大きくなってし
まうのに対し、接触角θが90’より大きい材質で形成
したテープガイドは、水分が付着してもテープの摺動抵
抗を小さくできる。
従って、第4表に示すように、接触角が90″より大き
いジルコニアからテープガイドを形成すれば、水分が付
着してもテープの走行が妨げられにくり、前記要求特性
の0を満たしていることがわかる。
いジルコニアからテープガイドを形成すれば、水分が付
着してもテープの走行が妨げられにくり、前記要求特性
の0を満たしていることがわかる。
このようにジルコニアから成るテープガイドは前記要求
特性の■〜■をすべて満足したものである。
特性の■〜■をすべて満足したものである。
また、ジルコニアは比重が5.9と、ステンレス(比重
7.8)に比べて小さくテープガイドを軽くすることが
できる。
7.8)に比べて小さくテープガイドを軽くすることが
できる。
さらに、ジルコニアは第5表に示すように、他のセラミ
ック材に比べて破壊靭性が高く折れにくいものである。
ック材に比べて破壊靭性が高く折れにくいものである。
従って、ジルコニアから成るテープガイドはガイド取付
基体に圧入して固定することができ、容易に高強度の取
り付けができるだけでなく、取り付は精度が高くなり、
高密度の記録再生に対応することができる。
基体に圧入して固定することができ、容易に高強度の取
り付けができるだけでなく、取り付は精度が高くなり、
高密度の記録再生に対応することができる。
第5表
以上示したジルコニアセラミックは、3molχ程度の
イツトリアを含有した部分安定化ジルコニアであり、結
晶構造は90%以上が正方晶からなるもので、平均結晶
粒径は0.3〜0.5μmであるが、平均結晶粒径は他
の大きさのものでもよく、また1(IP(熱間静水圧プ
レス)処理を施してより高強度としたジルコニアを用い
れば、テープガイドを細(形成することも可能である。
イツトリアを含有した部分安定化ジルコニアであり、結
晶構造は90%以上が正方晶からなるもので、平均結晶
粒径は0.3〜0.5μmであるが、平均結晶粒径は他
の大きさのものでもよく、また1(IP(熱間静水圧プ
レス)処理を施してより高強度としたジルコニアを用い
れば、テープガイドを細(形成することも可能である。
さらに、あらかじめジルコニア原料粉末中に導電材料を
混入しておけば、テープガイドの帯電を防止することが
できる。導電材料としては、例えば炭化ニオブや炭化バ
ナジウムなどを用いればよい。
混入しておけば、テープガイドの帯電を防止することが
できる。導電材料としては、例えば炭化ニオブや炭化バ
ナジウムなどを用いればよい。
本発明のジルコニアから成るテープガイドの摺動面の表
面粗さをさまざまに変化させて、前記と同様の方法でテ
ープとの摩擦係数を測定したところ、表面の中心線平均
粗さが0.05μm以下になると摩擦係数が大きくなり
、また中心線平均粗さが0.3μmより大きいとテープ
に傷をつけやすくなることがわかった。即ち、テープガ
イドの摺動面の中心線平均粗さは0.05〜0.3μm
のものが優れていた。
面粗さをさまざまに変化させて、前記と同様の方法でテ
ープとの摩擦係数を測定したところ、表面の中心線平均
粗さが0.05μm以下になると摩擦係数が大きくなり
、また中心線平均粗さが0.3μmより大きいとテープ
に傷をつけやすくなることがわかった。即ち、テープガ
イドの摺動面の中心線平均粗さは0.05〜0.3μm
のものが優れていた。
上記実施例では、ガイド部材の取付構造として圧入によ
るもののみを示したが、これに限らず、例えば予めガイ
ド部材をセットした型内に溶融プラスチック、溶融アル
ミなどを注入して、モールド成形により取付けたもので
あってもよい。
るもののみを示したが、これに限らず、例えば予めガイ
ド部材をセットした型内に溶融プラスチック、溶融アル
ミなどを注入して、モールド成形により取付けたもので
あってもよい。
畝上のように本発明によれば、なめらかな摺動面を持っ
たガイド部材をジルコニアセラミックで形成すると共に
、該ガイド部材をガイド取付基体に取付けてテープガイ
ドを構成したことによって、テープとの摺動による摩耗
が小さく、帯磁性がないため、長期にわたってテープに
悪影響を与えることがない。また、テープとの摩擦係数
が低く、特に静摩擦係数と動摩擦係数の差が小さいため
スティックスリップ現象を防止でき、さらに撥水性が大
きいため水分が露結した場合でもテープの走行を妨げな
いことから、テープの走行を安定させ、ムラをなくすこ
とができる。しかもジルコニアは強度が大きいため、ガ
イド部材を圧入固定することが可能で、高精度の取り付
けができることからより高密度の記録再生に対応できる
など多くの特長を有した高性能のテープガイドを提供で
き、ひいてはオーディオ・ビデオ機器やコンピュータの
性能向上に寄与することができる。
たガイド部材をジルコニアセラミックで形成すると共に
、該ガイド部材をガイド取付基体に取付けてテープガイ
ドを構成したことによって、テープとの摺動による摩耗
が小さく、帯磁性がないため、長期にわたってテープに
悪影響を与えることがない。また、テープとの摩擦係数
が低く、特に静摩擦係数と動摩擦係数の差が小さいため
スティックスリップ現象を防止でき、さらに撥水性が大
きいため水分が露結した場合でもテープの走行を妨げな
いことから、テープの走行を安定させ、ムラをなくすこ
とができる。しかもジルコニアは強度が大きいため、ガ
イド部材を圧入固定することが可能で、高精度の取り付
けができることからより高密度の記録再生に対応できる
など多くの特長を有した高性能のテープガイドを提供で
き、ひいてはオーディオ・ビデオ機器やコンピュータの
性能向上に寄与することができる。
第1図(a)は本発明実施例に係るテープガイドの使用
状態を示す斜視図、第1図(b)は本発明実施例に係る
テープガイドの取付構造を示す断面図、第1図(c)は
同図(b)中のA部の拡大図である。 第2図はテープガイドの摩擦係数を測定する装置を示す
概略斜視図、第3図は接触角を測定する装置を示す概略
図である。第4図(a) (b)、第5図(a) (b
)はそれぞれ水滴が付着した試料の表面を示す断面図で
ある。
状態を示す斜視図、第1図(b)は本発明実施例に係る
テープガイドの取付構造を示す断面図、第1図(c)は
同図(b)中のA部の拡大図である。 第2図はテープガイドの摩擦係数を測定する装置を示す
概略斜視図、第3図は接触角を測定する装置を示す概略
図である。第4図(a) (b)、第5図(a) (b
)はそれぞれ水滴が付着した試料の表面を示す断面図で
ある。
Claims (3)
- (1)なめらかな摺動面をもったガイド部材をジルコニ
アセラミックで形成するとともに、該ガイド部材をガイ
ド取付基体に取付けて構成したことを特徴とするテープ
ガイド。 - (2)前記ガイド部材を前記ガイド取付基体に圧入して
取付けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
テープガイド。 - (3)前記摺動面の中心線平均粗さ(Ra)が0.05
〜0.3μmであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のテープガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12929887A JPS63292448A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | テ−プガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12929887A JPS63292448A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | テ−プガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63292448A true JPS63292448A (ja) | 1988-11-29 |
Family
ID=15006110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12929887A Pending JPS63292448A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | テ−プガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63292448A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02232850A (ja) * | 1989-03-06 | 1990-09-14 | Sony Corp | テープガイド装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5945657A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気テ−プガイドポスト |
JPS61165873A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気テ−プカセツト |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP12929887A patent/JPS63292448A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5945657A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気テ−プガイドポスト |
JPS61165873A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気テ−プカセツト |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02232850A (ja) * | 1989-03-06 | 1990-09-14 | Sony Corp | テープガイド装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2034280C (en) | Magneto-optical recording device | |
US4389010A (en) | Magnetic tape guide means | |
KR20010030264A (ko) | 가요성 디스크용 자기 헤드 슬라이더 | |
US7398940B2 (en) | Leader tape, method for manufacturing the same, and magnetic tape cartridge | |
US5416656A (en) | Magnetic recording and reproducing head having a flat surface with round front ridge | |
JPS63292448A (ja) | テ−プガイド | |
US4939604A (en) | Magnetic recording and reproducing apparatus and a magnetic head used for the apparatus | |
US4720413A (en) | Magnetic recording medium having a back coat layer | |
JP3244068B2 (ja) | 磁気ヘッドとその製造方法 | |
JPS63113853A (ja) | テ−プガイド | |
JP2005004807A (ja) | フレキシブル磁気ディスク媒体 | |
Bhushan et al. | Role of tape abrasivity on friction, wear, staining and signal degradation in audio tapes | |
Miyamoto et al. | Lubrication performance of melamine cyanurate composite lubricant for thin film disk media | |
JPH06150608A (ja) | 情報記録担体および記録再生装置 | |
KR890008791A (ko) | 자기헤드 어셈블리 | |
JPS61131224A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2002074649A (ja) | 磁気ディスク及び記録再生装置 | |
JPH05282655A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS6242363A (ja) | 磁気デイスク装置 | |
JP2001325712A (ja) | ディスク状磁気記録媒体 | |
JP2001325714A (ja) | ディスク状磁気記録媒体 | |
KR930001886B1 (ko) | 자기기록 매체 | |
JP2005004843A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS61115230A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH06259911A (ja) | 磁気ディスク装置 |