JPS61115230A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS61115230A JPS61115230A JP23671084A JP23671084A JPS61115230A JP S61115230 A JPS61115230 A JP S61115230A JP 23671084 A JP23671084 A JP 23671084A JP 23671084 A JP23671084 A JP 23671084A JP S61115230 A JPS61115230 A JP S61115230A
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- JP
- Japan
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- zirconium oxide
- thin film
- magnetic
- layer
- oxygen
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野〕
この発明は磁気記録媒体に係り、特に記録磁性層の上に
酸化ジルコニウム薄膜および潤滑層を有する磁気記録媒
体(こ関する。
酸化ジルコニウム薄膜および潤滑層を有する磁気記録媒
体(こ関する。
近年、情報処理技術の発達に伴ってメモリ装置が担う情
報量は飛躍的に増加し、フロッピーディスクなどの磁気
記録媒体に対する大容量化の要求もますます高まってい
る。この要求に応えるため高密度記録の可能な磁気記録
媒体の研究・開発が活発になされている。特Eこ、現在
一般(ζ使用されている塗布型磁気記録媒体に対し、記
録磁性層としてCo−0rなどの金属磁性薄膜をスパッ
タや蒸着1こより形成した金属薄膜磁気記録媒体が高密
度記録に適した媒体として有望視されている。
報量は飛躍的に増加し、フロッピーディスクなどの磁気
記録媒体に対する大容量化の要求もますます高まってい
る。この要求に応えるため高密度記録の可能な磁気記録
媒体の研究・開発が活発になされている。特Eこ、現在
一般(ζ使用されている塗布型磁気記録媒体に対し、記
録磁性層としてCo−0rなどの金属磁性薄膜をスパッ
タや蒸着1こより形成した金属薄膜磁気記録媒体が高密
度記録に適した媒体として有望視されている。
ところで、塗布型媒体では磁性粉をバインダ等と混ぜて
基体上1ζ塗布すること1こより記録磁性層が形成され
るため、磁性層中に潤滑剤を混入させることが容易であ
り、それ1こよって媒体と磁気ヘッドとの間の潤滑性を
維持し、媒体およびヘッドの耐久性を十分に得ることが
できる。
基体上1ζ塗布すること1こより記録磁性層が形成され
るため、磁性層中に潤滑剤を混入させることが容易であ
り、それ1こよって媒体と磁気ヘッドとの間の潤滑性を
維持し、媒体およびヘッドの耐久性を十分に得ることが
できる。
これに対し、金属薄膜媒体では記録磁性層中1こ潤滑剤
を混入させることが困難であるため、フェライト製など
の硬い材質の磁気ヘッドが媒体上を走行すると、媒体表
面やヘッドの表面1こスクラッチ等の損傷が生じ易くな
る。この場合には、媒体およびヘッドの耐久性が損われ
るばかりでなく、媒体やヘッドの摩耗粉の付着により媒
体・ヘッド間の距離が増大してスペーシング・ロスが犬
キ<なり、記録再生周波数特性が著しく劣化する。
を混入させることが困難であるため、フェライト製など
の硬い材質の磁気ヘッドが媒体上を走行すると、媒体表
面やヘッドの表面1こスクラッチ等の損傷が生じ易くな
る。この場合には、媒体およびヘッドの耐久性が損われ
るばかりでなく、媒体やヘッドの摩耗粉の付着により媒
体・ヘッド間の距離が増大してスペーシング・ロスが犬
キ<なり、記録再生周波数特性が著しく劣化する。
そこで、金属薄膜媒体の場合1こは記録磁性層上fこ潤
滑剤を塗布することが考えられるが、スパッタリング等
により形成された膜は表面性が非常fこ良好であるため
、潤滑剤のぬれ性が悪く、従ってこの上に潤滑剤を十分
な付着力で、しかも均一に塗布することは困難であり、
上述した問題は依然として解決されない。
滑剤を塗布することが考えられるが、スパッタリング等
により形成された膜は表面性が非常fこ良好であるため
、潤滑剤のぬれ性が悪く、従ってこの上に潤滑剤を十分
な付着力で、しかも均一に塗布することは困難であり、
上述した問題は依然として解決されない。
この発明の目的は、記録磁性層を金属薄膜で形成した場
合でも潤滑層を十分な付着力で均一1こ形成することが
可能であって、媒体自身および磁気ヘッドの耐久性を著
しく高めることができ、記録再生特性も良好な磁気記録
媒体を提供することである。
合でも潤滑層を十分な付着力で均一1こ形成することが
可能であって、媒体自身および磁気ヘッドの耐久性を著
しく高めることができ、記録再生特性も良好な磁気記録
媒体を提供することである。
この発明に係る磁気記録媒体は、記録磁性層上fこ酸化
ジルコニウム薄膜が形成され、この酸化シリコニウム薄
膜上tこ潤滑層が形成された磁気記録媒体であって、特
に酸化ジルコニウム薄膜を構成する酸素の原子数がジル
コニウムの原子数の2倍未満であることを特徴としてい
る。
ジルコニウム薄膜が形成され、この酸化シリコニウム薄
膜上tこ潤滑層が形成された磁気記録媒体であって、特
に酸化ジルコニウム薄膜を構成する酸素の原子数がジル
コニウムの原子数の2倍未満であることを特徴としてい
る。
すなわち、記録磁性層の上1こ酸化ジルコニウム薄膜を
形成することは公知であり、また潤滑層を形成すること
も公知であるが、この発明は特1こ酸化ジルコニウム薄
膜を酸素欠損の状態1こすることによって、潤滑層を塗
布し易くしたものである。
形成することは公知であり、また潤滑層を形成すること
も公知であるが、この発明は特1こ酸化ジルコニウム薄
膜を酸素欠損の状態1こすることによって、潤滑層を塗
布し易くしたものである。
このような酸素の欠損が生じた、つまり酸素の原 1
子数がジルコニウムの原子数の2倍未満であるような酸
化ジルコニウム薄膜は、例えば酸素欠乏雰囲気中でのス
パッタリングなどの方法で容易1こ形成が可能である。
子数がジルコニウムの原子数の2倍未満であるような酸
化ジルコニウム薄膜は、例えば酸素欠乏雰囲気中でのス
パッタリングなどの方法で容易1こ形成が可能である。
酸化ジルコニウム薄膜の酸素欠損の程度は特に限定され
ないが、酸化ジルコニウム薄膜の組成式をZrO2−x
とじたとき、XがO< X < 0.5の範囲内1こあ
ることが望ましい。Xがこの範囲内におさまる程度1こ
酸化ジルコニウム薄膜を酸素欠損状態にすると、酸化ジ
ルコニウム薄膜自身の硬度を十分に維持しつつ、潤滑層
との結合力を非常に効果的(こ高めることができる。
ないが、酸化ジルコニウム薄膜の組成式をZrO2−x
とじたとき、XがO< X < 0.5の範囲内1こあ
ることが望ましい。Xがこの範囲内におさまる程度1こ
酸化ジルコニウム薄膜を酸素欠損状態にすると、酸化ジ
ルコニウム薄膜自身の硬度を十分に維持しつつ、潤滑層
との結合力を非常に効果的(こ高めることができる。
この発明1こよれば、酸素欠損が生じている酸化ジルコ
ニウム薄膜を介して潤滑層が形成されていることにより
、潤滑層が良好Eこ、かつ均−fこ形成された磁気記録
媒体が提供される。これは酸化ジルコニウム薄膜に酸素
欠損が生じると、酸素原子に孤立電子対が生じ、酸素欠
損がない酸化ジルコニウム薄膜、)こ比べて活性化され
、酸化ジルコニウム薄膜とその上(こ形成される潤滑層
との結合力が強められるためである。
ニウム薄膜を介して潤滑層が形成されていることにより
、潤滑層が良好Eこ、かつ均−fこ形成された磁気記録
媒体が提供される。これは酸化ジルコニウム薄膜に酸素
欠損が生じると、酸素原子に孤立電子対が生じ、酸素欠
損がない酸化ジルコニウム薄膜、)こ比べて活性化され
、酸化ジルコニウム薄膜とその上(こ形成される潤滑層
との結合力が強められるためである。
従って、この発明tこよるとCo−Cr合金薄膜のよう
な金属薄膜を記録磁性層とした磁気記録媒体においても
、媒体と磁気ヘッドとの間の潤滑作用が十分に行なわれ
るので、媒体やヘッドの摩耗・損傷が著しく減少し、耐
久性が大幅1こ向上する。
な金属薄膜を記録磁性層とした磁気記録媒体においても
、媒体と磁気ヘッドとの間の潤滑作用が十分に行なわれ
るので、媒体やヘッドの摩耗・損傷が著しく減少し、耐
久性が大幅1こ向上する。
また、潤滑層として例えば液体潤滑剤を塗布する場合、
酸化ジルコニウム薄膜と潤滑剤とのぬれ性がよく均一な
厚さ1こ潤滑剤を塗布することかで\4、 きるため、スペーシング・ロスか減少して信号再生時の
出力低下および出力変動が小さくなり、エラー率も減少
する。従って、記録再生特性が向上する。
酸化ジルコニウム薄膜と潤滑剤とのぬれ性がよく均一な
厚さ1こ潤滑剤を塗布することかで\4、 きるため、スペーシング・ロスか減少して信号再生時の
出力低下および出力変動が小さくなり、エラー率も減少
する。従って、記録再生特性が向上する。
さらに、酸化ジルコニウム薄膜は例えば記録磁性層を形
成するCo−0r系合金膜等の磁性金属膜1こ比べて材
質が硬いため、媒体表面を機械的に保護しスクラッチ等
を入り1こくくするのみならず、記録磁性層を外気から
遮断すること1こより耐腐蝕性をも向上させる効果があ
ることはいうまでもない。
成するCo−0r系合金膜等の磁性金属膜1こ比べて材
質が硬いため、媒体表面を機械的に保護しスクラッチ等
を入り1こくくするのみならず、記録磁性層を外気から
遮断すること1こより耐腐蝕性をも向上させる効果があ
ることはいうまでもない。
第1図はこの発明の一実施例の磁気記録媒体を示す断面
図である。図(こおいて、基体1は樹脂製のフィルム吠
基体であり、この基体1上1こ記録磁性層として例えば
直流マグネトロンスパッタリング1こより厚さ0.5μ
mのCo−Cr合金薄膜2が形成されている。垂直磁気
記録媒体の場合、このCo−Cr合金薄膜2は膜面Iζ
垂直な方向に磁化容易軸を持つよう1こ配向される。そ
して、Co−Cr合金薄膜2上(こ厚さ200人程鹿の
酸化ジルコニウム薄膜3が形成され、さらにこの酸化ジ
ルコニウム薄膜3の上に液体潤滑層4が塗布・形成され
ている。
図である。図(こおいて、基体1は樹脂製のフィルム吠
基体であり、この基体1上1こ記録磁性層として例えば
直流マグネトロンスパッタリング1こより厚さ0.5μ
mのCo−Cr合金薄膜2が形成されている。垂直磁気
記録媒体の場合、このCo−Cr合金薄膜2は膜面Iζ
垂直な方向に磁化容易軸を持つよう1こ配向される。そ
して、Co−Cr合金薄膜2上(こ厚さ200人程鹿の
酸化ジルコニウム薄膜3が形成され、さらにこの酸化ジ
ルコニウム薄膜3の上に液体潤滑層4が塗布・形成され
ている。
酸化ジルコニウム薄膜3は例えば酸化ジルコニウム・タ
ーゲットを用いた高周波スパッタリングにより形成され
る。この場合、スパッタ用真空室を予め10 Torr
程度まで真空1こ引き、不純物ガスを十分除いた後、酸
素ガスを通常の酸化ジルコニウム(ZrOl)の形成の
場合より少なめに、すなわち10′″′〜10’Tor
r程度まで導入し、その後アルゴンガスを導入して、全
圧を10 Torr程度1こして行なった。この上う1
こして形成された酸化ジルコニウム薄膜3は酸素欠損状
態1こあり、その組成式はZrO,−xとなる。この場
合、Xの値はスパッタ雰囲気の酸素分圧および成膜速度
1こよって、0より大きい範囲で任意に制御することが
可能である。また、Xの値の測定は例えば(100)8
iウエノ・上1こ0.3μm程度のZrO,xを形成し
てFLBS (ラザフオードバツクスキャツタリング)
1こ上り分析することで行うことができる。
ーゲットを用いた高周波スパッタリングにより形成され
る。この場合、スパッタ用真空室を予め10 Torr
程度まで真空1こ引き、不純物ガスを十分除いた後、酸
素ガスを通常の酸化ジルコニウム(ZrOl)の形成の
場合より少なめに、すなわち10′″′〜10’Tor
r程度まで導入し、その後アルゴンガスを導入して、全
圧を10 Torr程度1こして行なった。この上う1
こして形成された酸化ジルコニウム薄膜3は酸素欠損状
態1こあり、その組成式はZrO,−xとなる。この場
合、Xの値はスパッタ雰囲気の酸素分圧および成膜速度
1こよって、0より大きい範囲で任意に制御することが
可能である。また、Xの値の測定は例えば(100)8
iウエノ・上1こ0.3μm程度のZrO,xを形成し
てFLBS (ラザフオードバツクスキャツタリング)
1こ上り分析することで行うことができる。
こうして形成された酸化ジルコニウム薄膜3は、酸素欠
損状態fこより活性化しているため、その上に液体潤滑
剤を塗布して潤滑層4を形成する際、潤滑剤のぬれ性が
良く均一に塗布することができる。また、酸化ジルコニ
ウム薄膜3と潤滑層4との結合力も強くなる。従って、
磁気記録媒体および磁気ヘッドの耐久性向上をこ大きく
寄与することができる。
損状態fこより活性化しているため、その上に液体潤滑
剤を塗布して潤滑層4を形成する際、潤滑剤のぬれ性が
良く均一に塗布することができる。また、酸化ジルコニ
ウム薄膜3と潤滑層4との結合力も強くなる。従って、
磁気記録媒体および磁気ヘッドの耐久性向上をこ大きく
寄与することができる。
第1表はスパッタ雰囲気の酸素分圧比と成膜速度(こよ
りXの値を変えた場合の耐久性の変化を調べた実験結果
を示すものである。但し、実験は上 述した構成の磁
気記録媒体をフロッピーディスクの形態に作成し、この
ディスクを毎分300回転で回転走行させながら、フェ
ライト磁気ヘッドをディスク上の同一トラック1こ接触
させて行なった。
りXの値を変えた場合の耐久性の変化を調べた実験結果
を示すものである。但し、実験は上 述した構成の磁
気記録媒体をフロッピーディスクの形態に作成し、この
ディスクを毎分300回転で回転走行させながら、フェ
ライト磁気ヘッドをディスク上の同一トラック1こ接触
させて行なった。
ここで、耐久性は媒体(ディスク)およびヘッドの少な
くとも一方が著しい損傷を受けるまでの走行回数(パス
)である。著しい損傷とは媒体の場合、II化ジルコニ
ウム薄膜3およびCo−Cr合金薄膜2の少なくとも一
部がけずれて、基体1表面が露出した状態をいう。
くとも一方が著しい損傷を受けるまでの走行回数(パス
)である。著しい損傷とは媒体の場合、II化ジルコニ
ウム薄膜3およびCo−Cr合金薄膜2の少なくとも一
部がけずれて、基体1表面が露出した状態をいう。
第 1 表
以上の結果から、Xの値が零より大きいとき、すなわち
酸化ジルコニウム薄膜3を構成する酸素の原子数がジル
コニウムの原子数の2倍未満になると、耐久性が著しく
向上することがわかる。特1こXの値が0.1<X<0
.3 の範囲内が好適であり、この範囲内にすると耐久
性はパス以上と、Xが零以下の場合iこ比べて1桁以上
も向上し、最大では実fこ万パスを越える値が得られる
。要求される耐久性の程度は用途等によって異なるが、
50万パス以上あればほぼ実用に耐えることができる。
酸化ジルコニウム薄膜3を構成する酸素の原子数がジル
コニウムの原子数の2倍未満になると、耐久性が著しく
向上することがわかる。特1こXの値が0.1<X<0
.3 の範囲内が好適であり、この範囲内にすると耐久
性はパス以上と、Xが零以下の場合iこ比べて1桁以上
も向上し、最大では実fこ万パスを越える値が得られる
。要求される耐久性の程度は用途等によって異なるが、
50万パス以上あればほぼ実用に耐えることができる。
従って、Xの値は上述した0、1<X<0.3 の範
囲にあることが特に望ましい。
囲にあることが特に望ましい。
なお、Xの値が0.5を越えると耐久性がピークから下
がってくるのは、酸素欠損状態になると潤滑層4の付着
性が向上する反面、酸化ジルコニウム薄膜3自身の硬度
が減少してゆくからである。
がってくるのは、酸素欠損状態になると潤滑層4の付着
性が向上する反面、酸化ジルコニウム薄膜3自身の硬度
が減少してゆくからである。
しかしながら、Xが零の場合よりも耐久性が低下するの
は上記の実験結果から煩雑されるようにXの値が非常に
大きく、例えば2に近くなって、酸化ジルコニウム薄膜
3が酸化ジルコニウムとしての性質を失い、ジルコニウ
ムに近くなったときであるから、その状態では酸化ジル
コニウム薄膜という呼称そのものが成立しなくなる。
は上記の実験結果から煩雑されるようにXの値が非常に
大きく、例えば2に近くなって、酸化ジルコニウム薄膜
3が酸化ジルコニウムとしての性質を失い、ジルコニウ
ムに近くなったときであるから、その状態では酸化ジル
コニウム薄膜という呼称そのものが成立しなくなる。
このように、この発明によれば酸化ジルコニウム薄膜を
酸素の原子数をジルコニウムのそれの2倍未満として酸
素欠損状態とすることにより、その上fこ形成される潤
滑層の付着力を増大させて、磁気記録媒体自身および磁
気ヘッドの耐久性を著しく高めることができ、また潤滑
層が均一に形成されることで信号再生出力の低下や変動
が小さく・ なり、エラー率を減少させることが可能と
なる。
酸素の原子数をジルコニウムのそれの2倍未満として酸
素欠損状態とすることにより、その上fこ形成される潤
滑層の付着力を増大させて、磁気記録媒体自身および磁
気ヘッドの耐久性を著しく高めることができ、また潤滑
層が均一に形成されることで信号再生出力の低下や変動
が小さく・ なり、エラー率を減少させることが可能と
なる。
第3図はこの発明の他の実施例の磁気記録媒体を示すも
ので、非磁性基体11上(こ蒸着法により記録磁性層と
してのCo−Cr合金薄膜12が形成され、その上Iζ
酸化ジルコニウム薄膜13が例えばマグネトロンスパッ
タリング蚤こより形成され、さらEこその上1ζ固体潤
滑層14がスパッタリングにより形成されている。酸化
ジルコニウム薄膜13は酸素分圧がアルゴン分圧の10
チ糧度のアルゴン零囲気中でスパッタリング形成される
ことにより、やはり酸素欠損の状態となっている。
ので、非磁性基体11上(こ蒸着法により記録磁性層と
してのCo−Cr合金薄膜12が形成され、その上Iζ
酸化ジルコニウム薄膜13が例えばマグネトロンスパッ
タリング蚤こより形成され、さらEこその上1ζ固体潤
滑層14がスパッタリングにより形成されている。酸化
ジルコニウム薄膜13は酸素分圧がアルゴン分圧の10
チ糧度のアルゴン零囲気中でスパッタリング形成される
ことにより、やはり酸素欠損の状態となっている。
この上う1こ形成された磁気記録媒体においても、前記
実施例で説明した磁気記録媒体と同様に優れた耐久性が
得られる。
実施例で説明した磁気記録媒体と同様に優れた耐久性が
得られる。
この発明は上述した実施例をこ限定されるものではなく
、その要旨を逸脱ない範囲で種々変形実施することが可
能である。例えば記録磁性層としてはCo−Cr合金薄
膜を例示したが、Co−Cr−Ni 合金薄膜等でも
よく、特]ここの発明は表面に潤滑層を形成する必要の
ある金属層膜を記録磁性層とする磁気記録媒体に有効で
ある。また、基体および潤滑層の材質も種々選択するこ
とができる。さらに、この発明は垂直磁気記録媒体のみ
でなく、面内磁気記録媒体にも適用することができる。
、その要旨を逸脱ない範囲で種々変形実施することが可
能である。例えば記録磁性層としてはCo−Cr合金薄
膜を例示したが、Co−Cr−Ni 合金薄膜等でも
よく、特]ここの発明は表面に潤滑層を形成する必要の
ある金属層膜を記録磁性層とする磁気記録媒体に有効で
ある。また、基体および潤滑層の材質も種々選択するこ
とができる。さらに、この発明は垂直磁気記録媒体のみ
でなく、面内磁気記録媒体にも適用することができる。
第1図はこの発明の一実施例fこ係る磁気記録媒体の断
面図、第2図はこの発明の他の実施例に係る磁気記録媒
体の断面図である。 1・・・樹脂薬フィルタ伏基体 2−・・Co−Cr合金薄膜(記録磁性層)3・・・酸
化ジルコニウム薄膜 4・・・液体潤滑層 11・・・非磁性基体 12・・・Co−Cr合金薄膜(記録磁性層)13・・
・酸化ジルコニウム薄膜 14・・・固体潤滑層 代理人弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名)第1図 第2図
面図、第2図はこの発明の他の実施例に係る磁気記録媒
体の断面図である。 1・・・樹脂薬フィルタ伏基体 2−・・Co−Cr合金薄膜(記録磁性層)3・・・酸
化ジルコニウム薄膜 4・・・液体潤滑層 11・・・非磁性基体 12・・・Co−Cr合金薄膜(記録磁性層)13・・
・酸化ジルコニウム薄膜 14・・・固体潤滑層 代理人弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名)第1図 第2図
Claims (4)
- (1)記録磁性層上に酸化ジルコニウム薄膜が形成され
、この酸化ジルコニウム薄膜上に潤滑層が形成された磁
気記録媒体において、前記酸化ジルコニウム薄膜を構成
する酸素の原子数がジルコニウムの原子数の2倍未満で
あることを特徴とする磁気記録媒体。 - (2)酸化ジルコニウム薄膜の組成式をZrO_2_−
_xとしたとき、Xを0<X<0.5の範囲内に選定す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記
録媒体。 - (3)記録磁性層が金属薄膜であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 - (4)記録磁性層を形成する金属薄膜がCo−Cr系合
金薄膜であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59236710A JPH065574B2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59236710A JPH065574B2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61115230A true JPS61115230A (ja) | 1986-06-02 |
JPH065574B2 JPH065574B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=17004615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59236710A Expired - Lifetime JPH065574B2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065574B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4898774A (en) * | 1986-04-03 | 1990-02-06 | Komag, Inc. | Corrosion and wear resistant magnetic disk |
US4929500A (en) * | 1986-04-03 | 1990-05-29 | Komag, Inc. | Corrosion resistant magnetic disk |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50104602A (ja) * | 1974-01-21 | 1975-08-18 |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP59236710A patent/JPH065574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50104602A (ja) * | 1974-01-21 | 1975-08-18 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4898774A (en) * | 1986-04-03 | 1990-02-06 | Komag, Inc. | Corrosion and wear resistant magnetic disk |
US4929500A (en) * | 1986-04-03 | 1990-05-29 | Komag, Inc. | Corrosion resistant magnetic disk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065574B2 (ja) | 1994-01-19 |
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