JPH0547080A - テープガイド装置 - Google Patents

テープガイド装置

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JPH0547080A
JPH0547080A JP3201916A JP20191691A JPH0547080A JP H0547080 A JPH0547080 A JP H0547080A JP 3201916 A JP3201916 A JP 3201916A JP 20191691 A JP20191691 A JP 20191691A JP H0547080 A JPH0547080 A JP H0547080A
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tape
guide
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guide device
slider
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JP3201916A
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Etsuro Saito
悦朗 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持部材により支持されたガイド部材でテー
プに対して斜め方向に案内を行い、ガイド部材に取り付
けた超音波加振子によりこのガイド部材を加振すること
で、テープ及びガイド部材間の摩擦を大幅に低減し、こ
れにより、テープ案内装置全体の走行抵抗を減少させ、
テープを高速度、且つ、高加速度を以て走行でき、テー
プアクセス性能を大幅に改善することができるようにす
る。 【構成】 テープに対して斜め方向に案内するガイド部
材2と、このガイド部材2を支持する支持部材4と、こ
のガイド部材2に一端が取り付けられる超音波加振子3
とを有し、この超音波加振子3に電源を供給し、この超
音波加振子3によりガイド部材2を加振するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオ・テープ
・レコーダ等に適用して好適なテープガイド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオ・テープ・レコーダ等に使
用されるテープガイド装置は大別すると回転型と固定型
とに分けることができる。
【0003】回転型にはテープに与える走行抵抗が少な
いといった優れた特徴があるが、欠点もあり、例えば使
用するベアリングの回転ムラがテープの走行ムラとなっ
て現れること、回転ローラの回転軸方向に対しテープの
走行方向が直角になっていないと、テープがローラから
幅方向の力を受けること等の問題があった。
【0004】特に後者の問題点に関しては、極端な場合
にはテープが幅方向に移動して、テープのエッジ部分を
損傷することもあった。
【0005】従って、回転型を使用する場合には部品精
度や組立精度に細心の配慮が必要であった。
【0006】このようなことから、回転ローラはテープ
の走行方向に対してローラの長さ方向が直交するタイプ
のテープガイド装置(以下、直交型テープガイド装置と
記述する)に採用されている。
【0007】一方、固定型のテープガイド装置は、テー
プの走行時におけるテープ及びガイド部間の摩擦による
走行抵抗が大きいといった問題をもっている。
【0008】しかし、その反面、テープの走行が安定で
あるといった大きな利点を有している。
【0009】例えばテープの走行方向とテープガイドの
長さ方向が直交していないガイドにこの固定型のテープ
ガイド装置を採用しても、テープはテープガイドからテ
ープの走行方向に直交する方向の力を受けることもな
く、安定してテープを案内、走行させることができる。
【0010】よって固定型は直交タイプのみならず、テ
ープの走行方向に対してガイドの長さ方向が直交しない
タイプのテープガイド装置(以下、傾斜型テープガイド
装置と記述する)にも採用される。
【0011】さて、従来ビデオ・テープ・レコーダ等の
テープ案内装置においては、傾斜型テープガイド装置が
用いられる場合が多く、特にM型ローディングと称され
るテープ案内方式においては、回転ヘッドの前後に各1
本の傾斜型テープガイド装置を設けることが必須となっ
ている。
【0012】この固定方式の傾斜型テープガイドを用い
たM型ローディング採用のテープ案内装置を図7に示
す。
【0013】この図7はビデオ・テープ・レコーダのテ
ープ案内装置164にテープ159を回転ヘッド152
に巻き付ける如く案内、装架し、図示を省略したビデオ
・テープ・レコーダ本体よりの信号をテープ159に記
録したり、またテープ159に記録されている信号を再
生し、ビデオ・テープ・レコーダ本体に再生信号を供給
できる状態を示している。
【0014】この図に示すように、S(供給)リール1
42よりのテープ159は、テープ159の幅方向に対
して直交して案内する回転ローラタイプの直交型テープ
ガイド150、163、149、154に案内され、テ
ープ159に対して斜めに案内する傾斜型テープガイド
161によって案内され、更に円筒状の回転ヘッド15
2に巻き付けられる如く案内される。
【0015】そしてテープ159は更に、回転ヘッド1
52を経てテープ159の幅方向に対して斜めに案内す
る傾斜型テープガイド160に案内され、テープ159
の幅方向に対して直交して案内する回転ローラタイプの
直交型テープガイド153、148、162、145、
155により案内され、T(巻取り)リール143に巻
取られる(正方向の走行時)。
【0016】上述の回転ヘッド152の軸方向はテープ
159の走行方向に対して直交しない配置、即ち、ヘリ
カルスキャン方式となっている。
【0017】一方、Sリール142及びTリール143
の高さはベース140の高さに対して同一の高さ、且
つ、平行であるので、上述の傾斜型テープガイド161
及び160によりテープ159をテープ159に対して
斜めに案内し、テープ159が各リール142及び14
3に対して水平の位置となるようになされている。
【0018】さて、このようなテープ案内装置164に
おいて、キャプスタン146を反時計方向に回転する
と、テープ159はTリール143に巻取られると共
に、記録再生ヘッド147による音声信号の記録や再
生、消去ヘッドによる信号の消去、回転ヘッド152に
よる映像信号の記録や再生が行われる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ビデ
オ・テープ・レコーダのテープ案内装置においては、傾
斜型テープガイド装置が用いられる場合が多く、特にM
型ローディングと称されるテープ案内方式においては、
回転ヘッドの前後に各1本の傾斜型テープガイド装置を
設けることが必須となっている。
【0020】この傾斜型テープガイド装置には、原理的
に固定方式のテープガイド装置を採用せざるを得ず、テ
ープ及びガイド間の摩擦係数が大となり、テープの走行
抵抗を増加させる不都合があった。
【0021】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、テープ及びガイド部材間の摩擦を大幅に低減し、こ
れにより、テープ案内装置全体の走行抵抗を減少させ、
テープを高速度、且つ、高加速度を以て走行でき、テー
プアクセス性能を大幅に改善することのできるテープガ
イド装置を提案しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明テープガイド装置
は例えば図1〜図6に示す如く、テープ59に対して斜
め方向に案内するガイド部材2と、このガイド部材2を
支持する支持部材4と、このガイド部材2に一端が取り
付けられる圧電素子3とを有し、この圧電素子3に電源
を供給し、この圧電素子3によりガイド部材2を加振す
るようにしたものである。
【0023】
【作用】上述せる本発明によれば、支持部材4により支
持されたガイド部材2でテープ59に対して斜め方向に
案内を行い、ガイド部材2に取り付けられた圧電素子3
によりガイド部材2を加振するようにしたので、テープ
及びガイド部材間の摩擦を大幅に低減し、これにより、
テープ案内装置全体の走行抵抗を減少させ、テープを高
速度、且つ、高加速度を以て走行でき、テープアクセス
性能を大幅に改善することができる。
【0024】
【実施例】以下に、図1及び図2を参照して本発明テー
プガイド装置の一実施例について詳細に説明する。図1
はテープガイド装置の断面図を示し、図2はその構成等
の説明のための分解斜視図を示す。
【0025】この図1において、60cは全体としてテ
ープガイド装置本体を示す。
【0026】60cは基台としてのスライダ(図3にお
いて後述する)60dで、このスライダ60dの所定位
置に回り止めピン22を立設し、このスライダ60dの
図において右側位置にガイド取り付けねじ21が挿通さ
れるガイド取り付けねじ挿通孔21aを形成する。
【0027】8は例えば金属をその材質し、その中央部
分に後述する超音波加振子3が収納される素子収納部8
aを形成した矩形の取り付け部材である。
【0028】この取り付け部材8の所定位置に、上述の
回り止めピン22が挿入されるピン挿入穴20を形成す
ると共に、上述のガイド取り付けねじ21が螺合される
取り付けねじ穴19を形成する。
【0029】そして、図2に示すように、この取り付け
部材8の両側面に、後述する回り止め板17が取り付け
られる段部8bを夫々形成し、これら両側面の段部8b
の上下所定位置に夫々回り止め板17を固定するための
ねじ17a及び17bを夫々螺合するためのねじ穴8c
及び8dを夫々形成する。
【0030】更に、この取り付け部材8の上面左右端部
近傍に、この図2に示すように、ガイドピン12を夫々
取り付け(または一体的に形成する)、後述する倒れ調
整ピン16を嵌合するための倒れ調整穴14を右側のガ
イドピン12の近傍に形成し、この上面の略中心付近に
後述する上フランジ10を取り付ける取り付けねじ15
を螺合するための取り付けねじ孔13を形成する。
【0031】また、図1及び図2に示すように、この取
り付け部材8の下部に後述する支持軸7の端部7aが嵌
合される嵌合孔9aが形成された下フランジ9を例えば
一体的に形成する。
【0032】上述のフランジ10に、この上フランジ1
0の長さ方向に沿って、取り付け部材8の上面部に形成
した一対のガイドピン12に案内されるガイド溝10b
をこの上フランジ10に形成した嵌合孔10aの中心を
通るように形成する。
【0033】そして更に、このガイド溝10bの長さ方
向に沿って、取り付けねじ15が挿通される長孔状のね
じ挿通孔10cを形成すると共に、ガイド溝10bに直
交する上下方向に延在する倒れ調整孔10dを形成す
る。
【0034】そしてこの図に示すように、スライダ60
dに立設した回り止めピン22が取り付け部材8に形成
したピン挿入穴20に挿入されるように、スライダ60
dに取り付け部材8を当接する。
【0035】そしてスライダ60dのガイド取り付けね
じ挿入孔21aに、スライダ60dの下方からガイド取
り付けねじ21を挿通し、更にこのガイド取り付けねじ
21を取り付け部材8の取り付けねじ穴19に螺合し、
スライダ60dに取り付け部材8を取り付ける。
【0036】上述の支持軸7を例えばパイプ状の形状と
し、この支持軸7の上下端部7aを支持軸7の径より稍
小さい径にする。
【0037】またこの支持軸7の上下所定位置にガイド
部材2を支持する支持突起7bを夫々形成(例えばリン
グ状の部材をはめ込んだりする等別体でも良い)する。
【0038】この支持軸7bを形成する位置を次のよう
にする。
【0039】テープガイド装置本体60c駆動時には、
ガイド部材2上に形成される定在波は図6に示す如くな
る。
【0040】即ち、図6に示すように、点線N−Nは節
Nの部分であり、この線上では振幅が“0”であり、こ
の線に沿ってガイド部材2を支持することにより、支持
による振動の減衰を最少とすることができる。
【0041】従って図6における、端面より節の位置ま
での距離をnとすると、図1に示すように、支持突起7
bの軸方向の位置はガイド部材2の上下端部より夫々n
の距離に設ける如くする。
【0042】またこのガイド部材2の材質を金属または
セラミックとし、その形状を支持軸7と同様にパイプ状
とする。
【0043】11はドーナツ形状のワッシャで、このワ
ッシャ11の一方の面側に、この内周に沿って4個の支
持突起11aを形成する。
【0044】この支持突起11aを形成する位置を、図
6に示すように、ガイド部材2に発生する定在波の夫々
円周方向の節Qに対応する位置とする。
【0045】尚、この支持突起11aを形成しないワッ
シャを用いても良い。
【0046】3は例えば積層型の圧電素子を用いた超音
波加振子で、この超音波加振子3の一端面の中央付近を
ガイド部材2の外周面に一致する形状にして取り付け面
5を形成し、更にこの一端面の両端を図に示す如く、ガ
イド部材2の外周面にこの超音波加振子3の取り付け面
5を例えば固着したときに、この一端面の両端がガイド
部材2に当接しないように平坦部5aを形成する。
【0047】さて、図2に示すように、支持軸7をガイ
ド部材2に挿通し、このガイド部材2の外周面に超音波
加振子3の一端面を接着材等により固着する。
【0048】この超音波加振子3のガイド部材2への取
り付け位置を、最も振動効率の良い図6に示す振動系の
腹の部分Pの中央位置とする。
【0049】そして矢印x1で示すように、支持軸7の
上端部7aにワッシャ11をその支持突起11aの形成
されている側を下にして例えば嵌合し、矢印x2で示す
ように、支持軸7の下端部7aにワッシャ11をその支
持突起11aの形成されている側を上にして例えば嵌合
する。
【0050】そして図において矢印x3で示すように、
上述の各部品を組み立てた組立品を超音波加振子3が取
り付け部材8の素子収納部8aに収納されるように、取
り付け部材8に組み合わせると共に、支持軸7の下方の
端部7aを取り付け部材8の下フランジ9の嵌合孔9a
に嵌合する。
【0051】そしてこの図2に矢印x4で示すように、
上フランジ10を取り付け部材8に当接すると共に、そ
の嵌合孔10aに支持軸7の上部の端部7aを嵌合(ま
たは固着)し、ガイドピン12を夫々ガイド溝10bに
挿通する如くする。
【0052】そして矢印x5で示すように、取り付けね
じ15を上フランジ10のねじ挿通孔10cに挿通する
と共に、取り付け部材8の取り付けねじ孔13に螺合す
る。
【0053】また、倒れ調整ピン16をガイド溝10b
及び倒れ調整孔10d間付近を挿通すると共に、倒れ調
整穴14に例えば嵌合する。
【0054】この後、上述した回り止め板17を取り付
け部材8の両側面に形成した段部8bに夫々当接すると
共に、ねじ17aを回り止め17の上部の孔17cに夫
々挿通し、これらねじ17aを取り付け部材8の段部8
bの上部に夫々形成したねじ穴8cに夫々螺合し、ねじ
17bを回り止め17の上部の孔17dに夫々挿通し、
これらねじ17bを取り付け部材8の段部8bの下部に
夫々形成したねじ穴8dに夫々螺合する。
【0055】この回り止め17は取り付け部材8の素子
収納部8aに収納された超音波加振子3がガイド部材2
と共に回転するのを防止する。
【0056】そしてこのように組み立てたテープガイド
装置本体60cにおいて、図1または図2に示すよう
に、取り付けねじ15を緩めたときにはガイドピン12
によりガイド溝10bが案内されることにより、取り付
け部材8の上部において上フランジ10をスライドさせ
ることができる。
【0057】また、ガイド部材2を取り付け部材に対し
て僅かに倒れ調整するときには、取り付けねじ15を緩
め、一対のガイドピン12によりガイド溝10bを案内
することにより、上フランジ10をガイド溝10b方向
に摺動し、倒れ調整ピン16を倒れ調整孔10dに挿通
すると共に、倒れ調整穴14に嵌合し、再び取り付けね
じ15を締めれば良い。
【0058】上述のガイド部材2内を挿通する支持軸7
と、この支持軸7及びガイド部材2の両端を保持する上
下フランジ10及び9を有する取り付け部材8を以て支
持部材4を構成する如くする。
【0059】さて、本例においては、上述のテープガイ
ド装置本体60cを図3に示す如きスライダガイド60
に搭載する。
【0060】この図3において、11はフランジ付きロ
ーラーガイドで、このフランジ付きローラーガイド11
をスライダ60dの所定位置に回転可能に取り付ける。
【0061】このスライダ60dに位置決めピン60a
を形成し、このスライダ60dに端子板60bを取り付
ける。
【0062】超音波加振子3の取り付けられたテープガ
イド装置60cの図示を省略したリード線3a、3b
(図1及び図2参照)を夫々上述の端子板60bの図示
を省略した端子に接続する。
【0063】図に示すように、スライダガイド60は、
上述のフランジ付きローラーガイド11及びテープガイ
ド装置60cによりテープ59を案内、走行せしめる。
【0064】図4にこのスライダガイド60を搭載した
ビデオ・テープ・レコーダにテープカセット41を載置
した状態を示す。
【0065】この図4に示すビデオ・テープ・レコーダ
は、M型ローディング方式のテープ案内装置64を採用
したものである。
【0066】この図4に示すように、42はS(供給)
リール、43はT(巻取り)リール、44、45、4
8、49及び50は夫々定位置に取り付けられた例えば
可動ガイドである。
【0067】46はキャプスタン、47は音声信号等の
記録再生ヘッド、51は消去ヘッド、52は回転ヘッド
である。
【0068】41aはテープカセット41に設けた凹状
部、57及び58はテープカセット41内部に取り付け
られたガイドで、これらガイド57及び58は夫々凹状
部41aの前面を覆う如くテープ59を配置せしめる役
割を有する。
【0069】またテープカセット41のビデオ・テープ
・レコーダへの載置の際には、テープ59によって覆わ
れた凹状部41a内に、可動ガイド62、63及びスラ
イダガイド60、61が夫々収容される。
【0070】このスライダガイド60は図1〜図3を参
照して説明したスライダガイド60と同様の構成である
が、スライダガイド61は図3に示したスライダガイド
60とは、フランジ付きローラーガイド11及びテープ
ガイド装置本体61cスライダ61dへの取り付け位置
並びに位置決めピン61a及び端子板61bの取り付け
位置を逆にし、且つ、スライダ61d(図示を省略す
る)の形状はスライダガイド60のスライダ60dと左
右対象となる形状とする。
【0071】53及び54は夫々ストッパで、これらス
トッパ53及び54の図において外側部分にコネクタ部
55及び56を夫々取り付け、更にこれらコネクタ部5
5及び56に端子ピン55d及び56dを夫々取り付け
る。
【0072】そしてこれら端子ピン55d、56d及び
ビデオ・テープ・レコーダ本体70間を接続し、ビデオ
・テープ・レコーダ本体70よりこれら端子ピン55d
及び56dに交流電圧を供給できるようにする。
【0073】また、上述のストッパ53及び54の図に
おいて下部にV字状部53d及び54dを夫々形成す
る。
【0074】これらV字状部53d及び54dには、後
述するテープのローディング時に各スライダガイド60
及び61の位置決めピン60a及び61aが夫々当接す
る如くなされている。
【0075】図5は、スライダガイド60及び61、可
動ガイド62及び63、ピンチローラ65をこの図5に
夫々破線で示す位置から実線で示す位置に移動させ、回
転ヘッド52に対してテープ59を巻き付けた状態、即
ち、ローディング状態を示す。
【0076】即ち、各スライダガイド60及び61が夫
々図に破線で示す位置より実線で示す位置に移動し、こ
れらスライダガイド60及び61の各位置決めピン60
a及び61aが夫々ストッパ53及び54の各V字状部
53a及び54aに当接して位置決めされると共に、ス
ライダガイド60及び61の各端子板60b及び61b
がコネクタ部55及び56の各端子ピン55d及び56
dに夫々当接してこれらと電気的に接続される。
【0077】一方、各可動ガイド62及び63が夫々図
に破線で示す位置より実線で示す位置に移動してテープ
59を案内すると共に、ピンチローラ65が図に破線で
示す位置より実線で示す位置に移動し、テープ59が走
行可能な状態となる。
【0078】この状態でキャプスタン46及びピンチロ
ーラ65によりテープ59に圧力を加えて挟持し、キャ
プスタン46を回転すると、テープ59は各ガイド4
4、45、48、49、50、57、58、62、6
3、スライダガイド60及び61、回転ヘッド52に夫
々案内されて走行せしめられる。
【0079】そして、テープ59はTリール43に巻取
られると共に、このテープ59に対して記録再生ヘッド
47による音声信号の記録や再生、消去ヘッド51によ
る信号の消去、回転ヘッド52による映像信号の記録や
再生が行われる。
【0080】そして、ビデオ・テープ・レコーダ本体7
0より、各スライダガイド60及び61の各テープガイ
ド装置本体60c及び61cにこれらの共振周波数に相
当する交流電圧を夫々端子ピン55d及び端子板60
b、56d及び61bを介して供給すると、各ガイド部
材2には定在波が発生し、テープ59及びガイド部材2
間の摩擦係数は、交流電圧を供給しないで、テープ59
を走行させた場合と比較して、数分の1に減少する。
【0081】このように、本例においては、支持部材4
により支持されたガイド部材2でテープ59に対して斜
め方向に案内を行い、ガイド部材2に取り付けた超音波
加振子3によりこのガイド部材2を加振するようにした
ので、テープ59及びガイド部材2間の摩擦を大幅に低
減し、これにより、テープ案内装置64全体の走行抵抗
を減少させ、テープ59を高速度、且つ、高加速度を以
て走行でき、テープアクセス性能を大幅に改善すること
ができる。
【0082】尚、本発明は上述の実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が
取り得ることは勿論である。
【0083】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、支持部材によ
り支持されたガイド部材でテープに対して斜め方向に案
内を行い、ガイド部材に取り付けられた圧電素子により
ガイド部材を加振するようにしたので、テープ及びガイ
ド部材間の摩擦を大幅に低減し、これにより、テープ案
内装置全体の走行抵抗を減少させ、テープを高速度、且
つ、高加速度を以て走行でき、テープアクセス性能を大
幅に改善することができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープガイド装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明テープガイド装置の一実施例を示す分解
斜視図である。
【図3】本発明テープガイド装置をスライダーガイドに
搭載した例を示す斜視図である。
【図4】本発明テープガイド装置をビデオ・テープ・レ
コーダに適用した例を示す線図である。
【図5】本発明テープガイド装置をビデオ・テープ・レ
コーダに適用した例を示す線図である。
【図6】本発明テープガイド装置の一実施例の説明に供
するグラフである。
【図7】ビデオ・テープ・レコーダのテープ案内部を示
す線図である。
【符号の説明】
2 ガイド部材 3 超音波加振子 4 支持部材 59 テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープに対して斜め方向に案内するガイ
    ド部材と、 該ガイド部材を支持する支持部材と、 上記ガイド部材に一端が取り付けられる圧電素子とを有
    し、 該圧電素子に電源を供給し、該圧電素子により上記ガイ
    ド部材を加振するようにしたことを特徴とするテープガ
    イド装置。
JP3201916A 1991-08-12 1991-08-12 テープガイド装置 Pending JPH0547080A (ja)

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