JP2752403B2 - 高電圧スイツチ - Google Patents
高電圧スイツチInfo
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- JP2752403B2 JP2752403B2 JP63507047A JP50704788A JP2752403B2 JP 2752403 B2 JP2752403 B2 JP 2752403B2 JP 63507047 A JP63507047 A JP 63507047A JP 50704788 A JP50704788 A JP 50704788A JP 2752403 B2 JP2752403 B2 JP 2752403B2
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- Japan
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- voltage
- voltage switch
- ignition
- cascade
- thyristor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P13/00—Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P3/00—Other installations
- F02P3/02—Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
- F02P3/04—Layout of circuits
- F02P3/0407—Opening or closing the primary coil circuit with electronic switching means
- F02P3/0435—Opening or closing the primary coil circuit with electronic switching means with semiconductor devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P7/00—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
- F02P7/02—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of distributors
- F02P7/021—Mechanical distributors
- F02P7/026—Distributors combined with other ignition devices, e.g. coils, fuel-injectors
-
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-
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- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P9/00—Electric spark ignition control, not otherwise provided for
- F02P9/002—Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/40—Sparking plugs structurally combined with other devices
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/10—Modifications for increasing the maximum permissible switched voltage
- H03K17/105—Modifications for increasing the maximum permissible switched voltage in thyristor switches
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/51—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
- H03K17/74—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of diodes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 従来の技術 本発明は、例えば内燃機関の点火装置のための高電圧
スイッチに関する。
スイッチに関する。
内燃機関の点火プラグは、とりわけコールドスタート
の際にすすで汚れることは知られている。また極度に高
い発熱量を有する点火プラグが内燃機関で使用される場
合もすすが生じる。点火プラグ表面のカーボン層が短絡
路となり、これは点火プラグにおける点火電圧の上昇中
にエネルギの流出を引き起こす。そのため点火電圧に達
しない現象が頻繁におきるため、ミス・ファイヤが生じ
る。
の際にすすで汚れることは知られている。また極度に高
い発熱量を有する点火プラグが内燃機関で使用される場
合もすすが生じる。点火プラグ表面のカーボン層が短絡
路となり、これは点火プラグにおける点火電圧の上昇中
にエネルギの流出を引き起こす。そのため点火電圧に達
しない現象が頻繁におきるため、ミス・ファイヤが生じ
る。
この問題を解決するために、ガラス管の中へ溶着され
た電極を備え所定の電圧でスパークを起こさせるような
補助スパークギャップが、点火装置内で用いられてい
る。しかしこの補助スパークギャップの欠点は、補助ス
パークギャップの点火電圧がスパークのたびごとに、さ
らに補助スパークギャップの耐用年数中に変化すること
である。これは電極の燃焼および電極を取り巻くガスが
時とともに変化することに起因する。
た電極を備え所定の電圧でスパークを起こさせるような
補助スパークギャップが、点火装置内で用いられてい
る。しかしこの補助スパークギャップの欠点は、補助ス
パークギャップの点火電圧がスパークのたびごとに、さ
らに補助スパークギャップの耐用年数中に変化すること
である。これは電極の燃焼および電極を取り巻くガスが
時とともに変化することに起因する。
発明の利点 それに対して請求項1の特徴部分を有する冒頭に述べ
た形式の本発明による高電圧スイッチは、点火電圧を非
常に正確に前もって選択することができ、さらに点火プ
ラグにおける短絡路の影響が実際に除去される、という
利点を有する。電圧により制御される電子高電圧スイッ
チング素子により、選択可能な例えば20kVのように高い
電圧になって初めて点火電圧が点火プラグに印加され
る、ということが達成される。これにより点火電圧の上
昇中に短絡路が作用を及ぼす可能性はない。また極度に
高い発熱量を有するプラグも、たとえコールド・スター
トの場合であっても問題なく点火する。
た形式の本発明による高電圧スイッチは、点火電圧を非
常に正確に前もって選択することができ、さらに点火プ
ラグにおける短絡路の影響が実際に除去される、という
利点を有する。電圧により制御される電子高電圧スイッ
チング素子により、選択可能な例えば20kVのように高い
電圧になって初めて点火電圧が点火プラグに印加され
る、ということが達成される。これにより点火電圧の上
昇中に短絡路が作用を及ぼす可能性はない。また極度に
高い発熱量を有するプラグも、たとえコールド・スター
トの場合であっても問題なく点火する。
従属形式の請求項に記載された様に請求項1に記載の
高電圧スイッチを構成可能である。
高電圧スイッチを構成可能である。
跳躍ダイオード縦続接続体を高電圧スイッチング素子
として使用することができる。個々の跳躍ダイオードに
おける応動電圧に応じて、また所望の点火電圧に応じて
これらのダイオードを10個から50個を上下に積層する、
例えば点火プラグのソケットに一体化する。したがって
各ダイオードの遮断電圧が1kVで点火電圧が20kVの場
合、これらの構成素子を20個直列に接続する。
として使用することができる。個々の跳躍ダイオードに
おける応動電圧に応じて、また所望の点火電圧に応じて
これらのダイオードを10個から50個を上下に積層する、
例えば点火プラグのソケットに一体化する。したがって
各ダイオードの遮断電圧が1kVで点火電圧が20kVの場
合、これらの構成素子を20個直列に接続する。
図面 本発明の実施例が図面を用いて以下に詳細に説明され
ている。
ている。
第1図は点火装置の基本回路図、第2図は第1図によ
る点火装置の点火プラグと点火コイルの2次巻線におけ
る電圧特性図を示す。
る点火装置の点火プラグと点火コイルの2次巻線におけ
る電圧特性図を示す。
実施例の説明 この高電圧スイッチは一般に高電圧負荷と接続して使
用することができる。以下にはその実例として自動車の
点火装置内での高電圧スイッチの使用について説明され
ている。
用することができる。以下にはその実例として自動車の
点火装置内での高電圧スイッチの使用について説明され
ている。
第1図には点火コイル1が示されており、その1次巻
線2は制御トランジスタ3を介して電圧供給源UB、例え
ばここでは図示されていない自動車のバッテリと接続さ
れている。制御トランジスタ3は公知の様に制御端子4
を介して制御装置により制御される。
線2は制御トランジスタ3を介して電圧供給源UB、例え
ばここでは図示されていない自動車のバッテリと接続さ
れている。制御トランジスタ3は公知の様に制御端子4
を介して制御装置により制御される。
点火コイル1の2次巻線5は、個々の高電圧負荷をこ
の場合は自動車の点火プラグ7を制御するディストリビ
ュータ6と接続されている。複数個の点火プラグ−ここ
ではそのうちの1つしか示されていない−の入力側に直
接、例えば跳躍ダイオードの縦続接続体8として構成さ
れた、電圧により制御される電気的な高電圧スイッチン
グ素子がそれぞれ配置されている。
の場合は自動車の点火プラグ7を制御するディストリビ
ュータ6と接続されている。複数個の点火プラグ−ここ
ではそのうちの1つしか示されていない−の入力側に直
接、例えば跳躍ダイオードの縦続接続体8として構成さ
れた、電圧により制御される電気的な高電圧スイッチン
グ素子がそれぞれ配置されている。
跳躍ダイオードとしては2極のサイリスタが用いられ
る、つまりゲートとカソードが0Ωから∞Ωまでの抵抗
を介して相互に接続されているサイリスタのことであ
る。ここで述べられている実施例の場合、前記サイリス
タの端子間は直接接続されている。これらの跳躍ダイオ
ードの特性曲線は次のようなサイリスタの特性曲線に相
応する:即ち電圧が上昇しても素子は例えば1kVの特性
電圧UKまで遮断状態であり、次にいわゆる跳躍電圧UKを
越えると、素子は急激に導通状態になり、その場合、順
方向電圧は例えばUD=1Vから2V降下するだけである。複
数個のこれらの跳躍ダイオードが直列に接続されている
ため、その跳躍電圧は加算されるが、そのため縦続接続
体の跳躍電圧を任意に設定することができる。例えば20
Vの跳躍電圧に対してはこれらの跳躍ダイオードを20個
直列に接続する。
る、つまりゲートとカソードが0Ωから∞Ωまでの抵抗
を介して相互に接続されているサイリスタのことであ
る。ここで述べられている実施例の場合、前記サイリス
タの端子間は直接接続されている。これらの跳躍ダイオ
ードの特性曲線は次のようなサイリスタの特性曲線に相
応する:即ち電圧が上昇しても素子は例えば1kVの特性
電圧UKまで遮断状態であり、次にいわゆる跳躍電圧UKを
越えると、素子は急激に導通状態になり、その場合、順
方向電圧は例えばUD=1Vから2V降下するだけである。複
数個のこれらの跳躍ダイオードが直列に接続されている
ため、その跳躍電圧は加算されるが、そのため縦続接続
体の跳躍電圧を任意に設定することができる。例えば20
Vの跳躍電圧に対してはこれらの跳躍ダイオードを20個
直列に接続する。
跳躍ダイオードの縦続接続体は、半導体ディスクを両
側ともに金属化して積層し、さらに加熱作用により相互
に接合するようにして製造される。20個の跳躍ダイオー
ドを直列に接続すべき場合、20枚のディスクないしウェ
ハを相互に接合する。続いてこの接合体から、例えば高
さ10mmでかつ1×1mmの断面積を有する柱体を切り出
す。
側ともに金属化して積層し、さらに加熱作用により相互
に接合するようにして製造される。20個の跳躍ダイオー
ドを直列に接続すべき場合、20枚のディスクないしウェ
ハを相互に接合する。続いてこの接合体から、例えば高
さ10mmでかつ1×1mmの断面積を有する柱体を切り出
す。
これらの柱体は点火コイルの2次側の任意の場所に、
つまり点火コイルと点火プラグとの間のどこかに組み込
むことができる。これらの柱体をディストリビュータ・
キャップと点火プラグとの間の領域に組み込む場合は、
各シリンダごとに1つの跳躍ダイオード縦続接続体が必
要である。これに対して、点火コイルとディストリビュ
ータ・ロータとの間の領域に組み込んだ場合は、1つの
跳躍ダイオード縦続接続体しか必要とされない。跳躍ダ
イオード縦続接続体を点火プラグとのより近傍に配置す
るほど、点火プラグにおいて得られる電圧の跳躍的変化
の高さと跳躍ダイオード縦続接続体の跳躍電圧の高さと
が互いにより等しくなる。縦続接続体を例えば点火コイ
ルの中に組み込む場合は、そのブレークオーバー電圧
を、点火プラグにおける所望の電圧の跳躍的変化よりも
はるかに高く設定する必要がある。
つまり点火コイルと点火プラグとの間のどこかに組み込
むことができる。これらの柱体をディストリビュータ・
キャップと点火プラグとの間の領域に組み込む場合は、
各シリンダごとに1つの跳躍ダイオード縦続接続体が必
要である。これに対して、点火コイルとディストリビュ
ータ・ロータとの間の領域に組み込んだ場合は、1つの
跳躍ダイオード縦続接続体しか必要とされない。跳躍ダ
イオード縦続接続体を点火プラグとのより近傍に配置す
るほど、点火プラグにおいて得られる電圧の跳躍的変化
の高さと跳躍ダイオード縦続接続体の跳躍電圧の高さと
が互いにより等しくなる。縦続接続体を例えば点火コイ
ルの中に組み込む場合は、そのブレークオーバー電圧
を、点火プラグにおける所望の電圧の跳躍的変化よりも
はるかに高く設定する必要がある。
そのため有利な組み込み場所は以下のとおりになる。
1. 1つの跳躍ダイオード縦続接続体をディストリビュ
ータ・ロータまたはディストリビュータ・キャップにお
いて用いる場合。
ータ・ロータまたはディストリビュータ・キャップにお
いて用いる場合。
2. シリンダ数に相応する複数個の跳躍ダイオード縦続
接続体を点火プラグにおいて用いる場合、あるいは点火
プラグにくらべると点火プラグ・ソケットは消耗部分で
はないので有利には点火プラグ・ソケットにおいて用い
る場合。
接続体を点火プラグにおいて用いる場合、あるいは点火
プラグにくらべると点火プラグ・ソケットは消耗部分で
はないので有利には点火プラグ・ソケットにおいて用い
る場合。
組み込みに際し、跳躍ダイオード縦続接続体は通常、
プラスチックまたはガラスで鋳込まれる。
プラスチックまたはガラスで鋳込まれる。
第2図には点火過程中に点火プラグに印加される電圧
が破線で示されており、さらに点火コイルの2次側に生
じる電圧が実線で示されている。
が破線で示されており、さらに点火コイルの2次側に生
じる電圧が実線で示されている。
高電圧スイッチの動作を以下に詳細に説明する。
点火コイル1の動作およびディストリビュータ6の動
作は公知である。そのためこれらについては詳しく説明
しない。第1図に示されたディストリビュータ6は点火
プラグ7と点火コイルとを接続している。点火コイル1
の1次巻線2を介して流れる電流が制御トランジスタ3
により遮断されると、点火コイルの2次巻線5において
第2図に実線で示した電圧特性が生じる。この場合、約
20kVの電圧が前提とされいる。この値には40μsの上昇
時間で達する。例えば湿気またはすすによる短絡路を介
して上昇時間中に大きな電流が漏れると、点火電圧には
もはや到達せずミス・ファイヤが生じる。
作は公知である。そのためこれらについては詳しく説明
しない。第1図に示されたディストリビュータ6は点火
プラグ7と点火コイルとを接続している。点火コイル1
の1次巻線2を介して流れる電流が制御トランジスタ3
により遮断されると、点火コイルの2次巻線5において
第2図に実線で示した電圧特性が生じる。この場合、約
20kVの電圧が前提とされいる。この値には40μsの上昇
時間で達する。例えば湿気またはすすによる短絡路を介
して上昇時間中に大きな電流が漏れると、点火電圧には
もはや到達せずミス・ファイヤが生じる。
跳躍ダイオード縦続接続体を用いることによりいわゆ
る急峻化効果が達成される:即ち縦続接続体における電
圧は、上下に積層された構成素子の数によって前もって
与えられる跳躍電圧につまり点火電圧に達するまで、点
火プラグには電圧が印加されることなく、上昇する。こ
れは跳躍ダイオードの遮断作用による。したがって各跳
躍電圧のないし遮断電圧の総和に相応する点火電圧に達
するまで、汚れによる短絡路が作用を及ぼす可能性はな
い。点火電圧に達するやいなや跳躍ダイオード縦続接続
体は急激に導通接続し、それにより点火電圧が点火プラ
グに印加されてスパークが発生する。
る急峻化効果が達成される:即ち縦続接続体における電
圧は、上下に積層された構成素子の数によって前もって
与えられる跳躍電圧につまり点火電圧に達するまで、点
火プラグには電圧が印加されることなく、上昇する。こ
れは跳躍ダイオードの遮断作用による。したがって各跳
躍電圧のないし遮断電圧の総和に相応する点火電圧に達
するまで、汚れによる短絡路が作用を及ぼす可能性はな
い。点火電圧に達するやいなや跳躍ダイオード縦続接続
体は急激に導通接続し、それにより点火電圧が点火プラ
グに印加されてスパークが発生する。
跳躍ダイオード縦続接続体は基本的には点火コイルの
2次側の任意の個所に配置することができる。しかし点
火プラグまでのケーブルの固有容量のためにケーブルの
長さが長くなると急峻化効果は小さくなる。そのため縦
続接続体を点火プラグソケットの中に直接設けると有利
である。
2次側の任意の個所に配置することができる。しかし点
火プラグまでのケーブルの固有容量のためにケーブルの
長さが長くなると急峻化効果は小さくなる。そのため縦
続接続体を点火プラグソケットの中に直接設けると有利
である。
この急峻化効果を用いることにより、点火プラグに印
加される電圧に対して、上昇時間を10ns〜数100ns、例
えば50nsにすることができる。これにより点火コイルは
短絡路に対して応動しなくなり、例えば内燃機関のコー
ルドスタート特性が改善される。
加される電圧に対して、上昇時間を10ns〜数100ns、例
えば50nsにすることができる。これにより点火コイルは
短絡路に対して応動しなくなり、例えば内燃機関のコー
ルドスタート特性が改善される。
さらにこの跳躍ダイオード縦続接続体を用いることに
より点火プラグの発熱量の値選定は重要ではなくなる。
“コールドタイプのプラグ”、つまり極度に高い発熱量
を有するプラグは煤が生じやすく、それにより短絡路が
生じることは知られている。その結果、ミス・ファイヤ
やコールドスタート時の問題が生じる。点火プラグにお
ける改善された電圧特性によりこの問題が除去される。
より点火プラグの発熱量の値選定は重要ではなくなる。
“コールドタイプのプラグ”、つまり極度に高い発熱量
を有するプラグは煤が生じやすく、それにより短絡路が
生じることは知られている。その結果、ミス・ファイヤ
やコールドスタート時の問題が生じる。点火プラグにお
ける改善された電圧特性によりこの問題が除去される。
本発明による、電圧により制御される電気的な高電圧
スイッチにより重量およびコストが削減される。従来は
点火コイルは、不利な条件下でも即ち短絡路を介して電
流が漏れた場合にも、点火スパークを生じさせるために
十分にエネルギを供給できるよに常に、大きく設計しな
ければならなかった。これを保証するために大きくかつ
重い点火コイルとともに高い遮断電流が必要とされ、そ
のためにコストのかかる高価な装置となっていた。急峻
化効果によって、小さくかつエネルギの少ない点火装置
を用いても、点火スパークが確実に発生する。
スイッチにより重量およびコストが削減される。従来は
点火コイルは、不利な条件下でも即ち短絡路を介して電
流が漏れた場合にも、点火スパークを生じさせるために
十分にエネルギを供給できるよに常に、大きく設計しな
ければならなかった。これを保証するために大きくかつ
重い点火コイルとともに高い遮断電流が必要とされ、そ
のためにコストのかかる高価な装置となっていた。急峻
化効果によって、小さくかつエネルギの少ない点火装置
を用いても、点火スパークが確実に発生する。
点火スパークはもはやそれほど多くのエネルギを必要
としないので、点火プラグの電極の消耗も著しく低減さ
れる。
としないので、点火プラグの電極の消耗も著しく低減さ
れる。
点火スパークを発生させるために通常のように、スイ
ッチングトランジスタ3により制御される点火コイル内
の遮断電流が用いられる。既述の跳躍ダイオード縦続接
続体はその際、点火コイルの2次側に生じる電圧の急上
昇形成に用いられる。しかしこの跳躍ダイオード縦続接
続体は、2kV以上の値に達する可能性のある正のスイッ
チイン電圧パルスを阻止するためにも用いられる。この
電圧パルスはいわゆる“静止形の”高電圧分配の際に現
れる、即ち回転するディストリビュータ・スパークギャ
ップを用いない場合に生じる。そのためこの正の電圧が
生じた場合にも遮断領域にとどまるような対称な特性曲
線を有する跳躍ダイオードを用いなければならない。
ッチングトランジスタ3により制御される点火コイル内
の遮断電流が用いられる。既述の跳躍ダイオード縦続接
続体はその際、点火コイルの2次側に生じる電圧の急上
昇形成に用いられる。しかしこの跳躍ダイオード縦続接
続体は、2kV以上の値に達する可能性のある正のスイッ
チイン電圧パルスを阻止するためにも用いられる。この
電圧パルスはいわゆる“静止形の”高電圧分配の際に現
れる、即ち回転するディストリビュータ・スパークギャ
ップを用いない場合に生じる。そのためこの正の電圧が
生じた場合にも遮断領域にとどまるような対称な特性曲
線を有する跳躍ダイオードを用いなければならない。
さらに最後に、既述の跳躍ダイオード縦続接続体は車
両に最初から装備されて用いられるだけでなく、簡単に
あとから追加して組み込むことができることも付言とて
おく。
両に最初から装備されて用いられるだけでなく、簡単に
あとから追加して組み込むことができることも付言とて
おく。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−43977(JP,A) 特開 昭52−106276(JP,A) 特開 昭54−19672(JP,A) 特開 昭58−9373(JP,A) 特開 昭56−165767(JP,A) 特開 昭48−9139(JP,A) 実開 昭61−168622(JP,U)
Claims (6)
- 【請求項1】点火コイル(1)の2次側(5)で該点火
コイル(1)と点火プラグ(7)との間の任意の個所へ
組み込むのに適した電圧制御形の電子高電圧素子(8)
が設けられている、車両の内燃機関における点火装置の
ための高電圧スイッチにおいて、 高電圧スイッチ素子(8)としてサイリスタ縦続接続体
(8)が用いられ、該サイリスタ縦続接続体(8)は、
サイリスタ半導体チップ内で実現されてゲートとカソー
ドが互いに接続された複数の跳躍ダイオードから成り、 該サイリスタ縦続接続体(8)は、まえもって選定可能
なまたは設定された電圧が加わると阻止状態から導通状
態へ急激に移行することを特徴とする、 車両の内燃機関における点火装置のための高電圧スイッ
チ。 - 【請求項2】前記サイリスタ縦続接続体(8)は、両面
とも金属化されて相互に接続されている複数の半導体素
子から成る、請求項1記載の高電圧スイッチ。 - 【請求項3】前記半導体素子は上下に積層された半導体
ウェハから切り出される、請求項2記載の高電圧スイッ
チ。 - 【請求項4】前記高電圧スイッチ素子(8)はディスト
リビュータ・ロータ、ディストリビュータ中央キャッ
プ、またはディストリビュータキャップソケットの中に
鋳込まれている、請求項1記載の高電圧スイッチ。 - 【請求項5】前記高電圧素子(8)は点火プラグ(7)
内に鋳込まれている、請求項1〜3のいずれか1項記載
の高電圧スイッチ。 - 【請求項6】前記高電圧素子のための鋳込み部材として
プラスチック、ガラスまたはセラミックのパテが使用さ
れている、請求項1〜5のいずれか1項記載の高電圧ス
イッチ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3731393.2 | 1987-09-18 | ||
DE19873731393 DE3731393A1 (de) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Hochspannungsschalter |
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