JP2020143642A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】イグナイタが導通しているときにバッテリ側のスイッチが遮断されたとしてもスイッチ配下のイグナイタを除く他の回路が破損しないようにする。【解決手段】センスIGBT12および電流検出抵抗RsnsがメインIGBT11のコレクタ電流Icをモニタし、ヒステリシス比較器CMPがスイッチ遮断による電圧の低下を検出すると電圧Vcmpを出力する。論理回路15は、入力認識回路16からの入力認識電圧Vin1と電圧Vcmpとから論理出力電圧Vlogicを出力する。論理出力電圧Vlogicは、半導体スイッチM1をオンしてゲート電圧Vgateを下げ、半導体スイッチM2をオンしてクランプダイオードD1a,D1bの耐圧を下げる。ゲート電圧Vgateを下げることで上昇するコレクタ電圧VcをクランプダイオードD1aでクランプし、他の回路が破損するような異常電圧を発生させないようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用内燃機関の点火システムのイグニッションコイルのようなコイル負荷を駆動する電圧制御型半導体パワースイッチ素子を備えた半導体集積回路に関する。
ガソリンを燃料とする車両用内燃機関では、内燃機関の燃焼室に充填された燃料と空気との混合気を所定のタイミングで点火することにより燃焼させるようにした点火システムが用いられている。
図3は一般的な点火システムの構成例を示す図である。
点火システムは、イグナイタ100と、一次コイルL1および二次コイルL2を有するイグニッションコイル200と、スパークプラグ300とを備えている。イグニッションコイル200の一次コイルL1および二次コイルL2の一方の端子は、スイッチ400を介してバッテリ500の正極端子に接続され、バッテリ500の負極端子は、車両のシャシに接続されている。なお、スイッチ400としては、アクセサリースイッチ、イグナイタ100を含む電装品に設けられるリレースイッチ、ヒューズなどがある。
イグニッションコイル200の一次コイルL1の他方の端子は、イグナイタ100の出力端子OUTに接続され、イグナイタ100の入力端子INは、エンジン制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)600に接続されている。イグナイタ100は、また、グランド端子GNDを有し、バッテリ500の負極端子に接続されている。イグニッションコイル200の二次コイルL2の他方の端子は、スパークプラグ300の中心電極に接続され、スパークプラグ300の接地電極は、内燃機関のヘッドカバーに螺着されて電気的に接地されている。
イグナイタ100は、出力端子OUTとグランド端子GNDとの間に接続されてスイッチング動作を行う電圧制御型半導体パワースイッチ素子を有している。図示の例では、電圧制御型半導体パワースイッチ素子には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)101が使用されている。なお、電圧制御型半導体パワースイッチ素子として、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)のような他の電圧制御型半導体パワースイッチ素子を用いることもある。IGBT101は、コレクタが出力端子OUTに接続され、ゲートがゲート抵抗102を介して入力端子INに接続され、エミッタがグランド端子GNDに接続されている。
イグナイタ100は、また、IGBT101のゲート・エミッタ間に設置されてIGBT101の保護動作を行う制御回路103を有している。この制御回路103は、IGBT101のゲートに供給される入力電圧Vinを電源電圧とし、IGBT101をターンオン制御するときの入力電圧Vinが入力されている間のみ動作する。イグナイタ100は、さらに、IGBT101のコレクタ・ゲート間に設置されたイグニッションコイル200の逆起電圧保護用のクランプダイオード104と、入力端子INとIGBT101のエミッタとの間に設置された静電気放電保護用のダイオード105とを有している。
エンジン制御ユニット600は、イグナイタ100の入力端子INに接続されてIGBT101を駆動するIGBT駆動回路601を有している。エンジン制御ユニット600は、また、内燃機関を制御するのに必要な複数のIC(Integrated Circuit)602,603を有している。これらIC602,603は、点火時期の制御、燃料噴射装置の制御、吸排気系統の制御、動弁機構の制御、セルモータやイモビライザなどの始動制御の信号処理に使われるプロセッサである。
以上の点火システムでは、スイッチ400が投入されてエンジン制御ユニット600およびイグニッションコイル200にバッテリ500のバッテリ電圧VBが供給されている状態にあるとする。ここで、IGBT駆動回路601からたとえば5ボルト(V)の入力電圧Vinがイグナイタ100の入力端子INに入力されると、その入力電圧Vinは、ゲート抵抗102を介してIGBT101のゲートに印加される。これにより、IGBT101がターンオンし、イグニッションコイル200の一次コイルL1を通電する。その後、所定のタイミングで入力電圧Vinが0Vになると、IGBT101がターンオフし、イグニッションコイル200の一次コイルL1を遮断する。これにより、イグニッションコイル200の二次コイルL2に高電圧が発生し、その高電圧がスパークプラグ300に供給され、プラグギャップに火花放電を生じさせて燃焼室の混合気を点火する。以降は、IGBT101のターンオンおよびターンオフを繰り返すことで、火花放電を間欠的に発生させる。
制御回路103は、入力電圧Vinを電源電圧として動作し、IGBT101に流れる電流をモニタしてIGBT101に流れる電流が所定の電流値を超えて流れることがないようにしている。IGBT101に流れる電流を検出するためには、一般に、IGBT101をメインIGBTとセンスIGBTとを組み合わせて構成したものが用いられている(たとえば、特許文献1参照)。センスIGBTは、メインIGBTと同一構造を有するが、メインIGBTよりも小さなサイズを有し、ゲートおよびコレクタがメインIGBTのゲートおよびコレクタにともに接続されている。これにより、メインIGBTに電流が流れると、センスIGBTには、メインIGBTに流れた電流に略比例した電流が分流されるので、センスIGBTを流れる電流をモニタすることによってメインIGBTに流れる電流を間接的に検出することができる。制御回路103は、メインIGBTに流れる電流が所定の値を超えたことを検出すると、IGBT101に印加されるゲート電圧を低下させてメインIGBTに流れる電流を制限し、IGBT101を破壊から保護する。
特開2016−017512号公報
しかしながら、従来の点火システムでは、IGBTがターンオンしている最中にバッテリ電圧VBを供給しているスイッチが不意に遮断するようなことがあると、スイッチの下流側にあるイグナイタ以外の回路が破壊される可能性がある。すなわち、IGBTがターンオンしているときにスイッチが突然遮断すると、誘導性負荷であるイグニッションコイルは、逆起電力を発生し、一次コイルは、電源ラインに対してイグナイタ側の端子がプラスとなる高電圧が発生する。そのとき、一次コイルからイグナイタのターンオンしているIGBTを介してグランドラインに電流が流れるが、その電流の一部は、還流電流となってグランドラインからイグナイタの静電気放電保護用のダイオードを介してエンジン制御ユニットのIGBT駆動回路に流れ込むことになる。また、グランドラインに流れた残りの還流電流は、エンジン制御ユニットのICのグランド端子に流れ込んでしまう。つまり、エンジン制御ユニットは、スイッチが遮断するタイミングによって電源ラインおよびグランドラインに逆極性の高電圧が印加されることになるので、瞬間的に破壊に至る可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、イグナイタが導通しているときにスイッチが予期せずに遮断されてバッテリ電圧が喪失されたとしてもスイッチ配下の他の回路が破損しないようにした半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明では、上記の課題を解決するために、1つの案では、半導体集積回路が提供される。この半導体集積回路は、誘導性負荷を駆動する半導体パワースイッチ素子と、誘導性負荷の負荷電流を検出する負荷電流検出回路と、半導体パワースイッチ素子をターンオン制御しているときに負荷電流検出回路が負荷電流の低下を検出すると論理信号を出力する論理回路と、論理信号を受けると半導体パワースイッチ素子のゲート電圧をプルダウンするゲート電圧プルダウン回路と、論理信号を受けると半導体パワースイッチ素子のゲートと誘導性負荷が接続された高電位端子との間に設置されているクランプダイオードの耐圧を低い耐圧に切り替えるクランプ耐圧低減回路とを備えている。
この半導体集積回路によれば、電源ラインの遮断を負荷電流検出回路で検出したときにゲート電圧プルダウン回路が半導体パワースイッチ素子のゲート電圧をプルダウンするとともにクランプ耐圧低減回路がクランプダイオードの耐圧を低く設定する。これにより、電源ラインの遮断を検出したタイミングで、半導体パワースイッチ素子をターンオフするが、そのターンオフによって生じる高電位端子の電圧をクランプダイオードの低い耐圧にクランプして、半導体パワースイッチ素子を保護している。
上記構成の半導体集積回路は、半導体パワースイッチ素子がターンオンしているときに電源ラインの遮断が発生しても、負荷電流がなくなれば、半導体パワースイッチ素子の高電位端子の電圧もなくなるので、還流電流が発生することがないという利点がある。
本発明の実施の形態に係るイグナイタの構成例を示す回路図である。 イグナイタの動作を示すタイムチャートである。 一般的な点火システムの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、半導体集積回路を車両用内燃機関の点火システムのイグナイタに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。なお、図示の例では、イグナイタの電圧制御型半導体パワースイッチ素子にIGBTを用いた場合について説明するが、パワーMOSFETを用いることもできる。
図1は本発明の実施の形態に係るイグナイタの構成例を示す回路図、図2はイグナイタの動作を示すタイムチャートである。
イグナイタ10は、電圧制御型半導体パワースイッチ素子を構成するメインIGBT11およびこのメインIGBT11に流れる負荷電流であるコレクタ電流Icを間接的に検出するセンスIGBT12を有している。メインIGBT11およびセンスIGBT12のコレクタは、出力端子OUTに接続され、メインIGBT11およびセンスIGBT12のゲートは、ゲート抵抗Rgの一方の端子に接続され、ゲート抵抗Rgの他方の端子は、入力端子INに接続されている。これにより、入力端子INに入力電圧Vinが入力されたとき、メインIGBT11およびセンスIGBT12のゲートには、ゲート電圧Vgateが供給される。
メインIGBT11のエミッタは、グランド端子GNDに接続され、センスIGBT12のエミッタは、電流検出抵抗Rsnsの一方の端子に接続され、電流検出抵抗Rsnsの他方の端子は、グランド端子GNDに接続されている。これにより、センスIGBT12に流れた電流が電流検出抵抗Rsnsによってセンス電圧Vsnsに変換されて検出信号となる。この検出信号は、コレクタ電流Icを制限したり、バッテリ側のスイッチが予期せずに遮断されてバッテリ電圧が喪失されたことを検出したりするのに使用される。
センスIGBT12のエミッタと電流検出抵抗Rsnsとの接続点は、コレクタ電流制限回路13の入力端子に接続されるとともに、ヒステリシス比較器CMPの非反転入力端子に接続され、電流検出抵抗Rsnsによって変換されたセンス電圧Vsnsを供給する。ヒステリシス比較器CMPの反転入力端子は、基準電圧源14の正極端子に接続され、基準電圧源14の負極端子は、グランド端子GNDに接続されている。なお、基準電圧源14は、ヒステリシス比較器CMPの基準電圧として電流通電検出レベルVs1および電流低下検出レベルVs2(Vs1>Vs2)を出力する。ヒステリシス比較器CMPの出力端子は、論理回路15の一方の入力端子に接続され、比較結果の電圧Vcmpを供給する。電流検出抵抗Rsnsによる検出信号が基準電圧を下回っていると、ヒステリシス比較器CMPから出力される電圧Vcmpは、低電流検出信号として論理回路15の一方の入力端子に供給される。
入力端子INは、入力認識回路16の入力端子に接続され、入力認識回路16の出力端子は、論理回路15の他方の入力端子に接続され、入力電圧Vinが入力されていることを示す入力認識電圧Vin1を供給する。論理回路15の出力端子は、半導体スイッチM1,M2のゲートに接続され、論理信号とする論理出力電圧Vlogicを供給する。半導体スイッチM1,M2は、NチャネルMOSFETである。半導体スイッチM1のドレインは、メインIGBT11およびセンスIGBT12のゲートに接続され、半導体スイッチM1のソースは、グランド端子GNDに接続されている。半導体スイッチM1は、オンしたときにゲート電圧Vgateをグランドレベルに引き下げるので、ゲート電圧プルダウン回路を構成している。
メインIGBT11およびセンスIGBT12のコレクタは、クランプダイオードD1aのカソードに接続され、クランプダイオードD1aのアノードは、クランプダイオードD1bのカソードに接続されている。クランプダイオードD1bのアノードは、メインIGBT11およびセンスIGBT12のゲートに接続されている。
クランプダイオードD1aのアノードとクランプダイオードD1bのカソードとの接続点は、半導体スイッチM2のドレインに接続され、半導体スイッチM2のソースは、クランプダイオードD1bのアノードに接続されている。これにより、半導体スイッチM2がオフのときは、メインIGBT11およびセンスIGBT12のコレクタ・ゲート間電圧がクランプダイオードD1a,D1bの合計の降伏電圧(耐圧)によってクランプされる。半導体スイッチM2がオンのときにはクランプダイオードD1bの両端子が短絡されるので、メインIGBT11およびセンスIGBT12のコレクタ・ゲート間電圧は、クランプダイオードD1aの耐圧にクランプされる。なお、クランプダイオードD1a,D1bは、それぞれ高耐圧にするために、複数個のツェナーダイオードを直列に接続して構成されている。たとえば、クランプダイオードD1a,D1bの合計の耐圧は、400V〜500V程度である。また、クランプダイオードD1a,D1bの耐圧は、図3に代表されるシステムとして考慮されるものであり、適宜設定される。ただし、クランプダイオードD1bの耐圧は、半導体スイッチM2の耐圧以下であることが好ましい。さらに、クランプダイオードD1bの耐圧は、50V以下であることが好ましい。
コレクタ電流制限回路13は、センス電圧Vsnsを入力し、センス電圧Vsnsが所定の閾値を超えると、すなわち、コレクタ電流Icが所定値を超えると、ゲート電圧Vgateを低減するよう制御してそれ以上流れないようコレクタ電流Icを制限する。
このイグナイタ10では、電流検出抵抗Rsns、コレクタ電流制限回路13、ヒステリシス比較器CMP、基準電圧源14、論理回路15および半導体スイッチM1,M2が図3に示したイグナイタ100の制御回路103に相当する制御回路17を構成している。また、このイグナイタ10は、メインIGBT11、センスIGBT12、ゲート抵抗Rg、クランプダイオードD1a,D1b、入力認識回路16および制御回路17を同一の半導体チップに形成したワンチップイグナイタである。
ここで、イグナイタ10のセンスIGBT12、電流検出抵抗Rsns、ヒステリシス比較器CMPおよび基準電圧源14は、負荷電流検出回路を構成する。この負荷電流検出回路では、メインIGBT11がターンオンして流れている負荷電流を分流したセンスIGBT12の電流が低下、つまり、電流検出抵抗Rsnsによるセンス電圧Vsnsが低下したことを検出して、電源ラインのバッテリ電圧が喪失したとする。
半導体スイッチM1は、論理回路15が入力認識電圧Vin1および低電流検出信号を受けて論理出力電圧Vlogicの論理信号を出力したときオンされる。これにより、メインIGBT11のゲート電圧Vgateがプルダウンされ、メインIGBT11は、急速にターンオフされる。
半導体スイッチM2は、論理出力電圧Vlogicの論理信号を受けるとオンされ、クランプダイオードD1bの両端子を短絡してクランプ耐圧を低下させる。これにより、メインIGBT11が急速にターンオフすることで上昇するコレクタ電圧VcをクランプダイオードD1aでクランプして、クランプダイオードD1aの耐圧よりも高圧にならないようにする。このとき、クランプダイオードD1aを流れる電流がメインIGBT11のゲート容量を充電するので、メインIGBT11のゲート電圧Vgateの低下が遅くなり、メインIGBT11は、緩やかにコレクタ電流Icを遮断するようになる。
次に、このイグナイタ10を図3に示した点火システムに適用したときの動作について図2を参照しながら説明する。図2では、上から、電源ラインのスイッチ、入力認識電圧Vin1、センス電圧Vsns、ヒステリシス比較器CMPが出力する電圧Vcmp、論理出力電圧Vlogic、ゲート電圧Vgate、メインIGBT11のコレクタ電流Icおよびコレクタ電圧Vcを示している。
まず、イグナイタ10は、スイッチがオンの状態で使用されている。ここで、入力電圧VinがメインIGBT11をターンオフするロー(L)レベルにあるとき、入力認識電圧Vin1およびゲート電圧Vgateも、Lレベルである。このとき、コレクタ電流Icが0なので、センス電圧Vsnsおよびヒステリシス比較器CMPの電圧VcmpもLレベルである。また、メインIGBT11のコレクタ電圧Vcは、バッテリ電圧VBに等しい電圧になっている。
時刻t0にて、エンジン制御ユニットのIGBT駆動回路からイグナイタ10の入力端子INに入力電圧Vinが入力されると、入力認識電圧Vin1およびゲート電圧Vgateは、ハイ(H)レベルになる。これにより、メインIGBT11およびセンスIGBT12がターンオンするので、コレクタ電圧Vcは、急激に低下するのに対し、コレクタ電流Icは、イグナイタ10の負荷が誘導性のイグニッションコイルであるため、徐々に上昇する。
その後、コレクタ電流Icが徐々に上昇していき、センス電圧Vsnsが電流通電検出レベルVs1を超えると、ヒステリシス比較器CMPは、Hレベルの電圧Vcmpを出力する。
時刻t1にて、電源ラインのスイッチが何らかの理由によって遮断された場合、コレクタ電流Icが徐々に降下していき、それに伴い、センス電圧Vsnsも、徐々に降下していく。
時刻t2にて、センス電圧Vsnsが電流低下検出レベルVs2を下回ると、ヒステリシス比較器CMPは、Lレベルの電圧Vcmpを出力する。これにより、論理回路15は、電源ラインが遮断されたことによる電流低下であるとして、そのタイミングでHレベルの論理出力電圧Vlogicを出力する。
論理回路15からHレベルの論理出力電圧Vlogicが出力されると、半導体スイッチM1がオンするので、ゲート電圧Vgateが一瞬プルダウンされる。これにより、メインIGBT11は、ターンオフしてコレクタ電流Icが瞬時に低下し、コレクタ電圧Vcが一瞬跳ね上がる。このとき、同時に、半導体スイッチM2もオンしてクランプダイオードD1a,D1bの耐圧がクランプダイオードD1aだけの耐圧に切り替えられているので、コレクタ電圧Vcは、そのクランプダイオードD1aの耐圧にクランプされ、クランプダイオードD1aの電流が急増する。このクランプダイオードD1aの電流がメインIGBT11のゲートに供給されることで、ゲート電圧Vgateの低下が抑制されてコレクタ電流Icは、徐々に降下し、センス電圧Vsnsも、徐々に降下する。その後、コレクタ電流Icが完全に0になると、コレクタ電圧Vcも、0まで低下する。
時刻t3にて、入力端子INにLレベルの入力電圧Vinが入力されると、入力認識電圧Vin1およびゲート電圧Vgateは、Lレベルになり、論理回路15は、Lレベルの論理出力電圧Vlogicを出力する。
なお、図2に一点鎖線で示した曲線は、参考のために、従来のイグナイタによるゲート電圧Vgate、センス電圧Vsns、コレクタ電流Icおよびコレクタ電圧Vcの振る舞いを示している。つまり、電源ラインが遮断されると、センス電圧Vsns、コレクタ電流Icおよびコレクタ電圧Vcが徐々に低下し、コレクタ電流Icが0まで低下すると、コレクタ電圧Vcの極性が反転し、負の電圧が発生する。このとき、メインIGBT11は、ゲート電圧VgateがHレベルのままであってターンオン状態にあるので、イグニッションコイルおよびメインIGBT11は、電源ラインが負極、メインIGBT11のエミッタのグランドラインが正極になる。これにより、電源ラインおよびグランドラインには、逆極性の電圧が印加されることになるので、電源ラインおよびグランドラインに接続されているエンジン制御ユニットは、破壊される可能性がある。
10 イグナイタ
11 メインIGBT
12 センスIGBT
13 コレクタ電流制限回路
14 基準電圧源
15 論理回路
16 入力認識回路
17 制御回路
CMP ヒステリシス比較器
D1a,D1b クランプダイオード
GND グランド端子
IN 入力端子
M1,M2 半導体スイッチ
OUT 出力端子
Rg ゲート抵抗
Rsns 電流検出抵抗

Claims (8)

  1. 誘導性負荷を駆動する半導体パワースイッチ素子と、
    前記誘導性負荷の負荷電流を検出する負荷電流検出回路と、
    前記半導体パワースイッチ素子をターンオン制御しているときに前記負荷電流検出回路が前記負荷電流の低下を検出すると論理信号を出力する論理回路と、
    前記論理信号を受けると前記半導体パワースイッチ素子のゲート電圧をプルダウンするゲート電圧プルダウン回路と、
    前記論理信号を受けると前記半導体パワースイッチ素子のゲートと前記誘導性負荷が接続された高電位端子との間に設置されているクランプダイオードの耐圧を低い耐圧に切り替えるクランプ耐圧低減回路と、
    を備えている、半導体集積回路。
  2. 前記負荷電流検出回路、前記論理回路、前記ゲート電圧プルダウン回路および前記クランプ耐圧低減回路は、前記半導体パワースイッチ素子のゲートに印加されるターンオン制御電圧を電源として動作する、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記負荷電流検出回路は、前記負荷電流に比例した電流を分流する電流センス用スイッチ素子と、前記電流センス用スイッチ素子によって分流された電流を電圧に変換した検出信号を出力する電流検出抵抗と、前記検出信号を基準電圧と比較して前記検出信号が前記基準電圧より低いときに低電流検出信号を出力するヒステリシス比較とを有している、請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記論理回路は、前記半導体パワースイッチ素子をターンオン制御する入力信号を入力し、かつ、前記半導体パワースイッチ素子がターンオンすることで流れていた前記負荷電流が低下したことによる前記低電流検出信号を入力したとき、前記論理信号を出力する、請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記ゲート電圧プルダウン回路は、前記半導体パワースイッチ素子のゲートと前記半導体パワースイッチ素子の低電位端子とに接続されて前記論理信号を受けたときオンするプルダウン用スイッチ素子を有している、請求項1記載の半導体集積回路。
  6. 前記クランプ耐圧低減回路は、直列に接続して前記クランプダイオードを構成している複数のダイオードの一部に並列に接続されて前記論理信号を受けたときオンする短絡用スイッチ素子を有している、請求項1記載の半導体集積回路。
  7. 前記半導体パワースイッチ素子が駆動する前記誘導性負荷をイグニッションコイルとしたイグナイタである、請求項1記載の半導体集積回路。
  8. 前記半導体パワースイッチ素子、前記負荷電流検出回路、前記論理回路、前記ゲート電圧プルダウン回路および前記クランプ耐圧低減回路を同一の半導体チップに形成したワンチップイグナイタである、請求項1記載の半導体集積回路。
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