JP2751970B2 - アゾリジン及びその製法 - Google Patents
アゾリジン及びその製法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
利用できる新規なアゾリジン及びその製法に関するもの
である。
して有用であるアゾリジン誘導体としては、特開昭49
−93543号公報,特開昭52−36662号公報,
特開昭52−59153号公報,特開昭55−1137
02号公報,特開昭56−5468号公報,特開昭58
−59976号公報,特開昭60−72871号公報,
特開昭63−60976号公報等に、N−置換のオキサ
リジン誘導体が除草剤又は殺菌剤として有用であること
が記載されている。ところで、除草剤,殺菌剤を長年使
用し続けると、一般に薬剤耐性から除草効果,殺菌効果
が低下又は消失するという問題が見受けられる。そこ
で、アゾリジン誘導体の新規な種々の中間体を合成する
ことが、種々の新規で有用なアゾリジン誘導体を研究開
発することに大いに貢献することができるものと考えら
れる。従来、中間体であるアゾリジンの製法は、JAC
S(75巻,358頁,1953年)等に記載されてい
るが、本発明の新規なアゾリジン及びその製法について
は何らの記載もない。
間体とし利用できる新規なアゾリジン及びその製法を提
供することである。
題を解決するために鋭意研究した結果、新規なアゾリジ
ンを新規な方法で合成できることを見出し、本発明を完
成するに至った。即ち、第一の発明は、次式の化合物
A:
2はフェニル環がハロゲン原子,低級アルキル基もしく
は低級アルコキシ基で置換されていてもよいフェニルア
ルキル基又はフェノキシアルキル基を表し;R3及びR
4は低級アルキル基を表し;R5は水素原子を表し;Z
は酸素原子を表す。)で示されるアゾリジンに関するも
のである。
同義である。)で示される化合物と次式の化合物C:
と同義である。)で示される化合物とを反応させること
を特徴とする前記に記載のアゾリジンの製法に関するも
のである。
記の目的化合物である新規なアゾリジン(化合物A)、
その製造原料〔(化合物B)及び(化合物C)〕におい
て、R1,R2,R3,R4,R5及びZは以下に示す
通りである。
アルキル基もしくは低級アルコキシ基で置換されていて
もよいフェニルアルキル基又はフェノキシアルキル基が
よく;フェニルアルキル基のフェニル環に置換されてい
てもよいものとしては、ハロゲン原子の場合には臭素原
子,塩素原子が好ましく、低級アルキル基の場合にはメ
チル基が好ましく、低級アルコキシ基の場合にはメトキ
シ基が好ましい;フェノキシアルキル基のフェニル環に
置換されていてもよいものとしては、ハロゲン原子の場
合には塩素原子が好ましい;フェニルアルキル基のフェ
ニル環に置換されていてもよいアルキル基の炭素原子数
は1〜5個のものが好ましい;フェニルアルキル基のア
ルキル基の炭素原子数は1〜5個のものが好ましく、フ
ェノキシアルキル基の場合には炭素原子数は1〜5個の
ものがさらに好ましい;フェニル環における置換基の位
置が特に限定されることはないが、好ましくは4位であ
る。
が;好ましくはメチル基である。
合成は、次に示すような方法によって行うことができ
る。
に示すように、通常、原料の化合物Bと化合物Cとを脱
水触媒を含有する溶媒存在下で反応させることによって
行うことができる。
のであれば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエ
ン,キシレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグ
ロイン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼ
ン,塩化メチレン,クロロホルム,ジクロロメタン,ジ
クロルエタン,トリクロルエチレン,シクロヘキサンの
ような塩素化された又はされていない芳香族,脂肪族,
脂環式の炭化水素類;ジエチルエーテル,テトラヒドロ
フラン,ジオキサンなどのようなエーテル類;アセト
ン,メチルエチルケトンなどのようなケトン類;メタノ
ール,エタノール,エチレングリコールなどのようなア
ルコール類又はその含水物;N,N−ジメチルホルムア
ミド,N,N−ジメチルアセトアミドなどのようなアミ
ド類;トリエチルアミン,ピリジン,N,N−ジメチル
アニリンなどのような有機塩基;1,3−ジメチル−2
−イミダゾリジノン;ジメチルスルホキシド;前記溶媒
の混合物などを挙げることができる。
濃度が1〜90重量%の濃度範囲になるようにして使用
することができるが、好ましくは化合物Bの濃度が5〜
50重量%になるようにして使用するのがよい。
ホン酸,p−トルエンスルホン酸,硫酸などのようなス
ルホン酸類などを挙げることができる。そして、その脱
水触媒の使用量は、化合物Bに対して0.001〜0.
1倍モルで使用することができるが、好ましくは0.0
05〜0.05倍モルで使用するのがよい。
ら使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、沸点以
下の温度範囲内で加温することが好ましい。そして、通
常は、常圧下、20〜200℃で還流させて反応させる
のが好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によって
変化するが、通常0.3〜24時間で行うことができ
る。このような反応で発生した水は、反応中に連続的に
分離除去することが好ましい。
化合物Cが0.8〜1.5倍モルで使用することができ
るが、好ましくは1.0〜1.2倍モルで使用するのが
よい。
製造することができる。化合物Bとしては、例えば、表
1中に示した化合物番号1〜6に対応した各置換基の種
類からなる各化合物(化合物B1〜B6と称する。)を
挙げることができる〔例えば、化合物番号1に対応した
化合物Bを化合物B1と称す。そして、この化合物B1
とは化合物Bで示される式におけるR1がメチル基であ
り,R2が次式
ては、例えば、表1中に示した化合物番号1〜6に対応
した各置換基の種類からなる各化合物(化合物C1〜C
6と称する。)を挙げることができる〔例えば、化合物
番号1に対応した化合物Cを化合物C1と称す。そし
て、この化合物C1とは化合物Cで示される式における
R3及びR4がメチル基であり,R5が水素原子であ
り,Zが酸素原子であることを意味する。〕。
Aは、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処
理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィ
ーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
た化合物番号1〜6に対応した各置換基の種類からなる
各化合物(化合物A1〜A6と称する。)を挙げること
ができる〔例えば、化合物番号1に対応した化合物Aを
化合物A1と称す。そして、この化合物A1とは化合物
Aで示される式におけるR1がメチル基であり,R2が
次式
子であり,Zが酸素原子であることを意味する。〕。
えば、次のような反応工程によって製造される医農薬と
して有用なアゾリジン誘導体の中間体として有用なもの
である。
びZは前記の記載と同義である。)
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
フェニル)プロピル−4,4ジメチルオキサゾリジン
(化合物番号2)の合成
(39.3g、0.2モル),2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール(19.6g、0.22モル)及び
p−トルエンスルホン酸・1水和物(1.0g、0.0
05モル)を溶媒のトルエン(200ml)とともに水
分定量器を付して、16時間加熱還流した。反応終了
後、トルエンを留去し、目的化合物Aを164〜169
℃/8mmHgの留分として48g得た。
して有用なアゾリジン誘導体の中間体として有用なもの
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 次式: 【化1】 (式中、R1は低級アルキル基を表し;R2はフェニル
環が低級アルキル基,ハロゲン原子もしくは低級アルコ
キシ基で置換されていてもよいフェニルアルキル基又は
フェノキシアルキル基を表し;R3及びR4は低級アル
キル基を表し;R5は水素原子を表し;Zは酸素原子を
表す。)で示されるアゾリジン。 - 【請求項2】 次式: 【化2】 (式中、R1,R2及びZは請求項1の記載と同義であ
る。)で示される化合物と次式: 【化3】 (式中、R3,R4及びR5は請求項1の記載と同義で
ある。)で示される化合物とを反応させることを特徴と
する請求項1に記載のアゾリジンの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3100553A JP2751970B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | アゾリジン及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3100553A JP2751970B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | アゾリジン及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04253969A JPH04253969A (ja) | 1992-09-09 |
JP2751970B2 true JP2751970B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=14277135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3100553A Expired - Lifetime JP2751970B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | アゾリジン及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751970B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-05 JP JP3100553A patent/JP2751970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04253969A (ja) | 1992-09-09 |
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