JP2751633B2 - 多値変復調通信方法及びそのシステム - Google Patents
多値変復調通信方法及びそのシステムInfo
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Description
通信方法及びそのシステムに関する。
は、1列の2値データ列をn列に直列並列変換し、1つ
のタイムスロットのnビットからなるデータ、言いかえ
れば2n個の状態を取り得る1つの情報を2n個の信号点を
配置した1つの位相面の情報として伝送する。この場
合、変調周波数は2値変調の場合の1/nとなり、伝送に
要する搬送波帯の周波数幅も2値変調の場合の1/nとな
るので、周波数の有効利用が計れる。
ステムは、時系列として連続する各位相面の情報を独立
に扱っているので、nを自然数として、2n個の状態を取
り得る1つの多値情報を1つの位相面で扱うことに限定
しており、全体としての伝送容量をT(bps)としたと
きの変調周波数はT/n(Hz)と離散的な値となり、変調
周波数の選択の自由度が小さく、周波数有効利用の観点
で欠点を有していた。
た変調周波数を実現できる多値変復調通信方法及びその
システムを提供することにある。
しいかまたは2より大きい整数とし、Pを1に等しいか
または1より大きく、かつ、N未満の整数とし、入力の
単一または複数の2値データ列をM×N+P列に変換
し、N個の値A1,A2,…ANをそれぞれ2M+P/Nにほぼ等し
くA1からANまでの積が2MN+P以上である整数として、前
記M×N+P列の2値データ列をそれぞれ値A1〜ANに対
応するM+1列のN組の2値データ列の組合せで表現す
る様に変換し、これらN組のそれぞれM+1列の2値デ
ータ列を1組のM+1列の2値データ列に変換し、この
1組のM+1列の2値データ列を入力としそれぞれの時
刻で値A1〜ANに対応する個数の信号点を位相面上に配置
して多値変調する。
に等しいかまたは2より大きい整数とし、Pを1に等し
いかまたは1より大きく、かつ、N未満の整数とし、入
力の単一または複数の2値データ列をM×N+P列に変
換し、N個の値A1,A2,…ANをそれぞれ2M+P/Nにほぼ等
しくA1からANまでの積が2MN+P以上である整数として、
前記M×N+P列の2値データ列をそれぞれ値A1〜ANに
対応するM+1列のN組の2値データ列の組合せで表現
する様に変換し、これらN組のそれぞれM+1列の2値
データ列を1組のM+1列の2値データ列に変換するデ
ータ変換回路と、このデータ変換回路が出力した前記1
組のM+1列の2値データ列を入力としそれぞれの時刻
で値A1〜ANに対応する個数の信号点を位相面上に配置す
る多値変調回路とを備えている。
実施例は、送信信号100を伝送容量T(bps),変調周波
数T/(9/2)(Hz)で伝送する場合であり、分数9/2の分
母2、分子9に対応してNを2、M×N+Pを9とす
る。PをN未満の整数である1とし、Mは結果的に4と
なる。N個=2個の値A1,A2を、それぞれ2M+P/N=22.6
……にほぼ等しく積A1×A2が2MN+P=512以上になるよう
に、それぞれ24に選ぶ。
=9列の送信データ列1に変換する。データ変換回路11
は送信データ列1をN組=2組のそれぞれ(A1=A2=)
24値に対応するM+1列=5列の送信並列データ列2A,2
Bに変換する。並直列変換回路12は送信並列データ列2A,
2Bを1組の5列の送信直列データ列3に変換する。多値
変調回路13は24値に対応する5列の送信直列データ列3
により24値多値直交変調を行い変調信号4を出力する。
多値復調回路23は変調信号4を入力とし、5列の送信直
列データ列3に対応する5列の受信復調データ列5を出
力する。直並列変換回路22は5列の受信復調データ列5
を直並列変換して、各々5列の送信並列データ列2A,2B
に対応する各々5列の受信並列データ列6A,6Bを出力す
る。データ逆変換回路21は受信並列データ列6A,6Bを入
力とし、データ変換回路11が行うデータ変換の逆変換を
行い、9列の送信データ列1に対応する9列の受信デー
タ列7を出力する。データ列数逆変換回路20は受信デー
タ列7から送信信号100に対応する受信信号101を再生す
る。
ムチャートである。
のタイムスロットは9ビットのデータ、言いかえれば29
=512種類の情報の内の1つを表している。データ変換
回路11は送信データ列1の1つのタイムスロットのデー
タを2組の送信並列データ列2A,2Bの1つのタイムスロ
ットのデータに変換する。送信並列データ列2A,2Bはそ
れぞれ24値に対応した5列の2値信号の時系列である。
5列の2値信号の時系列の1つのタイムスロットはそれ
ぞれ2進数(00000)から(11111)までに対応する最大
25=32種類のデータを表現できるが、送信並列データ列
2A,2Bはそれぞれ2進数(00000)から(10111)まで
(進数(10111)は10進数表示では23である)に対応す
る24種類のデータしかとらない。例えば、送信並列デー
タ列2Aの24種類のデータの内の21種類のデータと送信並
列データ列2Bの24種類のデータとを組合せ、更に送信並
列データ列2Aの残りの3種類のデータの内の1種類のデ
ータと送信並列データ列2Bの24種類のデータ内の8種類
のデータとを組合せれば、合計で21×24+8=512とな
るので、送信データ列1の1つのタイムスロットのデー
タを送信並列データ列2A,2Bの1つのタイムスロットの
データに変換できる。このデータ変換例では、送信並列
データ列2Aは22種類のデータしかとらないから、A1=22
と考えることもできる。この変換を行うデータ変換回路
11は、送信データ列1を9ビットの読出し信号とし、送
信並列データ列2A,2Bとしてそれぞれ5ビットのデータ
を出力するROMで実現できる。
トレートが2倍の送信直列データ列3に変換する。この
変換で、送信並列データ列2A,2Bの各ビットは送信直列
データ列3の対応する列に、送信並列データ列2Aのビッ
トが送信直列データ列3の対応する2タイムスロットの
内前の方(第2図に図示したタイムスロットA)に位置
し、送信並列データ列2Bのビットが送信直列データ列3
に対応する2タイムスロットの内後の方(第2図に図示
したタイムスロットB)に位置するように挿入される。
種類のデータの内のいずれかであるから、多値変調回路
13は、送信直列データ列3の各タイムスロットのデータ
を位相面上に配置した24個の信号点のいずれかに対応さ
せる様に多値直交変調を行う。24個の信号点は、6行×
6列の正方格子の合計36個の格子点から4隅のそれぞれ
3個の格子点を除いた。8角形状をなす24個の格子点に
配置すればよい。
P=9列のデータ列1の1つのタイムスロットの9ビッ
トのデータを、タイムスロットA,Bに対応する、時系列
として連続したN=2つの位相面の組合せの情報として
伝送する。伝送容量をT(bps)とすれば、データ列1
のクロックはT/(M×N+P)=T/9(Hz)、送信直列
データ列3のクロックはそのN=2倍のT/((M×N+
P)/N)=T/(9/2)(Hz)であるから、変調信号4の
変調周波数はT/((M×N+P)/N)=T/(9/2)(H
z)となる。2つの位相面で9ビットのデータを伝送す
るので、1つの位相面では約4.5ビットのデータを伝送
していることになり、従来例としての16QAMと32QAMとの
中間の変復調方式を提供できる。
合にも、本発明を適用して同様の効果を得ることができ
る。
まずM×N+P=10列の送信データ列に変換し、この10
列の送信データ列をN=3組のそれぞれM+1=4列の
送信並列データ列に変換する。2M+P/N=23+1/3=10.07
…,2MN+P=23×3+1=1024であり、12×12×12>1024で
あるから、A1=A2=A3=12として、3組の各4列の送信
並列データ列をそれぞれ12値に対応するデータ列とする
ことにより、10列の送信データ列の1つのタイムスロッ
トのデータを3組の各4列の送信並列データ列の1つの
タイムスロットのデータに変換できる。これら3組の各
4列の送信並列データ列を1組の4列の送信直列データ
列に変換する。この変換により、送信直列データ列のビ
ットレートは送信並列データ列のビットレートの3倍に
なる。送信データ列の1つのタイムスロットの10ビット
のデータは送信直列データ列の対応する3つのタイムス
ロットの各4ビットのデータとして表現される。送信直
列データ列により12値多値直交変調を行って、変調信号
を送信する。送信データ列の1つのタイムスロットの10
ビットのデータは、このタイムスロットに対応する変調
信号の時系列として連続する3つの位相面の情報の組合
せとして伝送され、伝送容量をT(bps)とすれば、変
調周波数はT/((M×N+P)/N)=T/(10/3)(Hz)
となる。
容量T(bps)に対して変調周波数をT/(5/2)にでき
る。M×N+P=3×2+1とすれば、伝送容量T(bp
s)に対して変調周波数はT/(7/2)になる。M×N+P
=2×3+1とすれば、伝送容量T(bps)に対して変
調周波数はT/(7/3)となる。M×N+P=2×3+2
とすれば、伝送容量T(bps)に対して変調周波数はT/
(8/3)になる。
の整数として、複数Nの位相面の組合せとしてM×N+
Pビットの情報を伝送することにより、全体の伝送容量
Tを自然数でない値(M×N+P)/N、たとえば5/2,7/
2,7/3,8/3,9/2等で割った値として変調周波数を実現で
き、変調周波数の選択の自由度を増加できるので、余剰
帯域を利用することにより周波数の有効利用を実現でき
る効果がある。
第1図に示す実施例における各信号のタイムチャートで
ある。 10…データ列数変換回路、11…データ変換回路、12…並
直列変換回路、13…多値変調回路、20…データ列数逆変
換回路、21…データ逆変換回路、22…直並列変換回路、
23…多値復調回路。
Claims (2)
- 【請求項1】MおよびNを2に等しいかまたは2より大
きい整数とし、Pを1に等しいかまたは1より大きく、
かつ、N未満の整数とし、入力の単一または複数の2値
データ列をM×N+P列に変換し、N個の値A1,A2,…
ANをそれぞれ2M+P/Nにほぼ等しくA1からANまでの積が2
MN+P以上である整数として、前記M×N+P列の2値デ
ータ列をそれぞれ値A1〜ANに対応するM+1列のN組の
2値データ列の組合せで表現する様に変換し、これらN
組のそれぞれM+1列の2値データ列を1組のM+1列
の2値データ列に変換し、この1組のM+1列の2値デ
ータ列を入力としそれぞれの時刻で値A1〜ANに対応する
個数の信号点を位相面上に配置して多値変調することを
特徴とする多値変復調通信方法。 - 【請求項2】MおよびNを2に等しいかまたは2より大
きい整数とし、Pを1に等しいかまたは1より大きく、
かつ、N未満の整数とし、入力の単一または複数の2値
データ列をM×N+P列に変換し、N個の値A1,A2,…
ANをそれぞれ2M+P/Nにほぼ等しくA1からANまでの積が2
MN+P以上である整数として、前記M×N+P列の2値デ
ータ列をそれぞれ値A1〜ANに対応するM+1列のN組の
2値データ列の組合せで表現する様に変換し、これらN
組のそれぞれM+1列の2値データ列を1組のM+1列
の2値データ列に変換するデータ変換回路と、このデー
タ変換回路が出力した前記1組のM+1列の2値データ
列を入力としそれぞれの時刻で値A1〜ANに対応する個数
の信号点を位相面上に配置する多値変調回路とを備えた
ことを特徴とする多値変復調通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2327956A JP2751633B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 多値変復調通信方法及びそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2327956A JP2751633B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 多値変復調通信方法及びそのシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04196945A JPH04196945A (ja) | 1992-07-16 |
JP2751633B2 true JP2751633B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=18204896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2327956A Expired - Lifetime JP2751633B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 多値変復調通信方法及びそのシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751633B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3843891B2 (ja) | 2001-08-16 | 2006-11-08 | 日本電気株式会社 | 多値変調装置と多値復調装置と多値変復調通信システムおよびその変復調プログラムならびに変復調方法 |
JP3582650B2 (ja) | 2001-08-16 | 2004-10-27 | 日本電気株式会社 | 位相変調装置とその位相変調方法、及び位相変調プログラム |
JP3596678B2 (ja) | 2001-11-06 | 2004-12-02 | 日本電気株式会社 | 通信システム及び通信方法 |
US7167110B2 (en) | 2002-01-08 | 2007-01-23 | Nec Corporation | Multi-level communication system and method with error correction |
JP2003209493A (ja) | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Nec Corp | 符号分割多元接続通信方式及び方法 |
US7230994B2 (en) | 2002-04-04 | 2007-06-12 | Nec Corporation | Multi-level modulation apparatus, multi-level demodulation apparatus, multi-level modulation/demodulation communication system, program and modulation/demodulation method |
JP4360235B2 (ja) | 2004-03-12 | 2009-11-11 | 日本電気株式会社 | 多値変調方法とシステム |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2327956A patent/JP2751633B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04196945A (ja) | 1992-07-16 |
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