JP2751565B2 - トリクロロジフルオロエタンのフッ素化方法 - Google Patents
トリクロロジフルオロエタンのフッ素化方法Info
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トリクロロジフルオロエタンのフッ素化に
より、ジクロロトリフルオロエタン、クロロテトラフル
オロエタン又はペンタフルオロエタンを得る方法に関す
るものである。
より、ジクロロトリフルオロエタン、クロロテトラフル
オロエタン又はペンタフルオロエタンを得る方法に関す
るものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC-1
23)、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(H
CFC-124)、およびペンタフルオロエタン(HFC-125)
は、それぞれ、オゾン層を破壊する疑いのあるトリクロ
ロフルオロメタン(CFC-11)、ジクロロテトラフルオロ
エタン(CFC-114)、クロロペンタフルオロエタン(CFC
-115)の代替フロンとしての使用が検討されている。
23)、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(H
CFC-124)、およびペンタフルオロエタン(HFC-125)
は、それぞれ、オゾン層を破壊する疑いのあるトリクロ
ロフルオロメタン(CFC-11)、ジクロロテトラフルオロ
エタン(CFC-114)、クロロペンタフルオロエタン(CFC
-115)の代替フロンとしての使用が検討されている。
従来より、トリクロロジフルオロエタンの気相フッ素
化反応に酸化アルミニウム−酸化クロム−酸化マグネシ
ウム系触媒が有効であることが知られている。(例え
ば、特公昭60-6927号公報などを参照。)しかるに従来
の酸化アルミニウム−酸化クロム−酸化マグネシウム複
合酸化物系触媒では、パークロロフルオロエタン類やパ
ークロルエチレンの副生量が比較的多く、それぞれ5wt
%、6wt%の選択率で得られることが報告されている。
すなわち、おもにCrをフッ素化の活性種とする触媒を用
いた場合、必ずしも目的とする化合物が選択的に得られ
ない難点がある。
化反応に酸化アルミニウム−酸化クロム−酸化マグネシ
ウム系触媒が有効であることが知られている。(例え
ば、特公昭60-6927号公報などを参照。)しかるに従来
の酸化アルミニウム−酸化クロム−酸化マグネシウム複
合酸化物系触媒では、パークロロフルオロエタン類やパ
ークロルエチレンの副生量が比較的多く、それぞれ5wt
%、6wt%の選択率で得られることが報告されている。
すなわち、おもにCrをフッ素化の活性種とする触媒を用
いた場合、必ずしも目的とする化合物が選択的に得られ
ない難点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、酸化アルミニウム、ハロゲン化アルミニ
ウム系触媒について鋭意検討を重ねた結果、酸素の一部
をハロゲンに置換したγ−アルミナに、主成分としてMn
および鉄族元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、
副成分としてアルカリ土類元素から選ばれる少なくとも
1種の元素を担持させた触媒が、目的とする生成物を高
収率で得られることを見いだした。すなわちトリクロロ
ジフルオロエタンをフッ素化するにあたり、酸化アルミ
ニウム−酸化クロム−酸化マグネシウム系触媒では、パ
ークロロフルオロエタン類やパークロロエチレンが副生
しやすいのに比べ、酸素の一部をハロゲンに置換したγ
−アルミナに主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれ
る少なくとも1種の元素を、副成分としてアルカリ土類
元素から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させたフ
ッ素化触媒では、パークロロフルオロエタン類やパーク
ロロエチレンの副生が抑制され、モノヒドロクロロフル
オロエタン類の生成選択性が向上し、しかも高活性が維
持できることを見い出し本発明を提供するに至ったもの
である。以下、本発明の詳細について実施例とともに説
明する。
ウム系触媒について鋭意検討を重ねた結果、酸素の一部
をハロゲンに置換したγ−アルミナに、主成分としてMn
および鉄族元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、
副成分としてアルカリ土類元素から選ばれる少なくとも
1種の元素を担持させた触媒が、目的とする生成物を高
収率で得られることを見いだした。すなわちトリクロロ
ジフルオロエタンをフッ素化するにあたり、酸化アルミ
ニウム−酸化クロム−酸化マグネシウム系触媒では、パ
ークロロフルオロエタン類やパークロロエチレンが副生
しやすいのに比べ、酸素の一部をハロゲンに置換したγ
−アルミナに主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれ
る少なくとも1種の元素を、副成分としてアルカリ土類
元素から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させたフ
ッ素化触媒では、パークロロフルオロエタン類やパーク
ロロエチレンの副生が抑制され、モノヒドロクロロフル
オロエタン類の生成選択性が向上し、しかも高活性が維
持できることを見い出し本発明を提供するに至ったもの
である。以下、本発明の詳細について実施例とともに説
明する。
本発明においては酸素の一部をハロゲンに置換したγ
−アルミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ば
れる少なくとも1種の元素を、副成分としてアルカリ土
類元素から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させた
触媒を用いる。
−アルミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ば
れる少なくとも1種の元素を、副成分としてアルカリ土
類元素から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させた
触媒を用いる。
担体はγ−アルミナをフッ化水素やCFC-11、CFC-113
など、少なくともフッ素原子を1個含むハロゲン化メタ
ン、ハロゲン化エタン等に接触させてフッ素を導入させ
ることにより調製される。
など、少なくともフッ素原子を1個含むハロゲン化メタ
ン、ハロゲン化エタン等に接触させてフッ素を導入させ
ることにより調製される。
担持量は0.1〜20wt%、好ましくは1〜10wt%が適当
である。副成分はハロゲン化酸化物の再結晶化を抑制し
活性を維持させるために必要でありMg、Ca等のアルカリ
土類元素から選ばれる。主成分元素対副成分元素の重量
比は50〜99.9:0.1〜50好ましくは70〜99:1〜30が適当で
ある。
である。副成分はハロゲン化酸化物の再結晶化を抑制し
活性を維持させるために必要でありMg、Ca等のアルカリ
土類元素から選ばれる。主成分元素対副成分元素の重量
比は50〜99.9:0.1〜50好ましくは70〜99:1〜30が適当で
ある。
反応に供せられる原料のトリクロロジフルオロエタン
としては、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン
(HCFC-122)、1,2,2−トリクロロ−1,2−ジフルオロエ
タン(HCFC-122a)、および1,1,1−トリクロロ−2,2−
ジフルオロエタン(HCFC-122b)の異性体があげられ、
それぞれ単独、又はこれらの混合物いずれも使用し得
る。
としては、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン
(HCFC-122)、1,2,2−トリクロロ−1,2−ジフルオロエ
タン(HCFC-122a)、および1,1,1−トリクロロ−2,2−
ジフルオロエタン(HCFC-122b)の異性体があげられ、
それぞれ単独、又はこれらの混合物いずれも使用し得
る。
反応温度は気相中常圧もしくは加圧下で、150℃〜550
℃、特に好ましくは、250℃〜400℃の温度範囲で行なう
ことが適当である。反応温度が高すぎると触媒寿命が短
くなり、反応温度が低すぎるとトリクロロジフルオロエ
タンの反応率が低下する。
℃、特に好ましくは、250℃〜400℃の温度範囲で行なう
ことが適当である。反応温度が高すぎると触媒寿命が短
くなり、反応温度が低すぎるとトリクロロジフルオロエ
タンの反応率が低下する。
接触時間は、通常0.1〜300秒、特に好ましくは5〜60
秒である。フッ化水素とトリクロロジフルオロエタンの
割合は大幅に変動させ得る。しかしながら通常、化学量
論量から5倍当量までのフッ化水素を使用して塩素原子
を置換する。出発物質の全モル数に対して、化学量論量
よりかなり多い量、例えば10倍モルまたはそれ以上のフ
ッ化水素を使用し得る。
秒である。フッ化水素とトリクロロジフルオロエタンの
割合は大幅に変動させ得る。しかしながら通常、化学量
論量から5倍当量までのフッ化水素を使用して塩素原子
を置換する。出発物質の全モル数に対して、化学量論量
よりかなり多い量、例えば10倍モルまたはそれ以上のフ
ッ化水素を使用し得る。
また触媒活性維持のため酸素または塩素をトリクロロ
ジフルオロエタンに対して0.1〜10wt%共存させて反応
を行なうこともできる。
ジフルオロエタンに対して0.1〜10wt%共存させて反応
を行なうこともできる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を示す。
調製例1 市販のγ−アルミナ1000gを乾燥させて水分を除去し
た後、フッ化水素/窒素の混合ガス気流中、300〜450℃
でフッ素化した後、さらにトリクロロフルオロメタン/
フッ化水素混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素
化した。これを50gの塩化コバルト(CoCl2・6H2O)およ
び5gの塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O)を2リットル
の水に溶解した水溶液に浸漬後、乾燥・水分除去を行な
った。再度トリクロロフルオロメタン/フッ化水素混合
ガス気流中、250〜300℃で塩素化・フッ素化して活性化
した。
た後、フッ化水素/窒素の混合ガス気流中、300〜450℃
でフッ素化した後、さらにトリクロロフルオロメタン/
フッ化水素混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素
化した。これを50gの塩化コバルト(CoCl2・6H2O)およ
び5gの塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O)を2リットル
の水に溶解した水溶液に浸漬後、乾燥・水分除去を行な
った。再度トリクロロフルオロメタン/フッ化水素混合
ガス気流中、250〜300℃で塩素化・フッ素化して活性化
した。
調製例2 CoCl2・6H2Oのかわりに、50gのNiCl2・6H2Oを用いる
他は、調製例1と同様にして触媒を調製、および活性化
した。
他は、調製例1と同様にして触媒を調製、および活性化
した。
調製例3 MgCl2・6H2Oのかわりに、5gのCaCl2・2H2Oを用いる他
は、調製例2と同様にして触媒を調製、および活性化し
た。
は、調製例2と同様にして触媒を調製、および活性化し
た。
調製例4 MgCl2・6H2Oのかわりに、5gのSrCl2・6H2Oを用いる他
は、調製例1と同様にして触媒を調製、および活性化し
た。
は、調製例1と同様にして触媒を調製、および活性化し
た。
調製例5 MgCl2・6H2Oのかわりに、5gのBaCl2を用いる他は、調
製例2と同様にして触媒を調製、および活性化した。
製例2と同様にして触媒を調製、および活性化した。
比較調製例1 1100gの特級試薬Al(NO3)3・9H2O、125gのCr(NO3)3・9
H2O、および40gのMg(NO3)2・6H2Oを2.5リットルの水に
溶解し、これと28wt%の水酸化アンモニウムの水溶液20
00gを撹拌しながら、加熱した4リットルの水に添加し
て水酸化物の沈殿を得た。これを濾別し、純水による洗
浄、および乾燥を行なった後、450℃で5時間焼成して
酸化物の粉末を得た。これを打錠成型機を用いて直径5m
m、高さ5mmの円筒状に成型した。こうして得た触媒を反
応前にフッ化水素/窒素の混合ガス気流中、300〜450℃
でフッ素化した後、さらにトリクロロフルオロメタン/
フッ化水素混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素
化して、活性化した。
H2O、および40gのMg(NO3)2・6H2Oを2.5リットルの水に
溶解し、これと28wt%の水酸化アンモニウムの水溶液20
00gを撹拌しながら、加熱した4リットルの水に添加し
て水酸化物の沈殿を得た。これを濾別し、純水による洗
浄、および乾燥を行なった後、450℃で5時間焼成して
酸化物の粉末を得た。これを打錠成型機を用いて直径5m
m、高さ5mmの円筒状に成型した。こうして得た触媒を反
応前にフッ化水素/窒素の混合ガス気流中、300〜450℃
でフッ素化した後、さらにトリクロロフルオロメタン/
フッ化水素混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素
化して、活性化した。
比較調製例2 市販のγ−アルミナ1000gを乾燥させて水分を除去し
た後、CrCl3・6H2Oの50gを2リットルの水に溶解した水
溶液に含浸させた後、乾燥させて水分を除去した。トリ
クロロフルオロメタン/フッ化水素/窒素の混合ガス気
流中、250〜300℃で塩素化フッ素化して活性化した。
た後、CrCl3・6H2Oの50gを2リットルの水に溶解した水
溶液に含浸させた後、乾燥させて水分を除去した。トリ
クロロフルオロメタン/フッ化水素/窒素の混合ガス気
流中、250〜300℃で塩素化フッ素化して活性化した。
実施例1 内径2.54cm、長さ100cmのインコネル600U字型反応管
に調製例1のようにして調製した触媒を200ml充填し
た。ガス化させたトリクロロジフルオロエタン、酸素お
よびフッ酸を、それぞれ、110ml/分、2ml/分、220ml/分
で供給し、300℃に保持した。酸分を除去した後のガス
組成をガスクロを用いて分析した。反応結果を表1に示
す。
に調製例1のようにして調製した触媒を200ml充填し
た。ガス化させたトリクロロジフルオロエタン、酸素お
よびフッ酸を、それぞれ、110ml/分、2ml/分、220ml/分
で供給し、300℃に保持した。酸分を除去した後のガス
組成をガスクロを用いて分析した。反応結果を表1に示
す。
ここでR-110Sは、テトラフルオロジクロロエタン(CF
C-114、CFC-114a)、トリクロロトリフルオロエタン(C
FC-113、CFC-113a)、テトラクロロジフルオロエタン
(CFC-112、CFC-112a)、などのパーハロゲノエタン類
およびパークロロエチレンの総和をさす。HCFC-123m
は、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC
-123)、1,2−ジクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
(HCFC-123a)、および1,1−ジクロロ−1,2,2−トリフ
ルオロエタン(HCFC-123b)の異性体の総和をさす。ま
たHCFC-124mは、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロ
エタン(HCFC-124)、および1−クロロ−1,1,2,2−テ
トラフルオロエタン(HCFC-124a)の異性体の総和をさ
す。(以下同様) 実施例2 調製例2で調製した触媒を使用して、反応温度を360
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表2に示す 実施例3 調製例3で調製した触媒を使用して、反応温度を350
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表3に示す。
C-114、CFC-114a)、トリクロロトリフルオロエタン(C
FC-113、CFC-113a)、テトラクロロジフルオロエタン
(CFC-112、CFC-112a)、などのパーハロゲノエタン類
およびパークロロエチレンの総和をさす。HCFC-123m
は、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC
-123)、1,2−ジクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
(HCFC-123a)、および1,1−ジクロロ−1,2,2−トリフ
ルオロエタン(HCFC-123b)の異性体の総和をさす。ま
たHCFC-124mは、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロ
エタン(HCFC-124)、および1−クロロ−1,1,2,2−テ
トラフルオロエタン(HCFC-124a)の異性体の総和をさ
す。(以下同様) 実施例2 調製例2で調製した触媒を使用して、反応温度を360
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表2に示す 実施例3 調製例3で調製した触媒を使用して、反応温度を350
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表3に示す。
実施例4 調製例4で調製した触媒を使用して、反応温度を350
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表4に示す。
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表4に示す。
比較例1 比較調製例1で調製した触媒を使用して、反応温度を
280℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表5に示す。
280℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表5に示す。
比較例2 比較調製例2で調製した触媒を使用して、反応温度を
300℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表6に示す。
300℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表6に示す。
[発明の効果] 本発明は、実施例に示した如くトリクロロジフルオロ
エタンのフッ素化において、酸素の一部をハロゲンに置
換したγ−アルミナ酸化物に主成分としてMnおよび鉄族
元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、副成分とし
てアルカリ土類元素から選ばれる少なくとも1種の元素
を担持させた触媒を使用することにより、高収率で、1,
1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(R-123)、
1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(R-12
4)、又はペンタフルオロエタン(R-125)を得られると
いう効果を有する。
エタンのフッ素化において、酸素の一部をハロゲンに置
換したγ−アルミナ酸化物に主成分としてMnおよび鉄族
元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、副成分とし
てアルカリ土類元素から選ばれる少なくとも1種の元素
を担持させた触媒を使用することにより、高収率で、1,
1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(R-123)、
1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(R-12
4)、又はペンタフルオロエタン(R-125)を得られると
いう効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 17/20 C07C 17/20 19/12 19/12 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 昭63−295521(JP,A) 特開 昭55−12297(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】酸素の一部をハロゲンに置換したγ−アル
ミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる少
なくとも1種の元素を、副成分としてアルカリ土類元素
から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させたフッ素
化触媒の存在下、トリクロロジフルオロエタンとフッ化
水素とを反応せしめることにより、ジクロロトリフルオ
ロエタン、クロロテトラフルオロエタン又はペンタフル
オロエタンを得ることを特徴とするトリクロロジフルオ
ロエタンをフッ素化する方法。 - 【請求項2】主成分対副成分の重量比が50〜99.9:0.1〜
50である請求項1に記載のトリクロロジフルオロエタン
をフッ素化する方法。 - 【請求項3】担持量が0.1〜20wt%である触媒を用いる
請求項1または2に記載のトリクロロジフルオロエタン
をフッ素化する方法。 - 【請求項4】フッ素化反応を気相中常圧もしくは加圧下
で、150〜550℃の温度範囲で行なう請求項1、2または
3に記載のトリクロロジフルオロエタンをフッ素化する
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2133996A JP2751565B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | トリクロロジフルオロエタンのフッ素化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2133996A JP2751565B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | トリクロロジフルオロエタンのフッ素化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429943A JPH0429943A (ja) | 1992-01-31 |
JP2751565B2 true JP2751565B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15117950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2133996A Expired - Fee Related JP2751565B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | トリクロロジフルオロエタンのフッ素化方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751565B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP2133996A patent/JP2751565B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429943A (ja) | 1992-01-31 |
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