JP2749962B2 - クラッド材料の製造方法 - Google Patents
クラッド材料の製造方法Info
- Publication number
- JP2749962B2 JP2749962B2 JP2158135A JP15813590A JP2749962B2 JP 2749962 B2 JP2749962 B2 JP 2749962B2 JP 2158135 A JP2158135 A JP 2158135A JP 15813590 A JP15813590 A JP 15813590A JP 2749962 B2 JP2749962 B2 JP 2749962B2
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- JP
- Japan
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- clad material
- thickness
- contact material
- contact
- type clad
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- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気接点用クラッド材料、詳しくはスルーレ
イタイプのクラッド材料の製造方法に関するものであ
る。
イタイプのクラッド材料の製造方法に関するものであ
る。
（従来技術と課題） 従来スルーレイタイプのクラッド材料を作る方法の一
つとして第２図ａ、ｂ、ｃに示す如く、インレイタイプ
のクラッド材から台材部分を接点材料部分が露出するま
で全面切削除去し、しかる後仕上げ圧延して作る方法が
あった。
つとして第２図ａ、ｂ、ｃに示す如く、インレイタイプ
のクラッド材から台材部分を接点材料部分が露出するま
で全面切削除去し、しかる後仕上げ圧延して作る方法が
あった。
しかし、上記方法においては、バイトによる高速切削
後の左右及び前後板厚の精度が悪くそれ以後の圧延加工
においてもこの差は解消されず、従って最終薄板で使用
した場合、ばね特性がばらつき接触安定性に欠けるもの
であった。
後の左右及び前後板厚の精度が悪くそれ以後の圧延加工
においてもこの差は解消されず、従って最終薄板で使用
した場合、ばね特性がばらつき接触安定性に欠けるもの
であった。
また、インレイ材としての構造上板厚の1/2は切削除
去する為、母材歩留りが悪く生産性の悪いものであっ
た。
去する為、母材歩留りが悪く生産性の悪いものであっ
た。
（発明の目的） 本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、均一
な板厚で母材歩留りの良いスルーレイタイプのクラッド
材料の製造方法を提供するものである。
な板厚で母材歩留りの良いスルーレイタイプのクラッド
材料の製造方法を提供するものである。
（発明の構成） 上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、イン
レイタイプのクラッド材の接点材裏側の台材部分を、接
点材巾よりわずかに広く、テーパー状の角度を持った溝
切りバイトで接点材が露出するまで溝堀り加工し、その
後、溝跡がなくなるまで圧延して仕上げることを特徴と
するものである。
レイタイプのクラッド材の接点材裏側の台材部分を、接
点材巾よりわずかに広く、テーパー状の角度を持った溝
切りバイトで接点材が露出するまで溝堀り加工し、その
後、溝跡がなくなるまで圧延して仕上げることを特徴と
するものである。
（作用） 上記のように構成された本発明のスルーレイタイプの
クラッド材料の製造方法によれば、従来のバイト切削後
の板厚の左右、前後の精度の悪いということもなく、圧
延加工による均一な板厚精度となり、また接点材巾より
わずかに広くテーパー状に溝堀り加工するだけなので、
母材歩留りの良いものである。
クラッド材料の製造方法によれば、従来のバイト切削後
の板厚の左右、前後の精度の悪いということもなく、圧
延加工による均一な板厚精度となり、また接点材巾より
わずかに広くテーパー状に溝堀り加工するだけなので、
母材歩留りの良いものである。
ここで、テーパー状の角度については最終仕上げ圧延
時に溝跡がなくなるように拡開逆台形状とするものであ
りまた、溝堀り加工時の板厚は台材と接点材との厚さの
比および最終仕上げ板厚に応じて適宜設計するものであ
る。
時に溝跡がなくなるように拡開逆台形状とするものであ
りまた、溝堀り加工時の板厚は台材と接点材との厚さの
比および最終仕上げ板厚に応じて適宜設計するものであ
る。
（実施例） 以下に本発明のクラッド材料の効果を明瞭にする為、
実施例、従来例について述べる。
実施例、従来例について述べる。
まず実施例として、第１図ａに示す如く、MX 215（Cu
−Ni21％−Sn5％）から成る溝付き帯状台材１の溝部
に、Ag40％−Pd40％のCu20％から成るテープ状接点材２
を嵌合圧着した、巾30mm、接点材巾1.0mm、接点材厚0.6
mmのインレイタイプのクラッド材３、接点材巾よりわず
かに広く、テーパー状の角度を持った溝切りバイドで接
点材２が露出するまで溝堀り加工をして第１図ｂに示す
如く開口巾1.8mmの拡開逆台形の溝４を設け、しかるの
ち圧延加工にて、第１図ｃに示す如く総厚0.08mm、巾30
mmのスレーレイタイプのクラッド材料５を得た。
−Ni21％−Sn5％）から成る溝付き帯状台材１の溝部
に、Ag40％−Pd40％のCu20％から成るテープ状接点材２
を嵌合圧着した、巾30mm、接点材巾1.0mm、接点材厚0.6
mmのインレイタイプのクラッド材３、接点材巾よりわず
かに広く、テーパー状の角度を持った溝切りバイドで接
点材２が露出するまで溝堀り加工をして第１図ｂに示す
如く開口巾1.8mmの拡開逆台形の溝４を設け、しかるの
ち圧延加工にて、第１図ｃに示す如く総厚0.08mm、巾30
mmのスレーレイタイプのクラッド材料５を得た。
一方、従来例として第２図ａに示す如く実施例と同様
の材質、寸法、形状のインレイタイプのクラッド材３の
接点材２の裏側の台材１の部分を接点材２が露出するま
でバイトにて全面切削除去し、第２図ｂに示す如く総厚
0.6mm、巾30mmのスルーレイタイプのクラッド材６と
し、しかるのち圧延加工により実施例と同様の総厚0.08
mm、巾30mmのスルーレイタイプのクラッド材料を得た。
の材質、寸法、形状のインレイタイプのクラッド材３の
接点材２の裏側の台材１の部分を接点材２が露出するま
でバイトにて全面切削除去し、第２図ｂに示す如く総厚
0.6mm、巾30mmのスルーレイタイプのクラッド材６と
し、しかるのち圧延加工により実施例と同様の総厚0.08
mm、巾30mmのスルーレイタイプのクラッド材料を得た。
然して各々の母材歩留り及び板厚の精度について下記
のような結果を得た。
のような結果を得た。
以上の結果から明らかなように、従来例においては、
板厚のばらつきが最終仕上がりの0.08mmにおいて左右方
向0.004〜0.01mm、前後方向0.03〜0.1mmと大きくばらつ
いているのに対して本実施例においては、左右方向0.00
2〜0.005mm、前後方向0.002〜0.005mmとばらつきが少な
く均一である。また従来例の母材の歩留りは48％と悪い
のに対して、本実施例においては、96％と歩留りが極め
て良好であることが判る。
板厚のばらつきが最終仕上がりの0.08mmにおいて左右方
向0.004〜0.01mm、前後方向0.03〜0.1mmと大きくばらつ
いているのに対して本実施例においては、左右方向0.00
2〜0.005mm、前後方向0.002〜0.005mmとばらつきが少な
く均一である。また従来例の母材の歩留りは48％と悪い
のに対して、本実施例においては、96％と歩留りが極め
て良好であることが判る。
（発明の効果） 以上のように、本発明のクラッド材料の製造方法によ
れば、均一な板厚で、母材歩留りの良いスルーレイタイ
プのクラッド材料が得られ、従ってばね特性のばらつき
の少ない接触安定なクラッド材料が効率良く得られると
いう優れた効果を有するものである。
れば、均一な板厚で、母材歩留りの良いスルーレイタイ
プのクラッド材料が得られ、従ってばね特性のばらつき
の少ない接触安定なクラッド材料が効率良く得られると
いう優れた効果を有するものである。
第１図ａ、ｂ、ｃは本発明の一実施例を示す工程ごとの
斜視図、第２図ａ、ｂ、ｃは、従来のクラッド材料の製
造方法を示す斜視図である。
斜視図、第２図ａ、ｂ、ｃは、従来のクラッド材料の製
造方法を示す斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23K 20/00 - 20/04 H01H 11/04
Claims (1)
- 【請求項１】インレイタイプのクラッド材の接点材裏側
の台材部分を、接点材巾よりわずかに広く、テーパー状
の角度を持った溝切りバイトで接点材が露出するまで溝
堀り加工し、その後溝跡がなくなるまで圧延して仕上げ
ることを特徴とするクラッド材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2158135A JP2749962B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | クラッド材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2158135A JP2749962B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | クラッド材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452087A JPH0452087A (ja) | 1992-02-20 |
| JP2749962B2 true JP2749962B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=15665041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2158135A Expired - Lifetime JP2749962B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | クラッド材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2749962B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2158135A patent/JP2749962B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0452087A (ja) | 1992-02-20 |
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